奉太郎（原作）「お前は何もわかっていない。俺（原作）とお前（アニメ）の間には決定的な違いがあるんだ。そのせいで俺たちは決して相容れることなできない」

奉太郎（アニメ）「ずいぶんと大げさに言うんだな。俺（アニメ）とお前（原作）いったい何が違うっていうんだ？同じく古典部で活動し、千反田を始めとした友人たちと共にいくつかの謎解きをし、省エネ主義を詠う男ではないのか？」

奉太郎（原作）「ああ、違うな。まったく違う」

奉太郎（アニメ）「…そこまで言うなら教えてもらおうか。その、お前（原作）の言う俺（アニメ）と決定的な違いってやつを」

奉太郎（原作）「ああ…教えるさ。言われずともな」

奉太郎（アニメ）（一体なんなんだ…？原作とアニメの間における違いか？だがアニメ【氷菓】のストーリーは【遠廻りする雛】までの綺麗にトレースしていたはず…。奴がいううほど決定的な違いが生じているとは考えにくい…）

奉太郎（原作）「…んだよ」

奉太郎（アニメ）「え？」






奉太郎（原作）「なんでお前イケメンになっちゃてんの？」

奉太郎（アニメ）「…」

奉太郎（原作）「…」

奉太郎（アニメ）「それがお前の言う決定的な違いってやつか？」

奉太郎（原作）「ああ、紛れもないな」

奉太郎（アニメ）「くだらない」

奉太郎（原作）「なんだと！？」

奉太郎（アニメ）「ああ、くだらないさ。だいたい俺たちは原作、アニメともに容姿については詳細に触れられていないはずだ。」

奉太郎（アニメ）「さらに、原作では千反田、伊原および聡についての容姿については触れられているが、アニメにおいては千反田だけが【美人】および【美少女】といった表現に近いニュアンスで軽く言及されている程度に過ぎん」

奉太郎（アニメ）「もっともこれはアニメという画を用いる表現よるために省略されたものだろうが。まあ、いずれにしても両者ともに俺たち容姿については一切触れていない。ましてや、イケメンなんて表現は一度もされていない」

奉太郎（アニメ）「つまり、お前（原作）が俺（アニメ）のことをイケメンと言ってることにはなんの根拠もないしナンセンスだってことだ」

奉太郎（原作）「はいはい、かっこいいね。イケメンで頭も回って、論破（笑）ですか？さぞ楽しい高校生活でしょうね。とんだ灰色（笑）の学園生活だ」

奉太郎（アニメ）「…すいぶんとつっかかるな」

奉太郎（原作）「ふんっ…お前は何もわかっていない」

奉太郎（アニメ）「どういうことだ？」

奉太郎（原作）「確かにお前の言うとおり、俺たちの容姿については言及されていない。だが、周囲の人間の反応についても考慮すればどうだ？」

奉太郎（アニメ）「周囲の人間？」

奉太郎（原作）「ああ、そうだ。容姿が違えば、接する人間の態度も変わってくるものだ」

奉太郎（アニメ）「何が言いたい？」


奉太郎（原作）「お前なんで早々と千反田イチャコラしちゃってんの？」

奉太郎（アニメ）「は？」

奉太郎（原作）「は？じゃねえよっ！？俺は知ってんだぜ！？お前原作で言えば【氷菓】でもう
イキナリ千反田とイチャついてんじゃねえか！？」

奉太郎（アニメ）「…それが俺（原作）がイケメンってこととどう関係してるんだ？」

奉太郎（原作）「わかりきったこと聞いてんじゃねえよ！？お前、喫茶店でも千反田の家でも千反田と
メッチャ仲良く話してたじゃん！？それはお前がイケメンだからじゃねえの！？俺（原作）は違ったぜ
！？ガッツリ距離とられてましたよ！？お前（アニメ）が早々に千反田とイチャイチャできたのはイケ
メン設定だからじゃねえのかって聞いてんだよ！？」

奉太郎（アニメ）「…まて、それは誤解だ。だいたい喫茶店でも千反田の家でも俺（アニメ）とお前（原作）に千反田との間での会話に違いはなかったはずだ」

奉太郎（原作）「いーや、違うね。俺はあんなにホワホワ可愛く、そして儚げに接してもらってねーもん！！もっと事務的だったし、友人って線引きがしっかりされてあったよ！？お前とか軽く甘えられちゃってるじゃねーか！？」

奉太郎（アニメ）「い、いや、それはアニメになったこと千反田の感情が明確になっただけで俺（アニメ）だけがそうだったわけじゃ…」

奉太郎（原作）「…まだあるぜ」

奉太郎（アニメ）「な、なんだよ」

奉太郎（原作）「…」

奉太郎（アニメ）「…」

奉太郎（原作）「お前、なに胸チラいただいちゃってるの？」

奉太郎（アニメ）「！？」

奉太郎（原作）「あんなのなかったよぉぉぉぉおおお！？原作にはなかったよおおおおぽ！！？？やっぱイケメンだからじゃん！！イケメンだから得してんじゃん！！
俺も見たかったよおおお！！！千反田の胸チラ見たかったよおおおお！！！」

奉太郎（アニメ）「ち、違うだろ。あれは不可抗力であってイケメンとかは関係なく…」

奉太郎（原作）「コスプレ写真も見てたじゃんかよぉぉおお！？俺も千反田のメイドコスみてえよおお！！？？
あんなの原作にはなかったよおお！！！？？？千反田頬染めちゃってんじゃん！！！？？？可愛いじゃん！！！！
ガッツリフラグたってんじゃん！！！」

奉太郎（アニメ）「…」

奉太郎（原作）「俺（原作）はあんなの知らないよ！？【クドリャフカの順番】じゃまったくの脈なしだよ！？やっぱりお前（アニメ）はイケメン設定だからあんなに
千反田とイチャコラできちゃってんじゃねえのかよおお？？？？」

奉太郎（アニメ）「で、でもお前だって【遠廻りする雛】で千反田とフラグ立ててるじゃねえか」

奉太郎（原作）「そうだよー。バレンタインじゃお前（アニメ）とまったく千反田の反応違ったけどね！！！！？？？？なんだよあの『渡したいけど渡せない』的なリアクション！！可愛すぎんだろ！！！俺なんてちょー事務的に『渡さない』だったぞ！！！！」


奉太郎（アニメ）「だ、だけど結局、お前も【二人の距離の概算】では千反田に意識されるようになって…」

奉太郎（原作）「時間かかったよー。お前と違ってなー。イケメンじゃないからなー」

奉太郎（アニメ）「お、お前だってイケメンじゃないって設定されてるわけじゃ…」

奉太郎（原作）「なーーーんもわかってねえよおお。少なくとも>>1は初めて原作読んだ時では俺達のこともっと野暮ったいやつだと思ってたよ！？キテレツのベンゾーさんみたいなやつだと思ってたよ！！？？」

奉太郎（原作）「【氷菓】アニメ化って聞いていざ見てみると前髪チャラチャラ伸ばして、鎖骨見えるようなTシャツきて、身長も高くて、色白で、おしゃれなコートきてやがって…」

奉太郎（アニメ）「べつにいいだろ！？」

奉太郎（原作）「よくねえーよっ！！それまでまったく恋愛要素ないとこに【遠廻りする雛】放り込んで、『ああ、冴えない男と旧家の少女との恋いいなぁ』と思ってさらに『二人の距離の概算』読んでキュンキュンしてたとこにお前（アニメ）の登場だよ！？」

奉太郎（アニメ）「な…」

奉太郎（原作）「アニメ化がダメだったと言ってるわけじゃないんだよ！！むしろ千反田がアニメになって嬉しいよ！？えるたそ～。推理時の演出も良かったし、原作の良さを引き出して最高だったよ！！！」

奉太郎（アニメ）「俺のイケメン顔だけが気に入らなかったっていうのか？」

奉太郎（原作）「原作で恋愛要素が垣間見え無かったらお前がイケメンでも良かったよ！？でもな、『旧家の少女』の相手は冴えないやつじゃないとだめなんだよおお！！！」

奉太郎（アニメ）「…そのこだわりはなんだ？」

奉太郎（原作）「うっせー。一昔前の純文学が好きな>>1の好みだよ」

そういうわけで氷菓２期の奉太郎のデザインはキテレツのベンゾーさんみたいな冴えないやつでお願いします。完。

でも原作→アニメの奴は俺と同じで豊太郎があんな容姿で登場するとは思わなんだだろ？

これ原作奉太郎じゃなくて>>1じゃねえか
原作からだが、個人的にはアニメか>>14左から二番目がいい

>>35
いやいや、でもアニメの豊太郎は優遇されすぎだよ
書いたけど胸チラとか胸チラとか胸チラとか
あと、バレンタインは原作とアニメの違いが顕著だった