あかり「京子ちゃんかわいい!かわいいよぉ!」(212)

赤座家


あかり「ああんもぅ京子ちゃんかわいいよおおぉ!」

あかりは、机の上の写真立てを見て絶叫した。

入学して1ヶ月後に娯楽部の4人で撮った写真。

左からあかり、京子、結衣、ちなつの順で並んでいて、
京子があかりの肩に手をまわしてピースしている写真。

のはずだったが、その写真にはあかりと京子しか写っていなかった。


あかり「結衣ちゃん、ちなつちゃん、悪く思わないでね。写真の切れ端も
    ちゃんととってあるから」

あかり「どうしても京子ちゃんとのツーショット写真がほしくて、つい」

あかり「いけないことかもしれないけど、こういうことしてる女の子もいるって
    聞いたし」


あかり「・・・って、考えてみたら普通に京子ちゃんに言えば撮らせてくれたんじゃないかな!?」

あかり「わああごめんなさいごめんなさい!あかりのバカバカ!」

あかり「もう一度4人で一緒に写真撮ろう・・・」


次の日

京子「おっはよー、あかり!」

あかり「あ、京子ちゃん」ドキッ

京子「迎えに来たよ!一緒に学校行こうぜ!」

あかり「わあ嬉しいなあ!」

京子「スキあり!」ピラッ

あかり「わっ!スカートめくりしちゃだめってあれほど言ったでしょ~!」

京子「ふふ、今日もかわいいのはいてるじゃん?」

あかり「も、もう!やめてよぉ!」

京子「いいじゃん減るもんじゃないし・・・」

あかり「だめったらだめ!外ではだめだって言ったでしょ!?」

あかね「あら、京子ちゃんお久しぶり。あかりを迎えに来てくれたのね」

京子「お、お久しぶりです・・・」

あかり「じゃあ行ってきます、おねえちゃん!」

あかね「行ってらっしゃい、あかり」



学校

京子「あかり、大変だ!!」

あかり「どうしたの?京子ちゃん」

京子「今、私の下駄箱にこんなものが・・・」

あかり「これは・・・手紙?」

あかり「えっと、『あなたのことが好きです。今日の午後4時半に体育館裏に来てくれませんか?』」

あかり「こ、これって」

京子「うん。どう見てもラブレターだよね」

あかり「うん、でもずいぶんとベタだね」

京子「これは行ってあげるべきだよね!ふふ、人気者はつらいな~」

あかり「・・・だめ」

京子「え?」

あかり「絶対、行っちゃだめなんだからっ!」

京子「え、何もしかしてやきもち?」

あかり「ちっ、違うよっ!でも行っちゃだめ!」

京子「うーんでも」

あかり「でもじゃないの!」

京子「なんだ?こんなにグイグイ押してくるあかりは久しぶりだな」

あかり「ねえ京子ちゃん、今日は娯楽部も行かずにあかりと遊びに行こう?ね?」

あかり「きっとその手紙はいたずらだと思う!名前も書いてないし!」

京子「うーん、そう言われて見れば確かにそんな気も・・・」

京子「でも娯楽部に行かずに遊びに行くって、何で?」

あかり「え、それは・・・」

あかり(もしかしたら、手紙の主さんが部室まで探しに来るかもしれない・・・)

あかり(でもそれを言ったら、さっき手紙がいたずらだと思うって言い張ったのと矛盾しちゃうし)


あかり「きょ、今日はすっごく京子ちゃんと2人で遊びたい気分なの!」

京子「しかしこんないたずらの手紙で私の純情を踏みにじるとは、許せん!」

あかり「そ、そーだそーだ!」

京子「で、放課後どこに遊びに行く?」

あかり「どうしよっかなぁ。とりあえず、もうすぐ授業はじまっちゃうから後で考えよう!」

京子「おっけ~。てか、私たちがさぼったら今日の娯楽部は結衣とちなつちゃん
   だけになっちゃうよ?」

あかり「それはそれでいいんじゃないかな?特にちなつちゃんにとっては天国だよぉ」

放課後


京子「お~いたいた!あかり~」

あかり「京子ちゃん、お待たせ!」

京子「どこ行く?」

あかり「うーん、よければ京子ちゃんの家におじゃましたいなぁ」

京子「うん、いいよー」

あかり「やったぁ!それで、えっと・・・京子ちゃんの小さいころのアルバムとか見たい・・・」

その頃、茶道部室では


ちなつ「遅いですね、あかりちゃんと京子先輩」

結衣「そうだね」

ちなつ(2人とも、どうか今日はこのまま来ないで!来ないで・・・!)


結衣「何か深刻な顔してるけど、どうかした?」

ちなつ「なな何でもないですぅ!」

結衣「あ・・・ちなつちゃん、ちょっと」

ちなつ「ふえっ?」

ガッ

なぜか突然結衣に両肩をつかまれ、顔を真っ赤にするちなつ。

ちなつ「ゆゆゆ結衣先輩!?」

結衣「ちなつちゃん・・・じっとしてて」

ちなつ(結衣先輩ったら、あかりちゃんと京子先輩がいないからって
     こんなところで大胆・・・!でも・・・)

ちなつ「はいっ!いつでも覚悟はできてます!」


次の瞬間、結衣に口をふさがれる。

ちなつ「んん・・・っ」

ちなつ(結衣先輩っ・・・・・強引なんだから・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・


結衣「ちなつちゃん、ちなつちゃん?」

ちなつ「ふぇ・・・結衣先輩?
    って私いつの間にこんなところで寝ちゃって・・・」


ちなつ(ってさっきのは夢落ちかーー!!)ガーン

結衣「あ、無理に起こしちゃってごめんね。そのまま寝ててもいいから」

ちなつ「えっ・・・・・」

ちなつ(そんなこと言って、私が寝てる間に一体なにをするつもりですかっ!?
    結衣先輩~っ!)///

その頃、京子の家では


京子「はい、これが小学2年生の頃の写真だね」

あかり「か、かわいい・・・」


赤いランドセルを背負って、正面を向いてにっこりとほほ笑む京子の写真。

まさに天使としか言いようがなかった。


京子「どうした?あかり。急に黙っちゃって」

あかり「あ、ごめん・・・あんまりかわいいからつい言葉を失っちゃって」

京子「いや~かわいいだなんて照れるよぉ」


あかり(ああ京子ちゃんかわいいかわいいかわいいかわいい・・・)///


京子「あかりちゃん?」

あかり「ええっ!?」

京子「ぷぷっ、びっくりした?」

あかり「もぉ!からかったね?」

京子「ところで今の私はかわいくないかなぁ?」

あかり「か、かわいいよ!すっごく!」

京子「ありがとう。無理に言わせちゃったかな、はは」

あかり「そんなことないよぉ!」

あかり「小さいころの京子ちゃんもかわいいけど、少し大人っぽくなった今の京子ちゃんも大好き!」

京子「照れるな~。ま、あかりの言う「好き」はみんなに対してなんだろうけど」


あかり「・・・今回は、違うよ」

京子「えっ?」

あかり「この気持ちは、特別・・・」

京子「えっ、えっ、それってもしかして・・・」

あかり「あっ・・・」

ふと我にかえるあかり。

考えてみれば、今までも想いを伝えるチャンスはいくらでもあったのに伝えなかった。
それは今の関係が壊れるのが怖かったから。


あかり(もしここで告白しちゃったら・・・?)

あかり(京子ちゃんとこうして遊ぶこともできなくなるかも)

はぁ

京子「あかり?今のは・・・」

あかり「え?ああ、何でもない!何でもないよぉ!」

京子「そ、そっか」



その日は何となく気まずい雰囲気で別れたが、次の日も京子は迎えに来た。

京子「おっはよう!」

あかり「京子ちゃん、また迎えに来てくれたんだ!ありがとう♪」



学校

京子「あかり、大変だ!また下駄箱に手紙が!」

あかり「ええっ!?」

『今日も午後4時半に体育館裏で待ってます。』


京子「あかり・・・やっぱり行ってあげた方がいい気がする・・・」

あかり「・・・・・・」

京子「あかり?」

あかり「や、やっぱりだめ!きっとこれはしつこいイタズラなの!」

京子「でも、もしイタズラじゃなくて本当に待ってるとしたら」

あかり「そんなわけないもんっ!」

京子「あかり・・・・・・」

結局あかりの勢いに押され、手紙の主には会いに行かなかった。

ただ、娯楽部には顔を出した。


結衣「2人とも、昨日はどうしたんだ?」

あかり「ごめんね、ちょっと京子ちゃんの家に行ってて」

京子「ごめんね~」

ちなつ「ま、まあいいですけど。」

ちなつ(おかげで昨日は結衣先輩といっぱいお話しできたし!キャーッ)

あかり(ごめんなさい、手紙の主さん)

あかり(でもあかり、京子ちゃんがとられちゃうのはどうしても我慢できない・・・)



しかし、次の日も京子の下駄箱には・・・

あかり「京子ちゃん、その紙ってもしかして・・・・」

京子「えっ!?い、いや何でもない!」

あかり「もぉ、何で隠すの?」

京子「い、いや・・・」


あかり(またあかりに止められると思って、今日はこっそり行こうとしたのかな・・・)

あかり「京子ちゃん・・・会いに行くつもりなの?手紙の主さんに」

京子「う、うん・・・」

あかり「・・・そっか、そうだよね、もしイタズラじゃなかったら悪いし」

京子「ごめんね、あかり」

あかり「な、なんで謝るの?あかりは別に・・・。
    と、とにかく授業はじまっちゃうからまたね!」

京子「あ・・・」



給食の時間。

いつものように、あかり、ちなつ、向日葵、櫻子の4人で机を並べていた。

向日葵「なんだか元気ありませんわね?赤座さん」

あかり「う、うん・・・ちょっとね」

向日葵「そんな赤座さんに、はい」

あかり「え?」

向日葵「私のリンゴ差し上げますわ」

あかり「え、悪いよそんな・・・」

向日葵「まあ、お気になさらずに」ニコッ


ちなつ「向日葵ちゃん優しい!天使みたい!」

櫻子「ずるーい!私もリンゴほしい!」

向日葵「あなたに食べさせるリンゴはありませんわ」

午後4時過ぎ。

あかりとちなつが部室へ行くと、結衣だけが座っていた。


ちなつ「あれ、京子先輩はどうしたんですか?」

結衣「ああ、なんか先に行っててって言われたんだ。どうしたのかな?」

ちなつ「なんでしょうね?」


あかり(京子ちゃん、本当に会いに行ったんだ・・・)

あかり(京子ちゃんのこと好きな人って誰なんだろう?)

あかり(まあ、京子ちゃんはかわいいし学年1位だし、ファンがいっぱいいそうだけど)

あかり「結衣ちゃん!」

結衣「ん、なに?」

あかり「あ、あのね・・・京子ちゃんのこと好きな人っているのかなぁ?」

結衣「また突然だね」

あかり「どうなの!?」

結衣「うーん、なんとなく心当たりはあるかな」

あかり「本当!?誰?」

結衣「うん、たぶんだけど・・・」

午後4時半前。

京子は体育館裏に来ていた。


京子(誰もいない・・・。早く来すぎたかな)

京子(なんだか変に緊張する)

京子(こんなことなら、いっそ本当にイタズラなら楽なのに)


ザッ・・・

京子(誰かの足音・・・)



やはり、というべきか。


そこにやってきたのは、緊張した面持ちの綾乃だった。

京子「綾乃・・・」


正直、綾乃が自分に好意を抱いてるということは何となくわかっていた。

だから、綾乃が現れたことは意外と驚かなかった。

でもいざ告白されるとなると・・・

京子(どうしよう・・・すっごい緊張する)


綾乃「来てくれて・・・ありがとう」

京子「う、ううん」

京子「綾乃、あの手紙に書いてあったことって・・・」

京子「つまり、私のことがす、好きだっていうのは、本当?」

綾乃「え、ええ・・・本当よ」

京子「本気・・・なの?」

綾乃「本気よ。だから思い切って手紙出したわ」

京子「あ・・・その、2日連続で会いに行かなくて、ごめんね?」

京子「てっきり、誰かのイタズラだと思って・・・」

綾乃「ううん、いいのよ。今日来てもらえてうれしいわ」ニコッ

一方、部室では------

結衣「たぶんだけど、京子のこと好きなのは綾乃じゃないかな」

あかり「え、杉浦先輩が・・・?」

結衣「うん、なんとなくわかるよ」

結衣「よくここを追い出そうとして押しかけてくるけど、
   京子に会いたくて来てるんだろうね。はは」

あかり「そ、そうだったんだ・・・」


あかり(じゃあ、京子ちゃんは今ごろ杉浦先輩から告白を・・・?)

あかり(もし、京子ちゃんも杉浦先輩のことが好きだったら・・・)

再び、場面は体育館裏---------


綾乃「突然でごめんなさい。でも、私前からあなたのことが・・・!」

京子「綾乃・・・」

綾乃「もう胸の中に閉まっておくのが辛いの。限界なの。だから・・・」


綾乃「歳納京子、あなたと・・・こ、恋人同士の関係になりたいのよ・・・」

京子「ありがとう、でも・・・」


京子の脳裏には、なぜかあかりの姿が浮かんでいた。

毎日あふれんばかりの笑顔を見せてくれるあかり。
京子のことを大好きと言ってくれたあかり。

あれは、本当に友達としての「好き」だったのか?


今回の件であかりが必死に京子を止めたのも、やっぱり焼き餅の
ようなものだったのではないのだろうかーーー。

綾乃「や、やっぱりだめかしら・・・?」

京子「綾乃・・・ごめん!やっぱり私、そういうのはまだ・・・」

京子「私告白されたのなんて初めてで、すごくうれしいんだけど・・・
   でも・・・」

綾乃「そ・・・そうよね。いきなりだったし・・・。」

綾乃「気持ち伝えられただけでも嬉しいもの」ニコッ


京子(綾乃・・・無理して笑ってる・・・?)

綾乃「じゃあ、私行くわね」

くるっと京子の方へ背を向け、足早に去っていく綾乃。

その背中を見て、京子の胸がズキンと痛んだ。


綾乃(そうよね・・・)

綾乃(やっぱり歳納京子と恋人同士なんて夢のような話だったんだわ)


体育館裏からずいぶん離れたところまで来ると、
感情が抑えられなくなり、目から大粒の涙があふれた。

綾乃の姿が見えなくなると、京子は複雑な気持ちを抱いていた。

京子「本当によかったのかな、これで」



次の日の部活後。

あかりは、京子の家に来ていた。

あかり「それで、昨日はどうだった!?」

京子「うん・・・綾乃から告白された」

あかり「やっぱり、そうだったんだ・・・」

あかり「それで、どう返事したの?」

京子「断っちゃった・・・。」

あかり「そ、そうだったんだ・・・」


あかり(杉浦先輩にはすごく悪いけど、これはチャンスなんじゃないかな・・・?)

あかり(今こそ、思い切って・・・)


あかり「あ、あのね京子ちゃん!」

あかり「あかり、京子ちゃんのことが大好き!」

京子「あかり・・・」

あかり「きっとこれは友達としての感情じゃないと思う!
    昔から本当にかわいくて仕方ない京子ちゃんが、あかりは好きで・・・!」

京子「でも私、昔とは変わっちゃったのに・・・」

あかり「それでもやっぱり変わらず好き!それに昔からの京子ちゃんとの絆は
    何より固いもん。これからももっと深めていきたいよ!」

京子「ありがとう・・・私もあかりのことが」



京子(・・・・・・・・・・・)

京子(本当に、あかりと恋人同士になることを望んでるのかな、私・・・)


京子「あかりは・・・恋人ってどういうものだと思ってる?」

あかり「え、えーっと・・・そう言われると、良く分かってないかも」

あかり「あかりはただ、かわいい京子ちゃんとずっと一緒にいたいと思って」

京子「私も、あかりとずっと一緒に笑いあったりふざけあったり
   遊んだりしていたい。でもその先の恋人としての私たちが・・・
   うまく想像できない」

あかり「そっか。やっぱり、よくわかってないのに京子ちゃんを縛り付けたりして・・・
    あかり、間違ってたのかも・・・」

京子「・・・あかり」


あかり「あかり、自分勝手だったのかも」

あかり「京子ちゃん。やっぱり明日、杉浦先輩のところへ行ってあげて?」

京子「え・・・」

あかり「先輩、何度も手紙出して頑張って告白してくれたんだし・・・
    きっとすごく悲しんでると思う」

京子「そうかもしれないね・・・」


・・・・・・・・・・

京子「じゃぁ、今日はそろそろ帰るね」

あかり「うん、またね」

京子「んじゃ」

あかり「あ・・・待って、京子ちゃん」

京子「ん?」

スミマセン!>>156はミスなので取り消しで・・・

以下に修正版書きます

あかり「先輩、何度も手紙出して頑張って告白してくれたんだし・・・
    きっとすごく悲しんでると思う」

京子「そうかもしれないね・・・」


・・・・・・・・・・

あかり「じゃぁ、今日はそろそろ帰るね」

京子「うん、またね~」


あかり「・・・・・・ねぇ、京子ちゃん」

京子「ん?」

あかり「もし京子ちゃんが杉浦先輩と恋人になったとしても・・・
    またこうして一緒にいられる?」

京子「・・・おう!あったりまえだよ!」

あかり「これからずっと?」

京子「もちろん!・・・まったく、あかりは心配性だなあ」


ぎゅっ

あかり「・・・!」

不意に、京子に抱き締められた。

京子「私たちの絆は、どんなことがあっても変わらない。」

京子「これからも大好きだよ、あかり!」

あかり「嬉しい・・・。あかりも京子ちゃん大好き!」



・・・・・・・・

次の日の放課後。

今度は京子が、綾乃を体育館裏に呼び出していた。

ものすごく照れ屋なのに、勇気を振り絞って想いを伝えてくれた。

そんな綾乃に対して、京子の中で確かに今までと違う気持ちが芽生えていた。


京子「綾乃・・・この前はありがとう。それと、ごめんね」

綾乃「え・・・」

京子「その・・・、気持ちに応えられなくて」


京子「やっぱり私、綾乃のことが好き。綾乃が言ってくれたみたいに、
   恋人同士の関係になりたいな・・・」

綾乃「うそ・・・」

京子「え?・・・って泣いてる!?」

綾乃「だって、だって夢みたいで・・・」


綾乃「でも、なんだか実感わかないわね」///

京子「そう?じゃぁ・・・」


ちゅっ

綾乃「なっ・・・。い、今ほっぺに・・・?」

京子「ふふっ、こうするとちょっと恋人らしいでしょ?」

綾乃「も、もう!不意打ちなんて卑怯よ!歳納京子っ!」

京子「あはは、何だかいつもの綾乃らしくなった!」


ちゅっ

不意をついて、綾乃が京子の頬に口づけをした。

京子「・・・えっ」

綾乃「お、お返しなんだから!」

京子「やっぱ照れるな・・・キスとか」///

綾乃「そ、そうね」///


綾乃「とにかく・・・これからよろしくね、歳納京子」

京子「うんっ!」ニコッ

次の日の昼休み。1年生の教室では・・・


向日葵「赤座さん、私クッキー焼いてきましたの。よかったらどうぞ」

あかり「わぁ~、嬉しいなあ!・・・ていうか、
    最近いろいろもらっちゃって悪いね」

向日葵「いえいえ、私が勝手にやっているだけですから」

あかり「じゃあいただきます!・・・ん?」


あかりは、じっと自分の顔を見つめている向日葵の視線に気づいた。

あかり「ん、なぁに?」

私のような未熟者が三角関係のSSなんか書いて本当にすみませんでした
これが限界でした・・・

といってももう終わる寸前だった
誰も得しないラストになるかもしれないけど一応完結させます

向日葵「な、何でもありませんわ!」///

向日葵「とにかくその、とっても心こめて作りましたの・・・。
    お口に合うとよいのですけど」


ちなつ「・・・ふ~ん」ニヤニヤ

櫻子「いいなぁ~クッキー」


あかり(今の向日葵ちゃん・・・。)

あかり(まさか向日葵ちゃん、あかりのこと・・・)

あかり(って・・・まさかね。あはは)



・・・・・・あかりの恋は、どうやらもう少し先になりそうだ。

放課後、茶道部室では


京子「見て見て!ライバるんの衣装着てみたよ!」

結衣「また衣装着て同人誌売るつもりか・・・」

京子「まぁね!どう?似合ってるでしょ!?」

ちなつ「ま、まあ衣装の出来はかなりすごいですけどね」

京子「どう!?あかり~」

あかり「う・・・うん!すっごく似合っててかわいいよ!」

京子「へへ、ありがとう!」ニコッ



あかり(やっぱり京子ちゃんの笑顔は最高にかわいい!)

あかり(ずっと一緒に、こうやって楽しく過ごせたらいいなぁ・・・!
    ・・・ううん・・・絶対絶対、ずっと一緒だよ!)



~おしまい~

書くの遅すぎる上にこんな展開になってしまって申し訳ないです

今後は、ある程度内容まとまるまではスレ立てないことにしようと思う・・・
こんな糞な作者に付き合わせてしまってすみませんでした

スレタイから純粋な京あかを期待した人マジで申し訳ない

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