モバP「巴の実家はこの辺りなんだよな」 (57)

P「お疲れ様、今日もバッチリだったぞ」

巴「なーにうちにかかればこんなもんじゃ」

P「ははは頼もしいな」

巴「おう、Pは大船に乗ったつもりでおればええ」

P「助かるよ」

P「(ただもうちょっと頼りにしてくれてもいいんけどな)」

巴「…ん?どうかしたん?」

P「いいや何でもない(しっかりしてるって言ってもまだまだ子供なんだし)」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1366886523


P「ところで久々の地元はどうだ?やっぱり懐かしいよな」

巴「ちぃーっとだけの」

P「お、意外だな、感慨深くはないのか?」

巴「親父の過保護のせいでの、地元じゃいちぃき若い衆やら何やらがいて息苦しゅうて仕方なかったんじゃ」

P「あーそっか、でもそれだけ巴が可愛いんだって」

巴「…P、可愛いと言うのは止めえや」

P「そういうな、何たってアイドル事務所に売り込みにくるくらいだもんな」

巴「ふん、今思い出しても忌々しいわ、あん時はついに親父がボケたかと覚悟したわ」

P「辛辣だな」

巴「当たり前じゃ、今でもうちは納得しとらん」

P「いやー巴はアイドル転職だと思うぞ?お正月のステージだってさ」

巴「あん時は演歌だったからの…ヒラヒラしたの着てチャラチャラ踊るのは未だに慣れん、というかうちにさすなや!」

P「可愛いのになあ、勿体無い」

巴「だーかーらーのう…P?うちにかわいいと言うのは」

P「あ、待て、ここ車だから危ないって」

巴「ぐ…はあ、しゃあない勘弁したる」

P「助かるよ」

巴「っとにもう………はあ、おなご何人もたぶらかしてるだけあるわ」

P「え、いや、そういう訳じゃ」

巴「言い訳は見苦しい、P.男をさげるなや」

P「(ううむ…巴は難しいなあ)」

P「ところで一つ提案があるんだけどな

巴「なんじゃ?」

P「今日は実家に帰ってみたらどうだ?」

巴「いぬる?しかしええのかP?」

P「ああ、もうやる無いし時間にも余裕はある、せっかく地元に着たんだから親御さんに顔でも見せてやれよ」

巴「…うむ、そうじゃな、たまには面見せにゃ親父が心配しようるかもしれん」

P「そうそうきっと喜ぶぞ、じゃ早速いこう、住所はえーっと」

巴「ただの」

P「ん?何かあるか?」

巴「…いや、何でもない、行くなら行こうか」

P「…?」

巴「………………」

巴実家前


P「…え?」

巴「なんじゃ?」

P「えっと、ここであってるんだよな?」

巴「おう、うちのわかたじゃ」

P「城か」

巴「馬鹿か、ちぃーとでかいだけで普通の家じゃ」

P「そうなのか…何か萎縮してしまいそうだ」

巴「あ?何言っとるん?んな事気にしよるな」

P「あ、ああ」

巴「ったく、Pはうちのプロデューサーじゃろ?へたれてないでシャキっとせえ」

P「(でもなあ、このでかい門といい奥に見える庭、というか庭園といい…町のど真ん中にこの規模の家)」

P「(ドラマか映画でしか見た事ないなこんな豪邸、いいところのお嬢様と聞いてたけどここまでとは)」

巴「………………」


巴「P」

P「あ、すまん、ぼーっとしてた」

巴「別にうちがえらい訳でも何でもない」

P「…ん?そりゃそうだけどいきなりどうした?」

巴「でもPもうちの実家は嫌なんじゃろ」

P「そういう訳じゃ………あ」

巴「………………」

P「(そうか、そういう事か)」

巴「ええんじゃP、無理はせんでもええ」

P「巴…」

巴「…うちはわかっとる」

P「(実家と聞いても微妙な顔だったのはそういう…)

巴「……………P?どうしたん?」

P「まさか、そんな事ある訳ない」

巴「…本気で言うとるか?」

P「勿論、俺は無理なんて一言も言ってないぞ」

P「第一俺も巴の親御さんには一度会わないといけないと思ってた」

巴「…なんでそうなるん?Pにそんな理由は」

P「そりゃ大切な娘さんを預からせてもらってる身だからな」

P「誠実に巴とつき合わせてもらってるとしっかり言わないと」

巴「!?」


巴「わ、われ、そこまで考えとったのか」

P「ああ(プロデューサーとしてしっかり決めてやるぜ)」

巴「…でもPよ…きっと迷惑がかかる、それでもええのか」

P「ああ、構わないさ巴のためだ」

巴「……………」

P「それに巴は家とは関係ないんだろ?いつも言ってるけどお前はただの可愛い女の子だからな」

巴「っ!?…ぐ……こんの馬鹿!こ、こんな時まで!」

P「こんな時だからこそだ、ちゃんと巴の魅力も再確認しておかないと」

巴「あ…うう、この…馬鹿…馬鹿」

P「だから巴は安心してくれ、心配する事何か無い」

巴「………………」

P「……………」

巴「………………」

P「……………」



P「(あれ?)」


P「(勢いに任せて喋ってたけど)」

巴「………………」

P「(何か、おかしいような)」

巴「………………」

P「(さっきの様子からして巴の実家はちょっぴりアレな感じだろう)」

P「(おそらく人を招くにあたって余りいい思い出の無い巴を勇気づけようとしたが)」

巴「………………」

P「(何か…まずい気が)」

巴「ふっ!」
パァン!

P「うおっ!?(頬を叩いた!?))」

巴「ふっ、すまんの、待たせて…うちも腹は決まったわ」

P「えーと何の話しで」

巴「それでこそうちが見込んだ男じゃ、見直したぞ」

巴「行こうかP」

P「あ、ああ」

P「(元気になった…?………ま、結果オーライだよな、うん)」


あの後巴家に入った俺達だが
運悪く丁度親御さん達は留守だったの事
強面だったりガタイがやけにいい黒服な人にはたくさん会えたが
そして今は巴に案内されて庭が一望できる縁側まで案内された



P「残念だったな、せっかく会えそうだったのに」

巴「しょうがなか、こんな時もあるわ」

P「そうだな…」

巴「それに、機会はいつでもあるからええ」

巴「うちとPは…その、これからは、い、一緒に…」

P「えっ?巴俺と一緒に?」

巴「ち、違うわ馬鹿、一蓮托生って事じゃ」

P「ああ、そういう事か」

巴「…………くっ」

P「?」

………
……


チョロロロロ…カコンッ

ピーヒョロロロロ

巴「………………」

P「……………」

巴「………………」

P「……………」

巴「………………」

P「……………」


P「(あれからしばらく、会話が全く無い)」

P「(巴は目を瞑っていて隙が無い)」

P「(そりゃ実家だし落ち着くんだろうけど)」

P「(このドラマの様な庭に負けないくらい落ち着いた雰囲気…本当に13歳なのかどうか疑いたくなる)」

巴「………………」

P「……………」


P「(落ち着かない、いや落ち着いた雰囲気なんだけどそれが逆に落ち着けない)」

P「(少しくらい会話をするべきか?いやそれとも黙って隣にいるのが正しい姿なのか?俺はどうしたら)」


巴「P」

P「お、おう?!どうした」

巴「何をどもっとるんじゃ…まあそれより…………一つ勝負でもしんか?」

P「俺は賭ける様な物は持って無いぞ、まさか俺の体を」

巴「…色々言いたい事はあるが、まあええ、将棋じゃ将棋」

P「何だ将棋か…」

巴「おう、こうしてるのもええが、Pは何もしてないのも暇じゃろ?」

P「いや俺に気を使わなくても」

巴「うちがそうしたいんじゃ、ちぃーと待っとれ」

P「あ、巴待ってく」

トトトトト

P「…行ってしまったか」

P「…本当にしっかりした奴だ」

P「(俺が居ずらそうなのに気付いたのか)」

P「(家に入る時、珍しく弱気な所を見れたけど…普段はああだからな)」

P「(良くも悪くも歳不相応だ)」

ピーヒョロロロロロ   
チョロロロロロ…カコン

P「(しかし)」

P「(都会のど真ん中とは思えない)」

P「(今日は…気温も暖かいし…本当穏やかだ…)」

P「……………」

P「(あ、駄目だこの感じ)」

P「(一人になって緊張が解けたら一気に疲れと眠気が)」

P「……………」

P「(こんな所で寝る訳にはいかん)」

P「………………」

P「………………」

P「(でも少し体を横にするだけ、ほんのちょっと目をつぶるだけだから)」



P「………………」

P「………………」

P「」






トトトトト



巴「待ったかの?」

巴「何処に閉まったかと探していたら中々見つからな…」

P「……………」
スヤスヤ

巴「……………」

………
……





P「…ん………ああれ?」

P「ね、寝てしまったのか…?」

気付けば辺りはすっかり暗くなっていた
灯りも星や月灯り程度で見通しも良く効かない

P「(ただこれは布団…何処のホテルに泊まったんだっけ)」

P「ってんな訳あるか、俺は確か巴の家に邪魔してたんだ、それでうたたねを」

「お目覚めですか?」

P「っ!?」

「驚かせて申し訳ありません」

P「いえ…ですがどちら様でしょうでしょう?それとここは何処ですか?」

「まあ落ち着いてください、余り騒がれては困ります」

P「しかしここでゆっくりしてる訳には、寝てしまった事を巴には謝らないと」

「…その必要は無いかと」

「えっ?」

「暗がりで気付いていないようですが…もう少し辺りを注意深く見て下さい」

「注意深くって…」

「(確かにさっきはまだ目が慣れてなかったけど今なら多少は…)

巴「……………」
スゥスゥ

P「」


P「いや…え?え?」

巴「……………」

「騒いではお嬢様が起きてしまいますから…では順に説明します」

「まず私はこの家で雇われている侍女でございます」

P「はあ…(巴の家凄いなあ)」

「そしてP様をここに運んだのは私です」

P「そうですか、ありがとうございます」

「お嬢様ではP様を運ぶのは難儀ですかね、そして無論起きるまでP様の様子も私が見ようとしたのですが」

巴「………っ……ん……」

P「…成る程」

「ふふ、お嬢様も疲れていたのでしょうね、この通りです」


「では私はこれにて」

P「待って下さい、というか私達だけにしては駄目でしょう」

「はい?お嬢様が眠ってしまうほど身を任せられるお相手ですから何の問題もありません」

P「いや万が一の事が有りでもしたら」

「…大きな声を出したらお嬢様が起きてしまいますよ?」

巴「ん……?…」

P「…あ…はい…だからといって……やはりこのままは……流石にまずいのでせめて巴が起きるまでは」

「そうですね、旦那様が今の場を見たら一体どんな顔をするのでしょうか」

P「止めて下さいマジで」

「信じて送り出した愛娘が担当プロデューサーとスヤ顔同衾ビデオレター…」

P「………………」

「それでは今度こそ」
ススス

P「何故そこまでして二人にしたがるんですか?」

「今まで私がここにいたのはお嬢様の安全のためです」

「Pさまが目を覚ましたのでその役割も終わりました」

「そしてP様はお嬢様が面倒を見ると言ったのですから、P様の事は全てお嬢様にお任せします」

「あ、それとここは誰も寄せ付けませんからご心配なく」
パタン



P「……………」

巴「……………」

P「(そして誰もいなくなった)」

巴「……………」
スゥスゥ

P「……………」



P「(ま、起きるまで待てばいい、それだけの話)」


P「あの人は何か妙な事考えてるみたいだけど」

P「常識的に考えて…うん、手を出すわけが無い」

P「こんな素晴らしいシチュでも、それだけは無いな間違いない、巴の年齢考えろってんだ」



P「……………」

巴「……………」

P「……………」

巴「……………」

P「……………」

巴「……………」



巴「……………」
スヤスヤ

P「(しかし)」




P「(やっぱ美形だなあ巴って)」
サワッ

巴「…………っ?」



P「(まだまだ歳のせいで幼いし可愛いといった面が強いが)」

巴「……っ……っ」

P「…綺麗だな」

巴「っ!?」

P「(将来的には凄い美人になりそうだ…髪細いなあ)」
サラサラ

P「目とか彫りが深いし、髪色も鮮やかだし」
ナデナデ

巴「……………」

P「寝てる分には、歳相応の顔を」
ガシッ

P「あ」

巴「…おはよう、あります」

P「」

巴「で、なにしとんじゃワレは」

P「あ、あっはははは、何してんだろ?それに巴何時から起きて」

巴「あげな風に弄られたら誰でも起きるわ」

P「そりゃそうかー」

巴「………………」

P「違うんだよ、誤解なんだ無意識に手が動いてんだ」

巴「P」

P「お、おう」

巴「歯、食いしばれ」

P「はい」


スパーン

………
……




P「すまん」

巴「………………」

P「何言っても許してもらえないかもしれないが、本当にごめん」

巴「………………」

P「言い訳したってしょうがない、俺が全面的に悪い」

巴「………………」


P「……………」

巴「……………」



巴「…P」

P「何だ」

巴「もういい…うちも悪かったわ」

P「え?」

巴「看病するはずが寝てしまって、こんな無防備でいて何をされても文句は言えん」

巴「うちも女じゃ、それくらい解っとる」

P「解ってない、解ってないから」


巴「Pだって男じゃ…据え膳を逃すのは男の恥なんじゃろ?」

P「だからお前は色々と先走りすぎだ!」

巴「じゃあさっきのはどういう事じゃ!うちの寝込みを襲って…そ、その、何を、しようと…うう」

P「違うそういうつもりじゃない、あれは無意識だったんだ…巴の寝顔が可愛くて可愛くて、無意識に髪の毛いじってたらそのまま顔も触ってたら止まらなくて撫でて」

巴「…またそげな事を!こんな時ですらうちをからかいおって…!そんなにうちの反応を見るのが楽しいか!」

P「楽しいぞ!この上なく!」

巴「!?」

P「それと多少はからかってるのは間違いないけどさ!可愛いと思ってるのは嘘じゃないからしょうがないだろ!?」

巴「…く…っ!?Pワレは本当に…もう…」

P「あーもう巴はかわいいなー!かわいいかわいいかわいい!広島弁が可愛いししっかりしてて頼れるのも可愛いし可愛いって言われて慌てる姿もたまらなくかわいいし」

巴「あーもうこの馬鹿!馬鹿!しまいにはしばくぞ!」

P「あはっははははははお前にやられるなら喜んで!ほんっとかわいいなあ!!怒ってる姿すら小さいから可愛い!!!!」

巴「…………う……ぐ…」

P「あはははははかわいいかわいい…かわ……?」

巴「………………」

P「(顔を伏せて…震えて…)」

巴「………………」

P「(泣かして…しまった?)」





巴「……………」

P「あ…いや、すまん調子にのりすぎた」

巴「P…こんの、あほう…っ」

P「っ!」

巴「……………」


P「…?(ビンタが飛んでこない?)」

巴「…じゃろうが」

P「え?」

巴「………………」

P「……………」

巴「せーじゃけぇ…Pはこすいんじゃ」

P「…こすい?」

巴「うちはのう、Pにかわいいかわいい言われるとな…ようわからんくなる」

巴「恥ずかしいような、背中がくすぐったいような、落ち着かんような」

巴「…嬉しい、ような」

巴「ただどうせPの事じゃ、適当にうちで遊んでるだけと思ってたのに」

巴「…うちの事ガキと思ーてからかってるんじゃなく、本当に可愛い…って」

巴「そしたら、もう…駄目なんじゃ…」

巴「……………その、気持ちが膨れすぎて…Pの顔も見れん」



巴「…うち、もう、どうしたらええんじゃ」


巴「……………」

P「……………」

巴「……………」

P「……………」

巴「……………」

P「……………」

巴「……………」


しばらく時間が過ぎた
ほんの少し前までふざけていたのが懐かしい
…できればまた今迄みたいにふざけてはぐらかしたい
けれど、それはできないだろう


P「巴」

巴「…なんじゃ…っ!」

P「すまん」

布団の上に押し倒す
抵抗は、感じられなかった



P「ってアホかあああああああああああ!!!」
バチン!!!

巴「お、おう!?ど、どしたんだP」

P「俺は13歳相手に何マジになってんだよこのロリコンがあああああああ!!!!」
ブンブンブンブンブン

巴「P!?そ、そげな事したら頭が…」

P「ごめんなさいごめんなさい本当にごめんなさい!!もう少しで取り返しのつかない事になる所だったああ!!」

巴「ええから!とにかく落ち着いて」

P「あ、こらまだお前俺の下にいるんだからそんなにひっぱったら」



ガララッ
まゆ「うふ、ここにいたんですねぇプロデューサーさん、何かトラブルがあったみたいですけどGPえコホン、愛さえあればまゆは何処に…で…」

杏「うわープロデューサー一線超えちゃったかー」

幸子「ふふふここでカワイイボク登場!プロデューサーさん迎えに来ま…え?」

仁奈「真奈美おねーさんどうして仁奈の目を隠すのでやがります?仁奈もプロデューサーとおやすみしてーですよ?」

真奈美「そうだな、私もお休みしたいよ、目の前の現実から」

P「」

巴「」





この後
巴の説得もあってか
どうにか命だけは助かったPでした



巴「…ヘタレが」

P「…返す言葉もございません」





おしまい


BADEND
ここまできたらちゃんと責任を取ろう!

読んでくれた方ありがとうございました
ごめんなさい時間がヤバいので強引だけど終わります
今からR18的な事やり始めたら色々足りないので許して下さい
時間とれたらちゃんとしたルートも書くのでもうしばらくスレを残します
いつになるか解らないけどその時はまたよろしくお願いします

http://i.imgur.com/cXkC2wF.jpg
http://i.imgur.com/QljSTxi.jpg
佐久間まゆ(16)

http://i.imgur.com/NqyQpiN.jpg
http://i.imgur.com/Z0P8Ynv.jpg
双葉杏(17)

http://i.imgur.com/Neicqki.jpg
http://i.imgur.com/mYhVqQM.jpg
輿水幸子(14)

http://i.imgur.com/6perDnZ.jpg
http://i.imgur.com/EBQx0VF.jpg
市原仁奈(9)

http://i.imgur.com/CS4MXa2.jpg
http://i.imgur.com/shORas4.jpg
木場真奈美(25)

画像ありがとうございます!

数レスだけですが>>32から続きを

巴「……………」

P「……………」

巴「……………」

P「……………」

巴「……………」

P「……………」

巴「……………」


しばらく時間が過ぎた
ほんの少し前までふざけていたのが懐かしい
…できればまた今迄みたいにふざけてはぐらかしたい
けれど、それはできないだろ




P「巴」

巴「なんじゃ」

P「まずはありがとう」

巴「…別にうちが礼を言われる筋合いはないけぇ」

P「これだけしっかりと告白されたんだからな」

巴「え?」

P「え?」



巴「…………………」

P「…………………」

P「ほら俺が好きでしょうがないって」

巴「ち、違うわ!今のはそんなんじゃなか!ええかげんにせえよ!」

P「じゃあどういう意味なんだよ…」

巴「それ、は」

P「………………」

巴「……………」

P「巴ー?」

巴「ぐ…っか!ああもう!Pの馬鹿!いね!」

P「(かわいい)」

P「かわいい」

巴「だまっとれ!」

P「かわいいもんはかわいいからしょうがないね、こんだけかわいいのにかわいいって言われなかったとか巴の周りの人間の目節穴なんじゃないかって思うくらいかわいい」

巴「…う、がっ………うぅ…P、やっぱりうちで楽しんどるじゃろ…」

P「すまんなついつい」

巴「っか、馬鹿にしよって、どーせうちはガキじゃ、Pには本気で取られなくても…」

P「いやそれは違うって、こういうのも本気だからこそだ」

巴「…?」

P「さっき巴の言ってくれた言葉は凄く嬉しかったし冗談何て思ってない」

巴「あ…おう、そう、か」


P「それでどうしたらいいかって事だけどさ」

巴「…おう」

P「巴も俺もお互いに良く思ってるでいいんじゃないか?」

巴「え…?」

P「お前は色々と頼もしいし歳に似合わないくらいな凄い子だけど」

P「こういうのだけは慣れてなかったみたいせいで、少し一杯一杯になっただけだ」

巴「………………」

P「どうしたらも何もさ、今のままでいいって」

P「お互いに、一緒にいて楽しかったり嬉しかったりするならそれが何よりだろ?」

巴「そう…なのか?」

P「さっきのアレも楽しかったしな、巴は違うか?」

巴「…そうじゃな、からかわれてたのに楽しかったわ、みょうな感じじゃ」

P「そういう事だ、どうしたらいいも別に何もしなくていいって、今まで通りしてれば解決だ」

巴「………………」

P「………………」

巴「しかしじゃのう…やっぱり釈然としんわ」

P「そうか?」

巴「Pよ、やっぱりうちの事ガキと思って誤魔化しとらんか?」

P「……………」

巴「うちだって女として覚悟はしとるぞ、はっきりと関係を」

P「誤魔化しては無いけどガキ扱いはしてる」

巴「…………………」

P「そんな目で見るな怖いから、子供を子供扱いして何が悪い」

P「…仮に知識があってもだ、体と心が今回みたいについていけてないだろ?それで覚悟とは言えないだろうが」

巴「ぐっ…確かにの、あげな醜態さらしてしまったんじゃけぇ」

P「そういう事だ、じゃあ今度こそ話はおしまいで」

巴「おう、うちだってそういう風になるのは幾らなんでもちーぃと早いと思っとるからの」

P「」

巴「それにアイドルなんじゃけえ…誰かの女ってのは駄目じゃな、うむ!」

P「(アイドルがついでなのか…)」

巴「それにアイドルなんじゃけえ誰かの女ってのは駄目じゃな、うむ!」

P「(アイドルがついでなのか…)」

巴「Pにも立場があるしの、仕事干される真似して面子潰す訳にもいかん」

P「お前は面子とか早いとか以前に一番大事な部分を解ってないのね…」

巴「うん?なんじゃ?」

P「…いや、もういい」
ナデナデ

巴「っ…」

P「それでこそむしろお前らしいしな、それじゃいい加減帰ろ…ん?」

巴「………………」

P「えーと…?」

P「つい撫でてしまったけど…嫌だったか?」

巴「…悪くはないの」


P「そうか良かった、ついいい位置にあるもんだからつい」

巴「ええから、続けぇや」

P「お、おう」

P「…………………」

巴「………………」

P「………………」

巴「………………」

ナデナデナデナデ

P「……………」

巴「……………」



P「(満足気な顔可愛い)」

巴「なしてかの」

P「ん?」

巴「他の奴がこうされるのを見た事はあったが…自分がされるのは全然違うの」

P「そうか」

巴「うちの頭がええ位置にあっただけでPにはただの気まぐれだったかもしれんが」

巴「これだけでまた嬉しいのが溢れるわ…胸がぬくいのう…ふっうちもやっぱり女じゃな」

P「………………」

巴「…またこうしてしてくれよP」

P「超かわいい」



おしまい

読んでくれた方ありがとうございました
オチも何も無くてごめんなさい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom