魔王「女の子がおしっこしてる所見たい・・・」 (273)
側近「はっ?陛下いまなんと?」
魔王「だから女の子がおしっこしてる所見たい」
側近「いやはやそれはちょっと・・・」
魔王「だって時の権力者って自分好みの美女を大量に集めてハーレムしてたんでしょ?」
側近「いやーそれはそうですが・・・」
魔王「だったら俺のハーレムはおしっこなわけ」
側近「はぁ?」
魔王「ではさっそく俺のハーレムの為にかわいい女の子を見つけよう!!」パラリラパラリア
側近「お待ち下さい陛下 先程城に乗り込んできた勇者をシャワーを浴びると部屋で待たせている最中です」
側近「そちらを先にお済ませください」
魔王「えぇ仕方がないなー」
~魔王の城:玉座の間~
女勇者「お前が魔王か!!覚悟しろ!!」
魔王(ウホッ、かわいい)
魔王(いやまてまてここは台本通り台本通り・・・)
魔王「おっほん、よくぞ参った勇敢なる戦士よ」
魔王「ここまで来るとは中々の腕前、どうだこれからワシと組みこの地球を共に支配せぬか?」
魔王「さすれば地球の半分をお前にやろう」
女勇者「お前なんぞと手を組む私ではない!!覚悟!!」
魔王「フハハハハハハッ!!ならば相手になってやろう勇者よ!!」
魔王「だが、ボロボロのお前と闘っても楽しくはない、全力でワシにかかってくるがいい!!」
『女勇者のHPとMPが全回復!!』
女勇者「うぉぉぉーーー、これで終わりだーーーー!!」
魔王「フンッ!!」ボコッ
女勇者「な、なに!?」
女勇者「グ、グハッ!!」
魔王(あれ?この勇者・・・ 弱い!!)
魔王「フハハハハハハッ!!ワシと貴様の力量の違いがわかったであろう勇者よ!!」
魔王「これで以上闘っても命を無駄にするだけだ!!このワシに降れ、悪いようにはせぬ」
女勇者「くっ、これまでか・・・」
魔王「誰かこの者を後宮へと連れて行け!!」
悪魔「はいっ!!陛下!!」
~後宮~
女勇者「くっ、この私が敗れるとは・・・」
宮女「女勇者さん、これを」
女勇者「な、なんだこれは?」
女勇者(うわぁ、凄いひらひらがついててかわいいドレス・・・)
宮女「陛下が旅でボロボロにくたびれてる服だと女勇者さんがかわいそうだからって」
女勇者(凄いきたい・・・ 見るだけで心躍る・・・ けど・・・)
女勇者「ほ、誇り高き勇者がそのような服を着れるか!!」
宮女「せっかく陛下が買ってきたのに・・・」シュン
女勇者(でもやっぱり着たい!!だって女の子だもの)
女勇者「そ、その・・・」
宮女「は、はい?」
女勇者「す、少しだけなら来てやってもいいぞ、ゆ、勇者たるもの買ってもらった義理は果たさねばならぬからな」
宮女「わ、わかりました!!」パァァァ-
女勇者(こ、これが私・・・)
宮女「女勇者さん、前の服よりもずっと女の子っぽくてとってもかわいいですよ」
女勇者「こ、この私がかわいい・・・?」
宮女「はい、とっても 陛下もお喜びになられると思いますよ」
女勇者「そ、そうだな、せっかく買ってもらったのだから見せぬわけにはいかないな」
女勇者(このかわいいドレスを着てる私をもっと見せびらかしたい)
~魔王の城:玉座の間~
魔王「おう!!女勇者よ、着てくれたのか!!」パァァ---
女勇者「か、勘違いするな、服を買ってもらったら来て見せるのが礼儀だからな」
女勇者「本当はこの様な服、着たくもない・・・」
魔王「そうかそうか、それにしてもピンクをドレスが良く似合ってかわいいな」
女勇者「ば、バカな事を言うな/////」
魔王「よし、女勇者が一人目の妻として我がハーレムの為に新設した後宮に入った・・・」
魔王「これからもっと人数を増やすぞ!!」
側近(ダメだこの変態・・・)
魔王「おい、側近!!」
側近「は、はい!!」
魔王「この城から南方の更に南方に行った国に面白い催し物があるらしい・・・」
魔王「見物に行くからお前も一緒に来い!!」
側近「は、はい、陛下!!」
※これは裏vipでやった
女騎士「ヤバイ・・・!!トイレ行きたい」 の続きです
~森~
魔王「おい、早く来い、そんなモタモタしていたらいくら時間があっても足りないぞ!!」
側近「ま、待ってくだいさいよぉ~、陛下ぁ~」モジモジ
側近(ヤバイ・・・ おしっこしたくなって来ちゃった・・・)
側近(で、でも、こんな変態魔王の前でおもらしした日には・・・)
魔王『うわー!!側近がおもらししてるぅ!!!』ペロペロペロペロ
側近『うわーん!!うわーん!!』
側近「ということになりかねん・・・」モジモジ
魔王「なんか言ったか?」
側近「い、いえ何も!!」ビクッ
側近(と、とにかく、この変態に気付かれないように用を済まさなければ・・・)モジモジ
魔王「おい、お前さっきから様子が変だぞ・・・」
側近「い、いえ、おかしくないです!!」
魔王「いや、おかしいだろ・・・」
側近「おかしくないです!!おかしいのは陛下の目のと脳味噌のほうじゃないですか!!」
魔王「そ、そこまで言わなくても・・・」
側近「とにかくおかしくないです!!先を急ぎましょう!!」
側近(ヤバイ・・・ もう出そう・・・)
~南方の国~
宰相「そろそろ尿の日の季節ですね、女王陛下」
女王「あぁ、6年前のワシの誕生日、あの時お前が当時まだただの女騎士だった女騎士団長のおもらしを隠す為に」
女王「ワシにゴブリンのジュースを飲ませ民衆の前でおもらしをさせそれをかばう為に騎士団や民がわざとおもらしをした・・・」
女王「それから6年、毎年ワシの誕生日では王侯貴族、平民問わず国中の若い女が集まりおもらしをする事によって」
女王「王族と民衆を団結力は高まりこの国は発展した・・・ 全ては当時、ワシの蒐物衆(オルド)の一員であったお前のお陰だ」
(詳しくは 女騎士「ヤバイ・・・!!トイレ行きたい」 をお読みください(現在はなぜかログがみれない))
側近(どうしよう、どうすれば・・・)モジモジ
側近(もう・・・ ダメ!!!)ボトンッ
魔王「どうしたんだ、側近? 急に座り込んで・・・」
側近「い、いや・・・ 見ないでぇ・・・」ショワーーー
魔王「そ、側近・・・ お前・・・」
側近「グスン・・・ もう見るなり舐めるなり飲むなり吸うなり好きにしてください・・・ この変態魔王・・・」
魔王「い、いや、いいから着替えろ・・・ クッ・・・」
側近「えっ?舐めなくていいんですか?」
魔王「そりゃ、舐めたいさ、舐めくりまわしたいさそのおしっこの染みた土を真空パックしたいさ・・・」
魔王「ただ、最近は寒かってきた・・・ 俺の欲望よりも・・・ お前の体の方が大事だ・・・」
魔王「だ、だから・・・ 早くキガえろ・・・ 俺の欲望ガ・・・ 爆発スルまえに・・・」
側近「は、はい!!こ、この御恩は必ずやいずれおしっこでお返しします!!陛下!!」
側近「へ、陛下、ゼッタイにゼッーーータイに覗かないでくださいよ」
魔王「あぁ、わかってる・・・ 早くキガえロ・・・」
魔王「ッタク、世話ノ焼けル側近ダ・・・」
側近「陛下、終わりました」
魔王「そうか・・・」
魔王「そういえば、お前俺の事を変態魔王って侮辱したよな?」
側近「えっ?」
側近『グスン・・・ もう見るなり舐めるなり飲むなり吸うなり好きにしてください・・・ この変態魔王・・・』
側近(そ、そういえば・・・)
魔王「不敬罪で3ヶ月間給料20%引きな」
側近「えっ、ちょそれはご勘弁をーーーー!!!」
~南方の国~
宰相「ん?魔王から手紙だ・・・」
女騎士団長「えー、どれどれ~?」
宰相「ん~っと・・・」
宰相へ
どうも久しぶりです北方の山脈の更に北方の魔王です。
この前宰相とコブリンの仲介であった時我が国から南方に位置し
宰相が宰相を務める国には国中の若い娘がとても色と臭いが濃いをおしっこを
みんなでおもらしするというとても素晴らしい日があると聞いて側近と二人で見物しに行く事にしました。
さらにそちらに着いたら我が国と貴国の友好と我が国から輸出される鉄を買って頂いている事を女王陛下に
お礼したいのですが宰相のほうからお会い出来るようにお話を通して頂けないでしょうか?
魔王より
宰相「ずいぶんと長い手紙だな・・・」
魔王「なんかいい女の子いないかなぁ~?」キョロキョロ
側近「へ、陛下!!旅の道中ですよ!?」
魔王「いやさぁ~、可愛かったらそのまま後宮に入ってもらおうかなぁ・・・なんて」
側近「陛下のスケベ、早く行きますよ!!」
魔王「なに、怒ってんだこいつ・・・」
~南方の国~
側近「陛下陛下!!見てください!!ゴブリンのジュースがこんなに!!しかも凄い安い!!」
側近「もしかして、これ偽物じゃないでしょねー?」
宰相「ハッハッハッ、そのゴブリンのジュースは全て本物ですよ、お嬢さん」
側近「あ、あなたは!!」
宰相「お久ぶりです、魔王陛下と側近さん。 お出迎えが遅れて真に恐縮です」
魔王「いやいいよ、急なことだったしね」
側近「そ、それにしてもこのゴブリンのジュースは全部本物なんですか?」
側近「最近、少しは流通しだしたとはいえゴブリン以外が手に入れるには一本数億円の価値ですよ、それを三万って・・・」
宰相「ハッハッ、疑うのは無理もない、ゴブリン達がが輸出するコブリンのジュースの9割以上は『尿の日』の為にこの国に輸出されます」
宰相「明日は尿の日、側近さんもひとついかがですか?」
宰相「本来、尿の日は王族と国民の団結を強くする為の日ですが
寛容なる我らの女王陛下は他国からの若い女性の参加も歓迎していらっしゃる」
側近(正直、人前でのおもらし大会など参加したくもないが体がとろけるようなおいしさと噂されるゴブリンのジュースは飲みたい・・・)
側近(恥を取るか、欲を取るか・・・)
側近(今を逃したらゴブリンのジュースなんて一生飲めない・・・)
側近「私、尿の日に参加します!!」
魔王「おぉ!!!」
側近(し、しまった、ゴブリンのジュース飲みたさについ・・・)
~王宮:玉座の間~
宰相「女王陛下、魔王陛下とその側近のお方をお連れ致しました」
女王「うむ、大儀であったぞ宰相よ」
魔王「この度はお目通りを許していただき真にありがとうございました」
女王「よい、距離は離れているがこれから両国の友好と発展の為に共に手を取り合おうぞ」
魔王「女王はなんとご寛大であらせされる。そして、我が国が産出する鉄をいるも大量にご購入頂き真にありがとうございます」
女王「貴国から取れる鉄は非常に質が高く我が国の精鋭ぞろいの女騎士団の武をより輝かせてくれる、こちらこそ礼をいうぞ」
~尿の日当日:王宮前広場~
魔王「うわぁ、可愛い娘がたくさんいる!!この娘達がこれからおもらしするのか!?」
魔王「そうわかっただけでも興奮がおさまらない!!!」
側近(うっわー、王宮を出る前にゴブリンのジュース飲んだけどもうおしっこしたくなってきちゃった・・・)
女騎士団長「整列!!」
女騎士団『はっ!!』
魔王「おっ!!何か始まるみたいだ!!」
誰も見てないならエロゲするか・・・
女騎士団長「スカート上げぇ!!」ヒラッ
女騎士団『ガサコソガサゴソ』ヒラッ
魔王「きょえーーー!!絶世の女騎士達がスカート託しがえ白いパンティー露わに!?」
側近(どうしよう・・・)モジモジ
側近(そう!!今日は尿の日!!おもらししちゃっても恥ずかしいことなんて一つもないのよ!!)モジモジ
側近(た、たしか、おもらしは女王の号令で一斉に始まるみたいだけど早くこないかな・・・)モジモジ
側近(あっ、よく見るとここにいる女の人もみんなモジモジしてる、きっとみんなもゴブリンのジュース飲んでもう限界なのね・・・)モジモジ
側近(あっ!!女王様がみこしにのって王宮から出てきた!!早く!!早く!!お願い早く!!)モジモジ
宰相「女王陛下、16歳のお誕生日おめでとうございます」
女王「うむ、お前もよくここまでワシに尽くしてくれた」
宰相「ありがたきお言葉」
女王「あ、あと・・・ もうおしっこもれそうだから号令を・・・」モジモジ
宰相「はっ、では女王陛下、号令の方をお願い致します」
女王「う、うむ」
女王「皆の者!!今年も良く、ワシの為に集まってくれた!!」
女王「み、みなの者もワシと同様に我慢しておるであろうでは・・・」モジモジ
女王「我が国の繁栄を願って!!!!!」ショワーーー
女達『女王陛下万歳!!』ショワーーー
女騎士団長「フーッ、コレでやっとおしっこができる・・・」ジョーーーーー
女騎士1(うわっ/// 団長、ゴブリンのジュース飲んでるからって凄い色と勢い////)ショーーー
側近「あー、もうダメぇ・・・」ジョワーーーーーー
魔王「ウヒョ!!絶世の美女達がいま!!俺の前でおしっこを!!おもらししている!!!!!!!!!!!」
魔王「宰相、この国がなぜこんなに豊かで商いが賑わっているかやっとわかったような気がする」鼻血ダラー
宰相「偶然とは言えこの私が発端となった物がこのように国を豊かにするとは私も果報ものだうな」鼻血ダラダラー
魔王「来年もまた来よう」鼻血ダラダラダラー
宰相「是非とも」鼻血フキフキ
~翌日朝:王宮~
魔王「あっれれぇ~?側近ちゃんがおねしょしてるぅ~!!」
側近「はぅぅ・・・(うぅぅ・・・ まさか、翌日おねしょしてしまうほどゴブリンのジュースの利尿作用は強力がったか・・・ グスン)」グショーー
魔王「それにしてもやっぱりゴブリンのジュースを飲んだ後のおしっこは色も濃いし臭いもキツイね」
側近「そ、そんな大声で言わないでください!!///////」
魔王「じゃあ尿の日も終わったしそろそろ帰るか」ガチャッ
側近「ちょ、ちょっと待って下さい陛下!!」
~城下町~
魔王「いやー、それにしても臭いねー」
魔王「昨日あんなに大勢でゴブリンのジュースの飲んだあとおしっこしたんだから翌日にこんなに臭いが残っててもおかしくないよね」
魔王「あぁ~、なんていい臭いなんだ・・・」
魔王「ウホッ、見上げてみれば至る所いおねしょ布団が!!しかも染みの色がものすごい上に大きい!!」
側近(この変態魔王・・・)
魔王「ねぇ、側近」
側近「なんですか?」
魔王「俺の後宮に入らない?」
側近「!!!!!」
側近(い、嫌だ!!絶対に嫌だ!!一生楽な生活が出来るとはいえこんな変態魔王の妻になるなんて絶対に嫌だ!!)
側近「いえ、遠慮致します」
魔王「そうかー、残念だなー、側近がおもらししてる姿とっても可愛かったのにな・・・」
側近「えっ?」ドキッ
側近(嫌だ、私ったら//// 相手はあの変態魔王よ/////)
魔王「ん?どうしたの顔が赤いよ?」
側近(嫌だ、急に変態魔王の顔の回りに薔薇が//////)
魔王「ん?」
側近(はうぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーー//////////)
魔王「本当に大丈夫?熱測るか」自分と側近の前髪クイッ カラノ おでこピタッ
側近(はうぅぅぅぅぅぅーーーー!!!!????/////////)ショパーーーーーー
魔王「うわっ!?おしっこ漏れてる!?」
側近(また、おもらししちゃった・・・////)
側近「へ、陛下が行けないんですよ///// 早く城に帰りましょう/////」
魔王「あっ、うん・・・ 風邪引くなよ」
側近「はぅぅぅぅぅーーーーー///////」
側近ちょろすぎた
~魔王の城~
魔王「ふぅぅ~、やっと家に着いたぁ」
側近「長旅ご苦労様です陛下」
魔王「お前、この旅でなんか変わったな」
側近「へっ?」
魔王「なんか前はピリピリして冷たかったのになんか最近は・・・」
魔王「色気付いた?」
側近「せ、セクハラですよ陛下!!」
魔王「はぅ!!ごめんごめん、訴えないでぇ!!」
>>52
すまん・・・ すまん・・・(´;ω;`)
女勇者「あら、魔王帰ってたの?」
魔王「お、女勇者、相変わらず可愛いな」
女勇者「な、なにを急に////」
側近「あ、あの、お妃様、陛下は今旅から戻った後で大変お疲れなのでご用件は後で」
女勇者「側近、私は魔王の妃なのよ、いわばこの国の王族、あなたよりずっと偉いの意見しないで」
側近「ムッ・・・ 陛下にお仕えしたのは私のほうがずっと先です、私の方が陛下についてずっとあなたよりも知ってます」
魔王「まぁまぁ、二人とも喧嘩しないで・・・」
魔物「陛下、東方の今は無き僭主が治めていた国を知っておられますか?」
魔王「うむ、確か大陸の極東に位置する小国の国王が皇帝を僭称し中央国の女王の怒りに触れ討伐された・・・」
魔物「よくご存知で、その極東の僭主の娘についてなのですが」
魔王「確かその僭主は一族郎党、女王に皆殺しにされたと聞いたが・・・」
魔物「いえ、僭主の20居た子女の中、一人だけ娘が生き残っていたのです」
魔物「兵百万に匹敵すと称された例の大将軍が女王軍を追い返したその一瞬を好きを見て女官達とともに国を脱したそうです」
魔王「それでその娘がどうしたというのだ・・・」
魔物「はい、それが絶世の美女という噂で」
魔王「なに、美女だと!?」
魔物「はい、その噂は遠く山の向こうである我らの耳にまで届いております」
魔物「山を越えて一見する価値はあるでしょう」
魔王「旅の支度をしろ!!!」
魔物「えっ?はい!!」
魔王「側近を呼べ!!」
魔物「はっ!!」
魔王「いや、待て・・・」
魔物「?」
魔王(あいつ最近、やけにヒステリックだからな・・・)
魔王(ここは腕も立つし、山越え経験者の女勇者に同行してもらうか)
~魔王の城:後宮~
魔王「ということで、旅の支度しといてね」
女勇者「結構、急ね」
魔王「思い立ったが吉日とか言うらしいからね、あっ、旅用に新しい服買ったからコレに着替えて」
女勇者「えっ!!!なになに!!!」
女勇者(ふりふりかしら、ドレスかしら、なにかしら)目がキラキラ
女勇者「・・・・・・・・・ なにこれ?」
魔王「勇者の服だけど?最初に着てた奴よりも女の子らしくて可愛いでしょ?」
女勇者「私、こんな男っぽいのいやだ、ドレスで行く」
魔王「いや、南北を遮断するあの険しい山脈越えるんだよ!?ドレスじゃ無理だよ!?」
女勇者「嫌だ、嫌だ、ドレスでいきたいぃぃぃ」
魔王「あぁ、わかったわかった、こうしよう、今はその勇者の服で我慢してくれ帰ったら新しいドレス買ってやるから」
女勇者「フリフリ?」
魔王「うん」
女勇者「ピンク?」
魔王「うん」
女勇者「やったーーー!!」
魔王「ふぅ・・・(コイツもあった時とだいぶ変わったな・・・)」
>>20のスレがhtml化したら起こして
~町~
子供「うわっ!!勇者様だ!!」
子供2「ホントだ、勇者様だ!!」
老人「勇者様ぁ~」
女「勇者様だわ!!」
魔王「凄い人気ぶりだな」
女勇者「魔王に降ったとは言え、一応勇者だからね・・・」
魔王「ん?どうした、急に立ち止まって」
女勇者「でもちょっと罪悪感あるかも・・・」
魔王「ん?どうして?」
女勇者「私、勇者の家庭に拾われて子供の頃から一人前の勇者になる為に教えられて来た・・・」
女勇者「本当はずっとお姫様になりたくて、フリフリの付いたドレスとかハイヒールとかずっと履きたかったの・・・」
女勇者「でもそんな事、私に期待してくれるお父様やお母様にずっと言える訳もなく自分を抑圧してきた・・・」
>>62
じゃあそれまで
('A`)「vipでも見るか」 を読んでしのいでくれ
女勇者「それでお父様とお母様の期待に応えられるようにずっと頑張ってきた」
女勇者「自分を隠してかっこ良くて気高い勇者を演じてきた」
女勇者「そしたら中央の女王陛下から魔王討伐の命が下されて、いま私はあなたの元にいるわ・・・」
女勇者「あなたの妻になって私の夢は全部叶った、相手が白馬の王子様じゃなくて魔王とはいえ」
女勇者「絵本の中のお姫様みたいなかわいいお洋服着て本物のお姫様になれたんだもの!!」
魔王「じゃあ気を悪くすることはないだろ」
女勇者「いやでも、私を育て期待してくれたお父様とお母様に、私に魔王討伐を命じて下さった女王陛下に」
女勇者「そして、私が魔王を討伐してくれると信じた民達に・・・ 私はなんて顔向けをすればいいのか・・・」グスン
魔王「・・・・・・・・」
女勇者「ごめんなさい、こんな話しちゃって」
女勇者「今のは忘れて、さっ、早く目的地に向かいましょう」
魔王(こいつ、また強がりやがって・・・)
~魔王の城~
側近「あなた、さっきからあの変態クズ魔王が見当たらないけどどこ?」
魔物「いえ、あの、その、側近様」
魔物(どうしよう、陛下が女勇者と二人で側近様を置いてけぼりでしかも黙って旅に出たなんて知れたら・・・)
魔物「いえ、ですからその・・・」
悪魔「おい魔物、女勇者様と旅に出た陛下のことなんだが」
魔物「おい、おまえこの馬鹿!!!」
悪魔「あっ、これは側近様!?」
側近「変態クズ魔王が・・・ あのクソ女勇者と旅に出たですって・・・?」ゴゴゴゴゴゴゴッ
側近「私を置いて・・・ しかも断りもなく・・・?」ゴゴゴゴゴゴゴッ
魔物「や、やばい!!」
側近「ふざけんじゃないわよーーーー!!」ドッカーーーン!!
魔物「側近様御乱心!!!!!!」
疲れた
ちょっとコーヒー取ってくる
女勇者「それで私達これからどこに向かうの?」
魔王「かつて存在した極東の小国・・・ その帝族の生き残りさ・・・」
女勇者「そのかつて存在した極東の小国ってもしかして皇帝を僭称して女王陛下に討伐されたあの?」
魔王「そうだ、よく知ってるな?」
女勇者「知ってるも何も私も女王陛下に命令されて討伐軍に加わったのよ」
魔王「そうだったのか」
※ここに出てくる女王と尿の日の国の女王は別物です
女勇者「極東の小国にはクソ強い将軍居て私たち10万の兵は奴の率いる寡兵によって撤退を余儀なくされたわ・・・」
女勇者「まさにあの強さは鬼よ・・・ 私もその時//// あの////」
魔王「山を越えて、俺の城の玉座の間まで辿り着いたお前にそこまで言わしめるとは一度、あってみたいものだなその将軍に」
女勇者「おもらししちゃったの////」
魔王「何!!!!????」ボッキーーーン
女勇者「おもらしって言ってもちょっとよ、ほんのちょっと////」
女勇者「まぁ、全部出ちゃってだいぶ濡れたけど・・・///」
女勇者「で、でもしょうがないわよね、そこに居た女の子の将兵はみんな脱糞してたもの」
女勇者「おしっこで済んだ私は逆に凄いわよ!!」エッヘン
魔王「その将軍、是非ともあってみたいものだな」
~魔王の城~
王女「側近の乱心は抑えられたか?」
魔物「これはこれは、王女様、側近様は落ち着かれるまで地下牢で拘束しております」
王女「そうか・・・ 父上も一体全体何がしたいのやら・・・」
王女「急に 女の子がおしっこしてる所見たい 等といい嫁集めに奔走するなど・・・」
王女「なき、母上が聞いたらさぞお悲しみになれるだろう・・・」
魔物「へ、陛下も色々、お考えあっての御奇行でしょう・・・」
王女「そうだといいのだがな・・・」
俺「王女ちゃーん、お久しぶりー」ニヤニヤ
王女「また、お前か・・・」
俺「釣れないなー、王女ちゃんと俺が結婚して、俺の親父とお義父様が手を組めばこの極寒の奥地は愚か」
俺「山の向こうの豊かな大地だって手に入れる事ができるんだぜ?」
王女「縁談は父上がもう既に何度も断っているはずだ、それに魔王の娘に貴様の器では足りん」
※この俺は女騎士「ヤバイ・・・!!トイレ行きたい」に出てくる俺(現在の宰相)とは別人です
俺「ならその身体、力尽くで俺のオルドに加えるまでだ!!」
王女「いいだろう、かかってこい」
俺「フハハハハハハッ!!険しい雪山で何百年と鍛えられて来た俺達、瞬蹴族のスピード、目で追うことを叶わないであろう!!」
シュンシュンシュンシュンシュンッ!!!
王女「それだけか?」
俺「何ィ?」シュンシュンシュンシュンシュンッ!!
王女「お前の技はそのハエも止まるような反復横跳びだけか?と聞いているのだ」
俺「なんだと!?」シュンシュンシュンシュンシュンッ!!
王女「その様な動き、私には止って見えるわ!!!!」
王女「山田ァァァァァァ!!!(本人は邪魔だと言っているつもり)」バッコーーーンッ!!
俺(な、何ィィィ!?俺の動きが捕らえられただとォォォォォ!?)グニューーーー
俺「グホッ!!!!!」
王女「フンッ、口ほどにもない」
俺「クッ、更に気に入ったぞ・・・ 必ずやお前を俺の妃にしてくれる・・・」シュンッ!!(逃げた)
王女「出来るものやってみろ」
~魔王の城より東方の国:王宮~
俺「クッ・・・ この俺が女如きに敗れるとは・・・」
国王「どうした我が子よ、その格好は」
俺「ち、父上!!こ、これは!!」
国王「まさか、 戦いに敗れた のではないだろうな?」
俺「ま、まさか、その様な事などありえませぬ!!」
国王「そうであろう、我ら瞬蹴族の掟を忘れるでないぞ」
国王「戦いに敗れし者、瞬蹴族に非ず、脚を切り落した後に首をはねる・・・」
国王「肝に銘じて置け」ホッホッホッ
俺「・・・・・・しかと、肝に銘じて置きます」
~魔王の城~
俺「おい、王女!!」
王女「また、お前か・・・ いいだろう、相手になろう!!」
俺「待て!!俺は戦いに来たのではない!!」
王女「じゃあなんだ?用がないならとっとと城から去れ」
俺「その・・・ この前の勝負の事・・・ 他に話したか?」
王女「話しておらぬが」
俺「こ、これからも他言無用にお願いする」
王女「なぜだ?」
俺「か、からかうな!!お前も我ら瞬蹴族の掟は知っているであろう!!」
王女「戦いに敗れし者、瞬蹴族に非ず、脚を切り落した後に首をはねる であったな」
俺「そ、そうだ、それ故に先日の勝負は他言無用にお願いする」
王女「自らの命惜しさに女々しくも求婚し敗れた相手にそれを漏らさぬよう頼むとは・・・」
王女「その様な狭量さでは、この私を妃にするは愚か王子の役目も果たせぬであろう?」
俺「う、うるさい!!とにかく、他言無用だからな!!」シュッ(逃げた)
王女「フフッ・・・」
女勇者「で、その帝族の生き残りはどこにいるの?」キョロキョロ
魔王「悪魔の偵察によると極東の小国の再興為、一部の臣と共にエルフの森に隠れているらしい」
女勇者「へぇ、人間の癖にエルフの森に逃げ込むなんて度胸あるわね」
魔王「それで問題なんだが・・・」
女勇者「そっかー、エルフの森はエルフが邪悪な者を寄せ付けない結界を張ってるからあんたは入れないってわけね!!」
魔王「あぁ・・・ 邪悪でも、同じエルフ族の悪魔やオークは入れるのだが奴らではエルフと戦っても敗れるだけだ・・・」
女勇者「じゃあ、ダークエルフは?あいつらなら邪悪だし、エルフの結界にも入れるわよ」
魔王「奴らは装飾品を輸入する為に人と僅かばかり接触するだけでそれ以外の種族との外交は遮断している」
女勇者「そうなんだ」
魔王「エルフと同じ部類の人であるお前なら、エルフの結界の影響を受けること無く森に入れる」
魔王「それにお前は腕も立つ、例え魔法が使えるエルフ相手でも大丈夫だろう」
女勇者「はいはい、百宿百飯百ドレスの恩義よ」
魔王「ありがとう、女勇者」
~エルフの森~
女帝「・・・・・・・・・」
文官「おぉ~、我ら唯一無二の皇帝!!」
武官「我らの光!!」
将校「必ずや帝国の再興を!!」
エルフ「あんな奴ら、かくまって大丈夫か?しかもあいつら人間だぜ?」
エルフ2「亡国の王族の生き残りを崇め、叶わぬ再興を夢見るかわいそうな奴らさ・・・」
エルフ2「それに俺達エルフはその亡国の大将軍は大恩がある、放って置いてやろうぜ・・・」
文官「女帝万歳!!」
残党達『女帝万歳!!』
女帝「・・・・・・・・・」
女勇者「エルフの森に潜入したはいいものの・・・」
女勇者「例の帝族の生き残りってどこよ・・・」
女エルフ「人界の勇者が我らの聖なる森で何をしている」
女勇者「!!!???」
疲れたぜお
~エルフの森:エルフの集落~
女エルフ「見張り番をしていた所、この人間の女を見つけ捕縛した」
長老エルフ「ご苦労であった・・・」
俺「は、離せよ!!」
エルフ兵「おとなしくしろ!!」グイッ
長老エルフ「なんじゃ、やかましい・・・」
エルフ兵「いえ長老、森を探索していたらこの男がうろついていたので捕縛しました」
エルフ兵「こいつ、ちょろちょろ動きまわるもんで30人掛かりでやっと捕らえましたよ」
長老エルフ「ご苦労であった」
女エルフ・エルフ兵「「はっ!!」」
長老エルフ「して、貴様らは知り合いか?」
女勇者「こんな男知りません」
俺「同じく」
長老エルフ「そうか、どうやら仲間ではないようだな・・・」
長老エルフ「貴様ら侵入者の沙汰はおって決める」
女勇者(作戦成功ね、あのまま森をウロいついて居ても森を彷徨うだけ)
女勇者(ここは一度わざと捕まりエルフの集落に連行されれば何か進歩があるかもしれない)
俺(クソッ・・・ また負けた・・・)
尋問官「今回の尋問は貴様ら二人の沙汰を決める事になる、嘘を付けばその時は即刻処刑だ」
尋問官「わかったな?」
尋問官「それでは尋問を行う」
尋問官「名前は」
女勇者「女勇者」
俺(ここで馬鹿正直に正体を晒せば捕縛された事が国にバレるかもしれない・・・)
俺「アベ・タカカズだ・・・」
尋問官「職業は」
女勇者「(元)勇者(本当は王族)」
俺「旅人」
尋問官「出身地は」
女勇者「中央国」
俺「西方の山の麓(本当は違う)」
尋問官「エルフの森に侵入した動機は」
女勇者「迷った」
俺「同じく」
尋問官「尋問はこれで終了する、おって沙汰があるだろう」
長老エルフ「それでは侵入者二人の裁判を行う」
エルフ「ここは断固、極刑に処すべきだ」
エルフ2「なにを言う、今回はおとなしく連行された方を追放、暴れた方を百叩きに処せばいいだろう」
エルフ「人間はみな、極刑に処すべきだ」
エルフ3「ここはふたりとも百叩きという案もあるが・・・」
エルフ4「いまは労働力不足だ、労働刑というのはどうだろう?」
俺(早くこの場から脱さなくては・・・)
女勇者(生き残りを見つける前にここまで深刻になるとは正直予想外だったわ・・・)
保守頼む
結構vipにも尿好きいるんだな
嬉しいわ
前に良く尿系のスレ立てたらキモいの連発だったけど規制されてる間にvipも丸くなったな
俺(奴らが議論に気に取られている今が好機だ、幸い兵士もいない)
俺(瞬蹴族の素早さを見くびるなよ、気付いた時にはもういないという腹だ・・・)シュンッ(逃げた)
長老エルフ「zzzZZZZZ・・・・・・」
エルフ「ここは極刑に」
エルフ2「両者の罪を別に考えろ」
エルフ4「労働力不足を考えると」
エルフ達『ん?』
エルフ「奴が居ないぞ!!!」
エルフ2「探せ!!」
女勇者(よし、いまの内に・・・)シュル(縄抜けの術)
エルフ3「女もいないぞ!!」
エルフ「なんだと!!!」
お漏らしはあの恥じらいがいいんだよね
>>108
恥じらい部分全然かけてなくてごめん
~魔王の城~
魔物「報告!!東方の農村でオーク達が反乱!!」
狼男「報告!!東方の監獄の囚人達が反乱!!看守を皆殺しにし、現在監獄に立て籠もっています!!」
悪魔「報告!!北方の町の人間達が次々に蜂起!!」
王女「なんだと・・・!?」
王女「民衆達に父上の不在が漏れたか・・・」
王女「元は武によって父上が無理矢理従わせていた者共、反乱を直ぐ起こすというわけか」
王女「ならば魔王の娘が再び、武によって従わせるまでだ!!鎮圧軍を編成し各地の反乱を鎮圧するぞ!!」
魔物「はっ!!」
王女(父上がいない今、私が国を守らなくては・・・)
~魔王の城より東方の国:王宮~
伝令兵「報告!!魔王の城周辺の集落が次々に反乱!!魔王の一人娘が軍を率い鎮圧に向かう模様!!」
俺「なんだと・・・!? 王女が危ない・・・!! 出撃の支度をしろ!!」
国王「ならぬ」
俺「なぜです!!」
国王「我が国とかの魔王は未だ盟を結んでおらぬ、ただが一揆の鎮圧に軍を出すなど兵士共が納得しないであろう」
俺「ならば俺一人で行くまでだ!!」
~魔王の城より東方、オークの集落~
化け猿「で、殿下!!せ、戦線の維持が出来ません!!」
王女「クッ・・・ みな奮起せよ!!」
王女(何故だ、何故、正規兵を以てしてもオーク共を鎮圧できない・・・)
王女(オーク共が強いのか・・・ それとも・・・)
魔物「王女様!!ここはお逃げを!!」
王女「馬鹿者!!魔王の娘たるこの私がおめおめと逃げられるか!!」
悪魔「な、ならばここは俺殿に援軍を!!王女様に好意を抱くあの方なら必ずや精強なる瞬蹴族を率いて・・・」
王女「今更、あやつにこうべを下げられるか!!」
保守頼む
バッコーーーンッ!!
王女「!!!!!」
魔物「グハッ!!」
大オーク「そうは見えないがこいつらの口ぶりからお前が大将の様だな、お嬢ちゃん」
王女(で、でかい・・・!!)
魔物「お、王女、お逃げをッ・・・!!」
王女「絶対絶命・・・ という所だな」
大オーク「この俺が怖いか?お嬢ちゃん、脚が震えてるぜ」
王女「な、なに!?」
王女(馬鹿な!!この私が臆しているというのか!!)
王女(クッ!!む、無意識の内に尿が・・・!!)ショワーーー
大オーク「ハッハッハッ、これは滑稽だ!!あの偉大なる大魔王様の娘が依りにもよって」
大オーク「醜悪だと差別される俺らオークに臆して失禁とは、いやはや」
王女「クッ!!(なんという屈辱だ・・・・)」タラー(おしっこが太ももつたわる)
大オーク「死にやがれ小便垂れ」ブンッ!!
???「やーやー、これはこれは君達派手にやってるね、私は観戦しようではないか」
王女「お、お前は!!!」
俺「この魔王の太子たる私がこの乱、観戦致そう。両軍共、存分に力を振るうがいい」
大オーク「魔王の太子だと!?みんな、アイツを狙え!!」
オーク達『おう!!』
俺「掛かったな低脳オーク共め!!」バシン
オーク「グハッ!!」
大オーク「魔王の太子の首!!俺がもらった!!」
俺「馬鹿め!!」ドンッ
大オーク「グハッ!!」
俺「ふぅ・・・ 粗方片付いたようだな・・・」
俺「大丈夫かい、お嬢ちゃん?」
王女「い、一応、礼は言っておく・・・///」
俺「やれやれ釣れないねぇ、その格好のままじゃ寒いだろ。それに俺以外の奴にお前のそんな姿は見てもらいたくない」
俺「俺の上着をやつから腰にでも巻いてろ」ポイッ
王女「カァァァァァーーー/////(恥ずかしい)」
俺「魔王の軍よ、傷兵はそのまま城に帰還しろ。歩ける者は歩けない者を運んでやれ」
俺「まだ戦える者は乱の鎮圧に向かうぞ!!」
王女「そ、それにしてもお前は見た目によらず頭が冴えるみたいだな、咄嗟にあんな芝居は思いつかんぞ」
俺「あぁ、あれはこの大陸の海の向こうの優秀な軍師を真似ただけだ」
王女「そうか、お前のような狭量な者にあのような策がこうじられる訳がないしな」
俺「・・・・・・・・・」
王女「それにしても援軍はお前一人か?兵はどこだ?」
俺「俺一人だ、兵は訳あって王権により出兵できない」
王女「そうか・・・・・・」シュン
俺(数よりも一人できた俺の勇姿を褒めてもらいたかった・・・)
化け猿「で、殿下」
俺「どっちだ?」
化け猿「は?」
俺「だから、どっちの殿下だ、王女かそれとも王子か」
化け猿(あー、そういえばこの馬鹿も一応王子だったな)
化け猿「王女殿下の方です」
王女「なんだ?」
化け猿「ここは一軍団で一つ一つ乱を鎮圧するのではなく、ここは複数の部隊に編成し乱を各個鎮圧すべきかと」
王女「では両方行う!!」
化け猿「??????」
俺「???????」
化け猿「と、いいますと?」
王女「全軍で一つ一つ潰すのと全軍を部隊にわけて一つ一つ潰すのを同時に行う」
王女「どーだ、私の良いところ取りの策は」(得意げ)
化け猿「お伺いしますが全軍と全軍を分けた部隊の二系統を編成することになると全軍二つ必要ですがどうなさるおつもりですか?」
王女「・・・・・・・・・ そんなものは知らん!!」
化け猿(えーーーーーーーーーーーーーー)
化け猿「で、では、陛下譲りの殿下の武勇を活かす為に今回は当初の全軍で各個乱の鎮圧を行いましょう」
王女「うむ、ではそれを採用する」
化け猿(最初からそういえばいいのに・・・)
俺(プークスクス)
王女「では全軍、乱を各個鎮圧するぞ!!」
魔王軍『うぉぉぉぉぉーーーーー!!』
『王女の鼓舞により魔王軍の士気上昇!!』
王女「あっ、私達これからダークエルフ達の暴動の鎮圧に行くから君帰っていいよ」
俺「えっ!?ちょっまっ!!えーーーーー!!」
王女(こいつにさっきみたいな姿をこれ以上見せるわけにはいかない)
王女「うん、だから帰って」
俺「いや、だから、さっきみたいにオークにやられそうになったらどうすんの?」
王女「今度はオークじゃなくてダークエルフだから大丈夫」
俺「いやいやいや、オークよりダークエルフの方が危険だろ」
王女「いや、いいからとにかく帰って、バイバイ!!」
俺「いや、ここまで来て途中で帰るわけにはいかない、乗りかかった船だ!!」ドンッ
化け猿「そうですぞ、殿下、先程の鎮圧で多くの負傷兵を出しました、いまは一人でも多くの戦力が欲しい所」
王女「いや、でも・・・」
化け猿「それも席ほどのオークとは違い次なる敵はあの悪名高きダークエルフの一党・・・ 舐めて掛かってはいけませぬ」
俺「ということだ、王女様」
王女「クッ・・・」
女の子の長い我慢の末のおもらしが好き
~監獄~
ダークエルフ(ボス)「魔王不在の情報が漏れだすとは王宮も相当気が緩んでるみたいだな」
闇エルフ「ボス、偵察部隊によると魔王の軍勢がこちらに向かっているようです」
ボス「ほう、お早いお帰りだな、魔王」
闇エルフ「いえ、軍勢を率いるは少女のようです」
ボス「少女か・・・ 久しぶりにうまい肉が食えそうだ」
>>134
それは
女騎士「ヤバイ・・・!!トイレ行きたい」
にあるよ
俺「敵はダークエルフ、気を抜くなよ」
王女「わかっている・・・」
王女(なんでついてきちゃうの?早く帰ればいいのに・・・)
俺「それしても高地のさらにその山上に造った監獄・・・」
俺「俺は寒さに強い民族だが、上着無しじゃさすがに少々寒いな」
化け猿「わたしくしは毛皮のお陰で暖かいです(ざまぁぁぁぁぁwwwwwwww)」
王女「そ、そういえば、山を登る前よりは涼しいな・・・」
王女(や、ヤバイ!!この寒さでおしっこが・・・)
王女(さっきもらしちゃったばっかりなのに・・・)
王女(こいつの前でまたあんな醜態を晒すわけにはいかない・・・ ここはなんとしても我慢しなければ)
俺「ここが監獄の中か・・・ 随分と暗いな・・・」
悪魔「み、見ろ!!」
俺「吹き抜けにめんした廊下に大量のダークエルフがっ!!」
闇エルフ「掛かれッ!!」
闇エルフ達『うぉぉぉぉぉーーーーー!!』
俺「迎撃体制を取れ!!」
俺「!!!! 王女はどこだ!!!」
俺「居た!!! っていきなりダークエルフに囲めれてる!!」
王女よええ
>>141
ちなみに強さは
魔王>>宰相>>>>>>>>>>>>女勇者>側近>>女騎士団長≧王女>>>>>>>俺
俺>>>大オーク>>>>>王女(我慢時)
と王女は若干でも尿意を我慢していると力が1/10以下になります
王女「ふぇぇぇ・・・」ブンブンッ
闇エルフ「フハハハハハッ、お嬢ちゃん片手でハエたたきを振るようにいくら剣を振っても我々ダークエルフを倒す事はできないぞ」
闇エルフ2「魔族如き下等種族が我らダークエルフを長き渡り幽閉した罪・・・ その血肉を以て償ってもうおうか?」
王女「うぅぅぅぅ・・・(もれるもれるもれるもれる)」モジモジ
俺「トゥッ!!」バシッ
闇エルフ「グハッ!!」バタンッ
闇エルフ2「貴様、何者だ!?」
俺「ダークエルフ12人に囲まれた麗しの王女を助けにきた王子です」
闇エルフ3「ふざけたことを・・・!! 一斉に掛かれ!!」
闇エルフ『うぉぉぉぉぉーーーーー!!』
俺(ヤバイな・・・・・・)
俺(この窮地・・・ どう脱するか・・・)
この時、この王子の脳裏に微かな記憶がよぎった!!
幼き頃に老婆より聞かされた海の向こうの大陸の話、
寡兵を以て大軍を撃破した将軍居た!!
その将軍は知略を巡らせ策を以て勝ったのではない、
その将軍は鍛錬によって得て武勇を以て勝ったのではない、
この鍛錬も勉学も怠ってきた王子はこの将軍が行った術を行う必要があった!!
その時!!何を血迷ったか、王子は全ての武具を脱ぎ捨てた!!
一太刀でも受ければそれは致命傷となり死に直結する!!
闇エルフ2「とうとう、血迷ったか、自分から防具を外したぞ」
俺「人は防具を付けることによってそこに気付かぬ内に僅かな甘えが生じる」
俺「それを断ち、あえて自らを死地に追いやる事により気は研ぎ澄まされ、人が本来発揮できない力を発揮する」
俺「さぁ、かかってこい」
ゼヌーラか!
>>150
すまんぐぐったけど知らない
>>151
某フリゲで防具も服も脱ぎ捨て全裸になって攻撃力や回避力を上げる技があった
>>152
そうなのか無知ですまん
ちなみに元ネタは漢国の将・韓信の背水の陣と北斗の拳の雲のジュウザです
闇エルフ2「舐めた真似をしてくれるな、掛かれぇ!!」
闇エルフ『うぉぉぉぉぉーーーーー!!』
ボス「待てッ!!」
闇エルフ2「!!!!」
俺「!?」
ボス「海の向こうの大陸で用いられる戦術・背水の陣か・・・」
ボス「自らを奮起する代わりに自らの命を危険に晒す・・・ 当に真の勇者しか成し得ぬ愚行・・・」
ボス「いいだろう、この俺が一騎討ちで貴様の相手になろう!!」
俺「受けて立とう」
ボス「貴様のその愚行に敬意を表し、我もこの飾りを砕こう!!」バキッ
ボス「これでお互い、油断を許さぬ背水の陣という訳だ」
俺「ふっ、おもしろい」
ボス「オラオラオラオラオラオラッ!!」
ボス「かわしばかりじゃ、俺は倒せんぞ!!」
俺(クッ!!早い!!防具を外し研ぎ澄まされた気と瞬蹴族の早さを以てしてもかわすのがやっとだ!!)
俺(さすがはダークエルフと言った所か・・・ いや、こいつはその中でも群を抜いて強い・・・!!)
俺(ここは危険を冒してでも守勢から攻勢に転じる時!!)ガッ!!
俺「うぉぉぉぉぉーーーーー!!」ドンッ
ボス「危ない!!」シュン
俺「さすがはダークエルフ、よくかわせたな」
ボス「こちらも背水の陣、そう安々と攻撃をうけるわけにはいかぬ」
ちなみに最初に王子がオークから王女を救った時の元ネタは
片倉景綱が伊達政宗を助けた時の話です
俺(敵もこちらも背水の陣・・・ ここは一撃必殺の技の以て敵を撃ち砕くが上策)
俺「ハァァァァァ・・・・・・・・・」
ボス(あの手、あの腰、あの膝、あの構えは確実に全身の力と気を拳に集中させている・・・)
ボス(だが、大技は一度繰り出した後、次の攻撃へと繋げることは出来ない・・・!!)
ボス(一度かわし、その隙を突けば・・・ 勝てる!!)
ボス「行くぞぉぉぉぉぉーーーーーー!!!」タタタタタタッ
俺「うぉぉぉぉぉーーーーー!!!!!!」ドンッ
ボス「フンッ!!」シュッ
俺(な、なに!?かわされただと!!)
ボス「これで貴様も終わりだ!!うぉぉぉぉぉーーーーー!!」ブンッ!!!
俺「うぉぉぉぉぉーーーーー!!!この闘い、負けられんッ!!」
ボス(な、何ィ!?この体勢でかわすだと!?自らの体重を落とすことによって、身体は地面に向って落ちるのを領しただとぉ!?)
ボス(だが、そのかわし方には欠点がある!!!それはそこから体勢を立て直すことが困難であり、その最中に当てられたダメージは倍増する!!)
ボス「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!」
俺「うぉぉぉぉ-ーーーーーー-!!!」
ボス(な、何ィィィ!?俺の腕にしがみついただと!?いや、ただしがみついただけではない!!)
ボス(落ちる一連の動作から技に繋がっている・・・!!こ、これは!!!)
『腕挫十字固ッ!!!!!!』
※実際に>>1が学生時代多用しすぎた技です
俺(き、決まった!!!)
俺「これでお前の腕は頂くぜ!!」
ボス「うぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーー!!!!」
悪魔「み、見ろ!!!王女様が!!!!!!!」
闇エルフ「ヘッヘッヘッへッヘッ」
王女「きゃーーーーーーーーーー!!!」
化け猿「ダークエルフめ、我々が決闘に気を取られている間に殿下を人質に取りその首元に刃物を突きつけるとは」
猿ついた
ボス「そういうことだ、技を解いて貰おうか?さもないと、あの王女様の細い首に傷をつけることになる」
俺「クッ・・・」ガバッ
俺「貴様ァァァァァァ!!!!決闘を汚すとは!!!!!」
ボス「我々、知性溢れるダークエルフが馬鹿正直に決闘など挑むと思ったか?貴様達蛮族とは違うのだよ」
俺「クッ、ダークエルフに漢を見たのがそもそもの間違えだったか・・・」
王女「はぅぅぅぅ・・・・・・」モジモジ
王女(ど、どうしよう、只さえ今にももれそうなのに、そんな首にナイフなんて近づけられたら・・・)
王女(いや・・・ いや・・・ さっきおもらししたばっかりなのに、またアイツのまで・・・)
俺(はてさて、この窮地・・・・・・ 如何に脱すが男の見せ所)
王女「い、いや・・・」ポロポロッ(涙)
闇エルフ2「ん?」
王女「お、俺、見ないで・・・・・・・・・」ショワーーーーーーーーーー
闇エルフ2「うわっ!!こいつションベン漏らしやがった!!汚ぇ!!!!」
ボス「馬鹿!!女から離れるな!!」
俺(!!!!!!!! 俺の上着が!!!!!!!!!!!)
俺(いや、好機!!!)シュンッ(走る)
俺「タァァーーーッ!!」バシンッ
闇エルフ2「い、いつの間にか!!! グハッ!!!」
俺「ふぅ・・・ なんとか窮地は脱したか・・・」
俺「おい、座り込んで大丈夫か?」
王女「・・・・・・・・・」
王女「うわーーーーーーーーーーーん!!!!」
俺「!!!!!!!」
俺(俺がいままで何度も求婚し断ってきた、気高き魔王の娘がいま、子供の様に泣いている・・・)
俺(しかも自分の作った黄色い水溜りの上で・・・ というか俺の上着ションベン塗れだ・・・)
俺「まぁ、泣くな・・・」ナデナデ
王女「ひっく・・・ひっく・・・」
俺「そ、そうだ、このお前のおしっこでビショビショになった俺の上着を真空パックして我が王家の家宝にしよう!!」
王女「それは慰めているつもりか? ・・・ヒック」
俺「いいや(はい、そうです)」
俺「お前のおしっこは決して汚くなんかない、逆に綺麗なくらいだ、俺はお前のおしっこならいくらでも飲んでやる」
俺「だからもらしたぐらいで泣くな」
王女「この変態・・・」
俺「俺はお前が好きなだけだ」
サルよけ頼む
ちなみにこの超絶かっこいい俺のモデルは俺じゃなくて
中国後漢時代の将・袁燿さんと決闘シーンは北斗の拳、五車星:雲のジュウザさんです
~エルフの森~
女勇者「どさくさに紛れて逃げ出したはいいものの」
女勇者「例の生き残りとやらが中々みつからないわね・・・」
残党「我らが祖国、帝国の復活を!!」
女勇者「なにかしら、あの叫び声・・・ 行ってみよう」
~エルフの森:残党のアジト~
女帝「・・・・・・・・・・・・」
文官「必ずや、我らの帝国の失地を回復し帝国の復興を!!」
将校「悪しき女王を打ち破り、世界に光を!!」
女勇者(とても綺麗な女の子 でも・・・ 目が死んでる・・・)
女帝「・・・・・・・・・・・・」
文官「だ、誰だ!!そこにいるのは!!」
女勇者(バレた!!!!)
女勇者「い、いやぁ~」エヘヘヘヘ
文官「お前、女王の手先か!?」
女勇者「い、いや、私は魔王が帝族の生き残りに会いたいと言っていたのでそれを伝えに・・・」
文官「ま、魔王だと!?」
武官「魔王が何故我々の女帝に?」
将校「一体どういうことだ・・・」
残党達『ざわざわ』
~エルフの森の外~
魔王「女勇者遅いなー」
魔王「もう暇で死んじゃいそう、悪魔でも連れてくればよかった」
魔王「あっ、でも悪魔レベルの奴じゃ山越えられないか・・・」
魔王「あー暇だなー、側近が一瞬にしてここに来ておもらししてくれないかなー」
魔王「ん?あれは・・・ 女勇者が帰ってきた!!しかも人を連れてる!!」
魔王「おーーーーーい!!!女勇者ぁぁぁ!!!」
女勇者「帝族の生き残り連れ来たよ」
魔王「というかなんでみんなそこで立ち止まってるの?俺、結界でそっちいけないんだからこっち来てよ」
女勇者「いやぁ~、それがこの人達が女帝さんを魔王に合わせる代わりの条件に女帝さん達は結界の外から出ないって・・・」
魔王「そっちのほうが安全だし、俺魔王だから懸命だね」
文官「あれがあの悪名高い魔王か・・・」ヒソヒソ
武官「なんと威厳に満ちた顔をしている・・・」ヒソヒソ
残党達『ヒソヒソざわざわ』
俺「20時間ねてませーーんwwwww」
ライフガード「イイねが欲しくて暴れてるぞ!!」
ねむい・・・
女勇者「このお方が帝族の生き残り、女帝さんです」
女帝「・・・・・・・・・・・・」
魔王「これが・・・」
魔王(これが絶世の美女と噂が山向こうの俺達まで届いた女帝か・・・)
魔王(なるほど、噂に違わぬ美少女だ。可愛さだけではなく気品と優しそうがにじみ出ている・・・)
魔王(だが・・・ 心が死んでいる・・・)
魔王「何故、あなたはそんなに悲しそうな眼をしているのですか?」
女帝「・・・・・・・・・」
文官「こ、これ!!何を言う!!」
魔王(返事をしない・・・ もうただの人形だな、これではいくら可愛くても後宮に入れることはできない)
魔王「女帝陛下、この度はわたくしの様な悪辣な者にお目通り願い真にありがとうございました。」
魔王「では、これにて失礼。おい、女勇者いくぞ」
女勇者「ま、待って!!約束のドレス、忘れないでよね!!」
魔王「あぁ、わかってる帰りに街によって好きなの選びなさい」
女勇者「やったーー!!」
女帝「・・・・・・・・・」
魔王(亡国の女帝・・・ なんと悲しき天命の下に生まれたのか・・・)
~魔王の城~
魔王「あー、やっと着いた、疲れたー、あー死にそう」
魔物「へ、陛下!!やっと戻られになりましたか!!」
魔王「あれ?お前どうしたの、松葉杖なんかついちゃって・・・」
魔物「陛下の居ない間、実に色々あって我々臣下は死ぬ思いでしたぞ」
魔物「まず、側近様に陛下の不在を知られ側近様が御乱心なされ・・・」
魔物「あらにその情報が城外にも知れ渡り各地で反乱が」
魔王「で、反乱はどう鎮圧したの?まさか小金で解決とか無駄な事してないだろうな?」
魔物「は、はい、しっかりと国家方針通り王女様が武を以て鎮圧致しました」
魔王「何!?」
魔王「いま、貴様なんと言ったぁぁぁぁぁ!!!!!」
魔物「いえですから国家方針に則り、武を以て・・・」
魔王「違う!!貴様、いま王女が鎮圧したと言っただろ!!」
魔物「は、はぁ、王女様率いる軍が各地の乱を鎮圧して回り・・・」
魔王「お前がその重症ということは・・・」スーッ(顔面蒼白)
魔王「いま、王女はどこにいる?」
魔物「ご自分のお部屋に・・・」
魔王「今行くぞ、王女!!」ダッ!!
~魔王の城:王女の部屋~
魔王「王女ぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!」バタンッ
灯りを消しベッドに横たわる
王女「・・・・・・・・・」
魔王「お、王女?王女ぉぉぉぉぉーーーー!!!」
魔物「へ、陛下、お静かに!!王女様は先程、ご就寝になられたばかりなのですぞ!!」
魔王「ご就寝・・・?」
王女「クピー・・・ スー・・・ クピー・・・ スー・・・」
魔王「なんだ寝ているだけか・・・」
王女「パチンッ!!」ギョロッ
魔王「あっ、すまん起こしてしまったか・・・」
王女「父上?」
魔王「そうだ、お前の父だ。王女よ、怪我はないか?」
王女「怪我はない・・・ ただ強いていうなら数日前から口内炎が・・・」
魔王「そうかそうか、それはよかった あとで口内炎に効く薬を手配しよう」
魔王「王女、あまり父に心配をかけないでくれ、軍を率いてうって出るなどもっての外だ」
王女「父上が「女の子がおしっこしてる所見たい」なんて言って城を飛び出さなければそもそもこんなことにはならなかった・・・」
魔王「うっ・・・(こいつ痛い所を突くな・・・)」
王女「父上、もうこんいんざいこんなことはしないで」
王女「きっと死んだ母上も悲しんでる・・・」
魔王「例えお前の願いでも、亡きお前の母を引き合いに出されてもこれだけは引けぬ・・・」
王女「父上、なんで?」
魔王「それはこれが男の『欲』・・・ いや、『性』だからだ!!」
王女「父上の馬鹿・・・」
魔王「アイツもよく俺に馬鹿と言った」
魔王「・・・・・・・・・・・・」バタンッ…
魔王「おい、魔物・・・」
魔物「なんでしょう陛下」
魔王「こんにんざい俺の許可なく王女を城の外に出すな、あと信用するもの以外王女に決して近づけさせるな」
魔物「仰せのままに・・・」
魔王(これも全て、お前の為なのだ・・・ 王女よ・・・)
~魔王の城:武官派縄張り内の隠し部屋~
魔物「陛下はこんにんざい陛下の許しなく、王女様を城外に出すなと・・・」
魔物「更に信用に足る者以外は決して王女に近づけてはならぬと・・・」
魔物「そして、陛下はその信用に足る者を陛下の信用に足る者かわたくしの信用に足る者か仰せにならかった」
魔物「わたくしはこれをわたくしの信用に足る者と判断する所存です」
魔物「わたくし共、武官派は二度や三度ではなく、五度も王女様のお命を救った貴方様こそ王女様の婿に相応しいと思うております」
俺「やめろ、俺にもうその資格は無い・・・」
俺「俺は私念にとらわれ、表向きは敵である魔王の軍勢に手を貸した」
俺「さらに民族の掟に背き、父から王族の地位を奪われ、俺の脚と命を取る為に刺客を送っている」
俺「いまや、俺と王女との間の結婚に利など無い、さらに敵対心を煽ることになるだろう」
魔物「愛に利が必要ですかな?」
俺「俺はいままで、この一方的な愛を利によって正当化して来た・・・ いまやその利も失われた・・・」
俺「俺に王女と結婚する資格は無い、ここは王女の心を一番に考えるべきだ」
魔物「では、王女の御結婚相手があの貴族になってもいいと仰せで?」
俺「あの貴族?」
俺「どっちにしろ国を終われ、城主にばれないよう隠れ住んでいる俺に知る必要などない」
魔物「良いのですか?王女様と御結婚なされるかもしれない男がいままで王女様にどのような仕打ちをなさってきたか・・・」
俺「・・・・・・・・・」
魔物「では、これから話す事はわたくしの独り言でございます、どうかお聞きになりませぬよう・・・」
魔物「我々が現在住む人界から一つ山を越えたこの北方の地・・・」
魔物「この極寒の地に作物など育つ訳もなく、そこに住み、暮らす者は皆飢えておりました・・・」
魔物「そんな中、人間、エルフ、魔族問わず並み居る荒くれ者共を束ね上げ一種の秩序ある社会機構を創った王がおりました」
魔物「その王は魔族の王たる者の称号『魔王』を名乗り、北方の極寒の地の西方一帯を一つにまとめ上げたのです」
俺「・・・・・・・・・・・・」
魔物「そして、その王は魔王と称すと同時にいままで長きに渡り自らを支え、功ある者とその末裔に」
魔物「種族を問わず領地を分け与え、貴族の身分を与えたのです」
魔物「そして、それからしばらく経つと魔王は后との間に一人の子を儲けました」
魔物「この子こそが全ての始まりだったのです・・・」
魔物「その魔王の子は瞬く間に成長し全ての者を魅了する絶世の美少女へと成長致しました」
貴族の少年『おい、あの娘は誰だ?』
従者『あれは御父君・大公殿下の義兄・魔王陛下の娘の王女にございます』
魔物「その貴族の少年の父は未だ魔王が王を称する前より魔王の妹を娶り、その義弟となっていたのです」
魔物「そしてその貴族は若き日より王を支え、王が魔王を称した際に配下の中でも最も広大な領地を与えられ」
魔物「最も上位に当たる爵位・公爵を与えられたのです」
魔物「そして魔王の義弟に当たり、公爵の称号を与えられた大公の子は魔王の娘を大変気に入り幾度と無く魔王に縁談を申し入れたのです」
魔物「ですが魔王はその縁談を幾度と無く断り続けました」
魔物「魔王自体がその縁談を快く思っていなかったこともありましたがもっと大きな理由が二つありました」
魔物「それは王家と公爵家の間の深い問題と魔王の后である王女の母でもある御方が強く反対なされたからです」
魔物「大公は若き頃、魔王と后の兄を殺したのです」
魔物「元々、魔王の兄と大公は不仲であり、口論から転じて二人の斬り合いとなり魔王の兄は大公に敗れ斬殺されたのです」
魔物「魔王は兄の死を深く悲しみましたが、闘いに敗れた兄が悪いと断じ大公を咎めませんでした」
魔物「そして、宗教の違いから対立した后の兄を大公は捕らえ、后が面会する前に見せしめとして人々の前で后の兄を惨殺したのです」
魔物「后はこれに怒り大公を魔王の配下から追放しようとしましたが大公の影響力は魔王配下の中でも強大であり叶いませんでした」
魔物「どうしても、魔王の娘を妻に迎えたい大公の子は二人の縁談に断固として反対する后を弓で射殺したのです・・・」
俺「・・・・・・・・・」
魔物「これにより、王族に繋がる者は三人も大公親子に殺害されたのです・・・」
魔物「我々武官派が王女の相手として推挙するのが貴方」
魔物「文官派が推挙するのが・・・ 魔王に当たる義弟亡き大公の子で現在の大公です」
魔物「いわばこに婿選びは王族を重んじる武官派と公爵に与する文官派の代理戦争なのです」
魔物「大公は王女様の愛を手に入れる為に命を奪った、貴方様は王女様の愛を手に入れる為に命を守った」
魔物「この差は大きいかと」
俺「俺が愛を求めれば王女を羅刹から救えるということか」
魔物「左様にございます」
俺「ならばいたしかたない・・・ 決起するとするか」
~魔王の城:正門前~
大公「何故、王女に会えぬのだ!!!」
門番「そ、それは陛下の命で・・・」
大公「俺は大魔王陛下の甥であり、大公だぞ!!いわば、王女の従兄だ、何故会えぬ!!!」
門番「い、いえですから陛下の命で王女様の外出お呼び面会は禁じられております」
大公「貴様、武官であろう!!話にならぬ、言葉を理解できる文官を連れて来い!!」
俺「ほう、あれが悪名高き大公殿下か・・・」
魔物「左様にございます、悪辣にして自らの欲望のためにはなんでもするお方です」
俺「俺は魔王に知られさえしなければ、いつでも王女に会える 今や地位は無いが奴より前にいることは確かだな」
俺『王女ちゃ~ん』
王女『また、お前か・・・ 父上に知られたら事だぞ』
俺『知られなければことじゃない』
俺(あの乱から幾分が時が流れたが膝や手を触れる程度未だ俺と王女の仲は親密ではない・・・)
大公「うるさい!!どけ!!」ザクッ
門番「グハーーーッ!!」バタンッ
俺「な、何!?門番を斬っただと!!」
門番2「た・・・ 大公殿下御乱心!!!!!!」
俺「奴は忍び込むという事を知らぬのか・・・」
魔物「飽く迄堂々とこれが大公という男なのです」
俺「王女に対する執着心、奴は俺の遥か上を行くか・・・」
魔物「どこへ行かれるのですか!?」
俺「俺自ら奴の力量を測りに行ってくる、聞いた話だけじゃ事足りない、自分の目と耳で確かめたい」
魔物「お、お待ちを!!」
大公「フンッ、馬鹿な門番共め」
俺「大公殿下は何故、門番を殺してまでこの城に入ろうとなさる?」
大公「貴様は誰だ?」
俺「この城に間借りさせて頂いている者です」
大公「貴様の様な下人に答える必要は無い」
俺「左様か・・・」
魔物「どうしてたか?」
俺「もし、魔王の後は誰が次なる王となる?」
魔物「王女の婿若しくは陛下が禅譲したものでしょうな」
俺「もし俺が奴に敗れれば奴が王になるのか?」
魔物「恐らくは」
俺「ますます負けられない戦いになったな」
ごめん仮眠させて
続きは起きたら書く
スレが落ちてたらどうしよう取り返す
俺「単芝氏ねでござるwwwwww」 信奈「死にたい」
でも読んでて・・・
おつ
>>238
さるよけありがとう
ごめん寝ます
このSSまとめへのコメント
管理人、仕事が早いな
保守したいが、アクセス規制中だった
助けてくれ、、、