魔王「人間達にスタンドを与えてみた」 (25)

――魔界

魔王「儂の寿命も残り僅かじゃ……」

魔王「じゃが……儂の後継者となる新たな魔王が全く決まらん……」

側近「ご提案があるのですが」

魔王「ふむ……言ってみろ」

側近「人間にスタンドを与えて魔界の新たなる魔王となる人材を見極めるのはどうでしょうか……?」

魔王「スタンドか……」

側近「こちらで人間界で有名な人物や天才などを調査し……」

側近「その中でももっとも優秀な5人を上げておきました」っ資料

魔王「助かるぞ……側近」


候補一人目――音楽の天才『佐村河内守』

候補二人目――科学の天才『小保方晴子』

候補三人目――政治の天才『野々村竜太郎』

候補四人目――遠隔の天才『片山祐輔』

候補五人目――通り魔の天才『竹井聖寿』

魔王「ふむ……次期魔王に相応しい人物ばかりだな」

側近「お戯れを……魔王様より魔王に相応しい人物はおりません」

魔王「ハッハッハ……嬉しい事を言ってくれるのう……」

魔王「では……奴らにスタンドを与えることにするか……」

魔王「破ァッ……!!!」

――科学室

小保方「STAP細胞はありますッ!!!」ゴゴゴゴ

小保方「な、なにこれ……?急に力が湧いてきて……脳内にヴィジョンが浮かんでくる……」

小保方「わかる……私に何かの力が芽生えたのがわかる……!使い方だって瞬時に理解できた……!」

小保方「これで私を馬鹿にしてきた人達だって……殺せる」ニヤァ

スタンド『STAP細胞』

STAP細胞は存在すると信じ続けた小保方の精神エネルギーから生み出されたスタンド

この世に存在しないありえないはずのSTAP細胞を作り出すことができる

――牢屋

竹井「ヤフーチャットばんざい……!」シャシャシャシャシャシャ

竹井「俺の手が刃物になったァ!?」

竹井「……なんだそういうことか」

竹井「これがスタンド……そしてこれで俺に戦えというのか……」

竹井「通り魔ばんざーい……ッ!!!」ニタァ

スタンド『除悪』

悪を排除したいという竹井の精神エネルギーが刃物に変化したスタンド

手だけではなく全身を鋭利な刃物に変形させることができこの世の万物全てを切り裂く事ができる


――野々村の家

野々村「ンァッ! ハッハッハッハー!」ポロポロ

野々村「お゛ん゛な゛じ゛や゛と゛お゛も゛て゛ぇ゛!゛!゛!゛」ポロポロ

野々村「ファッ!?」

野々村「私の流した涙が……全て一点に集まりだしている……だと?」

野々村「……ンァッ!!!『魔王』の仕業か……」

野々村「西宮は……日本人の問題は私が全て片付ける……!」

スタンド『剛泣』

自ら液体を作り出しそれを操る事ができ、液体ならなんでも操ることができる

――ネットカフェ

片山「ハッハー!!!俺様を捕まえることなんてできねーよwww」

片山「ぬぉぉおお!!!」

片山「すごい……すごいぞ!キーボードを打ってないのに……自分が考えた文章がパソコンに打ち出される!」

片山「なに……?能力を与えるから戦えだと……?」

片山「やってやろうじゃねえか……!」

スタンド『遠隔操作』

遠隔操作ウイルス事件を起こし続けた片山の精神エネルギーから生み出されたスタンド

生命が宿っていない全ての物体を遠隔操作できる

今はここまで……!ここまで……!また書いたら投下する……!

てす……

――レコーディング室

佐村河内「だから……耳聞こえないって言ってるでしょうが……!」

佐村河内「んっふ……全然聞こえてるじゃん?生意気な事を仰りますね」

佐村河内「っ!?急に耳が聞こえるようになった……いいやそれだけではありません」

佐村河内「目をつぶっていても音の跳ね返りでどこに何があるかわかる……」

佐村河内「『竹井聖寿を殺せ……?』」

佐村河内「いいでしょう……!」ゴゴゴゴゴゴ

スタンド『耳を澄ませば』

自らが音波を発することによりその跳ね返りで物体を探知することができる

音波を増幅し攻撃、防御などに転用することも可能

キャスター「そ、速報ッ!!!速報ですッ!!!」

キャスター「千葉柏連続通り魔殺傷事件で捕まった竹井聖寿が収容中の刑務所から脱走しました……!」

キャスター「近隣住民によりますと手には刀のような大きな刃物を持っていたとの目撃情報もあります」

キャスター「くれぐれも……見つけても捕まえようとせずすぐに通報してください……!」

片山「んぅ……くせぇ……くせぇなぁ……」

片山「『竹井聖寿を殺せ』って言われてもよぉ~』

片山「他の能力者と鉢合わせするかもしれねぇしぃ~?」

片山「ここは高みの見物とさせてもらうかねぇ……?」

片山「今の俺様には軍の衛星システムだって……自由自在だしなぁ……」ニヤァ

今日はもう寝る

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