一夏「いいぜ?付き合ってやっても」(112)

女「本当に!? いいの!?」

一夏「ああ、いいぞ。買い物くらい」
一夏(いつも通りとぼけてっと……)

女「えっ? 買い物?」

一夏「え? 買い物に付き合って欲しいわけじゃないのか? じゃあ何処だ? 遊園地かどっかか?」

女「そうじゃなくて……その……恋人として付き合って欲しいっていうか」

一夏「恋人!?」
一夏(クソっ……こいつ明言しやがった)

女「……その、織斑くんってあの5人と仲いいし。どうなの?」

一夏「えー!! いやあの5人はなんていうかその……」

女「どうなの!? いつも校内の女の子はべらせて……いい加減1人に絞ってよ!」

一夏「いや、だって…」

女「本命は誰なの!? シノノノさん?」

一夏「箒は……確かに綺麗だし、巨乳だけど……」

一夏「暴力的だし、なんていうか性に対する考え方が古そうっていうか……」

女「……じゃあシャルロットさん!?」

一夏「シャルは……綺麗だし、利口でおしとやかだけど……」

一夏「非処女だし……」

女「じゃあセシリアなの!?」

一夏「セシリアは……綺麗だし、お嬢様だし、処女だけど……」

一夏「あいつってばバカ舌だしさ……正直ありえないよ」

女「まさかラウラ!?」

一夏「ラウラは……可愛いし、賢いし、処女だし、味覚はおかしくないけど……」

一夏「あいつは貧乳だし……」

鈴は二組だし

女「え!? じゃああの5人の中には織斑くんの本命はいないんだね!?」

一夏「ああ」

女「じゃあ私と付き合えるよね? 好きな人いないならいいでしょ?」

一夏「……それとこれとは……」

女「うっうっ……」

本音「どうしたの? 女ちゃん? 」

谷本「女? 大丈夫?」

女「あのね……その、私、協定を破って織斑くんに告白したの……」

本音「ぇえーそれは大事件だよ!! 結果は?結果は?」

谷本「本音……」

女「見ればわかるけど……振られちゃった……」

本音「むーおりむーってばやっぱりあの5人に中に本命いるよね」

谷本「そりゃあねぇ…あの5人は代表候補とか専用機持ちだし、境遇が似ればそうなっちゃうよね……」

女「でも違うんだって……織斑くんってあの5人には本命がいないみたいなの……」

本音「えー!? それは大ニュースだよ!」

谷本「っていうかそれって舐めてない? 」

本音「なにがー?」

谷本「つまり、織斑君ってそうやって特定の人を作らないで女の子をとっかえひっかえしたいってことでしょ?」

本音「むーそっかー」

女「……やっぱりそうだよね? 皆あれだけアピールしてるのに誰も相手にしないんだから」

谷本「仮に天然たらしだとしても、質悪いよ」

女「うっうっ……」

谷本「ほら泣かないで……悪いのは織斑なんだから……」

次の日

一夏「おはよー」

クラス「」シーン

一夏「?」

クラス「」ヒソヒソ

一夏(なんだ? いつもだったら皆、挨拶してくれるのに)

一夏「……」

箒「一夏! 話しがある!」

一夏「なんだ? 箒?」

箒「貴様、昨日女さんに告白したのは本当か?」

一夏「は? なんのことだ?」
一夏(あのやろー……)

箒「とぼけるな! ネタはもう上がってるんだぞ」

一夏「だから、なんのことだよ。 それに告白してきたのは女さんのほうだぞ?」

箒「ほう……では私が暴力女だといったのも嘘なんだな?」

一夏「う……それは」

箒「否定しないんだな!?」

友達でもないあいつの言うことを信じるのか!
って言えば、箒相手なら余裕で解決できるよな

一夏「だから……」

箒「ええい問答無用!!」ISシャキーン

一夏「ぐあああああああああああああああああああああああああああ」

一夏「……朝っぱらから酷い目にあった」

一夏「っていうか、なんであんな作り話しが広まってるんだよ……歪曲どころの話じゃねーぞ……」
一夏(しかし女ってのは見栄っ張りだぜ……)

一夏「はぁ……」

クラス「」ヒソヒソ

クラス「ホント織斑君って女たらしだよねー」ボソ

一夏(クソ……どう考えても俺は少数派だし。不利だな……)

シャル「一夏。ちょっと」

一夏「……おう」

シャル「なんか変な噂が広まってるけど、何したの?」

一夏「それが―」

一夏「というわけなんだ」

シャル「なるほどね。まぁIS学園の生徒といえど、根本は女子高生だからね」

一夏「ああ。なんでこういう噂だけで、行動に移せるのか疑問だよ」

シャル「そうだよね」

一夏「双方の言い分とか事実関係をはっきりさせないとさ、片手落ちになっちゃうからな」

シャル「同感だね。ところで僕はこんなにアピールしてるのに、一夏はどうして僕と付き合えないのかな?」

一夏「……」

シャル「……」

一夏「それは、デュノア社の令嬢なんて俺には恐れ多くて……」

シャル「……」

一夏「ほら、シャルって綺麗だろ? 女優みたいな顔してるさ。俺なんかじゃ釣りあわないっていうか」
一夏(とりあえずヨイショしておくしか……)

シャル「そっか……別に僕が非処女だからっていうわけじゃないんだね?」

一夏「な、当たり前だろ。処女を失ったことも含めてお前の人格なんだから」

シャル「……そう。わかった」

一夏(とりあえず非処女の主張を引用すれば、いいだろ

シャル「一夏。もう僕は君に付き纏わないから、安心してね」

一夏「シャル!?」

一夏(なんて勘のいい奴だ……)

一夏(しかし、頭おかしいだろ。シャルも)

一夏「これだけ、女がいるってのに1人に絞るだなんて出来るはずないだろ……」

一夏「そういうところは理解あるって思ってたんだけどなー」

一夏「大体非処女の癖して独占しようだなんておこがましいにも程があるだろ。今更」

一夏「自分は他の男としたけど、あんたはダメよっていってるようなもん」

一夏(はぁ……)

クラス「織斑くんって童貞処女厨らしいよー」

クラス「ねー気持悪いったらありゃしないよねー」

一夏(なんか、悪口がさっきより鮮明に聞こえるな……)

セシリア「一夏さん。少しよろしいですか?」

一夏「ああ……」
一夏(ったく……またかよ……)

セシリア「一夏さん。聞きましたわよ。女さんに告白したって」

一夏「……セシリア。言っておくが俺が告白されて断ったんだ。ありゃデマだ」

セシリア「それもシャルロットさんから聞きましたわ」

一夏「そうか……じゃあ何の用だ?」

セシリア「今回の件は全面的に女さんが悪いですわ」

一夏「……」

セシリア「でも根本的な原因は全校の女子に対して煮え切らない態度をとってきた一夏さんにあると思いますの」

一夏(こいつも一人に選べってか?)

セシリア「一夏さんは誰を選びますの?」

一夏(やはりこいつも俺が一人に選ぶってことを強制するのか……ここは無難に……)

一夏「そんなこと言われても、俺好きな人がいないんだ。そんな状態で選ぶもクソもないだろ?」

セシリア「でも、私達の好意には気付いていたはずです。なぜあのように飼い殺しのようなことをなさったのですか?」

一夏「そんな事言われても、はっきりと明言してくれない状態でいえるわけないだろ?」

一夏「告白すらされてない状態で、お前は俺のこと好きだよな? でも俺はお前好きじゃないわーなんていえるかよ」

セシリア「そうですわね。確かにその通りです」

セシリア「一夏さん。私は貴方が好きです。私とお付き合いして下さいませんか?」

一夏(クソーそう来るのかよ……ここでセシリアが織斑ハーレムから脱退かよ……)

一夏「すまん」

セシリア「……わかりましたわ」

一夏(どんどん一夏ハーレムから脱落者が……)

一夏「はぁ……」

クラス「ねーねー今度は織斑の奴セシリアを振ったらしいよ?」

クラス「あれだけセシリアにいい顔してたのにねー」

クラス「俺は皆を守る!!キリッ  っとか言ってたのにねー」

クラス「実はたらしでしたーみたいなー」

クラス「守れてるのは自分の童貞だけだよねー」ゲラゲラ

一夏(居心地わるい……俺の悪口のレベル上がってるぞ……)

一夏「さて……次は体育か……ん? 体操着がない……」

クラス(探してる探してる)

一夏「クソ……まさか俺がイジメに遭うだなんて……」

ラウラ「どうした一夏よ」

一夏「ラウラか……いやその体操着が」

ラウラ「体操着? はて、そういえば……さっき本音達が―」

一夏「なに!? 体操服を焼却炉に!?」

一夏「許せねぇ……」

一夏「来い百式!!」

ラウラ「なっ!? どうしたというのだ一夏!!」

一夏「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

本音「え!? おりむー」

谷本「ヤバイ。もうばれたの?」

一夏「お前らよくも俺の体操着を!! いや!! 俺のハーレムライフを」

一夏「食らえ!!!!!!!!!零落白夜!!」

本音「うわああああああああああああああああああ」

谷本「ああああああああああああああああああああ」

ラウラ「見損なったぞ一夏!! 」ガチん

本音谷本「ラウラ!? 助けてくれたの?」

女「助かったニダ」

一夏「ラウラ!! 邪魔するな!! そいつらは俺の体操着を!」

ラウラ「……体操着? 何を言っているんだ。お前は以前私に言ったはずだ」

ラウラ「お前の力は誰かを守る為のものでありたいと」

一夏「……だから体操着を守るんだ!」

ラウラ「ええい黙れ!! 」

一夏「うわあああああああああああああああああああああああああああ」

ラウラ「もう……あの時のお前は存在しないのだな……」

ラウラ「一夏……離婚しよう」

一夏「いや……もともと結婚してない……」バタ
一夏(ハーレム完全崩壊……)

一夏「くそ……何が悪いって言うんだ。男はいろんな女をつまみ食いしたいもんなんだ……」

一夏「女だって、世界一貴重といっても過言ではないこの俺の遺伝子が欲しいだけなのに……」

千冬「なんて寝言をほざくのだ!!」バシ

一夏「な!! 千冬ねぇ」

千冬「聞いたぞ……ISを展開した状態で、生身の人間に攻撃しようとしただなんて、なにがあったんだ」

一夏「それは―というわけなんだ」

千冬「全く情けない」

雌酢豚かよ

一夏「なんだとー!?」

千冬「とにかく、職員の間でお前に対する処分が話し合われている。下手したら退学だぞ?」

一夏「あの……だったら箒は? 俺はまだ未遂なわけなんだけど……」

千冬「しらん」

一夏「……なんにせよこれからIS学園に居にくいなぁ」

千冬「なにを言っている。文字通り自分で撒いた種だろう? 被害者面するな」

一夏「物理的にはまだ撒いてないけど……」

千冬「そうか……ヨカッタ」ボソッ

一夏「なぁ俺これからどうすればいいかな?」

千冬「まぁ単純に考えて1人に絞るしかないだろうな……当然そこには女同士のいがみ合いも発生するだろうが」チラッ

千冬姉がヤらせてくれれば万事解決

一夏「そうだよな……それは俺が女たらしって言う噂の否定に繋がるよな。不本意だが」

千冬「そうだ……では、だ、誰を選ぶつもりでいるんだ? 」チラッ

千冬「禁断の愛とかどうだ? それならお前の煮え切らなかった態度も皆納得してくれるぞ!」チラッ

一夏「禁断の愛? まぁとりあえず一晩考えてみるよ、ありがとう千冬ねぇ!」 

千冬「い、一夏!!」ガクッ

俺「振られたのか」

千冬「……っ!」

俺「そんな顔をするな。振られたなら俺のところにくればいいだろ」

千冬「俺さん!」

っていう展開マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

一夏「はぁ……一番騙しやすいのは姉かよ……あれじゃ将来変な男に引っかかりそうで怖いな」

一夏「しかし、ハーレムを諦めて、1人に決めるかぁ……」

一夏「……納得いかないけど、一夫多妻が認められてない社会じゃ仕方ないか……」

一夏「で、俺が選びたいのはやっぱり……>>90かな」

ラウラ

一夏「ラウラしかいない!! 復縁だ!!」

一夏「ラウラ!!」

ラウラ「よ……なんだ一夏か……なんの用だ?」

一夏「ラウラ!! もう一度俺を嫁にしてくれ」

ラウラ「断る!! 貴様のようなたわけなど、私は愛していない」

一夏「そっかーじゃあ……http://repotama.com/2012/05/23934/と結婚するよ」


              完

俺「下田麻美ちゃんはとっても可愛いので応援してくださいね!!」   

下田麻美ちゃんって声優の仕事少ないですけど、なんでですか?

しゃあないな…んじゃ俺が続きを…

いちご「なぁ、ルキア」

ルキア「たわけぇ!」

>>104
あいよ

>>106
貴方騙されたんじゃないのぉ?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom