京子「安価で話題BOXで遊びたい!」(261)
【ごらく部】
京子「はいはい、みんな注目ー! 今日のごらく部の活動は……」
あかり「なんだろう? わくわくしちゃうよぉ。ね、ちなつちゃん」
ちなつ「あかりちゃん……、期待しなくていいと思うよ?」
結衣「もったいぶらないでさっさと言えよ」
京子「楽しみにしてるのあかりだけかよ! ……あかりはいい子だなぁ。
ご褒美にあとで似顔絵描いてやるからな?」
あかり「わぁい! 楽しみにしてるね、京子ちゃんっ」
結衣(変な顔に描かれるだろうに、あかり……)
ちなつ「それで何をやるんですか?」
京子「待ちきれないんだねちなつちゃん! おねだりするなんてもうっ、かわいいんだからっ」
ちなつ「なんですかそのテンション……」
結衣「疲れるだけだからほっといたほうがいいよ」
京子「はいはいはーい、静かにー! 今日は話題BOXをやりまーす」
あかり「ああ……、うん。話題BOX、楽しいよね」
ちなつ「引っ張っといて使い回しですか!? ほらっ、見てくださいよ!
あかりちゃんのテンションもダダ下がりじゃないですか!」
京子「で、でも、新しいお題のクジもいっぱい作ったし……」
綾乃「歳納京子ー!」スパーン
京子「うぉっ、びっくりした! あれ、綾乃。なにかプリント出し忘れたっけ?」ハテー
綾乃「違うわよ、昼間に貸した消しゴム返してもらうの忘れてただけ」
京子「ああ、わりーわりー。ほいっ」
綾乃「もうっ、投げないでよ!」
京子「あ、そうだ。綾乃、今日ヒマ?」
綾乃「今日は生徒会無いけど……。なに?」
京子「いっしょに遊んでかない? ね? ね?」
綾乃(お願いするしぐさ……、か、かわいい)
綾乃「……ちょ、ちょっとくらいなら、いいわよっ」
京子「やったー! ありがと綾乃!
ほら、スペシャルゲストも来て盛り上がってきただろー!」
あかり「うん! あかり、杉浦先輩とお話する機会あんまり無かったから楽しみだよぉ」
綾乃「そういえばそうね。私も楽しみになってきたわ、よろしくね赤座さん」
あかり「はいっ、杉浦先輩!」
ちなつ「それじゃそろそろ始めましょうか?」
綾乃「えっと……、どういう遊びなの?」
結衣「ああ。その箱の中にあるクジを引いて、書いてあるお題に従うだけ」
綾乃「なるほど、シンプルね。でも変なお題とかだったら困るんだけど……」
結衣「その時は引きなおしちゃっていいよ。京子が許さなくても私が許すから安心して。
こいつ、油断ならないから……」
ちなつ「ほんとですよ。私も変なお題はやりませんからね!」
京子「うぅ……、信頼無いなぁ、私」
あかり「よしよし」ナデナデ
綾乃「ふふ。赤座さんがお姉さんみたいね」
京子「う、うるさいっ/// それじゃはじめるぞー」
京子「じゃあ、私、結衣、ちなつちゃん、あかり、綾乃の順な?」
京子「お手本なんていらないだろうけど、一応綾乃は最後にしといたよん」
綾乃「あ、ありがと」
綾乃(歳納京子優しい///)
京子「それじゃ引くぞー。……よっしゃ、私の引いたクジは、>>7」
誰かにキスしてもらう
京子「私の引いたクジは、誰かにキスしてもらう!」
綾乃「えっ!?///」
ちなつ「キャー! そ、そんなお題あるんですかっ!?
京子先輩ずるいですっ! 同じ内容ってもうないんですか!?」
京子「あるかも……。どうだったかな?」
ちなつ「ぜ、絶対引きます! 引いて結衣先輩と……!」ハァハァ
あかり「ち、ちなつちゃん、落ち着いて。ね?」
結衣「お前、これは……、うーん。微妙なラインだから却下しづらいな……」
綾乃「そ、それで、誰がキスするかはどうやって決めるの?」
京子「引いた私が決めていいんじゃない?」
綾乃「そうなの、わかったわ」ゴクリ
結衣「ていうか、私たちには拒否権は無いのか?」
京子「無いね! いや、拒否してもいいけど、しらけちゃうんじゃないかな~」
ちなつ(私が引いたときのことを考えると、拒否云々にツッコミは入れられないわ……)
京子「じゃキスしてくれる人決めるよー! >>14!」
※京子以外の4人から選択 キスする場所も指定(変な場所は失敗する可能性大)
あかり
おでこ
京子「じゃああかりにしちゃおっかなー」
あかり「えっ! あ、あかり!?」
綾乃「あ、赤座さん、大丈夫? 嫌なら、か、代わっt、コホン、拒否してもいいのよ?」
結衣「そうだぞ、あかり。こいつの言うとおりにする必要なんてないぞ?」
あかり「で、でも、いきなり拒否なんて、京子ちゃんの言うとおりしらけちゃうんじゃないかなぁ」
綾乃「赤座さん……。そんなこと気にしないでいいのよ?」
あかり「ありがとうございます、杉浦先輩。でも大丈夫です」ニコ
あかり「じゃあ京子ちゃん、き、キス……、するね?///」
京子「おう! どんとこい!」
あかり「あ、あの……、恥ずかしいから目、瞑っててほしいな///」
京子「え? あ……、う、うん」ドキ
京子(な、なんだよ、あかりのやつ。表情がいつもと違うから、なんか……、うぅ///)
京子「瞑ったぞー」
あかり「じゃ、するね……///」チュ
京子「ん……///」
京子「ってお、おでこかよ! ドキドキさせやがって……」
あかり「あれ? 京子ちゃんドキドキしたの?」
京子「う……/// うるさいっ、ま、まあ、あかりにしたらがんばったか。ほめてやろう!」
あかり「わぁい! ほめられちゃった」
綾乃「な、なんか見てるこっちもドキドキしちゃったわ……」ドキドキ
結衣「う、うん。なんかあかりの表情が新鮮だったな……」
ちなつ「ゆ、結衣先輩! 私だってあんな表情できますよっ!」
京子「も、もういいから次いけ次ー! 結衣だっけか?」
結衣「あ、ああ。じゃあ引くよ」
ちなつ(なんかよさげなの引きますように!)
結衣「えーと、なになに……>>22」
私にキス
結衣「えーと、なになに……、『私にキス』?」
結衣「『私』って誰だよ? 私か? それとも書いたお前か?」
京子「ああ、考えて無かったわー」
ちなつ(ちょ……! てことは、『私』が結衣先輩を指すなら、私が結衣先輩にキスする可能性も!?)
結衣「どっちにしろ却下したいんだけど……、あかりががんばったのに私がやらないのもなぁ」
京子「そうそう、がんばりたまえ結衣くん!」
綾乃「でも、誰と誰がキスするの? するほうかされるほうのどちらかは船見さんでしょうけど……」
京子「じゃあ、書いた私が決めるか」
ちなつ「ず、ずるいですっ! さっき京子先輩決めてたじゃないですか! 私が決めたいですっ!」
京子「い、いやあれは私が引いたから決めたんであって……」タジ
あかり「じゃあ、今回も引いた本人の結衣ちゃんが決めちゃったら?」
ちなつ「……そ、それなら、まあ」
結衣「決めろって言われてもなぁ……。でも仕方ないか」
結衣「それじゃあ、>>31」
※結衣以外の4人から選択 キスする場所も指定(変な場所は失敗する可能性大)
結衣はするほうかされるほうかも指定(無ければ適当に決めます)
京子 耳 する方
結衣「それじゃあ、京子にするか」
ちなつ「えー!」
綾乃「と、歳納京子にするのね……」
結衣「だってみんなに迷惑かけられないし。書いたこいつが責任持ってキスされないと」
あかり「結衣ちゃん優しいねぇ。でもあかり、別に迷惑じゃないよ?」
ちなつ「そ、そうですよっ! 迷惑どころかウェルカムですよ!?」
綾乃「船見さん的にはキスされる側が罰ゲームみたいな捕らえ方なのね……」
綾乃(てっきり船見さん、歳納京子のこと、好き……、なんじゃないかなんて思っちゃった……)
京子「まあ決まっちゃったんだからしゃあないよ! うんうん!」
ちなつ「くっ……。憶えててくださいよ、京子先輩……!」メラメラ
結衣「それじゃさっさと済ませるぞ、ほら、こっち来い」
京子「あれ、またされる側っすか? ほいほい」
結衣「見られると恥ずかしいから目は瞑ってろ」
京子「またー? いつされるかわかんないから嫌なんだよなぁ……。ほいよ」
結衣「……」チュ・・・ハム
京子「ん……!///」ビクッ
綾乃「えっ? なに今のかわいい声!? 耳にキスされただけでしょ?」
ちなつ「ち、ちちち、違いますよ杉浦先輩っ! キスした後、噛みましたよ! 私見ました!!」
結衣「え。だってみんなの話だとキスくらいじゃ罰っぽくないから
噛んでやろうと思って……。まあ、ケガしない程度にだけど」
ちなつ「そ、それご褒美じゃないですかー! しかもあま噛みとか!!」
綾乃「……あ、あま噛み///」ドキドキ
結衣「ご、ご褒美なんてあるわけないよ、ちなつちゃん。京子もちょっとは懲りただろ?」
京子「え? あ、ああ、うん、そうだね///」
あかり「あれー? 京子ちゃん赤くない? 噛まれちゃったのに、痛くないの?」
京子「い、痛いよ! ゆいーおぼえてろよなー」
ちなつ「めっちゃ棒読みじゃないですか……」
結衣「はいはい、よくわからないけど、次の番行こ! 次は……」
ちなつ「はいっ! 私ですっ! 絶対いいの当てますからっ!!」
ちなつ(結衣先輩とキス! 結衣先輩とキス! 結衣先輩とキスぅぅぅぅ!)
ちなつ「引きましたっ! 内容は……>>41」
あかりに何かする
ちなつ「引きましたっ! 内容は……、『あかりに何かする』」
あかり「えー! あ、あかり何かされちゃうのぉ!?」
ちなつ「えー! って言いたいのはこっちよあかりちゃん!!」
ちなつ「なんで!? なんで、これに限って具体的に名前が書いてあるの!?」
京子「なんとなく☆」テヘ
ちなつ「もぉぉぉおぉ! なんでぇ……、これあかりちゃん指定じゃなかったら……」
ちなつ(する相手も、する内容も私が決められる最高のお題だっていうのに……!)
綾乃「よ、吉川さんてけっこう情熱家なのね……」
京子「うん。楽しいよね!」
綾乃「え? そ、そうね、楽しいわね……」
結衣「落ち着いてちなつちゃん。それで、あかりに何させる?
あんまりかわいそうなのはやめてあげてね?」
ちなつ「結衣先輩……。そうですね、あかりちゃんかわいそうですもんね……」
ちなつ(あやうく勢いで八つ当たり的な内容にするところだったわ……!)
あかり「うぅ……、緊張するよぉ」ドキドキ
ちなつ「それじゃあ、>>50」
似顔絵描いてあげる
ちなつ「それじゃあ、似顔絵描いてあげるね?」
あかり「わーい似顔絵似顔絵……、似顔絵!?」
結衣(うわぁ……、本人に悪気無いから止めるに止められない。ごめん、あかり……)
あかり「ほ、ほら、さっき、京子ちゃんに描いてもらうって約束してあるから、大丈夫だよぉ!」アセアセ
ちなつ「遠慮しないの! にっくき京子先輩の似顔絵なんかより、
ずっと、ずーっと素敵なあかりちゃんを描いてあげるから!」
京子「あかり……、ドンマイ」
綾乃「え? え? なんでお通夜ムードなの?」
京子「まあ、うん。後でわかるんじゃないかなぁ……」アハハ
綾乃「?」
あかり「結衣ちゃん、京子ちゃぁん……」
結京(……すまん)
ちなつ「ほらあかりちゃん、そこに座って座って!
とびっきりかわいいの描いてあげるから楽しみにしててね!」
あかり「あはは……、うん」チョコン
【10分後】
ちなつ「できた! これは……時間の割には傑作だわ!! ほら見てあかりちゃん!!」
あかり(神様! どうかちなつちゃんの絵が普通でありますように……!)
あかり「……」チラ
あかり「!?」
ちなつ「どう? どう? すごいでしょー。あかりちゃん、気に入ってくれるんじゃないかなぁ」
ちなつ「……? あかりちゃん?」
あかり「」
京子(やばい、白目むいて気絶してる……! 結衣!)チラ
結衣(わかってる……!)コクッ
結衣「なんだあかり、感動のあまり声が出ないのかぁ、どれどれ、私にも見せて?」
結衣「……っ!?」
ちなつ「うふふ、どうです結衣先輩、素敵に描けてるでしょう?
あ、そうだ! 今度結衣先輩にも描いてあげますよ!」
結衣「え!? あ、ああ……、うん、た、楽しみだなぁ」アハハ
京子(よく受けきった! ナイスガッツ結衣!!)グッ
綾乃「そんなにいい似顔絵なの。私も見せてもらおうかs」ガシッ
京子「や、やめとけ、綾乃! 犠牲は少ないほうがいい……!」
綾乃「へ、へんな歳納京子……!」
綾乃(っていうか抱きつかれちゃってるんだけど……///)
結衣「あ、あかり、そろそろ目を覚ませ?」ペシペシ
あかり「う、うーん。……あれ? あかりはいったい?」パチクリ
結衣「天国へ行っていたんだよ……」ニコ
ちなつ「天国だなんて、もうっ、結衣先輩ったら褒めすぎですよぉ!」キャー
あかり「あ、ああ、そっか、天国へ行ってたんだね」ブルブル
結衣「ほら、折れないように丸めといたから、カバンにでも入れておきなよ」スッ
あかり「ありがとう結衣ちゃん。ちなつちゃんもありがとね」
ちなつ「えへへっ。どういたしまして!」
綾乃「……私も見たかったわ」シュン
京子「……」
ちなつ「じゃあ次はあかりちゃんの番ね」
あかり「よ、よしっ! 気を取り直して、クジ引いちゃうよぉ!」ガサゴソ
あかり「えーっと、あかりが引いたのは……>>66」
犬の鳴き真似
あかり「えーっと、あかりがひいたのは……、『犬の鳴き真似』」
結京ちな「ああ……」
あかり「わーん!」
綾乃「あら赤座さん、上手ね!」
あかり「今のは吠えたんじゃないですー!」
綾乃「そうなの? ごめんなさいね。それじゃちゃんと聞くから、どうぞ?」
あかり「え。あ、はい……」
あかり(な、なんかまじまじと見つめられると恥ずかしいよぉ)
あかり「わ、わんわんっ///」
綾乃「ふふっ、かわいらしいわんちゃんね。上手よ赤座さん」ニコ
あかり「そ、そうですか!? じゃ、じゃあ……」
あかり「きゃんきゃん! くぅんくぅん」
綾乃「かわいい。お手、なんちゃって」
あかり「わんっ!」ポスッ
綾乃「あら! おりこうさんね」ナデナデ
あかり「……///」
結京ちな(完全に手懐けられてる……)
綾乃「赤座さんみたいなわんちゃんなら、うちにもほしいわ。うふふ」
あかり「くぅん///」
京子「今にもほっぺ舐めそうな勢いだぞ……。ほらほら、おしまい!」
あかり「あ! す、すっかりなりきってたよぉ///」
あかり「なんか失礼なことしちゃってすみませんでした、杉浦先輩……」シュン
綾乃「ううん、楽しかったわよ? 赤座さんてかわいいのね」ナデナデ
あかり「あ……///」
綾乃「あ、ごめんなさい、さっきの調子でつい……」
あかり「い、いえ! 嬉しかったですっ!」
京子「ほいほい、それじゃ綾乃の番だぞ。気合入れて引いてね!」
綾乃「あ、もう私の番なのね……。生徒会副会長にふさわしいお題を引くわよ!」ガサゴソ
綾乃(変なのが出ませんように! 変なのが出ませんように!)
綾乃「これよっ! ……えっと、>>80」
あかりわんわんを飼う
綾乃「これよっ! ……えっと、『あかりわんわんを飼う』?」
あかり「えーっ!?///」
ちなつ「何を書いてるんですか京子先輩……」
京子「いやー、なんだろうね。このタイミングを予知してたのかもね!」
結衣「お前なぁ……。綾乃、どうする? 引きなおすか?」
綾乃「え! わ、私は別に、その、かまわないんだけど……」
綾乃「えっと、ほ、ほら、赤座さんが、ね? 嫌なんじゃないかなー? とかね」チラチラ
ちなつ(さっきの見る限り、まんざらでもなさそうだったよね……)
京子「なんだなんだ綾乃ぉー。あかりわんわんにはまっちゃったのかー?」ニヤニヤ
綾乃「だ、だってかわいかったんだからしょうがないでしょ!」
ちなつ「それであかりちゃん。あかりちゃん的にはどうなの?」
京子「飼うっていっても当然、今日の活動内の話だから安心していいぞー」
あかり「え。えっとぉ、あかりは……」チラ
綾乃「……」ニコ
あかり「>>90」
今日だけなんてやだよぉ
あかり「今日だけなんてやだよぉ」
綾乃「え?」
あかり「あ、あの、すみませんっ。ついぽろっと本音、じゃなくてぇ、えーとえーと……」
あかり「わ、私、なに言ってるんだろ、……うぅ」グス
綾乃「……ほら泣かないの」ナデ
綾乃「私もね、今日一日なんて寂しいかなぁ、って思ってたの」
綾乃「ふふ。あかりわんわんさんもそうだったのね。嬉しい」
あかり「杉浦先輩……! あ、ありがとうございます!」ガバッ
綾乃「まぁっ、飛びついてきて、元気のいいわんわんね」ナデナデ
あかり「くぅん///」
ちなつ「これ……、本来はドン引きするべきなんでしょうね」
結衣「うん。人間が犬として飼われるわけだからね……」
京子「まあ、なんかほのぼのしてるからいいんじゃね?」
ちなつ「……ですね」
綾乃「こらっ、くすぐったいぞっ。うふふ」
あかり「えへへっ、杉浦先輩っ」
綾乃「そうだわ。苗字だとかたい感じだから綾乃でいいわよ?」
あかり「え……。じゃ、じゃあ、綾乃先輩///」
京子「いやそこはご主人様だろ!」
綾乃「ご、ごしゅ……? も、もうっ歳納京子は黙ってて!」
あかり「じゃあ、私もあかりって呼んでください」
綾乃「じゃあ……、あかり、ちゃん///」
あかり「はいっ! じゃなくて、わんわんっ!」
綾乃「あと、自分を呼ぶとき私とか使わないで、いつものとおりでいいからね?」
あかり「わんっ!」
ちなつ(いいのかなぁ……、これ)
京子「はいはい、トップブリーダーはほっといて、二周目の京子たんの番だよん!」
結衣「はぁ……、やっと一周か。なんか疲れたな」
京子「さーってどんなのがでるのかなぁ?」ガサゴソ
京子「はいっ、出ましたー! >>105」
トマトになって飼われる
発声禁止
京子「はいっ、出ましたー! 『トマトになって飼われる』!」
ちなつ「なんですかそれ?」
京子「んー。トマトパジャマ着て飼われるんだと思うんだ。たぶん」
綾乃「たぶんって、あなたが書いたんでしょう? ね、あかりちゃん」
あかり「わんっ」
京子「いやー、寝ぼけながら書いたのもけっこうあるからさー」アハハ
ちなつ「ていうか、トマトを飼うって」
結衣「で、どうするんだよ。パジャマ、部室には無いだろ?」
京子「ちょっとまって……、あった!」ガサゴソ
結衣「あるのかよっ!」
京子「いやぁ、書いた以上、無意識のうちにパジャマもカバンの中に入れてたみたいだな」
結衣「お前……」
ちなつ「じゃあまた、クジ引いた京子先輩が飼い主決めるんですか?」
京子「そだね。 んじゃ>>116」
※京子以外の4人から飼い主選択
飼い方?も書いてあると助かったり(無茶なことはできないけど)
結衣 今まで通り
ちなつ
食べる(どういう意味かは任せる)
京子「そだね。 んじゃ結衣っ」
結衣「私かよ……」
京子「まぁまぁ、いいじゃん。結衣んち行って、このパジャマ着て、
いっしょに遊んで、ご飯食べて、風呂入って、ぐーすか寝る」
京子「ほら、いつもどおりにすれば、飼われてるようなもんじゃん」ニシシ
結衣「はぁ……。じゃあ今までどおりってことでいいんだな?」
京子「そゆこっとー」
綾乃「……」
綾乃(……この二人。やっぱり、いつも一緒にいるのが自然なのね)
綾乃(分かっていたけど、普通のやり取りの中に絆みたいなものが見えちゃうと
なんか……、なんか羨ましくなっちゃうわね)
あかり「……綾乃先輩」
あかり「わんっ」ギュ
綾乃「あかりちゃん……」
綾乃「ふふ。そうね、私にはかわいいあかりわんわんさんがいるものね。
このくらいじゃへこたれないわよっ」
ちなつ(なんかおいてけぼりなんですけど……)
ちなつ「はいはい! もういいでしょっ!」
ちなつ「次は結衣先輩の番ですよっ! クジ引いてくださいっ」
結衣「あ、ああ、そうだね。さーって、どんなのが出るのかなぁ」ガサゴソ
京子「変なのでろー!」
綾乃「あら、もう着替えたのね」
京子「んー? 着替えシーン見たかったのー?」ニヤニヤ
綾乃「は? そ、そんなことあるわけないないナイアガラよ!///」
結衣「ぶふっ!」ポロッ
ちなつ「落ちましたよ、結衣先輩」
結衣「ご、ごめ、ちなつちゃん読んで」クスクス
ちなつ「わかりました結衣先輩っ! えーっと、なになに……>>130」
歌え
ちなつ「わかりました結衣先輩っ! えーっと、なになに……『歌え』」
ちなつ「……だそうです」
結衣「う、歌!?」
綾乃「あら、これまでで一番まともね」
あかり「結衣ちゃん歌上手だから楽しみだよぉ」
ちなつ「私も楽しみですぅー!」
結衣「ちょ、ハードルあげないでよ……。な、なあ京子、せめて曲は流れるんだよな?」
京子「ああ。そういうの持ってきてないや。アカペラでよろしくー」
結衣「無いの!? な、なんか罰ゲームっぽくない?」
ちなつ「そんなことありませんよっ! 結衣先輩の美声が余計な音無しで聴けるんですっ!」
ちなつ「最高じゃありませんか!」
結衣「えぇー。あ、ありがとう……、ちなつちゃん」
結衣「ああっ、もうヤケだ! 歌えばいいんだろ、歌えば!」
結衣「一番期待してくれたちなつちゃんに捧げますっ! 聴いてください!」
結衣「>>139」
※曲名指定
主よ御許に近づかん(賛美歌)
結衣「主よ御許に近づかん!」
ちなつ「きゃー! 私に捧げてくれるなんて! ちなつ感激です!!」
結衣「~♪」
綾乃「あら……?」ポロ
結衣「~♪」
あかり「なんだか、涙が……」ポロ
結衣「~♪」
京子「自然と流れていく……」ポロ
結衣「~♪」
ちなつ「……うぅ」ポロポロ
結衣「……ふぅ。以上です」ペコリ
パチパチパチパチパチパチ!
ちなつ「感動しました結衣先輩! 私……、私、歌でこんなに感動したの初めてですっ」ポロポロ
結衣「お、大げさだよちなつちゃん///」
ちなつ「大げさじゃありません! 見てくださいっ、みんな感激の涙でいっぱいですよ!」
京子「結衣ぃ……、私、心が洗われたような気がするよ……!」グス
綾乃「歳納京子のいうとおりね……。船見さん、ありがとう」ウルウル
あかり「結衣ちゃん……、あかり、今日という日を一生忘れないよっ」ポロポロ
結衣「えぇー……。なにこれ……」
結衣「ちょ、ちょっとみんな! 目ぇ覚まして!」
結衣「単に伴奏無しでいい曲を選んだだけなんだからっ!」
結衣「何この反応!? 照れくさいどころか、引くよっ! 歌ったこっちがドン引きだよっ!」
結衣「ほらっ、次はちなつちゃんの番だよ!?」
結衣「箱持って! 自分に正直なちなつちゃんに戻って!」
ちなつ「ふふ。結衣先輩ったら。今の私は素のままの私ですよ?」
ちなつ「クジに対する欲望なんて、もうこれっぽっちもありません」ニッコリ
結衣「……こんなのちなつちゃんじゃないよ」
ちなつ「さて、私の引いたクジは……>>148」
マッサージする
ちなつ「さて、私の引いたクジは……、『マッサージする』?」
結衣「ちなつちゃん、元に戻ってよ……」
ちなつ「き」
結衣「き?」
ちなつ「来たぁぁぁぁぁぁ! 来ましたっ! 来ましたよ私の時代がっ!!」ゴゴゴゴ
結衣「ひっ……」ビクッ
京子「あれ?」
綾乃「なんだか爽やかな夢を」
あかり「見ていたような気がするよぉ」
結衣「ああっ……、ちなつちゃんの気迫でみんなが正気に戻った!」
結衣「さすがだよちなつちゃん! それでこそだよ!!」
ちなつ「え? あ、はいっ! よくわかりませんがまかせてください!」
あかり「え、ちなつちゃんの引いたクジ……、マッサージ!?」
ちなつ「そうなのっ! 誰をマッサージするかは、私が決めていいんだよねっ。うふふっ」
ちなつ「というわけで、結衣先輩! マッサージしましょ!」エヘッ
結衣「私でいいの? なんだか悪いなぁ。でも最近ちょっと肩こってるんだよね」
あかり「あわわわわ……」ガクブル
綾乃「どうしたの? あかりちゃん」
あかり「あ、綾乃先輩……! 止めないと、止めないと結衣ちゃんが……」ガクガク
綾乃「ただのマッサージよ? 理由なしに止めるなんてできないと思うわ」
あかり「で、ですよねー」
京子「ちなつちゃん、マッサージ上手いんだろ?
いいなぁ、私なんてお願いしてもやってくれないんだもんなぁ」
あかり「……たぶん、この後、お願いすることはなくなるんじゃないかな?」
ちなつ(ついに……、ついに結衣先輩のお身体を触りまくる大義名分を得たわ!)
ちなつ(ちょっと手が滑って前のほうにいっちゃっても事故、だよね!)
ちなつ(他にもいろいろ滑っちゃうかも☆)
ちなつ(……でも、まじめにマッサージしたほうが、結衣先輩のためになるよね?)
ちなつ(でもでも、こんなチャンス二度とないかもしれないしっ)
ちなつ(うぅ、どうしよう。まじめにやるか、あっちこっち手を滑らせちゃうか……)
ちなつ(……きめたっ! >>163)
ksk
ちなつ(……きめたっ! 体こと滑らせる!)
ちなつ「まずは肩のマッサージしますね。普通に座っててください」
結衣「うん。よろしくね」
ちなつ「それでは、失礼します」モミモミ
結衣「あ」
あかり「……結衣ちゃん!」ギュ
綾乃「ど、どうしたのあかりちゃん。急にしがみついてきて……」
あかり「な、なんでも、ないです……わん」
結衣「ああ、ほんとだ。すごく気持ちいいよ」ホワ
あかり「え! なんで!?」
ちなつ(体ごと滑らせるには、この結衣先輩が座ってる状態の今しかチャンスはないわ)
ちなつ(寝っころがったら、いくら滑らせても結衣先輩の背中に乗っかるくらいがせいぜい……)
ちなつ(タイミングを見計らってうまく足を引っ掛けて倒れこむ!
そして結衣先輩を押し倒すように体を滑らせるのよ!)
あかり(あ、そっか! 今のちなつちゃんを見ると上の空っぽい。きっといろいろ作戦を練ってるんだね。
だから、マッサージの手も無駄な力の無い、自然な最良の動作になってるんだ……!)
あかり(あかりも、そのマッサージしてほしかったなぁ……)クスン
綾乃「?」ナデナデ
結衣「ありがと、ちなつちゃん、肩はもうだいじょ」
ちなつ(振り向いた……! 今よチーナ!!)
ちなつ「きゃあああん! 足が引っかかってバランスが~」フラッ
結衣「あっ! ちょ、ちなつちゃ……うわっ!!」ドスン
ちなつ(う、上手くいった! 見事に結衣先輩と対面で押し倒す体勢になれた!)
ちなつ「いたたた……」チラ
結衣「大丈夫? 怪我はない!?」
ちなつ(か、顔が近い! 近すぎるよぉ!///)
ちなつ(それに胸が! 結衣先輩の胸が私の胸に押し付けられてる!)
ちなつ(なにこれ天国!? あ……、なんかさっきの賛美歌が聴こえて……)
ちなつ(はっ! だめだめだめ、あれ聴こえちゃダメ!)
ちなつ「だ、大丈夫です。ごめんなさい、結衣先輩……」
ちなつ(もうどかないと不自然だよね。でももうちょっとだけなにかしたい!
あんまり変なことはできないけど……、>>173ならできるかな?)
口にキス
ちなつ(口にキス、ならできるかな?)
ちなつ(起き上がるためには、当然身体を支えるために両手を床に伸ばすよね。
そうすると、ある程度身体が持ち上がるはず……)
ちなつ(そこで手を滑らせれば?)
ちなつ(みごとに偶然の事故で、チュッチュナウよ!)
ちなつ「い、今どきますからね! ……よい、しょっと」
結衣「焦らないでね、私は大丈夫だから」ニコ
ちなつ「は、はい///」
ちなつ(結衣先輩、優しい……。ああ、ちなつのこのわがままな唇をお許しください……)
ちなつ「あっ! 手がっ……」
結衣「あぶな……っ!」
チュ
綾乃「あ!」
京子「あ!」
あかり「あぁ……」
結衣「あ、ああ……あの///」
結衣「ご、ごめんっ! 急だったから、避け切れなくて……」
結衣「これは、事故、事故だから! だから、気にしちゃダメだよ?」
結衣「ほんとごめんね……」
ちなつ(……結衣先輩。
私のこと思いやって、一生懸命謝ってくれてる……)
ちなつ(悪いのは私なのに……。私、なにやってるんだろう)
ちなつ「わ、私のほうこそごめんなさいっ。結衣先輩、私とキスしちゃって……嫌だったでしょう?」
結衣「え! あ……、い、嫌じゃないよ/// あはは」
結衣「ただ……、ちなつちゃんが嫌だったろうなって」
ちなつ「そ、そんなわけありませんよっ!」
ちなつ「……そんなこと、絶対に、ないです///」
結衣「そ、そっか……。なら、いいんだ。ちなつちゃんのこと、傷つけちゃったかと思って焦っちゃった」
ちなつ「結衣先輩……」ウル
京子「はいはいはーい、そこまでー。イチャイチャを見せられる身にもなれっての」
綾乃「……私は別に、かまわなかったけど/// ね? あかりちゃん」
あかり「わんっ」
京子「へいへい、なんでもいいから次行こうぜー」
綾乃「そうね。それじゃ次はあかりちゃんね。いいお題が出るといいわね」ナデ
あかり「えへへ、はい!」
ちなつ「あかりちゃん、がんばって! 願いはきっと通じるものよっ」グッ
あかり「うん!」
あかり(でも、ちなつちゃんは半ば自分でもぎ取ったような)
あかり「うーん、いいの出てねっ!」ガサゴソ
あかり「はいっ! えっとえっと、>>184」
何も書いてない
あかり「はいっ! えっと……、あれ? 何も書いてない」
あかり「え? 京子ちゃんこれは?」
京子「ああー、うん。な?」
あかり「な? ってわかんないよっ!?」
あかり「うぅ……。あかりこんなのばっかり」クスン
綾乃「あかりちゃん、かわいそうに」ナデナデ
あかり「綾乃せんぱぁい!」ギュ
綾乃「歳納京子、これはもう一回引いていいわよね?」ナデナデ
京子「えー、どうしよっかなー? それあぶり出しで出てくるかもしれないよ?」
結衣「いい加減にしろっ」コン
ちなつ「そうですよ。最初は前に引いたことあるお題で、今度は白紙なんて。
さすがにあかりちゃんがかわいそうです!」
京子「……しゃーないなぁ。特別だぞ?
せっかくの白紙なんだから、あかりのしたいこと書いてみ?」
あかり「あかりのしたいこと!?」
あかり「え、えーっと、いきなり言われても……。うーん、>>194かな?」
綾乃先輩にキス
あかり「え、えーっと、いきなり言われても……。うーん、綾乃先輩に……かな?」
京子「ん? 聞こえなかったぞ? 綾乃になんだって?」
あかり「い、いいのっ! ちょっと、いいかなぁって思っただけだから」アセアセ
綾乃「あかりちゃん、私も聞きたいわ。私の名前が出てきたんだもの、なおさらよ?」
あかり「で、でもぉ……」モジモジ
ちなつ「あかりちゃん。チャンスなんて二度来るとは限らないんだよ?
恥ずかしくっても、言いたいことは言ったほうがいいよ」
結衣「ちなつちゃんの言うとおりだぞ? あかりもたまには自分を最優先にしていいと思うんだ」
あかり「ちなつちゃん、結衣ちゃん……」
あかり(でも……、きっと綾乃先輩は京子ちゃんのことが好き)
あかり(綾乃先輩とキスしたい、なんて言っても、綾乃先輩を困らせるだけだもん……)
京子「しょーがない、京子ちゃんが手助けしてやろう! ほいっと」ヒョイ
あかり「あ!」
京子「ふふーん。あかり、律儀だからちゃんと白紙のクジにも書いてると思った」
あかり「返してよぉ!! お願い! 本当にお願い!!」
京子「……だーめ! ほいっ、綾乃っ!」ポイッ
綾乃「わわっ!」パシッ
あかり「ああ……」
綾乃「見ても……、いい?」
あかり(も、もうどうにでもなっちゃえっ)
あかり「///」コクン
綾乃「それじゃ、見るわね?」ピラッ
綾乃「え……」
綾乃(私と……キス、したい?)
あかり「い、嫌だったらいいんです!」
あかり「あかり、ずっと前から、生徒会で副会長としてみんなを引っ張ってる
綾乃先輩のことかっこいいなって思ってて……」
あかり「今まであんまりお話できなかったけど、今日、すごく仲良くしてもらっちゃって……」
あかり「ちょっと、舞い上がってそんなこと……、書いちゃっただけなんです」
あかり「えへへ///」
綾乃「あかりちゃん……」
綾乃「>>208」
生理的に無理
安価無視はしないけどシリアス気味になっちゃう
ごめんね
綾乃「生理的に無理なの……、ごめんなさい」
あかり「……!」ウル
あかり「……えへへ。なら、仕方ないですよね!」
あかり「あ! ちなつちゃんのお茶、今日は飛び切り美味しいから、
ちょっと飲みすぎちゃった。お手洗い行ってきます」ダッ
綾乃「あ……」
【トイレ 洗面台前】
あかり「……やっぱり、止めとけばよかったかなぁ」
あかり「せっかく仲良くなれたのに……」ウル
あかり「……」グス
あかり「ううん! これでよかったんだ、ちゃんと言ってもらえて!」グシ
あかり「心の中でそう思われながら、仲良くしてもらってもきっと悲しいだけだもん」
あかり「綾乃先輩は誠実な人だから、きっと誤魔化さないで本心を伝えてくれたんだよ」
あかり「うん」
あかり「……ほんのちょっとの時間だったけど、夢が見られてよかった」
あかり「なんて乙女チックなセリフ、あかりには似合わないかな」アハハ
あかり「よし! 涙もなんとか止まったし、元気に戻るとしよっか!」
あかり「ガンバって~♪ 今日もまたガンバって~♪」
【ごらく部】
京子「綾乃……。断るにしても、他に言い方がなかったの?」
綾乃「い、いいのよ……。どうせあかりちゃんの気持ちには応えられないんだもの」
綾乃「それなら、中途半端じゃダメ。確実に嫌われないと……」
綾乃「あかりちゃんの言葉も、この紙に書かれた願いも、本当に嬉しかった」
綾乃「でも、私なんかに想いを寄せても、いたずらに気を持たせるだけだもの」
綾乃「私に失望すれば、きっとあかりちゃんもまたいつか新しい誰かに想いを寄せるようになる。
それが一番いいのよ……」
京子「そうかな?」
綾乃「え?」
京子「綾乃は知らないだろうけど、あかりはああ見えて頑固だし、
あのくらいで人を嫌ったりはしないよ」
京子「私の知ってるあかりはそんなに弱っちくない。……よな?」
結衣「ああ」
ちなつ「はい!」
綾乃「じゃあ……、じゃあどうしたらいいの?」
綾乃「それじゃ私、ただあかりちゃんを傷つけただけじゃない」
京子「悪いと思ったときはどうするか、生徒会副会長さんならそのくらい、
知ってるんじゃないですかね?」ニヤニヤ
綾乃「……謝る?」
京子「そのとーり! で、思ったこと全部言っちゃえばいいじゃん」
京子「綾乃みたいなヘタレに悪役なんか演じきれるわけ無いんだからさ、
正直な気持ちを伝えるしかないないナイアガラってもんよ!」
結衣「ぶふっ」
綾乃「歳納京子……」
ガラッ
あかり「おまたせー! ほら、続きしよっ!」
綾乃「あ、あかりちゃん……。あの、あのね……?」
あかり「なんですかもう、そんな顔しちゃって。次はお待ちかねの綾乃先輩の番なんですよ?」
綾乃「お願い。聞いて、あかりちゃん」
綾乃「ごめんなさい! さっき言ったこと、あの……、嘘、なの」
あかり「え……?」
綾乃「私、あかりちゃんに嫌われたくて、あんなこと……、言ったの」
綾乃「傷つけるようなこと言って、本当にごめんなさい!」
あかり「ど、どうして?」
綾乃「あかりちゃんが言ってくれた言葉も、キスしたいって願いも、すごく嬉しかった」
綾乃「でもね。それでも、あかりちゃんの想いには……、応えられないから」
綾乃「それなら少しでも早く、私なんかへの想いは消えたほうがいいと思ったから」
綾乃「あんな酷いこと、言ったの……」
あかり「それじゃ綾乃先輩は……」
あかり「綾乃先輩は……、私のこと……」ウル
あかり「嫌いじゃないんですね……?」ポロ
あかり「酷いです! そんな嘘つくなんて……!」ポロポロ
綾乃「……っ」
あかり「ほんとに、綾乃先輩への想いが消えちゃったらどうするんですか!」
綾乃「えっ……」
あかり「ちゃーんとまだ、ここにありますけど! えへへ」
綾乃「あかりちゃん……」
あかり「いいんですよね?」
あかり「綾乃先輩のこと想い続けていて」
綾乃「で、でも、私は……」
あかり「いいんです。あかりが勝手に好きでいるだけなんですから」ニコ
あかり「嫌われてたらさすがに思いとどまりますけど、そうじゃないみたいですし」
綾乃「……本当に、頑固なのね。ふふ」
あかり「やっと笑ってくれましたね! えへへ、嬉しいなっ」
綾乃「あかりちゃん……、ありがとう」
京子「はいはーい、じゃああかりも納得したみたいだし、仲直りってことでいいかな?」
あかり「うんっ、いいよぉ」
綾乃「ええ、歳納京子にも迷惑をかけたわね」
京子「いいってことよ! 友達じゃん」
綾乃「……そうね」
綾乃「それじゃちゃっちゃと引くわよー! ……これは、>>235」
ストリップショー
綾乃「それじゃちゃっちゃと引くわよー! ……これは、『ストリップショー』」
綾乃「し、仕方ないわね! ちょっとだけなんだからねっ!」
綾乃「ってやるわけないでしょーが!」
京子「ナイスノリツッコミ!」グッ
あかり「あはは」
結衣「ふふ、まあ、ちょうど二周したし、オチっぽいお題も引いてくれたし、
今日はこれでお開きにする?」
ちなつ「ですね」
綾乃「オチって……」ズーン
あかり「どんまいですよっ、綾乃先輩!」
綾乃「あかりちゃぁん」
京子「まあまあ、最後のほうなんて綾乃とあかりが主役みたいなもんだったじゃん」
ちなつ「そうですよー、杉浦先輩。私、完全に空気でしたもん」
綾乃「あはは……、ごめんなさいね?」
ちなつ「いえ、私はすっごくいい思い出がゲットできたんでぜんぜん気にしてませんよ」ニコニコ
結衣「私もまあ、うん///」
えっまさか終わるとは…
すまん…すまん…
京子「まあ、私もキスしてもらったし、いっかー」
京子「ね! せっかくだから、綾乃もちなつちゃんもちゅっちゅしてよ!」
京子「コンプリートしたいしたーい」
綾乃「ええっ!?」
ちなつ「放っておきましょう。調子に乗りますから」
綾乃「そ、そうね……」
結衣「それじゃ、支度も終わったし、帰ろっか」
【帰り道】
綾乃「暗くなるのが早くなってきたわね」
あかり「ほんとですね。お空も紫色」
京子「あー、これから寒くなるんだろうなあ、嫌だなぁ」
京子「そうだ、これから結衣んちよっていい?」
結衣「ダメって言っても来るんだろ?」ハァ
ちなつ「ずるいですよ、私も門限が無かったら……」ブツクサ
綾乃「……」
あかり「……」ギュ
>>238
いや、どのみち時間的に終わらないとキツイので
逆にちょうどよくてありがたかった
綾乃「あかりちゃん……」
あかり「寂しいときは、あかりわんわんがいますわんっ」
あかり「なんちゃって」テヘ
綾乃「でもそれじゃあかりちゃんが……」
あかり「変な気遣い無しです。……ちょっと、寂しい気分になっちゃうから」
あかり「それにご主人様を守るのもわんわんの仕事ですからっ」
あかり「だから甘えちゃってください」
あかり「あかりもいーっぱい、甘えちゃいますからっ」
綾乃「あかりちゃんにはかなわないわね……。
ふふ。それじゃ甘えさせてもらおうかしら?」
あかり「はいっ、ご主人様っ!」
ちなつ「……いい感じで二人の世界に入ってますね」
京子「おーい、私らはこっちの道行くから、そっちはそっちで仲良くなー」
結衣「じゃあ、また明日ー」
綾あか「あ」
綾あか「///」
あかり「置いてかれちゃいましたね」アハハ
綾乃「もともと道も違うし……。そういえばあかりちゃんもあっちの道じゃないの?」
あかり「はい。でも今日は、その……、綾乃先輩と帰りたかったから」
綾乃「そう。ふふ、けっこう嬉しいものね」
綾乃「……」
あかり「……」
綾乃「あの……」
あかり「なんですか?」
綾乃「……私なんかを慕ってくれて、ありがとう」
あかり「『なんか』なんて言わないでくださいよぉ、あかりの大切な人なんですからっ」
綾乃「そ、そうね。ごめんなさい」
綾乃「ねえ、よかったら、なんだけど……」
あかり「なんです?」
綾乃「今度、お泊りに来てみない?」
あかり「えっ、ほんとですかっ!? うわぁ、あかり嬉しいなぁ」
綾乃「私ね、人との距離をつかむのがけっこう苦手で……」
綾乃「だから、いろいろ試してみたいの」
綾乃「あかりちゃんとの一番素敵な関係でいられる距離を見つけるために」
あかり「綾乃先輩……」
あかり「じゃあ、たくさん、たーくさん、試してみないといけませんねっ」
あかり「いっしょにお買い物したり、遊びに行ったり……、あかりの家にもきてほしいなぁ」
あかり「って、気が早いですね///」
あかり「やっぱりまだまだ舞い上がってるみたいです」
綾乃「あかりちゃんたら」
あかり「えへへ」
あかり「……手、握っていいですか?」
綾乃「……ええ」ギュ
あかり「……」ギュ
綾あか「……」
……
…
――先輩。また、遊びましょうね
おわり
こんな締め方でいいのかわかんないけどおわりです
付き合ってくれた人ありがとう
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