少女「いやっ、放してったら!」牢番「……また新入りか」 (7)

兵士A「こいつ、いい加減にしろ!」ドス

少女「ぐっ……!?」ドサッ

兵士B「公爵様の命を狙った不届き者が、調子に乗ってんじゃねえ!」ズガ

少女「がはっ! ……ぁっ!」ビクビク

兵士A「立てよ、オラァ!」グイ

少女「い……痛い!っ 嫌っ、髪が抜けちゃう! お願い、引っ張んないでぇ!」グスグス

兵士A「だったら最初から大人しくしてりゃいいんだ。オラ、とっとと歩け!」ドン

少女「う……うぅ……」グスグス

兵士B「けっ、いい気味だぜ。せいぜい処刑の日まで牢屋で震えて――お」


牢番「……あ、どうも、ご苦労さんです」ペコ

牢番「んほぉぉ」パンパン
少女「いやぁ痛いぃんぎぃぃ」

兵士A「ん、前回の盗人野郎はどうした? もういないのか?」

牢番「あの男なら、近衛の連中に連れていかれましたよ」

兵士B「なるほど、公爵様じきじきにというわけだ」

牢番「あー、最近剣を振るのに凝られているようですね」

少女「」ビクッ

兵士A「口を慎め。何がきっかけでその身が滅ぶかわからんぞ?」

牢番「ごもっともです」

兵士B「おい、早く引き渡して飲みに行こうぜ」

兵士A「そうだな、それでは、いつものように頼むぞ」

牢番「処刑日はいつです?」

兵士B「三日後だ。それまでに兵士たちがお楽しみにくるかもしれんがな」ニヤ

少女「……ぁ……ぃゃ」カタカタ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom