シューマッハ「亜人?」 (10)

~ゲレンデ~

シューマッハ(しまっ…避けられない!?)

シューマッハ「グァァァァ!!」ドガッ!!

知り合い1「おい!シューマッハ!!」

知り合い2「駄目だ…死んでる…」

知り合い1「糞ッ!!」

シューマッハ「痛え……」

知り合い1「え!?」

知り合い2「馬鹿な!?内臓がほとんど破裂してたんだぞ!?」

従業員「大丈夫ですかー!」タッタッタ

シューマッハ「みんなどうしたんだよ?」

従業員「ヘルメット?」ヘルメットを拾う

従業員「ギャァァァァァァ!!」

ヘルメットの中にはシューマッハの首があった…しかし彼らの目の前には確かにシューマッハが居た…

従業員「こいつ!亜人だ!」

知り合い1・2「亜人!?」

知り合い1「なぁ、シューマッハとりあえず宿に戻らないか?」(こいつを国に差し出せば1億)

知り合い2「馬鹿言ってんじゃねぇよ!とりあえず病院行くぞ」(こいつを国に売れば1億…)

従業員「なら僕が運転しますシューマッハさん歩けますか?」(一億は俺のもんだ!!)

シューマッハ(どうして…俺の首が…まさか本当に亜人なのか?…でも少し意識が飛んだだけでたいした怪我はしていないはずだ…意識が飛んだ!?)

瞬間、シューマッハの脳内をある出来事がよぎった

シューマッハ(嫌だ!死にたくねぇ)ぐしゃ

シューマッハ「ぁぁぁ…」ゴロッ ヘルメットと一緒に首がゲレンデに転がる


シューマッハ「ハッ!?」

シューマッハ(逃げないと) タッタッタ

知り合い1・2、従業員「待て!!」

知り合い1「一億は俺のもんだ死ねる!」ドガッ!

知り合い2「グェッ!?」バタッ

知り合い2「……」

従業員「あいつは俺のもんだ!」

知り合い「うるせぇ殺してやる!」



シューマッハ「仲間割れか?何とか逃げ切れた」

シューマッハ(しかし、これからどうする…ここは雪山で移動手段は徒歩のみ…)

シューマッハ(あれは!?)

DQN車「ブォォォォォwwwww」

シューマッハ「……」タッタッタ

DQN「うおっ!?あぶねぇぞおっさん」キキィ

DQN「やべぇ!?とまらねぇ」ドガッ

シューマッハ「……」ぐしゃ

DQN「ひ、ひぃ俺は知らねぇぞ!」タッタッタ

シューマッハ「行ったか…」

シューマッハ「まだ足が生えてこないか…」

シューマッハ「とりあえず今はこれで逃げよう」ブォォォォォ

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