猫「おい、そこの人間。我を拾わないか?」
男「......あ?」
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猫「なんじゃその態度は?」
男「生憎だが俺は猫が嫌いだ。特に白い猫はな」
猫「にゃにぃ!?」
男「じゃあな白いの」
猫「ではぬこが大好きになるチャンスじゃな!!」
男「ってついてくんなよ!? 嫌いって言っただろ!!」
猫「にゃーはっは!! さてはお前我に恐怖しておるな?」
男「恐怖?」
猫「何殺しはせん。猫アレルギーの人間なんぞ、この肉球では数えられんほどおるからのぅ」プ二
男「俺アレルギーじゃねぇし。そんな癒やしフォルムに恐怖なんて
まったくもって感じねぇよ。余所の家にでもいってろ」
猫「まぁそう卑屈になるな人間。一家に一匹癒やしを提供するこのぬこが
お前さんに拾われたいと言っておるんじゃ」
男「俺はいらない」
猫「むぅ......お堅いのぅ、ならば強行手段!!」
男「は?」
猫「この爪の錆にしてくれる!!」シャキーン
男「脅しじゃねぇか!!」
............
男「いってぇ......」ボロッ
猫「にゃ~傷は浅いぞ~」
男「深くてたまるか......三十代男性猫に襲われ重傷とか笑いもんだ」
猫「お、ここがお前さんの家か? ほほぅ、平屋の和風な造りじゃのう」
男「そうさ、中々だろ?」
猫「二階が欲しかったのう......」
男「文句言うな」
猫「まぁ悪くないのぅ。失礼」ガラ
男「あ!! こら勝手にはいるな!!」
猫「おお~。中もしっかりしておるのぅ」トコトコトコ
男「あし!! 足をふけぇ!!」
猫「ふぅ、良いお家じゃ~」
男「このぅ、好き放題歩きやがって......」
猫「我の住まいになると思うとワクワクするぞ人間」
男「いや出てけよ......」
猫「やじゃよー。もう気にいったからの。まぁ力ずくなら?」シャキーン
男「ぐぅ......勝手にしろ」
猫「素直なお前さんは嫌いじゃない」
男「俺、お前、嫌い......」
猫「そんなに嫌っておるか?」
男「ああ、嫌いだ。とくに白いのは!」
猫「つまり猫じゃなきゃあええのか?」
男「......まぁそういうことだが」
猫「なら話は早い、ふむ......庭の葉を貰うぞ~」プチ
男「何する気だよ......」
猫「二足歩行は疲れるんじゃが......ほい!!」ボン!!
男「うわ!! ......は!?」
猫娘「どーじゃ? 人間の形ならええじゃろ?」
男「」←絶句
猫娘「ふむ、以前我と遊んでくれた少女を似せて変化したが......思いのほか心地よいぞ!!」
男「ね、猫が美少女に......」
猫娘「おう、悪くない反応じゃ。ほれほれ~男はこういう幼子がいいのじゃろぅ?」
男「う......ま、惑わそうたってそうはいかねぇぞ?」
猫娘「かたいのぅ。お前さんは......こ~んなに綺麗な少女がお前さんと
一つ屋根のしたで暮らしたいと言っておるんじゃ男なら受け止めや」ズイ
男「......じゃあ俺に何か差し出せ」
猫娘「にゃ?」
男「猫、お前をここに置いてやる。だからお前は俺に対価を寄越せ」
猫娘「ほう、生意気なこと言い寄るのぅ......だが、居候してくれるお前さん
にはお礼をしたいと思うちょる」
男「お礼て、それなりの対価じゃないと納得しないからな?」
猫娘「にゅふふ、多分お前さん大喜びじゃぞ?」ガシッ
男「え? なに? ちょっと顔動かせないよ......」
猫娘「我のファーストキッスうけちょれ。ん~///」チュー
男「ふむぅ!?」
猫娘「ん......はむぅ......ぷはぅ/// にゅふふ~お前さんの唇、思いの他心地よい///」
男「な......なにして......!!」
猫娘「お、頬が赤いぞ? 照れちょるけ? 可愛いの~」プ二プ二
男「ほ、ほっぺ触んな!!」ぺし
猫娘「ぁ......ぅ」
男「え......?」
猫娘「な、なんじゃ......人の手を払いおって
わ、我だってふざけてお前さんとキスしたわけじゃないけ」
男「ね、ねこ......」
猫娘「は、初めてじゃったんじゃ....../// ほれ、我のほっぺ熱いじゃろ?」ピト
男「あ.......ああ」
猫娘「胸もドキドキしておる。決して軽はずみな行為じゃないけぇ。だから......」
猫娘「女子の初キッス奪ったんじゃ責任とるしかないのぅ? ん?」
男「て、てめぇ......ちょっとお前のこと可愛いなんて思った俺が馬鹿だった」
猫娘「そうじゃ我は可愛いんじゃ。にゅふふ~」
男「うるさい」
猫娘「さて対価は払ったんじゃ、文句ないよの?」
男「おい、ばりばりあるぞ? なんだキス一回で居候出来ると思うなよ?」
猫娘「単なるキスじゃないけ!! ヴァージンキッスじゃ!!」
男「いやキスはキスだから。種族別ぽく言うんじゃねぇ」
男「それに働かざるもの食うべからずだ。家事はしてもらう」
猫娘「我の仕事はこの癒やし形態フルパワーで
お前さんの表情筋を鍛えることじゃ。家事などする気はない!!」
男「難しい言い回しはいい。とにかくしてもらう。嫌でもだ!!」
猫娘「......猫はTVやPCや縁側で座っているのがスタンダードじゃ
家事なんてするわけないじゃろうに」
男「俺が知ってる猫のなかでお前が一番スタンダードじゃねぇぞ?」
男「てか、もしかして出来ないとか?」
猫娘「.......そんなわけない.......ぞ?」
男「図星かよ!! 間を空けたのが動かぬ証拠!!」
猫娘「ぬぅ......」
男「たく......なら初めからそう言え」ワシャワシャ
猫娘「にゃ......ん」
男「できない奴に無理してやらせねぇよ。でも覚えてもらうからな?」
猫娘「ふぬぅ、面倒そうじゃ......」
男「なにすぐ慣れるし、そこそこ楽しくなる。てか居候の癖に生意気だ」
猫娘「ふ、そのわりに我を追い出さないのぅ?」
男「あ? 居候したいって言ったのお前だろ?」
猫娘「無理矢理でも拒絶できただろ? 力ずくでの?」
男「......さぁね」
猫娘「......まぁ、居候させてもらえるのなら何も言うまい。よろしくの?」
男「け、調子の良い猫だな」
猫娘「にゅふふ~」
男「ということでさっそく料理をしてもらおう」
猫娘「にゃあ、そんな晒しプレイはどこぞの風俗でやらしちゃれ」
男「どんな店だよ!! てか俺そんなとこいかねーし!! いったことねぇし!!」
猫娘「ほっほう。つまり......お前さん童貞か」ニヤリ
男「......はっ!!」
猫娘「ふむ、お前さんから女子の匂いがしないと思うたら、墓穴を掘ったのぅ。にゅふ」
男「か、かまかけやがって......ああそうとも!! 俺は童貞ですよ!!新品だぞコラ!!」
猫娘「にゃんと......お前さん清々しいのぅ? にゃっはっは!!」
男「へ!! 笑ってられんのも今のうちだ!! お前の顔を羞恥に染めたる!!」
猫娘「ほう、言ってくれるのう。じゃが、我はお前さんのように惨めに喘ぎなどせん!!」
男「なにぃ!?」
猫娘「我のモットーは......威風堂々じゃ!!」
男「出来ないのに胸張るなよ!?」
~ぬこ~
男「料理の基本は卵焼きだ。てかこれはできて当たり前」
猫娘「ほう卵焼きか。しっておるぞ知人に教えてもらったからのぅ。余裕じゃ」
男「なら話は早い、さっそく作ってもらおうか」
猫娘「ならばほれ」クイクイ
男「......なんだその手?」
猫娘「エプロンじゃ。料理はエプロンを着けてするじゃろ?」
男「卵焼きにそんな気合い入れんでも......」
猫娘「か!! これだから童貞は。どんなことにも全身全霊で取り組むもんじゃろ? ん?」
男「ど、童貞関係ねぇだろ!?」
猫娘「それにこれは正装じゃ。野球選手がユニフォームを着るようなもんじゃ」
男「お、おう。たしかに......」
猫娘「分かったらほれ。エプロンよこしや」
男「お前はなんでこんなに図々しい......!!」
男「ほら、俺のエプロンだ」ポイ
猫娘「ふむ......クンクン。たしかにお前さんの匂いがするのぅ」
男「そりゃ俺のだし」
猫娘「うむ、お前さんのじゃな。ちゃんとカレーの匂いがするけ」
男「」
猫娘「というのは冗談じゃ。わ、我も少し言い過ぎた。だからそんな泣きそうな顔をすんじゃないけ」
男「うぅ......玉ねぎ突っ込んでやる......」
猫娘「にょー、それは勘弁してくれ」
男「俺まだそんな歳じゃねぇし......」
立て直しました。あまりにぶっ飛んだので......
~ぬこ~
猫娘「しかしお前さんのエプロン味気ないのぅ
まるで普通過ぎて個性のない中年サラリーマンのようじゃ(はげ)」
男「おおい、カッコはいらんだろ!! 思ってても口に出すなよ!!」
猫娘「まぁ仕方ない。今回はこれで我慢しようかの。(はげ)」クルリ
男「そこ絶対カッコいらない」
猫娘「......こうしてああして......」
男「人の話し聞けよ......たく反省してないだろおまーー」
猫娘「でここを結んで......よし完成じゃ!!」クルッ
男「!!」
猫娘「ど~じゃ? エプロン着けるだけでも変わるじゃろ?」
男「お前、容姿だけは可愛いな。容姿だけは......」
猫娘「ちなみに猫耳と尻尾も出せるけ」ピョコン
男「!?」
猫娘「おろ? ふふんお前さんまた赤いのぉ~。まるで林檎のようじゃ~。にゅふ」
男「い、いいから!! さっさと作れ......」
猫娘「まぁ熟しすぎてプ二プ二じゃが」
男「まだ人生半分折り返してねぇ奴に何言ってんだクソ猫!!」
猫娘「ああ~!! クソって言って奴がクソなんじゃぞ!!
あ、でも今言った我のクソはノーカンじゃぞ?」
男「こいつ!! さっきから誹謗中傷の嵐じゃないか!! もう許せん!!」
猫娘「あ、お前さん」
男「あ!?」
猫娘「一つお願いがあるんじゃが......その......」モジモジ
男「な、なんだ?」
猫娘「まぁ......そのぉ......お前さん......」キュッ
男「な、なんだよ俺の手なんか繋いで......」
猫娘「えっとの......料理上手く出来たら......出来たら......」
猫娘「いっぱい......いっぱい、我を撫でてくれんかえ///?」←身長145
男「!!!」←身長178
猫娘「だ、駄目かえ?」
男「......う、上手く......上手くできたらな......」
猫娘「!! 男に二言はないけぇ!!」トタトタ
男「はぁ......(くそ......さっきまであんなに人のこと馬鹿にしてた癖に.......)」
猫娘「たっまご~たっまご~」
男「み、耳......尻尾......(可愛いよこのやろうー!!)」
猫娘「にゅふふ~気合いいれていかんとの~」フリフリ ピコピコ
男「(これからコイツと暮らすのか......)」
猫娘「さぁ準備オーケーじゃ。いくぞ~」
男「(まぁ不安も多少はあるが......そう悪くもな......)」
猫娘「全体重を腕へと移動!! 的は一つ!! 獲物は......一つ!!」ビュン!!
ぐしゃあ
男「(悪くも......)」
猫娘「よしファーストステップは終了じゃ!! セカンドへは迅速に!!」
カチ!! ぼぁ!!!
男「悪く......」
猫娘「ぬぅ!! 火力が.......火力が足りん......!!
ならば増やすまで!! 火に油を注ぐ!!」
男「」
~ぬこ~
猫娘「ふぅ~頑張ったのぅ。ほれお前さん」
男「」
「」←混沌
猫娘「我ながら良い出来じゃ。ゆっくり食べや」
男「............はげーーーーーー!!?」
見てるよ
リベンジ頑張れ
男「ご、ご馳走様でした......」
猫娘「うむ、お粗末様じゃ~」
男「く、口の中ジョリジョリしてる......」
猫娘「ん? ジョリーとは誰じゃ?」
男「もうその解釈から違う」
猫娘「? まぁいいけ。それよりお前さん」
男「ん? なんだ殺人兵器」
猫娘「ほら、分かっとるじゃろ///」
男「なに?」
猫娘「あ、頭......な、撫でてくれんか?」
男「......駄目」
猫娘「なぁ!? 我的に上手にできたんじゃが」
男「百点中マイナス百点だ」
猫娘「な、なんじゃと!? それは横暴じゃ!!」
男「うるせぇ!!」
男「卵をそのままフライパンに入れんな。油ををひけ!! 油を火力upに使うな!!」
猫娘「む......むぅ」
男「たく、料理どころかお前のは卵さんを殺しただけだ。
真っ黒になるまで燃やしただけだ。馬鹿だ馬鹿。この馬鹿猫」
猫娘「ば、馬鹿じゃないけぇ!!」
男「うるせぇ、卵さんに謝れ。あとお前にそんな卵焼き教えた知人は一発殴っとけ」
猫娘「......そ、そんなに言うならお前さん作りや!!」
男「ああ、いいですよ。しっかり見てろ本当の卵焼きを!!」
~ぬこ~
猫娘「にょ......これが本当の卵焼き......もぐ......上手いのぅ......」
男「どうだ、お前のとは全然違うだろ?」
猫娘「うむ、お前さんの卵焼き......美味しいけ」
男「そ、そうか。えらく素直だな?」
猫娘「なんじゃ、素直は駄目か?」
男「いや......全然」
猫娘「......我は間違えて覚えていたのか......ちょっと恥ずかしいけ」
男「(あれがちょっとで済むのか?)」
猫娘「さっきは散々イジって悪かったのぅ......」
男「自覚はしてたのな」
猫娘「まぁ、我は生来あんな奴じゃ。口も悪いし、料理もできん」
男「おまけに無神経だし?」
猫娘「う、うるさい......とにかくこんな奴じゃ」
男「(なんだよ、いきなりしおらしく、なりやがって......)」
猫娘「それでも、我はここに置いてはくれんか? 頼む......」
男「猫......はぁ、もう勝手にしろ」
猫娘「!! お前さん!!」
男「だが条件がある。勝手にいるのは良い。でも......勝手にどっかにいくなよ」
猫娘「......お前さん。うぬ、承知した!!」
男「さってと、もうこんな時間か。風呂入って寝よ」
猫娘「おう風呂か~我も入る~」
男「そうか、先に入るか?」
猫娘「んや、お前さんと入るけ」
男「あいよ......いや、やっぱりそれ駄目」
猫娘「......にゃんで?」
男「倫理的に入ってはいけないと誰かが告げている!!」
猫娘「我と入るのそんなにやなのけ?」
男「!?」
猫娘「と、やはりお前さんの心には卑猥な感情がチラリチラリ。分かりやすいの」
男「さ、探らんでいい!! からかうな」
猫娘「何気に本気じゃが?」
~ぬこ~
男「ほら目ぇつぶれ。お湯流すぞ~」
猫娘「つぶればいいんじゃな? ふん!!」
ザザッー
猫娘「ふい~あったかい」
男「せまい......」
猫娘「良かったの~こんな美少女と風呂に入れて」
男「中身は最悪だ」
猫娘「そうカリカリしておるとハゲになるぞ?」
男「根元のお前が言うな!!」
猫娘「なぁお前さん」
男「なんだ?」
猫娘「我のはお前なんて名前じゃないけちゃんと名前で言ってれや」
男「じゃあお前もお前って言うのやめろ」
猫娘「うーん......じゃあ、男......。やっぱり面倒じゃお前さんでいいけ」
男「おい!!」
猫娘「ではお前さんは我のことは、ぬこと呼べ」
男「なんで?」
猫娘「いいじゃろ? ほら呼んでくれたらあ~んなことこ~んなことしてあげるぞ?」
男「なん......だと!?」
猫娘「お、興味津々じゃな? のぅ?」
男「う!!」
猫娘「別に馬鹿にはせんお前さん。男とはそういうもんなのじゃろ?
それに、そこは正直じゃのぅ///」
男「......悪いがそういうことはしない」
猫娘「なぬ?」
男「まぁちょっとした約束だ。昔にかわした......な」
猫娘「ほう......目の前の色欲より。昔の約束か」
男「そういうこった。まぁここのこれは運動だ
反応だけはしないと機能停止するからな」
猫娘「にゅふ、達者な口じゃのう。それじゃぁ......」
猫娘「その口塞いでやるけ///」
男「え?」
猫娘「ふむぅ」
男「ん!?」
猫娘「お前さん......んちゅ......れろ......ちゅ///」ギュ
男「おま!! ちょ!! んむ!?」
猫娘「やっぱり......お前さんで良かったけ......ちゅ///」
男「?」
猫娘「我はどうやらお前さんに惚れたようじゃ///」
男「はぁ!?」
猫娘「好きや......んちゅ......お前さん......ちゅる///」
男「ぬ、ぬこ......!!」
猫娘「にゃあ/// 好きや!! 好き好き!! お前さん大好き~!! にゃ~!!」ぐりぐり
男「(え......えー......)」
分かったしてくる。 >>17頑張ります
猫娘「ふふん、お前さん。お前さ~ん///」スリスリ
男「こ、こら!! くっつくな!!」
猫娘「よいではないか~。にゅふふ///」グリグリ
男「だっから離れろって......!? (な、なんだ......)」ググッ
猫娘「」ニヤ
男「(こいつ離れねぇ......!! てか力強っ!!)」ググッ
猫娘「にゅふふ。どうかしたか? 離れたいのじゃろ?」
男「お、お前ぇ......このやーー」
猫娘「あ、頭撫でてくれたら......離れてやるけ///」ニッ
男「!! ......分かりづらいっての......」ナデナデ
猫娘「ほれそのまま大人の襖を開けるんじゃ」
男「調子のんな。あと襖じゃない階段だ」ぺち
猫娘「むきゃ......意気地ないのぅ......」
男「これで我慢しろ」ナデナデ
猫娘「ん......そうじゃのう......これで、我慢しちゃるけ......にゅふ///」
男「たくっ」ナデナデ
~ぬこ~
男「ふぅ、風呂も入ったし髪乾かそう......さてドライヤーは」
カチ ブオッ~
ぬこ「あぁぁぁぁ~」ブオッ~
男「何してんだよ」パシッ
ぬこ「ああ~せっかく楽しんでおったのに......」
男「これはそう使うんじゃない。これはドライヤー。髪を乾かす機械だ」ブオッ~
ぬこ「ほう、そうなのか!! お前さん我の髪も乾かしてくりや~」ポス
男「こら俺の足にのっかるな!! 猫らしく自然乾燥してろい」
ぬこ「しーたーいー!! 主~」グイーッ
男「ノー!! 服を引っ張るな。分かったから引っ張るな!!」
ぬこ「おお!! はやく~」そわそわ
男「いたい!? 足の上で跳ねないで!!」
男「ほらいくぞー」カチ ブオッ~
ぬこ「ほぇ~あったかいの~」
男「暴れるなよ」
ぬこ「ふ~い」
男「おりゃおりゃ」ワシャワシャ
ぬこ「お、良い腕しとるのぅ。その調子じゃお前さん」
男「次俺にやれぬこ。それで平等だ」
ぬこ「髪なくなるぞ?」シャキーン
男「......やっぱりいいです」
男「ほれ終わったぞ」
ぬこ「にゅふ~髪がさらさらじゃ~」
男「そりゃそうだ、ふぁ~もう眠い。寝る。明日仕事だし......」
ぬこ「なら我はお前さんにちょっかいかけとるけ~」
男「」
ぬこ「どうした? 寝ないのか?」
男「眠気とんだわ。お前寝てる俺に何する気だ!!」
ぬこ「にゅふふ、あ~んなことやこ~んなことじゃ」キュポ
男「マッキーて完全に落書きじゃん」
ぬこ「ちゃんと油性じゃ安心せい」
男「安心できねぇ!?」
ぬこ「ほれほれ~寝てもいいんじゃぞ?」
男「へ、決めたぞ。お前が寝るまで寝ない」
ぬこ「ほう夜行性に勝負を仕掛けるとは......我は強いぞ~」
男「は、俺だって夜更かしには自信があるぜ!!」
~ぬこ~
ぬこ「すぅ......すぅ......にゅふ、にゅふふ~」
男「こいつ、即寝やがった......」
ぬこ「すぴーすぴー」スヤスヤ
男「......俺も寝るか」ナデナデ
ぬこ「ん......」
男「おやすみ」
投下終了。続きは明日
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