れんげ「サンタさんなのん…。うち、悪い子だったのかな…」
駄菓子屋「なんだ、サンタかよ。…その事、一穂先輩には言ったのか？」
れんげ「ううん、言ってないのん…」
駄菓子屋（先輩、クリスマスにちゃんとプレゼントやっとけよな）

れんげ「駄菓子屋…」
駄菓子屋「何だ？」
れんげ「駄菓子屋のとこにはサンタさん来たのん？」
駄菓子屋「ああ？何でだよ」
れんげ「だって駄菓子屋は去年いい子にしてたのん…」

駄菓子屋「…来なかったよ」
れんげ「駄菓子屋のとこもなんな」
駄菓子屋（うちは婆ちゃんが死んでからずっと一人だからな…）
駄菓子屋「じゃあ、二人でプレゼント交換でもするか。つってももう一月だけど」
れんげ「！？」

れんげ「わかったのん！じゃあ駄菓子屋、明日するのんな！」
駄菓子屋「気が早いっての。そうだな、日曜とかどうだ？」
れんげ「えぇ～…」
駄菓子屋「ふてくされんなよ。こっちだってプレゼント買いに行かないといけないからな」
れんげ「にひひ」
駄菓子屋「変な笑い方すんなよ」
れんげ「じゃあまたなのん」
駄菓子屋「おう」