のび太「さぁ…ゲームの時間だ…」 (49)

遊戯王×[たぬき]のクロスです
設定クロスですので、遊戯王側のキャラは出ませんのでご注意を

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キーンコーンカーンコーン

ジャイアン「昼休みだぜ!サッカーやるぞー!!」

スネ夫「女子も混ぜてあげるよ~ん!」

ワイワイキャッキャッ

のび太「…」カチャカチャ

安雄「おいのび太、一人でゲームばっかやってないで、たまにはサッカーやらねー?」

のび太「僕はいいよ、今いいところだから」

のび太「それにどーせ僕の入ったチーム負けちゃうもん」

のび太「たまには野球やサッカーとかじゃなくてみんなでゲームやりたいなぁ~」

のび太「無理な話かー…ジャイアンとスネ夫がいるもんなぁ」

のび太「あ、そうだ!今日こそアレを完成させなきゃ!」ガサガサ

ゴトッ

のび太(この箱の中には僕の宝物が入ってるんだ!)

のび太(それを完成させれば―)

スネ夫「よっと!」バッ

のび太「あっ!」

スネ夫「へへ~何独り言喋ってんだよのび太!」

スネ夫「こんなもんいじっちゃってさ~」ポンポン

のび太「返してよ、それは僕の宝物なんだ!」

スネ夫「はぁ?聞いた聞いたジャイアン!?こんなもんが宝物らしいよ~!」

ジャイアン「はははは!!こんなおもちゃが宝物だと~!?バッカじゃねぇのかのび太!」

スネ夫「ジャイアンパーッス!」ポイッ

のび太「投げないでよ~!返せよ~!」

ジャイアン「女じゃあるまいし、こんな箱大事にしやがって!おまえ見てるとイライラしてくるぜ」

ジャイアン「そこでだのび太!!おれ様がおまえを男らしくするための指導をしてやるぜ!!」

スネ夫「いいね~ジャイアンそれさんせ~い!」

のび太「な、何勝手なこと言ってるんだよ~」

ジャイアン「オラ!この箱返してほしいんだろ?なら男らしく、力づくで奪い返してみろ!!」

のび太「そんな~ジャイアンに勝てるわけないよ…」

ジャイアン「ガハハハっ!!そりゃそうだな!いくら指導してものび太がこの俺に喧嘩で勝てるわけねぇよな!悪い悪い、ついバカな提案しちまった!」

スネ夫「よっ!ジャイアンジョークがお上手~!」パチパチ

のび太「と、とにかくそれ返してよ!」

スネ夫「嫌だね~!!」

ジャイアン「ちょっと中身覗いてみるか」パカッ

のび太「み、見てもいいけど失くさないでよ~」

ジャイアン「…なんでぇ、つまんねーもんしか入ってねーや」

しずか「ちょっと二人とも!!いい加減のび太さんに返してあげなさいよ!」

ジャイアン「げっ、しずかちゃん…!」

スネ夫「い、今返そうと思ってたところなんだ」

ジャイアン「そ、そうだぜこんなつまんねーもん取り上げようなんて思っちゃいないぜ」

しずか「わたし、弱いものいじめする人の方がずーっとつまらないと思う」

のび太「し、しずかちゃん…」

ジャイアン「ちっ、いこーぜスネ夫!」ポイッ

スネ夫「待ってよ~」スタコラ

しずか「のび太さん大丈夫?」

のび太「しずかちゃん///」

のび太(やっぱりしずかちゃんは優しいなぁ~)

しずか「はいこれ、大切なものなんでしょ?」

のび太「うん、ありがとうしずかちゃん!」

しずか「のび太さんもたまにはガツンと言ってやればいいのに」

のび太「僕もそうしたいよ、でも下手に口答えするとぶたれるもん、痛いの嫌いだし」

しずか「はぁ…ところでのび太さん、なんなのこれ?」

のび太「そっか、しずかちゃんにもまだ見せてなかったね」

のび太「しずかちゃんにだけ特別に見せてあげるよ」パカッ

キラキラ

しずか「うわぁ、綺麗!!金色に輝いてるわ!」

のび太「でしょ?」

しずか「これ、何かの部品?」

のび太「パズルだよ、まだ完成させたことないからどんな形になるかわからないけど」

のび太「つまり、『目には見えるんだけど見えないモノ』なんだ」

しずか「へー、どこで見つけたの?」

のび太「ゴールデンウィークに[たぬき]とアフリカのジャングルにある遺跡に行ってきたんだけど」

のび太「その遺跡の台座に箱ごと置いてあったから持ってかえってきたのさ」

のび太「もちろん![たぬき]には内緒でね」

しずか「いいの?無断で持ち帰っちゃって」

のび太「大丈夫大丈夫!発掘家だって勝手に宝を掘り出してるんだもん、これだけダメなんてことないさ」

しずか「そうかしら…」

のび太「それに、何かあっても[たぬき]がなんとかしてくれるしね!」

>>9 一部修正

しずか「これ、何かの部品?」

のび太「パズルだよ、まだ完成させたことないからどんな形になるかわからないけど」

のび太「つまり、『目には見えるんだけど見えないモノ』なんだ」

しずか「へー、どこで見つけたの?」

のび太「ゴールデンウィークにドラえもんとアフリカのジャングルにある遺跡に行ってきたんだけど」

のび太「その遺跡の台座に箱ごと置いてあったから持ってかえってきたのさ」

のび太「もちろん!ドラえもんには内緒でね」

しずか「いいの?無断で持ち帰っちゃって」

のび太「大丈夫大丈夫!発掘家だって勝手に宝を掘り出してるんだもん、これだけダメなんてことないさ」

しずか「そうかしら…」

のび太「それに、何かあってもドラえもんがなんとかしてくれるしね!」

のび太「それに見て!この箱の縁に文字が刻まれてるだろ?」

しずか「本当だわ」

のび太「これは僕が推測するにきっとこんなことが書いてあるんだ」

のび太「『このパズルを解いた人には漏れなくひとつだけ願いを叶えてあげましょう!』ってね」

しずか「もうのび太さんったら都合よすぎよ~ふふふ!」

のび太「へへへ///」

のび太「…でもこのパズルすっごく難しくてさー、今日まで毎日チャレンジしてるのにいまだに完成しないだ」

しずか「のび太さんの言うように、もしそれが願いを叶えてくれる宝物なら、それ相応の努力が必要ってことよ、がんばってねのび太さん!」

のび太「え~めんどくさいなぁ~」

しずか「ふふふ、のび太さんはもしパズルが解けたら、どんな願いごとをするの?」

のび太「ヒ・ミ・ツ!これだけはしずかちゃんでも教えられないよ」

ジャイアン「くそっ!!のび太の野郎、しずかちゃんに庇われるからっていい気になりやがって」

スネ夫「ホント、のび太のくせにね!」

ジャイアン「しずかちゃんもなんでのび太なんかを…このままじゃすまさねーぞ…!」ポロ

スネ夫「ん?ジャイアンなんか落ちたよ」

ジャイアン「こりゃあのび太の箱に入ってたガラクタの欠片じゃねーか」

スネ夫「ジャイアンが知らぬ間に抜き取ってたみたいだね」

ジャイアン「おれは知らんぞ」

スネ夫「…いいこと思いついた」

ジャイアン「どうしたスネ夫?」

スネ夫「いやね、のび太、あのガラクタをいやに大切にしてたじゃない?」

スネ夫「僕が思うに、多分あのガラクタの中身はパズルで、それはピースの一部なんだ」

スネ夫「だからこれをどっかに捨てちゃえば、パズルは完成しなくてのび太は困っちゃうわけ」

ジャイアン「なるほどな!んで、のび太は泣いちゃうわけだな!」

スネ夫「ヒヒヒ、そゆこと~!」

ジャイアン「スネ夫、おまえ天才だぜ!」

スネ夫「それほどでもないよ~」

ジャイアン「思い立ったら即実行だ!どこに捨てる?」

スネ夫「そーだねぇ…探すときに一番困るところに捨ててやろうよ」

ジャイアン「例えば?」

スネ夫「ドブ川なんてどう?」

ジャイアン「名案だな」

のび太「ただいま~」

ドラえもん「おかえりのび太くん」お菓子ポリポリ

のび太「よっこらしょっと」ドサ

ドラえもん「帰ってきたら即座にこれだよ…(汗)」

ドラえもん「のび太くん、昼寝は宿題を終わらせてからにしなよ」

のび太「起きたらすぐやるよ」

ドラえもん「まったくこれだからのび太くんは~…」

のび太「あ、そうだドラえもん、この間行ってきた遺跡の正体わかった?」

ドラえもん「う~ん…自家用衛星で場所は特定できたんだけど、何故かなんの遺跡なのかは特定できなかったんだ」

のび太「それって…つまり未開拓の秘境ってこと?!」

ドラえもん「そういうことになるね」

のび太「すごいよドラえもん!!僕たち、あの遺跡の最初の発見者じゃないか!」

ドラえもん「うん、でもそれが不可解なんだ」

のび太「何がさ?」

ドラえもん「アフリカには遺跡なんてゴロゴロある」

ドラえもん「僕らはあの日、『アフリカの遺跡』という条件だけでどこでもドアをくぐったよね?」

ドラえもん「それなら行き着く遺跡はランダム、むしろ既に発見されている遺跡に繋がる確率の方が高かったはずだ」

のび太「じゃあ、あの遺跡に行けたのは奇跡に近いってこと?」

ドラえもん「うん、しかも遺跡のあるジャングルの周辺は人が住める環境だし、アフリカの人々にとって身近な場所のはず」

ドラえもん「既に発見されていてもおかしくないんだ」

ドラえもん「でも人が来た痕跡はまったくなかった」

ドラえもん「だからおかしいのさ」

のび太「ふ~ん、まあいいじゃない、何はともあれ僕らが第一発見者になったんだし」

のび太「他の人には言わずに僕らだけの秘密の遺跡にして、今度また探検に行こうよ!」

ドラえもん「あの遺跡はちゃんとした調査隊の人に研究してもらった方がいいと思うけど」

のび太「かったいこといわないでさぁ~いいじゃな~いドラえも~ん!」スリスリ

ドラえもん「ムゥ…」

のび太(はっ!こんなことしてる暇じゃないや!帰ったらすぐ裏山行ってパズルを組み立てるんだった!)

のび太「ちょっと散歩行って来る!」ドタドタ

ドラえもん「ああっ!のび太くん宿題は…行っちゃった」

―裏山―

のび太「うーん…ここをこうして…いや、これだとうまくはまらないな…」カチャカチャ

のび太「ここで詰まって…ぐぬぬぬぬ…ダメだ~さっぱりわかんないや」

のび太「パズルは元々苦手だけど、ここまで解くのに時間がかかったパズルは初めてだ」

のび太「…」

『願いを叶えてくれる宝物なら、それ相応の努力が必要ってことよ』

のび太(僕の願いか…)

のび太「…よーし!絶対完成させるぞ!!」

それから一時間後…

のび太「よし、あとワンピースだ!」ガサゴソ

のび太「ん!?あれ!?ない!!」

のび太「最後のピースが…なくなってる!?」

のび太「どこかに落としたのかな…」

のび太「ドラえもんに頼んで探さないと!」

のび太「あ、ダメだ…そんなことしたらドラえもんにパズルのことがバレちゃう…」

のび太「自力で探すしかないか…」

のび太「でももう5時だし…これ以上遅くなったらママに叱られちゃうな…」

のび太「明日学校で探してみよう」


ドラえもん「あ、帰ってきた」

のび太「ただいまー…」ガチャ

ドラえもん「もう!宿題もサボってどこ行ってたのさ!」

のび太「ごめん…今やるよ」

ドラえもん「??」

―翌日・学校―

のび太「机の中にはないや」

のび太「昨日ジャイアン達に取り上げられた時、どこかに落ちたのかも」

のび太「いや待てよ…ジャイアンに取られたっていうこともある」

のび太「とりあえずジャイアンたちに聞き出さなきゃ」

のび太「ジャイア~ン!スネ夫~!」

ジャイアン「なんだよのび太」

のび太「あのさ、昨日僕のパズル取り上げたじゃない、あのときパズルのひとかけらがなくなっちゃったと思うんだけど、何か知らない?」

ジャイアン「おれ達が知るかよ!」

スネ夫「そうだぞ!いくらジャイアンでも人の私物をこっそり盗むなんてことするわけないだろ」

ジャイアン「うんうん、ちゃんともれなく全部返したぜ」

のび太「そ、そっか…ごめん」

スネ夫「のび太のことだから大方、ボーっとしながら歩いててどっかで落としたんじゃないのか」

のび太「そうかもね!ごめん、変なこと聞いて…それじゃ」タッタッタ

ジャイスネ「wwwwww」

のび太「ジャイアンとスネ夫が知らないんなら…やっぱり下校中に落としたのかなぁ?」

のび太「でも…落とした場所の見当なんてまったくつかないよ~」

のび太「どうしたらいいんだ…やっぱりドラえもんに頼るしか…」

のび太「いや!そんなことできない!ドラえもんにバレたくないのもあるけど、何よりドラえもんの力に頼らず自分の力で解決したい!」

のび太「あのパズルは僕の大切なものなんだ!ママに怒られようがかまわない!見つかるまで諦めないぞ!」

―同時刻

ドラえもん「う~んやっぱりあの店のドラ焼きは格別の味だな~」モグモグ

スネ夫「…クククク、馬鹿だねぇあいつwww」

ドラえもん「?あれはジャイアンとスネ夫…何の話をしてるんだろ?」

ジャイアン「ホントだよな~ww疑いもせずに行っちまいやがったwww」

スネ夫「疑いって言葉を知らないんだろうねwwwwwホントのび太は馬鹿で素直で助かるよwww」

ドラえもん(のび太くん、また何かからかわれたのか…)

ジャイアン「なぁスネ夫、今頃あのパズル、どこに流れついてると思う?www」

スネ夫「そんなの僕にもわからないよwwwwただ一つ言えるのは、今頃のび太のパズルは下水の川に流れ着いてるってことだけさwww」

ジャイアン「わかってんじゃねぇかよwwwww」

スネ夫「あ、これは失敬wwwwww」

ハハハハハハハ!!

ドラえもん「……」タッタッタ

急な用事で時間空けすぎました、すいません m(_ _)m
続き投下します


時刻21:00

のび太「…」タンサクチュウ

のび太「見つからないなぁ…」

のび太「もうこんなに遅くなっちゃった…」

のび太「でも帰らないぞ!見つかるまでは絶対!」

のび太「ドブに転がり落ちて流れちゃったのかもしれない」

のび太「沿って探してみるか…ん?」

のび太「あれは…ドラえもん?」

ドラえもん「のび太くん!!ダメじゃないかこんな夜中まで外出歩いちゃ!ママさんカンカンだよっ!」

のび太「えええっ!!そんな~…って、ドラえもんには関係ないだろ!僕には僕のやるべきことがあるんだっ!」

ドラえもん「そのやるべきことって、これのこと?」キラキラ

のび太「そ、それは、最後のピース!」

ドラえもん「なくしものとりよせ機で取り寄せたのさ、下水におちてたんだよ、このパズル」

のび太「…」

ドラえもん「それにしてもえらいよのび太くん!君が僕に頼らないで自分の問題を解決しようとするなんて…!」

のび太「…なんでさ」

のび太「なんで余計なことしたのさ!?僕はドラえもんに頼らないで、僕自身の力だけで問題を解決しようとしたのに!なんで最後の最後にドラえもんが出てきちゃうんだよっ!」

ドラえもん「の、のび太くん…」

のび太「あともう少しで見つかりそうだったんだ!なのに!」

ドラえもん「…ごめんね」

のび太「っ!もういいよっ!!ドラえもんなんか嫌いだ!」ダダダ

ドラえもん「あっ!のび太くん!」

ドラえもん「のび太くん…自分の力で見つけたかったほど大切なものだったんだね…ごめんよ…」

―翌日・学校

のび太「……」

しずか「おはようのび太さん」

のび太「…おはようしずかちゃん」

しずか「どうしたの?なんだか元気ないわね」

のび太「そ、そんなことないよ…ちょっと眠いだけさ」

しずか「そうなの?早めに寝なきゃダメよ?」

のび太「うん」

のび太(昨日は悔しくてついドラえもんにあんなこと言っちゃった…ドラえもんは僕のパズルを見つけてくれたのに…)

のび太(ピースは全部そろえられたけど、今日はパズルをやる気分じゃないな…)

―通学路―

ジャイアン「おいのび太、探しモンは見つかったか~?」

スネ夫「ドラえもんに泣きついて見つけてもらったんだろwwどうせ~ww」

のび太「…」

ジャイアン「いくらドラえもんでもさすがに無理だろwwwあのピースはもうとっくに下水道に…」

スネ夫「ちょっ!!ジャイアンそれは…!」

ジャイアン「あ、やっべ、つい口に出ちまった」

のび太「!!」

のび太(あのピース!?下水道!?)

のび太「ジャイアン!今のどういうこと!?なんでピースの場所を…やっぱりジャイアンが盗んだんだな!?」

ジャイアン「ちっうるせぇ!!生意気なんだよぉ!」

ドカ!バキ!ドカッ!バキッ!!

のび太「ぐえっ」ドサッ

ジャイアン「ちっ、もう隠すのめんどくせぇぜ…おいのび太、あのパズル見つかってないなら、もう諦めたほうがいいと思うぜ」

ジャイアン「おまえの頼りにしてる青狸の中古ポンコツロボットでももう見つけられないところまで流れてるからな」

スネ夫「そうだそうだ諦めろ!」

のび太「…!!」グッ

ジャイアン「じゃあな~のび太www」

スネ夫「じゃあなー」

ハハハハハハハハハハハハ!!

のび太「…っ!!」

(くっそぉ……ジャイアンのやつ…僕のことはどんなに馬鹿にしてもいい…!だけど、ドラえもんのことまで馬鹿にしやがって…!許せない!)

(いや…それ以上に…自分自身が許せない!!僕のために…ただ純粋に、僕のためになくしたものを探してくれた…いつものドラえもんだったのに…!)

(良い奴なのに…!それなのに僕はあんな…くそ…悔しいよ……)


???『力が…欲しいか…?』


のび太「え?」

コロコロコロ

のび太「パズルが…ひとりでにこっちに…?」

???『私を…完成させるんだ…』

のび太「………これが最後のパーツ…」

???『最後のパーツを…はめるんだ…』

のび太「…」スッ





カチャ


キラキラキラキラ


ドキューーーン


のび太「え!?」

            


                 『よろしくな…相棒』


ズキューーーン!!


……………………

…………

……

ジャイアン「じゃあなスネ夫!」

スネ夫「また明日~」

ジャイアン「おーれはジャイアーン♪がーきだいしょ~♪」テクテク

ジャイアン「ん?なんだあの雲…気味わりーな」

ジャイアン「さっさと帰るか…」タタタッ

ジャイアン「…」タタタタタ

ジャイアン「…おかしい」

ジャイアン「この道で確実におれんちのはずなんだが…」

ジャイアン「おれ様はいつの間にか方向音痴になっちまってたのか」

ジャイアン「…行き止まり…おかしい…明らかにおかしすぎる…なんだか怖くなってきたぞ…」

???「よぉ…ジャイアン…」

ジャイアン「ひっ!!だ、誰だっ!!?」

のび太「……」

ジャイアン「ほっ…なんだのび太か…脅かしやがる」

のび太「……」ジャラン

ジャイアン「なんだぁ~?のび太の癖に変な格好しやがって…オラどけよそこ」

のび太「そういうわけにもいかないんだよ…おまえには俺とやってもらいたいことがあるんでね」

ジャイアン「なに?」

のび太「ゲームを…しようぜ…」

ジャイアン「はぁ?ゲームだとぉ…」

のび太「ただのゲームじゃあない…『闇のゲーム』さ」

ジャイアン「闇のゲームだって?」

のび太「ふふふ…さぁ…ゲームの時間だぜ…」


1話「もうひとりのぼく」~完~

今日はここまでにします
初ssなので構成力は糞レベルですが
それでも構わず読んでくれる方、恐縮です
諸事情の為、不定期ですが、ぼちぼち更新していく予定です
おやすみ

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