千早「私、みんなの自伝のタイトルも付けたいのだけれど」(135)

律子「……え?」

春香「ち、千早ちゃん?」

千早「何かしら、すってんリボン?」

響「じ、自伝って、えっと…出版するの?」

千早「そうよアニ丸。アスキー・メディアワークスには話を通してあるわ」

伊織「なんでそこなのよ……」

千早「駄目…だったかしら?私、もっともっともっと、みんなと仲良く……」

雪歩「だ、駄目じゃないよ!ねっ、真ちゃん!」

真「う、うん!駄目じゃないよ!」

千早「ふふ…ありがとう白子ちゃん、凛太郎」

きたか

以前、千早が付けたニックネーム

春香:すってんリボン
やよい:もやしちゃん
伊織:ピンク嬢
真:凛太郎
雪歩:白子ちゃん
貴音:月麺着陸
響:琉球アニ丸
あずさ:プルプル姉さん
律子:メカネちゃん
小鳥:雛テンパさん
真美:マミーポコ
亜美:海アーミー
美希:ねるねる寝るね

千早「さぁ、それでは始めましょうか」

美希「てゆーかミキ、自伝とか書くのメンドクサイの」

千早「どうしても書きたくないのなら、ゴーストライターという手もあるけれど…その場合タイトルが……」

あずさ「あら~?どんなタイトルになるのかしら~?」

千早「『お米屋さん』ねるねる寝るね著 に……」

美希「か、書く!ミキ、頑張って書いちゃうの!」

貴音「今回も何やら不穏な気配が……」

千早「それでは、いつもの順番(>>9)で付けていきましょうか」

春香「よ、よろしく……」

千早「すってんリボンはキャッチコピーが『甘味たっぷり!』だったわね」

亜美「そういえばそんな話もあったね……」

千早「私ね、ここは一度基本に立ち返るべきだと思うの」

伊織「アンタが勝手に基本から離れていったんでしょうが……」ボソッ

千早「すってんリボンらしい自伝のタイトル…それは……」

真美「それは……?」

千早「『えへへ』すってんリボン著」

春香「えっ!?」

えっ?

真(あざとい……)

響(もうタイトルがあざとい……)

春香「あ、あの…えっと……」

千早「どうかしら?」

亜美「出たよ、『どうかしら?』」ボソボソ

真美「あれ言われると困るよね……」ボソボソ

春香「すごく…私らしいです……」

小鳥「春香ちゃん陥落……」

美希「千早さん恐るべし、なの……」

千早「幸先の良いスタートね」

雪歩「そう…だね」

やよい「次は私ですぅ!よろしくお願いします!」

千早「ええ。よろしくねもやしちゃん。キャッチコピーは確か…『3月だぴょん!』」

貴音「ずいぶんと季節外れですね……」

千早「もやしちゃんの自伝のタイトルは、少し悲壮感を出してみようと思うの。もやしちゃん自身の明るいキャラクターとのギャップを狙って。だから……」

律子「ここまではまともなのよね……」


千早「『もやしちゃんと呼ばれて』もやしちゃん著」

やよい「えっ!?」

響「たしかに悲壮感がハンパないぞ……」

伊織「つーか、アンタしか呼んでないわよ……」

やよい「う?う?」

千早「どうかしら?」

亜美「やよいっち?」ボソッ

真「もう分かってるよね?」ボソッ

やよい「う、うっうー!素敵なタイトルかなーって!」

千早「ふふ…喜んでもらえて嬉しいわ」

律子「もう嫌……」

千早「お待たせ、ピンク嬢」

伊織「1秒たりとも待ってないわよ……」ボソボソ

雪歩「い、伊織ちゃん!」ボソボソ

千早「ピンク嬢のキャッチコピーは『ツンツンデレデレツンデレレ』よく出来てるわ」

小鳥「まさかの自画自賛……」

千早「今回はいわゆる『デレ』の部分を強調してみようと思うの」

真美「嫌な予感しかしませんなぁ……」

千早「『恋の延長戦』ピンク嬢著」

伊織「えっ!?」

過去のssのタイトルplz

春香「いかがわしい……」

伊織「あ、アンタいい加減に」

やよい「伊織ちゃん!」

真美「いおりん!」

千早「……何かしらピンク嬢?」

伊織「す、素敵ね…うん……」

小鳥「伊織ちゃん陥落……」

貴音「不憫な……」

>>37
千早「私、みんなにニックネームを付けたいのだけれど」
千早「私、みんなにキャッチコピーも付けたいのだけれど」
千早「私、テーマソングのタイトルを付けたいのだけれど」

千早「さぁどんどん行きましょうか」

あずさ「よく耐えたわ伊織ちゃん」ナデナデ

伊織「ぐ……」

千早「凛太郎のキャッチコピーは…『闇太子』だったかしら?」

真「そう…だったね……」

千早「今回も同じ路線で行ってみようかしら……」

真美「あ、まこちん終わった……」ボソッ

千早「『†白い闇†~或いはこの世の果て』凛太郎著」

真「えっ!?」

亜美「ちょ→ダサい……」ボソボソ

響「……自伝?」ボソボソ

貴音「そのタイトルが菊地真の何を伝えるというのでしょう……?」ボソボソ

真「……うん」

千早「凛太郎にピッタリだと思うのだけれど……」

雪歩「真ちゃん……」ボソッ

真「すごく…ピッタリです……」

千早「そう言ってくれると思っていたわ」

春香「私、まだマシだったんだね……」

千早「次は…白子ちゃんね」

雪歩「う、うん!お手柔らかにね!」

千早「白子ちゃんのキャッチコピーは『萩原掘ーるディングス』上手いこと考えたわね」

律子「また自画自賛を……」

千早「白子ちゃんは…犬と男性が苦手なのよね?」

雪歩「う、うん……」

千早「犬…犬か……ワンワン……」

あずさ「あらあら~?」

千早「『あん畜生は犬畜生』白子ちゃん著」

雪歩「えっ!?」

春香「ずい分とやさぐれてるね……」ボソボソ

伊織「場末の酒場の女将みたいね……」ボソボソ

美希「てゆーか、『ワンワン』はぜんぜん関係なかったんだね……」ボソボソ

千早「リズミカルなタイトルだわ」

雪歩「は、はわわ……」

響「雪歩…気をしっかり持って」ボソッ

千早「……」ジーッ

雪歩「あ、ありがとう千早ちゃん……」

千早「ふふ…礼には及ばないわ」

律子「本当に及ばないわ……」ボソッ

千早「さぁ、お次は月麺着陸ね」

貴音「お手柔らかに……」

千早「キャッチコピーは『わたくし立』これも上手いこと考えたわね」

真美「千早お姉ちゃん……」

千早「月麺着陸の自伝のタイトルは…やっぱり古風な感じにしたいわね。テーマソングと同じく」※貴音のテーマソング『これは恋にてござ候』

貴音「お、お任せいたします」

千早「そうね…」

春香「この"間"が怖いよね……」

千早「『それが愛ではござらぬか』月麺着陸著」

貴音「なんと!?」

千早「つまり、乙女心ね」

伊織「何がよ……」

雪歩「乙女は『ござらぬか』なんて言わないよね……」

貴音「わたくしは…あなたの意志を尊重いたします、如月千早」

真美「アンタ大物だよ、お姫ちん……」

真「器デカすぎだよ……」

千早「アニ丸」

響「は、はい!」

千早「お待たせ」

響「そ、そんなに待ってないよ!」

亜美「なんか手なずけられてる感じがするね……」

千早「琉球アニ丸。キャッチコピーは『自分、完璧ですから……』」

律子「そういうキャラクターが実際にいそうよね……」

千早「やはり、沖縄というのがキーワードになると思うの。自伝においてもね」

やよい「やっぱり嫌な予感がしますぅ……」

千早「『泳いできた』琉球アニ丸著」

響「えっ!?」

美希「沖縄関係ないって思うな、ミキ」ボソッ

響「え、えっと…『沖縄から泳いできた』って意味?」

千早「それはあなたが記す内容次第よ」

真美「まさかの丸投げ!?」

響「あ、あはは…そっかぁ……自分次第かぁ……」

貴音「真、不憫な……」

千早「お待たせしました、プル姉」

春香「だからその略し方は止めて……」フルフル……

あずさ「うふふ。今回もよろしくね、千早ちゃん」

千早「任せて下さい。プル姉のキャッチコピーは『迷ラー』なるほど……」

真「何か納得してる……」

千早「プル姉の自伝は『癒やし』をテーマにするべきだど思うんです」

伊織「『癒やし』の意味分かってんのかしら……」ボソッ

千早「『プルルンパルルンピロロローン♪』プルプル姉さん著」

あずさ「えっ!?」

響「なんかヤケクソになってないか……?」

千早「ふふ…女性的な柔らかさをイメージしてみました」

あずさ「え、ええっとぉ……」

亜美「ハタチ過ぎてあのタイトルはキツいよね……」ボソッ

あずさ「い、良いと思うわ~。とっても」

真美「あずさお姉ちゃんも大人だねぇ……」

春香「器大きいね……」

千早「お次は…メカネちゃんね」

律子「私も書くのね、やっぱり……」

千早「もちろんよ。メカネちゃんのキャッチコピーは『いっぱいかけて☆』」

真「これが一番ヒドいよね……」ボソッ

千早「テーマソングは『魔法もかけて』だから、やっぱり同じ路線で行くべきだと思うの」

雪歩「止めてあげて……」

千早「『もう一度かけ直して』メカネちゃん著」

律子「えっ!?」

亜美「ワケが分からないよ……」ボソッ

千早「複雑な乙女心よ。ね、律子?」

律子「……」

真「旅立っちゃったね……」ボソボソ

雪歩「可哀想な律子さん……」ボソボソ

千早「今回はいつにも増して調子が良いわ」

伊織「もう好きにしてちょうだい……」

千早「お次は雛テンパさんですね」

小鳥「そ、そうね」

千早「キャッチコピーは『事務カスタム』言い得て妙だわ」

響「自分、ホントはちょっと上手いと思ってたり……」ボソボソ

雪歩「じ、実は私も……」ボソボソ

千早「今回も事務員という特性を活かすべきだと思うんです。だから……」

春香「事務員さんて特性なの……?」

千早「『上半期決算』雛テンパ著」

小鳥「えっ!?」

真「勝手に上半期終わらされちゃったよ……」ボソボソ

美希「小さな親切大きなお世話、なの……」ボソボソ

小鳥「えっ?えっ?わ、私もう下半期に入ってるの?」

千早「私の口から言えません……」

響「言ってるようなもんだぞ……」

千早「まだまだこれからですよ、雛テンパさん」

小鳥「あ、ありがとう千早ちゃん……」

春香「なんかフォローされてるし……」

千早「いよいよあと3人ね。マミーポコ、お待たせ」

真美「う、うん!」

千早「『1人できるもん!』マミーポコ」

春香(続けて言うのは止めて……)プルプル……

雪歩(お腹が…お腹がぁ……)プルプル……

千早「マミーポコには相変わらず悪戯好きなのよね。困ったものだわ」

真美「ご、ごめん……」

千早「謝る必要はないわ。それがあなたの個性なのだから。そしてその個性を自伝のタイトルに変換すると……」

貴音「変換すると……?」

千早「『はみ出しもの』マミーポコ著」

真美「えっ!?」

やよい「紙おむつなのにはみ出しちゃいましたぁ!」

春香「ぐ…ぐぅ…ゲホっ……」プルプル…

雪歩「ゲホ…ゲフゥ……」プルプル…

千早「元気一杯で一筋縄ではいかないマミーポコらしさがよく表れているわ」

真美「え、えっと……」チラッ

真(ドンマイ……)

真美「ひ、ひびきん……」チラッ

響(今回もドンマイ、真美……)

真美「あ、あはは→!今回も気に入ったよ→!」

千早「そう言ってもらえると嬉しいわ」

あずさ「大人になったわね、真美ちゃん……」

千早「次は海アーミーね」

亜美「よ、よろしくね」

千早「キャッチコピーは『チョイルド』ちょっとチャイルドって意味だったかしら?」

伊織「そんなような感じだったわね」

美希「てゆーか、千早さん自身もよく覚えてないんだね」

千早「少し背伸びしたタイトルにしたいわね」

真「ぜったい"少し"じゃ済まないよね……」ボソボソ

千早「『あの日、体育倉庫で……』海アーミー著」

亜美「えっ!?」

あずさ「あら~、何があったのかしら~?」

伊織「そのタイトルでどんな自伝書けってのよ……」ボソボソ

千早「期待しているわ、海アーミー」

真美「そこはやっぱり丸投げなんだね……」ボソッ

亜美「あ、亜美、頑張って体育倉庫でイベント起こすよ……」

雪歩「そんなことで頑張りたくないよぅ……」ボソッ

千早「いよいよラストね」

美希「う、うん!よろしくお願いしますなの!」

千早「ねるねる寝るね…キャッチコピーは『おにぎり(蜂蜜)』」

やよい「美味しくなかったですぅ……」

春香「ホントに試したんだね、おにぎり(蜂蜜)……」

千早「小悪魔的な寝るねのキャラクターを活かしたいわね」

真「いまさら略した……」

千早「『眠いからあっちの部屋で1人で寝るね?』ねるねる寝るね著」

美希「えっ!?」

亜美「うわぁ……」

真「買わせるだけ買わしといて…みたいな……」

伊織「つーかタイトル長いわよ」

美希「み、ミキ、そんなヒドい女じゃないの!」

千早「あくまでもイメージよ。そのイメージとのギャップが大きいほど、生みだされる感動も大きいと思うの」

響「すごくまともなこと言ってる…ような気がする……」ボソッ

すってんリボン「私のってだいぶマシだったんだね……」

マミーポコ「真美、一刻も早く忘れたいよ……」

凛太郎「何か痒くなるタイトルだよね、ボクの……」

メカネちゃん「……」

白子ちゃん「律子さんが帰ってこないよぅ……」

雛テンパさん「そっとしておいてあげましょう……」

月麺着陸「お察しします、律子嬢……」

琉球アニ丸「どんな内容にすればいいかぜんぜん分かんないぞ……」

海アーミー「亜美だってそうだよ……」

もやしちゃん「体育倉庫で何するのかなぁ?」

ピンク嬢「やよいは知らなくていいの!」

プルプル姉さん「うふふ。プルルンパルルンピロロロ~ン♪」

ねるねる寝るね「気に入っちゃったんだね、あずさ……」

千早「ちなみに、私の自伝のタイトルは『Song for you』に」

一同「おいっ!!!」


お し ま い

終わり
こんな時間までお付き合いいただき感謝
読み返してまいります

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