P「音無さんに告白する!」 春香「頑張ってください!」(197)

立つかな?

――事務所――

P「……今日は皆に大事な話がある」

春香「急にどうしたんですか? プロデューサーさん?」

P「俺が今夜、音無さんと食事に行くことは皆知っているな?」

千早「!」

亜美「ま、まさか……」

P「そうだ! 今日こそ俺は音無さんに告白する!」

あずさ「あらあら」

真「ついにこの時が来たんですね」ゴクリ

伊織「まあ、遅いくらいよね。出会ってから一年も経ってるっていうのに」

真美「兄ちゃんはオクテだからね→」

やよい「う~。なんだか緊張してきましたー」

伊織「あんたが緊張してどうすんのよ……」

雪歩「うう~」ガクガク

伊織「なんか震えてるのまでいるし……」

P「確かに伊織の言う通りかもしれない」

P「音無さんと出会って一年。お前らには本当に世話になった」

P「話下手な俺の代わりに会話をふってもらったり」

P「さりげなく二人きりにしてもらったり」

P「打ち上げと言う名目で最初のうちは一緒に食事についてきてもらったりもした」

P「そして、そのお前らの頑張りに俺は今日、答えようと思う!!」

美希「プロデューサー、熱くなり過ぎなの」

響「声が震えてるぞ」

P「う。そ、そうか? すまん」

伊織「熱くなるのはいいけど、張り切りすぎて失敗しないでよね」

真「いままで何度も小さな失敗して、プロデューサーの愚痴に付き合わされたからね」

春香「こ、今度は大丈夫だよ! そうですよね! プロデューサーさん!」

響「というか、告白に失敗したらなにもかも終わりだぞ」

P「」

春香「響ちゃん!?」

響「ご、ごめん……」 

美希「うーん。でも、美希は心配ないって思うの」

春香「そ、そうだよね!」

貴音「確かに、最近の二人はとても仲が良いように見えます。きっと成功するでしょう」

真美「そうだよ→。心配ないって!」

やよい「はい! 応援してます! プロデューサー!」

一同「きっとうまくいきます!」

P「みんな……! ありがとう」ジーン

千早「そろそろ、音無さん戻ってくるんじゃないかしら?」

春香「銀行に行くだけって言ってたし、そうかも」

真「じゃあ、プロデューサー。頑張ってください!」

伊織「ちょっと待ちなさい」

春香「どうしたの? 伊織」

伊織「これを持っていきなさい」

P「これは……、ビデオカメラ?」

伊織「ちゃんと前々から言ってもらえれば、もっと良いのが用意できたんだけど」

千早「これは、事務所の備品よね? 水瀬さん、これをどうするの?」

伊織「にひひっ。これで告白シーンを撮影してきなさい!」

P「え゛!!」

一同「ええええええええっ!!!」

春香「そ、それはいくらなんでも……」

真「ハードル上げすぎだよ……」

伊織「なによ。これは別におもしろがって撮ってこいって言うんじゃないわ」

あずさ「じゃあ、どういうことなのかしら~?」

伊織「私の見立てでは告白は成功するわ」

伊織「そしたら二人はいつか結婚するでしょ?」

伊織「その時、この映像を結婚式の披露宴で流すのよ!」

亜美「お→! それはおもしろいかも!」

真美「愛し合った二人のスタ→トラインを記録しちゃうんだね!」

伊織「そういうこと」ニヒヒッ

春香「でも……」

P「……」

千早「プロデューサーはどう思いますか?」

伊織「まあ、無理強いはしないわ。この事を気にして失敗なんてしたら目も当てられないし」

やよい「プロデューサー?」

P「俺、やるよ」

一同「!!」

P「俺、必ず成功させて、その映像を結婚式で流すよ!」

あずさ「あらあら」

美希「プロデューサーにしては思い切ったって思うな」

春香「頑張ってください!」

P「ああ、ありがとう! 必ず告白をs……」

ガチャ

小鳥「ただいま戻りましたー!」

一同「!!」ガタガタッ

小鳥「み、みんな揃ってどうしたの?」

春香「あははっ。な、なんでもありません」アタフタ

千早「そうです。なんでもありません」シレッ

響「そ、そうだ! なんでもないぞ!」

伊織(早くカメラしまっちゃいなさい)ヒソヒソ

P(わかってる)ヒソヒソ

小鳥「?」

――そして

春香「じゃあ、そろそろ私たち帰りますね?」

小鳥「はい。お疲れ様」ニコッ

春香(プロデューサーさん)ヒソッ

春香(頑張ってくださいね?)ヒソヒソッ

P(ああ、ありがとう)ヒソヒソッ

小鳥「……?」

――居酒屋――

P「音無さん、荷物を」スッ

小鳥「ありごとうございます」

P「すいません。あんまり洒落た店なんて知らないもので、いつも同じ店で」

小鳥「いえいえ。こういうお店の方がリラックスできて良いですよ?」

P「それじゃあ、飲みましょうか?」

小鳥「はい。私、明日お休み貰っちゃってますから。飲んじゃいますよ~?」

P「はい。付き合いますよ」ニコッ

P(カメラはいつもの鞄に入れてきたけど、ばれてないよな?)

P(伊織にカメラを受け取ってから、角度も調整したし)

P(この店は照明がそんなに明るくないし大丈夫、だと思いたい……)

P(このくらいの位置でいいかな?)ススッ

店員「お待たせいたしました。生二丁でーす」

小鳥「ありがとうございます。さ、飲みましょう。プロデューサーさん?」

P「……あ! は、はい! 飲みましょう!」アタフタ

小鳥「?」

――しばらくして

小鳥「ふー。結構、お酒も進みましたねー」

P「そうですね」

P(音無さん。顔が赤くなってる。色っぽいなあ)ボンヤリ

小鳥「プロデューサーさん」

P「?」

小鳥「あんまり見ないでください。恥ずかしいです」

P「す、すみません!」バッ

小鳥「ふふっ。冗談ですよ」

P(確かにずいぶん時間も経ってる)

P(よし。告白するぞ……!)

P(いつもは適当に理由をつけて逃げ回ってたが)

P(今回はそうできないように、アイドルの皆に告白するって宣言してきたんだ)

P(もう逃げ道は無いんだ)

P(大丈夫だ。大丈夫)

P(アイドルの皆も脈ありだって言ってくれてたじゃないか)

P「お、音無さん!」クワッ

小鳥「は、はい!」ビクッ

P「え、ええと、だ、大事な話があります!」

小鳥「え……」

小鳥(大事な話? いまプロデューサーさん大事な話って言った?)

小鳥(こんな二人きりの状況で大事な話って……)

小鳥(ま、まさか……)

――妄想タイム――

P『音無さん! 好きです!』

小鳥『そ、そんな。私なんてもう2X歳のおばさんで……』

P『そんなの関係ありません! 俺は音無さんのことが好きなんです!』

小鳥『で、でも……』

P『小鳥!』

小鳥『……!』

P『好きなんだ! 小鳥!』

小鳥「ウヘヘ……。ダメデシュヨ。プロデューシャーシャン」

P「音無さん?」

小鳥「……はッ! な、なんでしょうかプロデューサーさん!」

P「は、話、続けてもいいですか?」

小鳥「え、ええ。すみません」

小鳥(もう! ダメじゃない小鳥! こんなことしてるから2X歳になっても独り身なのよ!)

小鳥「ど、どうぞ」ドキドキ

P「あの、俺……!」ガタッ

ガチャン!

P「え……?」

小鳥「あ! グラスが」

P「うわあああ!」ビチャビチャ

小鳥「す、すみませーん! おしぼりくださーい!」

小鳥「大丈夫でしたか?」

P「す、すみません。拭いてもらっちゃって」

小鳥「構いませんよ」ニコッ

小鳥(ただ……)

小鳥(プロデューサーさんの鞄の中……)

小鳥(カメラが入ってた?)

小鳥(ど、どうして……?)

小鳥(チャックが不自然に開いていたし)

小鳥(私の方を向いていたみたいだわ)

小鳥(まさか私のスカートの中をッ!?)バッ

P「……」ススッ

小鳥(プロデューサーさん、いま明らかに鞄の位置をずらしたわね……」

小鳥(ただ、その位置だと……私の、顔?)

小鳥(どうして私の顔なんて)

P「すみません。バタバタしてしまって」

小鳥「大丈夫ですから。気にしないでください」チラッ

P(こんな時にこんなミスをしてしまうなんて)

P(本当なら次の機会にしたいところだが……)

アイドルたち『頑張ってください! プロデューサー!』

P(そういうわけにもいかないよな)

P「音無さん。さっきの話の続きです」

小鳥「は、はい」チラチラッ

小鳥(どうしよう。カメラが気になってプロデューサーさんの話に集中できない)

P「あの、俺、一年前にこの事務所にきて」

P「正直、不安でした。この業界でやっていけるのかって」

P「でも、右も左も分からない全くの素人の俺を支えてくれた人がいて」

P「す……」

P「……好きになってしまいました」

小鳥「へ?」

P「音無さん。俺、あなたのことが好きです」

P「まだまだ半人前な俺ですけど……」

P「付き合ってください」

小鳥「」

小鳥(え? え? ええええええ!)

小鳥(ど、どういうこと?)

小鳥(話はあんまり聞いてなかったけど、私いま……)

小鳥(告白された?)

小鳥(ピヨー!! 音無小鳥2X歳、ついに私にも春が!)

小鳥(しかも、プ、プロデューサーさんに!)

小鳥(も、妄想じゃないのよね?)フトモモギュー

小鳥(でも、あのカメラはどうして……?)

小鳥(カメラ? カメラで盗撮……)

小鳥(そういえば、今日事務所で)

小鳥『み、みんな揃ってどうしたの?』

春香『あははっ。な、なんでもありません』

千早『そうです。なんでもありません』

響『そ、そうだ! なんでもないぞ!』

小鳥(みんなの様子がおかしかったような……)

小鳥(まさかこれは……ッ)

小鳥(ドッキリ! ドッキリなのね!)

小鳥(2X歳になって彼氏のひとりもできない私にみんなからのサプライズ!)

小鳥(ふふっ。みんなやってくれたわね)

小鳥(そうして私を喜ばせておいて、後でその姿をビデオで見て大笑いってわけね)

小鳥(ただ、いくら事務所の仲間といえども、やっていい冗談と悪い冗談があるのよ!)

小鳥(みんなの思い通りにさせるもんですか!)

P「あ、あの、音無さん?」

小鳥「あ、ごめんなさいプロデューサーさん」クスッ

小鳥「私、プロデューサーさんに勘違いさせちゃったみたいですね」

P「え……?」

小鳥「プロデューサーさんの気持ちは嬉しいです」

小鳥「ただ、プロデューサーさんのことをそんな風には見れないかな?」

P「……!」

P「……あ、そ、そうです、よね」

小鳥(ふふっ。どうですか、プロデューサーさん? 2X歳の純情を弄んだ罰ですよ)ニヤッ

P「……」

小鳥「……」

P「……」

小鳥(あ、あれ? すごく空気が重い……)

P「す、すみません。いきなりこんなこと言ってしまって……」

小鳥「い、いえ……」

P「出ましょうか?」

小鳥「そうです、ね」


――帰り道

P「……今日は本当にすみませんでした」

小鳥「いえ、気にしません」

小鳥(ネタばらしはしないのかしら? それともこのままお蔵入り?」

P「もちろん、これからも仕事はしっかりやりますから」

小鳥「あ、はい。それじゃあ……」

P「失礼します」ペコリ

小鳥「はい。また事務所で」フリフリ

小鳥(プロデューサーさんの後姿。すごく哀愁が漂ってるわ)

P「……」トボトボ

小鳥(ドッキリに失敗しちゃったってことで)

小鳥(あとで亜美ちゃんや真美ちゃんに責められたりするのかしら?)

小鳥(でも、引っかかるのも癪だしなあ)

小鳥(うん! 気にすること無いわ! 小鳥!)

小鳥(ただ……)

小鳥(こんなドッキリを仕掛けられたってことは)

小鳥(プロデューサーさんは私のことなんてなんとも思ってないんだわ)

小鳥(そう思うとショックね)ハア・・・

小鳥(帰って飲みなおしましょ)

――翌日

――事務所――

P「うううっ……」グスッ

真「元気出してくださいよ。プロデューサー」

やよい「……プロデューサー」ウルウル

伊織「いつまでもウジウジしてるんじゃないわよ」

P「うううっ……」グスッグスッ

響「サーターアンダギー食べるんだ。元気出るぞ?」

雪歩「お、お茶入れてきますぅ!」

――給湯室

亜美「しかし、兄ちゃんが振られるなんて以外だったね」

真美「うんうん。絶対うまくいくって思ってたのに」

美希「小鳥のくせに生意気なの。プロデューサーを振るなんて」

雪歩「美希ちゃん、それは言いすぎじゃあ……」

亜美「はるるんが居ればもうちょっと明るくなると思うんだけど」

???「おっはようございまーす!」

貴音「おや、噂をすれば……」

春香「みんな、おはよー!」

真「春香、その箱は?」ゾロゾロ

春香「へへ。これはねー」カパッ

P「……」

やよい「うわー! すっごく豪華なケーキです!」

伊織「本当に豪華ね」

真「まともに見れないくらいにね」

一同(ケーキの真ん中に『祝』なんて書かれてるし……)

P「」ズーン

春香(まさか、失敗してるなんて思わなくて)ヒソヒソ

真(ごめん。連絡すれば良かったね……)ヒソヒソ

伊織「あー! もうっ! いつまでもウジウジしてんじゃないわよ!」ガサゴソ

真「伊織!? なにしてるんだよ!?」

伊織「こいつの告白の仕方に問題があったに違いないわ!」

伊織「いまから昨日の映像をチェックよ!」

春香「でも、いいのかな?」チラッ

P「」

伊織「いいのよ!」

伊織「さ、見るわよ!」

亜美「接続完了しました! 水瀬隊長!」

伊織「よし、再生よ!」ピッ

あずさ「でも本当にいいのかしら?」

真「まあ、仕事もないし」

千早「社長も律子も仕事で出ていますから」

真美「ピヨちゃんは元々お休みだしねー」

これは(伊織を)許してはいけない

――再生中

真美「うわー。兄ちゃんガチガチだね」

千早「声が上ずってるわ」

春香「間が持たなくなるとお酒を口に運んでるって感じだね」

やよい「あんなにお酒飲んで大丈夫なんでしょうか」

あずさ「ちょっとお酒のペースが早いみたいねー」

亜美「あっ! お酒こぼしちゃった!」

真美「何やってるんだよ→! 兄ちゃん!」

伊織「小鳥が拭いてるわね……」

真「あれ? いま小鳥さんと目が合った?」

春香「た、確かに……」

あずさ「プロデューサーさんの告白が始まったみたいだけど……」

真美「ピヨちゃんこっちチラチラ見てるね……」

真「カメラのことばれちゃってるみたいだね」

春香「と、いうことは……」

千早「もしかして……」

響「カメラで撮ってることがばれて」

亜美「振られちゃったってこと?」

一同「……」

伊織「……プロデュサーは?」ボソッ

雪歩「部屋の隅で丸くなってますぅ」

伊織「気付いてないならいいわ」

春香「どういうこと?」

伊織「これから、小鳥の家に行くわよ」

春香「……え?」

一同「ええええええ!」

伊織「し、静かにしなさい……!」

真「ど、どういうことだよ伊織」

伊織「あいつにカメラを持って行かせたのは私だわ」

伊織「そのせいで仲が拗れたって言うなら私の責任よ」

伊織「だから確認するわ。小鳥の本当の気持ちを」

あずさ「でも、本当に小鳥さんにその気が無かったら?」

伊織「その気があろうとなかろうと、最後にはあいつに謝るわ」

伊織「とにかくいまは小鳥に確認を取ることが先ね」

千早「なら電話でいいんじゃないかしら?」

伊織「ダメよ」

亜美「どうして?」

伊織「小鳥はプロデューサーに不信感を抱いてるに違いないわ」

伊織「もしかしたら私たちにも」

ところでみんなお仕事は(ry

春香「直接話さないと本当のこと言ってくれないってこと?」

伊織「そういうこと。誰か小鳥の家知ってる!?」

あずさ「私は何度か行ったことがあるわ」

伊織「……他に知ってる人は?」

一同「……」

あずさ「じゃあ、私g」

伊織「緊急連絡用の住所録があったはずよ。探しましょう」

あずさ「え、でm」

伊織「早く探しましょう」

――小鳥宅

小鳥「……うう。頭痛い……」

小鳥「昨日はひとりで飲みすぎちゃったわ」

小鳥「はあ……」

小鳥「それにしても昨日のことよね。なんでビデオカメラで撮影なんて……」

小鳥「しかも、いきなりの告白。どう考えてもおかしいわ」

小鳥「でも、結局あれからプロデューサーさんから連絡はなかったのよね」

小鳥「ネタばらしは休み明けなのかしら? 明日聞いてみましょう」

小鳥「でも、もしかしたら、プロデューサーさんは本当に私に……」

小鳥「……いいえ。いけないわ小鳥。そうやって期待して何度裏切られてきたの」ウンウン

ドンドンッ

小鳥「」ビクッ

???「居るのは分かってるぞ→!」

???「そーだ→! お前は完全にホーイされている→!」

???「二人とも止めなよ~! 近所迷惑だよ」

ガチャ

小鳥「な、なんの騒ぎなの?」

亜美「んっふっふ~」

真美「刑事長! ホシが姿を現しました!」

小鳥「亜美ちゃんに真美ちゃん? それにみんな……」

小鳥「えっと、どういうこと?」

一同「実は――」

美希「あ、映ったの!」

響「映像がちょっと暗いぞー」

亜美「うわー、兄ちゃん、声が震えてますな→」

真美「うんうん。ピヨちゃんも顔まっ赤だよ→」

真「あっ! 告白始まったよ」

やよい「うー。ドキドキしてきましたー」

あれ?場面戻った?

真「『好きになってしまいました』かあ。くう、ボクも言われて見たいなー」

伊織「あんたは当分無理ね」

真「そういう伊織もね」

伊織「なんですって……!」

真「なんだよ……!」

雪歩「二人とも止めようよ~」

伊織・真「「雪歩は黙ってて!」」

雪歩「うう~」

涼ちんちんぺろぺろ

律子「しかし、いつのまにこんな事になってたのかしら。全然気づかなかったわ」

社長「はっはっは! 私たちは蚊帳の外だったらしいからね」

貴音「しかし、今日はまこと素晴らしい日。食事も大変に美味しいです」モグモグ

あずさ「お酒も美味しいわあ」コクコクッ

律子「ふう。私も相手を見つけようかしら」

社長「おお! 律子君がその気ならいつでも紹介するよ!」

律子「……考えておきます」

>>132
嫁子は早く寝なさい


P「しかし、よく全員集めることができましたね」

小鳥「ええ。律子さんや社長にも頑張っていただきましたから」

P「いまやあいつらもトップアイドルだからなあ」

小鳥「もちろんプロデュサーさんにも」

P「いえいえ。ただ、今日ぐらいプロデューサーは止めてもらえませんか?」

小鳥「あ、そうですよね。ごめんなさい」

小鳥「これからよろしくお願いしますね。あなた」

                        
                               おわり 
                        

おいいきなり結婚式に飛んでるじゃねーか

>>129からはPと小鳥さんの結婚披露宴での出来事です。

誤解は解けてうまくいきました、というのを書きたかったんですが、
分かりづらかったようですみません。

誤解を解くシーンはグダグダになりそうなので省きました。
支援ありがとうございました。

さては>>1飽きたな?

>>127から

小鳥「え!? 勘違い!?」

伊織「……そういうこと」

小鳥「で、でも、どうして?」

亜美「これには宇宙より広くて」

真美「海より深いわけがあるんだよ→」ウンウン

伊織「実はあいつが小鳥のことを好きって言うのはみんな知ってたのよ」

貴音「色々と手を尽くしました」

小鳥「……そうだったの?」

伊織「それでいよいよ今日告白するって言うから」

伊織「私があいつに無理やりカメラを持たせたってわけ」

亜美「ピヨちゃんカメラに気づいてたっしょ→?」

小鳥「!」

伊織「あいつが盗撮してたって思ったんならそれは誤解よ」

伊織「私がよく考えもせずにした行動のせいなの」

>>154
お前は出来る子だって信じてたぞ(テノヒラクルー

伊織「謝るわ。本当にごめんなさい」ペコリ

小鳥「伊織ちゃん。そんな、謝らないで」

小鳥「確かにカメラには気づいてたけど、私はてっきり……」

亜美「てっきり?」

小鳥「ドッキリを仕掛けられているものだと……」

真美「ドッキリ!?」

小鳥「私、もう2X歳なのに独り身だし……。そんなこともあるのかなあ、と」

伊織「えっと、じゃ、じゃあ……」

貴音「もう一度、あの方の話を聞いていただけますか?」

小鳥「も、もちろんです」////

亜美「やったね→! いおりん!」

真美「真美も安心したよ→! っていおりん?」

伊織「ちょ、ちょっとこっち見ないでよ……」グスッ

貴音「よかったですね。水瀬伊織」

伊織「……」コクリ

――その頃

――事務所――

P「こうすれば、呪に見えないことも無いな……」フフフ

やよい「プロデューサー! しっかりしてくださいぃ!」

雪歩「春香ちゃんがせっかく作ってきてくれたんですから」

P「……そ、そうだよな」

P「ケーキにはなんの罪も無い。もちろん春香にもだ」

やよい「プロデューサー……」パアッ

やよいは事務所に残ったのか

P「雪歩、お茶を入れてきてもらえるか?」

雪歩「はい! もちろんですぅ!」パタパタ

P「さあ、みんなケーキを食べよう!」

春香「本当に大丈夫ですか? プロデューサー」

P「ああ。俺はしっかりと自分の気持ちを伝えた。それで失敗したんだから悔いは無いさ」

千早「そうですね。ただ……」

P「どうしたんだ? 千早」

千早「いえ……」

千早(水瀬さんたちうまくいっているといいけど)

伊織「もうすぐ事務所につくわよ!」タタタッ

真「こんな時はエレベーターが壊れてても気にならないね!」タタタッ

亜美「ハイパ→ダ→ッシュ!!」タタタッ

真美「ブ→ストパワ→!!!」タタタッ

貴音「……急ぎましょう! 小鳥嬢!」タタタッ

小鳥「ふへっ……。ふへえええ」テレテレ

急げピヨ子!

――事務所――

バンッ!

P「うわっ!」

美希「……なんなのお?」フワア

P「って真に伊織に亜美に真美!」

P「べ、べつにお前らが居ないうちにケーキを食べてしまおうってわけじゃないんだぞ?」

P「な! みんな!」

一同「……」

P「あ、あれ?」

P「というか、お前らいつ出て行ったんだ?」

振られたわりに余裕あるなPwww

貴音「さっ! 早く!」

P「貴音まで……。一体どうし――」

小鳥「ふう、ふう。さすがに階段ダッシュは、つ、つらいわ……」オエッ

P「音無、さん?」

小鳥「あ、プロデューs」

P「」フルフル

P「」ダダダッ

春香「あ! 逃げちゃダメです!」

響「というか入り口が塞がってるんだから逃げようがないぞ」

P「」ピタッ

千早「気づいたみたいね」

伊織「……」スタスタ

P「……?」

伊織「ごめんなさい。プロデューサー」ペコリ

P「ど、どういうことだ?」

スレタイみて音無と春香で
めぞん一刻を連想したオッサンは
俺だけみたいだな

真「実はボクたち、昨日のビデオ見ちゃったんです」

P「!」

伊織「それで、小鳥が撮られてることに気づいてるってことがわかって」

亜美「ピヨちゃんに話を聞きに行ってたってわけさ! 兄ちゃん!」

真美「そういうことだよ!」

P「き、気づいてたんですか?」

小鳥「は、はい」フウフウ

>>176
Pと響子さんと春香ちゃんの三角関係か…捗るな

小鳥「私、てっきりプロデューサーさんが亜美ちゃんや真美ちゃんと一緒になって」

小鳥「告白のドッキリを仕掛けてるのかなって思っちゃって……」

小鳥「私なんてもう2Xさいのおばさんですし……」

P「そんなことありません!」

小鳥「!」

P「こ、小鳥さんは魅力的な女性です! と、とっても!」

小鳥「あ、ありがとうございます……」////

P「い、いえ……」

小鳥「あの、勝手かもしれませんが……」

一同「」ゴクリ

小鳥「もう一度、あの時のお話、していただけますか?」

P「も、もちろんです!」

              今度こそ本当におわり

>>1に盛大な乙を

今日は良い夢見れそうだ

初のスレタテで分からないことだらけでしたが完走できて良かったです

繰り返しになりますが、ラストが分かり辛かった様ですみません

おやすみなさい

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