ﾋﾟｯﾎﾟ ﾋﾟｯﾎﾟ ﾋﾟｯﾎﾟ ﾋﾟｰｰｰｰﾝ

有田「いや、まいったね」

上田「はぁ……、またかい」

有田「いや本当によ」

上田「お前はいつも参ってんじゃんか」

有田「上田さん、今回はマジなんですって」

上田「あぁ？」

有田「1週間もあったら参ることだらけですよ」

上田「ねぇよ。少なくとも俺は今週一週間参ることなんて一つもなかったよ」

有田「いやー、参ってばっかいますからね。僕なんて」

上田「何だよ。何があった」

有田「いいですよね上田さんは。芸能界を謳歌してて」

上田「はぁ？いやいや…」

有田「司会業をやらせれば右に出るものはいない」

上田「いやそんなことないよ。俺より上手い人なんて山ほどいるよ」

有田「今じゃおしゃれイズムだけじゃなくニュース番組にまで出てて」

上田「んーまぁありがたいことにね」

有田「貯金は300億円」

上田「ねぇよ！どこの大富豪だ！」

有田「浮気し放題」

上田「ｶﾞﾊｯｗｗしてるか！ｗｗ」

有田「そんな上田さんに比べたら僕なんてゴミみたいなもんですからね」

上田「まぁ俺の情報にゃ嘘が混じってたけど、お前はゴミですよ」

有田「…………上田さん」

上田「ﾝﾌﾌｯｗｗなんだよ。」

有田「真面目に聞いて下さい」

上田「あんだよｗｗちゃんと聞いてるじゃんかｗｗ」

有田「さっきちょっとぶっこんでましたけど」

上田「ぶっこんでねぇよｗ言っとくけど俺は今までぶっこんだことなんて一度もないからね」

有田「まぁまぁ…それはおいとくとして」

上田「俺はぶっこんでないからな！」

有田「そんなゴミみたいな僕にだってねぇ、楽しみなことの一つくらいあるんですよ！」

上田「おう何よ？」

有田「僕が楽しみにしてることといったらアレしかないでしょ」

上田「ん？」

有田「パワプロです」

上田「はぁー…やっぱりかー」

有田「パワプロ大会です」

上田「お前は飽きずによくやるねー」

有田「作家の石川とゴミメガネとコトブキと」

上田「あいつらもまだやってんのかい」

有田「あと豚女も」

上田「いや、あいつ、もうこの番組のミキサーじゃないじゃんか」

有田「この大会のためだけに呼び出しました」

上田「ｶﾞｯｗあいつも暇だなぁｗ」

有田「しかも今回は久しぶりにね、またTBSの伊集院光軍団を呼んで対抗戦ですよ」

上田「へぇー」

有田「あっちは伊集院さんと…って言っても伊集院さんは不参加なんですけどね」

上田「なんで？」

有田「なんか今回のパワプロが課金制度アリでやる気なくなっちゃったとかって」

上田「ふーん」

有田「で伊集院さん抜きの伊集院軍団と、上田さん、オテンキって芸人知ってます？」

上田「あぁトリオのだろ？」

有田「そうですそうです。そこのゴウ君とのり君が来て」

上田「んー」

有田「それからあの人ですよ、桐畑トール」

上田「あぁそう！」

有田「上田さんはよくご存知ですよね？」

上田「まぁ一緒に上田ちゃんネルやってるからね」

有田「あと田代32が来てみんなでやったんですけど…」

上田「あぁ田代ね」

有田「確か上田さんが名付け親ですよね？」

上田「そうそう「お前32にもなってまだ売れてねぇのか」って意味で付けたんだけど」

有田「上田さんと同い年だからもう43ですけどね」

上田「ﾝﾌﾌｗ」

有田「まぁーうちのチームは酷いわけですよ」

上田「そうなの？」

有田「石川もゴミメガネも全然勝てなくて」

上田「へー」

有田「上位は伊集院軍団が総なめ状態なわけです」

上田「まぁまぁ」

有田「かろうじて僕が3位とかに滑り込みましたけどね」

上田「はぁそうですか」

有田「前回やった時もボロ負けで今回もですよ」

上田「ふーん」

有田「ねぇ上田さん」

上田「ん？」

有田「何がいけなかったんですかね？」

上田「俺が知るかいｗ」

有田「うーん…やっぱ…いや……、うーん、上田さんが…」

上田「は？何だよ」

有田「いやいや、うーん…上ｄ、うーん…」

上田「だから何だよ」

有田「いやー、上田さんのせいか？ともちょっと思ったんですけど」

上田「何故だﾊﾊﾊｗ俺が何をしたｗ」

有田「まぁ上田さんのせいではないですよ」

上田「当たり前じゃ」

有田「そこは安心して下さい」

上田「分かったよ」

有田「ただね、上田さん」

上田「ん？」

有田「僕、上田さんにブチ切れてますからね」

上田「ｶﾞﾊﾊﾊｯｗｗｗ急だなおい！ｗｗ」

有田「マジでグーパンいったろか、って思ってますから」

上田「なんでだよｗﾌﾌﾌｯｗ」

有田「はぁー、切れてるわーマジで」

上田「意味分かんねぇよ。お前が切れてる理由を教えろよ」

有田「ふぅー……じゃあ一旦怒りは静めてわけを話しますよ」

上田「おう」

有田「さっきのパワプロ大会の話の続きになるんですけど」

上田「うん」

有田「大会後にね、伊集院さんが後輩達と何か楽しそうに喋ってたんですよ」

上田「はいはい」

有田「何の話してるのかなー？と思って聞き耳立ててたら、漫画の話だったんですね」

上田「漫画？ほぇー」

有田「上田さん、「進撃の巨人」って漫画知ってます？」

上田「ん？いや･･･」

有田「最近、結構話題になってるんですけど」

上田「へぇーいや知らないねぇ」

有田「漫画がヒットしてアニメやったり実写映画化も決まってる人気作品なんですよ」

上田「ほぉー」

有田「まぁ簡単にあらすじを話すと、人間を食べる巨人と人間が戦うっていうストーリーでね」

上田「うん」

有田「実は僕もその漫画読んでたから伊集院さん達の会話に入ろうとしたわけですよ」

上田「はいはい」

有田「その時はちょうど来年2015年に公開になる実写映画の話題だったんです」

上田「うん」

有田「で僕が話に入ろうとした途端さっきまで楽しそうだった伊集院さんが急に嫌そうな顔をして」

上田「え？なんで？」

有田「いや僕もそう思いましたよ。「え？なんで？」って」

上田「だよなぁ」

有田「そしたら伊集院さんが言うんです、「だって有田君、そっち側じゃん」って」

上田「うぅん？」

有田「訳わかんないでしょ？で、僕も納得がいかないから「いやいやいや！どういう意味ですか？」って結構強めに訊いたんです」

上田「まぁそうなるわなぁ」

有田「そしたら伊集院さんに、「だって上田君から色々聞いてるんでしょ？」って言われて」

上田「……は？」

有田「「もしかして有田君も出るの？」って逆に訊かれて」

上田「……」

有田「でねｗﾌﾌｯｗｗ上田さん、こっからはちょっとお尋ねになるんですけどｗ」

上田「おい」

有田「あくまでお尋ねですよ？」

上田「おいこの展開、まぁさぁかぁ……。」

有田「僕も詳しくは知らないんで」

上田「ヤバイ空気感じるぞ」

有田「……出るんですか？」

上田「は？」

有田「上田さん、もしかして出るんですか？」

上田「は？何が？」

有田「いやだから、上田さん、「進撃の巨人」の実写映画に出るって本当ですか？」

上田「はぁー、きたか」

有田「いやいや、きたか、じゃなくて」

上田「月に一度のお楽しみが」

有田「だって伊集院さんが上田さんが出るって言うから」

上田「楽しめてんのか知らねぇけども」

有田「いや、実際どうなんですか？」

上田「ん？どうって、お前も分かんだろ」

有田「分からないですよ」

上田「分かるだろって」

有田「だから分かんないですって」

上田「はぁー、言わなきゃ分からんかね？」

有田「そりゃそうですよ」

上田「常識で考えれば分かりそうなもんだけど」

有田「いやもう分かる分からないとかじゃなくて、話題にしちゃった以上はここでちゃんと言っときましょうよ」

上田「分からないかねぇー」

有田「ラジオを聞いてくれているリスナーのためにも真実はハッキリさせといたほうがいいですから」

上田「うんそれはそうだけど」

有田「無駄にね、リスナーを困らせても仕方ないですし」

上田「まぁそうだな」

有田「じゃあ僕の質問に答えてください」

上田「おう」

有田「上田さんは、進撃の巨人の映画に出るんですか？」

上田「じゃあハッキリ言うよ」

有田「はい」

上田「出ます」

有田「ﾌﾌﾌﾌｯｗｗ」

上田「出ます」

有田「……え？」

上田「出ますよ」

有田「……出、るんですか？」

上田「おう」

有田「え？なんかさっきの感じからして「出ない」って言いそうな雰囲気でしたけど」

上田「いやいや、出るんだからここで嘘言ってもしょうがないだろ」

有田「いやまぁそれはそうですけど」

上田「うん、出る」

有田「そうですか。出るんですか」

上田「出るねぇ」

有田「分かんないですけどそれは一キャラクターとしてですよね？」

上田「そりゃそうだろ」

有田「えっと、ごめんなさい、それはどういう感じで出てるんですか？」

上田「どんな感じって俺は俺よ」

有田「ごめんなさい上田さん、僕ちょっと混乱してるから詳しく説明して貰っていいですか？」

上田「かまわんよ」

有田「それはあれですよね？上田さんが主要キャラにキャスティングされたわけじゃないですよね？」

上田「んん？」

有田「だから例えば、主人公のエレンを上田さんがやるとかそういうことではないですよね？」

上田「ああ違う違う！俺はいわば実写映画用のオリジナルキャラよ」

有田「あぁですよね良かったー」

上田「まぁいずれは漫画やアニメにもって気持ちはあるよ」

有田「えぇ？マジですか」

上田「そりゃ映画で俺のやってるキャラが人気出ちゃったら漫画にも出ざるを得んだろ」

有田「はぁーそうですか」

上田「仕方ないよね」

有田「えっとごめんなさいちょっと整理させてください。そもそもなんで上田さんが出ることになったんですか？」

上田「あぁ俺が直接言ったのよ」

有田「誰にですか」

上田「作者よ」

有田「は？上田さん、作者さんと知り合いなんですか？」

上田「まぁマブダチだよね」

有田「いや、そんな話聞いた事なかったですよ」

上田「あれぇ？言ってなかったっけ？」

有田「知らないですよ！え？それって結構有名？上田さんと作者の方が友達って話は」

上田「んー、知ってる人も多いんじゃない？割と」

有田「はぁー、いやぁ、びっくりだわ」

上田「まぁそういうことよ」

有田「え、で、作者の…あの人、えっと、名前が…諫山さん、でしたよね」

上田「そうそう」

有田「その諫山先生に上田さんは何て言って映画に出して貰ったんですか？」

上田「そこはもうゲリラ的によ」

有田「どゆこと？」

上田「だから、俺がゲリラ的に漫画描いてる現場にカチコミ行って「おう！いさやん！」って」

有田「ﾌﾌｯｗｗちょ、ちょっと待ってください上田さん！」

上田「ﾝﾌｯｗなんだよ」

有田「上田さん、諫山先生のこと「いさやん」って呼んでるんですか」

上田「そうだよ」

有田「そんなあだ名で呼ぶほど仲良いんですね」

上田「だから言ったじゃんかマブダチだって。お前人の話ちゃんと聞いとけよ」

有田「いやすいません、そこまでの仲じゃないと思ってて。どうぞ続けてください」

上田「うん、で、「おう！いさやん！俺出してもかまわんよ！」って言ってやったわけよ」

有田「随分急ですねｗいきなり乗り込んできてｗ」

上田「まぁゲリラ的だからねぇ」

有田「しかも第一声で「俺出してもかまわんよ～（キャンタマ声）」って普通意味分かんないですよｗ」

上田「実際あっちもキョトンとしてたよ。「え？なんですか上田さん。どうしたんですか？」って」

有田「先生は上田のこと「上田さん」って呼ぶんですねｗ」

上田「そうそう、俺の方は「いさやん」って呼んでっけどｗ」

有田「それで上田さんは何て言ったんですか」

上田「うん、俺最初は「俺を漫画に出してもかまわんよ！」って言ってやったんだよ」

有田「無茶な話ですね、急に来て漫画に俺を出せって」

上田「まぁね、そん時はいさやんも「えぇ？そんなこと急に言われても困りますよ…」って言ってたしな」

有田「そりゃそうなりますよ」

上田「でもこれ、実は駆け引きだったわけ」

有田「ん？というと？」

上田「漫画に出せって言われて困ってる時にこっちが「じゃあ映画のほうでいいよ」って」

有田「なるほど、漫画が無理ならせめて映画に出してくれって、上田さん側から譲る姿勢をみせるわけですね」

上田「そうそう。こっちは最初から映画目当てだけどね」

有田「でもそれ譲歩したうちに入ります？ｗ漫画が無理なら映画って。」

上田「いやそこなんだよね。実際俺がそう言っても「いや映画も困りますって」って言われちゃったからさぁ」

有田「そりゃあそうでしょ」

上田「でも俺言ってやったわけ。「いやぁ困ってんのは逆にこっちのほうよ～」って」

有田「出た！ｗその訳の分かんない言い訳ｗ逆に困ってるのはこっちだって何なんすかｗ」

上田「いや、でもこれが意外に効果あんのよ」

有田「えぇほんとに？」

上田「だって俺がそう言ったら「困ってるんなら、うーん……、じゃあ、上田さん、出ます？」ってなったからさ」

有田「僕だったら納得出来ないですけどねぇ」

上田「そこはもう強引に押し切ったね」

有田「まぁまぁまぁ」

上田「たださぁ、最初は「エキストラでいいですか？」って言われて」

有田「それでもいいじゃないですか。出られるだけで凄いですって」

上田「いや、俺的には納得出来なかったわけよ」

有田「「嫌だ」って言ったわけだ」

上田「そうね、「えぇ～！？エキストラ～？勘弁勘弁！（メガネ大根）」って」

有田「ﾌﾌｯｗ」

上田「その甲斐あってちゃんとした役を貰ったよ」

有田「へぇー」

上田「うん」

有田「じゃあちょっとネタバレしない程度に教えて貰ってもいいですか？」

上田「ん？かまわんよ」

有田「ﾌﾌｯｗそうですか。じゃあまず、そのキャラの名前は？」

上田「ん？」

有田「ん？じゃないですよ。まさか上田晋也そのままの名前で出てるわけじゃないでしょ？」

上田「いや違う違う。そんなことしたら作品にも悪いじゃんか」

有田「ですよね。何てキャラですか？」

上田「シンヤ・ウェーダーよ」

有田「は？」

上田「シンヤ・ウェーダー」

有田「シンヤ・ウエーダ？」

上田「違う違う、シンヤ・ウェーダー」

有田「ウェーダー？」

上田「そうそう」

有田「ビッグバン・ベイダーみたいな？」

上田「そうベイダー的な発音よ」

有田「まぁまぁまぁ、いいですけど、一体どんなキャラなんですか？」

上田「どんなって何が？」

有田「だから、そのシンヤ・ウェーダー、でしたっけ？その人が何をする人なのかなって」

上田「あぁ、調査兵団の分隊長って設定よ」

有田「え？調査兵団ってあの壁の外に出るあの？」

上田「そうそう」

有田「分隊長って凄いじゃないですか」

上田「まぁね」

有田「てか、上田さんｗ、グルグルバットやってぶっ倒れるような人なのに立体機動装置とか使えるんですか？ｗ」

上田「ﾝﾌﾌﾌｯｗｗ」

有田「ビュンビュン飛び回って、あれ、かなり目回りますよ？ｗ」

上田「まぁまぁｗｗそこはCGとかフル活用するわけだし別にいいじゃんかｗ」

有田「まぁ僕もそこを深く追求するつもりはないからいいですけどｗ」

上田「うんｗ」

有田「で、強いんですか？シンヤ・ウェーダーは」

上田「うーんそこそこよ」

有田「あぁそっか、分隊長ですもんね」

上田「まぁね」

有田「設定的にはどのくらいの強さなんですか？リヴァイ兵長が兵士4000人分くらい、でしたっけ？」

上田「うん、そうだっけ？」

有田「シンヤ・ウェーダーは？」

上田「兵士3人分よ」

有田「まーた微妙な強さですねｗ」

上田「バカお前、3人分だって凄いだろ。」

有田「そうですけど。なんかショボいなって」

上田「あの猪木だってはぐれ国際軍団の3人相手に勝てなかったんだぜ？それを考えたら兵士3人分でも充分だろ」

有田「それはそうかもしれませんけど、それで巨人に勝てるんですか？」

上田「んー？討伐数は2だね」

有田「少な！分隊長なのにそんなもんなんですか？ｗ」

上田「うん」

有田「それでよく分隊長になれましたね」

上田「それはコネとか色々あんのよ」

有田「は？どういうことですか？」

上田「いや、兵団が使ってる立体機動装置ってあるじゃん？」

有田「はい」

上田「あれに入ってるガス、実はウェーダープロパンのだからね」

有田「え？あれそうだったんですか」

上田「あぁでもこれ映画の裏設定だからあんま人に言うなよ」

有田「いや、これ全国放送ですけど」

上田「あんま言うなって」

有田「じゃあなんですか。あのガスってウェーダープロパンが牛耳ってんだ」

上田「そうそう。でさ、作品の中で「ガスが切れた！」ってセリフ、兵士がよく言うじゃんか。」

有田「あぁーありますね」

上田「あれ、ウェーダープロパンがガスを空気で薄めてるからだからね」

有田「え？マジで！？」

上田「空気で薄めてっから切れるのが早いのよ」

有田「最悪じゃないですか！」

上田「まぁバレなきゃいいだろ」

有田「現実世界だけでは飽きたらずフィクションの世界でまであこぎな商売してるんですね」

上田「現実の上田プロパンは薄めてねぇよ！」

有田「あこぎだなー上田プロパン」

上田「だから上田プロパンはやってねぇって！」

有田「事務所狭いし」

上田「それは関係ねぇよ」

有田「じゃあその上田さん演じるシンヤ・ウェーダーはコネで分隊長になったと」

上田「まぁ他にも特技あるけどね」

有田「へぇーどんな特技？」

上田「主にMCだね」

有田「あぁMC」

上田「そう」

有田「……一応確認ですけど、それは司会とかのほうですよね？」

上田「ｸﾞﾌｯｗそうだよ」

有田「いやｗﾌﾌｗ上田さん過去にMCって言葉で赤っ恥かいたことあるからｗ一応、ねｗ」※Remark Spiritsがゲストの回

上田「それはもういいだろうがよｗ」

有田「ですねｗでもMCが評価されてってどういうこと？」

上田「それはあれだよ。時々兵団とかのお偉いさんが集まって会議とかするじゃんか」

有田「あぁはい、ありますね」

上田「そん時に俺が回すわけだよね」

有田「司会的立場で」

上田「そうそう。「はい！今日のお題は「ウォールマリアを奪還するには」。まずはピクシスから～！！」とか言って」

有田「ﾌﾌﾌﾌｯ」

上田「で、エルヴィン団長とかがボケたら突っ込むわけよ。「お前の毛根をこの世からララバイさせてやろうか！」なんつってさ」

有田「そんなこと言って許されるんだ」

上田「まぁMCだからねぇ」

有田「結構自由にやってんのね」

上田「メガネ掛けた奴が巨人の話しまくって暴走してる時に「すいませ～ん今そういうの募集してないんですよ～」とか言って場をなだめるシーンとか見物だよね」

有田「そういうシーンがあるんですか？」

上田「あるある。何故か映画の中でも会議だけはヴァラエティ風だから」

有田「どんな？」

上田「まぁ分かりやすく言えば「しゃべくり007」みたいな感じよ。俺が一人立って話を振ってく感じ」

有田「それ作品の雰囲気壊したりとかしてません？」

上田「まぁ大丈夫だろ」

有田「はぁ～なんだろ。まぁ会議はいいですわ。重要なのは巨人との戦いですよね」

上田「まぁメインはそこだといっていいね」

有田「上田さんが巨人相手に切り掛かっていくシーンとかが映画のスクリーンに映るわけでしょ」

上田「そこは期待しといてくれてかまわない」

有田「いいなぁー」

上田「俺が立体起動装置でビュンビュン飛んで「ｶﾞﾊｯ」とか言いながら巨人を切ったり」

有田「うん」

上田「巨人に見つからないように野グソしたり」

有田「まぁまぁまぁ」

上田「俺の後ろを飛んでる仲間にケツ出して見せたり」

有田「映画でもそんなことしてんですねｗ」

上田「巨人になったり」

有田「ん？」

上田「まぁそんな感じよ」

有田「え、ちょっと待ってくださいよ上田さん」

上田「なんだよもういいだろ」

有田「よくないですよ。今、最後にとんでもないこと言いませんでしたか？」

上田「あん？そうだったか？」

有田「え？さっき巨人になるって言ってましたよね？」

上田「あぁ言ったけどそこはいいだろ」

有田「全然よくないですよ。なんすかそれ上田さん巨人化するんですか？」

上田「するよ」

有田「えぇー」

上田「するねぇ」

有田「え、巨人化した時の名前は何て言うんですか？」

上田「名前？」

有田「ほら、あるじゃないですか。雌型の巨人とか鎧の巨人とか。上田さんにはないんですか？」

上田「あぁあるよあるよ」

有田「それ教えてくださいよ」

上田「うん、まず特徴から話すと巨人化した俺はシワシワの顔面に天パよ」

有田「今と変わらないですね」

上田「まぁね。そんで下腹部から尻に掛けて毛がわっさり生えてるから付いたあだ名が」

有田「はい」

上田「ケツ毛の巨人」

有田「ﾌﾌｯ」

上田「いやぁケツ毛の巨人対鎧の巨人の戦いは必見だと思うぞ」

有田「あぁそうなんですか」

上田「うん。長州対藤波を彷彿とさせるね」

有田「いやまぁ。驚きだなぁ」

上田「なんだったらお前も出るか？アゴの巨人として」

有田「いやいいです。遠慮しときます」

上田「あぁそー」

有田「まさか上田さんが「進撃の巨人」の映画に出るなんてねぇ」

上田「うん。「出たい」言ってみるもんだわ」

有田「そもそも主要キャストすら発表されてないのになんで上田さんだけ出演が決まってるのかと疑問はありますけど」

上田「ﾝﾌﾌﾌｯ」

有田「そこには触れないでおきます」

上田「そうだな」

有田「映画の公開はまだまだ先ですけど一応宣伝だけしときます？」

上田「そうだな」

有田「じゃあお願いします」

上田「えーわたくし、上田晋也も出ております「進撃の巨人」実写映画、現在も鋭意製作中です」

上田「原作のファンもこの作品を知らなかった人もきっと楽しんで貰える映画になるだろうと確信しております」

上田「公開は来年ですが皆さん楽しみに待っていてください。よろしくぅ～」

有田「はい、ありがとうございます」

上田「お前も楽しみにしといてよ」

有田「うん、まぁ楽しみにしとくも何もね」

上田「何よ？」

有田「いや映画自体は楽しみですけど、さっきの話で俄然楽しみになったというか」


有田「そもそも時間の無駄だったというか」


上田「まぁまぁまぁｗ」