友「イケメンが転校してくるらしい」 男「ふーん」(281)

友「ふーんってお前な……」

男「だって興味ないし」

友「いやいやそのイケメンは手が早いって噂でな、前の学校でも彼氏持ちでも気にせずに食っちまうとかなんとか」

友「うかうかしてると取られたりするぞ」

男「んなこといわれても付き合ってる奴とかいねーし」

女「あ、男君、男君。 ご飯食べにいこう? 幼馴染ちゃんも待ってるよ」

男「おう、わかった。 んじゃ友、また後でな」

友「ああ……まぁ別にいいっていうんならいいけどさ……」

友「大丈夫かな……」

 翌日

イケメン「どうも転校してきたイケメンです」

友「こりゃ中々に……」

男「まぁ俺には劣るけどな」

友「いやお前はコミュ能力あるだけのフツメンだろ」

男「そういえばそうだったな」

教師「じゃあお前ら、仲良くしてやれよー」

イケメン「よろしくお願いします」

女子1「ねーねーイケメン君ってどこから来たの?」

女子2「趣味とか何? カラオケとか好き?」

イケメン「まぁまぁ、順番に答えるから……」

友「……すごい人気ぶりだな」

男「かっこいい転校生ならそんなもんじゃないか?」

女「そうだね、大体一週間もしたら興味ない人は去ってくよね」

男「だな」

友「そういうもんかねぇ……女ちゃんはあっちいかなくていいの?」

女「私は男君の方がいいかな。 じゃあ行こうか」

男「おう」

イケメン「…………」

男「ん?」

友「どうした?」

男「いや、別に。 じゃあな友、また後で」

男「ただいまー」

姉「お帰りなさい男くん」

妹「お帰りお兄ちゃん、遅かったねー」

男「今日は幼馴染とゲーセン行ってきた。 ご飯は?」

姉「温めればすぐに用意出来るよ」

男「じゃあお願い」

姉「りょーかい」

妹「ねーお兄ちゃん、ゲームしようよゲーム! 結構強くなったんだよ!」

男「はいはい飯くったらな」

姉「妹ちゃんも食べるよね?」

妹「食べる!」

男「頂きます」

妹「いただきまーす」

姉「はい、どうぞ」

姉「そういえば、男くん。 転校生来たんだってね、会長が言ってたよ」

男「会長さんが? なんて?」

姉「たらしだけど結構格好いい部類だって。 あとたまには手伝いに来いって」

男「そっか、じゃあ今度行くって伝えておいて」

妹「なになに、お兄ちゃんのクラス転校生来たの? そういえば友達が見に行ってたっけ……仲良く出来るかなぁ」

男「いや男だからお前仲良くしなくてもいいから」

妹「そっかぁ、えへへ」

男「なんで照れるのか」

妹「今日お兄ちゃんと寝てもいい?」

男「唐突だな」

姉「あ、じゃあ私も一緒に寝る! いいよね?」

男「まだいいと言ってない……別にいいけどさ」

妹「やったぁ!」

姉「じゃあお風呂沸かしておくね、男くん先がいい、後がいい?」

男「どっちでもいい」

姉「じゃあ先ね。 布団に入っても先に寝ちゃだめだよ?」

男「はいはいわかってますって」

妹「ごちそうさまでしたっ! お兄ちゃんゲームゲーム!」

男「おう、手加減なしな」

妹「こっちだって負けないからね!」

姉「程々にしておいてね、二人とも?」

男・妹「はーい」

 翌日

幼馴染「おはよー、今日も天気いいねっ」

男「おう、おはよう。幼馴染も元気いいな」

幼馴染「これだけが私の取り柄みたいなものだしね!」

幼馴染「ところで姉さんや妹ちゃんは?」

男「妹が寝坊して姉が頑張ってる」

幼馴染「あー、妹ちゃん朝弱いもんねぇ……」

男「それより女は? 一緒じゃないのか?」

幼馴染「なんか先行ってるってメール来てた。 なんか用事あるんじゃないのかな?」

男「珍しいこともあるもんだな」

幼馴染「男が気にするのも珍しいね?」

男「あーうん、ちょっとな……」

批評大好物なのでガンガンお願いします

男「おはよー」ガラッ

友「あっ、男」

男「どうした友、血相変えて。 朝飯はしっかり食べないと駄目だぞ」

友「嫌そうじゃなく! あれ、あれ!」

男「あれ?」

女「イケメン君って、面白いねー」

イケメン「そうかな、素のつもりなんだけど」

女「えー絶対狙ってるでしょ?」

男「……ふむ」

友「ふむってなんだよお前冷静だな」

男「いや、別に。 まぁ教室入ろうぜ」

友「女ちゃん日直だったみたいでさ。 その時に手伝って貰ったみたいなんだよな」

男「なんでお前そんな事知ってんの?」

友「今はそんなことどうでもいいだろ。 それよりこのままだと女ちゃん取られるぞ」

男「だから別に付き合ってるわけじゃないし、昼飯いつも一緒に食べてるだけだからな」

男「それにアイツも言ってただろ? 興味無い奴は一週間もしない内に去ってくって」

友「いや、だけどさぁ……」

男「まぁどうせ昼飯も一緒だし、その時に詳しいこと聞くさ」

 昼休み

男「女、飯行くぞ」

女「あ、男君……ごめんね、今日はちょっと……」

男「ちょっと?」

イケメン「ああごめん、今日は僕と約束してたんだよね」

女「イケメン君」

イケメン「もしかしていつも一緒に食べてた? それなら、別にいいんだけど」

男「……いや、別にいいよ。 いつも一緒に食ってただけで、約束してたわけじゃないしな」

イケメン「そう? じゃあ女さん借りていくよ」

女「じゃあね、男君」

男「ああ、じゃあな」

男「……とりあえず食堂行くか」

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

幼馴染「あれ、男一人? 女ちゃんは?」

男「女は先約があるんだと。 姉さんと妹は?」

幼馴染「向こうで先に食べてるよ。 はい、お弁当」

男「おうサンキュな。 いつも悪いな」

幼馴染「いえいえ、大したことありませんのでね」

幼馴染「じゃあ早く姉さん達のところにレッツらゴー!」

男「……お前ってば本当に元気だよな」

幼馴染「男が低血圧すぎるんだよ! もっとテンションあげようよ!」

男「お前がテンション下げろっての」

幼馴染「あいたっ! ……むー、何も叩くことないじゃんよ」

男「お前がうるさすぎるからだ。 ほら早くいかないと姉さん達が食い終わるぞ」

幼馴染「あーまってよー!」


イケメン「…………」

 放課後

友「あ、男! 一緒に帰ろうぜ」

男「ん? いや、俺は幼馴染と帰るんだけど」

友「あれ、さっき幼馴染ちゃんなら他のやつと帰ってったぞ?」

男「……何?」

友「……もしかして、アレイケメンだったかもしれん。 すまん止めておけばよかったか?」

男「……いや、いいさ。 今確認したら携帯にも連絡来てた。 サイレントだったから気付かなかったわ」

友「お、おう、そうか……いやしかし、イケメン手が早すぎないか? いろんな奴に声かけてるみたいだし……」

男「……それで声かけられた奴が惚れるんなら、そいつが馬鹿だったってことだろ。 ほらカラオケにでも行くぞ」

友「……そうだな! たまには男二人でカラオケにでもいくか!」

男「……くっつくなうっとうしい」

 翌日

男「……おはよう」

姉「あれ、男くんどうしたの? 今日は遅いね、幼馴染ちゃんや女ちゃんは?」

男「昨日のうちからメール来た。 今日は待ち合わせ無しだってさ」

姉「えっ……二人が?」

男「……そうだよ。 なんでも転校生と行くんだって」

姉「あぁ……そっか。 じゃあ今日は一緒に行こうね」

男「ああ」

妹「おはよーってお兄ちゃんがまだ家にいる!? 二度寝しなきゃ!」

姉「妹ちゃん、今から二度寝したら遅刻するよ?」

男「…………モグモグ」

姉「ガスは止めたし、テレビも止めたし、鍵かけたし、じゃあ行こうか」

男「妹は?」

姉「持ったよ」

妹「お兄ちゃんもお姉ちゃんも、私を荷物扱いしないでよー!」

姉「あはは、ごめんね妹ちゃん、つい、ね?」

妹「もー!」

男「それより早く行かないと遅れるぞ? 妹はただでさえ勉強やばいんだから」

妹「うっ……それは、その……というかなんでお兄ちゃんもお姉ちゃんもできるのに私だけできないんだろう……」

男「高校レベルなら普段の授業を真面目に聞いて一夜漬けすれば平均点は行くぞ」

姉「男くんってばまだそんな勉強の仕方して……」

男「勉強が嫌いなんだよ」

妹「私も嫌いだよ!」

姉「二人とも胸を張って言わないの」

姉「男くんと一緒に登校ってなんだか久しぶりだね」

男「妹が入学してから姉さんは起こすの大変そうだったもんな、その前は幼馴染達と一緒に登校してたし」

妹「私が悪いんじゃないよ、温かい布団が悪いんだよ、こうね、ぬくぬく~お前は外に出るな~って誘惑してくるんだよ!」

男「アホか」

妹「いたっ……それに、幼馴染ちゃんがいつも独占してたから……」

男「そうだな。 まぁこれからは暫く三人で登校できるんじゃないか?」

妹「えっ、そうなの!? あれ、でもどうして……」

男「それは……あっ」

幼馴染「あっ」

女「……おはよう、男君」

イケメン「おはよう」

男「……おはよう三人とも」

男「なんだ、てっきりいつもの時間に行ったのかと思ってたよ」

幼馴染「イケメンがこの時間だから、ね」

イケメン「ああ、すまないね。 二人ともまたせちゃって」

女「ううん! 好きで待ってただけだから……」

妹「……お兄ちゃん、この人は?」

イケメン「ああ、君が妹ちゃんかい? 二人から聞いてた通り、可愛い子だね。 僕はイケメン、男くんのクラスに転校してきたんだ」

姉「ああ、例の……」

イケメン「姉先輩も、噂通り綺麗な人ですね」

姉「どうも……」

幼馴染「……行こっ! 早くしないと遅刻しちゃうよ! じゃあね、男っ!」

女「そうだね、じゃあまた教室でね、男君」

イケメン「また後で、男くん」

男「……ああまた後で、な」

イケメン「お二人も、また機会があれば」

姉「はい、機会があれば」

妹「……やな感じ」

男「何が」

妹「あの人。 見た目はいいけど、ああいう人に限って腹黒いんだよ!」

妹「お兄ちゃんは関わっちゃだめだよ!」

男「言われなくても関わるつもりなんてないよ」

妹「それなら、よし! じゃあ私達もいこう!」

姉「はいはい」

男「…………」

男「案外、早かったな……」

 昼休み

友「なぁ、男」

男「……なんだよ」

友「あれ、本当にいいのか?」

幼馴染「イケメンったらもー」

女「じゃあ、今日は三人で食べようか」

イケメン「いいよ、二人がそれでいいなら」

友「……幼馴染ちゃんも、取られてんじゃねぇかよ」

男「……昨日も言っただろ。 声かけられただけで惚れるんなら、そいつが馬鹿だってことだよ」ガタッ

友「おい、どこいくんだ?」

男「保健室。 気分悪いから五限の体育休むわ」ガラッ

友「……ったく…………」


イケメン「…………」

男「………………」

 ワーワー
 ボールソッチイッタゾー
 ワーワー

男「………………はぁ」

 ガラッ

男「!」

イケメン「ほら、今日の午後から先生出張でいないんだってさ」

幼馴染「へぇ……私保健室とか初めて来たなぁ」

女「幼馴染ちゃんは怪我してもこないもんね」

イケメン「元気なのは美徳だと思うよ。 どこかの誰かさんは元気過ぎって言ってたみたいだけど」

男(いや元気すぎには違いねぇだろ)

幼馴染「……まぁ男のことは置いておいてさ。 いきなり授業抜け出せーってきたから何かと思ったよ」

女「そうだね。 どうしたの突然」

イケメン「いや、ちょっと急にキて、さ」

女「……だめだよ、ここ学校だよ」

幼馴染「……だね、それに、ほら人も居るみたいだし…………」

イケメン「寝てるんなら、どうせ起きないよ。 それでも気になるなら、別に挿れなくてもいいからさ」

幼馴染「……もう、しょうがないなぁ。 口でいい?」

イケメン「うん、いいよ。 女ちゃんも、一緒に」

女「えっ、二人で!?」

イケメン「うん、別にいいでしょ?」

女「私、まだ経験ないし……」

幼馴染「そんなこといったら私だってないよ。 何事も経験経験、初めてが三人だって大丈夫だって」

イケメン「あれ、二人とも初めてなの? 僕はてっきり男とやってたのかと思ったよ」

幼馴染「だって男は……ねぇ?」

女「うん、そうだね……」

イケメン「ふーん……まぁいいや、とりあえず今日は口の初めて貰っちゃっていい?」

女「……うん、いいよ」

 十数分後

イケメン「……ふぅ、よかったよ二人とも」

女「んっ……はぁっ……」

幼馴染「まず……」

イケメン「駄目なら吐き出していいよ、仕方ないと思うから」

幼馴染「うん、それじゃ……女ちゃん、トイレ行こう」

女「うん……じゃあまた後でね、イケメン君」

イケメン「うん、じゃあ六限で」

ガラッ ピシャン

イケメン「……悪いねぇ、男くん?」

ガラッ ピシャン

男「………………」

 キーンコーンカーンコーン

男「…………さてと、俺も教室戻るか」

 放課後

男「友、今日もどっか行かないか?」

友「え、別にいいけど……」

男「姉さんと妹は今日このまま商店街に買い物行くらしくてさ、暇なんだよね」

友「いや、お前……まぁいいか」

友「とことん付き合ってやるぞ?」

男「……お前ってばいいやつだよな」

友「なんだよ藪から棒に」

男「いや、なんでも」

男「じゃあ行くか」



イケメン「…………ねぇ、女さん。 男のお姉さんがどこで買い物してるか知ってる?」

 自宅

男「ただいまー」

姉「あ、おかえり男くん」

妹「お帰りお兄ちゃん!」

イケメン「おじゃましてます」

男「……なんでコイツここにいんの?」

姉「沢山荷物もってて、落としたところを助けてもらっちゃって」

姉「それで、お礼に夕食でも、って」

イケメン「僕はいいって言ったんだけど、姉さんが遠慮しないでってね」

イケメン「男くんが不快なら、すぐ帰るよ」

男「いいよ別に。 姉さんが決めたなら俺は従うまでだから」

姉「ごめんね、男くん」

男「別にいいって」

妹「お兄ちゃん、イケメンさんね、ゲーム上手なんだよ」

イケメン「やだな、そんなに上手いわけじゃないよ」

妹「えーつまりそれは私が下手って意味?」

イケメン「そういうわけじゃないけど……妹ちゃんは可愛いからそれでいいんだよ」

妹「……もー恥ずかしいじゃん」

男「……妹、お前今朝、イケメンが腹黒っぽそうとか言ってなかったか?」

妹「あーあー! お兄ちゃんイケメンさんの前でそんなこといっちゃだめだよっ!」

イケメン「あはは、よく言われるから気にしなくていいよ」

イケメン「それに、今はもうそう思ってないんでしょ?」

妹「それは……うん、そうだけど……」

男「……姉さん、俺今日飯いいわ。 寝る」

姉「あっ、男くん……」

イケメン「学校でも休んでたから、気分悪いんですよきっと。 そっとしておいてあげましょう」

男「…………」

 翌日

男「おはよう」

姉「あれっ、男くん? 今日は、早いだね?」

男「うん。 今日は俺一人でいくから、気にしなくていいよ」

姉「えっ、うっ、うん、別に、いいけど…………」

男「じゃ、イケメンによろしく」

姉「あっ、うん、わかった」

男「…………行ってきます」

ガチャ バタン

男「流石に早く来すぎたか」

後輩「……あれ、男先輩。 珍しいですね、こんな早く来るなんて」

後輩「それとも、ボクに会いに来ました? なーんて」

男「うん」

後輩「おおう……男先輩がデレた…………」

男「デレてない。 ってかお前と会うの久々だな」

後輩「ですねー、最近朝も夜も部活で忙しくて忙しくて。 もー男先輩に会えないから下の方もびしゃびしゃですよ」

男「汗でな」

後輩「バレましたか、いえ、先輩に会えたから多少きゅんってなったんですが」

男「その報告は要らない」

後輩「ですよねー」

後輩「それにしても誰もつれてないなんて、本当に珍しい……もしかしてマジにボクの時代が来ました?」

男「……来たかもしれないな」

後輩「マジですか。 ってことは噂はモノホンだったってことですか」

男「噂?」

後輩「あい。 なんでもボクの慕ってる先輩、ああ男先輩のことですよ、の、周りにいる女の子たちが次々と寝取られてるとかなんとか」

後輩「目撃情報によると幼馴染先輩と女先輩は既にその、なんでしたっけ、イケメン先輩? とやらの家に行ったとか」

後輩「姉先輩と妹ちゃんと男先輩の一緒に家に入ったとかなんとか」

男「……全部本当のことだな」

後輩「マジですか! ってことはボクが男先輩を独り占め出来るってことですね!」

男「いや、まだ会長さんいるし」

後輩「あーあの人ですか。 あの人と二人かぁ、ボクあの人苦手なんですよね、運動部にも入ってないのに体力化物で。 いっそ会長先輩も押し付けちゃいません?」

男「……まぁ、考えておくよ。 それよりまだ時間あるか?」

後輩「はいっ、男先輩の為なら24時間を48時間にしますよっ!」

男「二倍のスピードで老けるぞ」

後輩「それは盲点でした」

 HR前

男「後輩と会えたのはラッキーだったな……」

男「おはよー」ガラッ

友「おう、おはよう」

男「……今日は何もいわないんだな?」

友「いや、なんていうかもう慣れた。 っていうかなんでお前そんな平然としてられんの?」

男「心の中は結構キツイぞ」

友「ああ、うん。 実は知ってた。 すまん」

男「別に。 流石にお前が取られたら死ぬかもしらんね」

友「いやそれはないだろー多分」

男「アイツ男に興味なさそうだもんな」

友「そうだなー、仮にあったとしても俺は絶対お前の味方だし」

男「そうか、じゃあその内適当に女紹介してやるよ」

友「マジか!ってお前まだいるのか……?」

男「俺の交友関係舐めんな」

女「イケメンくん昨日はごめんね。 折角呼んでもらったのにいきなりきちゃって……」

幼馴染「私も同時だったからね……本当にごめんね」

イケメン「いや、いいよ。 丁度別の用事もあったから、ね?」

姉「うん、そうだね」

妹「なんていうか、幼馴染ちゃん達がこっち来た理由わかった気がするなぁ」

イケメン「へぇ、どんなの?」

妹「ひみつーえへへ」

男「…………」

友「……まぁ、元気だせって」

男「……ああ、大丈夫だ、問題ない」

 放課後

友「おう、男。 今日も暇か?」

男「悪い、少し前から会長さんに呼ばれてんだ」

友「……そうか、頑張れよ」

男「ああ、骨は拾ってくれ」

男「……っても、実際は大して怖くもないんだがな」

友「いやいや、なんていうか、あの威圧感が怖いんだって」

友「万能最強なのはわかるけどさ……ぶっちゃけアレを怖くないと言えるお前はおかしい」

会長「ふむ、そうだな。 今の男少年は明らか、おかしい」

友「そうだよな、絶対おかしい……っておぉっ!?」

会長「噂をすればなんとやら、万能最強の会長さんだ、友少年、何か文句でもあるなら目安箱にいれて置いてくれ」

友「いっ、いえいえ滅相もない!」

男「今日は掃除ロッカーの中からでしたか。 相変わらず神出鬼没ですね会長さん」

会長「ふふ、毎回タネを変えるのも楽ではないのだがな。 そうでもしなければ君に飽きられてしまうだろう」

男「まさか。 会長さん相手に飽きるだなんて口が裂けても言えませんよ」

会長「そうだな、そんなことをいいでもしたら後ろから指してしまいそうだ」

男「読んで字のごとく後ろ指を指すんですか、会長さんなのにマナー的にどうかと思いますよ」

会長「そこまでさせるのが君だということだよ」

会長「ところで話を戻すが。 今の君は明らかにおかしいな」

友「ええと……どういうところが、でしょうかね」

会長「ああ、いつもの男少年なら先ず黙っていることが有り得ない、と思うのだがな」

会長「周りの女が取られたなら力付くでも取り返しに行くのが君だろうに?」

男「周りの女って……別に取られたわけじゃないですし」

会長「……ふむ、そうか。 ああ、それに彼女らもおかしいな、たかが一日二日、見目がいいだけの男に墜ちるわけなんてないだろうに」

会長「或いは、そうなってしまう何かがあるのか?」

男「さぁ、俺にはわかりませんよ」

男「そんなに気になるなら――――」

イケメン「気になるなら、試して見ますか?」

友「げっ」

会長「想定の範囲内ではある」

会長「だが参考までに、どうして自分から言い出したのか聞いておこうか」

イケメン「うーん、単純に美人だから、ですね。 ほら、僕ってば手が早いので美人さんは放っておけないんですよ」

会長「ふっ、美人というだけで私に声をかけるか。 面白い、ならば今日は君に手伝ってもらうことにしよう」

会長「というわけで今日は来なくていいぞ男少年、このイケメン少年を見極めたあとゆっくりと話しあおうではないか」

男「……りょーかい」

友「……おいっ、いいのかよ!? あのままだときっと会長さんも取られるぞ!」

男「だから取られるも何もないって。 ってか会長さんがあんな奴に墜ちると思ってんのかよ?」

友「いや、アイツ絶対おかしいって。 会長さんの言った通り、あの人数が一日二日で好いた惚れたってあるわけないだろ!?」

男「アイツにはなにもないよ」

男「それは俺が一番知ってる」

友「…………おい」

男「なんだよ?」

友「男、お前……何か隠してるのか?」

男「…………」

友「なんか知ってるんだろ!?」

男「……今朝、話したこと覚えてるか?」

友「なんだよ、いきなり」

男「いいから」

友「……俺が取られたら死ぬとかなんとか?」

男「そこじゃないけど……いいか」

友「いやよくねぇし。 全然わかんねぇし」

男「兎に角、だ」

男「俺は大丈夫だから」

友「いやいやいや……答えになってないから」

男「まぁ見てろって。 今イケメンの周り居る奴も馬鹿じゃないから。 すぐに気付くから」

友「……声かけただけで惚れるような奴は、馬鹿なんじゃなかったのかよ」

男「ああ、それは紛れもなく馬鹿だな」

友「わけわかんね……」

男「わかんなくていいよ、多分理解して貰えないだろうし」

男「でも、お前は俺の大事な友人だからな。 全部終わって、気になったらなら、話すよ」

友「全部終わるってのがいつかわからんけど……わかったよ」

男「じゃ、ゲーセン行くか」

友「……おう」

 自宅

男「ただいまーっと……」

男「……メモか」

姉『妹ちゃんと私は今日帰りません。 食事は冷蔵庫に入ってます』

男「……手込んでんなーイケメンの指示か? 態々携帯のメールじゃなくメモとか」

男「まぁいいか、つまり今日は一人、と……」

男「……後輩にでも電話するか」

 翌日

後輩「あっ、男先輩! 昨日は良い夜でしたね!」

男「昨日ってかお前のせいで今日にまで持ち込んだけどな」

後輩「面目ない……」

男「別に暇だったからいいけど。 ところで会長さん見た?」

後輩「みたみた見ましたよ! 姉先輩や妹ちゃんと、あのイケメン先輩と一緒でした!」

男「そっか、つまり三人でイケメンの家に泊まったのか?」

後輩「いえ、ホテルでしたね。 ラブホですよラブホ、ボクも男先輩と二人きりでいきたいですよ」

男「お前なんでそんなとこまでストーキングしてんの?」

後輩「会長さんが堕ちたかどうか気になりましたからね!」

男「お前昨日の話聞いてた?」

後輩「はいばっちりと! でもでも、やっぱり誰か脱落してくれると嬉しいなぁなんて」

男「だから取られるとかねぇから」

後輩「ですよねー」

男「……そうだ、お前明日空いてるか?」

後輩「え? あ、はい空いてますよ」

男「そっか、じゃあデートしようぜ」

後輩「デートですか! デート、先輩とデート! 二人きりとか初めてじゃありません!?」

男「ああ、そうだな」

後輩「うっは、漲ってきました! これは今日は寝れなくなりそうだから徹底的に身体痛めつけなくては!」

男「程々にしておけよ。 予定は、明日メールする」

後輩「はい! じゃあまた明日!」




イケメン「…………」

訂正
男「程々にしておけよ。 予定は、明日メールする」

男「程々にしておけよ。 予定は、今日の夜メールする」

 翌日 駅前

男「…………」

携帯『~♪』

男「……待ち合わせ時間ピッタリ、か」

男「……はい」

後輩『ぁっ……男、先輩ですか……?』

男「ああ、そうだよ」

後輩『ごめんな、さぃ……っ、昨日、身体痛めすぎて風邪ひいちゃってぇ……っ』

男「……そうか」

後輩『本当、ごめんなさ……んっ』

男「……どうした?」

後輩『いえっ! なんでもないですぅっ!』

男「……風邪引いた割には元気そうな声だな」

後輩『あっ、はっ、はぃっ! ほんとは、イきたいぐらいに元気っ、なんですけどぉっ!』

後輩『親が、今日は休みなさいってぇっ……!』

男「……そうか」

後輩『っ……そ、そろそろ、親が、キそうなので、切ります、ねっ』

男「ああ……お大事にな」

後輩『あっ、そういえばっ、イケメン、先輩と、話しましたよっ……!』

男「……どんな?」

後輩『昨日、ランニングで転んだところをっ、保健室まで運んで頂いてっ! とっても、優しくしてもらいましたっ……!』

男「そうか」

後輩『あっ、もうクる、クる、駄目、クる、k』プツッ

男「………………」

男「……これで、全員か」

男「…………ふぅ」

 日曜日飛んで月曜日

男「友、はよー」

友「……おはよう、男」

男「どうしたんだ、元気ないみたいだけど」

友「いや……お前後輩ちゃんまで取られてんじゃねぇかよ……」

男「だから取られてねぇっつの」

イケメン「みんな、少しいいかな」ガタッ スタスタスタ

 ワイワイガヤガヤ

イケメン「……おはよう、男くん」

男「……はよー」

イケメン「少し、時間いいかな?」

友「……男はお前と話すことなんか、」

男「いいよ、別に」

友「男!?」

男「友。 俺は、大丈夫だから」

友「……わかったよ」

イケメン「話はいいかな?」

友「早くしないとHR始まるぞ。お前の用事で男まで遅刻させんじゃねぇよ」

イケメン「ああ、勿論。 じゃあ男くん、屋上でいい?」

男「問題ない」

 屋上

イケメン「さて、と。 残念だったね、色々と」

男「何がだよ」

イケメン「君の周りの女の子が寝取られて、さ」

男「だから取られてねぇっての」

イケメン「付き合ってないから? そうやって強がるのもいい加減にしたら?」

イケメン「そうやってスカしてるから僕……いや、俺がお前から取りたくなったんだけど」

男「…………」

イケメン「まぁいいや、ねぇ今どんな気持ち? お前を慕っていた女全員取られて、今どんな気持ち?」

イケメン「そうだ、折角だから順番にナニをどうしたか教えてあげよっか?」

男「…………」

イケメン「黙り? まぁいいや拒否っても話すけどね」

イケメン「まず女と幼馴染。 お前も知ってる通り、保健室でフェラしてもらったな」

イケメン「あの時は飲んでもらえなかったけど、二人が僕の家に来た時に生理で処女あげられなかったからって飲んでくれたよ」

イケメン「あとは髪コキだったね。 拙い感じだったけどすごくよかったよ」

イケメン「次は姉と妹、あと会長かな」

イケメン「会長が男と関係あったのは少し予想外だったなぁ。 体力もおかしかったから僕も随分搾り取られちゃったよ」

イケメン「すごかったのは姉と会長のダブルパイズリだね。 あの二人の胸は壮観だったわ、前の学校でもお目にかかれなかったレベル」

イケメン「妹は胸なかったから素股をしてくれたよ。 一生懸命にやってたから頭なでた時の笑顔が可愛かったね」

イケメン「あとは後輩だね。 知ってる通り、電話の時にヤッてたよ」

イケメン「危険日だからーって前じゃなくて後ろだったけど。 知ってる? お前の為に後ろ開発していたらしいよ?」

イケメン「それでも初めてであんな感じてさぁ。 もう最高だったよ」

男「…………」

イケメン「ああ、気付いてる? ここまで誰一人として、まだ初めては貰ってないんだよね」

イケメン「幼馴染と女のを貰えなくて、妹と姉を墜とした時に考えてたんだけどね。 皆一緒に貰っちゃおうと思って」

イケメン「危険日だからって拒否した後輩はどうなるかと思ったけど、散々イカせてあげたら『妊娠しても良いから』だったからなぁ」

イケメン「勿論あの日には取らずにとっておいたんだよね」

イケメン「いいたいこと、わかる?」

男「…………いや、意味がわからないな」

イケメン「つまり、今日にお前の女の処女をとっておいたってことだよマヌケ」

イケメン「場所はお前の家。 見に来たいなら見に来れば? シコシコすることぐらいは許可してやるからさ。 はははっ」

イケメン「……っと、そろそろ時間だね、遅刻しちゃう。 じゃあね、男くん? 僕は先に戻ってるよ」

男「………………」

イケメン「……ぷっ、くく……」

 ガチャ バタン

男「………………」

男「………………ふぅ」

 放課後

女「イケメン君、帰ろっ!」

幼馴染「今日楽しみだねー」

イケメン「じゃあ皆、帰ろうか」

 ハーイ

友「……男、どうしたんだよ。 今朝から何もしゃべんないで」

友「そんなにアイツに言われたことがショックだったのか? 」

男「…………」

友「いや、まぁな、取られたのはショックだと思うけどさ」

友「世の中には星の数ほど女がいるっていうし、別に六人ぐらい……」

男「帰るか」

友「は?」

男「じゃあな、友。 また明日」

友「おっ、おい!」

友「……なんなんだよ、もう」

輿石ってなんぞ

 自宅

男「……ただいまー」

イケメン「ほら、来た」

女「男君……来たんだ」

幼馴染「ごめんね、男……でも、気持ちよくって」

妹「お兄ちゃん……」

姉「男くん……」

会長「来たか、男少年。 中々に、彼は興味深かったぞ」

後輩「先輩、ボク……ごめんなさい」

イケメン「それじゃあ、出しなよ。 君の粗末なものをさ」

男「……何を勘違いしてるかしらんが、俺は自分の部屋に荷物を置きに来ただけだ。 用が終ればすぐに出ていくよ」

イケメン「……ふーん。それじゃ、お前が居る内に全員の処女を順番にもらっちゃおっかな?」

男「…………」スタスタスタ ガチャ

イケメン「さて、最初は誰がいい? ねだるのが上手な子から順番にしようかなー」

男「ああ、そうだ、忘れてた」

イケメン「なんだよ、今更何を言おうったって遅い……」

男「今日は久々に皆纏めて抱いてやるから、抱かれたい奴は俺の部屋に来いよな」

イケメン「は?」

女「やったっ、男君のだっ!」

幼馴染「イケメン君のもそこそこの大きさあったけど、やっぱり男のじゃないと物足りなかったんだよねー」

姉「皆とは本当に久しぶりね。 二ヶ月ぶりぐらいかしら」

妹「あー楽しかった。 ゲーム上手とか言ってたけど、やっぱり下手くそだね、イケメンさん」

会長「中々に、楽しかったぞ。 イケメン少年。 まぁ今回は相手が悪かったな」

後輩「はーよかった。 男先輩じゃない人にこれ以上触れられるなんて鳥肌ものでしたよもう」

イケメン「は……は? えっ?」

男「あー皆すまんかったな、俺の気まぐれに付きあわせて」

幼馴染「べっつに、気にしなくていいよ。 ちゃんと前だけは駄目だって言ってくれたし」

女「男君じゃない人は良くてもこの程度だってことも再確認できたしね」

男「そうか? ならよかったけど」

後輩「ボクはよくありませんよっ! 男先輩の予定ではホントは口だけの筈だったのに気持ち悪いアイツがやりたいやりたいいうからお尻出すはめになっちゃったんですよっ!」

会長「その割には声が出てたと聞いたがどうなんだ後輩少女は」

後輩「あんなの全部フリですフリっ! ホントは吐きたくて仕方がなかったです!」

男「それは悪かった、ちゃんとあとで洗浄してやるから。 大方イケメン本人から聞いたけど、それ以外には何かなかったか?」

姉「そうね、私は会長のお陰で胸だけで済んだけど……」

妹「私、危なかったよ、危うく先っぽ入っちゃうとこだった。 お兄ちゃんより小さいとやっぱり駄目だね」

男「そっか、すまんな妹、そんな危険なことさせちゃって」ナデナデ

妹「全くだよ、もう……えへへ」

イケメン「何が、何……」

男「あ、俺コイツと少し話あるから。 先にお前ら同士で弄り合って準備済ませておけよ」

 ハーイ

 バタン

男「……何が何だか分からないって顔だな、イケメン君?」

イケメン「ちょっ、ちょっと待て、何だこれ。 なんだこれ」

男「簡単なことだよ。 ちょっとNTRっていうの? そういうプレイやってみたくてさ。 おえつらえむきに丁度いいのが来たから利用させてもらったってわけ」

男「中々に高ぶらせて貰ったよ。 とりあえずお礼言っとく、サンキューな」

イケメン「…………」

男「まぁあいつらも最初は乗り気じゃなかったんだけどさ。 お前が前の学校でやってたことを会長さんが丸裸にして、んで本人を見たらみんなやる気になってな」

男「調子乗ってるからやっちゃおうぜ、的な?」

男「まぁお前も自分から俺の女に手を出してきたんだから自業自得だよな。 ホントはゆっくり一ヶ月くらいかける予定だったし」

男「ああ、勿論あいつらの処女はとっくにないぞ?」

男「予定とは幾つか狂ったけど……後輩のアナルとか、会長と姉と妹の4Pとか。 まぁそれも逆に高ぶる要因になったから不問にしとくわ」

イケメン「………………」

男「それじゃあお疲れ様。 帰っていいよ」

男「あ、それとも何か協力したお礼が欲しい?」

男「うーん、じゃあしょうがないな。 俺とあいつらのしてるとこで抜いていいぞ、音声だけだけど。 終わったら適当に帰れよ」 ガチャ

男「じゃあまた明日な。 あ、家ん中荒らしたら有ること無いこと言いふらすから、そこんとこよろしくな」バタン

男『おまたせ、最初は誰だ?』

幼馴染『はいはい、私私!』

女『ちょっと幼馴染ちゃんずるいよ! 私もしたい!』

妹『私もお兄ちゃんに入れて欲しい!』

後輩『ボクが一番身体張ったんだから、ボクが一番にやるべきだと思います!』

姉『じゃあ、間をとって私と会長の胸で、ね?』

会長『ふむ、別にそれでも構わん』

男『あーもう順番にやるから、ほら並べ並べ!』

イケメン「……………………」

イケメン「………………」

イケメン「…………」

イケメン「……」

イケメン「うっ」ドピュッ


イケメン「………………」

 一ヶ月後

女子1「ね~知ってる? イケメンくんまた振られたんだってー」

女子2「そりゃそうでしょ。 彼女を他の男に抱かせようとするんでしょ? よっぽどじゃなきゃやってられないって」

イケメン「…………」

友「……噂によると、イケメン、NTRじゃなきゃ勃たなくなったらしいな。 お前何したんだ?」

男「いや、別に何も?」

男「それよりさ、友に協力してほしいことあるんだよね」

友「……なんだよ?」

男「TSって知ってる?」

友「は?」


終わり。

おやすみ。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月23日 (火) 05:40:13   ID: CimOtOcb

イケメンざまぁー

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