P「うん、元気あるね」
後輩P「はい、元気には自分自信ありッス」
P「おーけぃ、おーけぃ」
後輩P「先輩、先輩」
P「ん?」
後輩P「ここって女の子ばっかじゃないッスか?」
P「そうだね」
後輩P「やっぱ、ハーレムッスか?よりどりみどりッスか?」
P「ははは、ないない」
P「そんなこと、あるわけないじゃないか」
後輩P「そうなんスか」
P「うん」
後輩P「へえ、なんかイメージしてたのと違うッスね」
P「どんなイメージだよ」
後輩P「そりゃ、アイドル皆に好かれてて」
後輩P「とっかえひっかえ、みたいな?」
P「ねーよ、俺は発情期の猿か」
後輩P「そんなことは言ってないッスけど」
P「それに、アイツらもんなすぐに股開くほど盛ってないって」
後輩P「へーぇ」
P「しかもガキだし」
後輩P「なるほど」
P「そもそも、そういうのってどーよ?」
P「いわば、教え子とズッコンバッコンする教師みたいなもんだぞ?」
後輩P「あー、そういうと何かアウトっすね」
後輩P「でも、ヤれるならしたいでしょ?」
P「ないない。ノータッチ、ノータッチ」
後輩P「えー、堅いっすね先輩は」
P「普通だと思うよ」
後輩P「でも、仕事回してやるから抱かせろやーとかはしないんスか?」
P「そういうのもやらないかな?」
P「まあ、局の偉い人がそういうの言ってきたら……どうだろう?」
後輩P「あれ、そういうときはホイホイアイドル差し出すんスか?」
P「本人次第」
P「まあ」
P「俺もプロデューサーだし、手を出しちゃいかんだろ」
後輩P「まあ、そうッスよね」
P「アイツらも、アイドルなんだから。俺とヤっちゃいかんだろ」
後輩P「あー、周りの子に「身体で仕事とってる」とか思われちゃいますからね」
P「だろ?」
P「互いのためにも、そういうのはしない方がいいわけよ」
後輩P「だいたい理解できたッス」
P「まあ、小鳥さんならいいかな」
後輩P「小鳥さん?」
P「事務員さんだよ。あの人はまあ、アイドルじゃないし、歳的にも社会的にも平気だろ」
後輩P「へー」
P「まあ、とりあえず。所属アイドルを覚ようか?」
後輩P「あ、はーい」
P「とりあえず、コレが皆のプロフィールね」
後輩P「…わー、やっぱ皆可愛いッスね」
P「アイドルだからね」
後輩P「…あれ、この子、男の子っすか?」
P「いや、真は女の子だよ」
後輩P「いや、そうじゃなくて。水瀬って子」
P「は?」
後輩P「え?」
P「いやいやいや、どうみても女の子だろ?」
後輩P「え?」
P「むしろ、なんで男だと思った」
後輩P「だって、伊織って名前じゃないッスか」
P「……え?」
後輩P「いや、名前が」
P「あ、ああ、はいはい。そういうことか」
P「ほら、アキラとか、ジュンとか、そういう系統みたいな?」
後輩P「あーっ!なるほど、そういうことッスか」
後輩P「そうっすよね、こんな可愛い子、男なわけないッスよね」
P「うん、つかここの所属アイドル全員女だからな」
後輩P「そういえば、そうでした」
後輩P「でも、先輩」
P「ん?」
後輩P「ここの女の子とヤってないんですよね?」
P「やってないって。俺をなんだと思ってるんだよ、ひでー侮辱だぞ」
後輩P「そういう対象じゃないんスか?」
P「妹とか、そういうカンジかな。ムラっとはしない」
後輩P「裸みてもッスか?」
P「見たことないなあ……」
後輩P「妄想してもっすか?」
P「妄想したとしても、その場で発散するじゃん?」
後輩P「え、そうなんスか?」
P「うん」
P「……まあ」
P「メンバーがさ、すげー濃いの」
後輩P「へー」
P「多分、大変だと思うけど」
後輩P「はい」
P「がんばれよ?」
後輩P「はい、がんばるッス!自分、超やる気あるッス!」
P「うむ」
P「まあ、今日はくる子すくないんだけどね」
後輩P「オフっすか?」
P「うん」
後輩P「先輩、スケジューリング下手っすか?」
P「そんなことはない、ちゃんと考えてるよ」
後輩P「でもー、あんまり人数休ませると、当人同士遊びにいっちゃうッスよ」
P「いいじゃん」
後輩P「それで、週刊誌に写真とられるじゃないっすか」
P「いいじゃん」
後輩P「仕事入ってこない事務所だと思われるっす」
P「いいじゃん。半分事実だし」
あずさ「おはようございます~」
P「おはようございます、あずささん」
後輩P「お、あれは、えーっと……」
P「三浦あずささん、うちの最年長」
後輩P「そう、それっす」
後輩P「って、最年長とか言っちゃだめッスよ」
P「あ、悪い」
後輩P「自分じゃなくて、あずささんに謝るッス」
P「す、すいません、あずささん」
あずさ「あらあら、別にいいんですよ」
あずさ「それで…、その人は?」
P「あ、今日からプロデューサーになった新人」
後輩P「よろしくお願いしますー」
あずさ「うふふ、元気があっていいですね」
後輩P「自分、元気には自信あるっす」
P「ということで、色々と教えてあげてくださいな」
後輩P「教えるのは先輩ッスよ」
P「いや、他にも色々だな」
後輩P「でも、あずささんおっぱいデカいっすよね」
あずさ「えっ」
P「だろ」
あずさ「あ、あの……」
後輩P「どうやったら大きくなるんすかね」
P「さあ、俺は男だしわからん」
後輩P「こういう武器もってる人は、尊敬するッス。さすがッス」
P「でもな、胸だけじゃないぞ。このおっとりとした佇まい。そして醸す母性」
後輩P「理想の女性像ッス」
P「へー、こういうのが理想なんだ」
後輩P「はい、バイーン、としてて、優しそうなのがイイっす」
P「ダハハ、むりむり」
後輩P「ムリじゃないッスよ、いけるッス」
P「あずささんはどう思います?ムリだと思いますよね」
あずさ「え、えーっと…」
あずさ「そうですね~……」
あずさ「きっと、大丈夫だと思いますよ?」
後輩P「うっしゃあああああ!勝ったッス!自分バインバインっす!」
P「新人甘やかしちゃダメですよ、あずささん?」
あずさ「プロデューサーさん、新人さんをいじめちゃダメですよ?」
P「はーい」
後輩P「でも、先輩」
P「ん?」
後輩P「アイドルとかガキでありえねーとか言ってたじゃないっすか」
後輩P「あんなヤツら抱くほど俺は発情してないって」
P「まあ、うん」
後輩P「自分、あずささんなら自信持って先輩に紹介できるッス」
P「あずささんはほら、大人だけど」
P「やっぱり、アイドルだし。ねえ、あずささん」
あずさ「えっ!?……は、はい、……そうですね」
P「な?」
後輩P「先輩、もしかしてホモかインポっすか」
P「ちげーよ、ノンケだし勃つわ。つか何いわせんだ」
後輩P「あずささんはどーっすか?」
後輩P「先輩とそういうことしたいっすか?」
あずさ「後輩さん」
後輩P「はい」
あずさ「そういう事を、いっちゃだめよ?」
後輩P「だめっすか」
P「そりゃだめだろ」
後輩P「でも、あずささん」
後輩P(プロデューサーのこと、すきなんでしょ?)ゴニョ
あずさ(うふふ、ひみつです)ゴニョ
P「あ、あずささん、そろそろ仕事の時間ですよ」
あずさ「あらあら~…、それじゃそろそろ行かないと」
P「送りますよ。後輩、お前運転できるか?」
後輩P「できるっす。MTの免許っす!」
P「そうか、じゃあこの場所まで送ってやってくれ」
後輩P「ただいまっす」
P「おかえり、どうだった?」
後輩P「すごかったッス、あずささん」
P「へえ、そうなのか」
後輩P「トイレいくのも道に迷っちゃうから、自分がんばって案内したっす」
P「そうか、そりゃよかった」
後輩P「先輩、何してるんすか?」
P「ん、次の新曲なにがいいかな、と」
後輩P「可愛いのがいいんじゃないんスかね?」
P「アイドルだから?」
後輩P「やっぱり、アイドルは可愛くあるべきっす」
P「だな」
P「あ、そうそう」
P「さっき、もう1人きたぞ」
後輩P「だれっすか?」
P「千早」
後輩P「ちは……」
P「ほら、あの髪の長い」
後輩P「髪長い子結構いったっす」
P「ちょっとクールそうな」
後輩P「2人くらいいたっす!」
P「暗い色の方」
後輩P「……あー、あの子」
P「そんなわけで、この子が如月千早だ」
後輩P「よろしくッス」
千早「よ、よろしくおねがいします」
P「で、こいつは新人のプロデューサー」
後輩P「がんばるっすー」
千早「は、はあ」
P「とりあえず、後輩には千早についてもらうことにした」
後輩P「了解っす」
千早「……わかりました」
P「じゃ、彼女を頼んだぞ」
後輩P「千早ちゃん、千早ちゃん」
千早「どうかしましたか?」
後輩P「さっきボーカルレッスンやったじゃないスか」
後輩P「千早ちゃん、歌うまいっすよね」
千早「あ、…ありがとうございます」
後輩P「いや、自分も千早ちゃんくらい歌うまければなー」
後輩P「そしたらアイドルとかになれたかもしれないのに」
千早「後輩さん、アイドルになりたかったんですか?」
後輩P「ちょーっとだけっすよ」
後輩P「でも、自分にゃむいてないなと」
後輩P「こっちのほうがいいな、って思ったス」
千早「そうなんですか……」
後輩P「あ、そーだ」
千早「?」
後輩P「千早ちゃん、下着どこで買ってるんスか?」
千早「えっ?し、したっ…、えぇっ!?」
後輩P「いや、ちょっと気になったんで。デパートとか、大型スーパーっすか」
千早「…………」 コクン
後輩P「ありがとうっす、これで大丈夫っす。いけそうっす」
後輩P「今日も疲れたッスわ」
P「お疲れさん」
後輩P「あ、先輩」
後輩P「先輩、先輩!」
P「なんだよ」
後輩P「千早ちゃん、デパートで下着かってるらしいっす!」
P「ぶふぉっ…!な、なにいってんだお前!」
後輩P「いやー、いいこと知ったッスわ」
P「そ、それはよかった……」
P(こいつ、よく聞けたな)
後輩P「で、先輩」
P「なんだよ」
後輩P「他の子はどんなこっすか?」
P「あえばわかるよ」
後輩P「自分せっかちッス。知りたいッス!」
P「プロフィールみなさい」
後輩P「それだけじゃわからないッスよ!」
後輩P「先輩、お願いします、自分、はやく打ち解けたいッス」
P「しょうがないな…」
P「そうだな、……大食いがいる」
後輩P「マジすか」
P「やたら食う。そして太らん」
後輩P「すげー!人間じゃねーっす!」
P「ほら、四条っていたろ?」
P「ばいーんとしてて、髪の色がすげーの」
後輩P「はいはい、わかるっす。」
P「あの娘」
後輩P「へー、あの娘が」
後輩P「じゃあ、自分も大食いとかやってみよっかな~」
P「プロデューサーがキャラづけしてどうする」
後輩P「ですよね」
後輩P「でも」
後輩P「あずささんみたいな人、あこがれるッス」
P「そうなんだ」
後輩P「はいっす」
P「へー、そうなんだ」
後輩P「先輩はどうっすか?」
P「よくわからんな」
後輩P「ほんと、ばいーんのおっとりはすげーっす」
P「まあ、それはわかるが」
後輩P「あれこそ理想の女性っす」
後輩P「自分、こんなだから恋人いねーっす」
P「うん」
後輩P「でも、あずささんならいそーっす」
P「いないよ」
後輩P「まじすか」
P「うん」
後輩P「男ってみる目ねーすね」
P「だよなあ、あんな美人なのに」
後輩P(先輩もッスよ)
P「ていうかな」
後輩P「はい」
P「あんまばいーんとか言うな」
P「俺がはずかしくなってくる」
後輩P「はーい」
P「ほら、今日はもう遅いから」
後輩P「はいっす」
P「気ィつけて帰れよ」
後輩P「アイアイサー」
次の日
P「おはよ」
後輩P「おはよっス-」
P「今日も元気だな」
後輩P「とりえッス!」
P「そりゃよかった」
後輩P「自分、今日はなにやるッスか?」
P「千早はオフだからな」
後輩P「じゃあ、自分事務員さんの手伝いするっす」
P「わかった」
後輩P「えっと、小鳥さんスか?」
小鳥「あら、えっと、確か……」
後輩P「新人のプロデューサーッス」
P「千早を任せてあるんですけど、彼女は今日オフなので」
P「小鳥さんの紹介を含めて、ちょっと手伝わせてみようかと」
小鳥「そうなんですか、じゃあ早速お願いしちゃおうかしら?」
後輩P「なんでもいってくださいっす!」
小鳥「じゃあ、彼にお茶を入れてあげてくれませんか?」
後輩P「りょーっかいっす」
後輩P「先輩、お茶っす」
P「サンキュ」
P「あ、うまい」
後輩P「じぶん、お茶入れるの得意っす。大好きっす」
P「へー、そうなんだ」
後輩P「小鳥さんもどーぞっす」
小鳥「ありがとうございます」
小鳥「……あら、本当。美味しい」
後輩P「いやー、照れるっす。マジ照れるっす!」
春香「おはようございますー」
P「おはよう」
後輩P「あ、えっと…」
P「サラサーテ」
後輩P「……が、外人の子っすか」
P「違うよ、冗談。天海春香」
P「つか、いい加減覚えろよ」
後輩P「面目ないッス」
後輩P「春香ちゃん、よろしくッスー」
春香「プロデューサーさん、この人は?」
P「新人のプロデューサー」
春香「へぇ……………」
後輩P「よろしくっす、よろしくっす!」
P「はいはい、わかったからいくぞ」
後輩P「ぎゃーっ、先輩、服引っ張っちゃだめっすよー!」
春香「……………」
後輩P「シーツに皺がついちゃったじゃないっすか!」
P「悪い悪い」
後輩P「こんなんじゃ、他の子に挨拶できないッス!」
P「気にするなよ」
後輩P「気にするッスよー!」
P「そういうもん?」
後輩P「もちろんッス!」
ミスってた
後輩P「スーツに皺がついちゃったじゃないっすか!」
P「悪い悪い」
後輩P「こんなんじゃ、他の子に挨拶できないッス!」
P「気にするなよ」
後輩P「気にするッスよー!」
P「そういうもん?」
後輩P「もちろんッス!」
P「まあ、聞け」
後輩P「?」
P「今のが春香な、覚えたか?」
後輩P「はい、リボンの子っす」
P「おーけぃ」
後輩P「かわいいっすね」
P「アイドルがブサイクってとんだ地獄じゃねーか」
後輩P「確かに」
P「そうだな。春香=リボンみたいに、特徴と照らし合わせて覚えよう」
後輩P「はいっす。あずささんはばいーん。千早ちゃんは歌がうまい」
後輩P「……あれ、千早ちゃんって見た目でどういう特徴が」
P「ないか?」
後輩P「…髪っす、髪」
P「よし、じゃあ他のやつも着てるだろうし」
後輩P「顔みせっすね」
P「うむ」
後輩P「がんばって覚えるっす!」
P「うん、がんばれ」
なでなで
後輩P「髪さわっちゃだめっす、乱れるっす!」
P「悪い悪い」
P「…じゃ、後輩。あれ、わかる?あ、響。こいつ新人のプロデューサーね」
後輩P「……」
響「……」
後輩P「が、…が、」
P「そうそう、がだ。が!」
後輩P「……がな、…」
響「そうそう、がな…、だぞー」
後輩P「我那覇!」
P「うむ!」
後輩P「やったッス、覚えられたッス!」
響(でも、プロデューサーやるなら普通な気がするなあ……)
P「彼女は沖縄出身だ」
後輩P「すげー!離島の子って始めてみたっす!うわー、すげーっす!」
響「すごい、のかな?」
P「すごいんじゃない?」
後輩P「響ちゃん、沖縄ってどうすっか?」
響「いいところだよー」
後輩P「今度、言ってみてもいいっすか?」
響「えっ?じ、自分に聞かれても…な」
P「行きたきゃ行け。」
後輩P「行くっす。いって沖縄っぽいの食うっす。何があるっすか?」
P「ヤギ汁」
響「プロッ…、それは……、流石に」
後輩P「わかったっす。ヤギ汁っすね?覚えておくっす」
P「そうだ、後輩」
P「北海道もいいところだ、いつか言ってみるといい」
後輩P「わー、行くっす!」
P「ちなみに、北海道ではジンギスカンキャラメルが有名だ」
後輩P「わかったッス。北海道いったらそれ食うっす!」
P「おう」
響「ねえ、プロデューサー」
P「どうした?」
響「ジンギスカンキャラメルって本当に有名なの?」
P「ああ、まずいってな」
響「えぇ…自分、ちょっとひいたぞ」
P「あはは」
後輩P「うーん、響ちゃんはいい子そうっすね」
P「まあな」
後輩P「なんか、かわいいじゃないっすか」
P「みんなかわいいよ」
後輩P「そうっすね」
ガチャ
美希「あれ、プロデューサーと……」
P「ああ、コイツは新人の……」
後輩P「あわわわわわわ……」
P「どうした?」
後輩P「おっぱいでっけーッス!」
P「これでなんと15歳だ」
後輩P「まじっすか!すげーっす!」
美希「新人のアイドルなの?」
P「プロデューサーだ」
美希「そうなんだ…」
後輩P「すげーっす、おっぱいでけーっす」
P「そうだね、大きいね」
美希「ミキ、ちょっとこの人怖いの……」
P「害はないよ、大丈夫」
後輩P「おっぱい良いなぁ」
P「おっぱい、おっぱい言うな、はしたない」
後輩P「おっぱ……胸っていいっすね」
P「いいな、胸」
美希「ミキね、今日のお仕事まだ聞いてなかったんだけど……」
P「美希はきょうはラジオだぞ」
後輩P「いいっすね、自分もラジオでたいっす」
P「お前はプロデューサーだろ」
べしっ
美希「プロデューサー、殴っちゃだめなの」
P「はいはい、っと」
後輩P「美希ちゃんやさしいっす」
P「あれ、美希の名前は覚えてたのか」
後輩P「はいっす、だってミキミキいってるもん」
P「なるほどね」
後輩P「ムネ、大きい人多いスね」
P「まあな」
後輩P「小鳥さんも結構あったッス」
P「だな」
P「まあでも、胸はかざりだろ」
P「多分」
後輩P「違うっす、胸は母性っす、愛っす、夢っす!」
後輩P「……」
P「なにテンションさがってんだよ」
後輩P「なんでもねッス」
P「つか、そういうことを大声でいうなよ、はしたないぞ?」
後輩P「はァい」
後輩P「…………」
律子「…………」
後輩P「でかいっす」
P「そうだね」
律子「この子が、昨日はいった新人さんですね?」
P「ああ、そういう事だ」
後輩P「自分、がんばるっす」
P「まあ、俺じゃできないことをやってもらおうかと」
律子「あら、私にだってできますよ?」
P「律子は威圧感あるからな、これくらいの方が彼女たちもラクだろ」
律子「ちょっと、軽すぎません?」
P「いいんだよ、これくらい」
後輩P「なんの話っすか?」
P「お前には期待してるってこと」
後輩P「やったっす、がんばるっす!」
後輩P「律子さん、律子さん」
律子「どうしたの?」
後輩P「なんでそんなにおっぱい……」
P「おっぱいはいい」
後輩P「ぶー」
P「なんでおっぱいにこだわるんだよ」
後輩P「だって、おっぱいが、こんなに大きいなおっぱいが」
P「はいはい、おっぱいおっぱい」
P「確かに、律子も相当なおっぱいだけどだな」
律子「あの、本人の前で胸の話しないていただけません?」
後輩P「はあ、おっぱい禁止されちゃったッス」
千早「元気だしてください、後輩さん」
後輩P「はー、大きいなおっぱいっていいスよね」
千早「そうですね…」
後輩P・千早「はあ……」
後輩P「決めたっす」
千早「何をきめたんですか?」
後輩P「自分、がんばるっす」
千早「な、なにを……」
後輩P「がんばって、いいプロデューサーになるっす」
後輩P「コンプレックスなんか、吹き飛ばしてやるっす」
後輩P「千早ちゃんも、がんばってください!」
千早「は……・」
千早「はい」
後輩P(これで、自分には敵はないっす)
後輩P「……ん、こんな所にボールが二個」
後輩P「……だれもいないっす」
モゾモゾ
後輩P「ばいーん!」
後輩P「おお、自分、ばいんばいんッス」
後輩P「ちょっと、鏡の前に立ってみよう」
後輩P「お、おお…すげー、なきそうっす……」
後輩P「よし、ちょっと写メるッス」
ピー、カシャ
後輩P「…まだ撮ってない」
P「……ふっ」
後輩P「先輩、今の撮ったっすか」
P「うん」
後輩P「ぎゃーっ!消してください、消すっす、消すっすよー!」
P「やーだよ」
後輩P「もー、自分だっておっぱいでばいーんと…!」
P「だから、女の子がおっぱい連呼するなって!」
後輩P「だって、自分、おっぱい小さいし」
後輩P「おっきくなりたいっすー!」
P「もうおっきくなる余地ねーよ」
後輩P「むっー」
P「まあ、いいじゃないか。小さくても」
後輩P「男の人はそういうけど、本人には死活問題ッスー!」
P「とりあえず、ボール返せ」
後輩P「あと五分」
P「だめ」
後輩P「神様は酷いっすよ」
後輩P「あずささんはあんなにばいーんとしてるのに」
後輩P「自分はぺたーんっす」
後輩P「ブラジャーもサイズ売ってないっす!」
P「そうなの?」
後輩P「可愛い柄があっても、サイズがないっす!」
後輩P「やっとサイズがあっても、柄が微妙だったりするッスよ」
P「へー」
後輩P「興味なさそーっすね」
P「まあ、よくわからんし」
後輩P「もういいっすよー」
後輩P「自分はこのまな板を抱いて生きて死ぬっす」
P「まあ、そうなるだろうな」
後輩P「でも、揉まれたら大きくなるらしいっすよ」
P「揉まんぞ」
後輩P「ケチっす!」
P「セクハラだろーが、それは」
後輩P「あ」
P「あ、じゃないよ」
後輩P「あはははは」
春香「……」 ジー
後輩P「あれ、春香ちゃん。どうしたッスか?」
春香「えっ?いや、何でもないですよ?」
後輩P「そうっすか、なら問題ないっす」
春香「あの、後輩さん、少しいいですか?」
後輩P「?構わないっすけど」
P「じゃあ、俺は席を外そう」
後輩P「気を使わせて申しわけないっすね」
P「いいっていいって」
後輩P「で、なにっすか?」
春香「後輩さん、最近プロデューサーさんと仲いいですよね」
後輩P「同僚っすから」
春香「……ふーん」
後輩P「どうかしたッスか、春香ちゃん」
春香「本当に、ただの同僚?」
後輩P「はい」
春香「本当に?」
後輩P「はい、そうッス」
春香「そっか」
春香「なら大丈夫です、ごめんなさい」
後輩「いえいえ」
後輩P(なんだったんすかね)
後輩P「あ」
後輩P「なるほど」
後輩P「なんだかんだ、先輩もてもてかぁ」
P「おーい、後輩。ちょっといいかー?」
後輩P「まあ、分からなくもないけど。あんまオススメできねっす。あのひと多分鬼っす」
P「おい、早くしろってこの抗菌まな板」
後輩P「まなっ……はーい」
後輩P「で、何か」
P「ん、ちょっと色々手伝ってほしい」
後輩P「しょうがねッスね」
P「なんだよ、それ」
後輩P「じゃあ、やるッスやるッス」
P「なあ、何にやついてるの?」
後輩P「なんでもねーっす」
後輩P(春香ちゃんは先輩が好きっす、多分あずささんもそうッス)
P「…なんかむかつく」
べしっ
後輩P「ぎゃーっ!」
P「はよ働け」
後輩P「先輩、先輩」
P「なんだよ」
後輩P「これやったら、おっぱいおおきくなるっすかねー」
P「なるわけねーだろ!」
後輩P「うー、おっぱいほしいっす」
P「はいはい」
後輩P「はあ、ばいーんへの道は遠い…、でも諦めねッス!」
P「がんばれー」
後輩P「感情こもってねーっす!」
後輩P「絶対ばいーんになるッスよ…!みてろッス!」
P「はいはい……」
おわ り
終わりです。
わりと速い段階でばれてびびった。
今度はもっとうまく隠しますね、ではお疲れさまですおやすみなさい
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