照「千里山の人のお見舞い」(119)

ID:JMHEJFZd0の代行だよー

>>1 ありがとうございます

関西弁よくわからないので適当に書いてます
すいません


照「売店でお菓子買ってきた」

誠子「お疲れ様です」

淡「おかえりテルー」

淡「マスコミの解放早かったねー」

照「まだ準決勝の途中だから…」

尭深「あの…お茶入れます…」

淡「あれ、そういえばなんでお菓子二つ買ってきたの?」

照「ああ、千里山の人が心配だから」ソッチハタベチャダメッ!

誠子「お見舞いですか?」

照「うん」

照「淡」

淡「なにー?」

照「淡が大将なんだから1位通過できるよね?」

淡「もちろん!おまかせあれ!」ヨユウデスッ

照「そう、なら大丈夫だね。じゃあちょっと行ってくるね」バイバイ

淡「って、今から行くんですかっ!?」

某病院

泉「失礼します」ガラッ

竜華「泉!」

泉「園城寺先輩はどんな様子ですか?」

怜「もう全然元気やで」ゴホゴホ

竜華「全然大丈夫やないやんかっ!無理したらあかんで!」

怜「竜華は大げさすぎるで」ゴホッ

竜華「そんなことゆーても怜にもしものことがあったらっ…」

泉「あの、清水谷先輩…そろそろ戻らへんと…」

竜華「怜がこんな状態やのに戻れるわけないやろっ!」

怜「竜華、うちは大丈夫やから…」

竜華「全然大丈夫やないやんかっ!」

怜「こんなのいつものことやし」

竜華「でもっ!」

泉「清水谷先輩、はよ行かへんとほんまに大将戦間に合わなくなりますよ」

怜「大将戦うちの分も頑張ってきてや、な、竜華」

竜華「怜っ…」

竜華「怜、なんかあったらすぐお医者さん呼ぶんやでっ!」

怜「うん…」

泉「それじゃあ園城寺先輩お大事に、失礼します」ガラッ

怜「頑張ってな」

病院の入り口あたり

竜華「怜大丈夫やろか…」

泉「今は試合のこと考えましょ、そのほうが園城寺先輩の為にもなりますよ」

竜華「せやな…、ところで今試合はどんな感じなん?」

泉「今は江口先輩が…ってあの人っ!?」

竜華「誰や…って宮永照!?なんでこんなとこに!?」

泉「なんかめっちゃキョドってますけど、どないしたんでしょうか?」

照(千里山の副将から病院の場所を聞きあれからすぐに向かったのに)

照(10分もすれば着くってもう副将戦が始まる時間だし)

照(そもそもここの病院であってるのか?)

照(ん…ってあれは千里山の次鋒と大将?)

照(じゃあここの病院であってるってことなのかな)

照(たしか3階の7号室だから…)テクテク

トントン

「失礼します」

怜「なんや竜華戻ってきたんか…はよ行かへんとほんまに…ってチャンピオンっ!?」

照「体のほうは大丈夫ですか?」

怜「もうだいぶようなったわ」ゴホゴホッ

照「本当に大丈夫ですか?」

怜「うん、こんぐらいは慣れこっやから全然大丈夫やで」

照「…」

怜「…」

照「私のせいで…ごめんなさい」ペコッ

怜「えっ、なんでチャンピオンが謝るんや?」

怜「うちが無茶しすぎただけやで、チャンピオンはなんも悪ないで」

照「違う、照魔鏡であなたを見たときから分かってたのに」

照「あなたが未来を見ることで体に負担をかけていることも無理をしてまで勝とうとすることも」

照「分かってたのに止めることができなかった」

照「これは全部私の責任、本当にごめんなさい」ペコッ

怜「なにゆーとるんや、うちだって分かった上でやってたんや」

怜「チャンピオンはなんも悪うないし、うちが限界もわかった上で無理しただけっちゅう話やで」

怜「だから顔上げて、な」

照「…う、うん」

怜「…」

照「…」

怜「あ、チャンピオンお土産もうてきてくれたんか?」

照「あ、そうだった、これどうぞ」

怜「おおきに~ここのプリン食べてみたかったんや」

照「そう?それはよかった」

怜「ここのプリン大人気でめったに買えないし、めっちゃおいしいって評判やし」

照「そ…そうなの(そうだったのか!?)」

怜「今食べてもええ?」

照「う、うん(あ、私の分も買えばよかった)」

怜「ほな、いただくで」

照「…うん」ジッー

怜「」パクパク

照「…」ジーッ

怜「」モグモグ

照「…」ジーッ

怜(もしかしてチャンピオンもプリン食べたいんか?)

照「…」ジーッ

怜「チャンピオンも食べる?」

照「うん!」

怜「はい、あーん」

照「」アーン

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

照「…」ジーッ

怜「あーん」

照「」アーン

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

照「…」ジーッ

怜「あーん」

照「アーン」

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

照「…」ジーッ

怜「…あーん」

照「アーン」

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

照「…」ジーッ

怜「あーん」

照「アーン」

俺「アーン」

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

俺「」

照「…」ジーッ

怜「…あーん」

照「アーン」

俺「アーン」

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

俺「」

照「…」ジーッ

怜(結局チャンピオンに半分以上プリンとられてもうた)

照「」ニコニコ

怜「チャンピオンってもしかしてプリン好きなん?」

照「ま、まぁ…」ニヤニヤ

怜(大好きなんやな)

怜(チャンピオンがプリン好きやったとは意外やったなあ)

プルルルルル

照「あ、ごめんなさい、少し電話させて」

怜「かまわへんで」

照「もしもし」

淡『テルー試合終わったよー』

照「お疲れ、試合はどうだったの」

淡『私の大活躍で余裕の1位通過だったよっ!』ドヤッ

照「おめでとう」

怜「おめでと、白糸台は1位通過なんやろ?」

照「…うん」

怜「その…うちらは…ダメだったんやろ?」

照「…」

怜「わかっとるから…うちには一巡先が見えとるから…」グスッ

照「…」

怜「おめでとう…チャンピオン…っ」グスッ

すいません>>30の前にこっちでした

淡『そうそう阿知賀の大将すごかったんだよ!』

淡『オーラスで2位に役満直撃で4位から逆転!』

淡『あの子からすごい気を感じちゃったよ~』

照「…そうなんだ」

淡『テルはまだ病院なの?もうすぐ帰ってくる?』

照「うん」

淡『なるべく早く帰ってきてよーもうマスコミの人たちが控室の扉の前までいるよー』

照「わかった」

淡『じゃあ待ってるからねー』

照「うん」

ピッ

怜「うちやって…全力でチャンピオンと戦って…」

怜「それで…手も足もでなかったんや」

怜「自分のミスやったら後悔するけど…」

怜「うちは…うちらは全力で戦って勝てへんかったんや…」

怜「…だからっ…後悔は…残ってへんしっ…」グスッ

照「…」

怜「その…うちらの分まで頑張ってな…っ」グスッ

照「…うん」

怜「最後に…うちのお願い聞いてもろうてええ?」

照「…うん」

怜「その…うちは去年までは3軍でな」

怜「チャンピオンは憧れのそのまたさらに遠くの存在で」

怜「うち、ずっとチャンピオンのファンでな」

怜「こうして話すどころか直接見れることだけでも奇跡みたいなもんで」

怜「そのチャンピオンと闘って負けられたんやから」

怜「負けるのは悔しいけど…幸せやったで…っ」ポロポロ

怜「だから…その…チャンピオンの…サインもろってもええ?」グスッ

照「…わかった」

照「…あ、ごめん、サインは明日でもいい?」

怜「えっ?ええけど別に…」ショボン

照「私今色紙とかないから…」

怜「そんなんその辺のノートとかでもええで」

照「だめ、あなたが私のことをそんな風に思ってくれていたなら色紙で渡したい」

照「それに…(プリン、食べすぎちゃっから…)」

怜「そんなん気にせんでええのに」

照「とにかく明日も来るから」

怜「わかったで」


プルルルル

照「…淡からだ、そろそろ帰らないと」

怜「チャンピオンは今日も取材なんやろ?頑張ってな」

怜「うちらの分も頑張ってぇな」

照「…ありがとう、それじゃあ」

怜「うん、さいなら」


照「ただいま」

淡「遅いよテルっ!」

照「ごめん」

淡「しょうがないからテルの代わりにスミレと私が取材されたんだけどっ!」エッヘン

照(満更でもなさそう)

菫「園城寺さんは大丈夫そうだったのか?」

照「うん、多分…」

淡「それより決勝の牌譜見てよ~ほらほら私の点ー…」

次の日in 某病院

トントン

怜「どうぞ」

照「失礼します」

怜「チャンピオン!」

照「遅くなってごめんなさい、体調は大丈夫?あとこれサイン」

怜「ありがとうっ!」パアア

照「あと、昨日の分のプリンも…」///

怜「おおきに~(また一個やけどチャンピオンはええんやろか)」

怜「ほな、いただきます」

照「あっ」


怜「」モグモグ

怜「あーん」

照「アーン」

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

照「…」ジーッ

怜「…あーん」

照「アーン」

照「」モグモグ

怜「」モグモグ

照「…」ジーッ

怜(またかいなっ!)

怜(また半分食べられてしまった)

怜「そんなに好きなんやったら自分の分も買ってきたらええのに」

照「!」

照「そっか、私の分も買ってくれば良かったんだ」

怜(チャンピオン意外に天然さんなんか?)

竜華「あかん…。うちが怜を寝取られる流れや…」

怜「今日の試合は見なくてええの?」

照「…」

怜「テレビつけるよ?」

ピッ

『大将戦前半戦終了!トップの清澄高校は+4900点、2位の…』

怜「なぁなぁ、この清澄の宮永咲ってチャンピオンの」

照「」ビクッ

照「ごめん…テレビ消してもらってもいい?」

怜「う、うんわかった」

怜「その…、ごめんな」


怜(こんな感じでなんとなくぎこちない空気のまま何時間か過ぎた)

怜(チャンピオンは終始笑顔だったけど宮永咲や麻雀については一切触れなかった)

照「もうこんな時間、そろそろ帰らないと」

怜「そっか、あ…よかったらアドレス聞いてもええ?」

照「構わない。…はい、これ」カキカキ

怜「おおきに(いまどき手書きかいなっ!)」

照「今度は団体戦が終わるまで来れないかも」

怜「そっか。チャンピオンとまた一緒にプリン食べたいわ」

照「わかった、必ずまた来る」

怜「ありがとう」ニコッ

照「それじゃあ」

団体決勝後

コンコン

照「お邪魔します」

怜「お、待っとったでチャンピオン」

怜「優勝おめでとうっ」パチパチ

照「ありがとう」ニコッ

怜「それにしてもチャンピオンはすごいな、まさか先鋒戦だけで終わるとは思わんかったわ」

照「決勝はギギギってやつ使ったから」

怜「ギギギ?」

照「うん、本当は準決勝でも使おうと思ったんだけど使いどころが難しくて」

照「あなたが相手だから使う余裕がなかった」

怜「そ、そうなんか…(面と向かって言われるとなんか照れるわっ///)」

照「あ、そうだ、はいこれプリン」

怜「あ、おおきに~今日は2個買ってきたんなぁ」

照「うん」

怜「それじゃあ、いただくでー」モグモグ

照「私も」モグモグ

怜「」モグモグ

照「」モグモグ

怜「ちょっと、チャンピオン、顔にプリンめっちゃついとる!」

照「えっ」

怜(どんな食べ方したらこんなになるねん)

照「ぜ、全部とれた?」アタフタ

怜「んーまだ残っとるわー」ぺろっ

照「っ!?」///

怜(あかん!つい竜華の時の癖でチャンピオンの口元につい取ったプリンなめてもうたっ///)

照「…///」モジモジ

怜(チャンピオンめっちゃ赤くなっとるし!///)

怜「あ、えっと、ごめんな…///」アタフタ

照「う、ううん、こちらこそありがとう…///」モジモジ

怜(赤くなっとるチャンピオンかわええなっ///)

照「…///」モグモグ

怜「…///」モグモグ

怜(あ、またほっぺについとるしっ///)

怜「またほっぺについとるで」

照「…やっぱり次からはプリン1個買うことにするね」

怜「?なんで?」

照「…私は怜に食べさせてもらわないとダメみたいだから」

怜「えっ?///(な、なに言うとるのチャンピオンっ///)」

照「あっ///」カァァッ

怜(言うてから顔真っ赤になってるしっ///)

竜華「ええよッ!もっと続けてッ!!」シコシコシコ!


照「…///」モグモグ

怜「…///」モグモグ

怜(さっきよりも気まずくなってもうたやないかっ///)

ガラッ

?「失礼しますっ!」スバラッ

照怜「」ビクッ


?(な…どういうことでしょうか)

?(園城寺さんのお見舞いにやってきたら宮永さんもいて)

?(しかも二人とも真っ赤ってことはつまり…)カァァッ///

?「し…失礼しましたっ!///」スバラデスッ

怜「か、帰らんでええからっ!」

煌「すばらっ!」


怜(そ、その、べ、別になんかあったわけじゃなくってただプリン食べとっただけなんやっ!///)

煌(そ、そうなんですかっ)

煌(でもチャンピオン真っ赤になったまま固まっちゃってますよ)

怜(そ、それはっ…///)

煌(何があったんですかねっ?)ニヤニヤ

怜(っ…///)

煌(園城寺さんが試合で倒れて心配してお見舞い来たのですが)

煌(その必要はもう無さそうですね)すばらっ!

煌「お邪魔になりそうですので私は帰りますね」ニヤニヤ

照「…っ///」

怜「…っ///」

煌「あ、これお土産のプリンなんですが1個しかないので2人でお食べください」

煌「それではごゆっくり~」ガラッ

煌(これでお二方は大丈夫でしょう)

煌(それにしてもお二人とも隅に置けませんねっ)スバラ

煌(なんにせよすばらですね、松実さんにも報告しておきましょうか)フフフッ


怜「…///」

照「…///」

怜(この空気どうすんやっ~///)

怜(さっきからどんどん気まずくなっとるし)

怜(チャンピオンもなんか一言ぐらいしゃべってえな)

照(ど、どうしよう、なんだかすごく気まずい感じになっちゃった///)

照(あれから千里山の人を見ると変な気持に…///)ドキドキ

照(なんだかすごく心臓がドキドキする///)ドキドキ

照(どうなってるんだっ///)ドキドキ

怜(なんかますますチャンピオンの顔が赤くなってる///)

怜「あ、そうや、プリン…」

怜「さっき、新道寺からもろうたやつ…一個しかないんやけど…食べる?///」

照「…う、うん///」


怜(今までと同じ一個のプリン)

怜(今までと同じ一緒のスプーン)

怜(今までと変わらんはずやのになんでこんなにドキドキするんやろ…///)

怜「はい、…あ、あーん///」ドキドキ

照「あ、あーん…///」ドキドキ

照(なんだか千里山の人の顔を見るだけでドキドキして)ドキドキ

照(いつもと同じプリンもいつもよりおいしく感じる…///)モグモグ

照(今まで麻雀のことだけを考え)

照(恋なんてする余裕もなかった)

照(でも…)

照(もしかしてこれが『好き』って気持ちなのかな///)ドキドキ

怜(いつもと同じようにプリン食べるプリンも)

怜(いつもよりずっとおいしく感じる)

怜(竜華と一緒に食べるプリンとは違う)

怜(もっと甘くて切ないような味がする)

怜(はぁ…うち、すっかりチャンピオンに惚れてもうたみたいやなっ///)

それは事実やな

怜「あ、これから検査やったわ」

照「そ、そうなの…?///」

照「じゃ、じゃあ私は帰るね」

怜「う、うん…その、また来てくれへんか、チャンピオン?」ドキドキ

照「うん、かわりに今日は私のお願い聞いてもらっていい?」ドキドキ

怜「もちろんええで」

照「チャンピオン、じゃなくって…名前で呼んでほしい…かも///」

怜「わ、わかったで…照っ///」

照「///」カァァッ


怜「その…うちやって名前で…呼んでほしいんやけど…///」

照「で…でもっ…///」

怜「うちばっかり名前で呼ばせるのはずるいでっ///」

照「う、うん…わかった…園城寺さん///」ドキドキ

怜「///」

怜「で、できれば、照も名前で呼んでほしいんやけど…」

照「で、でも///これ以上は…は、恥ずかしい…///」

怜「まぁ照のお願いやからな…今日は園城寺さんでええわ…///」

照「…///」


怜「で、でも今度来るときはちゃんと名前で呼んでほしいわっ///」

照「う…うんわかった///」

怜「約束やで」

照「うん…///」

怜「それじゃあ、また今度なっ」

照「…ばいばい」

バタン


怜(…///)

怜(照、明日も来てくれるんかな)

怜(早く明日がきてほしいわっ)ワクワク

ガラッ

怜「て、照?どうしたの?」

照「忘れ物しちゃった」

怜「?でも今日はプリンしか…」

ちゅっ

照「じゃ、じゃあまた明日///」

竜華「う…うちの怜が浮気しとる…///」ゾクゾク

これでとりあえず終わりです
照怜のSSがなかなか増えないので自分で書いてしまいました
需要と時間があったら続き書きます
見てくださった皆さん、支援してくださったみなさんありがとうございました

乙続き希望。照怜は正義

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