やる夫は28日後に目覚めるようです。(20)

トーキョ キンタマ研究所

バキン!


「開いたぞ」

『ウホウホ!!ウキー!!?』

「オホホホホッ!ウホウホウホ!!」

「これは……酷いな」


「あのクソたれ共!オラウータン達を実験体にしやがった」 

「へいへい………何でもいいからよコイツら解放してやろうぜ」

「どうも」


「うおぁっ?!」

「驚かして悪いね」

「あんたが……情報提供者か」

「うん。ボクが情報提供者だよ」

「なぁ………一つ確認してもいいか」

「うん?」

「侵入した時全く気配が感じられなかったんだがもしや……」

「ああ、ボクが一人残らず始末した」


「す、スッゲェ……」

「それよりもほら」ポイッ

「おっと」キャッチ

「早く彼らを解放しよう」ニヤッ

ヤリチン警察病院  集中治療室

ピッ……ピッ……ピッ……


やる夫(ここは……どこだお?)


やる夫が目覚めるとそこは白い部屋だった。


やる夫「確か、ガサ入れ最中に……あっ」


チカン警察署に勤めているニュー速やる夫は、相棒のやらない夫・D・ドレと共に
北斗組でガサ入れをしている最中に北斗ジャキにシテス スペクトラPCで背後から
40S&Wで撃たれ瀕死になってしまった。

そして、ヤリチン警察病院の集中治療室で生死の境をさまよっていたが

28日後に目を覚ましたのであった。


やる夫「そうだ……撃たれだお」


自分の状況を思い出したやる夫はとりあえず看護師を探して集中治療室を抜け出した。

無菌病室


レイン「ふぁ~うーん……どこ?ここ」


集中治療室の隣にある無菌病室に目覚めたのは、LSD社長の娘で今現在ワケありで
公安9課のリーダー草薙素子の義理の娘になったレインが貨物列車に轢かれて意識不明に
なってたから28日後に目覚めたのだ。


レイン「なんで……民生用ビデオカメラが?」


ワザとらしく民生用ビデオカメラが無菌病室まえ廊下に置かれていた。


?「あれはなんだお……」

すいません、最初に書いとくべきでした。

レイン「すみませんが……」

やる夫「患者さんかお?」

レイン「そ、そうです」

やる夫「俺もだお……君の名は?」


レイン「レインです」

やる夫「俺はニュー速やる夫だお。よろしく」

レイン「こちらこそ……すみませんが床に置いてあるビデオカメラを起動させて貰えませんか?」

やる夫「いいのかお?」


レイン「お願いします、それにもしかしたら“家族”のメッセージが入ってるかも知れないので」

やる夫「わかったお……」


やる夫は強化ガラスに囲まれて、出られないレインの代わりにやる夫が廊下に置いてある民生用ビデオカメラを
起動させた。

カチッ

草薙素子(少佐)『撮影はじめているか?』

志村新八『ああ』

少佐『じゃあ……始めるわ』

『レイン許して。{天界公安部}から退去命令が出されたので……』 
 

レイン「すみません……ちょっと止めて下さい」

やる夫「まだ、途中だけどいいのかお?」

レイン「……後ろ」

やる夫「?」


「がるるるるる……」

やる夫「っ?!」

「うがあぁぁあああ!!」 

レイン「……チッ」
 

ドン!……

突如やる夫を襲おうとした何かをレインが、強化ガラス越しにH&KUSPコンパクト(レインカスタム)で撃ち抜いた。


レイン「大丈夫?」

やる夫「なんで拳銃を……」

レイン「ベッドの下にあった」バリーン!!


レインは雑にベッドの下から黒い鞄を取り出しやる夫に向け、強化ガラスにぶち破って投げつけた。


やる夫「あらぶっ?!」 

レイン「あっごめん」

やる夫「」

レイン「ありゃ~気絶しちゃったか仕方ないな」


レインは黒い鞄を右肩にやる夫は左肩に背負った。


少佐『絶対に迎えに行くから……あなたを必ず助けに戻るだから……安全な所に』

グシャッ!


レインは民生用ビデオカメラを踏み潰して外を目指して廊下を歩き始めた。


第2話 奪還


明日書けたら書きます。

LSD 課長室


少佐「“私達”はお留守番ってワケね……シンジもだけど」

シンジ「俺の力不足だ申し訳ない」

少佐「あなたは良くやったわ。責任を取るべきなのは{母親}である私の方よ」

シンジ「とりあえず人数制限をかけられたが“リョウ”と“スティール”は救出部隊に同行出来る事となった」


少佐「救出部隊の人数は?」

シンジ「{50人まで許可する}と言っていたから一応、LSDで47人まで選抜した」

少佐「残り三人は私が決めても問題ないの?」

シンジ「それぐらいは別に問題はない、公安9課の課員や“ココ”ちゃんトコから選んでも構わないさ」


少佐「それなら……」ニヤリ

ゲート”前

シュウジ「え~今から点呼を始めるからおーきな声で名前と階級を叫べ!」 

永井頼人「LSDレンジャー連隊所属!永井頼人2等陸佐であります!!」

シュウジ「所属は言わなくていいんだ!!知ってるからよ!休んでいいぞ真面目野郎!!」

永井「はっ!」

シュウジ「は~い次」

犬井亮(ヤンキー)「俺は犬井……」

シュウジ「早いな!!お前、早い!!早いから休んでいいぞヤンキー!!」

ヤンキー「スイマセンっ!!」


シュウジ「次は~」

※長いので省略します。


シュウジ「以上……え~」

仁村「35名」

シュウジ「35名?整列!!」

神崎涼子「しています、隊長」


シュウジ「……じゃあ弾込め開始ついでに安全装置もよろしく!!」 


「随分グダグダね、シュウジ」

シュウジ「あんた…… 誰?」


休暇を潰されてやる気がないシュウジの目の前に現れたのは赤いライダースーツと紺色の髪をした女性だった

「分からないの?」

シュウジ「なぁ仁村、お前は誰か分かるか」 

仁村「俺に聞くなよ」

シュウジ「わからねぇ~なこんな所に何しにきたんだ?」


「助っ人よ」

シュウジ「ふーん……クリちゃんさぁ~この助っ人さんとバディ組んで」

栗林志乃(クリちゃん)「本気ですか?」

シュウジ「本気の」

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