荒木比奈「ドージンワーク」 (18)

※初心者だよ、優しく見届けて欲しい。
遅筆だよ、許してね。


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荒木比奈は同人作家である。
しかし、今はアイドルとして活動している。同人活動をするにあたりルールとして18禁は書かないとPとの間で約束している。
そんな彼女の作業場はもっぱら事務所である。ここでは日々色々なアイドルとの会話が飛び交っている。比奈はそんな事務所で作業をすることで日々ネタを得ている。
これはそんな彼女の日常である。

比奈「いやー、さすがに午前は人がいないっスねー」

モバP「そりゃあ、平日だしな」

比奈「静かだと逆に作業がー」

今は平日のお昼近くであり、事務所内もモバPと比奈、そしてちひろだけである。そんな事務所に一人の来訪者が。

菜々「はーい、ウッサミーン!」

安部菜々である。

ちひろ「あー、菜々さんこんにちわー」

菜々「もう、菜々に敬語だなんて。菜々はリアルJKなのですよ」

ちひろ「そうでしたねー」

モバP「菜々さん、まだレッスンまでは時間がありますよ?」

菜々「いえね、家にいても暇だったもので。それにしても比奈ちゃんはまた原稿ですか?」

比奈「はい、〆切は近くないけどネタ探しがてら事務所で作業中っス」





菜々「懐かしいなー、菜々も昔はガンダムWの本をー…」

菜々「ハッ!?こ、これは菜々の知り合いの昔話でして!別に菜々はガンダムWの同人誌は買ってませんよ!?」

モバP「菜々さん、手遅れですよ。それ。」

菜々「本当ですってばー」

比奈「まあ、その頃からはあまり変わってないんじゃないんですかね今も。同人はみんなのやりたい事の具現化ですし。」

また新たに来客が

奈緒「こんにちわー」

ちひろ「奈緒ちゃん、こんにちわ」

モバP「おー、奈緒悪いな学校早退してもらって。」

奈緒「別に大丈夫だよ、Pさん。今日は後は自習の時間だったし。」

モバP「そうか、今日はこの後雑誌のモデルの仕事だけど時間まで待っててくれ。」

奈緒「わかったよ。それにしても」

菜々「ナナハリアルJKナノデスヨ」

奈緒「菜々さんはどうしたんだ?」

モバP「なにいつものように墓穴掘っただけだよ。」



奈緒「そ、そうか。あ、また比奈さん原稿描いてるのか?」

モバP「ああ奥でやってるよ。」

奈緒「ちょっと見てくるよ。」

モバP「お、いってら。」



比奈「うーん、ここはちょっとなー。」

奈緒「おーい比奈さーん。」

比奈「あ、奈緒ちゃん。こんにちわーっス。」

奈緒「また原稿描いてるんですか?」

比奈「そうっスね。構図がちょっとうまくいかなくて。」

奈緒「ちなみにどんな話しなんだ今回?」

比奈「うーん、漠然とっスけど恋愛かなー」

奈緒「お、気になるなー」

比奈「ありきたりっスけど深い内容ではあるっスからねー。」

奈緒「やっぱり憧れるもんなー。理想の男性に抱きしめてもらうのとか、恥ずかしいけれど。」

比奈「そうっスね。まあ私は身近にいるので十分っスね。」

奈緒「それは惚気と取ってよろしいのかな?まあPさんと比奈さん見てればお似合いだもんね。」

比奈「私はPさんは頼りっぱなしっスよ。だらしない子なんで。」

比奈「事務所の初期からお世話になってるっスから。でも気付いてもらえないんスよね。」

奈緒「恋心ってやつ?」

比奈「そうっスね。」

比奈「これでも感謝してるんスよ。スカウトされたのもちょうど落ち込んでた時だったから。」

奈緒「何かあったのかい?」

比奈「あの頃はこう、何というか自分に自信がなかったんスよ。同人活動もイマイチで日陰物だからって。」

比奈「でも、根気強くスカウトされたんでちょっとだけのアイドル活動だったんスけどそれが段々楽しくなってきたんですよ。」

比奈「その後絵を描いてて、褒められて嬉しかったっス。面と向かって言われたんでこの人はちゃんと私を見てくれてるんだなって。」

奈緒「けど、あの鈍感ぶりはちょっとねー…」

比奈「まあ、あれはあれで気付いてくれてるとは思うっスけどねー。」

奈緒「ならなんで言わないんだろ?」

比奈「やっぱり世間体っすかね。やっぱりアイドルとプロデューサーだし。」

奈緒「そうだよなー、理想だけど近くて遠いっていうのもこう、ね。」

比奈「私は待てるっスよ、気付いてもらうのを。私も人気が出るまで二人三脚できたっスからね。」

奈緒「つらくない?」

比奈「つらくないっスよ。側にいれるから。」

奈緒「そうなのかなー。お?床に絵が落ちてたよ。でもこの絵ってなんか、比奈さんとPさんに比奈「おーっとそれはダメっすよ!?」

奈緒「もしかして、モデルは自分達?」

比奈「いや、あの、えーっと…はい…」

比奈「やっぱり私も憧れはあるんスよね。そういうの。でもこの絵の事は内緒っスよ?」

奈緒「うん、わかったよ。何枚もあったけどやっぱり詰まった時に?」

比奈「そうっスね。幸せというかなんというか嫌な事みーんな忘れられるっスから。」

奈緒「私は応援してるよ、二人を。」

比奈「ありがとうっス、奈緒ちゃん。」


ミンナーオチャイレマシタヨー

比奈「菜々さんが呼んでるっス、行きましょう。」

奈緒「そうだね。」


イマイクッスヨー


Pさんいつか私の思いに気付いて欲しいっス



fin

とりあえず書き終えたーやったよー

見てくれた人、稚拙な文章だったけどありがとうございました。

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