アルミン「いやいや、案外バカにできないかもよ？」

コニー「ほら見ろジャン！アルミンだって言ってんじゃねえか」

ジャン「おいおいアルミン、お前までバカに感化されたのか？」

アルミン「あの２体は 本能のままに動く普通の巨人と違って知性があるんだから、
　　　　　うまくやれば同士討ちに持ってくことだってできるかもしれないじゃないか」

ジャン「それはまた随分な夢物語だな」

コニー「なんだよジャンはつまんねーな！
　　　　おーい！ライナー！ベルトルトー！ちょっとこっち来いよ！」ﾌﾘﾌﾘ

ライナー「お、どうした？」

ベルトルト「コニー？」

コニー「お前らは鎧と超大型ってどっちが強いと思う？」

ライナー「鎧と……」

ベルトルト「超大型……？」

コニー「おう！」

ベルトルト「多分……超大型じゃないかな」

ライナー「だな」

コニー「どうしてそう思うんだ？」

ベルトルト「超大型は一回の行動で多くの人を殺すことが出来るからかな」

コニー「おおう……物騒だな……」ﾋｷｯ

アルミン「ベルトルト、コニーが聞きたいのは鎧と超大型同士で戦ったときにどっちが勝つかってことだよ」

ベルトルト「え？」

ライナー「なるほどな、なら悩むまでもない」

ベルトルト「うん、そうだね」

ライナー「当然、鎧の巨人だな」ﾄﾞﾔｯ
ベルトルト「超大型巨人に決まってるじゃないか」ﾌﾝｽ

ライベル「……は？」

ライナー「ベルトルト……お前、何言ってんだ？」ｺﾞｺﾞｺﾞ

ベルトルト「ライナーこそ妄想癖もほどほどにしなよ」ｺﾞｺﾞｺﾞ

アルミン「え？え！？」ｵﾛｵﾛ

ジャン「なんでこいつらこんなにピリピリしてんだよ……」

ライナー「鎧が筋肉むき出し、胴長短足、図体デカいだけのブサイクに負けるわけないだろ」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ベルトルト「ハアァ！！！？」ﾋﾟｷﾋﾟｷ

ベルトルト「鎧だって顔面の皮膚剥げば同じような顔だろ！
　　　　　　第一鎧って何だよ鎧って！あんなのただの少し固い皮膚じゃないか。
　　　　　　それを鎧()……プフッ
　　　　　　それにあの走った後の決めポーズ、あれカッコいいと思ってるの？
　　　　　　思ってるならただの厨二病だね」

ライナー「ハアアァァ！！！！？」ﾋﾟｷﾋﾟｷ

ライナー「お前なんて壁につかまらなきゃ歩くのはおろか、立つことも出来ない欠陥品じゃねえか！」

ベルトルト「君だって走るのにわざわざた・だ・ひ・と・つ・の長所の鎧を砕かなきゃいけないじゃないか！
　　　　　　しかも真っ直ぐしか走れないとかさ、もう猪の巨人に改名したら！？」

ﾅｱｵｲ､ｺﾚｯﾃ…
ｳﾝ､ﾎﾞｸ ﾊﾝｼﾞｻﾝ ﾖﾝﾃﾞｸﾙﾖ　ｶﾞﾗｯ

ライナー「ハッ！その猪にお前は何のダメージも与えられないじゃねえか！！
　　　　　それでどうやって勝つつもりだ？ん？」

ベルトルト「そんなの僕が足で君を踏み潰せば一撃だね、自慢の鎧も小枝みたいにボッキボキだよ」

ライナー「何バカなこと言ってんだよ、前にお前が降ってきたとき俺は無傷だっただろうが」ﾌﾝ

ベルトルト「あれは練習だし、上半身だけだっただろ！？
　　　　　　むしろ君を殺さないようにしなきゃいけないからヒヤヒヤしたよ」

ライナー「負け犬の遠吠えは見苦しいぞベルトルト」

ベルトルト「ハア！？
　　　　　　そうだ、君前にアニに負けてたじゃないか！
　　　　　　それでよくそんな大口たたけるね？」

ｱﾆﾓﾅﾉｶ!?

ライナー「あぁ！？あんなのレディファーストに決まってんだろ！
　　　　　俺が本気出せばワンパンだよワンパン！」

ベルトルト「レディファースト(笑)
　　　　　　腕もがれててよく言うよ、完敗だったじゃないか(爆)」

ライナー「上等だ腰巾着！！表でろ！！！」ﾄﾞﾝｯ

ベルトルト「望むところだクソゴリラ！踏みつぶされてから吠え面かくなよ！！」ﾀﾞﾝｯ

ｶﾞﾗｯ

ハンジ「新兵敬礼！！！！」

ライベル「！！？」ﾋﾞｸｯ

ハンジ「何してんの？早く敬礼しろって言ってんの」

ライベル「は、ハッ！」ﾊﾞｯ

ハンジ「うむよろしい、直っていいよ」

ライナー「あ、あの、分隊長殿がどうして新兵の部屋なんかに…？」

ハンジ「ああ、君たち２人はこの手袋つけてみてよ」

ベルトルト「手袋……ですか？」

ハンジ「うん、そんなにかしこまんなくていいよ、ただのサイズ合わせだからさ」

ライベル「は、はあ……」

ハンジ「よしよし、ぴったりだね。
　　　　次はこの縄を噛んで後ろで結んで」

ベルトルト「え？」

ライナー「どうしてそのようなことを？」

ハンジ「上官命令だよ、聞けないの？」

ベルトルト「い、いえ！」

ライナー「直ちに！」

ハンジ「よろしい、じゃあ最後に両手を前に出して」

ライナー「ふぁい」ｽｯ

ベルトルト「」ｽｯ

ガチャンガチャン