(`Д)「うるせぇ!今、忙しいんだよ!」
J( 'ー`)し「大晦日で買うものが多いから。ちょっとでいいんだよ」
(`Д)「めんどくせぇな!わかったよ!あと10分待ってろババア!」
スーパー
J( 'ー`)し「助かったよ、これでお一人様1パックの卵が2パック買えるよ
前まで特売日は98円だったけど、最近は128円に値上がりしてね」
(`Д)(イライラ!30円ぐらいでガタガタ言ってんじゃねぇよ!)
J( 'ー`)し「大晦日だし奮発して、お寿司買っちゃおうか?ね?」
(`Д)「なんでもいいから早くしろよ!」
J( 'ー`)し「たかしは食べるから、お寿司は2人前じゃなくて3人前がいいかな」
(`Д)「別に寿司好きじゃねぇし、どうでもいいよ!」
J( 'ー`)し「じゃあ2人前で、そうだ並じゃなくで上にしようね」
(`Д)「寿司好きじゃねえって言ってるだろバカか!?どっちでもいいっってるだろ!」
J( 'ー`)し「じゃあ、お肉食べたいならオードブル買おうっか、お肉とか色々種類入ってるよ」
(`Д)「買えば?俺食わねぇけど」
J( 'ー`)し「そうかい?でも」
(`Д)「好きにしろよめんどくせぇ!」
J( 'ー`)し「お正月と言えば蒲鉾とか伊達巻、黒豆とか色々あるよねぇ」
(`Д)「いらねぇだろ、食わないし」
J( 'ー`)し「そうだね、結局みんな食べないで残しちゃうんだよね」
(`Д)「わかってるなら聞くなよ!うぜぇ!!」
J( 'ー`)し
たかしの変換でJ( 'ー`)しが出てくるとは
J( 'ー`)し「そうだ年越しそばを買わないと」
(`Д)「カップ麺でいいんじゃね?」
J( 'ー`)し「それじゃあ風流がないから、やっぱりソバは、ね?
あったあった3食・・・のソバでいいよね?」
(`Д)「俺と母ちゃんだけだけど・・・それでいいんじゃね」
J( 'ー`)し「そうだね昔、お父さんがいたときは・・・」
(`Д)「その話はするなっつったろ!」
J( 'ー`)し「ごめんね、あ?こっちのコーナーはすごいよ、たかし!ほら、数の子、蟹、ウニ、ナマコまであるよ」
(`Д)「正月だからな」
J( 'ー`)し「なんか楽しい気持ちになるね」
(`Д)「ならねぇよ!」
J( 'ー`)し「どうしようか?奮発して買っちゃおうか?」
(`Д)「そんな金ねぇんだから止めとけよ!寿司とさっきのオードブルあれば十分だろ!」
J( 'ー`)し「でも正月くらいは・・・」
(`Д)「二度言わせんなよ!そういうとこがイラつくんだよ!!」
J( 'ー`)し「ごめん・・・」
J( 'ー`)し「これで年越しの備えは十分かな」
(`Д)「・・・」
J( 'ー`)し「じゃあ会計しに行こうね」
(`Д)「俺は酒買って来るから勝手に行ってろ」
J( 'ー`)し「でも卵2パックが買えな・」
(`Д)「すぐ戻るから並んでろよ、いちいちこまけぇな!」
J( 'ー`)し「もうすぐで会計ギリギリだったよ、じゃあ、それもカゴへいれて」
(`Д)「うっせぇな!?これは自分で買うんだよ!」
J( 'ー`)し「でもお金?」
(`Д)「少しバイトした金で払うから、ったく、さっきからうるせぇぞ!」
J( 'ー`)し「そ、そうかい・・・」
帰宅後
J( 'ー`)し「たかしが一緒に行ってくれて助かったよ、ありがとね」
(`Д)「あ、俺よるとこあっから!」
J( 'ー`)し「こんな時間にどこにいくんだい?」
(`Д)「もう子供じゃねぇんだから!どこ行こうがかってだろ!」
J( 'ー`)し「ご、ごめん、もう暗くなるから早く帰ってくるんだよ」
(`Д)「ああ、気が向いたら帰って来るよ!」
墓の前
(`Д)「なんで死んじまったんだよ!酒飲みすぎてぶっ倒れて!
そんなに酒好きなら、好きだった酒ぶっかけてやるよ!!ドバドバドバ!
ハァハァ!ハァハァ!
あれから、お前が死んでから俺達がどんな苦労したかしってるか?
知らないだろな!俺は職失って!近所、親戚からも・・・
あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"!なんか言ってみろよ!言えよ!!糞!くそぉおお!!」
・・・・・・・・・・
('A`)「父ちゃん・・・なんか言えよぉ!お前酒飲めば饒舌だったろうがぁ
いえ、いえよ、いえぇえええ!
それで母ちゃん毎日頑張ってさ、それなのに俺・・・俺・・・俺・・・・
俺!!!!!!」
自宅
(`Д)「ただいま・・・」
J( 'ー`)し「おかえり、ご飯の準備出来てるよ。と言っても買ってきたもの並べただけだけど」
(`Д)「俺、腹減ってねぇから後で食う!」
J( 'ー`)し「でも・・・」
(`Д)「でももデモもねぇよ!うるせぇ!その声が耳障りなんだよ!正月だからってうかれてんじゃんじゃねぇぞ!少し黙れッ!!」
(`Д)「・・・」
(`Д)「あー・・・」
(`Д)「あぁー・・・ムシャクシャする」
(`Д)「・・・なんだろな・・なん・・・だろな」
(`Д)「親父の責任じゃないよなー・・・それはわかってるけど」
(`Д)「あー、煙草もなくなった・・・」
(`Д)「腹減ったな、さすがに母ちゃん寝ただろ、飯食うか」
こたつで眠る母ちゃん
J( 'ー`)し「Zzzz....」
(`Д)「こんなとこで寝るなよな!風邪ひくだろ!!」
J( 'ー`)し「た。か。し?ごめんね、ちょっとウトウトしちゃってそういえば今何時だい?」
(`Д)「もうすぐ24時!布団で寝ろよ!腹減ったから何か食う」
つけっぱなしだったテレビからカウントダウンが聞こえる
5,4,3,2,1,0!
J( 'ー`)し「・・・・・」
(`Д)「・・・・・」
J( 'ー`)し「・・・・・」
(`Д)「・・・・・」
J( 'ー`)し「・・・父ちゃんの命日だね・・・・」
(`Д)「・・・言うな・・・・言うなよ・・・・・」
J( 'ー`)し「母ちゃん我慢して我慢して疲れたよっぉ!!!」
(`Д)「母ちゃん!?」
J( 'ー`)し「うわぁあああああああああああああん!」
('A`)「泣くなよ!俺だって!泣きたいんだからぁ!!」
しばらく号泣した2人
('A`)「俺、来年から頑張るから、母ちゃんのために頑張るから」
J( 'ー`)し「ごめん、取り乱しちゃってごめんね。もう新年だけど年越しそば食べようか」
父ちゃんはいなくなった、けど
きっとソバにいる気がする
完
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