まどか「ほむらちゃんが死んじゃうなんて・・・」(152)

それはなんてことのない、いつものやり取りでした


----夜 まどホーム・まどかの部屋のベランダ----

ほむら「今日はお義父様もお義母様も義弟も出かけている。つまり、まどかは家に一人きり」

ほむら「この絶好のチャンス、逃す手は無いわ!」

シュバッ

ほむら「まどか、今日こそパンツを頂きに来たわ!」

まどか「ほむらちゃん!?毎日毎日、もうやめてよ!」

ほむら「諦めない!何日繰り返そうとも、私は諦めないわ!」

ほむら「まどか、必ずあなたのパンツを奪ってみせる」

まどか「ワルプルギスを倒すのに使ってた情熱をそんなところに向けないで!」

ほむら「さぁ、パンツを頂戴!」

まどか「話を聞いて!」

まどか「とりあえず、ベランダの手すりの上は危ないから降りて?」

ほむら「このぐらい大丈夫よ。魔法少女ならこの程度の高さっ・・・!?」

ツルッ

ほむら「ほむっ!?」

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「あぁぁぁぁぁぁ・・・・・」

ヒュゥゥゥゥゥン

ドサッ パリン

まどか「えっ?」

その後は大変でした

パニックになったわたしは、マミさんに電話をしました

ですが、ほむらちゃんのソウルジェムは割れてしまい

二人が来てくれたときは既に手遅れでした


家でそんな事故があったと知れたら大変だと

わたしの事を気遣ってくれた杏子ちゃんがほむらちゃんの遺体を持って行きました


その後、ほむらちゃんはアパートの階段を踏み外して下まで落下

打ち所が悪くて死んでしまったということになったそうです

----次の日 見滝原中学校・朝のホームルーム----

和子「今日は・・・皆さんに悲しいお知らせがあります・・・」

ガヤガヤ マタシツレンシタノカ

和子「暁美ほむらさんが、昨日の夜・・・階段から落下して亡くなったそうです・・・」

ザワッ

仁美「そんな・・・」

さやか「ほむらが・・・?嘘でしょ・・・?」

まどか「・・・」

和子「ご家族の都合で、今日の夕方・・・から・・・」

和子「お通夜と・・・お葬式を同時に・・・」

和子「見滝原・・・メモリアで・・・うぅぅぅっ・・・」

ザワザワ

アケミサンガ? ドウシテ・・・

さやか「そん・・・・な・・・・ことって・・・・」

----夕方 見滝原メモリア・会場----

ほむら「・・・」

ほむ母「ほむらああああぁぁぁぁぁ・・・・」

ほむ母「どうしてこんなことに・・・」

ほむ父「来てくれてありがとうね・・・君達はほむらのお友達かな?」

まどか「はい・・・鹿目まどかです・・・」

マミ「巴・・・マミです・・・暁美さんは・・・学校の後輩で・・・」

マミ「でも、いつもお世話になってばかりで・・・暁美さん・・・ううっ・・・」

さやか「・・・」

杏子「・・・」

ほむ父「こんなに沢山お友達が来てくれて、ほむらは幸せだな・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・ほむらちゃん・・・」

まどか「こんなに綺麗な顔をしてるのに、死んじゃってるんだね・・・」

マミ「うぅっ・・・ぅぅぅ・・・」

杏子「馬鹿野郎・・・折角頑張ったのに、死んじまったら意味がないだろうが・・・」

さやか「・・・」

ほむら「・・・」

ほむら「・・・」

ほむら(ヤバい。なんだか大変なことになっているわ)

ほむら(ちょっとドッキリのつもりだったのに)

ほむら(うっかりそのままウトウトしてしまって、起きたらこんな状態)

ほむら(魔法でちょっと誤魔化して割れてるように見えるだけなのに、何故気付かれなかったのかしら・・・)

ほむら(とりあえずどうしましょう・・・)

ほむら(きっかけがないと起きづらいわね・・・)

さやか「・・・・う・・・」

ほむら(ん?)

ほむら(さやか!もしかして気付いてくれた!?)

ほむら(普段役に立たないどころか、私の邪魔ばかりする貴女でも今ばかりは頼りになるわ!)

さやか「う・・・」

さやか「わあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん」

さやか「ぼぶらあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

さやか「ごんなのっで、あんばりだよお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!」

ほむら(えええええええええええええええええええええ!?)

さやか「わあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん」

ほむら(ちょ!?)

ほむら(ドン引きするレベルで泣いてる!どういうこと!?)

ほむら(演技!?演技なの!?目を開けられないから判別が付かないわ!)

まどか「さやかちゃん・・・」

杏子「さやか・・・泣いてもほむらは帰ってこないんだぞ!」

さやか「でもっ!でもぉぉおおおおおお!」

さやか「わあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん」

ほむら(い・・・意外だわ・・・いつもはあんな態度なのに・・・)

----いつも----

ほむら「黙りなさい、この能無し青魚!」

さやか「ぁ?やんのかコラ?」

さやか「立派な洗濯板引っさげてどういうつもりだコラ?」

ほむら「ぁ?3枚におろされてーかコラ?」

----おわり----

ほむ父「こんなに悲しんでくれるなんてなぁ・・・」

まどか「さやかちゃんは、ほむらちゃんといつも楽しそうにしていたので・・・」

ほむら(あれが!?)

さやか「ばばしのまぼうがあでばぼぶらぼじだだだっだぼび」

ほむら(え?なんて?)

杏子「そんなことないさ。ジェムが割れちまったんだ。さやかの魔法でもどうしようもないことさ・・・」

杏子「そんなに自分を責めるなよ・・・」

さやか「べぼぉー!」

ほむら(なんで杏子はあれの意味が分かるのかしら・・・)

ほむら(とりあえず・・・起きるタイミングを完全に失ったわ)

マミ「・・・暁美さん」

ほむら(巴マミ!お願いだから気付いて!)

ほむら(そしたら『見つかっちゃった☆ドッキリでした!』でいけそうな気がするから!)

マミ「これ・・・暁美さんの好きだったやつよ。よかったら・・・あっちで食べてね・・・」ガサッ

ほむ父「おや?それは?」

マミ「私の焼いたケーキです・・・不謹慎かなとは思ったんですけど・・・」

マミ「いつも・・・食べてくれて・・・だからっ・・・うぅぅぅっ・・・」

ほむ父「そうか・・・きっと喜ぶよ。ありがとう」

マミ「はい・・・グスッ」

ほむら(いい匂い・・・そういえばお腹がすいてきたわ・・・)

マミ「暁美さん・・・これから毎日、あなたのことを想ってケーキを焼くわ」

マミ「離れてしまっても・・・私たちはあなたの事をずっとずっと忘れないわ・・・」

ほむら(重い・・・気持ちが重い・・・)

ほむら(そしてそんなにケーキを焼いて食べていたら、そのうち体も重く・・・)

まどか「マミさん・・・わたしも手伝います・・・」

まどか「ほむらちゃんの為に、ずっとずっと頑張りましょうね」

マミ「えぇ、一緒にやりましょう・・・」

ほむら(なんですって!?)

ほむら(まどかがケーキを作ってくれるなんて!これは思わぬ幸運!)

ほむら(ってそれどころじゃないわ!)

ほむら(どんどん『ドッキリでしたー!』と、しにくくなってきたわ・・・)

杏子「あの、ほむらの父さん・・・」

ほむ父「ん?なんだい?」

杏子「あたし、宗教が違うんだけどさ・・・ほむらの為に祈りを捧げてもいいかな?」

ほむ父「あぁ、勿論構わないよ。きっと喜んでくれるはずだよ」

杏子「うん・・・」

杏子「天にまします我らの父よ・・・」

ほむら(ヤバい!)

ほむら(やめてやめて!そんな本格的なことをされたら更に起き辛くなるから!)

ほむら(どうしよう・・・どうしたらいいの・・・)

杏子「・・・願わくば、あなたの下僕の魂を解き放ちたまえ」

ほむ父「ありがとうね、えぇっと・・・」

杏子「佐倉杏子です」

ほむ父「杏子ちゃん、ありがとうね」

杏子「はい・・・」

杏子「まさか、ほむらの為に祈る事になるなんて・・・」

杏子「チクショウ・・・なんで死んじまったんだよ・・・!」

杏子「くそっ!」

ほむら(生きてるって分かったら、逆に殺されてしまいそうだわ・・・)

杏子「・・・」

杏子「あっちに行ったら、あたしの家族も居るはずなんだ」

杏子「よかったら、あたしの代わりに謝っておいてほしいんだ」

杏子「あたしはきっと、地獄に・・・落ちるだろうからさ・・・」

ほむら(だから何でみんなして重い話をするのよ・・・)

マミ「佐倉さん、大丈夫よ。あなたもきっと死んだときは天国にいけるはずよ」

杏子「どうだか・・・」

マミ「暁美さん、色々頼んでしまって申し訳ないけれど」

マミ「私のお父さんとお母さんにも、今元気でやってますって・・・伝えて・・・」

マミ「ダメ・・・我慢していてもどんどん涙が出てきちゃって・・・」

さやか「ぼぶだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

まどか「・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら(まどか・・・)

まどか「これ、ほむらちゃんのために持ってきたの」ガサッ

まどか「棺に入れておくから、あっちに持って行ってね・・・」

ほむら(何かしら?)

ほむ父「その紙袋はなんだい?」

まどか「わたしのパンツが入ってるんです・・・」

ほむ父「え?」

ほむら(あばばばばばば!?)

ほむら(嬉しいけど!最高に嬉しいけど!)

ほむら(何故今このタイミングで!?)

ほむら(やめて!親バレはやめてぇぇぇぇ!)

まどか「ほむらちゃん、これを欲しがってて・・・毎日のように・・・狙って・・・」

まどか「逃げても一生懸命、走って追いかけてくるんですよ?」

ほむら(ひいぃぃぃ!お父さんお母さんごめんなさいぃぃぃ!)

ほむ父「そうか・・・あの大人しかったほむらが、そんなに元気になって・・・」

ほむら(そう捉えてくれると助かります!)

まどか「・・・」

まどか「わたしが・・・わたしのせいでほむらちゃんが・・・」

まどか「わたしがもっと早くパンツをあげていれば・・・こんな事にならなかったのに・・・」

ほむら(確かにドッキリはやらなかったけど・・・)

まどか「わたしが・・・わたしのせいで・・・」

ほむら(まどか、自分を責めないで!!)

まどか「ほむらちゃんのパパ、ママ、ごめんなさい。わたしのせいでほむらちゃんが・・・!」

ほむ父「まどかちゃん、何があったかは分からないけど。顔を上げてくれないかい?」

ほむ父「ほむらはきっとそんな風に思ってないはずだよ?」

ほむら(はい)

まどか「どうしても恥ずかしくて・・・」

まどか「本当は・・・本気で嫌がっていたわけじゃなかったのに・・・」

ほむら(いいことを聞いたわ)

まどか「お気に入りの奴を選んで持ってきたからね・・・ほむらちゃん・・・」

ほむら(いやっほーう!あのイチゴ柄のとか、純白のとかだわきっと!)

まどか「実はほむらちゃんにあげようと思って、通販で100枚ぐらい買ってあるの・・・」

まどか「毎日お供えするからね・・・」

ほむら(これはもしかして死んだほうが得なのかしら・・・?)

職員「すみません、ご家族の方々は少し宜しいでしょうか?」

ほむ父「はい・・・ほらおまえ、行くぞ?」

ほむ母「ほむらぁぁぁぁ!」

ほむ父「ごめんね、私たちはちょっと行かなくては・・・」

ほむ父「まだ始まるまで時間があるから、良かったらそれまで一緒に居てくれないかい?」

まどか「はい・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

マミ「・・・」

杏子「・・・」

さやか「べふっ・・・ぐしゅ・・・」

ほむら(さやかの顔がヤバい事になっている気がするわ)

まどか「わたしが・・・ほむらちゃんを殺したんだ・・・」

杏子「おいっ!?」

マミ「鹿目さん!?」

まどか「わたしが拒んだせいで、ほむらちゃんが無茶な事をしたから・・・」

まどか「ごめんね、ほむらちゃん・・・やっぱりわたしもそっちに行く事にするね・・・」

マミ「何を考えているの鹿目さん!やめなさい!」

杏子「そうだぞ!ほむらはそんな事、望んじゃいないはずだ!」

まどか「ほむらちゃんを殺しちゃったのに、自分だけ生きてなんていられないよ!」

ほむら(これはいけないわ。もう起きづらいとか言ってる場合じゃない!)

マミ「ダメよ!暁美さんの分まであなたは生きるのよ!」

まどか「そんなことできないよ・・・!」

ほむら(よしっ!起きるわ!)

ほむら(まどか、その必要は無いわ!)

ほむら(・・・あら?)

ほむら(変ね・・・)

ほむら(ドッキリでしたー!)

ほむら(・・・)

ほむら(起き上がれない・・・声も出ない・・・)

杏子「そんなこと考えるんじゃない!」

まどか「いやっ!離して!ほむらちゃーん!」

杏子「バカ!騒ぐな!」

マミ「人が来たら大騒ぎになるわ。こうなったら鹿目さんを外に連れ出すしか!」

ほむら(なんで!?どうして起き上がれないの?)

ほむら(このままじゃ、まどかが・・・!)

「どんな運命であろうと、君がそれを覆してしまえばいいじゃないか」

マミ「QB!?」

QB「まどか、君にはその力がある。違うかい?」

杏子「てめぇ!性懲りも無く現れやがって!」

ほむら(こんなときに・・・)

ほむら(毎回毎回絶妙なタイミングで出てくる・・・迂闊だったわ・・・)

ほむら(はっ!?まさか・・・)

QB『ワルプルギスを越えた今、こんなチャンスは滅多にないからね。活用させてもらっているよ』

ほむら『私に何をしたの!』

QB『君が寝ている間にソウルジェムに細工をして、肉体とのリンクを切っただけだよ』

QB『君が聞いていた音は、空気の振動をソウルジェムが受け取って変換していたって訳さ』

QB『まぁ、細工に時間が掛かるし衝撃にも弱い・・・』

QB『更に、細工完了まで触れ続けていないといけないから普段はこんな事は出来ないんだけどね』

QB『短時間なら肉体にもほとんど影響がないし、火葬される前には動かせるようにしてあげるよ』

ほむら『待ちなさい!』

QB『君は動けないし、まどかは心から契約を望んでいる』

QB『これを逃す手は無いと思わないかい?』

ほむら『くっ!』

QB『2階から庭に落ちたぐらいでソウルジェムが砕けるなんて変だと思ったからね』

QB『様子を見に行って正解だったよ』

QB『さぁ、分かったら君はそこで見ていてもらえるかな』

QB『勿論、僕以外にテレパシーを飛ばしても無駄だよ。しっかり対策してあるからね』

まどか「そっか・・・わたしが契約すればほむらちゃんは生き返るんだね」

QB「勿論さ。君の資質ならそのぐらい容易い話だよ」

マミ「ダメよ鹿目さん!それは暁美さんの気持ちを踏みにじる行為だわ!」

まどか「じゃあ・・・マミさんがほむらちゃんを生き返らせてくれるんですか?」

マミ「それは・・・」

杏子「まどか!いいかげんにしろよ!」

まどか「だって・・・だって・・・」

QB「さぁ、君の願いを聞かせてごらん?」

QB「君はどんな願いでソ 杏子「させるかっ!」

ドゴォ

QB「キュブシッ!?」

マミ「QBの頭が壁にめり込んでる・・・」

杏子「殺したって無駄だからな。このぐらいにしといてやるよ」

さやか「まどか・・・」

まどか「さやかちゃん・・・落ち着いたの?」

さやか「まぁ・・・あんたが取り乱してるのを見ちゃったらね」

さやか「まどか、契約はしちゃダメだよ」

まどか「だって・・・!」

さやか「ここでまどかが契約しちゃったら、ほむらの全てが・・・」

さやか「何度も何度もやり直してきたことが無駄になっちゃうんだよ?」

まどか「・・・」

さやか「そりゃ悲しいけどさ、しっかり受け止めて送り出してあげようよ」

まどか「・・・うん」

まどか「マミさんごめんなさい。さっきは酷いことを言っちゃって・・・」

マミ「いいのよ。鹿目さんの悲しみは良く分かるから・・・」

職員「すみません、そろそろ始まりますのでこちらへ」

マミ「はい。分かりました」

マミ「それじゃ行きましょうか」

職員「さてと、棺を運ばないと」

職員「あれ?この壁・・・なんでへこんでるんだろう?」

ほむら『インキュベーター!起きなさい!早く!』

QB「」プラーン

ほむら(まずいわ!このままでは火葬されてしまう・・・)

----式終了後----

----火葬場----

ほむら(滞りなく進んで、火葬場まで来てしまったわ・・・)

ほむら(そして体は動かないしテレパシーは飛ばないし、インキュベーターは来ない)

ほむら(さすがのソウルジェムも高温で焼かれたら終わりだろうし)

ほむら(そもそも体がなくなってしまったら・・・)

ほむら(詰んだわね・・・)

ほむら(ドッキリなんてするんじゃなかった・・・)

マミ「うぅっ・・・暁美さん・・・暁美さん・・・」

さやか「ぼぶだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

杏子「っ・・・」

まどか「ほむらちゃん・・・うぅぅぅぅぅぅ・・・」

ほむら(あぁ・・・まどかやみんなともお別れなのね・・・)

ほむら(でも、まどかを救えたことだし・・・悔いはないわ)

さやか「う゛わ゛ぁぁぁぁぁん!」

ガタッ ドンッ

ほむら(えっ!?)

さやか「あっ」

ほむ父「あっ」

ほむ母「あっ」

マミ「美樹さんが!」

杏子「棺桶に!」

まどか「体当たりした!」

ガターン ドサッ ゴロゴロゴロゴロー

さやか「わわわわわわわ!?ほむらが転がってく!」

ほむ父「なんてことを!?」

ほむ母「あなた!ほむらに何の恨みがあるの!」

さやか「す、すみません!悲しさのあまり、つい・・・わざとじゃないんです!」

ほむら「何て事してくれるのよ!痛かったじゃない!」

さやか「え?」

マミ「あ・・・暁美さん!?」

杏子「どういうことだおい・・・!こいつ、生きてるじゃねーか!」

まどか「ほむらちゃん・・・?」

ほむら「・・・」

ほむら(落ちた衝撃で体が動くようになったけど・・・)

ほむら(マズいわ・・・何とか切り抜けないと・・・)

ほむら「・・・」

ほむら「ドッキリでしたー☆」

さやか「ぁ?なんだとコラ?」

その後は大騒ぎでした

とりあえずほむらちゃんはほむらちゃんのパパとママに物凄く怒られました

とても綺麗な姿勢の正座が印象的でした

次にマミさんにも怒られていました

マミさんはひとしきり怒った後、泣き出してしまいました

さやかちゃんと杏子ちゃんにもボコボコにされていました

正直な所、『ドッキリでした』と言わなければこんなことにならなかったのにと思います


わたし?

わたしは・・・

----数日後 見滝原市・通学路----

まどか「ほむらちゃーん!おはよー!」

ほむら「えぇ、おはよう。まどか」

ほむら「どうしたのかしら?随分と嬉しそうだけれど・・・」

まどか「ほむらちゃんと一緒に登校できるのが嬉しいんだよ」

ほむら「そう・・・私もよ。まどか」

まどか「一緒だね!ほむらちゃん」

まどか「あっ、そうだ。今日の分がまだだったね」

スルスル

ほむら「ちょ!?まどか!こんな所で何してるの!」

まどか「え?ほむらちゃんにパンツを渡そうと思って」

ほむら「だからってこんな所で脱がなくても!」

まどか「だって、パンツをあげないとほむらちゃんがまた無茶するかもしれないでしょ?」

ほむら「大丈夫!大丈夫だから・・・」

ほむら「パンツは後でもらうから、ここではやめて!」

まどか「えー・・・」

ほむら「はぁ・・・」

ほむら(あれからまどかの様子が少し変わった)

ほむら(親密になった、と言えば聞こえはいいけど)

ほむら(何と言うか、吹っ切れた感じになった・・・)

ほむら(個人的には嬉しいのだけど、たまに変な行動に走るから気が抜けない)

ほむら(主導権を握られた、といった感じかもしれない)

ほむら(なんとも疲れるわ・・・)

まどか「ほむらちゃん?どうしたの?元気がないよ?」

ほむら「大丈夫よ・・・」

まどか「やっぱりパンツが欲しかったんだね!待っててね!今脱ぐから!」

スルスル

ほむら「やめて!まどか、ここではやめてぇ!」

ほむら(ドッキリなんてやめておけばよかった・・・)



おわり

乙ありがとうございます。

さやかは気持ちが昂ぶって衝動的に体が動いてしまったとかそんな感じで。

あ、すみません。仁美の件に答えてなかった。
仁美が居ると魔法少女関連の話題を出しづらいので省いてしまいました。
仁美好きの方、申し訳ありません。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月12日 (土) 20:38:55   ID: Es8fhmu3

おもしろいわーギャグだけど設定の矛盾ないしみんないい子で楽しかった

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