コナン「しっかし元太も好きだなー」
コナン「あ、五百円ね」
元太「まぁな。こいつ海に放ると楽しいんだ」チャリン
コナン「マジ?どうなんの?」
元太「た、助けてください元太くん!って言うんだぜwww」
コナン「マジかよwww」
元太「しかもスッゲーマジな顔でさwww」
コナン「ヤベッ、想像しただけでwwwwww」
元太「wwwwww」
コナン「wwwwww」
光彦「」
元太「じゃ、ちょっと行ってくるわwww」
コナン「おうwww」
コナン「俺も今度やってみよう」
コナン「つか、今日も全然売れねーな」
園子「あんたなにやってんの?」
コナン「おわ!」
コナン「あ、あぁなんだ。園子ねーちゃんか」
園子「何だとはなによ」
コナン「いや、別に...」
園子「まぁいいわ。ところでなにそれ?」
コナン「光彦」
園子「」
コナン「」
園子「え?」
園子「光彦?あんたの友達の?」
園子「まぁ言われてみれば光彦くんだけど」
コナン「あぁ!ダメダメさわっちゃ!」
コナン「うちは新鮮が売りなんだから!!」
園子「ご、ごめん」
コナン「ったく。一つ、五百円だよ」
園子「え?買うの?」
コナン「なに?冷やかしにきたの園子ねーちゃん?」ギロ
園子「」ビク
園子「ひ、一つもらおうかしら」
コナン「毎度ありぃ!」
コナン「ちなみに、常連からの情報なんだけど」
園子「常連?」
コナン「海に放ると楽しいらしいよ」
コナン「僕がやった訳じゃないからなんとも言えないけどね」
園子「へ、へぇわかったわ」
園子「じゃ、じゃあね」
コナン「バイバーイ」
コナン「あと二匹。売り切らねぇと」
小五郎「ん?コナンか」
コナン「あ、おじさん」
小五郎「なにしてんだお前、こんなところで」
コナン「ちょっと光彦売ってるんだ!」
小五郎「はぁ?」
コナン「おじさんもどう?安いよ」
小五郎「み、光彦ってお前の友達の」
コナン「海に放ると楽しいんだってさ!やってみたら?」
小五郎「いや、それは犯罪だろ」
小五郎「お前が今やってる行為もだ!」
コナン「固いなーおじさん」
園子「が、ガキンチョー!」
小五郎「ん」
コナン「あ、園子ねーちゃん」
コナン「どうしたの園子ねーちゃん?」
園子「そ、それがね。私、ついやっちゃったの」
コナン「? なにを?」
園子「光彦を海に放ったの」
コナン「...そ、それで」ゴクリ
園子「そしたらね...」
園子「wwwwwwwww」
園子「あwwwwwwもうダメwwwwww」
園子「くっそwwwおもしろかったwwwwwwヤバイwww」
園子「あれやばいwww」
コナン「い、一体どうなるんだ!?」
園子「なんかこうwww言葉じゃ伝えらんないよwwwwww」
小五郎「」ウズ
小五郎「こ、コナン。一つ」
コナン「え?毎度!!」
コナン「くっそー。気になるなぁ」
コナン「でも、光彦も一つしか余ってねーし」
コナン「自分で使うのも気が引けるな」
「んー!んー!」モガモガ
コナン「あん?」
コナン「ちっ、オリジナルか」
コナン「目ぇ覚ますと、相変わらずうるせーな」ピシュン
「!」zzz
コナン「オリジナル溺れさすわけにもいかねーしなぁ」
小五郎「こ、コナーン!」
コナン「おじさん!どうしたの?」
小五郎「俺、放ったんだ...」
コナン「え?どっ、どうだった!!」
小五郎「あwwwれwwwはwwwヤバイwww」
小五郎「いやー、あんなに人の顔で笑ったのは生まれて初めてかもしれんwww」
コナン「顔!?き、気になる!」
コナン「あぁクソ!我慢できない!」
海ザザーン
コナン「きょ、今日は店じまいだ」ドキドキ
コナン「いっけぇ!光彦!!」
光彦「!」
光彦「うわっぷ!た、助けっ...コナンくん助けてっください!!」バシャバシャ
コナン「」
光彦「あっぷ!ケフッ!」パシャパシャ
コナン「」
光彦「こ、コナ...!!」バシャバシャ
コナン「wwwwwwwww」
コナン「おまっwww顔wwwwwwwww」
コナン「必死すぎwwwwwwwww」
光彦「ちょっ!うわっぷ」バシャバシャ
コナン「顔wwwwwwwww」
灰原「博士ー。私のプリン知らない?」
博士「あぁ、名前の書いてないプリンなら」
博士「さっき新一が食っとったぞ」
灰原「え?」
灰原「あのガキ...」
prrrr
コナン『はい?』
灰原「あんた今どこ?」
コナン『海』
灰原「海?」
コナン『そうだwwwオメーも来いよwww』
海ザザーン
灰原「なによこんなところに呼び出して...」
灰原「え?」
光彦「灰原さん!」
光彦「灰原さんだ!」
光彦「灰原さんですよ!」
ミツヒコワラワラザワザワガヤガヤ
コナン「あ、わりぃ。こんな早く来るとは思わなくて」
コナン「まだ途中なんだ」
灰原「...なんの?」
コナン「量産」
灰原「な、なに言ってんの?」
灰原「というかなんなのこの円谷くん達は!?」
コナン「まぁ見てろって」
ドン!ザパァ!ドン!ザパァ!ドン!ザパァ!ドン!ザパァ...
灰原「ちょっ!何してるの!?」
光彦「な、うわっぷ!コナンくん!灰原さん!助け...!」バシャバシャ
光彦「ゲパァ!こ、コナンくん!」バシャバシャ
コナン「顔wwwwww」
灰原「(お、面白くない面白くない)」プルプル
コナン「wwwwwwwww」
灰原「(笑っちゃダメ笑っちゃダメ笑っちゃダメ)」プルプル
光彦「すはー!!」
コナン「すはーwwwwwwwww 」
灰原「」プルプル
ウォッカ「アニキ、間違いありやせん」
ウォッカ「シェリーのガキの頃そっくりですぜ」
ジン「まさか本当にガキになっていたとはな」
ジン「双眼鏡貸せ」
ウォッカ「へい」スッ
ジン「」
ウォッカ「」
ジン「」ピク
ウォッカ「どうです?そっくりでしょう?」
ジン「」プルプル
ウォッカ「アニキ?」
ジン「顔wwwwwwwww」
ウォッカ「アニキ!?」
ジン「ちっ!出直すぞ!」ニヤニヤプルプル
ウォッカ「アニキ!どうしたんですか!?」
ジン「う、うるせぇ!」
ジン「...くそwww」
ウォッカ「(あ、アニキに一体なにが?何を見たんだ?)」
ウォッカ「(シェリーは普通だ。いや普通ではないが)」
ウォッカ「(他に何が?)」
ウォッカ「」
ウォッカ「(な、なんだあの死体の数は!?)」
ジン「ウォッカ、行くぞ」
ウォッカ「(あの死体の山見て笑ってたってのか...)」
ウォッカ「(さすがはアニキ...)」
ジン「(あの顔は反則だろwwwwww顔wwwwww)」
コナン「そろそろ帰ろうぜ」
灰原「え、えぇ」
灰原「ねぇ工藤くん」
コナン「あ?」
灰原「一つ聞きたいんだけど」
コナン「なんだよ」
灰原「あの円谷くん達はなに?」
コナン「へ?そりゃおめー」
コナン「あ、わかったwww本物かと思ったんだろwww」
コナン「安心しろwwwあれは作り物だwww」
灰原「(作り物?)」
コナン「(本物でやってみたいが、量産出来なくなってはこちらが困る)」
灰原「作り物ってなに?」
コナン「今日はお前の作ったハンバーグが食べたいなっ」
灰原「はぁ?帰りなさいよ」
コナン「たまにはいーじゃねーかよー」
「んー!んー!」モガモガ
コナン「ちっ」
灰原「?」
灰原「いまの声...」
コナン「(しまった!麻酔銃切らしてた!)」
コナン「お、俺先お前ん家行ってるから!」タッタッタッ
灰原「あ!ちょっと...」
灰原「あの円谷くん達は何なのよ...」
コナン「おい博士!」
博士「おぉ新一。頼まれてたもんできとるぞ」
コナン「マジで!うおスッゲー!」
コナン「トカレフ型麻酔銃だ!」
博士「早速試してみなさい」
コナン「あぁ!言われなくても!」
光彦「んー!んー!」モガモガ
ッターン...
コナン「」
博士「」
光彦「...」カク
コナン「はぁ!はぁ!」
コナン「これで、ばれることはない!結構掘ったからな」
コナン「とりあえず当面は余ってる量産に日常を任せて、俺と博士がいない日に別の光彦に殺させよう」
「安心しろ」
コナン「だ、誰だ!」
ジン「」
コナン「じ、ジン!?」
ジン「貴様が殺ったのはオリジナルではない」
コナン「なんだと!?」
ジン「この事態を想定し、すり替えておいた」
コナン「い、いつの間に?」
ジン「さぁ量産するんだ」
コナン「ホンキ...なのか?」
ジン「冗談でこんなことが言えると思うか?」
コナン「」
ジン「」
コナン「任せろ」
ジン「(キターwww)」
灰原「あれから一ヶ月」
灰原「工藤くんは学校にも顔を出さなかった」
灰原「そんなある日」
コナン(手紙)「今夜、ショータイムだ」
灰原「こんな手紙がきた」
灰原「一体なんなのこれは」
歩美「哀ちゃんもコナンくんから?」ヒョコ
灰原「え?吉田さんも?」
歩美「元太くんももらったみたいだよ!」
灰原「(工藤くん!あなた一体なに考えて!)」
海ザザーン
元太「うー、さびぃ」
歩美「もう冬だねー」
灰原「これ着てなさい」
歩美「え?ありがとう哀ちゃん!」
灰原「」ニコ
小五郎「なんだなんだぁ?こんなに集まって」
園子「あー寒。ったくガキンチョはどこよ」
小五郎「まったくだ!」
灰原「こんな見張らしの良いとこ。花火でも打ち上げようとでもしてるのかしら」
「その通りだ灰原」
その瞬間、膨大な数の花火が打ち上げられた
赤、緑、青、紫、黄...
様々な色、形をする花火をみて子供たちがはしゃぐ
「たーまやー」
誰かがそう言った。でも言いたくなる気持ちもわかる
それほどまでに美しいのだ。この花火は...
ふと、灰原は視線を下へ向ける...色とりどりの花火を反射する
海を見たくて
でもそこには
色とりどりの光彦がいた
灰原「ちょっ!」
灰原「ちょっと!」
小五郎「コポォwww」
園子「こwwwれ
wwwはwww」
元太「wwwwwwwww」
光彦「おわっぷ!た、たすっ!」
光彦「だれっかっぷわ!助けって!ゴポポ」
歩美「w」
元太「ヤベーwwwあの光彦顔ヤベーwwwwww」
小五郎「必死すぎんだろwwwwww」
光彦「っぷ!ガパポップ!!ゲパア!!」
歩美「今青かったやつ?www光彦くん顔オモシローいwwwwww」
園子「wwwwwwwww」
光彦「ヒュー!ヒュー!」
コナン「ヒュー!wwwwwwwww」
ジン「ヒューってwwwヒューってwwwwww」
歩美「あー、花火終わっちゃったぁ」
灰原「急に真っ暗になったわね」
小五郎「懐中電灯なら持ってきてる」カチ
園子「いきなり光彦くん照らさないでwww」
コナン「あの光彦目がいっとるwwwwww」
ジン「こっちのは舌出してやがるぞwwwwww」
元太「なんのホラーだよwww」
「なんのホラーでしょうね」
元太「え?」
「なんなんですかあなた達はぁ!」
コナン「」
「人のクローンを勝手につくって!たくさん殺して!」
「なにがしたいんですか!?」
コナン「やべぇ見ろよジンwwwあの光彦の顔www」
ジン「ちょwwwちょっと待ってwwwwwwえ?wwwwww」
「聞いてください!!」ドン!
歩美「あんた喋ると萎えるからマジ黙ってて」
「」
灰原「ね、ねぇ工藤くん」
コナン「んあ?」
灰原「いい加減、やめてあげたら?」
コナン「でもあの顔笑えるだろwww」
灰原「えっ!?え、えぇまぁ...」
コナン「ならいーじゃねぇか灰原」
コナン「それでさ」
コナン「《笑う》ってのは、スゲー大切なことなんだぜ...?」
灰原「(絶対なんか違う)」
冬間近の秋の埠頭
一般人が趣味で打ち上げた花火は多数の人から支持を受け、市の恒例行事となった
秋の終わりと、冬の始まりを伝える今年最後の花火大会
そこにはある
空を見上げれば色とりどりの美しい空が...
海を見れば勿論、花火を反射し輝く海が...
人々を癒す、美しき《ヒカリ》が
えんど
あっしたー
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