P「ラ理ホー」

美希「おはようなの！」

P「おう」

美希「ハニーの為にがんばって起きたの！」

P「え？今日は仕事入ってないぞ」

美希「お仕事じゃないの！ハﾆｰの為に朝ごはんを作ろうと思ったの」

P「……あっ、もう食べたから」

美希「え？」

P「松屋で定職食べたんだ……だから大丈夫だ」

美希「……」

美希「……」

P「だから大丈夫だから」

美希「……ミキのご飯食べたくないってことなの？」

P「いや、腹いっぱいだからさ……」

美希「ハニーはミキのこと嫌いになっちゃったの……？」

P「だから松屋で定職を──」

美希「ミキはハニーにとってそんな軽いものだったの？」

P「……」

美希「ハニー酷いの……ミキのことは遊びだったの？」

P「わかったわかったから、美希の朝食食べるから」

美希「本当、ハニー！」

P「ああ」

美希「じゃあいっぱい食べてなの、はい」ドン

P「やっぱりおにぎりか……」

美希「まだあるの」ドン

P「まだあるんだ……」

美希「さらにドンなの」ドン

P「全部おにぎりか……しかも20個も……」

美希「頑張って作ったの」

P「これの中身はなんなんだ？」

美希「塩なの」

P「こっちのおにぎりは？」

美希「塩なの」

P「……こっちは？」

美希「塩なの」

P「はかたの？」

美希「塩なの」

P「……そう」

美希「うん、いっぱい食べてね」

P「はい」



P「ふぅ、もうお腹いっぱいだありがとう美希」

美希「え？まだいっぱい残ってるの？」

P「は？」

美希「まだおにぎりいっぱいあるよ？」

P（え？全部食わなきゃダメなの？）

美希「遠慮しないで食べて欲しいな」

P「もうお腹いっぱいなんだ」

美希「……ハニーはミキのこと嫌いなの」

P「き、嫌いな訳ないだろ」（好き嫌い関係ないだろ……）

美希「じゃあおにぎり食べて欲しいの」

P「……」（ふぇぇ……）

美希「ねぇ、ハニー早く！早く！」

P「そもそもなんで塩だけなんだ……」

美希「塩分が大事ってTVで言ってたの」

P「塩ジャケでいいのに」

美希「けどはかたの塩だから美味しいよ？」

P「はかたの塩は確かに滑らかでとても美味しいけれども……」

P「腹いっぱいで味も変わらないのは……」

美希「は　か　た　の」

P「塩！！」

美希「食べてよハニー」

P「うぐぐ……」

？「美希ちゃん、そこまでよ！」

美希「誰なの！？」

P（誰か助けに来てくれた！！）

小鳥「私よ」

美希「小鳥！」

P「はぁ、音無さんか……」

小鳥「プロデューサーさんに無理矢理食べさせようとする愚行……許せないわ」

美希「ハニーはミキのおにぎり美味しい美味しいって食べてくれるの」

小鳥「全て塩のおにぎり、しかも20個……これが愛と呼べるのだろうか？」

小鳥「否！！　断じてそれは愛ではない！！」

美希「！？」

小鳥「プロデューサーさん、この私の作ってきたお弁当を食べてみてください」

P「……」（まだ食わせるのか……）

小鳥「さっ、どうぞ」

P「は、はい──こ、このお弁当は！？」

P「中身はほうれん草のおひたし、漬物、おにぎりのシンプルなお弁当！」

P「おにぎりはノリを巻いて小さく口に入れやすいサイズ……食べる人を考えての工夫」

P「中身は……シャケ、シャケだ」

P「王道であり正統派の具材だあ」

P「こっちのおにぎりは……昆布！掛かっている黒ゴマで香りでも胃袋を刺激してくる！」

美希「！！」

　　　　　　　　　　　 ノﾍ,_
　　　　,へ_ ＿, ,-==し/:. 入
　　ノ"ﾐメ/".::::::::::::::::. ﾞヮ-‐ﾐ

　 //￣ｿ .::::::::::: lヾlヽ::ヽ:::::zU
　 |.:./:7(.:::::|:::|ヽ」lＬH:_::::ｉ::::: ﾞl　　　いぇい！
　ﾉ:::|:::l{::.|」ﾑ‐　゛ ,,-、|::|:|:::: ﾉ　　　道端に生えてる草は食べられる草です！

　ヽ::::::人::l. f´`　　_　　|:|ﾘ:ζ　　　　畑に生えている草は美味しく食べられる草です！
　,ゝ:冫　|:ﾊ、　<´ノ ／ｿ:::丿
　ヽ（_　　lt|ﾞ'ゝ┬ イ　(τ"　　　　　　ホント 貧乏は地獄です！ うっう～～はいたーっち！！！

　　 　　 　r⌒ヘ＿_＞ト、
　　　　　　|:　 ヾ　　　ゞ＼ﾉヽ:　　　 _＿　　.　　 　　　ri　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ri
　　　　　　彳　ゝMarl| r‐ヽ＿|_⊂////;`ゞ--―─-r| |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / |
　　　　　　　ゞ　 ＼　 | [,|ﾞﾞ''―ll＿l,,l,|,iﾉ二二二二│｀""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
　　　 　　　　/＼ 　 ゞ| |　　_|＿　　＿High To

小鳥「ふふ、プロデューサーさんこちらもどうぞ」ｺﾄｯ

P「……味噌汁！！身体も温め、おにぎりとの愛称も抜群だああ」

P「そしてつけもの、ほうれん草のおひたしと朝のおかずに最適だ」

P「なんて、なんて美味しいお弁当なんだ！！これで彼氏が出来ないのだから性格に難があるとしか考えられない！！」

小鳥「どう美希ちゃん？これが本当の愛！相手を思う行為」

小鳥「お・も・て・な・し　の心よ」

美希「！？」

小鳥「これに懲りたら、プロデューサーさんにお弁当を作るのは止める事ね」

美希「でもハ二ーのお弁当はミキが……」

小鳥「でもプロデューサーさんに満足してもらえるお弁当を作れないでしょ？」

美希「むぐぐ……できらぁ！！ハニーに満足してもらえるお弁当を作れるの」

小鳥「なら作ってもらおうかしら、プロデューサーさんに満足してもらえるお弁当を」

美希「え！？ハニーに満足してもらえるお弁当を！？」

どっちから読むのか分からない漫画のネタかｗｗｗ

まだ～？

小鳥「期限は1週間後！それまでにプロデューサーさんが満足するお弁当を作ってごらんなさい！」

美希「やってやらぁ！後で吠えづらかいても知らないの！」

小鳥「ふふふ・・・、強がりを言っていられるのも今のうちよ？」

P（今日の予定は・・・、やよいがダンスレッスン、真がTVの収録か・・・）

美希「1週間もあればそんなありきたりなお弁当に負けないすごいおにぎりを作ってやるの！」

小鳥「あはははははは！ちゃんちゃらおかしいわね！そのありきたりなお弁当に負けたのはどこの誰かしら？」

美希「くっ！なの！」

小鳥「ふふふ、私も1週間のんびりしているつもりはないわ！」

美希「！？」

小鳥「このお弁当は実力の20％にも満たない・・・、1週間後100％を超えた真の100％で相手してあげるわ！」

美希「の、望む所でぃ！美希のおにぎりはその更に上を行くのっ！」

小鳥「おほほほほほ！まだおにぎりに拘るの？いつまでもそんなおぼこでは勝てる可能性は0％よ？」

美希「もう御託はうんざりなの！後は勝負の結果で語るだけなの！」

小鳥「ふふ・・・、その意気よ美希ちゃん！では一週間後この場所で！」

P（あ、うんこでそう・・・、いっぱい食ったもんなあ・・・）

できらぁ！！

　　　　　　　　　　　r'"　r',.｡.-:‐:‐:-.､_,.ノ _,ノ

　　　　　　　 　　　└-ｘ'｡ﾆニ二二ニ.-‐'":､
　　　　　　　　 　　 ,r': : :.; : ; : : : : : : : . . . . ヽ
　　　　　　　　　　/. .: : :.j: :.l: : : i!:.､: ヽ; : : : : :':,

　　　　　　　　　 /:.: :.: ::.ﾊ: |':,: : |^:,l-＼:i; : : : : l　　 　 ,.、
　　　　　　　　　 !:.:j : :.:/-,l:j..,＼l　 ,r:'ﾆヽ:.: :i: :.| 　 ／　j
　　　　　　　　　 l: iﾍ:.:.:l.r'^r'.:'i　　　i'.:.:j .|: :.:l.: :i　r' 　 ,/
　　　　　　　　r-､':j 'l: : i'　 ':,:ﾉ　. 　｀ｰ'. .l: :.;l: ij_/　　_.ﾚ┐
　　　　　　 　 ':、 ｀ヽ!: :.:i; ; ; 　_,. -‐､' ' ' |: j:l/ 　　　　_ノ
　　　　　　　　　＼_　':j!: l:、　 ヽ　　ﾉ_,ィ^|/ '"^'ヽ.　　'"フ
　　　　　　　　　 （_｀　 ヽ:j ｀’'‐:-::::'":::／/ rぅ-n.　'i.　r'"
　　　　　　　　　 　rｧr=､.r'　　＼＼;／,.:' ,r' ｀　 ﾉ　 l-'
　　　　　 　 　 　 （ ~ ^/ｸ　 ':、 ｀'‐-‐'　　7 　 /　　 l、
　　　　　　　　 　　｀ヽ._｀ヽ、:.:i　 　: ../　　!,.　（　　　 l
　　　　　　　　　　　 　 ヽ 　ヽl,　 　　 　 　 i.　 ＼　 r'
　　　　　　　　　　　　　　':,　　ヽ.,__ _,.　､_ _,l.　　 i ┴- ､
　　　　　　　　　　　　　 　 l　　　j l　､_　_,.　｀'ｰｰ'　　　 .＼
　　　　　　　　　　　　　　　｀'ー'",ﾉ　　　　　　_,　　 　 　 　 ヽ.
　　　　　　　　　　　　 　_,...．-‐'"　　ヽ　　'"　 　 　 　 　　 　 !
　　　　　　　　 　 　,.r' "　　　　　　　　　　　　 　 　　　　 　 　|
　　　　　　　　　.r'"　　　　　　　　　:　 .　　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　 ,r' 　　　　　　　　　　　 ;'　　　　　 　 　　 　　 ノ.
　　　　　　 　l　　　　　　　　　　 ';　/　　　　　　　　　　　 /

　　　　　　　　　　　　　　 -=:-､　　　　　　 _
　　　　　　　　　　　　　　_＿ ヽ:＼　　.イ'´
　　　　　　　　　　＿ィ彡-‐-ミヽ: : X∠:ｭ.ミ,_
　　　　　　　　　　　/´￣¨≧三}i〃＿: : : : _;,:.亥
　　　　　　　　　　　 ,. =彳: : : : :｀´: : : :｀:くミ:.､　 ヽ
　　　　　　　　　　／: : : :/: : : : : : : : : : : : :＼=＼

　　　　　　　　 ／: / : . /. . . . . . . : : : : : : : : ﾍ
　　　　　　　 ./: : /: : : ;': : :ｲ: ハ : i}: : : : |: : : ∧
　　　　　　　/: : : : ,:!: :i :〃 |/　 ';|ﾊ: :i : :i|: : : : ﾊ
　　　　　 　 ｉ;ｲ:|: :/ｉ| :ｉ| :|＼|_ 　 i|＿:ﾊ: :|'i|:}: : : :|
　　　　　　　{ |:i{:/　|_:||_:|　__　　 | __|| |:_| |i|:.|: :ｉ|}
　　　　　　　　|'ﾍﾊ_ r‐tzｯ-　＿　 ‐tｭｯ―i}n|:/ﾘ
　　　　　　　　　 {: ;ヽ.＿__ ノ'￣`ヽ.＿＿,ノん|）
　　　　　　　　　 |: ﾊ　　　　　 '　　　　　　/.: :|
　　　　　　　　.　.|: :∧　u 　　＿　　　　 〃:: :|
　　　　　　　　　 i{: ::|　　　　 ｉ:　.} 　 　 ｲ　|: ﾘ
　　　　　　　　 　 〈: |_ノｨ≧ｭ．__,,.. ＜〉.._　|:7
　　　　　　　 ,.-‐彡ｉ|={　 {:ﾉ　　　　{丿∨ｦ|:{､,_
　　 　 　 　 /三三/|八　ヽ__　　 ／　,.ｲ:ﾆ|ﾘ三≧､
　　　 　 　 ,'三三〈三ﾆ{＼ ヽ.｀ /　∠}:三人三/ﾆﾊ
　　　　　　.{三三ﾆ∀ﾆﾊ.　＼∨／　 ,三く=三ﾉ=三}
　　　　　　 i三三三∨:ﾆ', ／ｲ〉i＼　ﾉ三ﾆ〉=〃三ﾘ