憧「うあー。我ながらどんだけ意気地無しなのよ」
憧「あとはポチッと送信ボタンを押すだけなのにな」
憧「そのあと一押しをする勇気がなかなか……」
憧「はくしゅん!」ポチ
憧「って、あああああああ! くしゃみの拍子に送信ボタン押しちゃった!!」
憧が穏乃に送信したメールの内容
>>4
だいすき
憧「だいすき、までしか書いてない打ちかけのメール送っちゃったよ……」
憧「どうしようどうしよう!?」
憧「これでもし“ゴメン、私は玄さんのことが”なんてメールが返ってきたら生きる希望が……」
憧「でもでもでも!」
憧「“私も憧のことが好きだ”なんてメールがくる可能性も、ゼロではないわよね…?」
憧「や、やだもうシズってば! そんな風に返されたらあたし……」
TELLLLL TELLLLL
憧「あ。返信だ」
from:シズ
え? 何が?
憧「まあ当然っちゃ当然か」
憧「いきなりだいすきとだけ言われても何のこっちゃよね」
憧「……」
憧「ヤバっ。さっきまでの舞い上がりっぷりが急に恥ずかしくなってきた」
憧「さて、どう返信したものか」
>>11
宮永咲さんが好きなんだけど、どう思う?
憧「ここは冗談で煙に巻くか」
憧「宮永咲さんが好きなんだけど、どう思う、と。送信!」
憧「……」
憧「うーん。冗談にしても突拍子が無さすぎたかな?」
憧「おっ。返信きたきた」
from:シズ
宮永咲って和の学校の!?
どうしてよりによって・・・
じゃあ私と宮永咲が全国決勝で当たったら憧はどっちを応援するの?
憧「なんだかシズの奴、宮永さんへの敵対心丸出しだなー」
憧「……ん?」
憧「ひょっ、ひょっとしてシズ、あたしが宮永さんを好きだなんて送ったから妬いてる!?」
憧「最後の質問なんて、私と宮永どっちがいいの!? ……みたいな意味を孕んでそうじゃない!」
憧「……い、いやいや。落ち着けあたし」
憧「さっき早とちりしてぬか喜びしかけたぱかりじゃない」
憧「とりあえずメールの返信かな。どう返そう」
>>17
しず
憧「そんなの考えるまでもないよ」
憧「同じチームだからってことを抜きにしても、あたしが応援したいのは……」
憧「しず、と。送信」
憧「……」
憧「……」
憧「返信きたきた!」
憧「なになに」
from:シズ
よかった! これで宮永咲なんて言われたらデコピンしてたぞー!
憧「シズのデコピンはシャレになんないんだよねー、あはは」
憧「さってっと」
憧「せっかくだしこのままメール続行するか」
憧「話題が一段落したような空気だけど、次はどんな内容のメールを送ろう?」
>>30
私が本当に好きなのは和だしね
憧「ふふっ。ここらでひとつシズの嫉妬心を掻き立ててみよっかな」
憧「私が本当に好きなのは和だしね、と。送信!」
憧「さーて、どんな返事がくるかな」
憧「“そんなのイヤだ! 和より私を見てよ!” なんてメールがきたらどうしよう!」
憧「えへへ……」
憧「お。返事きたきた」
from:シズ
マジで!?
応援するよ!
憧「……」
憧「あれ?」
憧「いやいやいや! ちょっと!」
憧「お、応援するって……、嫉妬してる様子ゼロじゃないっ!」
憧「まずい、小細工が裏目った……」
憧「どう返事したらいいんだろう……」
>>49
でもしずのことも愛してる
憧「おおおお落ち着くのよ、あたし!」
憧「ここはそう、直球勝負で!」
憧「でもしずのことも愛してる、と。送信!」
憧「とととっ、とうとう送ってしまった! 愛してるって!」
憧「いったいどんな返信がくるのか……」ドキドキ
憧「……きた!」
from:シズ
ありがと!
だけど愛してるとかそうこという相手は一人の相手だけに絞るもんだぞー! なんてな!
憧「た、確かに、ちょっと浮気なメールだったかな……?」
憧「というかこの語尾のなんてな具合いからして、さっきの愛してるって言葉は冗談だと思われたかもしれないわね」
憧「うぐぐ。話をどう展開したものか!」
憧「真面目に押すか、茶化して水に流すか、はたまた話題を変えるか……」
憧「どんなメールを送ろう……?」
>>65
う~ん、ぶっちゃけおっぱいの大きい子が好きなんだよね
憧「こうなったらやけっぱちだー!」
憧「シモ気味の冗談でさっきまでのこといろいろはぐらかそう」
憧「う~ん、ぶっちゃけおっぱいの大きい子が好きなんだよね、と。送信!」
憧「これで、“何言ってんだよお前ー!” みたいな和やかムードに持ってければいいんだけど」
憧「……」
憧「なんか勢いで軽くやっちまった感がしてきた……」
憧「っと、返信きたきた」
憧「うわー、中を見るの怖いなー。でも勇気を出して」
from:シズ
というと和とか宥さんみたいな人のこと?
憧「げっ。さっきのメールの内容、マジで受け止められてる……」
憧「ああああああ! これじゃ憧=巨乳好きのイメージが確立されて、シズに気持ちを伝えるどころじゃなくなるよ!」
憧「まずいなあ……、なんとかして巨乳好きイメージを払拭するべきかしら……」
憧「それとも巨乳好きイメージを逆手にとって、それでもシズが好きだよ路線でいくか……」
憧「うーん。どんなメールにしたものかな」
>>85
しずのおっぱいが和くらい大きいと理想なんだけどなー
憧「よし! ここはシズへの気持ちをほのめかすような形にするか」
憧「しずのおっぱいが和くらい大きいと理想なんだけどなー、と。送信!」
憧「この文面。裏を返せばおっぱい以外はシズが最高という意味に解釈できる」
憧「これでシズもきっとあたしの気持ちに……」
憧「……きづ、くのかしら」
憧「……」
憧「あ。返信。シズはどうくるかな」
from:シズ
なんだよそれー! 余計なお世話だっての!
そういえば憧って小学生の頃より胸大きくなったよね?
なにか特別なことしたの?
憧「あちゃー。遠回しにツルペタって言ってるように思われちゃったかな?」
憧「でも怒ったシズもこれはこれで可愛いかも……、なんてね」
憧「……と、いうか」
憧「シズって胸大きくしたいとか考えるんだ。ちょっと意外」
憧「そういうこと気にしてる様子は今まで一度も見せなかったのになあ……」
憧「さ。どう返信しよう?」
>>110
揉んでもらうといいらしい
してるよ、ずっと……しずに恋してる////
憧「ここは……、よし!」
憧「揉んでもらうといいらしい、と。送信!!」
憧「これであわよくば、あわよくば……」
憧「“憧! 私の胸を揉んでくれ!”」
憧「そんな駄目だよシズ! でもシズのためなら、あたし……」
憧「なんて展開があったりなかったり!?」
憧「わー!」ドキドキ
憧「あーっ、返事が待ち遠しいなー!」ジタバタ
憧「……おっ、きたきたっ!!」
from:シズ
ということはお前、中学時代誰かに揉んでもらったの!?
???「あこの胸は私が育てた」
憧「」
憧「」
憧「」
憧「」
憧「待ってシズ誤解なの!」
憧「あたしはシズのことを思いながら自分で触っただけで、もうこれは実質シズに育てられたようなものなのよ!」
憧「……」
憧「よし、落ち着いた。落ち着いた」
憧「変な誤解をとくために、一刻も早く返信しなくては!」
憧「どんな内容にしようかしら……」
>>130
違うわよバカ!
…自分でしたの
ここでクイズ、あたしは誰に胸を揉んでもらってたでしょうか?
1、自分(しずを想いながら)
2、想像の中のしず
3、しずに恋してたら自然と大きくなった
憧「ここは正直にいきましょう」
憧「違うわよバカ! ……自分でしたの、と。送信!」
憧「これで最悪の誤解はとけるはずね」
憧「まあ修学旅行の大浴場で、初瀬に悪戯で揉まれたこととかもあったけど……」
憧「あれは友達どうしだしノーカン、ノーカン!」
憧「……」
憧「あ、返信きた。さてはて」
from:シズ
自分でって、憧もそういうことするんだな・・・
何かコツとかあるの?
?「おもちならおまかせあれ!」
憧「あ、え?」
憧「ちょ……、え?」
憧「まさかあたしシズに対して、自分はオナニーしてますってばらしちゃったようなことになる?」
憧「……や、やばい。超恥ずかしい」カアアアアアッ
憧「やっば、今絶対に顔赤い……」モジモジ
憧「ううう……、穴があったら入りたい」
憧「正直胸を大きくする揉み方のコツとかなんとかよく分かんないよ……」
憧「あたしだって別に大きくもないし……」
憧「どう返信しよう……?」
>>145
好きな人を思いながら揉むんだよ
あたしが揉んで教えてあげる!
俺が空気読んでなかった
憧「よっ、よーし!」
憧「ここらで一世一代の勝負に出る!」
憧「あたしが揉んで教えてあげる! 、と。送信!」
憧「やっちゃったやっちゃった! とうとうやっちゃった!」
憧「さあー、どうくるシズ!」
憧「……引かれない、よね?」
憧「……」
憧「……」
憧「返信まだかな……」
憧「……! きたっ!」
from:シズ
今から憧の家に行ってもいい?
チャンスや!
憧「はい喜んで!」
憧「……って、何を肉声で叫んでんだあたし」
憧「よーし! さっそく返信だ!」
憧「返信内容は、と」
1、大丈夫だよ!
2、こっちからシズの家にいくよ!
3、その他(希望の内容も併記)
>>170
来て何するの?
来ても構わないけど
ここであえて突き放すか
憧「あらかじめ言質をとっておくことで事を確実にしておこうかな」
憧「来て何するの? 来ても構わないけど、と。送信!」
憧「はあーっ」
憧「シズのことが気になりだしてどのぐらいの月日が経ったのか……」
憧「ようやく想いが実るチャンス、なのかな?」
憧「……」
憧「きたきた」
from:シズ
何って、そりゃ胸を揉んでもらって・・・
話の流れで分かるだろ、もう! 憧のいじわる!
?「おもち……」
憧「照れるシズも可愛いんだから!」
憧「まあどんなシズも可愛いか格好いいかのどちらかなんだけどさ」
憧「さ。あとはシズがきてくれるのを待つだけだ」
憧「うわー、緊張するなー」
憧「シズがくる前に鏡見とこ。髪乱れてないかな」
憧「えーっと、念のため手とかも洗って……」
ぴんぽーん
憧「わっ! もうきた!?」
憧「い、いらっしゃい!」
穏乃「うっ、うん!」
憧「……」
穏乃「……」
憧「えーと……」
穏乃「なんか……、照れるな」
憧「ななな何言ってんのよ! 友達ならこのぐらい普通なんじゃない!?」
穏乃「そっ、そうかな……。そうだよな、うん!」
穏乃「それじゃあメールで言ってた通りよろしくお願いします!」
憧「まっ、任せなさい!」
憧(あたしは、シズの胸を……)
1、ジャージの上から揉んだ
2、ジャージの中に手を突っ込んで揉んだ
3、ジャージを脱がせて揉んだ
>>190
2
憧(せっかくだし素肌に触りた……、じゃなくて!)
憧(ジャージの上から胸なんて揉んだら痛いだろうし、手を突っ込んで揉みましょう!)
憧(けっして下心があるから直に手で触るわけでは……)
穏乃「憧ー?」
憧「ひゃっ!? ご、ごめっ! ボーッとしてた!」
憧「よし、いくよ!」スッ
穏乃「……え? ふっ、服の下から!?」
憧「だってその……、そうじゃないと胸は大きくならないのよ!」
穏乃「ううー、それなら仕方ないか」
憧(シズの肌、すべすべ……)ススッ
穏乃「うう……」
憧(胸はこのあたりかな……)サワサワ
憧「……」ムニッ
穏乃「わっ!?」
憧「あ。ご、ごめん。痛かった?」
穏乃「ううん、平気……。ちょっと驚いただけ」
憧(……かわいい)
憧(可愛い! 可愛い! シズがいつも以上に可愛い!)
憧(シズのおっぱい、小さいけどちゃんと柔らかさはある……)ムニムニ
穏乃「……」モジモジ
憧(わーっ! どうしよう! あたし本当にシズのおっぱいに触ってるんだ!)
憧(な、なんか、夢みたい……)ムニムニ
憧(ドキドキする……)ムニムニ
穏乃「あっ、あのさ憧!」
憧「ん……?」
穏乃「ずっと無言だとその……」
穏乃「胸に意識がいっちゃって余計に恥ずかしいっていうか……」カアアアッ
憧「ちょっ!? シズが赤くなっちゃったら、あっ、あたしまで……」
憧「……」
穏乃「……」
憧(やっ、やばい! 一度動きを止めちゃったから、シズの心臓の音がはっきり手に伝わってくる!)
憧(ドクン、ドクン、ドクンって……)
憧(あああっ、もう! とにかく何か話さないと!)
憧(どんな話をするべきかな……)
1、どうして胸を大きくしたいの?
2、揉み加減はどうかな?
3、その他(希望の内容も併記)
>>208
穏乃ー揉み合いっこしようぜー
憧「ねっ……、ねえ、シズ」
憧「揉み合いっこしない?」
穏乃「えっ!? 揉み合いっこて私が憧の胸を揉むの!?」
憧「あたしだけシズの胸を揉むのは不公平かなー、なんて……。嫌かな?」
穏乃「嫌ってことは……」
憧「それなら早く揉む。据え膳食わぬはなんとやらよ」
穏乃「……わかった。じゃあ触るよ」
憧(シズの手が胸の上に……)ドキドキ
憧(どうしよ、ブラの上からなのになんだか……)ドキドキ
穏乃「……憧、もしかして乳首立ってる?」
憧「そそっ、そういうこと声に出して言わないで!」
穏乃「ごっ、ごめん! 下着の上からでもわかるぐらい盛り上がってるから、気になって」
憧(しょうがないじゃん、あんたに触られたりなんてしたら……)
憧(シズの馬鹿……)
憧「っていうか! シズだってこりこりしてきてるよ!」モミモミ
穏乃「あっ、憧ほどじゃないし!」ツネッ
憧「んっ……」
穏乃「ほらー。憧変な声出したー」
憧「ちちち違うったら! 今のはその、あの、咳が出かけて……」
穏乃「えいっ!」ツネツネッ
憧「あっ……、ん……」
穏乃「それなら今のは?」
憧「……あー、もうっ! 認めるわよ!」
憧「乳首で感じてるの! 悪い!?」
穏乃「へへん! やっぱり!」
憧「勝ち誇った顔浮かべるなー!」
穏乃「ほら見ろ。別に胸なんか大きくなくたって憧を気持ちよくすることぐらいできるんだもん」
憧「え? それってあの、どういう……」
穏乃「尻軽の憧には教えない!」ツネッ
憧「だからぁ……、感じちゃうから、つねるのは止めてよ……」モミモミ
憧(なっ、なんだか劣勢ね……)
憧(どうするんだあたし!? このままやられっぱなしというのも……)
憧(やられっぱなしというのも……)
憧(……それはそれでありかも)
憧(って、流されてどうする!)
憧「あのさ、シズ」モミモミ
穏乃「うん」サワサワ
憧「言いたいことがあって」モミモミ
穏乃「言いたいこと?」サワサワ
憧(胸揉み合いながら会話ってシュールね……)
憧(さて。なんとなくだけど、さっきからただの友達同士のじゃれあいって空気じゃなくなってきてる)
憧(それにシズの普段と違う妙に意地悪な態度)
憧(さあ、今あたしがとるべき行動は……)
1、○を○○
2、○○○を○○する
>>232
1.唇を奪う
憧「……」
穏乃「えーと、憧?」
憧(好きだよ、とか)
憧(言いたいことはあるけれど)
憧(メールで嘘を重ねた前科のあるあたしが言葉で何を言っても、どこか軽くなっちゃいそうだ)
憧(だから……)
憧「えいっ!」チュッ
穏乃「へ?」
穏乃「あ、あれ……、えっ!?」
憧「こっ、これがあたしの言いたいこと!」カアアアアアッ
穏乃「なっ、なんでこんな……?」
憧「シズのことが好きだから」
穏乃「でもお前、本当に好きなのは和だとか、巨乳が好きだとか……」
憧「あんなの……、てっ、照れ隠しに決まってんじゃん!」
穏乃「はああぁ!?」
憧「だから……。あたしは和のことシズほど特別に見てないし、シズの胸ならペタンコだって……」
穏乃「……その嘘でこっちがどれだけ振り回されたと」ジーッ
憧「うっ……。面目ないです」
穏乃「まったく、もうっ。あんな変な嘘止めてくれよなー」
憧「はーあ。けっきょくシズ、返事もくれないまま帰っちゃった……」
憧「怒ってたみたいだったし……」
憧「失恋、なのかな……」
憧「……」
憧「……」
憧「あれ? メール……?」
from:シズ
だいすき
以来、私の未送信フォルダに、送れもしないシズへのラブメールが溜まることはなくなった
代わりに増えたのは送信メールフォルダの―――
憧「今日も未送信フォルダにシズへのラブメールが増えた」
おわり
アコシズはいいものだ・・・乙!
この形式というか感じのアコシズって前にも見たような気もするんだが
これは何回目かだったりすん?
>>246
憧シズSSは今まで10スレぐらい書いてるからその内のどれかを見てたのかも
これと近い形式ってことはシズが憧に安価メール送るSSかな?
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