※短めのコ哀(?)ssです
少しキャラ崩壊があるかもしれません
12月31日 昼
~阿笠博士宅~
TV『今日の特集は【鱚(きす)料理】です!』
コナン「へえ鱚かぁ……冬にはあまり食べないな……」
TV『鱚の旬は夏場ですが、実は今静かなブームになっているのが』
『 “冬の鱚釣り” なんです!』
『魚偏に “喜” と書く鱚は、縁起の良い魚として』
『あの徳川将軍も毎朝食されたと言われています』
コナン「へぇー知らなかった」
TV『おせち料理にも鱚の昆布〆などとして用いられる鱚ですが』
『今日ご紹介したいのはなんと! 鱚のフランス風料理!』
『鱚のフレンチです!!』
コナン「おお」
TV『見て下さいこの熱々で濃厚なホワイトソース!』
コナン「おお、旨そう」
TV『このように各ホテルのシェフ達は、来年更に近づく東京オリンピックにむけて』
『外国人宿泊客のニーズにも応えられるように』
『和洋折衷を取り入れた新メニューに次々と挑んでいるのです』
『さて次の特集は、少子高齢化の
ピッ
コナン「鱚のフレンチか……いいなあ。 一度食べてみたいなぁ」
ガチャ
灰原「あら工藤くん、もう来てたの」
コナン「おうおかえり。 なんせ探偵事務所には誰もいねえからな」
灰原「みんなあっちに行ったのね」
コナン「ああ。 鈴木財閥主催のカウントダウン&ニューイヤーパーティー」
コナン「ちぇっ! オレも行きたかったぜ」
灰原「残念ながら “お子様” はお断りだものね」
コナン「オレたちだって中身は高校生だぜ? 本来なら体は立派な大人なのによぉ!」
灰原「心はまだガキのままね」
コナン「あーあ。 オレも “大人の大晦日” を過ごしたかったぜ」
灰原「新ちゃんよしよし」ナデナデ
コナン「今日くらい普段とは違った特別なことがしてーよなぁ」
灰原「もういつまでもウダウダ言わないの」
コナン「博士も出席してんだろ?」
灰原「ええ」
灰原「だから今日は貴方と私の二人だけだけど」
灰原「夜はどうしたい?」
(工藤くんは近くの神社に夜から初詣に行きたい人かしら)
(私は初詣とか正直どうでもいいから、サッと寝てしまいたいのだけれど)
コナン「夜?」
(ああ、“晩ご飯” のことか)
(何がいいかな……そうだっ!)
コナン「キス!」
灰原「……え?」
コナン「だからキス!」
コナン「しかも普通のじゃなくて、フレンチ!」
灰原「」ポカーン
灰原「く、工藤くん……?」
コナン「アツアツで濃厚(なソース)なのがいいな!」
灰原「」
コナン「ぜひお前の(手料理)を味わいたい!」
灰原「」
コナン「頼むよ灰原」
灰原「……ごめんちょっと私トイレ」テクテク
コナン「お、おう」
パタン
~トイレ~
灰原「……」
灰原(は? え?)
(な、何なのいきなり// !?)ドキドキ
(……ちょっと色々と話がぶっ飛びすぎてるわ)
(お、落ち着いて私……落ち着くのよ……)ドキドキ
(きっと何か勘違いしてるわ……)
(一度彼が言っていたことを整理しましょ、ね! ね!)
(えーと確か最初は……)
《オレたちだって中身は高校生だぜ? 本来なら体は立派な大人なのによぉ!》
灰原(……)
《オレも “大人の大晦日” を過ごしたかったぜ》
《今日くらい普段とは違った特別なことがしてーよなぁ》
灰原(……)
《キス! しかもフレンチ! アツアツで濃厚なやつ!》
《お前のを味わいたい! 頼むよ灰原》
灰原(……//)
(って何を想像してるのよ私っ// ! バカッ//)
(きっと聞き間違えだわ! うん! それしか考えられない!)
(もしくは工藤くんの頭がおかしくなったか)
~リビング~
灰原「ね、ねえ工藤くん……さっきのことなんだけど……」
コナン「ん? キスのことか?」
灰原(なっ! やっぱり “キス” ってはっきり言ってる!)
灰原「……貴方、今日頭をどこかに強く打ちつけたりした?」
コナン「え? いや別に」
灰原(こっちでもない!?)
灰原「あ、貴方……正気なの?」
コナン「え?」
(どうしたんだコイツ……あっ! そうか)
(いきなり鱚をフランス料理風にしてくれなんて頼んだからな)
(そんなの普通素人が上手くできるものじゃねえし、困惑するのも当然か)
コナン「確かにいきなりこんなお願いされたら困るわな」
コナン「オレだって普通の人には当然頼まねえよ」
コナン「お前だからお願いしてるんだ」
灰原(なっ// !!)
コナン(灰原はホント料理が上手だからな)
灰原「あ、貴方ねぇ!! 彼女のことはもういいっていうの!!?」
コナン「彼女?」
コナン(ああ、蘭のことか)
(そうかコイツ、オレがさっきまで蘭と一緒にパーティに出席できないことに)
(愚痴をこぼしてばかりいたから気にしてくれてたのか)
コナン「もうそのことは忘れるよ」
コナン「決まったことだからな」
灰原「」
灰原「……ごめん私ちょっとトイレ」テクテク
パタン
~トイレ~
灰原「……」
《お前だからお願いしてるんだ》
《もう決まったことだからな》
灰原(……な、なんて強引なの工藤くん//)
(彼は……本気なの……?)
(だってこれって、二股かけようとしてる最低な男じゃないっ!)
(でも……断りきれない自分が悔しいっ// 私だって最低だわ!)
(ど、どうしよう……)ドキドキ
(ていうか、キスだけで済むのかしら……だって……フレンチキスだなんて……//)
(ってだから私は何を想像してるのよ//!! イヤラシイっ//)
~リビング~
灰原「く、工藤くん」
コナン「ん?」
灰原「仮によ! 仮に! もし私がそれを受けいれたとして……」
灰原「貴方は……そ、それだけで満足できるの……//?」
灰原「あくまで仮の話よっ!!//」
コナン「いや、もちろんそれだけじゃちょっと物足りないかな」
灰原(なっ!!//)
コナン(だってスープや副菜もほしいしな)
灰原「あ、貴方ねえっ//!! 自分が何言ってるか
コナン「まぁ別にムリにとは言わないけどさ」
灰原「え?」
コナン「いやオレも急なお願いだったし、(材料の)準備とかも大変なら」
灰原(た、確かに心の準備が大変だけど……//)
コナン「お前ならやってくれると思ってたんだけど、ムリいって悪かったよ」
コナン「さっきのは忘れてくれていいぞ」
灰原「え、あ……」
コナン「ん? どした?」
灰原「べ、別に私は……」
(えっ 何を言おうとしてるの私……えっバカなの?)
灰原「む、ムリってわけじゃ……」
(ちょっとちょっと私っ// いや! ダメよ! まだ戻れるわ!)
灰原「ないけど……」
(いやぁぁああ/// !!)
コナン「ホントか!やったぁ! さすが灰原だ!」
灰原「」チーン
灰原(私って……こんなに変態だったの……)ガクッ
コナン(ん? なんか自信なさげだな)
(まあ当たり前か。 いくら灰原でも鱚のフレンチは作ったことないだろうからな)
コナン「そう心配しなくてもいいよ。 オメーも初めてだろ?」
灰原(なっ//!?)
コナン「オレも(食べるの)初めてだからさ。 お互い文句なしってことで」
灰原「か、勝手に決め付けな
コナン「え、そうだろ? まさか経験あるのか!?」
灰原「……な、ないけど//」
灰原「って何言わせるのよ//!」
コナン「え、ああ悪い」
コナン(結構料理の腕にプライド持ってるんだな)
(こりゃ期待できそうだな)ワクワク
コナン「じゃあ夜を楽しみにしてるよ!」
コナン「オレはあっちでスケボーの修理してるから」
コナン「何かあったら呼んでくれよな」テクテク
灰原「……」
(もう……知らないわ//!!)
(私悪くないもん! 最初に誘ってきた工藤くんが悪いんだもん!)
(今の会話はバッチリ録音したから)
(後で私のちょっとアレな発言だけパソコンで修正しとけばいいわ)
(こうなったらもうとことん……)
(……//)ドキドキ
灰原「……ちょっとTVでも見て一回落ち着きましょ」
ピッ
TV『現代の少子高齢化の原因は大きく分けて二つあります』
『一つは今年からなぜか爆発的に急増した殺人事件によって』
『20~50の年齢層の数が減ってしまったことでしょう』
灰原「……」
TV『そしてやはりもう一つは、女性の晩婚化により』
『子どもを産む若い女性が減ってしまったことでしょう!』
『日本の若い女性の皆さん! じゃんじゃん子どもを産みましょう!』
『日本の若者達! もっと性の夜を楽しみましょう!』
灰原「……//」
おしまい
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
このSSまとめへのコメント
アンジャッシュかよ