【安価】幻想郷彷徨記2【コンマ】 (347)

このスレは、「東方project」の二次創作安価・コンマスレであります。
また、主人公としてオリジナル登場人物を含みますので、苦手な方はご遠慮ください。

なお展開に関しましては、安価を>>1の裁量で解釈いたします。
また、それに付随しまして>>1が捌ききれないと判断した安価は無視されます。
サツバツ! な展開や鬱要素は、基本的に削ぎ落とされます。ゆるい感じの幻想郷になると思われます。
さらに、登場キャラクターは星蓮船までとなります。これは神霊廟以降のキャラをまだつかみきれていないのが理由です。

以上、ご了承ください。


>>1は久々の文章となりますので、反応が遅れたりふと書き方を変えてみたりと色々試すと思います。
とりあえず、行方不明にならずに1スレ埋めるのが目的。

>コンマの基本
○00:00:00.yx
指定がない場合、xを採用する。
戦闘を除く判定では、修正を加えた結果が5以上で成功となる。
1はファンブルとして大失敗とみなす。
0はクリティカルとして大成功とみなす。
00であった時、Sクリティカルとして通常起こりえないことが起こり得る。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388404477

>戦闘コンマの解説
A:↓1/我の戦闘値
B:↓2/彼の戦闘値
※0は10として扱う。00はSクリティカルではない。

A-B±スキルによる修正値=戦闘結果
○戦闘結果の計が±10に達した時、決着となる。


>スペルカードルール
戦闘ルールは、直接戦闘とスペルカードルールが存在する。通常は、後者の比率が高い。
○スペルカードルールで戦闘するとき、スキルによる修正は最大で±3までとなる。
○スペルカードルールで戦闘するとき、5ラウンド目終了時点で有利なほうが勝利となる。もちろん最終結果が10に達しても決着する。
○スペルカードルールで敗北しても、通常は生死判定を行わない。(弾幕ごっこの勝敗に生死を賭けることを否定するものではない)
○キャラクターは、「スペルカード」を所持する。これは1戦闘に1種類1回、ゾロ目が出た時に特殊な効果を発揮する。
○キャラクターは、有利時と不利時に発動する「スペルカード」を1枚ずつ所持しているものとする。
○戦況0の時にゾロ目が発生した場合、奇数のゾロである場合は不利効果が、偶数のゾロである場合は有利効果が発生する。
○「スペルカード」が同時に使用されたとき、その効果は相殺され無効となる。

名前:君(初代)
性別:男性
種族:人間
能力:「前に進む程度の能力」 強度5/戦況が連続して有利に運ぶ時に修正を得る。/次回進化+2

拠点:博麗神社(居候)

汎用スキル
家事2
工作1
強運1

事務1

所持金:3円10銭

所持品:
古ぼけた絵皿(九十九神)
退魔の腕輪/エンカウント判定に+1の修正
アミュレット/戦闘時コンマ+1。使い捨て。後出し可能。

水晶の簪/飾り気は少ないが趣味のいい簪。贈り物に
宝刀/細工のされた日本刀。何か秘められた物が有るかもしれない




スペルカード
○歩符『Going My Way』/現在効果を発揮している、または以降に発動した相手のスペルカードを無効にする。効果が発揮されるまで持続。
●駆符『東奔西走』/次のターン、自分のコンマにyコンマの半分を加算する。



人間関係
○霊夢  :居候(親愛)/家主(親愛)
○慧音  :友人/友人 次回+1
○阿求  :知人/知人
○魔理沙 :友人/友人
○ルーミア:知人/知人

○アリス :知人/知人
○早苗  :親愛/親愛
○妹紅  :知人/知人
○神奈子 :友人/友人
○妖夢  :知人/知人

○幽香  :知人/知人 次回+1
○文   :知人/知人 次回+1
○諏訪子 :友人/友人 次回+1
○永琳  :知人/知人
○鈴仙  :無関心/無関心

○パルスィ:知人/知人 次回+1
○勇儀  :知人/知人
○萃香  :知人/知人
○秋姉妹 :知人/知人

●霖之助 :知人/知人

だめもとラストと思ったら立った。
連続規制は2、3時間くらいかな・・・?

/今日はこれでラスト。gdgd半端な感じで申し訳ないです。

お菓子作り再び


 昼食を済ませた後、君は気分転換をかねてお菓子作りをすることにした。
 昨日のサツマイモはまだまだ残っているので、スイートポテトを作ろうと決める。

 町並みなどは江戸時代の風情を残す幻想郷だが、乳製品などは意外と手に入る。
 海がないわりに塩も貴重な雰囲気はなく、誰かが供給しているのか、もしくは採れる場所があるのか……。
 暮らしている内に考えた幻想郷の不思議について考察しながらも、君は調理の手を進めていった。

「やー、また美味しいものでも作ってるのかい?」

 そうしていると、強い酒精の香りをまとって萃香が現れた。

「昨日の芋は食べ損ねちゃったから、今度は私の分も作ってくれると嬉しいかなー」

 小鬼は、勝手にリクエストをするとフラフラとした足取りで外へ行ってしまった。
 神出鬼没らしいが、もしかすると昨日も神社にいたのだろうか?

 そうしている内に、君の作業も仕上げに入っていた。
 さて、出来栄えは……。

直下コンマx=出来栄え/家事+2
直下コンマy=作った数/人分

8+2/いつも通りの出来栄え
6/人分

でした。ではご参加ありがとうございました。

あけましておめでとうございます。
三が日も過ぎましたが、リアル事情により更新は来週になりそうです。

それでは本年もよろしくお願いします。

/再開ー
8+2/いつも通りの出来栄え
6/人分

 君は、出来上がった菓子を前に満足気に息をついた。
 出来栄えの方は十分で、量の方もそれなりの人数に振舞えるくらいには多い。
 だいたい六人分くらいだろうか?

 君一人で処理するのは無理があるので、誰かにおすそ分けするのがいいだろう。

 その時、君の視界の端に鎮座していた例の皿が、何かもにょもにょと絵がらを動かしているのが見えた。
 覗き込んでみると……。

『つくも配食サービス。いまなら無料奉仕中』

 なんだそりゃ、と君が呟くと、色々あったのだと文字が変化する。
 千がどうとか、新年がどうとか。意味はよく分からなかったが。
 とにかく、この皿が君の知人(とそうでもない相手)に不思議な力でお菓子を届けてくれるらしい。
 しかも今なら一言メッセージ付! らしい。
 眉唾物ではあるが、事実であるなら知人・友人あたりに届けるのもいいかもしれない。
 もちろん、直接会いに行って一緒に食べる方が交友を深めるにはよいのだろうが。

 君は、とりあえず試して見ることにした。

誰にお菓子を届ける?+一言メッセージを添えて
↓2

書き込み失敗だと上がらないのかー。ksk

勇義とマリサとSuicaと早苗
作ってみたのでご賞味ください

>>18
残り二人分

 君は、ふと思いついた相手の名前を皿に向かって告げた。
 添えるメッセージは、無難なもので済ませる。
 皿の上にお菓子を載せると、一瞬後にはピカリと光って消えてしまう。

 それを確認した君は、台所を出て縁側の方へと歩いて行く。
 すると先ほどから酒盛りをしていたらしい萃香の手元に、質素な皿と先ほど消えたお菓子の姿。
 どうやら無事に届いたらしい。

「いきなりツマミが沸いてきてビックリしたけど、美味しいねー。ごちそうさまー」

 酒を飲み飲み、上体を揺らしながら手を振る萃香に軽く返事をして、君は台所へと戻った。
 戻ってみると皿の絵がらが得意げに胸を張る少女のものに変化していた。
 君は、せっかくだからと次々に届け先を告げていく。

 ……ふと覗き込んだ皿の絵柄が、荷物を背負って行き来するものに変わっていたのは見ないことにした。


>地底・旧都

 星熊勇儀は、いつものように酒を片手に街の喧騒をツマミにしてのんびりとした時間を過ごしていた。
 少し前に訪れた地上の客が持ってきた酒は、彼女にしては珍しく大事に飲むことにしている。
 もちろん封を切った上には酒の味が落ちる前に飲み切るつもりだが、できる限り長く楽しみたい、そんな気分だった。

「おや?」

 そんな勇儀は、突如として傍らに妖気が集まって行く気配を感じた。
 害意のようなものを感じなかったのと、それならそれで楽しそうなので放置していると質素な皿が現れる。
 どうやら食べ物らしいそれを持ち上げて見ると、以前に訪れた客の男の名前と簡素な伝言。

「ふーん。ツマミの出前とは気が利くといえばいいかな」

 勇儀は、手にしたそれをぱくりと口の中に放ると皿ごと持ち上げて自宅の方へと向かう。
 貰った酒の片方は、これをツマミに空けてしまおう。
 そんな気分だった。

>魔法の森

 霧雨魔理沙は、キノコと薬草の転がる作業台を前にしてうむむと腕組みをしていた。
 趣味とほんの少しの実益を兼ねた薬の調合だが、どうにもアイディアが沸いてこないためだ。
 気分転換に行こうにも、行きつけの図書館は日没も近い時間帯吸血鬼姉妹と鉢合わせる危険がある。
 気分次第ではそれもまたよしなのだが……。

「仕方ない、霊夢んとこに夕食でもおごられに行こうかな」

 当の霊夢が聞けば眉をひそめそうな言葉を言い切って、魔理沙は作業台から立ち上がる。

「んんっ?」

 色々と散らかった場所の多い魔理沙の家だが、居間と台所周りだけは例外的に片付いていた。
 そんな居間の中央に置かれたテーブルの上には、見覚えのない皿が一つ。
 上に乗った菓子をつまみあげてみると、皿の上には覚えのある名前とメッセージ。
 どうやら昨日に引き続き、差し入れらしかった。

「気が利くんだぜ、と褒めてはやりたいが、こうも連日甘い芋が続くと乙女としては危機感が……」

 おなか周りがぷにぷにしないといいなあ、なんて考えながら、魔理沙は手にした一つを『味見』。
 結局、次の昼までは残らなかった。



>守矢神社

 東風谷早苗は、夕刻が迫る中で境内の掃き掃除を行っていた。
 最近、色々と思うところはあったけれど、基本的に日々の生活は代わり映えがしない。
 それこそ異変でも起こらない限りは。

(でも、もしかしたら……)

 自分の日常が、もしかすると変化するかもしれない。
 そんな可能性を思い出して、嬉しいような恥ずかしいような、少しだけ怖いような。

「早苗ー」
「はーい」

 掃除を一通り済ませた早苗の背後から、家主の一人の声が掛かる。
 振り返ってみると、諏訪子が悪戯っぽく笑っている姿が目に映った。

「台所にお届けものが来てるよー。いやあ、随分と変わった届け方をするね、あの子」
「台所、ですか?」
「うんうん。行って見れば分かるから。……あ、できれば神奈子にも分けてあげなよ? あれで甘いの好きだし」

 私はもう貰ったからー、と言い残して、諏訪子はピョンピョンと境内の裏手のほうへ行ってしまう。
 早苗は首を傾げながらも台所へ向かうと、質素な皿と上に乗った洋菓子を見つける。

 そして不意に思い浮かんだ顔に、先の思考を思い出し顔を赤らめるのだった。


直下:交友判定/y=萃香 x=勇儀
その下:交友判定/x=魔理沙

両方とも修正+1。5以上で成功。早苗は現状最高値なので変化なし。

萃香・勇儀・魔理沙:2/逆にすげぇ!w 次回+1しよう。

 君の目の前で、皿の模様が一仕事終えたような雰囲気でどや顔になっていた。
 ……。
 何故か無性に腹がたったので、今度くさやか納豆でも盛り付けてやることに決める。

 そうこうしている内に、日も傾いてきた。
 夕飯の用意にはもう少し余裕があるし、下準備もお菓子作りのついでに済ませた。
 神社でのんびりとするのもいいし、少しくらいなら出かける余裕もあるだろう。

君は……
どこへ行く?/何かする?/誰かに会う?
↓2

霊夢と話す


 君は、台所での作業を済ませると居間の方へと向かった。

「お疲れ様。甘い匂いがしていたけど、また何か作ったの?」

 ふすまを開けて中に入ると、先にくつろいでいた霊夢がそう言いながら君の分のお茶を入れてくれた。
 君は、礼を言ってお茶を受け取ると、霊夢の言葉を肯定して皿の件も合わせて言葉にする。

「へえ。意外と便利だったわね、あのお皿」

 感心したような声で言う霊夢に、君も頷いてみせる。
 食べ物限定であるし、皿に乗る程度の大きさと制約も多いが便利なことは確かだ。

霊夢との話題/お菓子は今食べるか後にするか
↓2

↑+どうしても片方とって無理とバレバレ気味の遠回しで

>>31/強引に解釈するのぜ

 君は、一旦席を立つと台所からお菓子を持ち出して来た。
 霊夢は、出てきた洋菓子を珍しそうに眺めていたが、一口食べて気に入ったようだった。

 大事な話が……。

 君はそれを口に出しかけて、止めた。
 霊夢の横顔を眺めていると別の顔もチラチラとよぎるのだ。
 煩悩退散。
 神社でそれはどうなんだろうと首を傾げながら、己を戒めた。

「……」

 霊夢は、あからさまに挙動不審な君の様子をジーと見ていたが、視線に気付かれるとふいと目をそらしてしまう。
 視線からは、呆れたような、仕方ない人を見るような、フクザツな感情が感じられる。
 結局、色々と話したはずが君は霊夢との会話内容をあまり覚えていなかった。

 何かとんでもないことを口走った気もするが……気のせいであって欲しいと肩を落とす。

直下コンマ/霊夢の反応
1:恋慕系の交友判定に-2
2-4:恋慕系の交友判定に-1
5:何もなし
6-9:恋慕系の交友判定に+1
0:恋慕系の交友判定に+2

8/「ああ、これが何とかの弱みってやつね」:恋慕系判定に+1

/と言ったところで今日はここまでです。
/ご参加いただき、ありがとうございました。

チラッ

半月ぶりです。すみません、自主休載でしたorz
しかも、なぜかIMEの辞書が吹っ飛んでいたり。……Cドライブの整理したときまとめて消したのかもしれませんが。
と、言うわけで続き……してもいいでせうか?

>>35
「んー」

 霊夢は君の方をしばらくジーと見つめた後、ちいさく「うん」と頷いた。

「そろそろ夕ご飯の用意をしましょ」

 それからそう言って、台所の方へ行ってしまう。
 慌てて後を追いかけた君が追いついて、二人ならんで歩く。
 結局、いつもとあまり変わらないままに夕食を終えた。



夜・博麗神社/客間

 夕食後、入浴を済ませた君は、客間へと戻って来ていた。
 この部屋で過ごすのも、明日が最後……かもしれない。

 君には、幾つかの選択肢がある。

 一つは、早苗の誘いに応じて守矢神社へ引っ越すこと。
 二つは、このまま博麗神社で霊夢と暮らすこと。
 三つは、どちらも選ばずに一人暮らしを始めること。

 三つ目は、慧音に頼めばなんとかなるだろう。
 心中にある思慕の情への答えは、急がずゆっくりと考えるのも悪くはない。
 もっとも同居することになればその相手と……と言う可能性が大きい。

 もちろん、答えを出してもいい。

 とは言え告白などをするのなら、相手と君自身の心情的に二人きりで行いたい所だ。
 雰囲気なども整えれば、なおよいかもしれない。
 第三の選択肢を選ぶ場合も、上に準じる。

 兎角、君にとって明日が一つの区切りとなる。

 さて、就寝には少しばかり早い。
 外出するわけにはいかないが、何かしようか?

何をしよう?
A:霊夢と話をしに行く
B:いや、早めに寝てしまおう
C:その他
↓2

A:霊夢と話をしに行く

 ひんやりとした廊下を抜けて、君は霊夢の部屋の前にやってきた。
 思えば夜中に同年代の異性の部屋を訪ねるとは、なかなかに恥ずかしいと頬をかく。

「どうぞ」

 外から呼びかけると、霊夢はいつも通りに君を招き入れた。
 髪を下ろして寝巻きに着替えた霊夢の姿は何度も見ているが、君の心音は自身の意思に反して高鳴ってしまう。

「どうかした?」

 首をかしげて言う霊夢になんでもないと返事をして、君は座布団を借りて座る。
 さて、話をするといっても何を話そうか?

霊夢との会話内容
↓2

眠れなくてな

>>52

「確かに、眠るには少し早い時間かしらね」

 君が、眠れなくてと口にすると霊夢はそう言ってうなずいた。
 時間を潰しに来たような形になってしまったが、霊夢は特に機嫌を損ねたような様子もない。
 君と霊夢は、そのままたわいないやり取りを続けた。

「そうだ。貴方が持ってきたお芋だけど、明日焼き芋にでもしましょ」

 ふと思い出したようにそう言った霊夢は、一度そこで言葉を区切る。

「ほら、明後日からは予定が会うかわからないじゃない」

 そして、少しだけためらうような口調でそう言った。
 君は、うなずいてそれを了承する。

「うん。落ち葉が足りないかもしれないけど、代わりに藁でも燃やせばいいわよね」

 そこで会話が途切れた。
 無言を打ち破ったのは君の欠伸。気がつけば、ずいぶんと夜も更けている。

「寝る前の御伽噺代わりにはなったみたいね。それとも……」


直下コンマ:霊夢のセリフ
4以下:よく効く睡眠薬でもご所望かしら?
5-7:子守唄もほしい?
8-9:手をつないでないと眠れないとか?
0:添い寝でもしてほしいのかしら?

1

「よく効く睡眠薬でもご所望かしら?」

 霊夢は、そう言うと湯飲みを二つに一升瓶を一つ取り出して君に示して見せた。
 君は、封を切られていい香りを放つ睡眠薬をありがたく受け取ると、霊夢の分を注いであげた。

「ありがと」

 結局、君は夜半過ぎまで霊夢と酒盛りをした後、自室に戻って眠ることになった。

 ……。

 ………。

名前:君(初代)
性別:男性
種族:人間
能力:「前に進む程度の能力」 強度5/戦況が連続して有利に運ぶ時に修正を得る。/次回進化+2

拠点:博麗神社(居候)

汎用スキル
家事2
工作1
強運1

事務1

所持金:3円10銭

所持品:
古ぼけた絵皿(九十九神)
退魔の腕輪/エンカウント判定に+1の修正
アミュレット/戦闘時コンマ+1。使い捨て。後出し可能。

水晶の簪/飾り気は少ないが趣味のいい簪。贈り物に
宝刀/細工のされた日本刀。何か秘められた物が有るかもしれない




スペルカード
○歩符『Going My Way』/現在効果を発揮している、または以降に発動した相手のスペルカードを無効にする。効果が発揮されるまで持続。
●駆符『東奔西走』/次のターン、自分のコンマにyコンマの半分を加算する。



人間関係
○霊夢  :居候(親愛)/家主(親愛) 恋+1
○慧音  :友人/友人 次回+1
○阿求  :知人/知人
○魔理沙 :友人/友人 次回+1
○ルーミア:知人/知人

○アリス :知人/知人
○早苗  :親愛/親愛
○妹紅  :知人/知人
○神奈子 :友人/友人
○妖夢  :知人/知人

○幽香  :知人/知人 次回+1
○文   :知人/知人 次回+1
○諏訪子 :友人/友人 次回+1
○永琳  :知人/知人
○鈴仙  :無関心/無関心

○パルスィ:知人/知人 次回+1
○勇儀  :知人/知人 次回+1
○萃香  :知人/知人 次回+1
○秋姉妹 :知人/知人 次回+1

●霖之助 :知人/知人

14日目 終了

15日目(最終日)・朝
博麗神社

 いよいよ、この日がやってきた。
 どんな結末を迎えるにせよ、すべては君の選択次第だ。

「……」

 縁側に霊夢と並んで座りながら、君は目の前で燃える落ち葉と藁を眺める。
 境内の掃除を早めに済ませて、昨夜に話したとおり焼き芋をしていた。

 早苗が来るのは午後の予定だ。
 何かをするのなら、それまでに済ませておこう。

 焼き芋は、君が作ったお菓子に負けないくらいには美味しかった。


行動・朝
何をする?
↓2

/こ、これ以上整理することあっただろうか。まあいいや。適当に解釈します。

 君は、今のうちに自分の気持ちを整理しておくことにした。
 とは言え、おおよそのことは整理済みだ。

 ……。

 残っているのは、やはり霊夢と早苗への感情のことだろう。
 君は、まず今日この思いに決着をつけるべきかどうかを考えた。

A:ハッキリさせるべきだ/告白します
B:いや、よく考えてから決めよう/二人との関係はEDに回します
↓2

A:白黒つける

 ハッキリさせるべきだ。

 君は、一つうなずくと頬を叩いて気合を入れた。
 ならば、確かに整理しなくてはならない。自分の気持ちについてを。
 霊夢か、早苗か、あるいは……。

 自分の内にある思いを一つ一つ並べて、君は思いを告げる相手の顔を思い浮かべる。


それは……
A:霊夢だ
B:早苗だ
C:二人だ

↓ 3票先取・同一ID無効

書き込み失敗した。age

CCC

/投げてから、この場末のスレで多数決は無謀かと後悔したorz
/すみません。単発IDの方、確認のためもう一回レスください。あまりやりたくないけど。

/あー、っと>>66さんにもお願いしないとあかんのか。
/いかんな、変なことして妙な気分になる。すみません、Cで決定します。もう多数決やらない。

/すみません、いやほんとに。確認いたしました。
/なんか急に疑心暗鬼にかられて……。うぐぐ。

C:二人


 霊夢と早苗。
 どうにも君は、ほとほと業の深い人間であるようだ。
 決めようとしても決めきれず、この期に及んで二人ともをと望んでいる。

 決めてしまえば、後は真っ向勝負だ。

 霊夢と早苗、二人がそろったその時に自分の思いを告げよう。
 成算は、予測できないが……。
 さて、告白に向けて何か準備をするべきだろうか? それとも座して時間を待つか。

行動・昼
何をする?
↓2

皿、皿を磨く


 君は、高ぶる気持ちを落ち着けるために皿を磨きだした。
 磨いて何になるかはわからないが、とりあえず気分は落ち着いてきた。

『もうちょい右』

 そんな文字が、絵柄として浮かび上がる。注文が多いことだ。皿の癖に。
 君が、文字にしたがって磨いてやると、皿の絵が貴族風に変化して扇を開け閉めする。

『くるしうない』

 床に叩き付けなかったのは奇跡である。


直下コンマ:皿磨きの効果
6以下:何もなし
7-9:気分は落ち着いた。落ち着いた? 告白時の-修正をそれぞれ1点分無効。
0 :皿の力はすべての-修正を消し去った。

6/妖怪イチタリナイは博麗大結界をものともしないようです。


 皿を磨き終えた君は、息を一つ吐いた。
 コンディションは、良くも悪くも平常通りだ。後は時間を待とう。

『余は満足じゃ』

 ……。

 北欧産ニシンの缶詰を取り寄せできないかと、君が本気で考えたことをここに記す。


 そして、ついに15日目は午後を迎える。

「こんにちは」
「いらっしゃい。歓迎するわ」

 空を飛んで神社を訪れた早苗を、霊夢が迎え入れた。
 博麗神社の居間で、それぞれ紅白と青白の巫女装束をまとった少女二人が君と相対する。

「それじゃあ、さっそくですけど……」

 本題に入ろうとする早苗を制して、君はその前に大事な話があるのだと切り出した。
 二人の巫女は、互いに顔を見合わせると君の言葉にうなずいた。
 霊夢の方は、何かを察したような表情を浮かべてはいたが。

 君は、二人の顔をまっすぐに見つめると口を開いた。

 霊夢と早苗が、好きだと。


口説き文句/自由記述
↓1-3 もっとも効果的なものをチョイス

二人とも好きだ
振り返って後悔したくない
前に進み続けていたい

>>94

 二人が好きだと、君の言葉を霊夢と早苗は静かに受け止めていた。
 いろいろ悩みもしたが、後ろを振り向いて後悔をしたくない、二人との関係を一歩進めたいと。

「うん。冗談じゃなさそう、って言うのは前から薄々感じてたけどね」
「私は、正直言って驚いています。ええと、嬉しい気持ちもありますけど」

 霊夢も早苗も、複雑そうな表情を浮かべていた。

「私は、二人ともって言うのはちょっと不満。でも、うん、惚れた弱みかしらね。早苗は、どう?」
「わ、私は、その……」

 早苗は、小さな声でゴニョゴニョと何事かを告げる。
 君はよく聞き取れなかったが、霊夢は小さくうなずいていた。
 顔を上げた早苗に応じるように、霊夢の視線も君をまっすぐに捉える。
 どうやら、決着の時が訪れたようだ。

「私の」
「私たちの答えは―――」


直下コンマ/早苗さん感情判定/現代出身-2 がーるずとーく+1(11日目参照)
1:受け入れられない/-2修正
2-4:複雑/-1修正
5-7:それもまたよし/修正なし
8-9:むしろ歓迎/+1修正

0:\  / ヒョコッ/+2修正

その下:霊夢/恋慕修正+1 感情判定-1 前に進む程度の能力+1
さらに下:早苗/修正最初のコンマ次第 前に進む程度の能力+1

ともに5以上で成功。

霊夢:8+1/べた惚れなんじゃないでしょうか
早苗:3+1+1/イチタリタ


「仕方がないから、一緒にいてあげるわよ。うん。ふふっ」
「ふ、ふつつかものですが、今後ともよろしくおねがいします」

 霊夢と早苗。
 赤面した二人の少女から笑顔を向けられて、君は喜びの感情に包まれながらも盛大に脱力した。

「それじゃあ、あらためて住む場所も決めないとね」
「八坂様と洩矢様にも報告しないといけません」

 どこか和やかな雰囲気に満たされた中、早苗の言葉に君一人だけが凍りついた。
            ラスボス
 ああ、そう言えば、まだ御両神が残っていたんだなあ、と。
 ハッハッハと乾いた笑いを漏らす君に、霊夢がニコリと微笑みかける。

「頑張りなさいよ色男。後ろは振り返らないんでしょ?」
「大丈夫、私たちも一緒です」

 霊夢と早苗の激励に、君はうなずいて答える。
 なにしろ、これからは一人じゃない。ともに歩く愛しい人がいるのだから。

 ……。

 ………。


直下コンマ:御両神の裁定/もうなにもこわくない+1 強度差は非情である-3

7-2=5/勝ちやがった

エピローグ


 君と霊夢と早苗がお付き合いを始めるにあたって、最初の障害として立ちふさがったのは守矢神社の二柱神だった。
 いわゆる一つの、娘が欲しければ我を打ち破って見せよ、と言った出来事である。
 内訳は幻想郷らしく弾幕ごっこ。
 スペルカードルールにのっとった厳正なる決闘の末、君はなんと圧倒的に格上であるはずの二柱を撃墜してのけた。

「ええい、うちの可愛い早苗を嫁にして幸せになってしまえ! 子宝にも恵まれるがいい、この女たらしっ!」
「その代わり、美味しいご飯を定期的に捧げるのだー。わははー」

 御柱の林立する湖上の決闘を制した君に、捨てセリフのように投げつけられた言葉が印象的だった。
 なお、「泣かせたら祟る」と口をそろえて言われたのは余談。

 この一件は、山に住む天狗や天狗や天狗の手によって幻想郷中に知らしめられ、巫女の婿取り談話として長く伝えられていくことになる。


 一ヵ月後。


 秋も深まる中、君は二つの神社を行ったり来たりする生活をしていた。
 霊夢も早苗も巫女の立場上、どうしても神社を離れて暮らすことはできないからだ。
 博麗神社の客間は正式の君の部屋になり、守矢神社にも一室を与えられていた。

 通い妻ならぬ通い婿。

 時には三人で一緒に泊まることもある。
 霊夢と早苗の関係も良好で、よき友人でライバルといった風に落ち着いた。
 最近は三人一緒に出かけることも多い。

 恋人の二人以外とも、もちろん交流は続いていた。
 魔理沙は、相変わらず唐突に現れては夕食に同席していく。最初は「虫歯になりそうなんだぜ」と言っていたが最近は慣れたらしい。
 慧音は、婿取り騒動の時に少しばかり苦言を呈されたものの、よき相談相手として頼り頼られる関係が続いている。
 実質、義理の両親ならぬ両神になった神奈子や諏訪子との関係も良好だ。

「おかえりなさい」

 そう言って『家』で出迎えた彼女に、君はただいまと返事して軽く抱擁を交わす。
 こうして君の幻想郷での日々は続いていく。
 今日も、明日も……。
 前に向かって。


fin.

名前:君(初代)
性別:男性
種族:人間
能力:「前に進む程度の能力」 強度5/戦況が連続して有利に運ぶ時に修正を得る。

拠点:博麗神社・守矢神社

汎用スキル
家事2
工作1
強運1

事務1

所持金:3円10銭

所持品:
古ぼけた絵皿(九十九神)/なんだかんだで暇があれば磨いている。
退魔の腕輪/エンカウント判定に+1の修正
アミュレット/戦闘時コンマ+1。使い捨て。後出し可能。

水晶の簪/飾り気は少ないが趣味のいい簪。……もう一つ探さないといけなくなった。
宝刀/細工のされた日本刀。何か秘められた物が有るかもしれないが出番はなかった。


スペルカード
○歩符『Going My Way』/現在効果を発揮している、または以降に発動した相手のスペルカードを無効にする。効果が発揮されるまで持続。
●駆符『東奔西走』/次のターン、自分のコンマにyコンマの半分を加算する。


人間関係
○霊夢  :相愛/相愛
○早苗  :相愛/相愛

○神奈子 :姑/婿
○諏訪子 :義母/婿

○魔理沙 :友人/友人
○慧音  :友人/友人

○文   :知人/知人
○秋姉妹 :知人/知人
○勇儀  :知人/知人
○萃香  :知人/知人

○妖夢  :知人/知人
○妹紅  :知人/知人
○永琳  :知人/知人
○アリス :知人/知人

○幽香  :知人/知人
○ルーミア:知人/知人
○パルスィ:知人/知人

○阿求  :知人/知人
●霖之助 :知人/知人

○鈴仙  :無関心/無関心

/いろいろ矛盾があるかもしれない小ネタ。死蔵してもあれなので公開。

小ネタ:がーるずとーく(11日目:早苗来訪で0)

「それで、私に何の用?」
「その前に一つ。『あの人』は、博麗神社の居候なんですよね?」
「? そうだけど。割と広がってる話じゃなかったかしら、それ」

 すでにかなり広く認知されている『彼』の身分について問われた霊夢は、いぶかしみながらも早苗の問いかけを肯定した。
 早苗は、霊夢の答えに二度三度とうなずくと、姿勢を正して顔を上げる。

「それなら、私が守矢神社で暮らしませんか? と『あの人』にお聞きしたとしても、問題はないですよね?」
「っ!?」

 霊夢は、自分が反射的に息を呑んだことに気がついて、混乱する。
 たしかに問題はない。
 『彼』とは、この十日あまりを一緒に暮らしてきたが、結局は居候である。
 守矢神社で受け入れる……きちんとした居場所が出来るのなら、それは喜ぶべき事だ。

 だが、今、息を呑んだ、動揺した自分は一体何なのだろう?
 それが分からず、霊夢は堂々巡りの思考を押さえ込み、自分の中の理にしたがって答えを告げようとする。

「……分かんないわよ」

 だけど、霊夢の口から出てきたのはそんな一言だった。
 『彼』が自分から出て行くと言うのなら、それは良いと思えた。
 しかし、今早苗から言われた時には確かな動揺を感じた。
 まだ、答えは出ない。

「分かりませんか」
「ええ」

「「……」」

 互いに無言。
 沈黙を破ったのは、早苗だった。

「今すぐに、と言うわけではないですけど、私の方から正式に『あの人』を誘いたいと思います」

 私と一緒に暮らしませんか? と。
 続く早苗の言葉を、霊夢は今度こそ冷静なままで聞くことが出来た。

「だから、霊夢さんもそれまでに答えを出しておいてくださいね?」

 出て行くと、『彼』が決めたのなら、それはそれで良いとは思う。
 だけど、今のまま彼と別れたら自分の中に生まれた疑問の答えはきっと一生出ないだろう。
 それは嫌だと、霊夢は思う。

「そうね。考えてみるわ」

 だから彼女は、そんな言葉を紡ぐのだ。
 答えを出せずに諦めるのは、ただ嫌なだけではなく、ひどく悔しいと感じたから。

/と、言ったところで初代偏、終了です。半年近くもお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
/書き方も速報では変則ですし、安価スレでこのテンポ、正直どうなんだと思いつつも感無量です。
/改めまして、参加してくれた方、読んでくれた方に感謝を。

スペカ云々よりも、戦闘自体が少なかったですからね。導入も途中からですし。
そして、導入後の戦闘は姐さんによる即死。

まあ、いい案も思い浮かばないので、戦闘ルールは据え置きで行きます。
その代わりというのもアレですが、所持金廃止しようかと。財力とかザックリとした数値にして。

さて、二代目作成……は、人いるかな?

時間が時間だし仕方ないか。
作成は明日以降に。

おやすみなさい。

こんばんはー。声援ありがとうございます。励みになります。
さて、二代目作成……?

 ご参加ありがとうございます。まずは種族から行きましょうか。人外解禁です。
 人外選択後、さらに安価で詳細種族を選択します。

君の種族は?
A:人間
B:人外
↓2


 君は人間なのですね。人気のない場所で妖怪に襲われる危険もありますのでご注意を。
 次は性別。

A:男性
B:女性
↓2

 君は女性ですね。ある意味で標準です。
 そして能力。

新規作成で
↓3まで、主人公の能力募集/同時にコンマにて能力の強さを判定/内容によって独自の修正

「無能力」強度5/特別な能力を持たない。空も飛べない。ただし才能は人並みにあるので……。
 →戦闘時、戦況が自分の有利に動かなくなる。さらに強度を半分の3として扱う。

「言霊を操る程度の能力」強度6/声に出した言葉が何かしらの影響を与える。君の予想は良く当たります。
 →戦闘開始時にコンマ判定を行い、その結果によりランダムな有利不利を戦闘中得る。

「(異性同姓問わず)魅了する程度の能力」強度8/天性のものか魔術的なものか、人を魅了する力。この分野に限っては吸血鬼並みです。
 →自分に好意を持っている相手と戦闘を行う時、その好意が大きいほど有利な修正を得る。

上記から、好きな能力を選択してください。
↓2

 君は、特別な力を持たないのですね。命の危険がある場所に近づくのは懸命ではありません。
 では次に、出自を決めましょう。

A:外来/幻想入りしたばかりです。一部を除き、キャラクターとは初対面の状態で開始されます。
B:在来/幻想郷でそれなりに長く暮らしています。個々のキャラクターと面識があるか判定できます。
↓2

 君は幻想郷で長く暮らしているのですね。
 次に拠点の選択なのですが……ただの人間ですので、人里に固定されます。ホカダトシンジャウ
 一つ飛ばして汎用スキルを習得します。

 汎用スキルの選択
>汎用スキル/3Lv分の習得が可能。特に注釈がない場合、Lv分の+修正を得る。

○話術/取引や交渉といった判定を行う時に修正を得ます。

○家事/料理を含む家事全般に関する判定を行う時に修正を得ます。

○情報/情報収集と隠蔽に関する判定を行う時に修正を得ます。

○探索/何かや誰かを探す時に修正を得ます。

○工作/何か道具を直したり、作ったりする時に修正を得ます。

○強運/運任せの行動を行う時に修正を得ます。

○幻視/主に魔術的な物を探す時、妖怪や神などの人ならざるものを探知しようとする時に修正を得ます。

○医療/怪我の治療など医療に関わる行動に修正を得る。

○事務/事務作業や計算・帳簿などの行動に修正を得る。

↓2 3Lv分選択

 はい。探索2に事務1を習得しました。
 それでは、これまでの結果を表示します。


名前:君(二代)
性別:女性
種族:人間
能力:「無能力」 強度5/戦闘時、戦況が自分の有利に動かなくなる。さらに強度を半分の3として扱う。

出自:在来
拠点:人里

汎用スキル:
探索2
事務1

財力:

所持品:

スペルカード/所有不可能
○符『』/
●符『』/

 以上を踏まえて無理のなさそうな設定を、自由に追加することが可能です。
 職業や趣味、交流のある相手の名前や料理の味付けの好みなど、自由に記述してください。

↓3までで、コンマの値が最も大きいものを採用(00は100とする)

ところで出せるキャラは初代と変わらず?それとも輝針城までおk?

>>150
はい。申し訳ありませんが、星蓮船まででお願いします。ちょっと書ける自信がorz

質問とかは無視で上から三つ数えます。

 まさかのコンマ同値。両方採用です。
 稗田阿求の秘書。
 屋台の常連(人里に出店する時もあるのでしょう。きっと)

 最後に、財力値をコンマで判定。
 買い物などをする時に使用します。お小遣いの量?

では直下

8:稗田さんちの秘書は高給取りだったようです。吸血鬼のところのメイド長とかもこのくらいでしょう。

最後に交友判定。阿求とミスチーですね。それぞれ+2修正。
1 :無関心
2-4:知人
5-7:友人
8-9:親密
0 :親愛(修正では0にならない)

直下コンマ:稗田阿求
その下:ミスティア・ローレライ

どうやら、夜雀の屋台は君のために人里に来てるようです。
なお、主人との関係も良好な模様。

名前:君(二代)
性別:女性
種族:人間
能力:「無能力」 強度5/戦闘時、戦況が自分の有利に動かなくなる。さらに強度を半分の3として扱う。

出自:在来
拠点:人里

汎用スキル:
探索2
事務1

財力8

所持品:

スペルカード/所有不可能
○符『』/
●符『』/

人間関係
○阿求   :親密
○ミスティア:親愛

/以上、初期シート。
/では、プロローグ書いてきますねー。

プロローグ


 君は、ここ幻想郷の人里に置ける名家「稗田家」に仕えている。
 正確には、当主である阿礼乙女、稗田阿求の私的な秘書・右筆のような立場にある。
 幻想郷の歴史を書き留める幻想郷縁起を編纂する彼女の補佐として、事務仕事や資料集めを行うことが主な仕事だ。
 もっとも君個人としては、秘書の立場を抜きにしても今机にむかって筆を走らせる小柄な少女を援けてあげたいと感じていた。

「ふう」

 どうやら一段落着いたらしい阿求が筆をおくと、君はお茶の用意ができていることを告げる。
 いつも通りに甘めのお茶請けも用意してある。

「わ、これって噂のお菓子ですよね?」

 最近、人里で話題になっていた洋菓子を前に目を輝かせる阿求に、君は微笑んでうなずいてみせる。
 キラキラと瞳を輝かせる姿は、ごく普通の女の子にしか見えない。

「いつもありがとうございます、お姉さん。それじゃあ……いただきます♪」

 君も、いただきますと手を合わせて、二人一緒にパクリと一口。

 笑顔が浮かぶも同時だった。



「幻想郷彷徨記・二代目編」開始

/と、言ったところで、本編開始は次回からです。ご参加、ありがとうございました。
/和服+メガネ。秘書さんは、私の中でそんなイメージ。
/なお、お仕事で拘束されることはありません。安価はデメリットなく自由に行えます。

1日目・朝/人里・自宅


 君は目を覚まして朝食を取った後、一通りの家事を済ませた。
 人里にある一軒家での一人暮らし。
 気楽ではあるものの、時々それがさびしいと感じてしまうこともある。

 不意に浮かんできた感情を振り払うと、君は今日の予定を思い浮かべた。
 幻想郷縁起の編纂も一段落ついたために、細々とした仕事はあるがしばらくは時間的な余裕ができている。
 もちろんその時間を阿求とともに使うのもいい。

 どこかに出かける……と言う案もあるのだけれど、幻想郷で「ただの人間」が安全に出かけられる場所は少ない。
 加えて空を飛べない君では、たとえば神社への参拝も一日がかりになるだろう。
 身の安全を考えれば、護衛なしに遠くへ出かけるのは自殺行為だ。

 ……実のところ当てがないわけではないのだが、『彼女』も荒事が得意な性分でない。

 馴染みの屋台の主人もとい女将の顔を思い浮かべ、君は首を左右に振った。
 件の屋台、以前は竹林の方で店を開いていたのが最近は人里に出てくることが多い。
 それで通いやすくなったので君としては文句はないし、気が向いたら探してみるのもいいかもしれない。
 店主が妖怪なので、寺子屋の先生などは少しばかり眉をひそめていたけれど。

さて
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

ミスティアに会う


 顔を思い出してしまったからか、君はいつも屋台が出ている場所までやってきた。

「あったらしくないあっさがきたー♪」

 路地の片隅で、赤毛の夜雀が歌いながらクルクルと踊るように屋台を片付けている。
 君は、わざとか天然か調子はずれの歌に苦笑しながら、おはようと声をかける。

「おはよーございます! なーんて、これは私のキャラじゃないけどー。これからお仕事?」

 威勢のいい挨拶をしてこちらを向いたミスティアに、君は首を振ってお休みと答える。

「あら珍しい。私も、これから店じまいしてお休みだけど」

 口ぶりからするに、昨夜は一晩中店を開いていたらしい。
 人里で深夜過ぎまで屋台を引いても、お客なんて来るのだろうか?

「最近は、寺に住んでるのが来たりするから案外と採算合うのよね~」

 ミスティアが言っているのは、命蓮寺のことだろう。
 君は、彼女が寺の門前にいる犬耳と仲が良いと聞いたことを思い出す。
 ……稗田家に持ち込まれた騒音の苦情に目を通した時に。

「それに、夜半前には人里の人間たちも食べに来るからねー。我が野望の成就も近い! なんちゃって」

 あっはっはと笑うミスティアに、君ははいはいと返事をする。
 ちなみに、彼女の野望は鶏肉の需要を減らすことにあるとか。


ミスティアと何か話そうか?
↓2

/おっと、山彦は神霊廟だった。いつまでも封印もアレなんで、神霊廟以降はちょい役で実験してみようかな。


 君は、屋台に新メニューができたらしいと耳にしたことを告げる。

「性格には実験中かな。そのうちにうーまいぞー、とか言わせてあげるから」

 口から弾幕出す準備をしておくがいい、とミスティアが冗談を言う。
 そもそも弾幕なんて出せないのだが、仮に出せるようになったとしてそんな大怪獣のようなものはいやだ。

「えー、いいじゃない。醸せ~火を吐く大吟醸~♪」

 大道芸人もちょっと。

「わがままだなあ、君は。んー、でも真面目な話、覚える気はないわけ? ほら魔法とか」

 才能がないわけじゃないんでしょ? と聞くミスティアに、君は言葉を濁した。
 色々あるのだ。

「ふーん。まあいいけどね。そうそう、新メニューだっけ……ふふふ、まだ未完成なんだけど」


ミスティアが出してきた料理とは?/同時に完成度1ほど未完成、9ほど完成
↓2

7:(ヤツメ)ウナギピザ/ほぼ完成


「ウナギピザよ。ふふふ、串焼きばかりと思うなよー!」

 ミスティアは、そう言いながら試作品らしいものを一切れ出して君に渡した。
 モチモチとした白い生地の上に、しょうゆベースらしい甘辛いタレと細かく切られたウナギの肉が乗っている。
 口にしてみると、ウナギの歯ごたえと生地のモチモチ感が面白い。
 君としては、このままメニューに載せても良い気すらしたが、作った本人としては不満が残るらしい。

「後は作るスペースとかもねー。このさい屋台ごと改装してやろうかしら?」

 なにやら、リニューアルオープンの展望を語るミスティアを応援して、君は屋台を後にすることにした。


ミスティア:親愛/好感度は上限です。何かきっかけがあれば、特別な関係になれるかもしれません。

行動・昼
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

寺子屋

 ミスティアの屋台から離れた君は、寺子屋までやってきていた。
 寺子屋の教師である慧音とは、知らない仲でもない。
 阿求やミスティアに比べると会う機会は少ないのだが。

 個人的な仲は……

直下コンマ:慧音との仲/阿求の秘書+1
1:険悪
2-4:無関心
4-6:知人
7-9:友人
0:親密

4ダブりだった。2-3が無関心です。このレスは無視。

親密


 色々と堅苦しいところのある慧音だが、君との仲は悪くない。
 仕事の上で会うことがほとんどなのだが、ミスティアの屋台で同席することもあった。
 と、言うか最初に苦言を呈した割りにそれなりの頻度で飲みに来るのだ、この教師。

「入り浸ってる飲兵衛秘書には言われたくないな」

 しかも絡み酒だ。職業柄か説教くさい。

「突然やってきて、人の酒癖にケチをつけるな。まったく」

 小さくため息をついた慧音に、君はゴメンゴメンと謝る。
 仕事上の細々としたやり取りを済ませ、暇になってしまったがゆえの出来事だった。


慧音と何か話そうか?/寺子屋で何かしようか?
↓2

最近の子どもたちについて


 君は、寺子屋での子どもたちの様子について聞くことにした。

「うん? ああ、特に変わった様子はないよ。家の手伝いもあって、一日中は来れない子もいるけれどね」

 外で遊んでいる子どもたちに視線を向けながら、慧音は答えた。
 無邪気に笑って駆ける子どもたちに、君たちは思わず笑顔を浮かべる。

「ああしている子どもたちを見ると、教師をしていて良かったと思えるよ」

 専門の歴史の授業は居眠り多発だけどね。
 君は言って、ケラケラと笑う。

「放っておけ。自覚はしてるよ」

 そう言いながら、慧音は手元の茶碗にお茶を注ぎ足した。


慧音:親密/交流を深めれば、関係が進むかもしれない。


行動・午後
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

甘味めぐり


 阿求のところへ持っていく、新しい甘味を探そう。
 そう考えた君は、人里にある甘味処を巡ることにした。
 そう、これは阿求へのお土産探しなのだ。味見をして、しっかり見極めなくてはならない。
 あ、これ美味しい。
 持ち帰りできないけど。

 色々と巡り歩いているうちに、一見の茶屋が目に付いた。
 君は、暖簾をくぐると茶を一杯注文して席に着く。
 すると直後に新たな客が入ってきて、満席であることを告げられた。
 君は店主から相席の要請を受け、快諾する。


直下コンマ:阿求への手土産探しの成果9ほど大量

入ってきたのは……/キャラ安価
↓2

1:あ、この人食べ歩いてただけだわ。
めーりん


 入ってきたのは、中華風の緑衣を身に付けた赤毛の女性だった。
 阿求の仕事関係で顔は見知っている。紅魔館の門番、紅美鈴だ。
 買い物の途中のようで、それなりの大荷物を抱えている。

 しかし、買い物ならメイドの方が来ることが多いので、人里で見かけるのは珍しい。
 君は、とりあえず会釈で挨拶をした。


直下コンマ:美鈴との関係
1:険悪
2-3:無関心
4-7:知人
8-9:友人
0:親密

6:知人


「相席、ありがとうございます。助かりましたー」

 ニコニコと人好きのする笑顔で腰を下ろした美鈴は、そう改めて礼を言った。

「それにしても、お久しぶりですね。以前に会ったのは、あの小さい学者さんがいらした時でしたか」

 君は、その言葉にうなずいてみせる。実際、あまり接点のない間柄だ。
 門番という職業柄、美鈴は紅魔館から離れることは少ないし、空を飛べない君は人里から離れた場所を訪れることはほとんどない。
 噂であればいくらでも耳にしているが、例外を除けば、妖怪と人間の関わりなどこんなものだろう。

「すみませーん、お茶とあんみつお願いします」

 美鈴が注文を済ませると、すぐにお茶が運ばれてきた。餡蜜は少し時間がかかるようだ。
 せっかくだ、美鈴と何か話してみようか?


何を話そうか?
↓2

シエスタ


 ところで、と前置きして、君は美鈴の噂の一つである居眠りについて聞いてみることにした。

「あ、あはは、噂になってるんですか、それ」

 美鈴は、そう言ってつぃと目をそらして明後日の方向を見た。
 どうやら、まったくもって身に覚えのないと言う訳でもないらしい。

「いやいや、噂ほどは、そう、噂ほどは酷くはないと思うんですよ?」

 わたわたと弁解する美鈴に、君は二度うなずくと、で本当のところは? と問う。

「え、えーっと」

直下コンマ
1:チャメシ・インシデント
2-4:割としょっちゅう
5-6:噂ほどはひどくない
7-9:噂は噂
0:紅美鈴さんは完璧で幸福な門番です

1:アイエエエエ! ナイフ!? ナイフナンデ!?


「ゴメンナサイ」

 なぜか謝られてしまった。つまり、そう言うことらしい。

「で、でもですね、いくら私が居眠りしているからといって、弾幕で目覚ましするのはどうかと思うんです」

 滂沱の涙を流しながらそう訴えかける美鈴。
 たしかに君の感覚だと弾幕で起こされるのは……とは思う。

「ですよね! 咲夜さんは、もうちょっと私に優しくしてくれても……」
「ええ、そうね。私も出来るのなら、そんな乱暴なことはしたくないわ。それで私の優しさを、ことごとく無碍にしたのは誰だったかしら?」

 突如として背後から聞こえた声に、美鈴の動きがピシリと石化したように硬直した。
 それから古びた人形のようなぎこちない動作で振り向けば、そこには銀髪のメイドさん。
 完璧で瀟洒で、いい笑顔を浮かべた我らがメイド長、十六夜咲夜である。

「さ、咲夜さん? よ、よ、用事があったんじゃあ?」
「ええ、思ったよりも早めに終わったものだがら、荷物持ちくらいは手伝おうと思っていたのだけれど……」

 咲夜はそこで言葉を切ると、花の咲くような、月の満ちるような笑顔を浮かべた。


 それ以上、君に語るべきことはない。


 ただ、咲夜が笑みを浮かべた次の瞬間には美鈴と咲夜が消えうせ、席の上に茶と餡蜜の代金だけが残されていた。
 風の噂で、紅魔館からすすり泣くような声が聞こえるようになったと言う話を聞いたが、その正体は……。

 ただ、君は目の前に運ばれてきた餡蜜に、そっと手を合わせるのだ。


直下コンマ:咲夜との関係
1:険悪
2-4:無関心
5-7:知人
8-9:友人
0:親密


8:割とお話しする仲のようです。


 で、そんな咲夜と君は、割とよく会ってお話をする仲だったりする。
 まあ、つまり、なんだ。美鈴は、間が悪かった。
 君の名誉のために記すれば、突然目の前に出現するとは思わなかったのは真実だ……。

 君は、もう一度だけ餡蜜の器に手を合わせると、茶店を後にする。
 今度会ったら、餡蜜をおごってあげることにしよう、なんて考えながら。

 ごちそうさまでした。


 店を出ると、そろそろ日暮れが近づいていた。



行動・夜
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

>みすちーの屋台で夕御飯


 朝に片付けていたのと同じ場所でミスティアの屋台が出ていたので、君は、夕食を済ませてしまおうと屋台へ向かうことにした。

「らっしゃっせー」

 近づいてみると、歌うような口調で夜雀の声が飛んでくる。
 一人、もとい、ミスティアと差し向かいで飲むのも悪くないが、誰か知り合いはいるだろうか?
 そう考えて、見回してみると……


/ラスト安価。今日はここまでです。ご参加、ありがとうございました。

屋台にいた他の客/キャラ安価/なしでも可
↓2・3

小町と華扇


 似たような色合いの赤毛が二つ。片方がツインテールで、もう一方は中華風のお団子髪だ。
 ほぼ常連である三途の渡しは兎も角として、屋台で飲酒は(一応)仙人としてどうなんだろう?


直下コンマ:小町/常連+1
1:険悪
2-3:無関心
4-6:知人
7-9:友人
0:親密

その下:華扇
1:険悪
2-3:無関心
4-6:知人
7-9:友人
0:親密

9:飲み仲間@死神
5:顔見知り@仙人


「やあ、あんたも来たのか。ほらほら、まずは一献」
「阿礼のところの小間使いですか。お久しぶりですね」

 無遠慮な死神から酒の注がれた杯を受け取った君は、席に腰を下ろすと仙人の挨拶に応じる。
 それにしても死神と仙人では天敵だろうに、ずいぶんと和やかな雰囲気だ。

「あたいは、これでも公私のけじめはつけるほうなんだよ」
「黙りなさいサボり魔。まったく以前に会ったときは、もう少し真摯な態度だったというのに」

 ヤレヤレといった様子で額に指を当てる華仙に、君はいやそもそも仙人が屋台に居ていいの? とツッコんだ。

「何を言うかと思えば、仙人だってお酒くらいはたしなみますよ、ええ」

 つーぅと目をそらした華仙の前には、『何か』が刺さっていただろう竹串が数本。
 生臭はいいのかい、と小町がケラケラと笑って見せる。

「お待ちーっと。君も顔が広いよね。まっ、お仕事考えれば不思議でもないかー」

 注文した串焼きを持ってきたミスティアが、君の前に皿を置きながら言う。
 場も暖まって来たことだし、誰かと何かを話そうか。


会話の内容/相手の指定・複数可/小町・華扇・みすちー
↓1-3

華扇
里でお勧めの甘味を聞く

仕事持ちに
お仕事の大変なことなど(愚痴)

>>227
 君は、華仙に里でお勧めの甘味について聞いてみることにした。

「甘味? それなら辻の茶屋のお団子とお饅頭はおすすめですね」

 なるほど、と君は彼女の言葉にうなずいた。確かのあの店の団子はたまに食べたくなる。

「と言うか、あなたのほうが詳しいでしょうに。里で暮らしているんだから」

 それはそうなのだけれども、たまには他人の意見も聞きたくなるものだ。
 と、誤魔化しついでに、今日訪れた茶屋の餡蜜を勧めておいた。


>>229
「四季様のお説教が長くて困る」

 お仕事の調子はどう? と尋ねた君に、小町は考えるそぶりもせずに即答した。
 当然、君他二名からまずサボるなとツッコミが入る。

「店主の立場から言わせてもらうと、クビにしない閻魔様の慈悲に涙が出そうなんだけど」
「雀の涙ですか」
「夜雀だけどね、私は。ところで、そういう君は仕事に不満とかないの?」


直下コンマ:君の不満
偶数:ないよ
奇数:あるよ

その下:3以下で、こまっちゃん後ろ後ろー!?

 君は、仕事への不満はないと答えた。阿求との仲も良好であるし、やりがいもある。

「それは良いことですね。妖怪と関わる仕事、と言う点は少しばかり心配ですが」
「いやいや、妖怪経営の屋台で死神と仙人相手に呑んでる時点で杞憂じゃないかい?」

 小町の言葉に、華仙はそれもそうですねとうなずいてみせる。
 そこで君の視線が、ふとある人物を捉えた。おや、まあ珍しい顔だ。

「はぁ~。それにしても、その説教臭さを見てると四季様を思い出すね」

 あ。

 華仙とミスティアも気付いたのか、声を漏らすが小町だけが気付いていない。
 三途の渡しの口からは、仕事上の愚痴がツラツラと漏れ出し、止まらない。
 君は天を仰ぎ、ミスティアは首を横に振り、華仙は手元の杯を一息に乾した。

「それでさ……」
「ええ、それでどうしたのですか、小町」

 さび付いた人形のように振りかえった小町の目の前に現れる、麗しの上司(えんま)の姿。

「四季、様? え、ええと、ですね、これは……」
「はい、聞いていますよ。今はプライベートですからね。私もつまらない口出しはしません。ええ、ですが……」

 今日は少し、深酒が過ぎる。

 なんか昼間にも似たようなことがあったなあと考えながら、君は自分の手元から杯と肴を避難させることにした。


直下コンマ:映姫
0のみ友人獲得。他で知人。

名前:君(二代)
性別:女性
種族:人間
能力:「無能力」 強度5/戦闘時、戦況が自分の有利に動かなくなる。さらに強度を半分の3として扱う。

出自:在来
拠点:人里
立場:阿求の秘書


汎用スキル:
探索2
事務1

財力8

所持品:

スペルカード/所有不可能

人間関係
○ミスティア:親愛/店の常連

○阿求   :親密/主従
○慧音   :親密

○咲夜   :友人
○小町   :友人/飲み仲間

○美鈴   :知人
○華扇   :知人
○映姫   :知人

一日目・終了

2日目・朝/人里・自宅


 自宅で目を覚ました君は、大きく伸びをしてから体をほぐすように動かした。
 昨日はそこそこのところで切り上げたので、酒が体に残っているということもない。

 さて、今日は何をしようか?

行動・朝
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

クッキング


 そうだ、朝ごはんを作ろう。
 そう考えた君は、台所へと向かった。

 食材は整っているし、調理器具もある。あとは……。


直下コンマ:料理判定
1ほど不味い、9ほど上手。0でスキルが生える。

1:あっ……


 結論から言おう。

 焦がした。

 モクモクと黒煙が立ち上り、朝から周囲の家が大騒ぎ。
 なんとか小火以下で済んだものの、後に残ったのは炭化した食材だったものだけ。
 美味いとか不味いとか、それ以前の問題だ。

「なんでまた料理なんて……」

 とは駆けつけてきた慧音の弁。そこまで言うかと抗弁できない君の悲しさである。
 片づけを終えて、朝ごはん抜きかーと肩を落として外出の準備を整える。
 どことなく、背中がすすけていた。

「あの……」

 そうして外に出た君に、背後から声がかかる。


直下コンマ:
1:村人A
2-3:慧音
4-6:阿求
7-9:みすちー
0:自由

夜雀


「ほーら、気を落とさないの」

 声をかけてきたのはミスティアだった。ペチペチと肩を叩いて慰めるような仕草をする。

「それでー、はい、これ」

 手渡されたのは、小さな竹の子皮の包みだった。そこはかとなくいい香りが漂っている。
 開けてみると、小さめのおにぎりがいくつか。中身は細かく切ったウナギのようで、表面にタレが染みている。

「特製ウナギの煮物入りおにぎり! お店には出してないんだから、感謝して食べるように!」

 ミスティアは、それだけ言うと何時ものように歌いながら、空を飛んでどこかへ行ってしまった。
 君は、おにぎりを一つ取り上げると、パクリと一口食べてみる。
 ウナギのタレは、ご飯とよくよく相性が良かった……。


行動・昼
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

紅魔館/咲夜さんと友人なので、死亡フラグなぞ無い! 昼間でもあるし。


「どうかしら。たまには紅茶もいいものでしょう?」

 昼前、人里を歩いていた君は、突然現れた咲夜に誘われて吸血鬼の館を訪れていた。
 昨日は不躾でしたとは咲夜の弁だが、半ば程度には口実だろう。
 ちなみに門前でシクシク言いながら立ち番をしていた美鈴には、お饅頭を差し入れておく。

 咲夜の淹れた紅茶は、さすがにそれを仕事にしているだけあって味も香りも、出される時の作法も完璧だった。
 君と咲夜は、気負う風でもなく互いの近況を伝え合って談笑した。


A:咲夜と会話(内容)
B:何か起きたよ!(自由記述)
↓2

(今のところは)おとなしいフランちゃん


「さくや~」

 お茶を楽しんでいた君と咲夜のところに、金髪の小さな女の子がフラフラとした足取りで訪れた。
 女の子は、右に左に揺れ動きながらテーブルの側まで来ると、咲夜の腰に抱きついてしまう。
 しばらくすると小さな寝息が聞こえ始め、それに合わせて宝石のような翼が上下に動き始める。

「あらあら……妹様ったら」


ところで、君はフランちゃんとの面識は?

直下コンマ/秘匿-2
1-4:面識なし
5-6:無関心
7-9:知人
0:友人

6:無関心/一回会った程度


 君は、吸血鬼の妹の姿を何度か見かけたことはあったが、こうして近くで会うのは初めてだった。
 幻想郷でも有数の力と危険さを持った相手とのことだが、今目の前に居る分には愛らしい女の子にしか見えない。

 ……もっとも、そんな相手に事欠かないのが幻想郷であるのだが。

 フランドールが咲夜のひざの上で眠ってしまったので、君は紅魔館からお暇をすることにした。
 帰りの護衛はどうしようかと考えていると、咲夜が美鈴を付けてくれると言う。



「それじゃあ、私はここで。また何時でもいらしてくださいね」

 普通のお客さんをお迎えするのは大歓迎です。と笑う美鈴に、君は紅魔館の来客事情を察して苦笑する。
 主に白黒、まれに紅白と、不吉なのかおめでたいのか良くわからないラインナップなのだろう。きっと。

 咲夜とも美鈴とも、いろいろとあって軽く会話をした程度だったが、今度会ったらじっくり話し合うのもいいだろう。


行動・午後/人里
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

 先に魔理沙と文との関係をコンマー。

直下コンマ:魔理沙との関係/人里出身+1
1:無関心
2-6:知人
7-9:友人
0:親密

その下:文との関係
1:険悪
2-4:無関心
5-7:知人
8-9:友人
0:親密

魔理沙:2:知人
文:8:友人


「どこかで見たとは思いましたけど、やっぱり貴女でしたか」

 ばさり、と羽音を立てて舞い降りたのは、君の良く知るカラス天狗の新聞記者だった。

「吸血鬼の所の門番と一緒だったようですけど、あそこのメイドとは懇意にしてたんでしたね」

 納得ですとうなずく文に、君はお茶に誘われたことを話して補足してやる。
 そうして、二、三雑談を交わしていると、またも空の彼方から誰かが飛んでくる姿が見えた。
 白黒の装束に箒にのった……霧雨さんちの放蕩娘だ。

「よっと。里のはずれで誰かと思えばブンヤと稗田のとこのじゃないか。妙な組み合わせ……って程でもないか?」
「そうですね、彼女は顔が広いので。個人的にも仲良くさせて貰ってるつもりですけど」

 地面に降りた魔理沙に、文は軽い口調で返事をする。
 顔が広いと言っても、人里でのちょっとした出来事を茶飲み話にするくらいなのだが、それでも良いらしい。

文/魔理沙との会話内容。
↓2


 うらやましいなあ。

「「?」」

 文の翼と魔理沙の箒を見てつぶやかれた言葉に、二対の視線が君を向いた。
 君はバツが悪そうに、あるいは照れたように、空飛べてと続ける。

「なるほど。そういえば、貴女は飛べないんでしたよね」

 普通の人間は飛べないものだが、文と交流のある人間は飛べる方の人間が多い。

「そうですねー。手っ取り早いのは、魔法の道具なんかを使う方法ですね」
「おいおい文、マジックアイテムだって使うには知識が必要なんだぜ?」

 文が提案した言葉に、魔理沙が茶々を入れる。
 そうやら、箒にのって「はいよ」と飛べるわけでもないらしい。
 残念そうな表情を浮かべた君を、文は値踏みするような様子で見つめていた。

直下コンマ:
7以上で……

イチタリナイ


「まっ、無理に空を飛ぶ必要もないんじゃないですか? 変なのに目を付けられる危険もありますから」
「変なの」
「ぶっ飛ばしますよ白黒」

 首を左右に振りながら言う文を、魔理沙がニヤリと口角を上げて指差した。

「(術の一つでも指導してあげようと思ったけど……気の迷いね)」

 文は、心中にでもう一度だけ首を振ると、空に舞い上がった魔理沙を追って地面から飛び立った。
 空中で弾幕戦を始めた二人を見て、君はやっぱりいいなあと呟く。

 それを聞く者は、その場にはいなかった。

行動・夜
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

屋台+ぎゃーて

/と、安価をとったところで、今日はお開きです。
/本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

 夕食がてらにミスティアの屋台を訪れると、普段よりもにぎやかな様子が遠くからも分かった。
 近づいてみると、楽器の調べに乗って楽しげな歌声が聞こえてくる。
 君は、その声にどことなく聞き覚えがあった。

「Yahoo!!」

 案の定、命蓮寺の犬耳が腕を振り上げて相変わらずの大声を響かせている。

「らっしゃっせー。いつもの?」

 君が席に着くと、一曲終えたらしいミスティアがどこか晴れ晴れとした表情で出迎えてくれた。
 そうして注文を待っていると、犬耳……幽谷響子が話しかけてくる。


直下コンマ:響子との仲
yコンマ/ミスティア親愛による修正
奇数:-1修正/ぱるぱる
偶数:+1修正/友達の友達

xコンマ
1:険悪
2-4:無関心
5-7:知人
8-9:友人
0:親密

2-1=1:険悪


「あらら、また煩いのが……」

 顔を見るなりのセリフに、君も山彦にいわれる筋合いは無いと返事をする。
 この犬耳は、どうにも初対面の時から突っ掛かってくるのだ。

「口うるさいってことよ。うちの尼僧といい勝負」
「おまちー。って、またやってるの? いい加減に仲良くすればいいのに」

 徳利とつまみを出しながら、ミスティアが言う。

「えーっ! だって、こいつったら私たちの音楽活動を制限しようとしてるんだよ!?」

 犬耳の方は反論するが、人間は寝静まる時間に爆音を鳴らされれば対策も講じると言うものだ。
 ミスティアの方は人里の人間の生活にも理解があるので、深夜の活動は自粛してくれているのだが。

「兎も角、うちの屋台じゃ喧嘩はご法度よ」
「むぅ……」

 ミスティアの言葉に、犬耳は不満そうにほっぺたを膨らませて抗議する。
 君としても言いたいことは多々あるが、店主の裁定では仕方が無い。
 さて、せっかくだから何か話してもいいが……。


屋台で誰かと話す?/何かする?
↓2

>>1参照。安価下。

響子ちゃんに
なんか寺での生活でストレスでも溜まってるのか? ん?

>>285

 君は、犬耳に寺での生活に不満でもあるのかと、酒の勢いもあって問いかけた。

「や、やだなあ~、そんなのある訳ないじゃない」

 ふぃ~♪ と、口笛を吹き損ねているあたり、どうやら寺で何かあったらしい。
 おおかた例の騒音公害絡みで、住職にこっぴどく叱られでもしたのだろう。

「だいたい、自分が理解できないからって騒音扱いはあんまりだよ! 音楽性の違い? じぇねれーしょんぎゃっぷ?」

 酒が回ったらしい響子は、それから君に対して愚痴愚痴と命蓮寺への不満を語り始めた。
 助けを求めるようにミスティアの方を見れば、あらあらうふふとでも言うように慈愛に満ちた表情でこちらを見つめている。

 結局、適当に相槌を打っているうちに君も酒が回り、気が着いたら自宅で目を覚ますと言う体たらくに陥ることになるのだった。


……2日目終了

/さて、ご飯食べてきます。中断ー。

3日目・朝/人里・自宅


 君は、自宅で目を覚ますと寝巻きのにおいをクンクンとかいで見た。

 酒臭い。

 完膚なきまでに、酒臭い。
 さすがに昨日は過ごしすぎたようで、アルコールの臭いが染み付いている感があった。
 このまま表に出るのは年頃の乙女としては避けたいために、朝っぱらから風呂を沸かす羽目になってしまう。

 おのれ犬耳。

 だいたいアイツのせいだと結論付けつつも、君は優雅に朝風呂を楽しんだ。

行動・朝
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

ああ、すみません、鈴奈庵は完璧に守備範囲外ですorz
申し訳ない。

ごめんね。密林さんにお願いしてみるよ! 『>>1は神霊廟以降は微妙です』と再度強調。
と、言うわけで、再安価します。

↓2

みすちーんとこ


 君は、昨夜の出来事を思い出して屋台の出ていたところへと赴いた。
 幸いと言うべきか、一晩中営業していたらしいミスティアの屋台はそこにあり、開口一番に謝ることが出来た。

「? ああ、いいよいいよ、お酒を出す屋台出してるんだから、あのくらいは許容範囲だってば」

 ミスティアは、わずかに首を傾げてから朗らかに笑ってそう言うと、いつものように陽気な声で歌いだした。

「ひたーいに♪ つけーてる♪ なーいふは♪ メイドの~♪ じまーんの♪ 鉄拳♪ きょーうもからぶりー♪」

 なにやら光の国から誰かを招きそうな歌を聞きながら、君は何時ものように朝食をねだることにした。

「もう、しかたないなあ~」


ミスティアと何か話そうか?
↓2

「さっぱりしたの? んー、お茶漬けとかでいい?」

 君が朝食をねだると、ミスティアは少し考えてから蒲焼を載せた茶漬けを用意してくれた。
 程よく脂の抜けた蒲焼を載せた茶漬けは、二日酔いと言うほどでないにしろ酒の残る体にはありがたかった。
 君は、食事中そう言えば、と会話を切り出した。

「寝なくて平気なのかって? やだなー、これでも私は妖怪だってば」

 ミスティアは夜雀、文字通りに夜こそがその本来の活動時間なのだろう。
 人里で屋台を開いて、最近はすっかりと馴染んでいるので実際忘れかけていたとかは口に出さない方がいいだろう。きっと。

「体力も人間よりはずっとあるからねー。一晩二晩は眠らなくても平気なんだよ? 寝なくていいわけじゃないけどさ」

 そう言うことらしい。
 君は、お茶漬けを食べながら、ミスティアの語る妖怪の生活にふむふむと相槌を打つのだった。


行動・昼
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

料理の練習


 君は、一度自宅に帰ると、調理器具を目の前にして腕組みをした。
 なんと言うべきか、料理の一つも出来ないようでは色々と致命的な気がするのだ。

 むむむ……と、一つうなってから、意を決するように調理器具を手に取る。

 なに、教本も用意したのだから、そうそう酷いことにはならないはずだ。
 きっとそうだ。
 メシマズなんて幻想だ。
 そうに違いない。
 たぶん、絶対、そのはずなんだ!

直下コンマ:
1:君はメシマズだ(断言)
2-4:不器用なんじゃないかな?
5-7:レシピ見れば余裕だった。
8-9:あれ、実は才能が…?(次回+1)
0:まさか、天才?・家事1Lvを獲得

5:ひとまず、天性のメシマズではなかったようだ


 君は、作り上げた昼食を目の前にして安心したような表情を浮かべた。
 人並みには食べられる。
 素人なりに、レシピ通りに、作ることが出来ると言う幸せを、今、この瞬間に噛み締めていた。

 まあ、出来栄えが安定しないのはどうかと思うが……。

 その気があるのなら、家事が得意な知り合い……ミスティアや咲夜に頼んで練習すれば、上達の可能性も高いだろう。
 目の前に鎮座した普通の昼食に、君は言いようの無い感謝の気持ちを込めて両手を合わせた。

 ちょっとだけ、塩気が強かったかもしれない……。


行動・午後
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2

そう言うことで、お願いします咲夜さん


「ええと、どういうことなの?」

 偶然に顔を合わせて、一言目にそう言った君に、咲夜はあまりにも当然のツッコミを入れた。
 君は、とりあえず自分の家事技能についての説明と、このままでは色々といけないことを力いっぱいに説明する。

「ええと、うん。とりあえず、事情は分かったけど……」

 呆気に取られた様子の咲夜に、君は慈悲を請うようにお願い~と抱きついてみせる。

「うーん。まあ、いいわよ。昨日は、色々とわがままを言ってしまったから」

 どうやらお茶への誘いや、途中で乱入してきた金髪の女の子のことを言っているらしい。
 気にすることも無い……と言いたいところだが、君は咲夜の好意に甘えて、ありがとうと言うに留めることにした。

「そうと決まれば、ビシバシと行くわよ? ええ、明日からでも妹様のお世話が出来るレベルで」

 ……。

 ………。

 …………。

 君は、その時直感した。

 あ、死ぬかも、と。


直下コンマ:修正/完璧で瀟洒なメイド+2(なお、全キャラ中、最大の家事技能持ち)
1:瀟洒なメイド、お手上げ侍
2-4:咲夜さんはニコリと微笑んだ
5-7:厳しい修練の末、人並み程度の家事技能を得た/家事+1
8-9:さすが、メイドは格が違った/家事+1 さらに次回習得判定に+1
0:なんてことだ、巫女巫女ハーレムの初代と同レベルだと!?/家事+2

7+2=9(上限)/咲夜さんマジ瀟洒


「今日はここまでにしておきましょう」

 咲夜のそのセリフとともに、君はめくるめく煉獄の家事地獄から解放されることになった。
 最初は料理について教えを乞うだけだったはずが、気がつけば掃除に洗濯と家事全般を教授されていた。
 何を言っているか分からないと思うが、瀟洒なメイド相手なら仕方が無い。

「とりあえずは基礎部分は習得できましたね。ですが、高貴な方にお仕えするには、まだまだです」

 咲夜の言葉に、君は一種の戦慄を覚えた。
 つまるところハイソなお方に仕えるには、男であれば万能執事とか万能家令とよばれるレベルでなくてはならないのか!? と。

「その気があるのなら、また連絡を入れるといいわ。こうなった以上、師匠としてビシバシしごいてあげるから」

 なにやら楽しそうな咲夜の様子に、君はその時はお願いしますとカクカク人形のように頷くしか出来なかった。
 メイドってすごい……!!


ついでに咲夜と何か話そうか?
↓2


そら、とびたいなあ


 君は、咲夜もまた自由に空を飛ぶことが出来る人間だと思い出して、そんなことを呟いていた。

「空、飛びたいの?」

 不思議そうな表情で、君の言葉を問い返した友人に、君は恥ずかしげに顔を紅潮させて頷いてみせる。

「そうね。たしかに、空を飛べるのは便利だけど……」

 咲夜は、そこで言葉を区切ると、一つ呼吸をおいて言葉を口にする。
 それは誰のために? と。

「あなた自身のためかしら? それとも誰かのため?」

 君は、その問いに答えるべき答えを、口にすることが出来なかった。

「色々と、空を飛ぶだけでも、面倒なことは多いものよ?」

 クスリ笑って、咲夜は言う。
 ……文も、また似たような事を君に告げていた。
 空を飛ぶ、と言うのは、思った以上に重い……責任、のようなものを背負うことなのかもしれない。

「もっとも、私や博麗の巫女なんかは天然ものだから、そう言った悩みとは無縁なのよね」

 生まれつきだから、と咲夜は笑って見せた。
 色々と、空を飛ぶことへの憧憬を共有できるとしたら、魔理沙……なのだろうか?

「貴女が、誰にその悩みを話すかは自由だけど……誰のために飛びたいのか、誰と一緒に飛びたいのか、考えてみるといいんじゃないかしら?」

 咲夜は、最後にそう言うと湖の方に向かって飛んでいった。

 誰がために……か。

 君は、残された疑問に、思考を割く。
 果たして自分は、なぜ空を飛ぶことに憧れるのか、と。

行動・夜
何をしよう?/どこへ行こう?/誰かに会おうか?
↓2


「らっしゃっせー! うんうん、来てくれると嬉しいよねー」

 君が訪れると、夜雀の店主はケラケラ笑って迎え入れてくれた。
 なじみの飲み屋。
 飲んだくれだ何だと言われながらも、君はこの店を訪れるのを止めることが無い。

「や、何か悩んでる? 女将さんに話してみなさいな」

 今日は自分も少しだけ酔っ払っている様子で、ミスティアが言う。
 たまには相談をするのもいいだろうし、誤魔化して気分転換をするのもいいだろう。

 さえ、今日の来客は……?


屋台に来ていた客(目立った客は居ない、でも可!)
↓2・3

ksk

二人きり


 それなりに客が入ってはいるが、今日は珍しく見知った顔が居ない。
 つまるところ君とミスティアの二人きりだ。
 相談事や込み入った話をするにはいい雰囲気かもしれない。

「へい、へい、ポゥー♪ おまちー!」

 ミスティアが、なにやら怪しげなリズムに乗せて、いつものように蒲焼を串で持ってきてくれる。
 君は、それを受け取ると、手元の銚子でちびりと一杯、口を軽くする。

 さて、ミスティアと何か話そうか?

話題
↓2

空を飛ぶことについて


 君は、ミスティアに空を飛ぶことについて聞いてみることにした。

「空を?」

 妖怪にとって、空を飛ぶのは当たり前のことだったのか、ミスティアはしばしポカンとした様子で君を見つめる。

「うーん……」


直下コンマ:ミスチーの感想
1:飛ばないほうがいい
2-4;とくに何とも(当たり障り無い返答)
5-7:一緒に飛べたら楽しい?(消極的賛成)
8-9:君と一緒に飛べたら……(積極的賛成)
0:空、か……(あれ.......?)

2:当たり障り無かった


「私って妖怪じゃない? 空を飛ぶって当たり前で、特別じゃないから分からないかなあ」

 気負わない様子のミスティアの返事に、君はどこかガッカリとした様子でそうですかとうなずいた。
 たしかに、ある意味で生まれた時から飛べていたような相手に相談するには相応しくない内容だったかもしれない。

「まっ、でもさ。そんなに難しく考えることは無いんじゃないかな? 君がそうしたいならすればいい、ってはなしさー」

 あっはっはーと笑うミスティアに、君も釣られて笑ってみせる。
 なるほど、心は不思議と軽くなっていた。
 きっと、この子は君が飛んでも飛ばなくても、変わっても変わらなくても、何時ものように笑い合ってくれると分かったから……。

 誤魔化すように、気負わないように、注文をして、美味しい料理を味わって、君は家路につくことにした。

 はたして、ミスティアとの関係が変わることはあるのだろうか? 
 そんな疑問を抱いたままで。


/今日はここまでー。ご参加、ありがとうございましたー!
/ゆかりん@初代「寝ている間に霊夢が婚約していた。何を言っているか分からないと思うけど(ry」

            _,,.. --──-- 、..,,_ 
         ,. ''"::::::::::::::::::::::::::::::::::_,アYヽ'、_
       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}、_-キュ__ノ 
       ,:'::::::::/::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::!、__ノ:::::`,
      i:::::::/:::/::::::::/ |::::::/|:::::::i::::::::::';/|:|ヽ::::::',       私、雇い主なんですけどね。
     i:::::::;':::::|::;:-‐|‐|::::/ |::::::ハ ̄i`〈_|::|_|:::::::|

     |::::::|::::::|::/,!___/|/  L' ,.-==、|::|:::::|::i::::|
     |::::/:ハ::|.ァ'´ ̄`        "レ、__,ハ|::::|
     L、;!-レ'i "     ,      |:::::|::|:::::::|

      |::::::|::|:ヘ、   ー─,-   /:|:::::|::|::::::::|

      |:::::i:::|::::::|:>.、.,_  ,,  イ/::|::::ハノ::::::/
      ノ、レヽハ::/ヽ/"レi_  ̄_i >、/レ'ヽヘ/
        ノへ_,..:<´\\ // /`/`>.、
        ,.:''´/「:l \ \// //  i  |ヽ、 
         r/ | |  ヽ./ /     Y  /  \
        _,.:'´ヽ| ト、 /  /       ,| /    ':,
      ノ´ 、 ヽ、 Y ' ,_ /   ____,,..イ| /     !、
     ! ヽ. ヽ.__,X_ノ 、 二二二.--'" iヘ7| _,.r'-_    |
     i、_rン-'::::::| | |、.,_______,. -‐'",ア'"    `ヽ   |
      | |::::::::::::::::::|_| |ーム-ム-ム>'"           /
      ';::::::::::::::::〈ノ/::/::::|:::::/,.-─- 、        /|、               解せぬ
___________ヽ_ゝ、____,//__/____|___|/ ,   `ヽ.________/、___ヽ____

  ________________________________(| / / / rノ____
 /                し'`'ー 'ヽ-'   `ヽ

/と、今度こそお休みなさい。
/今日は>>1@酔っ払いでした。アババババ……。

落ちてる?

お、復活?

おお書ける書ける。
今日のところは再開なしです。ではまた。

むむむ。すみません、ちょっとモチベーションが上がらないです。
しばらく休載いたします。申し訳ない。

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