はっきりいうと、この作品のテーマはありふれたテーマ――
『音無小鳥』です。
小鳥「ジョジョ…ですか?」
P「はい、小鳥さん知りませんか?」
小鳥「名前だけなら…どんな漫画なんですか?」
P「一言でいえば『人間賛歌』でしょうか」
小鳥「へ、へぇ~」
P「小鳥さんも見ます?」
P「1部ならもってきてるんで良かったら…」ガサガサ
小鳥「いえ!遠慮しておきます!」キッパリ
P「そうですか…それは残念」
小鳥(いつも持ち歩いてるのかしら…)
小鳥「それはそうとですね…少しお話があるのですが…」
P「なんでしょうか?」
小鳥「えっと…よ、よかったら今度の休みに私と一緒にry」
美希「ミキもJOJO知ってるのー!」バン!
小鳥「み、美希ちゃんおはよう~(いつの間に…)」
美希「小鳥もおはようなのー!」
P「美希が~?本当にしってるのか~?」
美希「む!それじゃその証拠をみせるの!」スッ
P「よかろう、やってみろ。このPに対して!」
美希「パクッ!」
小鳥(チェリー?」
美希「レロレロレロレロ♪レロレロレロレロ♪」
小鳥「」
P「なっ…!これは伝説の…!?しかも完璧な舌づかいだ!」
小鳥(完璧なんだ…)
美希「えへへへ♪これでわかってくれたプロデューサーさん?」
P「うむ、認めよう」
小鳥「今のでいいんですか!?」
P「Exactly(そのとおりでございます)」
小鳥(とても変わった漫画ね…)
P「じゃ~美希これはわかるか?」
美希「なになに~?」
P「ちょっと小鳥さん失礼しますね」
小鳥「なんです?」
P「ベロンッ」
小鳥「!?」
P「この味は!……ウソをついてる『味』だぜ……」
P「音無小鳥!」
小鳥「」
美希「……」
P「5部のあの有名なシーンなんだけどな、どうだ?」
美希「ミキ3部しか見たことないよ?」
P「ΩΩΩ<な、なんだってー! 」
小鳥「な、舐められた…プロデューサーさんに顔をベロンって…」ブツブツ…
P「他の部は読んでみないのかい?」
美希「うん、承太郎LOVEなの!」
P「いや確かに承太郎はかっこいいけどさ……」
P「他の主人公もそれに負けずとてもカッコいいぞ?」
美希「うーん」
美希「なんかハンバーグやチョココロネみたいな髪型であまりカッコよくないの」
P「ぐっ、それがいいのに……!まずは読んでみるんだ、話はそれからだ!」
美希「あまり興味ないかな~」
P「はぁ……見なかったこと後悔しても知らないぞ~」
美希「ミキ今で満足してるからいいもん!」
P「ぐぬぬ……!」
小鳥「ふ、二人とも落ち着いて」
社長「次にお前は『漫画の好みは人それぞれですし』と言う」
小鳥「『漫画の好みは人それぞれですし』…ハッ!」
社長「ニカッ」バーン
美希「わ~社長ジョセフみたい♪」
P「社長もジョジョしってるんですか?」
小鳥(今のもジョジョネタなのかしら)
社長「ふっふっふ、こう見えても漫画はよくみていてね」
社長「ジョジョが連載してる当時のジャンプを読んでたくらいだよ」
P「おー!それは凄い!というか羨ましい!」
P「じゃー6部の最後のシーンは感無量でしたでしょうね~」
社長「ごめん、2部しか見てないわ」
P「この……ド低脳がァ――ッ」
社長「なっ!社長に向かってなんてこというんだ君は!」
小鳥「あははは……」
P「そういえば小鳥さんさっき僕に話しがあるっていってませんでした?」
小鳥「え?い、いえやっぱりなんでもないです!」
P「そうですか、でも今度なんたらかんたらと……」
小鳥「き、気にしないでください!」
小鳥「あっ!そうだ、私お茶いれてきますねー!」タッタッタ
P「なんだったんだろ」
P「まぁとにかく二人とも、ジョジョ好きなら全ての部をですね……」クドクド
美希「やれやれなの、あふぅ……」
<トリアエズイチブカラヨミマショ
小鳥(……はぁ)
小鳥(また今日も誘えなかった……)
小鳥(せっかく映画のチケットもらったのに)
小鳥(駄目だなぁ私……)
小鳥(でもまぁまだ時間はあるし、次こそはきっと!)
小鳥(頑張るのよ音無小鳥!)
小鳥「えいえいおーーー!」ブン
ガッシャーーン!
小鳥「キャーーーッ!お湯がーー!」
~とある日の美希コミュニケーション~
美希「今からプロデューサーさんはセクハラさんなの。よろしくね♪」
セクハラ「って、おい、なにいきなり改名してるんだよ?そんなの、やだって!」
美希「名前かえるんじゃなくて、セクハラする人の役、やってほしいの」
美希「もしチカンとかにあった時触さわられちゃうの、やでしょ…」
美希「だから、防ぐ練習したいの」
P「あ、なるほど。自衛のトレーニングか」
P「よし、それなら引き受けよう」
美希「じゃーまずはチカンっぽく笑って」
美希「はい!」
P「ウッ クックックックックックッ」
小鳥「……………」クックッフヒヒヒ
小鳥(何かしら?)ガチャッ
P「フッフッフッ ホハハハフフフフヘハハハハフホホアハハハ」
小鳥「プロデューサーさん……?」
P「ハハハハフフフフハハッ クックックッヒヒヒヒヒケケケケケノォホホノォホ」
P「ヘラヘラヘラヘラ アヘアヘアヘ」
小鳥「プ、プロデューサーさんどうしたんですか!?気をしっかりしてください!」
美希「あー、いいカンジ、いいカンジっ!本物みたい♪」
小鳥「……へ?」
P「それよろこんでいいのか?ま、いいけど」
小鳥「あの~…」
P「あっ、小鳥さんじゃないですか」
小鳥「どうも…何してるんですか一体?」
P「いや実はカクガクシカジカでして…」
小鳥「は、はぁ…そうですか」
美希「じゃ、つぎはセクハラ本番ね」
美希「きてっ。ミキ、その手バシって、つかんじゃうから!」
P(よし。まずは、つかまれないよう高速で手出しとくか。……ここだっ!)
ポチッ
美希「キャン!」
小鳥「!?」
P「『Dirty deeds done dirt cheap』”いともたやすく行われるえげつない行為”」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
小鳥「プ、プロデューサーさん一体どこ触って……!」
サワサワ……
美希「あ……。やん……、ん……いや。なでまわさ……ないでぇ」
P「”いともたやすく行われるえげつない行為”『D・D・D・D・C』ディー・4・シー」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
小鳥「」
P「『いともたやすく行われるえげつない行為』!!」
P「乳半分だけな……こっち側(右手)で揉んでやる!」
ムニ!
美希「いやあああぁぁぁぁぁあ!!」
P「すごくカワイイぞその表情…」ムニムニ
P「興奮して来た……服をぬry」
美希「なのぉッ!」ドゴ!
P「どぎゃーっ!」メシャッ
ドゴーーーッ……ガッシャーン!
P「うぐぐぐ…僕は一体何を…」
小鳥「………」
P「はっ!?」
P「ち、違うんですこれは!役になりきってたというか欲望が暴走してたというかry」
小鳥「………」スッ…
P「う!」
P「こ…小鳥さんの目養豚場のブタでもみるかのように冷たい目だ。残酷な目だ…。
『かわいそうだけど、明日の朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね』ってかんじの!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
P「……!?」バッ!
美希「………」ド ド ド ド ド ド ド
P「ま、まて美希!話せば…話せばわかるぅぅぅッ!」
美希「なのぉッ!」ドゴ!
P「ぶっ!」メシャッ!
美希「なのなのなのなのなのなのなのなのなの!!!なのぉッ!」ズドドドドドド!
P「ば…ばかなッ!…こ…このPが……このPがァァァァァァ~~~~~ッ」
ドッパアーーーーン!
美希「『てめーはミキを怒らせた』……なの♪」
『P』…―――完全敗北…死亡?
小鳥「はぁ…。なんで私あんな人好きになっちゃったんだろ…」
デレッデレッデーン♪
―――バッドコミュニケーション―――
~とある日の事務所~
シャカシャカシャカシャカシャカシャカ…
パカッ
P「ゴクッゴクッゴクッゴクッ……」
P「ブハアーーーーッ!!イエスッイエスッ!」
小鳥(テンション高いな~)
小鳥「前から気になってたんですが、プロデューサーさんなに飲んでるんです?」
P「これですか?これはプロテインですよ」
小鳥「プロテイン?なんでまたそんなものを」
P「いや~この仕事も結構体力使いますでしょう?」
P「なので前から筋トレとかランニングしたりで体力つけてるんですよ」
小鳥「はぁなるほど」
P「小鳥さんも飲んでみます?」
P「いやね~これが結構いけるんですよ!牛乳なんかで溶かせばチョコミルクみたいに……」
小鳥「結構です!」キッパリ
P「そ、そうですか」
小鳥「それより大丈夫ですか?朝からずーっと机にむかって……」
小鳥「今日はそれしか口にいれてないみたいですし」
P「やる仕事が山積みでして、あははは……」
小鳥「ここ最近働きっぱなしじゃないですか…」
小鳥「このままだとパンクしてしまいますよ本当に」
P「ははは…気をつけます」
P「まぁ明日は休みですし気分転換にそこらへんブラブラしときますよ」
小鳥「……」
小鳥「あ、あのプププロデューサーさん!」
P「はい?」
小鳥「あ、いえそのですね、なんていうか……」
小鳥「あ、明日もももしよかったたら私と一緒に映画でもry」
とおるるるるるるるん♪とおるるるるるるるるるん♪
ぷつッ!
P『もしもしはい765事務所ですもしもし』
P『あ…社長、あ…はい今事務所にいますが」
P『え!?今からレコード会社にですか!?」
P『美希もいるんですか…はい…はい」
P『わかりました、すぐそちらに向かいます』
ガチャン!
ガチャン!
P「すいません小鳥さん!今からちょっと仕事で出かけていきます!」
小鳥「あ、はいわかりました」
P「そういえばさっきなんの話で……」
小鳥「い、いえ!さっきのは忘れてください!」
P「そうですか…それじゃ僕は行ってきますね!」タッタッ
小鳥「はい、頑張ってください!車には気をつけて~」
バタン!
小鳥「……」
小鳥「私のバカ……」
~夜小鳥宅~
小鳥「よし……」
小鳥「やるのよ音無小鳥2×才」
小鳥「電話なら誰にも邪魔されずに話ができるはずよ」
小鳥「そうよ!最初からこうすればよかったのよ!」
小鳥「電話なら簡単に……」
小鳥「そういえば私仕事の電話以外でプロデューサーさんに掛けたことないかも……」
小鳥「いや!ここで引いちゃ駄目よ私!」
小鳥「いい機会だわ、これをきにプライベートで仲良くなるのよ」ピッピッピッ
小鳥「後は通話ボタンを押すだけよ私」
小鳥「何も難しいことはない、簡単なことじゃない」
小鳥「いけっ!いくのよ!」
一時間後
小鳥「……くっ」プルプル
小鳥「遠い……この一プッシュが果てしなく遠い」
小鳥「もうやめとこうかしら……」
小鳥「いやいやいやいや!ここで挫けてどうするのよ!」
小鳥「覚悟をきめるのよ!」
小鳥「よし!プッシュ通話ッ!」ブワッ!
ピタッ!
小鳥「でももし断られたらどうしよう……」
小鳥「もし迷惑そうな感じだったらーって何弱気になってるのよ私」
小鳥「言ってみなきゃわからないじゃない、当たって砕けろよ!」グッ!
小鳥「でもなぁ……」ピタッ
アキラメチャダメ!デモ・・・ダメダメ!トリアズデンワダケデモ…zzz
―――
――
―
~とある日の休日~
チュンチュンチュン
小鳥「……」
小鳥「結局電話できずしまいで朝になってしまった……」
小鳥「はぁ~」
小鳥「あたしって、ほんとバカ……」
小鳥「こんな調子だから彼氏もできないのね……」
小鳥「せっかく貰っといて見ないのももったいないし一人で見に行こうかしら……」
小鳥「はぁ…シャワーあびましょ」
~外~
小鳥(とりあえず本屋にでも寄ろうかな)
ウィーン
店員「いらっしゃいませ~」
小鳥(なにか面白うそうな本ないかしら)
本日ジョジョリオン新刊発売ッ!!ドッギャーーーン!
第一話を試し読みできるぞ!
小鳥(ジョジョリオン……か)
小鳥(試しに読んで……)スッ
ぴとっ
P「あっ!すみません……って小鳥さん?」
小鳥「あっ!すみません……ってプロデューサーさん?」
P「こんな所で偶然ですね~」
小鳥「ど、どうしたんですかこんな所で?」
P「いや僕は今日発売のそこのジョジョリオンを買いにきたんですけども」
小鳥「へ?あっ!そ、そうですよね~」
P「小鳥さんは何を買いに?」
小鳥「私は特に…ちょっとふらっと寄った感じで~」
P「そうですか」
小鳥「あのこれからなにか用事あります?」
P「いえ特に、帰ってジョジョリオンでも読もうかなと」
小鳥「そうですか」
P「……」
小鳥「……」
P「そ、それじゃ僕はこのへんで」スッ
小鳥「あっ……」
P ザッザッザッザ
小鳥「……あのッ!もしよかったらこれから一緒に映画でもどうですかッ!?」
P「!?」
ざわざわ……ざわざわ……
P「こ、小鳥さんとりあず外にでましょ!」グイッ
小鳥「ひゃっ!」
店員「またのお越しを~」
ウィーン
P「急に大声だしてびっくりしたじゃないですか~」
小鳥「申し訳ありませんでした……」
小鳥「あのそれでさっきのことなんですけども」
P「あっ、映画ですか?」
小鳥「はい」
P「う~んそうですね~」
小鳥「ドキドキ……」
P「うん、いいですよ!」
小鳥「ほ、本当ですか!?」
P「男に二言はありません!どうせ帰っても暇ですし」
小鳥「良かった……本当に良かった」ポロポロ
P「いっ!?大丈夫ですか小鳥さん……?」
小鳥「大丈夫です、ただ嬉しくて……」
P「そんな大げさな~、それじゃ行きましょうか!」
小鳥「はい!」
~公園広場~
小鳥「へぇ~昨日そんなことがあったんですか~」
P「そうなんですよ~それで美希がですね……うん?」
少年A「おいーどうすんだよこれ~」
少年B「どうしようか……」
少年A「お前の操縦が下手だからだぞ!」
少年B「何を!そっちが邪魔してきたからだろー!」
P「こらこら喧嘩は良子さん」
P「どうしたのかな君達?」
少年A「うん」ビシッ
少年B「あそこにラジコンの飛行機がひっかかったの」
P「あれか、ヘタに落とすとバラバラになるな」
P「肩車すれば届くかも…小鳥さん後ろのってもらっていいですか?」
小鳥「えっ!私がですか?」
P「まぁ小鳥さんのが軽いでしょうし」
P「小鳥さんが下で大丈夫ですか?」
小鳥「だ、大丈夫です!」
P「僕結構重いですよ」ドス
小鳥「きゃっ!」
P「やっぱり僕が下にいったほうが……」
小鳥「ちょっと……まってくださいね!」ググッ
P「おっ!少しあがってきましたよ!頑張って小鳥さん!」
小鳥「はぁはぁはぁ……ほんとに…おもい」
P「あの小鳥さんちょっといいですか…?」
小鳥「え?なんですか?」
P「む、胸が足におしつけられていてその……」
小鳥「あっ!きゃあ!!」バッ
P「ちょっまっry」
ゴン!
P「うぎィィやあああぁぁぁ~~~っ!」
小鳥「プロデューサーさん大丈夫ですか!?」
P「いつ~…ボウリングが頭に直撃したみいな痛みが…」ズキズキ
小鳥「や、やっぱり私が上にのりますね!」
P「うわっ!」
小鳥「スカートめくれちゃうのであまり首はあげないでくださいね…?」
P「りょ、りょーかいです」
P(ふとももが首に!これは役得したかも…)
スポッ
P「はうっ!」
小鳥「プロデューサーさんもう少し右に!」ギュウッ
P「く…くる…し…」
少年A「届いた!」
少年B「やった!」
P「」ゴン!!
小鳥「きゃあ!?」
少年AB「わーいとれたー!」
、
小鳥「プロデューサーさんしっかりしてください!」
P「天国と…地獄が…」
そして
少年A「お姉ちゃんお兄ちゃんありがとう!」
P「ははは、次は気をつけるんだぞ?」
少年B「うん!」
タッタッタッ
P「僕達もあんな時代ありましたね~」
小鳥「ふふふ、そうですね~」
P「映画までまだ時間ありますね、どうします?」
小鳥「よければそこの喫茶店よりませんか?」
P「あっいいですね、いきましょうか!」
喫茶店
店員「ご注文はおきまりでしょうか?」
P「僕はコーヒーで、小鳥さんは?」
小鳥「わたしはこの特製プリンで♪」
店員「かしこまりました」
P「プリンですか…」
小鳥「ええ、ここのプリンとってもおいしいんですよ♪」
店員「おまたせしました、ではごゆっくりどうぞ」
小鳥「いや~んいつみても美味しそうね~」
P「そうですか」
小鳥「プロデューサーさんも少しどうです?本当に美味しいんですよ♪」
P「いや、僕は別に……」
小鳥「まぁまぁ遠慮なさらずに!」
P「ケッ! ボクはプロデューサーですよ…!」
P「『プリン』なんて女子供の食うものなんてチャンチャラおかしくて…」
P「ン ま あ ~ ~ ~ い !」
小鳥「そ、それはよかったです(また変なことを…)」
P「なんだこれッ!?ンマイなぁぁあぁぁーーーッ」
P「また来ますよ!何回でもかようもんねーっ」
一時間後
小鳥「それじゃそろそろ出ましょうか時間も丁度いい頃ですし」
P「それじゃ~ここのお金は僕が」
小鳥「え?悪いですよそんな……」
P「いえいえ、気にしないで」
P「映画誘ってもらったんですしこれぐらいは僕に任せてください」
小鳥「そうですか?それじゃ…お願いしますね♪」
P「ニョホ」キンッ!
店員「ありがとうございました~またのお越しを~」
P「少しだけ急ぎましょうか、もうそろそろ始まるみたいですし」
小鳥「えぇ、そうですね!」
ドン!
小鳥「きゃっ!」
不良A「いてっ!」
小鳥「あっ、すみません!大丈夫ですか?」
不良A「『大丈夫ですか?』じゃねーよコラ。痛えだろーが?」
不良A「あ、いててて骨おれちまったな」
不良B「どれどれ…うわ!まじポッキリいってんよこれ~」
不良C「やべーよこりゃー全治1000年ってとこか~」
不良B「どーするよ?おめーら。こいつ骨おれたってよ」
不良C「高いぜぇ?治療費」ニヤニヤ
P「あんなので折れるわけないだろ?それにぶつかってきたのはお前らだ」
不良C「あ?なんだてめぇ?」
小鳥「ぷ、プロデューサーさん落ち着いて…」
不良A「まぁ別に金がなかったら別の方法でしはらってくれればいいからよ」
不良A「俺は心が広いからな」
小鳥「な、なんでしょうか?」
P「……」
不良A「そ・れ・は」スッ
パイナデェ……
小鳥「ピヨっ!?」
ランチタイムだッ!
小鳥「ピヨっ!?」
不良B「おー!やりおったこいつw」
不良C「白昼堂々やるねぇw」
小鳥「うぅっ……」ジワッ
P「プッツーーーン」
不良A「まぁちょっと向こういって色々と……」
がしッ!
不良A「あ?なんだてめぇ離しやが!?」
ギリギリギリギリ…
P「……」
不良A(なんだこいつの力!?くそ手の感覚が……!)
不良A「おらはなせコラー!」ブン
P「ドラァーッ!」ゴォオン!
不良A「ブガァッ!」
ドッバーーッ!ガシャーン!
不良BC「!?」
不良B「なんだてめぇは!?」
P「ただのプロデューサーだ!」
不良C「ふざけやがって!ぶっ殺してやる!」チャッ
P「ナイフなんて無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!!」
ドギャオッ!
不良C「ひでぶー!」
P「ふん!こうみえて僕は通信空手で黒帯をとるぐらいの実力者なんでね!」
不良B「」じょーッ…
不良B「はっ!?ヒィーッ命だけはー!」
ダッダッダッダダ
ざわざわ…ざわざわ…ざわざわ
通行人「なんだなんだ?」
通行人「喧嘩か喧嘩か?」
ファンファンファンファン…
小鳥「はわわわわ……どうしましょうこの状況!?」
P「いや!策はあります!」
小鳥「え!?なんですって?プロデューサーさん」
P「たったひとつだけ策はあります!!」
小鳥「たったひとつだけ……?」
P「ええとっておきのやつです!」
小鳥「とっておき?」
P「いいですか!息がとまるまでとことんやりますよ!」
小鳥「息がとまるまで?どういうことですか!」
P「フフフフフフ」クル
P「逃げるんだよォォォーーーーーーーーッ」ダッ
小鳥「うわーっ結局それですかァァァァァン~~~~~~~」
P「警察の事情聴取なんかうけてたら映画みれなくなりますよー!」
小鳥「それはそうですけどもー!」
P「このまま映画館に直行しますよ!わははははー!」
小鳥「もう!……ふふふ」
ダッタッダッダッダ……
―――
――
―
小鳥「はぁ~面白かったー!」
小鳥「最後の少年と犬が連れてかれるシーンはもう号泣で……」
小鳥「ってあれプロデューサーさん?」
小鳥「もう……どこいったのかしら」
そ~っ………ピトッ…
???「へへへへだあ~~れだ?」
小鳥「きゃ!もうプロデューサーさんどこいってたんですか!」クル
石仮面P「ワッ!!」
小鳥「キャーーーーーーーー!!!」
石仮面P「はははは!いいリアクションありがとうございます」
小鳥「なななんですかその恐ろしい仮面は!」
P「これはジョジョにでてた吸血鬼になるための仮面でry」
小鳥「いえもういいです……」
小鳥「それにしても本当ビックリしたんですよ!心臓とびでるかと思った……」
P「はははは……お詫びといっちゃなんですがキーホールダーも買ってきたんですよ」
小鳥「へ?」
P「はいどうぞ!」
小鳥「わー!さっきの映画のキーホルダーですね~」
小鳥「でもこの犬のやつ映画とは違う種類な気が……」
P「あっ、それジョジョのダニーっていう犬です」
小鳥「映画関係ないんかーい!」ガビーン!
P「いい突っ込みありがとうございます、いやこれが結構すごいんですよ」
P「このジョナサンキーホルダーのスイッチをおすとですね……」
ダニー『わんわんわん!ボギャアア!ピクピク……ダニー』
ジョナサン『なっ!何をするだァーーーーーッゆるさんッ!』
P「こんな風に半径10Mぐらいに近づくと反応するんですよ!」
P「それに色々バリエージョンもあって……はっ!?」
小鳥「……」
P(やばー……小鳥さん怒っちゃったかな)
小鳥「ぷ……くくく……あはははは!」
P「え?」
小鳥「ふふふ、あー可笑しいwなんですか何をするだアーッ!ってw」
P(ほっ……)
小鳥「面白いですね~。意外と良いですねこれ」
小鳥「でもいいんですか本当に?私がもらっちゃって」
P「もちろんですよ!今日のお礼も兼ねて小鳥さんへのプレゼントです!」
小鳥「……ありがとうございます、大切にします……」ギュッ
P「それじゃー僕はこっちなので……また明日事務所で会いましょう!」
小鳥「あ、はい!……あのプロデューサーさん!」
P「はい?」
小鳥「えっと、今日は本当に楽しかったです……また誘ってもいいですか?」
P「もちろんです、僕も楽しかったですし」
小鳥「ありがとうございます!また明日事務所で!」
P「ええ、それじゃおやすみなさい小鳥さん」
小鳥「はい!おやすみなさい~」
~小鳥宅~
小鳥(今日は本当に楽しかった……)
小鳥(プロデューサーさんの色んな一面もみれたし)
小鳥(後おやすみなさいだなんて、えへへへ)
小鳥(それにプレゼントまで貰っちゃって……)
小鳥(一生の宝物にしなくちゃ)
小鳥(早く明日にならないかなぁ~)
小鳥(はやく…会いたいな……ZZZ……)
~とある日の事務所~
小鳥「それじゃ~お先に失礼しますね」
P「あっ、お疲れ様です小鳥さん!」
社長「うむ、気をつけて帰るように」
バタン!
P「社長……僕も帰っていいですか?今日は大事な用事がry」
社長「どうせジョジョのアニメだろう?」
P「ギクッ!」
社長「だと思ったよ……今日はこれを仕上げるまでは帰さんからね」
P「こ…これを仕上げれば…これを終わらせれば…ほ……ほんとに…僕は帰らしてもらえるのですか?」
社長「ニタァ~ッ」
社長「ああ~ 約束するとも~~っ」
社長「この『仕事』と引き換えのギブアンドテイクだやりたまえよ…早くやりたまえ!」
P「だ が 断 る」
社長「ナニッ!!」
P「このプロデューサーが最も好きな事のひとつは」
P「自分で偉いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ…!」
社長「ならずっと事務所にいたまえよ」
P「OH!MY!GOD!」
社長「この 高木 順一朗容赦せん!」
~外~
小鳥「ふんふんふん♪」
ポツポツ……
小鳥「あら?」
ポツボツボツボツボトボトボト!
小鳥「きゃーー!?」ダダタッ
ザーーーーーー!
小鳥「もう!天気予報じゃ雨なんていってなかったのに」
小鳥「しばらくここで雨宿りするしかないわね」
小鳥「うー……今日は特に寒い」ブルブル
~事務所~
P「やっと終わったーーーーー!」
P「それじゃー社長僕はこれで失礼します!!」
社長「お疲れ、あ~今雨ふってるみたいだから気をつけて……」
バタン!
P「ふふふ日ごろ常備してる『ブラックモア愛用傘』が役に立つときがきたようだ」
P「ようしこの時間なら走ってけばギリギリ間に合うな」ダダダッ
P「今日は録画予約するの忘れてたからなぁ~……うん?」
, - ―‐ - 、
/ \
/ ∧ ∧ , ヽ
./ l\:/- ∨ -∨、! , ', 甘ったれた事言ってんじゃあないよッ!
/ ハ.|/ ∨|,、ヘ このクソガキがッ!
l' ヽ ● ● ノ! l
ヽハ._ __ _.lノ |-、 __ もう一ペン同じ事をぬかしやがったら
{ヽ.) ヽ. ノ (.ノニ:.eヽ ヽ‐=' O) あたしゃアンタをブン殴るからねッ!!
ハ`'ー-、 ___,_ - '´ニニ::.’i }e、ヽ ̄
ム e,\ヽドェ.、二ノ=-‐'`iニFl | e、\
/ヾ〉 e、`r― - = 二⌒i lニF|e|、_e、
/e、 ヾ〉 e、 \ _/ (r \| |-F|’| \ e、
/ e、 ヾ〉 e、 //" \rぅ|eF|el \
{e、\ e、ヾ>、/ l |l \_.ノ´l’E|’!
\._ `ミ>、/ ,イ[|l ll 、ヽ、.ノ, ,' 〃| l
ヽ ,e´//e' rタ´e' `7''`r'' // (()j l
\ /´{ rタ'´e' e'/ e、∨/ e、 ¨ l
小鳥「……」
P(あそこにいるの小鳥さんじゃ?)
小鳥(はぁ、全然やまないわね……もう濡れて帰っていこうかしら)
P「小鳥さーーん!」
小鳥「あっ、プロデューサーさん」
P「どうしたんですか、こんな所で?」
小鳥「いえ、急に雨がふってきて……傘もってきてなかったのでここで雨宿りを」
P「あ~なるほど」
P「…………………………」
P「小鳥さんこの傘つかってください!」
小鳥「え?でもそれじゃプロデューサーさんが」
P「いいんです!それじゃー僕ちょっと急いでるのでこれでッ!」
小鳥「あっちょっとry」
ダダダダッ!
小鳥(いっちゃった……)
小鳥(この寒い中大丈夫かしらプロデューサーさん……)
~翌朝事務所~
小鳥「おはようございま~す」
社長「うむ、おはよう音無君」
美希「スゥスゥ……スゥスゥ……」
小鳥「あらあら……可愛い顔で寝ちゃって♪」
小鳥「そういえばプロデューサーさんまだきてないんですか?」
社長「あぁ彼なら今日は休みだよ」
小鳥「え?」
社長「どうやら熱をだしたみたいでね、まったくだから気をつけるようにいったのに」
小鳥「そうですか……」
小鳥(はやく元気になればいいけど)
~夜プロデューサー宅前~
小鳥「そういえば昔一回仕事でいった以来ね……うー緊張してきた」
小鳥「確かこのアパートのここね」
小鳥「よし覚悟をきめて、ポチッとな!」
ピンポーン♪
小鳥「……」ドキドキ
ガチャッ
P「…はい…なん…でしょうが?」
小鳥「こんばんわ~」
P「小鳥さんじゃないでずが……どうじたんでず?」
小鳥「プロデューサーさんが熱だと聞いて、それでお見舞いにきたんです」
P「ぞうですか……わざわざありがどうございまず」
小鳥「あの部屋に上がってもいいでしょうか?」
P「ええ、ちょっと散らかってまずげど」
小鳥「おじゃましま~す」
小鳥(久しぶりのプロデューサーさんの部屋……)
小鳥(前きたときと違うといえばジョジョ関連の物がたくさんあること)
小鳥(あのときは物なんてほとんどなかったのに)
小鳥(まぁプロデューサーさんらしいかな)
P「お茶いれるんで適当にぐつろいでいでぐださい」フラ…
小鳥「あっ!も~病人なんですから無理しないでください」
小鳥「というかプロデューサーさんちゃんと何か食べてます?」
P「いえ……朝がらなにも……」
小鳥「もー…駄目ですよそれじゃ、栄養とらないと早くなおりませんよ」
P「はぁ……ずみまぜん……」
小鳥「おかゆでもつくりますのでちゃんと食べてくださいね」
小鳥「あっそうだ!美希ちゃん達からお見舞いの手紙をもらってきてるんでした」
小鳥「つくってる間読んでおいてあげてくださいね♪」ガサゴソ
P「ありがどうございまず……」
P「……」ペラッ
P(これは写真か?)
美希『プロデューサーさん早く元気になってね♪』
写真『ジョジョ14巻表紙のポーズ』
P「はは……美希らしいな……ジョジョ立ち上手いじゃないか」
P「社長のは……なんだこれ巻物?」
P「一応みでみるか……」
社長『元気にしてるかね君?早く治るよう祈っているよ仕事も山積みなのでね。それはそうとこの前犬を飼い始めたんだが……」
バン
P「どジャアァァ~~~~ん」
P「読まなければ……何て事……」
30分後
小鳥「ふーふー、はいあーんしてくださいね」
P「あーん……もぐもぐ……」
小鳥「はいよく食べましたね!えらいえらい」カラン
P「はは、子供じゃないんですから……」
小鳥「ふふふ、それじゃ片付けしてくるので寝ててくださいね」
P「はいはい」
ジョナサン『なっ!何をするだァーーーーーッゆるさんッ!』
小鳥(あのときのセリフってここの部分だったのねwいつみても面白いわねw)
ジョナサン『ディオォォオオーーッ 君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!』
小鳥(ディオが泣いちゃったわ、それにしてもセリフ回しがほんと独特ね)
小鳥 ペラッペラッ
小鳥「ふん……ふん……」(真剣)
2時間後
ディオ『ジョジョ…!?こ…こいつ……死んでいる……!』
小鳥(うっうっ……ジョナサン死んじゃった……まさか主人公が死ぬなんて)
小鳥(でも面白かった!プロデューサーさんがのめり込むのもわかる気がする)
P「う……うーん……」
小鳥(あっ!いけないタオル変えるのずっと忘れてたわ……)
小鳥(熱は……)ピトッ
小鳥(あまり変わってないわね、早く治って欲しいけど……)
P「スゥ……スゥ……」
小鳥(プロデューサーさんの寝てる顔って意外と可愛いな~)
小鳥(…………)
小鳥(キ、キスしてもいいかしら)
小鳥(ほほほっぺたにちょっとだけ……!)スッ
P「スゥ……スゥ……」
小鳥「んー……」(ドキドキドキドキ)
P「うわああああああやめろッやめてくれッ!」バッバッバッ
小鳥「キャッ!?」
P「やめろーーーッ」バシイ
小鳥「なに?なに?」
P「うああ……ZZZ……ZZZ……」
小鳥(び、びっくりしたー……、悪い夢でもみてたのかしら)
小鳥(高熱だものね……私がしっかり看病してあげないと!)
―――
――
―
音信不通のときはモンキーになってると思ってください
チュンチュンチュンガバッ!
P(んーーー!よく寝た~)
P(熱もさがってるみたいだし最高にハイな気分だッ!)
P(ん?)
小鳥「スゥ……スゥ……」
P(あれ?なんで小鳥さんが僕の家に……)
P(あっそうだ昨日お見舞いにきてくれたんだった)
P(タオルもまだ冷たい……それじゃあずっと僕についてくれて……)
小鳥「スゥ……スゥ……」
P(…………)
P(とりあえず外の空気でもすおうかな)ムクリ
ガラガラガラ
P「スゲーッ爽やかな気分だぜ」
P「新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~~~~ッ」
小鳥「うん…」
P(やばっ!起こしちゃったかな?)
小鳥「プロデューサーさん……」
P「ん?」
小鳥「プロデューサーさん……すきです……」
P「…………」
P(ダァニーーーーーーッ!?)
P(い、今なんて、え?すきって……いやいやいやいやまさか)
P(聞き間違いだうん……多分チャイコフスキーって言ってたんだよきっと)
P(耳の掃除もちゃんとしなきゃな)
小鳥「プロデューサーさん『大好き』です……」
P「」
P(落ちつけ……心を平静にして考えるんだ…こんな時どうするか……)
P(2…3…5…7…)
P(落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…)
P(11…13…17……19)
P(『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……僕に勇気を与えてくれる)
小鳥「スゥ……スゥ……」
P(寝ている…それじゃぁさっきのは寝言?)
P「あの、小鳥さん…?」
小鳥「う、うーん……プロデューサーさん?」
P「ども」
小鳥「むにゃむにゃ…おはようございます…もう熱は大丈夫ですか?」
P「はい、おかげさまで…大分さがりました」
小鳥「ふふ、それはよかった……っていけない!もうこんな時間!」
P「ぼ、僕もはやく支度しないと…」
小鳥「駄目ですよ!今日は一日安静にしていてください!」
P「えっでも、もう熱もほとんどないし…」
小鳥「それでまたぶり返したらどうするんですか、いいから家でゆっくりしていてください!」イソイソ
P「は、はぁ……わかりました」
小鳥「それじゃー私はいってきますね」
P「あの小鳥さん!」
小鳥「はいなんでしょう?」
P「さっき言ってたこと覚えていますか?」
小鳥「さっき言ったこと?なんのことでしょうか…?」
P「い、いえそれならいいんです!ははは…事務所の二人によろしく伝えてください」
小鳥「ふふ、ちゃんと伝えておきますよ♪また明日事務所で~」
バタン!
P「……これからどうしよう」
~翌日事務所~
P(くっ!結局昨日は一睡もできなかった……!)
P(今まで告白されたことなんかないもんなぁ……ていうかあれは告白なんだろうか?)
P(ぐあー!なんかもやもやするー!)
P(こういうときはジョジョ立ちの練習して気を落ち着かせるしかないな)
P(よし…気持ちを切り替えて~)
P「そうかな」ズアッ
P「うーんちょっと違うな~じゃ次は」
P「祝福しろ」ドドドドドドドド
P「お、いい感じいい感じ」
P「オレはおまえに……近づかない」ドドドドドドド
P「いいぞいいぞ!のってきたー!」
ケッチャクー!
小鳥「プロデューサーさんいるんですか~?」ガチャッ
半裸P「きさま!見ているなッ!」シュゴオオーッ
小鳥「…………」
P「……………………」
ドォーーーーーーーン
そして時は動き出す……
小鳥「す、すいません!お邪魔しました!」ダッ
P「うわぁーーー!ちょっと待ってくださーい!これには深い訳が!」
バナナの皮「ニヤリ」
ズルン!
P「ってうわーーー!」
小鳥「へ?きゃーーー!」
どんがらがっしゃーん!
P「いたた……小鳥さん大丈夫でry」
ムニ!
P「あれ?この感触は……?」ムニムニ
小鳥「ん…ん…!」ピクッ
P「」
P「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『ぼくはバナナの皮ですべって転んだと
思ったらいつのまにか小鳥さんの胸をもんでいた』
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
小鳥「あの、そろそろどいてもらえるとありがたいのですが……」
P「あっ!すみません!あの決してわざとやった事じゃないんです!なにとぞご勘弁を!」土下座
小鳥「い、いえ私も急に騒いでしまったのもありますし気にしないでください!」
小鳥「それじゃ、仕事にもどりますので!」ドキドキ
タッタッタ
P(あれ?意外とすんなり許してもらえたぞ)
P(それにしても小鳥さんの胸大きかったな……まだ感触がry)
P(って何考えてんだ僕は!)ガン!
P(どんだけ欲望強いんだよ!)ガンガン!
P(せっかくの小鳥さんの善意を踏みにじってどうする!)ガンガンガン!
P(このクサレ脳ミソがァーーーッ)ドグシャァッ!
P「はぁ……はぁ……」
P(なんかまたモヤモヤしてきた……)
P(とりあえず仕事にもどろう)
~夜商店街~
P(はぁ~あれから全然集中できなかったな……)
P(ミスはするわ社長には怒られるわで)
P(今日一日ずっと小鳥さんの姿目で追っていた気がする)
店員「1234円になりまーす」
P「1500円から(今まであまり意識してなかったけど小鳥さんって可愛いよな……)」
店員「266円とレシートお返しです」
P「あ、レシートは結構です(スタイルもいいし、特に胸やふとももがry)」
店員「1000円以上のお買い上げのお客様には福引券をお渡しになっております。良かったらどうぞ~」
P「ども(いやいや、だからなんでそっち方面の話になるんだ僕は!)」
店員「またのおこしを~」
ザッザッザ……
P(それに熱がでたときも朝までつきっきりでいてくれて……)
おっちゃん「あー黒色だ!残念賞のポケットティッシュで~す」
P(いくら同僚といえどあそこまでしてくれる人いるか?本当やさしい人だよな)
おっちゃん「次の人どうぞ~!」
P(恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいよな~)
男「一等来い!!」ガラガラ
P(守ってあげたいと思う……元気なあたたかな笑顔がみたいと思うというか)
おっちゃん「3等賞~カランカラン。3等はうまい棒一ヶ月分になりま~す」
男「30本だけかよ!?」
おっちゃん「はい次の方どうぞ~!」
P「はい(というか好きという言葉にどんだけ動揺してるんだよ僕は!どうせ年齢=彼女いないだよ……)」
ガランガランガラン…ポト
金玉「WRYYY」
おっちゃん「で、でましたーー!一等賞大当たりでーーす!」カランカラン!!
P「へ?」
おっちゃん「一等は北海道豪華二泊三日ホテル付スキー旅行ペアチケットになりま~す!」
通行人「すげー!」「いいな~」「おめでとー」「こいつはグレートですよ」
パチパチパチパチ
P「え?あ、どうもありがとうございます」ペコペコ
P(うっそーーん!?まじでぇぇぇぇぇぇ!?)
~Pアパート~
P(いやーこれは素直にうれしいな~)
P(それに丁度正月前で事務所は休みだし……)
P(しかしペアチケットか~一体誰を誘おうか)
P(大学の知り合い?でも予定がわからんしな~忙しそうだし)
P(親といくか……動くのしんどいとかいいそうだな)
P(美希は、うん駄目だなアイドルだし中学生だし色々アウトだ)
P(社長は……ないな)
P「…………小鳥さん」ボソッ
P(いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや)
P(泊まりだぞ!?恋人同士ならまだしも!意味深すぎるだろ!)
P(いや別にそういう関係になりたくない訳じゃないけどもさ……)
P(仮に誘ったとしてもだ)
P『小鳥さん今度の休み一緒に泊まりでスキーでもどうですか?』HAHAHA!
小鳥『え?ごめんそれは引くわ……』
P(とかなってみろ!僕は多分一生立ち直れないだろう)
P(そんなことになるかもしれないのなら、無難に男友達といくとか親にプレゼントするのが安全さ)
「失敗というのは……」
P(どこらともなく声が聞こえる)
「いいかよく聞けッ!」
「真の『失敗』とはッ!」
「開拓の心を忘れ!困難に朝鮮する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!」
P「!?」
P(そうだよ……最初から失敗をおそれてどうする!)
P(僕の憧れのキャラ達は違うだろ!絶望とわかっていてもかすかな望みにかけて突き進んでいるだろ!)
P(『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!)
ピッピッピ!とおるるるるるるるん♪とおるるるるるるるるるん♪
ガチャッ……
小鳥『はいもしもし音無ですけども』
P『小鳥さん?僕ですプロデューサーです』
小鳥『あっ!プロデューサーさん♪どうしたんですこんな時間に?』
P『小鳥さん今度の休みなんですが予定あいてます?』
小鳥『予定ですか?今の所は特にありませんが……何故ですか?』
P『あなたと北海道豪華二泊三日ホテル付スキー旅行にいきたいんですがかまいませんね!!』
小鳥『……え?ピヨーーーーー!?私とですか!?』
P『Exactly(そのとおりでございます)』
小鳥『でもなんでそんな急に旅行なんかに……?』
P『カクガクシカジカ……』
小鳥『なるほど』
小鳥『…………』
小鳥『わ、私なんかでよければよろしくお願いします//』
P『グラッツェ(ありがとう)それじゃ詳細は後ほど伝えますので。』
小鳥『はい!』
P『ではこれで、おやすみなさい』
小鳥『おやすみなさいプロデューサーさん♪』
プツップープープー
P「…………」
肩車で子供たちの飛行機をとってあげる場面になんか見覚えがあるんだよなあ…
こち亀だったっけか
P「YES!YES!YES!YES!YES!」
P「ンッン~~♪」
P「実に!スガスガしい気分だッ!歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ~~フフフフハハハハ」
P「2年前にプロデューサーになったが…」ドズン
P「これほどまでにッ!」グリグリ
P「絶好調のハレバレとした気分はなかったなァ…フッフッフッフッ小鳥さんのおかげだッ」グリグリグリ
P「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハハーッ」グリグリグリ
隣人「うるせぇぞッ!!静かにしろッ!!このダボがッ!!」ドン!
P「あ、はいすみません」
『THE WORLD』
オレだけの(休憩)時間だぜ
>>219
ピシガシグッグッ
7時過ぎくらいには投下していくと思います
保守してくれてる方ディ・モールトグラッツェ(どうもありがとう)
お待たせしてすいませェん……再開します
~北海道~
小鳥「キャー!北海道ですよ北海道!」
小鳥「わたし初めてなんですよね~蟹とか楽しみだな~ってプロデューサーさん?」
P「ダラーーーーン……」
小鳥「だ、大丈夫ですか?」
P「えぇ……少しよっただけですので」ウプ
P(とりあえず墜落しなくて良かった……)
小鳥「無理しないでくださいね……」
P「大丈夫ですよ~、それじゃまぁバスにのってホテルにむかいましょうか」
小鳥「了解で~す♪」
~バス内~
P(頭痛がするは…吐き気もだ……くっぐう)
P(な…なんてことだ…このPが……気分がわるいだと?)
小鳥「よしよし……」
P(くっ!せっかく小鳥さんに膝枕してもらえてるっていうのになんたる失態!)
P「大丈夫です……これくらいじゃ僕はry」
ガタン!
P「うぷっ!」
小鳥「きゃー!?はくならこの袋の中でお願いしますー!」
ゲロゲロゲロ……
P「いやーやっとつきましたねー!さすがに夜間の外は激寒ですが!」スッキリ!
小鳥「ははは……そうですねー」
P「よーし!それじゃさっそくチェックインしましょー!」
小鳥「もう!元気になりすぎですよ!」
~ホテル受付~
P「えっ!二人一部屋ですか!?」
ホテルマン「申し訳ございません!こちらの不手際で二部屋のところを一部屋にしてしまって!」
P「他の所は空いてないんですか?」
ホテルマン「現在部屋は他のお客様でいっぱいになっておりまして……」
P「まいったなー……さすがに一部屋はな~」
小鳥「あのプロデューサーさん」
P「はい?」
小鳥「私は別に一緒の部屋でも構いませんよ?」
P「え!?」ドキーン
小鳥「ホテルマンの人も困ってるようですし一部屋にしません?」
P「えっいや……小鳥さんがいいなら……僕も全然……」
P「それじゃー一部屋の方向でお願いします」
ホテルマン「ありがとうございます!大変申し訳ありませんでした」
P「そ、それじゃーいきましょうか!」
小鳥「はい♪」
~とあるホテルの一室~
小鳥「うわ~すごい綺麗な部屋ですね~」
P「確かにこれはすごい……」
小鳥「ちょっと来てくださいよ!ベッドもすごいふかふか!」
P「これはぐっすり寝れそうですね~」
P(ちゃんと別々のベッドか~安心したような残念なような)
小鳥「プロデューサーさん早速温泉にいきましょうよ!」
P「あっいいですね~、ここ露天風呂もあるらしいですね」
小鳥「いや~日ごろの疲れを癒すときですよ♪」
~露天風呂~
P(あ~きもち~……)ザバー
P(本当ついてるよな~こんな所来れて、しかも小鳥さんと……)
P(この旅行が終わったら僕は死ぬんじゃないかってくらいの運をつかってるんじゃないかな)
P(小鳥さんもあの壁のむこうにいるんだよな)
P(もし混浴だとしたら……)
小鳥『プロデューサーさん背中洗ってあげますよ♪』
P『え!?あ、ありがとうございます』
小鳥『どうですか?痛くないですか?」ゴシゴシ
P『大丈夫です丁度いいぐらいで、それよりも小鳥さん…』
小鳥『はいなんでしょう?』
P『いえ、その胸がですね……当たってるいうかなんていうか……』
小鳥『ふふふ……あててるんですよ……♪』
P『ドッキーーーン!』
P(っじゃねぇぇぇぇぇぇぇッ!)
P(だからナニを考えてるんだ僕は本当に!!)
P(最近妄想がひどくなってるぞ本当に……小鳥さんじゃあるまいし)
小鳥「プロデューサーさーん」
P「は、はいぃ!?」
小鳥「私もうあがりますね~~」
P「あっ!わかりました~僕もそろそろあがりますので!」
P「ふぅ……」
P「なんか眠くなってきたな……乗り物の疲れが……ブクブク」
小鳥「もう!心配かけさせないでください!死ぬ所ですよ本当に!」
P「はいィ……すいませェん……」クラクラ
~部屋~
小鳥「食事とてもいしかったですね♪」
P「さすがというかなんというか豪華すぎてびびりましたよ」
小鳥「蟹がとっても美味しかったです!」
P「小鳥さん無心で食べてましたからね!」
小鳥「それはいわないでください//」
P「それにしてもすごい良い景色ですね~」
小鳥「ええ……本当に」
P「こっからだと北斗七星がみえますよ」
小鳥「その横にひっそり光ってる星もいいですね……」
P「え?そんな星あります~?」
小鳥「ありますよ~ほらあそこに!」
P「うーん……よくみえないな~疲れてるのかな」ゴシゴシ
小鳥「色々ありましたからね~そろそろ寝ましょうか」
P「それもそうですね明日はスキーもありますし!」
小鳥「それじゃ~プロデューサーさんおやすみなさい♪」
P「おやすみなさい~」
パチッ!
――
―
小鳥「うん……ん…んー……ん」スゥスゥ
P「……………」
P(寝れるかぁぁぁッ!こんなの!!)ギンギン
P(ひどい生殺しだよこれは……)
P(駄目だ……素数を数えるんだ!余計なことを考えるな……)
P(2…3…5…7…)
小鳥「プロデューサーさん……ん……」
P(8…9…10……………)
P(僕はもう駄目かもわからんね……)
~翌朝~
チュンチュンチュン
小鳥「うーん!よく寝た!」
P「おはよう……ございます……」
小鳥「お、おはようございます。大丈夫ですか?昨日より疲れてそうですけど」
P「はははは全然平気ですよ!元気すぎて腕立てするくらいです!」フンフン!
小鳥「そ、そうですか……」
P(くっ……あれからずっと意識して全然眠れなかった……)
P「とりあえず朝ごはんでも食べにいきましょうか」
小鳥「はい!その後はもちろんあれですね♪」
ゲレンデ
P「ぬあーーーー!」
ゴロゴロゴロズザーーーー!
小鳥「プロデューサーさん大丈夫ですかー?」ザッ
P「な、なんとか……いてて」
小鳥「ちゃんと前見なきゃ危ないですよ~」
P「おっしゃる通りです……それにしても小鳥さん以外とうまいですね」
小鳥「『以外と』はよけいですよ!」
男「おいこっちいこうぜ~。こっちのが楽しそうだぞ」」
女「やっほー♪」
P「立ち入り禁止のとこよくはいっていけますね」
小鳥「…………」
P「小鳥さん?」
小鳥「え?あ、はいそうですよね~いけませんよね~」
P「……今はいってみようとか考えてませんでした?」
小鳥「ま、まさか~そんな訳ないじゃないですか!おほほほほ♪」
P「それならいいですけど……くれぐれも気をつけてくださいよ?」
小鳥「大丈夫ですよ!もう心配性ですね~」
~上~
小鳥「プロデューサーさんって結構手でかいですよね」
P「え?そうですか?」
小鳥「そうですって~ほら手をだしてみてください!」
ピター
小鳥「ほらっすごく大きいです」
P「あんまり意識したことなかったですね~」
小鳥「……さすがに手袋なしだと寒いですね……」
P「それじゃ~こうしましょうか」
小鳥「え?」
ギュッ
小鳥「あ……両手で……」
P「これなら暖かいでしょ?」
小鳥「プロデューサーさんったらいけないひとッ……でもとっても暖かいです」ドキドキ
P小鳥「…………」
P(なんだこの間は……くっ心臓がばくばくしてきたぞッ!)
P(これはあれなのか?そういう雰囲気なのか?いくしかないのか!?)
P「小鳥さんあのッ!!」
小鳥「は、はい!」
P「……少し僕の話聞いてもらってもいいですか?」
小鳥「はい……」
P「そのなんというか……」
P「僕はですね…あのですね…そ、その……」
小鳥「……」
P(覚悟を決めて言うんだッ!覚悟は「幸福」だぞッ!)
P(言えっ!言うんだ!思いをぶちまけるんだッ!)
小鳥「プロデューサーさん……」
P「は、はいッ!?」ドキン!
小鳥「私ちゃんと聞いていますから……」
P「……」
P「小鳥さん」
小鳥「はい」
P「僕はあなたのことが」
小鳥「はい……」
P「す、す…すす……!」
小鳥「…………」
P「す、す、す…すすき…」
P「…チャイコフスキーみたいにリズム感があると思います!」
ビュオォォォーーッ
小鳥「え?」
小鳥「え、あ、はぁどうもありがとうございます……」
P「はははは……」
小鳥「…………」
P「…………」
小鳥「……それじゃー私ちょっと滑ってきますね…」
P「は、はいいってらっしゃい小鳥さん~」
スイー
P「…………」
P「馬鹿かッ!」ガン
P「なにやってんだ一体!」ガンガン
P「あの場面でいえないとかどんだけマンモーニなんだよ僕はッ!」ガンガンガン
P「なんだよチャイコフスキーって!?どうなったらその発想になるんだよ!!」ガンガンガンガン
P「この便器に吐き出されたタンカスがーーッ!!」ドグシャァッ!
幼女「ママーあのおじちゃん自分で自分の頭ぶつけてるよ~」
ママ「しっ!見ちゃ駄目よ!」
P「はぁ…はぁ…」
P「失望されたろうな…自業自得だな」
P「……とりあえず僕もすべろうかry」
グラグラグラグラグラグラ!
ズズズ!
P「うわっ!?」
ママ「キャー!地震ー!」
幼女「わーゆれてるね~!」
チャラ男「ケッコウユレテルシー」
ギャル女「チョッケッコウナガインデスケドーコレ」
ぐらぐら…………
P「おさまった……」
モンキー(規制)なんだよジョジョォォォォー ーーッ!!
~禁止区域~
男「あいたたた……」
女「大丈夫?」
男「あぁこっちはなんとか」
P「小鳥さーん!はぁ…はぁ…」
キョロキョロ
男女「……」
P(小鳥さんはいない……僕の思い過ごしか)
体育会系「おーーい!あんた達無事か~?」
女「は、はいなんとか無事です」
男「キョロキョロ」
ヒョロ男「どうしたん?なんかなくしたん?」
男「あの女の人がいない……」
女「あっ!そういえば!」
P「女の人……?どんな人ですかそれは!?」
男「えっと確か緑色のウェアーをきていて……」
女「私と同じくらいの身長だから160cmぐらいの……」
P「なっ……!?」
スキー客さん「まずいな……!巻き込まれたかもしれんぞッ!」
P「その人はどこにいたんですか!?」
男「オレの後ろのほうにいたから……多分あそこらへんに」
P「あそこだなッ!」
P「小鳥さんッ!いたら返事してくださいッ!!」ザッザッ!
ヒョロ男「とととりあえず誰かに助けを呼んで……」
体育会系「そんなの待ってたら間に合わんぞ!いいから皆で協力して探すんだ!」
男女「は、はい!」
体育会系「このあたりにはいないか?」
ヒョロ男「下のほうに流されたも知れへんな……」
男「あるいは向こう側に流されたか……」
女「こ、このままししんじゃうの…?」
P(くそ!死なせてたまるか!小鳥さんに死なれたら僕はッ)
P(なにかなにか…手がかりはないのか…!)
小鳥『面白いですね~意外とすごいですねこれ』
P『こんな風に半径10Mぐらいに近づくと反応するんですよ!』
P「そうだッ……!」バッ!チャラッ
P「たのむ……たのむぞ……!反応してくれ…お願いだッ!」
グッ!
ジョナサン『ダニィーーーッ!!』
一同「!?」
P「音は……小鳥さんの方の音は!?」
ワンワン!…ワンワン!
P「小鳥さん…小鳥さん!」ザッザッザッザッ!
体育会系「おい皆もあそこをほるんだ!」
ザッザッザッザ……
ヒョロ男「いたぞー!」
体育会系「大丈夫!息もしている!」
男女「あぁ良かった……!」
P「小鳥さんッ!」ガバッ!
小鳥「……プロ…デューサー…さん?」
P「もう大丈夫です……無事で…無事よかった……」
ギューーーッ!
小鳥「プロデューサーさん…そんなに抱きしめると…苦しいですよ」
P「本当に…本当に良かった…!」ボタボタ…
―――
――
―
~とある病院~
チュンチュン
小鳥「…………」
小鳥「ここは……?」ムクッ
P「病院ですよ小鳥さん」
小鳥「プロデューサーさん……」
P「その様子ならもう大丈夫そうですね」
P「いや良かったです本当に!小鳥さんが無事で!」
小鳥「……プロデューサーさん」
小鳥「本当にありがとうございます……」ギュッ
P「もう危険な所にいったら駄目ですよ……」
小鳥「はい……」ギューッ
小鳥「プロデューサーさん、初めて会ったときのこと覚えてます?」
P「え?初めてあったときですか?うーんどうだろう……き、緊張しすぎてて」
小鳥「私は覚えてますよ……」
小鳥「確かにあの時プロデューサーさん自己紹介のときすごい緊張していましたね」
小鳥「もう何しゃべってるかわかりませんでしたもんw」
小鳥「最初にこんな人で本当にやっていけるのかー!とか思ってましたから」
P「ははは……やっぱり……」
小鳥「でも一緒にすごしていく中で気づいたんです」
小鳥「普段頼りないけど……やるときはやる人だって……」
P「小鳥さん……」
小鳥「今回この旅行に誘ってくれたときは本当に嬉しかったんです……」
P「…………」
小鳥「私ずっと前から……」
P「小鳥さんッ!!」
小鳥「は、はい!」
P「…………」
P(告白すると心の中で思ったならッ!その時すでに行動は終わっているんだッ!)
P「僕は小鳥さんのことが好きですッ!」
小鳥「え……?」
P「僕と結婚を前提に付き合ってください!」
小鳥「………………………」
小鳥「一つだけいいですか?」
P「はい」
小鳥「……私と……キス……してください」
P「……はい」
P「……」スッ
小鳥「……ん」ドキドキ
ズキュウウゥン
社長・美希「やっ、やったッ!!」 ガチャッ!
社長「さすがプロデューサー!私達にできない事を平然とやってのけるッ」
美希「そこにシビれる!あこがれるのゥ!」
P小鳥「なななんで二人がここにいるんですか……!?」
社長「いやなんでって君にしらされたから来たんじゃないか!」
P「いやそれはそうですけど……!」
美希「小鳥が入院してるってきいてミキ達とんで来たんだよ♪」
小鳥「そうだったの……ありがとう美希ちゃん♪」
社長「さてどうやら二人のお邪魔だったみたいだね」
社長「ということで高木順一郎はクールに去るよ」
P「いや全然クールじゃないですしッ!おもいっきり邪魔してますし!」
美希「またね小鳥~早くよくなってねー!」ブンブン!
小鳥「ふふふ、ありがとう美希ちゃん」
バタン!
P「……嵐のような人たちでしたね」
小鳥「……でも嬉しかったです本当に」
P「あのさっきの返事なんですけど……」
小鳥「え?ああ……」
小鳥「私でよければよろしくお願いします//」
P「本当ですか!?エンダーーーーー!」ガバッ!
小鳥「キャアッ!」ドサッ
挿入歌『空』
~一年後~
神父「では誓いの言葉を」
P「私たちは、夫婦として、順境にあっても逆境にあっても、病気のときも健康のときも」
小鳥「生涯、互いに愛と忠実を尽くすことを誓います」
神父「では指輪の交換を」
P「……」
小鳥「……」
神父「では最後に誓いのキスを」
P「小鳥……」
小鳥「はい……」
スッ……
ズキュウウゥン!
一同「やっ、やったッ!!」
――――『第765部完』――――
ここまで見てくださった方ありがとうございました!
それではまた会う日まで
アリアリアリアリアリーヴェデルチ!(さよならだ)
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