モバP「えーっと....」カタカタ マキノ「.....」 (80)

のんびりと書いていきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389059130

ちひろ「プロデューサーさん、これの企画書どうなってますか?」

P「今できます、ちょっと待っててください」カタカタ...

マキノ「.....」ジーッ



P「よし、できましたよ」

ちひろ「はい、ありがとうございます、これで完了ですね」

P「うーん、疲れた...」

ちひろ「お疲れ様でした、今コーヒーを....」

マキノ「いえ、私が淹れるわ」

P「いいのか?」

マキノ「ええ、ちひろさんは業務を続けてちょうだい」

ちひろ「じゃあマキノちゃん、お願いしますね」

マキノ「P、ちょっと待っててね」

P「ああ、悪いな」

マキノ「気にしないで」

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八神マキノ(18)

P「うぅ~ん...疲れた...」グググ...

マキノ「はい、砂糖二つよ」コトッ

P「おっ、ありがとな」

マキノ「最近ずいぶんと忙しそうね」

P「まあな、結構大変だよ」

マキノ「そのわりには、楽しそうな顔をしてるわ」

P「そうか?」

ちひろ「マキノちゃん、プロデューサーさんは嬉しいんですよ、なんと言ってもマキノちゃんの単独ライブなんですからね」

P「ち、ちひろさんちょっと....」

マキノ「....嬉しいの?」

P「そりゃ嬉しいよ、ついにお前もここまで来たかと思うと感慨深いなぁ...」

マキノ「.....そう」

P「ところでマキノ、タブレット買ったのか?」

マキノ「ええ、ちょっとね」

ちひろ「最近いつも持ってますよね、それ」

P「見るたびにいじってるけど、何やってるんだ?」

マキノ「秘密よ、しいて言うなら情報収集といったところかしら」

P「情報収集ねぇ...」

ちひろ「マキノちゃんが言うと、なんだか本格的な感じがしますね」

マキノ「ちひろさん、そろそろ銀行へ用事があったんじゃないの?」

ちひろ「あっ、そういえばそうでした!ちょっと行ってきますねプロデューサーさん!」

P「はい、行ってらっしゃい....」

ちひろ「すぐに戻ってきますから、それじゃ」ガチャッ

P「....もしかしてちひろさんの予定とか把握してるのか?」

マキノ「当然でしょ」

P「なんでも知ってるなぁ、他にどんな情報を知ってるんだマキノは?」

マキノ「教えないわ」

P「なんだよ、知られたらまずい情報とかか?まさか事務所の社外秘のものとか....」

マキノ「そんなのは知らないわ、それにたとえ知ってたとしても悪用するつもりもない」

P「じゃあどうしてそんなに色々な情報を集めてるんだ?」

マキノ「ただ知的好奇心を満たすため、それだけよ」

P「本当かよ...」

マキノ「それに...色々と必要だから...かしら」

P「必要?」

マキノ「P、貴方ちゃんと寝ているの?」

P「えっ?あ、ああ...寝てるぞ...」

マキノ「ウソね、最近ずっと事務所に泊まりっぱなしでしょう?」

P「うっ、それはだな...」

マキノ「それにきちんと食事も取っていないようね、事務所のゴミ箱にコンビニの容器が大量にあったわ」

P「そ、そこまで....」

マキノ「まったく、貴方は目を離すとすぐに....」

P「すみませんです...」

マキノ「P、ちょっと立ってくれる?」

P「どうかしたのか?」

マキノ「いいから立って」

P「ああ....」スクッ


ギュッ


P「ま、マキノ!?」

マキノ「ふむっ、やっぱり痩せてる...」

P「お、おい....」

マキノ「P、私のライブのためにがんばってくれるのはとっても嬉しいわ....」

マキノ「今回のライブ、必ず成功させてみせる...」

マキノ「だけど、そのライブを貴方が見てくれなくてどうするの?」

P「マキノ...」

マキノ「お弁当を作ってくるから、今度からはそれを食べなさい」

マキノ「貴方に足りない栄養素はデータ収集済みよ?」

P「ああ、ありがとうマキノ....」

------


P「あのー、マキノさん....」

マキノ「なに?」

P「その...いつまでこうしてるんだ?」

マキノ「もう少しだけ」

P「でもそろそろちひろさんが....」

マキノ「帰ってくる時間も計算済みよ、心配しないで」ギュウウウウウウ

P「いや、だけどさ....」

マキノ「ふむ、私の知ってるPの身体データと違うわ....となるとやはりお弁当のメニューは....」ブツブツ...

P「ま、マキノ?」

マキノ「動かないで、抱きしめにくいわ....」



P(いや、抱きしめにくいじゃなくてだな....)

P(その....この態勢だとマキノの胸が....)

P(でもなんか最近成長が著しいというか....大きくなったというか.....)

マキノ「P、どうかした?」ムニュッ

P「えっ?いや、別に....」

マキノ「なに?言いたいことがあるならハッキリと言いなさい、それとも私に隠し事が通用するとでも?」

P「あの...お前さ...」

マキノ「私が?」

P「その...ずいぶんと成長したなぁ、と...」

マキノ「まあね、自分をレベルアップさせる事なら手を抜かない主義よ」

P「ま、まあ、そうだな...あと...」

P「身体の方も...その...レベルアップしてるというか....」

マキノ「身体?なにを言って...」

マキノ「...っ!!」カアァァァ

マキノ「ば、バカ!」

P「だ、だってそんなに押しつけてくるからさ.....」

マキノ「本当に貴方は....」

P「し、仕方ないだろ!前より明らかに大きくなってるし、どうしても意識するというか.....」

マキノ「だ、誰のせいで大きくなったと思っているの....///」

いったん中断します 夜になったら再開します

戻りましたので再開します

忘れてましたが続編です よろしければ以前のもどうぞ

ただ単にPとマキノがイチャイチャしてるだけです

八神マキノ「仕方ないわね...」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375876232/)

モバP「帰省だ!」マキノ「.....」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377086438/)

マキノ「度し難いな...」モバP「似合ってるぞ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382273205/)

P「そ、それはその....」

マキノ「まったく...」

P「悪かったよ、機嫌直せって....」

マキノ「....今日は帰ってこれるの?」

P「ああ、とりあえず事務関係は一段落したから帰れるよ」

マキノ「事務所に泊まるのはやめてって前に言ったのに....」

P「仕方ないだろ、単独ライブとなればいろいろと...」

マキノ「....ちゃんと帰ってくるのね?」

P「安心しろよ、ちゃんと帰る、俺がウソついたことあったか?」

マキノ「1つ、2つ、それから.....」

P「すいません、指折り数えるのやめてくれませんか....」

マキノ「冗談よ、じゃあ寄り道せずに帰るのよ」

P「わかってるよ、お前もそろそろレッスンだろ」

マキノ「ええ、もう行くわ、あんまり無理しないでね」

P「ああ、がんばれよ」

マキノ「じゃ、あとで」ガチャッ

P「さて、そろそろ俺も仕事に戻り....」


ガチャッ


P「んっ、なんだ忘れ物か?」

マキノ「ええ、そうよ」

P「なにを忘れ....」


チュッ


P「んっ...」

マキノ「ごはんを作って待ってるから早く帰ってきてね....」バタン

P「お、おう....」

------


ガチャッ


P「ただいまー」

マキノ「お帰りなさい」

P「いやー、家に帰ったのは3日ぶりだ、疲れたな...」

マキノ「まったく...無理しすぎよ」

P「でも悪くないぞ、なんたってマキノのライブだからな、仕事にも身が入るってもんだ」

マキノ「またそんなこと言って....」

P「悪い悪い、それよりお腹減ったよ、今日のご飯はなんだ?」

マキノ「鍋よ、最近寒いからちょうどいいと思って....」

P「おっ、いいな、食べよう食べよう」

マキノ「早く手を洗ってきて、服も用意してあるわ」

P「ああ、ありがとな」

グツグツ...


マキノ「よし...」

P「いい匂いだな」

マキノ「完璧よ、貴方の好みに合わせてあるわ」

P「うん、美味しそうだ、さあ食べよう」

マキノ「.....」

P「どうした?」

マキノ「....なにか忘れてない?」

P「なにか?えーっと....」

マキノ「....わからないの?」

P「うーん....あっ、思い出した!」

マキノ「まったくもう....早くして頂戴」

P「わかってるよ」


チュッ


P「ただいまマキノ」

マキノ「お帰りなさい、P....」

------


P「んっ、やっぱり美味しいな、マキノの料理は!」

マキノ「当然よ、貴方の好みは全て把握しているもの」

P「ありがとな、いつもいつも...」

マキノ「気にしなくていいわ、それよりそっちはどう?」

P「とりあえず今日で大体の手配は終わったよ、あとは細かいところだけだな」

マキノ「そう、ならよかった」

P「マキノはどうだ?レッスン大変か?」

マキノ「そうね、いつもよりはちょっとハードなレッスンだわ、でも問題はないから安心して」

P「初めての単独ライブだもんな、頼むぞ」

マキノ「ええ、貴方の期待には必ず応えてみせるから...」

P「うんうん、さすがマキノだ」

マキノ「おかわりいる?よそってあげるわ」

P「ああ、もらうよ」

------


P「ごちそうさまでした」

マキノ「はい、お粗末さま」

P「うう~ん、やっぱり鍋はいいなぁ....」ゴロン

マキノ「だらしないわよ、P」

P「いいだろ、少しくらいなら...」

マキノ「仕方ないわね...」


スッ...


P「おっ....」

マキノ「本当にどうしようもない人...」

P「マキノの膝枕も結構久しぶりだな...」

マキノ「言えばいつでもしてあげるわ」ナデナデ

P「マキノは優しいなぁ...」

マキノ「はいはい...」

P「ところでマキノ、お前最近やたらとパソコンとかタブレットとかいじってるな」

マキノ「それがどうかしたの?」

P「いや、ちょっと気になってさ...」

マキノ「だから情報収集と言ったでしょう?」

P「そんなに収集が必要なのか?」

マキノ「そうよ、特に最近は.....」

P「えっ、なに?」

マキノ「なんでもないわ、気にしないで」ナデナデ

P「ふわぁ...なんだか眠くなってきた...」

マキノ「無理もないわ、働きすぎなのよ」

P「マキノ、悪いけどちょっとだけ眠ってもいいか?」

マキノ「ダメよそんなの、ちゃんとお風呂に入らないと....」

P「入るよ、ただその前に少しだけ眠りたいんだ」

マキノ「.....少しだけよ?」

P「ああ、ありがとう」

マキノ「洗い物が終わったら起こすわ、そのあとで一緒にお風呂に入りましょう」

P「わかったよ、じゃあお休み....」

マキノ「...もう寝た、やっぱり疲れてたのね...」

マキノ「お疲れ様....」

------


P「うーん....」パチッ

P「あれ、マキノ?どこだ....」ムクッ

P「んっ?マキノパソコン....起動してる.....」

P「なにを調べてるんだろう...」

P「ちょっとだけ覗いてみるか....」



カチッ カチッ



P「ウチの事務所のアイドルたちがフォルダ分けされてる....」

P「飛鳥、文香、時子さん、それにくるみ....」

P「なんなんだこれ?それぞれの身体データと好みが...」


ドサッ


マキノ「ぴ、P?なにをしているの....」

P「あっ....マキノ....」

マキノ「....見たの?」

P「ゴメン...パソコン起動してたからちょっとだけ...」

マキノ「迂闊だったわ....洗濯してる間に...」

P「勝手に見たのは謝るよ、だけどこれウチのアイドルたちのデータじゃないか、最近必死になって調べてたのはこれだったのか?」

マキノ「......」

P「なにか理由でもあったのか?いつもの知的好奇心のためってやつか?」

マキノ「....誰にも言わない?」

P「言わないよ」

マキノ「...最近、いろいろなアイドルたちが事務所に入ってきたでしょう?」

P「まあな、ウチの事務所もお前のあとに新人が続々入ってきたし...」

マキノ「そう、それで貴方がその....興味を引かれるような人たちがいるんじゃないかと思って...」

P「興味を引かれる?それって...」

マキノ「だ、だから....もっとわかりやすく言えば...う...」

P「う?」

マキノ「し、新人の人たちに浮気されるんじゃないかと思ったの!それが心配だからチェックしてたのよ!」

P「浮気ってお前...」

マキノ「だ、だって最近...本当に人が増えたから....」

マキノ「Pも新人の人たちとの関わりが増えたでしょう?」

P「そりゃプロデューサーだし、新人の面倒を見ることだってあるさ」

マキノ「そんなのわかってるわ、頭の中では...」

マキノ「でも、なんだか心配なのよ...」

マキノ「新人の人たちは私から見てもとっても魅力的だと思うし....」

マキノ「ひょっとしたら私の事がイヤになって他の人に気が移るんじゃないかって...」

マキノ「私はどちらかと言うと生意気だし...いつも口うるさいし....」

マキノ「Pはそんなことしないって思ってはいるけど....」

マキノ「万が一という可能性もなくはないから、それで...」

P「新人や事務所のアイドル、それにちひろさんの事もチェックしてたってわけか」

マキノ「......////」カアァァァァ

P「まったく....」

マキノ「な、なによ?笑えばいいじゃない、こんなことするなんてって....」

P「可愛いなぁ....」

マキノ「えっ?」

P「マキノは可愛いなぁ!」ダキッ

マキノ「きゃ....」

P「大人びてるとか、クールだとか言われてるけど.....」

P「まだまだ子供だな、やっぱり」ナデナデ

マキノ「むぅぅ.....」

P「最近帰らないことが増えたから不安になったのか?」

マキノ「......悪い?」

P「いいや、それにしても浮気を疑うなんて可愛らしいところもあるもんだ」

マキノ「だって...仕方ないじゃない...」

マキノ「人を好きになったのは....貴方が初めてなんだもの...」

マキノ「自分でも...制御できないのよ...こんな気持ちを抱くなんて...」

P「マキノは可愛いなぁ」ナデナデ

マキノ「もう...」

P「それより風呂に入るんだろ?俺も入るよ」

マキノ「ええ、背中を流してあげる...」

チャプン...


P「ふぅ...」

マキノ「どう?やっぱり事務所のシャワーよりお風呂の方がいいでしょう?」

P「ああ、そうだな....」

マキノ「お風呂からあがったらマッサージしてあげるわ」

P「ありがとな、ところでマキノ、一つ聞きたいんだけど?」

マキノ「なに?」

P「チェックしてた新人たちの中でさ、こいつは要注意だ、とか思った新人っているか?」

マキノ「要注意な新人?そうね...」

P「飛鳥とかか?ほら、雰囲気が似てるし....」

マキノ「いえ、しいて言うなら大沼さんかしら....」

P「くるみが?なんでだよ?」

マキノ「私とは違ったタイプの人だし、それに....」

P「それに?」

マキノ「....胸が大きいわ」

P「なんだそりゃ.....」

マキノ「だってPが大きな胸の女性が好きなのは、私が身をもって知っているし...」

P「そ、それはまあ...嫌いじゃないけどさ...」

マキノ「やっぱり....」

P「でも俺はマキノの胸が一番好きだよ」

マキノ「ばか....」

P「いや、本当のことだよ、ハリといい形といい...」

マキノ「い、いちいち言わないで!恥ずかしいじゃない....」

P「だけどさ...」

マキノ「もう....黙りなさい....ちゅっ....」

P「んんっ....」

マキノ「ちゅううう......あむっ....」

P「マキノ...浮気なんてしないからさ....安心しろ....」

マキノ「ちゅぷ....どうかしら...」

P「信じられないか?」

マキノ「貴方は....んぅ....口が上手いもの....」

P「,,,,じゃあ行動で示すよ」

マキノ「あっ....ダメ....そこは....」

P「マキノ....」

マキノ「....んんっ...お願い、待って...」グイッ

P「....イヤか?」

マキノ「違うの、そうじゃないわ....ただ.....」



マキノ「するならちゃんと....ベッドの上で、ねっ?」



---


--------

いったん中断します つづきはのちほど

再開します すぐに終わると思います

あと>>44


○ P「...じゃあ行動で示すよ」

× P「,,,じゃあ行動で示すよ」


です

----翌日----



P「ふわぁ...」

ちひろ「あら、プロデューサーさん寝不足なんですか?」

P「ええ、まあ....」

ちひろ「がんばりすぎですよ、少しは休んだ方がいいです」

P「そうしようと思ったんですけどね....」


ガチャッ


マキノ「お疲れ様....」

P「マキノか、お疲れ様」

ちひろ「あっ、マキノちゃんレッスンお疲れ様です、今コーヒー淹れますからね」

マキノ「ええ、ありがとうちひろさん、あふっ...」

ちひろ「あら、マキノちゃんがあくびするなんてめずらしいですね、やっぱり最近のレッスンはハードなんですか?」

マキノ「ま、まあね...特に昨日はちょっと...」

ちひろ「気をつけてくださいね、ライブ前ですし体調管理には注意してください」

マキノ「そうね...夜は暖かくして寝ることにするわ...」

ちひろ「じゃ、ちょっと待っててください...」パタパタ...

マキノ「ふぅ....」ギシッ

P「疲れたか?」

マキノ「身体が...あちこち痛いわ...」

P「大丈夫か?」

マキノ「貴方のせいなのよ...あんなに...その...激しく...」

P「わ、悪い...」

マキノ「まったく度し難いな...男というのは....」

P「で、でもさ...マキノだってその...喜んでたし...」

マキノ「言ったじゃない....『許して』って....」

P「スマン...久しぶりだったもんで...つい...」

マキノ「それはそうだけど....物には...限度が....」

P「その通りだと思うんだけど、マキノの甘えるような声を聞いてると...どうも自制が...」

マキノ「そ、そんな声出していないわ!」

P「いや、自分じゃわからないかもしれないけど、昨日もすごく可愛い声で俺に....」

マキノ「わかった、わかったから言わないで!」

ちひろ「あらあら、仲がいいですね二人とも、なんのお話ですか?」

P「い、いえ...別に大した話では...」

マキノ「そうよ、気にしないで....」

ちひろ「ふーん、まあとりあえずコーヒーですよマキノちゃん」コトッ

マキノ「ありがとうちひろさん」

ちひろ「そういえばプロデューサーさん、今年は年末年始のお休みを取ってませんけどいつ取るんですか?」

P「とりあえずこのライブが終わったら取るつもりではあります」

ちひろ「ライブ終了後ですね、わかりました」

P「マキノは年末年始実家に帰ったんだったな、どうだった?」

マキノ「別にいつもと変わりないわ、それよりも私のいない間に貴方が自堕落な生活をしていないかどうかが心配だったけど...」

P「お前は俺の母親かよ...」

ちひろ「すっかり管理されちゃってますねプロデューサーさん...」

マキノ「P、昨日も言ったけど無理はやめてね」

P「わかってるって、心配するな、それよりも嬉しい知らせがあるぞ」

マキノ「嬉しい知らせ?」

P「今度のライブの衣装が届いたんだよ」

------


P「おーいマキノ、もう入っていいか?」

マキノ「どうぞ」


ガチャッ


P「おおっ...」

マキノ「どうかしら?」

P「うん、よく似合ってるぞ、なんかこう...セクシーって感じで」

マキノ「スパイ役なんて...私に対するあてつけかしら?」

P「別にそういうわけじゃ....」

マキノ「でも...嫌いじゃないわ、女スパイとして必要な情報はすべて手に入れてあげる」

P「マキノならなんでも手に入れてくれそうだな」

マキノ「でも...それを渡すかは貴方しだい...と言ったところかしら?」

P「どうすれば渡してくれるんだ?」

マキノ「そうね....私の言うことを聞いてくれたら考えてもいいわ」

P「どんなのだ?」

マキノ「....抱いてちょうだい」

P「わかったよ...」


ギュッ


マキノ「もっと強く...」

P「ああ....」ギュウウウウウウウ

マキノ「ねえP?私、欲しい物ができたわ」

P「欲しい物?」

マキノ「今まで新しい情報以外に興味なんてなかったのに...変よね」

P「マキノは何が欲しいんだ?」

マキノ「それは....貴方の...心...」

P「そっか...」

マキノ「その心も...盗めるかしら?」

P「もう盗まれてるよ」

マキノ「じゃあ...他の誰かに盗まれないように、フタをしておかないと....ちゅっ...」

P「んっ...」

マキノ「P...愛してるわ...んむぅ...」

P「俺もだ...」

マキノ「浮気は...ダメよ...」

P「わかってるよ...お前こそ...浮気するなよ?」

マキノ「ありえないわ...私の頭の中のメモリーは...もう貴方でいっぱいよ...んっ...」

P「そうか....」

マキノ「イヤだって言っても...もう離さないわ...」

P「じゃあ...ずっと一緒にいるしかないな....」

マキノ「そう....一緒にいないと....ダメなんだから...んむっ...」

ガチャッ


ちひろ「ずいぶん遅かったですね」

P「ええ、まあちょっと...」

ちひろ「マキノちゃん、衣装はどうでした?」

マキノ「バッチリだったわ、あの衣装に恥じないライブにしてみせる」

ちひろ「ええ、がんばってくださいね♪」

P「俺もマキノが最高のライブができるようにサポートするからな」

マキノ「サポートか...」

P「ああ、なにかしてほしいことがあったら遠慮なく....」

マキノ「ふむ...してほしいこと...」

P「なにかあるか?」

マキノ「...ゴホービが欲しいわ」

P「ゴホービ?」

マキノ「ええ、Pは今回のライブが終わったら実家に帰るんでしょう?」

P「ああ、そのつもりだけど....」

マキノ「それなら...私も行きたいわ」

P「な、なにぃー!?」

ちひろ「そういえばマキノちゃんはプロデューサーさんの家に一度行ってるんでしたね」

マキノ「ええ、とても良くしていただいたわ」

ちひろ「いいんじゃないですか、それなら行っても」

P「し、しかしだな...」

マキノ「なにか不都合でもあるの?」

P「いや...父さんも母さんもマキノが来ると妙にはしゃぐからさ...なんだか...」

ちひろ「気に入られてるんですよ、いいことじゃないですか♪」

P「でも...」

マキノ「Pが言ったのよ?『してほしいことがあったら遠慮なく』と....」

P「うぅぅ....わかったよ、連れてく...」

マキノ「決まりね、私もPの御両親にもう一度お会いしたいわ」

P「その代わり、最高のライブにしてくれよ?」

マキノ「当然よ、任せてちょうだい」

ちひろ「マキノちゃんもがんばらないといけませんね」

マキノ「ええ、きっと成功させてみせる」

P「まあ、マキノなら上手くいくだろう...俺もがんばらないとな」

マキノ「P、貴方もわかっているとは思うけど無理だけはしないで」

P「大丈夫だって、心配しすぎだよ」

マキノ「また...そうやって貴方はいつも....」

ちひろ「ふふっ♪」

P「どうしたんですかちひろさん?」

ちひろ「いえ、マキノちゃんは普段はクールなのに、プロデューサーさんが絡むとそうじゃないなって思って....」

マキノ「そ、そう?」

P「うん、マキノはなんだかんだですぐにムキになるし、わりと嫉妬深いっていうのが最近...モガッ」

マキノ「だ、黙りなさい!」

ちひろ「あらあら、仲良しですねふたりとも♪」

------


マキノ「まったく、ちひろさんの前であんなこと言うなんて...」

P「やっぱり恥ずかしいか?」

マキノ「....私が嫉妬深いことやムキになることを知ってるのは貴方だけでいいの...」

P「マキノ....」

マキノ「ふたりだけの秘密....ということよ」

P「...そうだな、それがいい」

マキノ「約束よ....」チュッ

P「ああ、わかってる...」

マキノ「それと....」

P「なんだ?」

マキノ「今日もおいしいご飯を作って待ってるわ....」




マキノ「だから...早く帰ってきてね...P」




おわり

駄文失礼しました~
やったー!ついにSRマキノだおめでとう!
思えば登場してからSSを書いてステマをしてきたので
なんだか感慨深いです
最近は茄子さんに浮気気味でしたがこれからチョイチョイ書いていきます
本当におめでとう!
ではまた~

最近茄子さんばっかり書いてたのでそろそろマキノを書いてみようかな....
できればちょっぴりエロいのとか....

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