途中までの書き溜め投下
亀更新、ss初心者、キャラ崩壊、勢いだけ
それでもおkな方生暖かい目で見守ってください!
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衣・怜・灼・胡桃「は?」
咲「あれ? 聞こえませんでしたか?」
衣「言葉ははっきりと聞こえていたぞ。ただ、急に何を言い出したのかと思ってな」
咲「だから先輩方には尊敬されるような所一つもありませんよね?」
怜「なんや自分、喧嘩うっとんのか?」
咲「自覚なかったんですか? まさか自分の事を頼りになる先輩とでも?」
灼「いきなり何? 失礼だし不愉快」
咲「それはすみません。私正直者なので」
胡桃「潰す……」
怜「どうやら痛い目見たいらしいな」
咲「痛い目って何ですか? 何も出来ないくせに、口だけの貧弱関西弁女が調子に乗らないでください」
灼「そういうあんたこそ、麻雀以外になんの取り得もないくせに」
咲「影の薄い幽霊部長が何を言ってるんですか? その言葉そのままお返しします」
衣「咲、どうしたんだ? いつもはそんな事いわないだろ?」
咲「言わなかったけどずっと心の中で思ってたよ。この人たち、よくそんなんで恥ずかしげもなく先輩面できるな、って」
胡桃「死にたい?」
咲「大体、先輩方は脆弱すぎるんですよ」
怜「あ?」
咲「吹けば吹っ飛びそうですし、あまり力のない私でも片手で捻じ伏せられそうですし」
咲「こういうの風前の灯って言うんですかね?」
衣「言ってくれるな」
咲「とにかく頼りないんです。そんなんで情けないですよ先輩方」ニコッ
灼「あんたの言い分は分かった」
灼「でもどうして後輩でも何でもない奴に私達がそこまで言われないといけないの? 」
咲「私はただ思った事をそのまま言葉にしただけです。別に理由とか関係はないですよ? ただの会話じゃないですか」
胡桃「じゃあもう話しかけないで」
咲「嫌ですよ、私は話したいので。気に障るなら別にそっちが無視すればいいじゃないですか」
咲「それとも何か私の言った事に思い当たる節でもありましたか? 頼もしい先輩方?」ニコニコ
怜「もうええ、みんな向こう行こ」
胡桃「うん、こんな礼儀知らずに構わなくていい」
灼「本人も放って置けって言ってるみたいだし」
衣「咲、少し頭冷やすんだな」
咲「あれ、逃げるんですか?」
胡桃「そんな挑発には乗らない」
咲「みんなの憧れ(笑)の先輩が4人もいるのにたった一人の後輩に良いように言われて尻尾を巻いて逃げるんですね」
咲「でもお似合いですよ? 弱い奴らが弱い奴らで徒党を組んで仲良く逃げるのも」
咲「その方が楽ですからね。あ、別に貶している訳じゃないんですよ?」
咲「ただその光景があまりにも滑稽で笑いが止まらないだけなんです」ニヤニヤ
4人「」ブチッ
怜「おうコラ! 人が黙っとれば調子に乗りおってッ」
ガシッ
咲「おお、怖い怖い。やめてくださいよ、服が伸びちゃいますよ?」ニヤニヤ
怜「知るかッ、自分覚悟はできてるんやろな?」ギロッ
咲「言い返せないからって暴力に訴えるのは良くないですよ? しかも年下相手にだとただの虐めですね」
灼「そうだよ怜、こいつがどんなにムカつく奴でも暴力は駄目」
怜「……チッ、命拾いしたな。灼に感謝せいよ」パッ
咲「何だ、やめちゃうんですか? 別にいいのに……、さっきも言いいましたけど、あなた達くらい片手で捻じ伏せられますから」
灼「あんたもそういう事は思ってても言うのはやめた方がいいよ。恨みを買うとあとあと大変だから」
咲「あ、ご心配無用です。こういう事言うの先輩方だけですから」ニコッ
胡桃「ムカつく!」
衣「衣もそろそろ堪忍袋の緒が切れそうだぞ……」
咲「というか灼先輩なんか部長ぶってますけど、それただ単に面倒を押し付けられただけですからね?」
灼「は?」
咲「普通に考えて宥先輩が部長に相応しいじゃないですか?」
灼「そ、それは、春ちゃんが……」
咲「でた春ちゃんww」
灼「な、何?」
咲「先輩も気づいているんじゃないですか? 大好きな春ちゃんに任せられて張り切ってるけど、薄々みんなが嫌な役を任せられただけって」
灼「そ、そんな事ない!」
咲「灼先輩だけ部員で浮いてますからね。憧さんと穏野さん、宥先輩と玄さん。先輩ぼっちじゃないですか」
灼「ち、違う! わ、私はみんなと仲が良いッ」
咲「みんなかわいそうだからって構ってあげてるだけですよ」
灼「うっ……、で、でも春ちゃんがいる」
咲「そういえばあの人もいい年なのにいまいち頼りにならない人ですね」
灼「は、は?」
咲「もう何年も前の麻雀でボコされたからって、今もそれがトラウマで力を出せていないんでしょ? そんな雑魚が顧問なんて私は嫌だな」
灼「は、春ちゃんの悪口を言うな!」
咲「あと人の事言えないけど灼先輩私服ダサいです、正直その年で熊のプリントはない」ニヤ
ブチッ
灼「う、うわぁぁぁあああぁ! こ、このッ!!」
怜「ちょ、灼落ち着きぃ!!」ガシッ
灼「謝れぇ! 謝れよぉ! 謝ってよぉ!」ウルウル
怜「あ、あんた! 流石にこれは言い過ぎやで!! 早く謝れッ」
咲「いい様ですね可愛い」
怜・衣・胡桃「は?」
咲「ゴホン、何でもないです」
灼「ううぅ……、うっ、謝れよ……」
怜「よしよし。灼、少し落ち着こうか」
咲「服といえば衣先輩も酷いですね」
衣「な、何んだと?」
咲「子ども扱いするなと口で言う割には何ですかその服装?」
衣「これのどこが変なんだ!」
咲「まずその触覚みたいな赤いのは何ですか? 絶対ウサ耳とか狙って付けてるでしょ? あざといな〜」
衣「狙ってない! こ、これは冬華が似合うって……」
咲「自分で気がつかないんですか? それこそ子ども扱いされているんですよ」
衣「……」
咲「それにその服の大きなリボンといいフリフリといい子供っぽいです。というよりもはや幼児の域ですね」
咲「今日日、小学生でもそんな服装はしていないですよ。高校二年生にもなって恥ずかしくないんですか?」
胡桃「そんなの人の勝手! どんな服装しようとその人の自由!」
衣「そ、そうだ! 胡桃の言うとおり私の勝手だ! 咲にとやかく言われる筋合いはないッ」
咲「……」
衣「どうだ、言い返せまい」フフン
胡桃「圧勝!」ドヤッ
咲「でも矛盾してますね」
衣「何……?」
咲「年下扱いされると怒るくせに服装がそんなんじゃあおかしいと思いませんか?」
衣「だ、だからどんな格好してもそれは衣の自由だ!」
咲「つまり見た目ガキっぽい癖に大人と同じ扱いをされたい訳ですか?」
衣「そうだ!」
咲「チッ、めんどくさいな〜」ボソッ
衣「!?」
咲「絶対、冬華さんとか一さんとかも私と同じ事思ってますよ。こいつ面倒な奴って」
衣「う、嘘だ! そんなの言われた事がないっ」
咲「当たり前じゃないですか。みんな『大人』だから、衣先輩みたいな『子供』に付き合ってあげてるんですよ」
衣「え……?」
咲「先輩が思ってる事はただのどうしようもないワガママなんですよ」
咲「確かにどんな服装をしようと当人の自由ですが、それで他人に迷惑をかけるのはどうなんでしょうかね?」
衣「うっ……」
咲「日本国憲法で自由だからって、他人の人権を侵害するようなことはしてはならないって習いませんでしたか?」
胡桃「……」
咲「だから衣先輩が取らなければいけない行動は2つです」
衣「……なんだ?」
咲「その服装のまま中身を変えるか、その中身のまま服装を変えるかですよ」
咲「どっちにしますか? 私は服装を変える方をお勧めします」
レジェンドは晴絵やで
衣「……分かった、もっと大人っぽい服装にする」
咲「それが正しいと思います。では、今来ている服はもう要りませんよね?」
衣「……うん」
咲「じゃあ脱げよ」
衣「!?」
咲「何驚いているんですか? 今言ったじゃないですか、大人っぽい格好するって」
咲「じゃあその服はもう用済みでしょう。早く脱いでください」
衣「さ、咲、な、何を言ってるんだ!?」
咲「言葉では何とでも言えますからね。私の前でそれを脱いでみせて先輩の覚悟を見せてください」
衣「ッ、で、でもだな……」
咲「大丈夫です、大人な服は用意してあるので脱いだら渡してあげます」
衣「うっ……」
胡桃「やりすぎ!」
咲「リーチもかけれないような胡桃先輩は胡桃先輩らしく黙っていてください。これは衣先輩のためなんですよ?」
胡桃(ぶっ[ピーーー]……!)
あと透華、な
咲「さぁどうぞ、衣先輩」
衣「で、でも!」
咲「……」ジー
衣「くっ……」
咲「……」ジー
衣「う……うぅ……」
咲「……」ジー
衣「……そ、その、咲……、見られてると恥ずかしい//」
咲「すみませんちょっと鼻血が出たのでそこで拭いて来ますすぐ戻るのでそのままでいてくださいお願いします可愛いなあもう」
ピー音はいってしまった……
>>15
そうでした、脳内変換お願いします
咲「さぁ、続きをどうぞ」
衣「だ、だから見られてると恥ずかしいんだ、咲……//」
咲「だからこそ、先輩の決意の大きさが試されるんじゃないですか」
衣「ううぅ……」
咲「……はい、脱いで、脱いで、脱いで♪」パンパンパン
衣「ううぅ……」
咲「脱いで、脱いで、脱いで♪ 脱いで、脱いで、脱いで♪ 脱いで、脱いで、脱いで♪」パンパンパン
衣「うううううぅぅぅ……」
咲「ちょっと衣先輩の良いとこ見てみたい♪ はい脱いで脱いで、脱いで脱いで、脱いで脱いで♪」パンパンパン
衣「うううううううううぅぅぅううううぅ……」
咲「脱いで脱いで脱いで♪ 脱いで脱いで脱いで♪ 脱いで脱いで脱いで♪ 脱いで脱いで脱いで♪ 脱いで脱いで脱いで♪」パンパンパン
衣「ううううううううううわぁぁぁん! 咲が苛めるぅうううわぁぁぁああぁぁぁぁん!!」ポロポロ
咲「やり過ぎたよ……」
胡桃「だから言ったのに……!」
咲「すみません衣先輩、流石にやり過ぎました」
衣「ひっく、ゆ、許さないぞ、さ、咲ぃ……」グスッ
咲「これ用意してた服です。後で着てみてください」
衣「……考えといてやる」ヒック
胡桃「私達をからかって満足した? もう放っておいて」
咲「あっ、前から聞いてみたかったんですけど胡桃先輩ってどうしてリーチかけないんですか?」
胡桃「あなたに言う必要はない」
咲「そうですか……。まぁ先輩は腹黒ですし、ダマテンで放縦した人を見下すのが目的なんでしょうね」
胡桃「は?」
咲「だってそうじゃありませんか? リーチかけないと和了れない状況でもリーチしないのは、和了するのが目的じゃないって事ですよね?」
咲「だったら後はもう、振り込んだ誰かの悲壮とした表情を見たいだけとしか思えませんよ」
胡桃「全然違う。大体人のプレイスタイルにケチつけない!」
咲「ケチなんて付けていないじゃないですか。胡桃先輩が教えてくれないので、私は憶測を話しているだけですよ?」
胡桃「それがケチをつけてる!」
咲「じゃあホントの理由を教えてください」
胡桃「……教える必要はない」
咲「またそれですか? やっぱり人には言えないような後ろめたい理由があるんですね」
胡桃「違う! あなたには言いたくないだけ!」
咲「胡桃先輩と同じ部の何人かに聞いてみましたけど誰も理由を知りませんでしたよ? 私以外にも言ってないじゃないですか」
胡桃「うっ……」
咲「これだとそう思われても仕方がありませんよね? 正直、私のプラマイゼロよりも性質(タチ)が悪いです」
胡桃(潰す……)
咲「真剣に勝負をしている人を嵌めて、それを心の中でほくそ笑みながら愉しんでいるんでしょう?」
胡桃(潰す潰す潰す、絶対に潰す……)
咲「それでいながら表では真面目な委員長キャラを演じるし、あと充電とかなんだか意味のわからない事を言って可愛さアピールまでして——」
胡桃(潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す)
咲「顔には貼り付けたかのような笑みを浮かべているし、本当に手の付けられない腹黒女ですよ」
胡桃(うるさい! シスコンの癖に! ぶっ潰す!)
咲「確かに私はシスコンですけど潰せるものならどうぞ?」
胡桃「! 言葉に出てた!?」
咲「いえ、カマかけです」
咲(まぁシスコンとは言っても先輩が思ってる意味とは違うと思いますけど……)
胡桃「か、カマ……」
咲「今ので確定しましたね、この腹黒女」
胡桃「ぐっ……」
胡桃(腹黒はお前の癖に!)
咲「そうですね、私も腹黒さで言ったら相当ですけど」
胡桃「!!」
胡桃(言葉に!? いや、これもカマかけ……!)
咲「別に今のはカマをかけた訳ではないんですけどね」
胡桃(ど、どうして私の考えてることが……!)
咲「どうして考えてることが分かるのかって? 昔から私、勘が鋭いので人の思考とかなんとなく分かっちゃうんですよね」
胡桃「う、嘘……!?」
咲「いや嘘ですよ? 本気にしないでください」
胡桃「で、でも今の……」
咲「ああ、本当に当たってました? まぁ私運は良いので。ほら、麻雀も優勝したし日本の高校生で一番運が良いからじゃないですか?」
胡桃「……最低」ギロッ
咲「(やっと本性を表しましたね)ああ可愛いよもっと睨んで下さい」
胡桃「は?」
咲「すみません思ってる事と言ってる事が逆でした忘れてください」
胡桃(気持ち悪い……!)
咲「気持ち悪くて悪かったですね」
胡桃「……ホントに運がいいだけ?」
咲「そうですよ? 人の思考を読むとかそんなオカルトありえません」
胡桃「……」
怜「ちょい待ちぃ。あんたさっきから聞いてれば言いたい事好き勝手ゆってくれて……」
咲「ああ、あと一巡先見えるとかSOA」
怜「え、SOA……?」
咲「それと怜先輩がこの四人の中で一番先輩としてどうしようもないんですよね」
怜「なんやと……?」
咲「他の3人は身長の低さ的な問題もあるんですが——」
咲「怜先輩は私とそれほど変わらないじゃないですか? なのにどうしてそんなに頼りなさそうに見えるんでしょう?」
怜「し、知らん、うちがそんな事……」
咲「あれ? ここは『うち、病弱(笑)やから』っていつものアピールはどうしたんですか?」
怜「な、なんやそれ……」
咲「何じゃないですよ」
咲「大体、千里山って全国で屈指の麻雀校じゃないですか。すると部員も沢山いる訳で——」
咲「それなのにそこの三年生、しかもレギュラー、更に先鋒のエースが冗談でも病弱とか言っちゃいけない気がするんですよね」
怜「……」
咲「あと膝枕とかも先輩としてマイナスポイントです」
咲「体調が悪いのなら一人でベットにでも寝てればいいのにみんなのいる前でわざわざ、竜華先輩が打つ時間を潰してしてまでして貰うのは悪いと思わなかったんですか?」
怜「で、でも竜華が良いって……」
咲「そこは千里山と竜華先輩、そして何より数いる後輩のためにも断るべきでしょう。『介抱して貰わないとまともに休めない先輩がうちのエースだ』なんて思われていたらどうするんです?」
怜「そ、そないな事あらへん! みんな分かってくれとった!」
咲「本当にそう思っていますか?」
怜「あ、ああ。間違いない……」プイ
咲「こっちを見て言ってください」
怜「……間違いない、筈」ジッ
咲「自信を持って」
怜「みんな分かってくれとったに違いない! これでええか!?」
咲「自意識過剰も甚だしいですね」
怜「なんやねん!」
咲「まぁ後輩がそう思ってくれていたとしましょう」
怜「うん」
咲「でもそれは後輩が先輩に望む姿とはかけ離れていますよね」
怜「うん? どういう事や?」
咲「後輩は先輩のカッコいいとこや頼もしい所に憧れるものなんです。それは分かりますか?」
怜「……なんとなくやけど」
咲「それなのに怜先輩はそうあろうとしなかった」
怜「……」
咲「これは先輩としての自覚が足りていないとそうは言えませんか?
怜「……まぁ、それは認める。確かにうちには千里山の三年生で先輩と言う自覚がなかったかもしれん」
咲「そこが3人との決定的な違いですね」
咲「大人、委員長キャラ、部長と3人はちっこい背を伸ばして何かしら頼れる存在になろうとみみっちくてこそばゆい抵抗をしてはいますが——」
3人「……」ギロッ
咲「怜先輩は本来頼られるエースなのに、甘えているだけで何もしていないじゃないですか?」
怜「うっ……」
咲「分かりましたか? 自分の情けなさが」
怜(何も言い返せへん)
咲「どれだけ自分が弱いか分かったらほら膝枕してあげます、こっちにきてください」ポンポン
怜「は……?」
咲「口が滑りました何でもないです聞かなかったことにしてくださいホントにお願いします」
衣とツートップで威厳がなさそうな初美がいない件
灼「あんたの言いたい事は良く分かったよ」
咲「さっきから思ってたんですけどそれって私が後輩と言えど失礼じゃありませんか?」
灼「? ……何の事か分からないけどあんたが礼儀の事をとやかく言う権利はない」
咲「また言いましたね。その『あんた』ですよ。私には宮永 咲っていう名前があるんですからそう呼んで下さい」
衣「衣は咲ってよんでるぞ?」
咲「そうですね、こんな失礼な後輩の私に衣先輩ありがとうございます」
衣「えっへん、なんせ衣は優しいからな!」
胡桃「自覚あるの!?」
灼「なら直してよ……」
咲「はい、衣先輩を見習って3人もお願いします」
怜「なんでうちらの事をここまでゆう奴にそんな事せなあかんの?」
咲「折角の後輩の頼みですよ? 先輩らしい事を見せるチャンスです」
灼「自分で言うか」
胡桃「……咲、ちゃん」
灼・怜「!?」
>>26
痴女編で……いや書いてもいないのにこういう事言うのはよそう怖い
怜「ど、どうしたん胡桃!? こいつ自分のこと後輩後輩ゆうてるけど、別になんの関係もあらへんやで!」
胡桃「でも一応年下。それに口は悪いけど彼女の言うことも一理ある」
怜「うぐっ……、まぁそれはそうやけど」
灼「咲ちゃん……」
怜「!! お前もか灼っ」
灼「まぁ、仕方なくだけど……」ポリポリ
怜「何照れとんねん……」
咲「2人ともありがとうございます」ニコニコ
咲「あと1人は……」チラッ
怜「う、うちは絶対言わへんからな!」プイッ
咲「ええぇ〜……」
怜「で、でもま、どうしてもっていうなら考えてやらんこともないけど……」
咲「あ、じゃあいいです」
怜「なんやねんホンマ! ああもう呼んだるわ! 咲、咲ちゃん! ほらこれでええんやろ!?」
咲「はい、ありがとうございます」ニヤニヤ
怜「どついたろか、ホンマに」
灼「でも春ちゃんの悪口を言ったことは謝って」
咲「え? 嫌ですよ」
4人「!?」
咲「どうして謝らないといけないんです? 事実を言っただけなのに」
胡桃「今の流れで普通断る……?」キッ
灼「……」メラメラ
咲「というより先輩方も結局私の頼みをきいてくれるならもっと早くきいて下さいよ。余計な時間がかかったじゃないですか」
怜「は……?」プルプル
衣「何……?」ゴゴゴゴォ
咲「本当に鈍いですね、だから私に言われるまで自分達の威厳の無さに気がつかないんですよ」
咲「これじゃあ先輩って肩書きだけの『子供』ですよ。1人じゃ何も出来ないガキんちょです」
咲「だから麻雀だって弱いままなんですよ」
咲「所詮レギュラーにはなれてもまるで私の足元にも及ばない、井の中で天狗になってる蛙に過ぎません」
咲「私はそういう思いあがった『子供』の児戯を見てると無性に捻り潰したくなります」
咲「もう皆さん、いっそのこと私に敬語を使ってくださいよ? 『子供』、なんだから」ニヤニヤ
ブチッ!
灼「さっきから聞いてれば……」
衣「子供子供って……」
胡桃「調子に乗って……」
怜「このウスラトンカチの癖して……」
怜「ええで。そんなに馬鹿にされたうちらにも一応先輩のプライドゆうもんがある」
衣「本気で年上を怒らせたらどうなるか教えてやろうではないか、咲」
胡桃「麻雀で勝負……!」
灼「その膨れ上がった自信、叩き壊して上げる」
咲「いいですよ、全員まとめて返り討ちです」
店員「いらっしゃ——ひっ!」
5人「……」ゴゴゴゴゴゴッ
店員(な、なんだこの5人!?)
咲「卓、空いてますか?」ゴォ
店員「あ、ひゃ、ひゃい」
咲「案内お願いします」ゴオォ
店員「ひゃい! ただいまッ」
店員「こ、こここ、こちらになりまひゅう……」
咲「よいしょ……」スッ
咲「そっちは4人いるから3人選んでくださいね」
怜「うちはもちろんやな。一発かませへんと気がすまん」
衣「衣も入るぞ。咲の相手は2回目だからな、対策は取れる」
灼「ごめん胡桃。やっぱり春ちゃんを馬鹿にした奴を放っておけない」
胡桃「うん、いいよ。私は見てる」
咲「誰が来ても同じだけど」
衣「そう言ってられるのも今の内だぞ」
咲「まだ夜でもないのにどれだけ着いて来れるかな?」
怜「せや、勝負の内容決めとこか」
咲「私が1位じゃなかったらそっちの勝ち、トビナシの大会個人戦ルールでいいよ」
灼「トビなし? それじゃあこっちの3人で誰か1人に点をやり放題だけどいいの?」
咲「全然問題ないです。あっ、でも私はトんだら負けでいいですよ。理由は説明しなくても分かりますよね?」
胡桃「自信過剰、後で鳴いて喚くよ」
咲「どうですかね? それに大明積からの責任払いも無しで。私あれ嫌いなんです」
衣「ほう? あれがなかったら決勝で衣に負けていた癖に」
咲「普通にやると手ごたえ無さ過ぎるから、わざわざそのルールを使ってあげたんですけどね」
衣「言ってくれる」
客『お、おいなんだ? あ、あそこの卓……』
客『な、なんか雰囲気怖いな……』
客『って、あれ今年の優勝校清澄の大将じゃないか!?』
客『え? 新王者の宮永 咲?』
客『それに千里山の園城寺 怜に去年の大会に出てた天江 衣、それであれは決勝まで残った阿知賀の部長鷺森 灼……』
客『ど、どうなってんだ……? なんで全国トップ選手がここに……?』
灼「そうだ、負けたらちゃんと春ちゃんに謝って。会って土下座して貰う」
咲「(どんだけあの人大好きなの)いいですよ」
怜「あとうち等にも謝ってや。もちろん土下座で気が済むまで謝ってもらうで」
咲「(数時間はさせられそうな勢い)構わないですよ」
衣「ええと、衣は……、衣は……、そうだ! 衣はペットが欲しかった! 勝ったら一生衣のペットになれ! 咲」
咲「(可愛い)了解ですよ」
胡桃「じゃあ私は奴隷、麻雀のプロでお金を稼がせて貢がせる」
咲「(流石腹黒)問題ないですよ」
怜「そんなポンポン受けていいんか? 人生かかっとる内容もあるんやで?」
咲「まぁ私が子供相手に負ける訳ないですから」
4人「……」イラ
咲「なんなら全裸で土下座でも、逆立ちで町内一周でも、性奴隷でも人間サンドバッグでもなんでもやってあげていいんですよ?」
怜「……ほな全裸土下座追加や」
咲(本当に追加してきた、興奮するなぁ……)
衣「『セイドレイ』って何だ? 分からないから衣もそれ追加する」
咲(純粋無垢天使可愛いペロペロ)
灼「人間サンドバッグで。ボロボロになってもやめないから」
咲(ご褒美、どんとこい)
胡桃「全裸逆立ちで日本一周……!」
咲(流石腹黒、だがそれがいい興奮してきた)
咲(まぁ負ける気無いけど……)
咲「そのかわり私が勝ったら言うことを1つ聞いてくださいね」
怜「ええで、何でもやったるわ」
衣「衣もいいぞ〜」
灼「万が一にも無いと思うけどいいよ」
胡桃「うん」
咲(やっとここまで漕ぎ着けた)
咲「決まりですね、では始めましょう」
とりあえずここまで、以外と書いたようで書いてなかったな……
また書き溜めて投下したいと思います
ここまで見てくださった方、ありがとうございました!
>>13
今気づきました!ありがとうございます
ホント漢字ミス多いな……
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