淡「似たものどうし」咲「好きどうし?」 (26)
※咲淡、短いです。
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咲「……」ペラ
淡「……」ジ-ッ
咲「……」ペラペラ
淡「……サキー」
咲「……」チラリ
淡「本ばっか読んでないで構って?」
咲「……」
咲「……」ペラ
淡「無視!」ガ-ン
淡「ふーん、そんな態度取っていいのかなー」
咲「……」
淡「構ってくれないなら、テルーの所行っちゃ咲「お姉ちゃん、読書邪魔されると凄く怒るから怖いんだ」
淡「……」
咲「……」
咲「私の隣で大人しくしてた方がいいよ」
淡「……そうする」
咲「うん」ペラ
淡「……」
咲「……」
淡「サキと私ってさ、似てるよね」
咲「……」ペラ
淡「年齢とか、学年とか同じだし」
咲「……それは似てるって言わないよ」
淡「まだあるよ?えっとね、同じ麻雀部の1年!」
咲「……」ハァ
淡「あっ、今、馬鹿だこいつ!って顔した」
咲「……」ペラ
淡「ぐぬぬ……本ばっか見て、隣にこんな美少女がいるのに勿体無いよ!」プンスカ
咲「……淡ちゃんは」
淡「!!なに!」パアッ
咲「高校100年生なんでしょ?てことは、年齢は私より100歳上だし、学年も99上だし、麻雀部の100年生だよね」
淡「あ、あの発言はもう忘れてよ。若気の至りっていうかさ、そんなだから!」
咲「ふーん……」
淡「あ、でも……」
咲「……」ペラ
淡「咲を好きって気持ちだけは、誰よりも大きいよ。高校1000年分くらい」ギュ
咲「……」
咲「……ばか」
――――――
――――――
淡「私とサキってさ、ホントに似てると思うんだよね」
咲「うぅん……なに、淡ちゃん…」フワァ
淡「あ、ごめん。寝てた?」
咲「うん……それで、なに?」
淡「私とサキは似てるなってハナシ!」
咲「またその話……?」
淡「今度のは凄いよ。ちょー大物!」
咲「そうなんだ……おやすみ…」
淡「……」
咲「……」
淡「麻雀の打ち方が、私達って似てるよね」
咲「……」スヤスヤ
淡「サキの特徴って言ったら嶺上開花、それはつまりカンしないと成立しない!」ババ-ン
咲「……淡ちゃん、夜中なんだから静かにして…」
淡「あ、ごめん……」
淡「……それに加えて、私もカンした次巡に和了るから、カンが鍵でしょ?」コソコソ
咲「……」ス-ス-
淡「あと、私もサキも麻雀が強い…これはもう、私達って相性ピッタリって事なんじゃない??」
咲「……淡ちゃんの麻雀と私の麻雀じゃ、全然スタイルが違うよ」
淡「むっ、また異論を唱えるつもり!」
咲「淡ちゃんは攻撃型だけど、私はバランス型だし」
咲「私、配牌5向聴みたいな相手にストレス与える麻雀打たないし……」
淡「サキ酷い……」
咲「……でも」ゴロン
淡(わ…サキの顔ちかっ…)
咲「淡ちゃんは、私と麻雀打つの楽しいって言ってくれる」
咲「……私も淡ちゃんと打つのは楽しいから」
咲「そこは、同じだね」ニコリ
淡「~~~~っっ/////」カァァ
淡「さ、サk」
咲「けど、私の方が淡ちゃんよりも麻雀強いから、やっぱり似てないよ」ゴロン
淡「上げて落とされた……」シクシク
淡(サキ向こう向いちゃったし)ムゥ
咲「……」
咲(……顔、近かった…)ドキドキ
――――――
――――――
~学校~
先生「そんで、ここはこうなるから……」カキカキ
淡「私とサキって、やっぱり似てるよね」
咲「……淡ちゃん、授業中だよ」カキカキ
淡「こうして席が隣同士になるのもそうだし」
先生「ここ、そうだな、宮永。分かるか?」
咲「はい。過去形になります」
先生「ありがとう、正解だ。皆も、テストに出るから覚えとけー」
咲「……」カキカキ
淡「サキって、ドジっ子じゃん?」
淡「よく迷子になるし、転ぶし……迷子になるし、迷うし、転ぶし…ね?」
咲「……最初の二つで足りたよね…」
淡「まあでも、そんな所も可愛くて好きだよ?サキ」
咲「……」プイッ
淡「だから、さ」
咲「……」
淡「ドジして教科書忘れちゃった私に、教科書見せて?」ニコ
淡「同じドジっ子どうs」
咲「先生、淡ちゃんが今日も教科書忘れたそうです」
淡「サキ!?」
先輩「大星ィ!!」
淡「ひっ、ごめんなさいぃぃ!!」
咲「……」ハァ
淡「なんでチクっちゃうのさー!」ヒソヒソ
咲「……別に、似てるとかそんな理由がなくたって淡ちゃんが困ってたら教科書くらい見せてあげるもん」
淡「え……」
咲「……」プイ
淡「もーっ、サキってば可愛すぎ!」ダキッ
咲「ぅわわっ……ちょ、ちょっと淡ちゃん、今授業中っ……」
「ひゅーひゅー!!」
「お熱いですなぁー」
「もう結婚しろ!」
きゃーきゃー
わいわい
咲「うぅ……/////」
淡「ややっ、どうもどうも!」エヘヘ
先生「大星」
淡「あっ」
先生「……授業終わったら職員室。宮永と一緒に」
淡「は、はーい……」
咲(えっ、どうして私まで)
先生「じゃ、授業続けるぞー」カキカキ
咲「……」
淡「……」
淡「……似たもの同士だね、サキ!」
咲「淡ちゃんのばかっ!!」
――――――
――――――
淡「わらひとひゃひっては」モグモグ
咲「淡ちゃん、食べながら喋らないの」
淡「んっ……」ゴク
淡「私とサキっt」
咲「淡ちゃん、口元にソースついてる」
淡「えっ、どこ?」ペタペタ
咲「動かないで」スッ
淡「ん……」
咲「……うん、取れた」ペロ
淡「あ、ありがとサキ」
咲「どういたしまして」
淡「……コ、コホン」
淡「私とサキって、かなり似てるよね」
咲「……よく飽きないねその話。今度はなに?」
淡「ずばり、私もサキも可愛い!」ババ-ン
咲「もうつっこむのも疲れたよ」
淡「サキの可愛いところなら、何個でも言えるよ」
咲「……ふぅん」
咲「なら言って?」
淡「え?」
咲「私が満足するまで、淡ちゃんの思う私の……か、可愛いところ、言って」
咲「……/////」
淡「……」
淡「……ごめん、サキ」
咲「ふぇ……?」
淡「全部が可愛いよ、サキ」ガバッ
咲「ちょ、まだご飯ちゅ……んんっ…!」
――――――
――――――
咲「はぁ……はぁ……」
咲「淡ちゃん、急すぎだよ……」
淡「ごめんごめん、サキが可愛すぎてつい」
咲「もう……」
咲「こういうのはさ、もっと、こう、丁寧にしてよね」フイッ
淡「なら、今からゆっくりする?」ニコ
咲「っっ/////け、結構です」
咲「ほら、もうお風呂入って寝るよ」スタスタ
淡「はーい」
咲「もう…」
――――――
――――――
咲「……」ペラ
淡「……」ジ-
咲「……」ペラ
淡(今日もまた、サキが本に取られてしまった)グヌヌ
淡「ねえ、サキ、構ってよ~」スリスリ
咲「……」
淡「サキってば」
咲「……」ペラ
淡(ぐぬぬぬ、ダメか……)
咲「……」
咲「……私と淡ちゃんってさ」
淡「!!」パアッ
淡「なに??」
咲「あんまり似てる所は無いよね」
淡「がーん……そんな、昨日の話全否定しなくても」
咲「……けど、別にそんなのって関係ないよ」
淡「へ…?」
咲「……」パタン
淡「あ、本読むのやめt」
咲「……んっ…」チュ
淡「んんっ…!?」
咲「……ぷは」タラ
淡「さ、サキ?」
咲「だって、私は淡ちゃんが好きで、淡ちゃんは私が好きなんだもん」
咲「それ以外の同じとこなんて、些細なことでしょ」ニコリ
淡「サキ……」
淡「……」
淡「……私バカだから、もっと実感させてくれなきゃ分かんない」チラ
咲「……」パチクリ
咲「……もう、仕方ないな」スッ
咲「大好きだよ、淡ちゃん」チュッ
淡「ん……私も、サキ」
カン
カンです。
実は別の所でも投稿した物なんですが、どうせなら色々な人に見てもらいたいなと思い建ててしまいました。
関係ないですが、咲Vita+の大型アプデが楽しみです。
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