P「春香の夢を見たと思ったらいつのまにか夢精していた」(212)

P「何を言ってるかわからないと思うが、俺も何が起こったかわからない」

P「……と、とにかく」


P「死にたい……」

P「……とりあえず、後処理しないと」

シュルシュル パサッ

P「うわぁ……ぱんつの中がべろちょろだよ……」

P「……風呂行こう」


 * * *


キュ、キュ

ザァァァ――……

P(……溜まってたのかもな)

P(最近忙しくて、ゆっくり抜く暇もなかったし)

ゴシゴシ

P(……中学生でもあるまいし、恥ずかしいな……)

P(春香……なんか、ごめんな)

【765プロ事務所】

P「……おはようございまーす」

小鳥「あ、おはようございますプロデューサーさん。……あら? どうしたんですか?」

P「え、どうしたって……何がですか?」

小鳥「なんだか、ちょっと元気がないように見えますけど……」

P「え!? あ、い、いえ! 大丈夫、なんでもないですよ! ちょっと寝不足なだけで……あはは」

小鳥「そうですか……プロデューサーさん、最近お忙しいみたいですけど、無理はしないでくださいね」

P「……ありがとうございます」

P(夢精した罪悪感でこうなっているとは言えないな……)

P(ところで、春香は……?)

P「……」キョロキョロ

小鳥「何かお探しですか?」

P「……春香は……まだ来てないみたいですね」

小鳥「春香ちゃん?」

P「あ、違くて! えっと、春香だけじゃなくて、他のアイドルの皆って言うか……」

小鳥「……ふふっ、へんなプロデューサーさん」

P「へ?」

小鳥「あなたが担当されている皆は今日、事務所に寄らないで朝からレッスンですよ。今頃スタジオに着いた頃じゃないかしら」

P「……あ、そ、そうでしたね!」

小鳥「プロデューサーさんが昨日、そう指示してたのに」

P「いやー、うっかりしてました! まだ寝ぼけてるのかな……ははは」

P(うう、さっきから挙動不審だ俺……音無さんに、へんな風に思われてないだろうな……)

P「えーっと……」ペラ

P(そうだ、今日は皆にはセルフレッスンをしてもらっておいて……俺は打ち合わせで局に行くんだったな)

小鳥「春香ちゃんに、何か用事でもあったんですか? 良かったら事務所に帰ってきたときに伝えておきますけど」

P「だ、大丈夫です! 俺の方から携帯に連絡しておきますから!」

P(……用事なんて、ないけど……とにかく、朝から顔を合わせなくて済んで、助かったかもしれない)

P(いまは、春香の前でどんな顔をしたらいいかわからないからな……)


 * * *


P「……それじゃ、そろそろ俺も行ってきます」

小鳥「はーい。お気をつけて~」

P「……」

――バタン

P「……とにかく今は仕事、仕事だ!」

P「体も軽くなったし、皆のためにも頑張ろう!」

【テレビ局】

テクテク

P「えーっと……確か打ち合わせは、八階の会議室……」

P「……って」


     ,。、_,。、 
   .く/!j´⌒ヾゝ

    ん'ィハハハj'〉   
.    ゝノ´ヮ`ノノ

   ↑ポスター


P「……」

P(春香……出会ったばかりの頃と比べて、今やすっかり人気アイドルになったな)

P(……自分でプロデュースしておいて、なんというか、親バカみたいな感じになってしまうけど)

P(やっぱり……春香は、可愛いな)

――トクン

P「――っ! っと、いかんいかん! よこしまなこと考えてないで、仕事仕事……!」

 
 * * *

P「ですので、765プロとしましては……」

P「……いえ、そうではなく……あくまで天海春香の……」

P「あ、ありがとうございます! それでは……ええ」

P「え? 張り切ってる? あはは、そう見えますか!」


 * * *


カァ…… カァ……

P「……ふぅ」

P(思ってたより、随分時間がかかってしまった)

P(時間があれば一応、レッスンスタジオにも顔出そうと思ってたけど……もう皆、家に帰ってるだろうな)

P(……事務所に戻ろう)

【夕方、765プロ事務所】

ガチャリ

P「ただいま戻りました~」

春香「あっ!」

P「っ!!?」

トテトテ

春香「お帰りなさいっ、プロデューサーさんっ♪」

P「た、ただいま、春香……え、いや、なんでここにいるんだ!?」

春香「えー……、私がここにいたらいけませんか?」プクー

P「ああ、ごめんごめん! そういうつもりで言ったんじゃなかったんだけど……」

春香「……えへへっ、冗談ですよ、冗談!」ニコッ

P「……」

春香「プロデューサーさん?」

P「え、な、なんだ?」

春香「なんか、心ここにあらず、って感じですけど……何かあったんですか?」

P「い、いや、そんなことないぞ! 俺はいつも通り、元気なお前達のプロデューサーだ!」

春香「そうかなぁ~……」

P(どこがいつも通りのプロデューサーなんだ!)

P(さっきから、どもりまくりじゃないか……くそう、春香の顔が直視できない)

P(思春期かよ……こ、このままじゃいけないよな)

P「……ごほん! ところで春香、こんな時間ま――」

春香「あっ、そうだ!」パンッ

P「え?」

春香「えへへー、ちょーっとだけ、待っててくださいねっ♪」トテテ

P「お、おい春香? どこに……」

春香「あぁっダメダメ! プロデューサーさんは、ソファに座っててくださーい!」

P「おーい春香、何をやってるんだー?」

春香「ナイショでーす! えへへ……でも、もうすぐ、ですからね!」

P「……」

――コポコポ……

P(……この匂いは……)

P(コーヒーか……春香が、淹れてくれてるのかな)

P(ナイショ、って言ってたけど……バレバレだぞ、春香)

P(……でも、心が落ち着く、良い香りだな)


 * * *


春香「お待たせしましたー! はい、どうぞ♪」コトッ

P「おお、これはコーヒーか! 全然わからなかったな! いやぁ嬉しいよ、ありがとう!」

春香「……プロデューサーさんって、演技、あんまり上手じゃないですね」

P「な、なんのことだ? 嬉しいのは本当だぞ」

春香「それは、その……わかってますけど……あぁ、もういいですっ」

P「……」ズズッ

P(うおっ、甘いっ。角砂糖何個入ってるんだ!?)

春香「あのぉ……どうですか?」

P「あ、ああ! ちょうどいい甘さだよ、うん! 最高だ!」

春香「……えへへ。また、嘘つきさんですね」

P「へ……?」

春香「プロデューサーさんはいっつも、ブラックか、角砂糖1個。私、ちゃーんと知っていますから」

P「……」

春香「今渡したのは、その……わざと多目に、お砂糖入れたコーヒーなんです」

P「……な、なんでそんなこと」

春香「私流格言その108! 甘いものはどんな疲れも癒してくれる!」

P「……私流格言って、そんなにたくさんあったのか」

春香「今パッと思いついただけでーす♪ えへへ……」

P「……」

ズズッ

P「……美味しいよ。ありがとうな、春香」

春香「えへへ……どういたしまして♪」

P(……春香は優しい子だな、本当に……)

春香「……それで、そのぉ……」

P「ん?」

春香「プロデューサーさん、なんでそんなに、いつもと違うんですか?」

P「ブッフォー!!」

春香「わっ!?」

P「あ、ご、ごめん!! あー……服にちょっとかかっちゃったか」

春香「あ、いえ……これくらいなら、家帰ってすぐ洗えば落ちますから、大丈夫です」

P(……き、昨日の夢のこと思い出してしまった……!)

春香「そんなことより、プロデューサーさん!」

P「う、うん……」

春香「さっきの質問に答えてくださいよぅ! 私、今日、ずーっと気になってたんですから!」

P「気になってた? 俺、今日、春香に何か言ったっけ……?」

春香「逆です! なーんにも連絡してくれなかったから、余計に気になっちゃってたですよ!」

P「うーんと……どういうことだ?」

小鳥「あの、プロデューサーさん……」

P「あ、音無さん。いたんですね」

小鳥「ええ。物陰からずっと、おふたりの様子をニヤニヤ――じゃなくて!」

P「……?」

小鳥「……えっと、春香ちゃんが言ってるのは、私のせいなんです」

春香「そーなんです! ……あぁ、べ、べつに小鳥さんのせいってわけじゃないですよ!?」

P「と、とにかく順を追って説明してくれ!」

 
 * * *

P「……なるほど」

P(俺が今朝、春香の名前を口走ってしまったことを、音無さんが覚えていたらしい)

P(『だ、大丈夫です! 俺の方から携帯に連絡しておきますから!』と言ったことも……)

P(それで音無さんが、レッスンが終わって事務所に帰ってきた春香に、そのことを確認して……)


春香「……でも、待てど暮らせど、プロデューサーさんからの連絡はなくて……」

P「あー……その、なんだ」

春香「私、何かしちゃったんじゃないかなって……」

春香「だから、プロデューサーさんが帰ってくるまで、事務所で待たせてもらうことにしたんです」

P「……そっか。でもそれなら、携帯に連絡を入れてくれればよかったのに」

春香「むぅー……プロデューサーさん、言ってることがめちゃくちゃじゃないですか?」

P「……そうだな。俺もそう思う……」

P(元はと言えば、俺が春香に連絡することになってたはずだったんだもんな)

P「……ごめんな、春香。でも、心配は要らないよ」

春香「え、でも……」

P「朝は、少し寝ぼけてただけさ。春香は何もミスもしてないし、俺から春香に注意することは何もない」

P(俺から春香に謝ることはあれど、注意することは本当に何もないからな)

P(……謝るっていうのも、アレに関しては、年頃の女の子言えるわけもないし……)

春香「……本当ですかぁ?」

P「あ、ああ……だからそんな目で見るなって」

春香「…………」

P「……本当だよ」

春香「……私、プロデューサーさんに、嘘つかれるの……いや、ですよ?」

P「え?」

春香「だって……私はプロデューサーさんのこと、こんなに信じてるのに……そんなの、悲しいですから」

P「――……」

春香「……前に、なんでも相談してくれ、力になるよって言ってくれたことが……とっても嬉しかったんです」

春香「ユニットのリーダーとして、皆を引っ張っていけるかずっと悩んでた私の胸が……」

春香「信じられないくらい、すーってラクになりました」

P「……春香……」

春香「……だから私は、おんなじように、プロデューサーさんの力になりたい」

春香「プロデューサーさんが悩んでるなら、話を聞いてあげたい……えへへ、そんなの生意気、かもですけど」

P「……いや、そんなことはないよ。ありがとう」

春香「ありがとうって言うくらいなら、話してくださいよ!」

春香「私……一方通行の気持ちは……、悲しいし、さみしいです……」

P「……」

P(――うつむいて、少し涙声になっている)

P(俺が、春香をこんな気持ちにさせてしまったんだ……プロデューサーとして、なんて情けない……)

P(……しかし夢精しただけなのに、まさかこんなことになるとは……)

P(俺は――春香に対して、誠実でありたい)

P(こんな風に言ってくれる、心優しい、春香に――)


P「……春香、俺な」

春香「! は、はいっ!」

P「実は昨日……春香の夢を見て、む」

春香「む?」

P「むせオォエッホオッホン!! ゲホッゴホッ!!!」

春香「うわぁっ!? ぷ、プロデューサーさん!? 大丈夫ですか!?」

P「あ、あぁ……す、すまない」


P(いやいやいやいや!! 落ち着け俺!!)

P(さすがに本当のことは言えないだろう! 常識で考えろ!!)

P(相手は純真無垢な天海春香だ! こんなこと言ったらトラウマもんだぞ!!)

春香「大丈夫ですか……? もしかして、風邪でも引いちゃったんじゃ……」

P「い、いや、そんなこと――」

春香「……ちょっと、おでこさわりますね」

ピト

P「っ!」

春香「……」

P「……」

ドックン…… ドックン……

P(少し冷たくなった春香の手が……うう、柔らかい良い匂い心臓が爆発しそうだなんでだよ)

P(な、なんでこんなに……春香のことを意識しているんだ)

P(昨日までは、なんともなかったのに……!)

P(心なしか、春香の顔まで赤くなっているようにも見えるし……本当に俺、どうかしてしまったんじゃないか!?)

P「……あ、あの」

春香「ひゃ、ひゃいっ!? あぁっ、ごご、ごめんなさい!」

パッ

P「あ……」

春香「私ったら、つい……やだっ、何しちゃってるんだろ~……!」

P「…………」

P(……両手で自分のほっぺをおさえて、春香が恥ずかしがっている)

P(恥ずかしいのは俺の方だっていうのに……ああ、くそう)

P(可愛い……!)

P「……ね、熱はあったか?」

春香「え?」

P「だから、その……今、手を添えてくれただろ? それで、熱、あったかなって」

春香「あ、あぁ! そそ、そうですね! えーっと……」

P「う、うん」

春香「……わ、わかりませんでした……えへへ……」

P「……」

春香「……」ジッ

P(こ、これが伝説の、上目遣い……!)

P(実在したのか……!)

春香「…………」

P(春香が呼吸をするたびに、唇と胸がわずかに上下している)

P(息を整えているんだろうか……リップクリームで濡れた、柔らかそうな唇)

ドックン…… ドックン……

P(……さっきから、心臓の音が凄い)

P(聞こえてしまうんじゃないかってくらい、大きく高鳴ってる)

P(お、俺は……本当に、な、なんで……こんな年下の少女相手に、ここまで……!)


春香「……あの、プロデューサーさん」

P「は、はいぃっ! なんでしょうか!」ガタッ

春香「」ビクッ

P「あ、ご、ごめん! ああもう……!」

       ,{_/_ノ: : : : / : : :/ : : : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : |/ヽ_ノ]=- 、
     /´ /Y: : : : :/ : : / : : : :ノ| : : : : : : : :Λ: |: : : : :ハ : : : : : :ヽ`丁::/ |`ヽ >

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       |: : : : | iとこゞ辷ン         {{///..::jノ}ハ | : : : : : :| : : : : : : :|

       |: : : : !   ー─''           '⌒)_イトリ }} |: : : : : : | : : : : : /
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          | : : ::|{       ′        ` ー‐      |: : : : : ::| : : : :\
        |: : ::八                     //////  |: : : : : :|/\: : : : \
        |: ::/ノ: :\     ^ヽ__,. --、           イ|: : : : :/   ヽ : : :<
        レ   ̄ノ: : >,、     、            イ /|: : ::ノ      \ ̄

春香「……私の夢を見たって……」

P「あ」

春香「……ほんと、ですか?」

P「……う、うん。昨日な」

P(そうだった……中途半端に、そこまで言ってしまったんだった)

春香「そっかぁ……えへへ……」

P「……あ、あはは、どうしたんだ春香! そんなに俺の夢に出れたことが嬉しかったか?」

春香「はいっ! とっても♪」

P「え……」

P(なんだよぉそのリアクション……ふぇぇ……想定外だよぉ……)

春香「って、違う違うちがいますぅ! あ、ああう、べ、べつに変な意味じゃなくて……っ!」

P「あ、ああ、そうだよな! う、うん……わかってる、わかってる」

春香「……うぅ、なんで、私は……」ボソボソ

春香「そ、そんなことより! ……む!」

P「え? ……む?」

春香「プロデューサーさん、さっき言いかけましたよね? む、って……」

P「!!」

春香「私の夢を見て、む……って、どういうことなんですか?」

P「あ、そ、それは……」

春香「……」

P「わ、忘れてしまっ」

春香「嘘です!」

P「……はい、嘘です」

春香「出来れば、その……どんな夢を見たか……教えて欲しいな。なーんて……えへへ」

P「…………」

P(どうするどうするどうする)

P(いっそすべてを捨てる覚悟で言ってしまおうか それでどんなリアクションするか見てみたいしいやいや落ち着け)

P(春香と、その……――する夢を見たなんて絶対に言えないだろ! ドン引きもいいところだ!!)

む、ムラムラした

P「…………」モンモン

春香「…………」ジー

P(……そうだ!)ティン


P「……む」

春香「む?」

P「……昔の、夢を見たんだよ」

春香「え……昔の夢?」

P「ああ。あれはそう、春香とまだ出会ったばかりの、あの頃の夢……」

P「……あの頃はまだ、春香も今と違ってさ……」


P(……この方向で行こう、うん、それっぽくなりそうだ)

お昼ご飯をかねて休憩する

 
 * * *


『わ、私、天海春香ですっ、よろしくお願いしましゅ!』

『あう……いきなり失敗しちゃったよぉ……と、とにかく、その!』

『私、これといった取り得もなくて……普通ってよく言われるし、よく転んじゃうダメな子ですけど……』

『でも、歌うことが大好きで……歌ってたくさんの人を笑顔にできるような、そんなアイドルになりたいです!』

『……あ、取り得! 一個ありました! 実は私、お菓子作りが特技なんです!』

『えへへ……今度、プロデューサーさんにも美味しいお菓子、作ってきますね!』


 * * *


『あの、プロデューサーさん……』

『もしかして、元気、ないんですか?』

『……大丈夫ですよ! 私だって、よく失敗しちゃいますし、そんなときは誰かと長電話でもして……』

『――って、そんな私なんかが大丈夫って言っても、説得力ないかなぁ……え?』

『……あ、ありがとう、ございます……えへへ……』

―――
――


P「……こんな夢」

春香「……ふふ、本当……懐かしいですね」

P「あの頃はまだ、俺も春香も、失敗ばかりでさ……春香なんて緊張して、ステージで歌詞トんじゃったりして」

春香「あっ、もう、それは忘れてくださいよぅ! そんなこと言ったらプロデューサーさんだって……えっと……そう!」

春香「ユニットを組む、って話になったときに、私以外のメンバーとケンカしちゃったり!」

春香「あとあと、営業先でえらい人に怒られて、しょぼーんってなってたり……」

P「あはは……そんなこともあったな、うん」

春香「……えへへ。今ではみんな、仲良しですけどね」

P「……」

春香「懐かしいなぁ……」

P「……それでさ」

春香「え?」

P「それで……今朝はなんとなく、思ったんだ。春香がまた、どこかで転んだりしてないかなって」

P「あの頃みたいに、失敗して、転んで……泣きそうになってないかなって」

春香「今でも、転んじゃうのは相変わらずですよ?」

P「……そうだな。でも、なんとなく言いたいこと、わかるだろ?」

春香「……はい」

P「春香は、随分強くなったよ」

P「会ったときから既に元気な子だったけど……あの頃よりずっとずっと、どんなことがあってもくじけずに、皆を巻き込める子になった」

春香「転ぶにしても、前のめりに! ……ですよね?」

P「ああ、そのとおり!」

春香「……プロデューサーさんのおかげ、ですよ」

P「そんなことはないさ、俺は春香のアイドル活動をサポートしただけなんだから」

春香「そのサポートっていうのが、転んじゃいそうな私の、大きな支えになってくれていたんです」

P「……そうなのか?」

春香「そうなのです♪ えへへ……」

―――
――


P「――でさ、あのときなんか……」

春香「えっ! だってあのときはプロデューサーさんが……」

小鳥「おっほん! ふたりとも~?」

P「あぁ、音無さん! す、すみません、すっかり忘れてました……」

小鳥「まぁ、私も気配を消して録画し」

春香「え? 録画……?」

小鳥「ゲフンゲフン! えーっと……そろそろ、春香ちゃんを帰してあげないといけない時間なんじゃないですか?」

P「時間……?」

「……」

P・春香「「ああっ!!!」」

春香「あ、あ、どうしよう~! 家になんにも連絡してないよ~!」

P「お、落ち着け春香! えーっと……とにかく、車で駅まで送っていくから!」

春香「は、はいっ! ごめんなさい……」

P「終電は?」

春香「さすがにそれはまだ余裕ありますけど~……」

P「よし、じゃあ急ごう!」

春香「うぅ、今日は早く帰るって言ったのに……怒られちゃうかも……」

P「ほらほら、あー……荷物俺が持つから、早く!」

春香「す、すみませんっ! お疲れさまでしたっ、小鳥さん!」

小鳥「はーい♪」

タッタッタ……

――バタン


小鳥「……ふふっ」

小鳥「まるで、昔に戻ったみたいね」

P「さて、飛ばして……いやいや、安全運転で……」

春香「……あ……」

P「ん、どうした春香?」

春香「……えへへ」

――ガチャ

春香「おじゃましまーす」ポフン

P「……助手席?」

春香「たまには、いいじゃないですか♪ 久しぶりの二人っきりなんですから」

P「……」

春香「あ、う、その……へんな意味じゃないですよ? ただ、いつもはここ、取られちゃうし」

P「……ははは、さっきまであんなに慌ててたのに」

春香「むぅ……は、はやく行きましょうよ!」

ブロロロロ……

P「……」

春香「……♪」

P「……春香、嬉しそうだな」

春香「えぇ! そそ、そんな……ほら、前! 前みてないと、危ないですよ!」

P「はいはい」

春香「……えへへ……」

P「……」


P(いつもの調子で、あたかも冷静を装っているけど……)

P(実は俺……今、とてもハラハラしているのである)

P(昔話でなんとか誤魔化せ……たよね? 俺が夢精したことは、なかったことになったよね?)

カッチ、カッチ……

P「……うーん……こんな時に渋滞とか……」

春香「……プロデューサーさん」

P「ん? ああ、ごめんな。もうちょっと待っててくれよ、あと少しだから」

春香「あ、いいえ、そのことじゃなくて……」

P「どうしたんだ?」

春香「……なんでだか、わかりますか?」

P「うーん……わからないな。主語がないとさすがに……」

春香「もうっ、それくらいわかってくださいよぅ。あんなに色んなこと、二人で乗り越えてきたのに!」

P「ははは……すまんすまん。こんなダメダメプロデューサーに、なんのことだか教えてくれるか?」

春香「……ふふっ、しかたないですね♪」


春香「――プロデューサーさんが私の夢を見たということ」

春香「それが、どうして……私の心を、こんなに嬉しくしたか、です」

春香「プロデューサーさんは、さっき言いましたよね」

『そんなに俺の夢に出れたことが嬉しかったか?』

春香「――って」

P「あ、ああ……」

春香「それで私は……」

『はいっ! とっても♪』

春香「って、ついつい……そう言っちゃったんです」

P「…………」

春香「……さっきは、その……誤魔化しちゃいましたけど」

春香「嬉しかったことは、本当……ですから」

P「……えーっと……は、春香?」チラ

春香「ああっ、だめです! こっちを見ないでください! ほら、安全運転ですよ、安全運転っ!」

P「ご、ごめん!」

春香「……」モジモジ

P(……いま一瞬、ちらりと見えた春香の横顔は……この夕日みたいに、真っ赤に染まっていた)

P「……なんで、って」

春香「は、はい……」

P「それは……その、だな」

春香「……」

P「……は、春香が……」

P(て、適当に……、なにか、何かないか、えーっとそうだ!)


P「……実は俺のことが、好きだから? なーんて」

春香「――……」


P「なーんてな! ウソウソ! 冗談冗談!! あの、別にセクハラとかそういうつもりじゃなくてですね」

春香「…………」

P「……春香さん?」

春香「…………」

P(あ……俺、たぶんいま、間違った……色々と……)

春香「……は、は……」

P「……は? えっと……」

春香「そ、それってヤバヤバ意味じゃないでしょうな」

P「お、落ち着け! 意味がわからないぞ……!」

春香「あぁああぁううううぅう……!」

P「…………」

春香「……は――です」

P「え?」

春香「……は、はずれ……ですぅ」カァァ

P「そ、そっか! あはは、うん、そうだよな! ああうん、わかっていたとも!」

春香「うぅぅうぅ……! 恥ずかしい……!!」

P「あ、あはは……」

P(なんであんなことを口走ったんだ俺……!)

P(っていうかはずれっていうなら、つまり俺のこと好きじゃないっていうなら、なんで恥ずかしがるんだ春香……!)

ブォォォ――……

P「……あ、動……」

春香「……い、行きましょう」

P「うん……」


ブロロロロ……


P「……あの、春香」

春香「ひゃ、ひゃい!」

P「結局……答えは、なんだったんだ?」

春香「えぇ!? それを聞くんですか、この空気で!?」

P「あ、その……気になっちゃったから、ついな」

春香「……」

P「……」

春香「……家に帰ってから、寝る前に……メールで教えてあげます」

【駅】

P「……」

春香「……」

プォォォ――……

『……間も無く、765番線に、電車が参ります……』

P「で、電車……来たな」

春香「……はい……」

P「あの……春香」

春香「な、なんですか?」

P「ああ、明日も、頑張ろうな!」

春香「そそ、そうですね! うん、張り切っていきますよぉ!」

P・春香「「えいえい、おー! あはは、あはははは……」」

―――
――


ガチャ

P「……ただいま」

P「……」

P「……つ、疲れた……!」


P(あのあと、どこか名残惜しそうな顔をした春香が電車に乗り込むのを見届けた俺は、そのまま事務所に戻り……)

P(音無さんとついでに律子がニヤニヤしながらこっちを見てくる中で、少し居心地の悪い思いをしながら……)

P(来週以降のスケジュール確認と、細々とした雑務を終わらせ……、やっと家に帰ってきたのである)


P(いつもよりラクなスケジュールだったのに……なんだか、随分と疲れた……)

P「……あ」

P(そんな俺の目に飛び込んできたもの)

P(それは……パンツだった)


ヒラヒラ……


P(今朝泣きそうな思いをしながら、大慌てで洗ったトランクス)

P(俺がこんなに疲れているのも知らずに、洗濯ばさみに挟まれてのんきにヒラヒラと揺れている)

P(それを見ながら、俺は――昨日見てしまった夢のことを、思い出し



―――
――




P「……ふぅ」

P「どうして世界では、いたるところで争いが起きてしまうんだろう」

P「みんなが春香の可愛さを知れば、戦争なんて無くなるよなぁ~」

賢 者 光 臨

P「……」

P「……いや、いやいやいや……!」

P「な、なんだ……!? 何が起きた……!?」

P「気付けば2時間も経って……え、こわい……!」


P「家に帰ってきたと思ったら、いつのまにか……――していた」

P「何を言ってるかわからないと思うが、俺も何が起こったかわからない」

P「……と、とにかく」


P「死にたい……!!」


――ピピピ


P「……え……メール……?」

P「……」

パカッ

P「! 春香……」

P(……そういえば、家に帰ったら寝る前に、メールするとかなんとか言っていたっけ)

P「……」

ピッ


……………………………………
From:天海春香
Subject:答え合わせ

プロデューサーさん、こんばんわ!
お疲れさまです、春香です。
いま、何をしていましたか?
夜ご飯、ちゃんと食べましたか?
……………………………………


P「……」

P(メールの文面から、春香の顔が浮かんできて、更に死にたくなってきた)

P(え、えっと……続きは……)ピピピ

……………………………………
えへへ…やっぱり、ちょっとだけ
お母さんに怒られちゃいました。
言ってたのより帰るのが遅い、って。

あっ、でもプロデューサーさんは
全然気にしなくていいですからね!
私が連絡してなかったのが悪かっ
たんですし。

…えっと、それでですね。
さっき言ってた、答え合わせなん
ですけど…。
……………………………………


P「……」ピ ピ ピ……

P「……!」


……………………………………
…答えを言うの、ちょっとだけ、
恥ずかしいです。でも、言いますね。

実は私…ううん、私も。
昨日、プロデューサーさんの夢を
見たからなんです。
……………………………………

ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' の丿   ̄≠Ξイの、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i

 
……………………………………
プロデューサーさんが見た夢、
っていうのは…私との昔の夢
だったみたいですけど…。
私が見たのはちょっと違います。

昔じゃなくて、未来の夢…です。
内容は…恥ずかしいから
今は言えないけど、きっと
いつか、私の口で、言います。

…えへへ。なんだか、書いてて
恥ずかしくなってきました。

だから…、えっと、とにかく!
内容はともかく、お互いにお互い
の夢を見れたから、だから私は
嬉しかったんですよぅ。
プロデューサーさんと私、
息ぴったりだなって思って!

プロデューサーさんは、答えが
わからなかったみたいで…
それがちょっぴり残念ですけど。
えへへ。
……………………………………

P「……春香」

P(これが天使か……)

P(そして俺は……春香に比べて、なんて汚れているのだろう)

P(……まぁ、そんなんだから、春香から好かれてないってのも頷け……ん?)


P「……まだ、続きがある?」

ピピピ


……………………………………









…ここまで、スクロールしておけば、
鈍感なプロデューサーさんは、きっと
気付かないですよね。うん。
……………………………………

……………………………………
もし、気付いちゃったなら…それでも
いいけど…明日顔を合わせても、
気付かなかった顔、してくださいね。

えっと、その…。
プロデューサーさんにさっき言われた、
俺のこと好きだから?っていうのは…
本当、ビックリしました。
まさかそんなこと、プロデューサー
さんから言われるとは思ってなかった
から…。

…あれは、確かにはずれです。
はずれだけど…勘違いされたくない
から、今、ここに書きます。

クイズの答えとしては、はずれって
だけで…私がプロデューサーさん
のことをどう思っているかは…、
その…はずれでは、ないですから!

うう…。よくわからなくなってきたし、
そろそろ眠気も限界です!というわけで
…おやすみなさい!

春香より
……………………………………

電話帳の名前を全部天海春香にしよう
俺もはるるんとメールするんだ

 
P「……」

P「……」

P「……」



P「……お、俺ももう、寝よう」

モゾモゾ

P「あ、風呂……ああもう、いいや」

P「明日、朝入れば……それで……」



P「……」

P(……ああ)

P(今夜も、春香が夢に……出て……きそうだ)

春香ちゃんかわいいピヨ         ●REC

―――
――


ムクッ

P「……ん」

P「……あさ、か……外で小鳥も鳴いている……」

ぴよぴよ……

P「うーん……、良い目覚めだ! ……よし!」


P「……よっし!!」

P「風呂に入ろう!!」

P「ははっ、まさか連日だとは思わなかったぜ! ごめんな春香!!」

【765プロ事務所】

P「おはようございまーすっ!」

小鳥「おはようございますー。……あら?」

P「音無さん、どうしたんですか?」

小鳥「……ふふっ、いいえ。昨日に比べて、随分清々しい顔付きをされているなって思って」

P「あはは! そうですか? 実はなんていうか、開き直ったって感じなんですよ!」

小鳥「開き直り?」

P「ええ! ところで、春香は……」

小鳥「春香ちゃんなら、今日はやけに早く来て……ほら、そこ――」

「きゃぁぁぁぁああああ!!!!」

P「っ!?」

小鳥「……春香ちゃんの声、ですね」

P「お、おい、どうしたはる――」

春香「うわぁぁっ! ぷ、プロデューサーさん!?」

P「あ、ああ。今、春香の叫び声が聞こえた気がしたんだけど……」

春香「なんでもないですっ! なんでもないですからぁ~! あっち行ってくださ」

「ねぇねぇ春香! これ、どーいうことなの!?」

「んっふっふ~! はーるるん、さっすがだねぇ~!」

「は、早く、続きを……気になっちゃいますぅ」

P「あれ、皆で何を観て……ビデオ?」

春香「うぅぅぅぅうぅうぅう!! 小鳥さぁん!! な、なんでこんなもの……!」

小鳥「ふふっ♪ 昨日の春香ちゃん、とっても可愛かったから、みんなにも見せてあげたいと思って~」

P「……昨日の、ビデオ?」

春香「ぷ、プロデューサーさん、本当……見ないでください……!」

P「……は、はは……」

「……プロデューサー? その……きゃっ、ちょ、ちょっと押さないで!」

「プロデューサー! へへっ、詳しく聞かせてくださいよっ!」

P「……は、春香!」

春香「は、はい……」

P「レッスンへ行こうか! よーし、久しぶりに俺が付きっきりで見てやるからな!」

春香「わ、わっかりましたぁ! 早く行きましょう、今行きましょう!」

タタッ

「「「あっ、逃げた~!!」」」

 
 * * *

P「……逆効果、だったかもな」

春香「へ?」

P「いや……」

春香「……プロデューサーさん、ほんとに、レッスンに行くんですか?」

P「うーん……この時間じゃそもそも、空いてないだろうしな」

春香「……そ、それじゃあ……」

P「ん?」

春香「……朝のミーティングまで、10分くらいありますよね」

P「あ、ああ」

春香「……それなら、その……」

春香「その10分間を……、私にくれませんか?」

P「……」

P「……うん、いいよ。好きに使ってくれ」

春香「……えへへ……ありがとうございますっ♪」

 
P「散歩に付き合うって、それだけで良かったのか?」

春香「えへへー、十分ですよぅ」

P「……そっか」

テクテク

P「……こうして歩いてると、また思い出すな」

春香「私達が初めて会った頃のこと、ですか?」

P「ああ。あの頃は、毎日二人で歩いて、走って……とにかく営業ばっかりだった」

春香「……そうですね」

P「大変だったな……今は色んな所から仕事が入ってくるようになって、そういうこともしなくなったけどさ」

春香「でも、ああいう時間、私は……大好きでしたよ」

P「そうか?」

春香「そうです♪」

P「……そうだな。俺達は、ふたりで……」

春香「……そう、ふたりで二人三脚で頑張ってきたから……やっとここまで来れたんです」

 
P「……なぁ、春香」

春香「どうしたんですか?」

P「……実はさ、また昨日、夢を見たんだ」

春香「……私の夢? なーんて」

P「そうだよ」

春香「! そ、そう……なんですか……えへへ」

P「……内容は、ナイショだけど」

春香「えぇ~! そこまで言っておいて、ズルいですよ~!」

P「春香だって、夢の内容は恥ずかしいからって教えてくれなかっただろ?」

春香「そ、それは……その……」

P「俺も、恥ずかしいから、だからナイショ」

春香「むぅ~……」

P(恥ずかしいとかもうそういう次元の夢じゃなかったけど)

 
P「……春香」

春香「はーい。今度はなんで――」

P「俺、春香のこと、好きだよ」

春香「す……か……えっ?」

P「ん、おっと……、もうそろそろ、時間だな。何言われるかわからないけど、事務所に戻らないと」

春香「ちょ、ちょっとプロデューサーさん!? い、今なんて……!!」

P「」タタッ

春香「えええ!!? 待っ、待ってくださいよ~~!!」

 
タッタッタ……

P「――なぁ、春香!」

春香「は、はい!? ちょ、待っ……」

P「これからも、頑張っていこうな! 二人でさ!」

春香「……っ!」

――ピタ

P「……ん、どうした?」

春香「プロデューサーさん! よぉーく、聞いててくださいねっ!」

P「あ、ああ……」

春香「……すぅー……」


春香「……私も、あなたといっしょです!」

P「……!」

春香「……だから、だからっ!」

春香「……だから、これからも、ずっと、ずー……っと!」

春香「私のプロデュース、よろしくお願いしまーす!」

P「……ああ、もちろん!」


春香「えへへ……約束ですよ、約束!」

春香「私の……世界一、大好きな……、プロデューサーさんっ!!」

終わり

終わりです、読んでくれた方、ありがとうございました
最初は夢精したって聞いて赤面するはるるんとセクハラしまくるPを書こうとしたけどなんか変わっちゃった
まぁなんくるないよね

            ノヘ,_
    ,へ_ _, ,-==し/:. 入
  ノ"ミメ/".::::::::::::::::. ゙ヮ-‐ミ

  // ̄ソ .::::::::::: lヾlヽ::ヽ:::::
  |.:./:7(.:::::|:::|ヽ」lLH:_::::i::::: ゙l
 ノ:::|:::l{::.|」ム‐ ゛ ,,-、|::|:|:::: ノ   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
 ヽ::::::人::l. f´i  _l :i |:|リ:ζ  _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
 ,ゝ:冫 |:ハ.i. |<´ノ| :l ソ:::丿    |    |  /    |   丿 _/  /     丿
 ヽ(_  lt|゙'ゝ┬ イ (τ"

       ,、ヘ__>}ト、
      .'::l1>===<l|:::::l

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       |:::::| /ーョヘ |:::::|
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P「俺が見た夢、本当は……」みたいな後日談が見たいな(チラッ)

P「真の夢を見たと思ったらいつのまにか夢精していた」

>>191
俺もこれがいい

9人同時に担当してる割に打ち合わせだけって仕事少ないのな

あすまん業界人としての顔が出てしまったか
どうしてもアイマスssは見れないわ 業界を知ってしまったために

>>203
これは面白いコピペ
有名な書き手~~と同じ匂いがする

Mr.Childrenの桜井さんが格好良すぎてえっちしたい
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 17:54:43.28 ID:8GTpgE47O
当方30代後半♂ 今は売れないシンガーソングライター。

桜井さんはあれだけ売れてるのに後輩に優しい(JENのカスは謎に態度でかい)

また、桜井さんの笑顔は可愛らしいくせに変態だからそこが惹かれる

恋愛感情はないけどえっちしたいです 以上


銀時「おい、お前、一体何しに来たの? え?」 長門「……」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:50:45.38 ID:8GTpgE47O [1/1] AAS
俺(天才ss作家。現在vipを見捨てエブリスタにて連載中)程の再現度じゃないな

あ、すまんすまん続けて 滑稽な舞を

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