P「どうしてこうなった」(101)
――繁華街(外回り中)
――10:50
P「あ~、まだまだあっついなぁ…」
春香「そうですねぇ…9月とは思えませんよね…」
P「だよなぁ…」チラッ、
春香「…」ゲシッ、
P「イテッ!な、何するんだ?」
春香「いま…」ギリィッ
P「…?」
春香「今、擦れ違った女の子の脚…見てましたよね?」ギロッ、
P「…」
P「…はっ?」
春香「ほら!今も!また見た!信じられません!私と一緒に歩いてるっていうのに!」ギリッ
P「…いっ、いや…何を言ってるんだ?」
春香「何度も何度も、何秒も何秒も見てましたよね!?」
春香「…帰ります」
P「…へっ?」
春香「気分が悪いので、今日の仕事は全部キャンセルしてください」
P「…い、いや…春香?」
春香「私だけを見てくれないプロデューサーさんとなんか、一緒に居たくはありませんし、仕事のやる気も起きません」
春香「では、お疲れ様でした」スタスタスタ、
P「…」ポツーン
―――
――
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――765プロ事務所
――11:40
P「ってな事があったんですよ。これが思春期ってヤツなんですかね…」
あずさ「…」ズズズ、
あずさ「プロデューサーさん」ジッ、
P「はい?なんです?」
あずさ「昨日、プロデューサーさんの番でしたよね?公式ブログを書く順番」
P「…え、えぇ。もしかして、つまらなかったですか?ははっ。すみません」
あずさ「そんなのは関係無いんです」
P「じゃあ何ですー?」ズズズ、
あずさ「プロデューサーさんが書いてすぐコメントをした、あの女性は誰ですか?」
P「…はっ?女性?」
あずさ「ハンドルネームが明らかに女性でした。誰ですか?」
あずさ「しかもその女性、プロデューサーさんが書く番になると、必ず一番最初にコメントしているんです。誰なんですか?」ギリッ
P「い…いやぁ…ちょっと分からないんですけど…あっ、もしかして俺のファンとか!ははっ、な~んちゃっ…tあずさ「ふざけないでください」ボソッ、
P「…」ビクッ
あずさ「誰ですか?誰なんですか?あの人」
あずさ「プロデューサーさんの運命の人でも気取っているんですか?ふざけないでください、プロデューサーさんの運命の人は私なんですから。
そうです、いいこと思い付きました。つぎの私の番になったら、プロデューサーさんを私の運命の人って紹介すればいいんですよね?うふふ…」
あずさ「じゃあさっそく小鳥さんに順番を変わってもらうように頼んできますね?うふふっ。安心してくださいね?プロデューサーさんは私の運命の人なんですから」
―――
――
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――765プロ事務所
――13:00
美希「ハニー」
P「うん?どうした?」カタカタ、カチカチ、
美希「ミキとお仕事、どっちが大事なの?」
P「…うん?なんだって?」
美希「一日中ミキのコト考えてくれないとイヤなの」
P「いや、どっちも大事だけど…」
美希「ちゃんと答えてほしいの。ねぇ、今すぐ答えてほしいの。ねぇ、どっち?どっち?こたえてほしいの」
P「…いや、少し落ち着け?美希」
美希「それと、ハニー?」ニコッ、
P「…なんだ?」
美希「これ、落としてたよ?」スッ、
P「おっ?ありがとう、仮眠室で仮眠してて落としたのかな?」
美希「ハニー、ミキの知らない女の子へメール打ってる途中に寝ちゃったんだね」ボソッ、
P「…ん?」
美希「だからミキ、ハニーの事を守ってあげたよ?だから後でごほうびちょうだい?」クスクス、
美希「じゃあ、また後でね?ごほうび、待ってるからね?ハニー」トテトテトテ
P「…」カチカチ、
Re:○○
件名:
本文:迷惑だから、二度とメールしてこないで
もしまた私がアナタからのメールを見ちゃったら…どうなっちゃうんだろうね
―――
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――レッスンスタジオ
――14:30
やよい「あれー?プロデューサー?こんなところでどうしたんですかー?」
やよい「今日のこの時間は…事務所って言ってましたよね?」
P「たまには、やよいのレッスン姿を見たいと思ってな」ナデナデ、
やよい「えへへ…ぷろでゅーさー」スリスリ、
トレーナー(女)「あら、765プロのプロデューサーさん。お久しぶりです」ニコッ、
やよい「…ちっ」
P「えっ?やよい?」
やよい「うっうー!トレーナーさん、と~っても優しくて教え上手なんですよー?」ニコニコ、
トレーナー(女)「ふふっ。やよいちゃんは素直で飲み込みが早いから教え甲斐があります」クスクス、
やよい「…」ニコニコ、
やよい「うっうー!ありがとうございまーす!」ニコニコ、
トレーナー(女)「じゃあ、やよいちゃん?続き、頑張りましょうね?」
やよい「はーい!」
P「やよいはかわいいなぁ」
やよい「…」ニコニコ、
―――
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――765プロ事務所
――16:00
雪歩「こ、こんなダメダメな私はおうちに帰ってお布団にくるまってますぅ…」トテテテッ、
P「…(これも雪歩のためだ!心を鬼にして引き止めないようにしよう…)」
雪歩「…」ピタッ、
P「…(ん?)」
雪歩「どうして」
雪歩「どうして引き止めてくれないんですか?ひどいです」
雪歩「あっ、そっかぁ」
雪歩「あっ、そっかぁ。もう私の事なんてどうでもいいんですねぇ?」ニコッ
雪歩「嫌です!そんなのは嫌です!見捨てないでくださいプロデューサー!私、プロデューサーのためならなんだってしますから。ほらプロデューサー、プロデューサーは私には白が似合うって言ってくれましたよね?
だから下着もお洋服も、携帯もバッグもカーテンもベッドシーツもお布団も…」
雪歩「ぜ~んぶ真っ白に…したんですよ?」
雪歩「プロデューサーにならぜんぶぜんぶぜんぶみせてあげます。みてください。だから見捨てないで。すてないでください。たったひとりの触れてもいい触れられたい」
雪歩「ほら、だから真っ白なんですよ?」
雪歩「似合うって…言ってくださいね?」
―――
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――765プロ事務所
伊織「アンタ、昨日の夜は何してたの?誰と会っていたの?」
伊織「ねぇ、答えなさいよ。なんで私からの電話を取らなかったの?」
P「あっ、悪い。そんとき風呂に入ってた」
伊織「嘘ね」ギリッ
P「…へっ?」
伊織「きっと、誰か他の女がアンタを唆してるに決まってるわ。だってアンタ、騙されやすいんだもの。にひひっ。私はアンタの事はなんでもお見通しなんだから。
じゃあ今夜からアンタは私のお家に泊まりに来なさい。むしろ引っ越しね。費用?そんなのいらないわ。水瀬財閥総力をかけてアンタの引っ越しを実行するわ」
伊織「ねっ?ねっ?これならアンタも安心よね?私だってアンタには昔みたいに接しないわ」
伊織「だいすき。だいすきだいすき。いい言葉よね、だいすき」
伊織「ねぇ、素直な私はかわいい?だいすきって言ってくれる?」
伊織「ねぇ。ねぇ。ねぇ?」
伊織「照れたアンタもだいすき」
―――
――
―
――765プロ事務所
貴音「あなた様…」
P「ん?どうした?」
貴音「ふふっ。実りましたので、その報告に」
P「何が実ったんだ?木の実?」
貴音「ふふっ。あなた様とわたくしの、宝ですよ」
P「はっ?宝?」
貴音「子宝、と申した方がよろしいでしょうか」
P「…」
P「いや、俺たちそんな関係じゃないよな?」
貴音「あなた様。この紙に、判を。ふふっ。ふふふっ。あなた様は、わたくしだけのものでいるのです」
貴音「一夜中、あなた様のお顔を眺めていたあの夜からもしや、とは思っていたのですが」
貴音「ふふっ。あなた様との子宝です。子宝というものは、身は繋がらずとも心と心とで繋がっておれば、授かるものなのですね」
貴音「さぁあなた様。わたくしのあなた様。これから、このような幸せな日々が一生続くのです」
―――
――
―
響「プロデューサー!お弁当作ってきたぞー!」ニコニコ、
P「…おっ?ありがとな」
響「えへへ…コレ…///」カパッ、
P「…おーっ!お赤飯とは豪華じゃないか!」
響「えへへ…ちょっとだけ…違うんだなー///」モジモジ、
P「…だって、コメが赤いからお赤飯なんだろ?」
響「えへへ…コレ…///」スッ、
P「指、バンソーコーだらけじゃないか!大丈夫か?お前が料理を失敗するなんて珍しいな」
響「失敗…じゃ、ないんだぞ?」ボソッ、
P「えっ?」
響「とっ、とにかく!ぜんぶ食べてね!食べてくれたら、自分…自分…とっても嬉しいぞ!」タッタッタッタッ、
P「…?」
―――
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――765プロ事務所(会議室)
律子「プロデューサー、いいですか?会議です」
P「…いや、普通にいつものところでやればいいだろ?」
律子「だめです」
P「はぁ…」
律子「ところで」
P「なんだ?」
律子「なんで、メールの返信をくれなかったんですか?返してくれたのはたったの二通」
律子「90通も、送ったのに」
P「…いや、送りすぎだからね?それ」
律子「何がです?」
律子「なんで?なんで?だって、ウチの事務所の敏腕プロデューサーがどこにいるかわからないと同じ事務所の人間として恥ずかしいじゃないですか」
律子「あぁそれと…」
P「…ん?」
律子「事務所のクルマ、なんでかタイヤがパンクしていたんで修理にだしました。それの代車のキィです」チャリン
律子「ふふっ…」
―――
――
―
――765プロ事務所(休憩室)
P「うへぇ…疲れた…」
――ガチャッ、
真「プロデューサーはボクのモノ、プロデューサーはボクのモノ、プロデューサーはボクのモノ、プロデューサーはボクのモノ、プロデューサーはボクのモノ、」ボソボソ、ボソボソ、
P「…真?何してんだ?写真にボソボソ…」
真「うひゃあっ!驚かさないでくださいよぅ!」プンスカ、
P「…って、俺の写真かぁ。なんだか恥ずかしいなぁ…」
真「へへっ!ボクだけのオマジナイなんです♪」
P「オマジナイ?」
真「はいっ!だけど、プロデューサーにはヒミツなんです!でも、めっちゃくちゃステキなオマジナイなんで、安心してくださいね!」
P「わかった。じゃあ向こうにいるから何かあったら呼んでな?」
真「はいっ!」
真「プロデューサーはボクのモノ、プロデューサーはボクのモノ、プロデューサーはボクのモノ、ダレニモワタサナイ、ダレニモワタサナイ、ダレニモワタサナイ、ダレニモワタサナイ、」
真「へへっ…♪///」
―――
――
―
――Pの自宅
――20:30
P「最近、他のアイドルたちからのアピールが凄いんだよな…」
P「どうしたらいいと思う?」
P「ははっ。そうだよな!いつも通り、スルーしてれば平気だよな!」
P「ありがとう、千早!」ピッ、
P「ふぅ…」
――ピンポーン、
P「…ん?」
P「はいはーい…どちらさんですかっと…」
千早「プロデューサー」
P「…ちはやっ!?いっ、いま電話してたよなっ!?」
千早「プロデューサー」スッ、
P「…手?」チラッ、
P「お前、その包帯!どうした?」
千早「ふふっ。ふふふっ…」
千早「ヤケド…しちゃいました…」クスッ、クスクス、
P「ど…どうしたんだっ!?早く冷やさないと!」バタバタ、
千早「どうして?」クスッ、
千早「そんなの…決まってるじゃないですか…」クスクス、
P「ほら!氷水!」バタバタバタバタ、
千早「プロデューサーに…」
千早「心配してもらいたかったから…ですよ」ニコリ、
おわり
はい。ここまでありがとうございました
亜美真美がないとか…
………
P「…う……ん……?」
P「…どこだ、ここは……?」
P「今まで寝ていたのか…頭が痛い……」
P「ん…動けない…?手足を縛られているのか」
P「どうなってるんだ…」
ガチャ
亜美「あっ、兄ちゃん目が覚めたんだね」
P「亜美…?これはなんだ?」
真美「決まってるっしょー?兄ちゃん最近他の女ばっかり見てて、真美たちのこと構ってくれなかったから」
亜美「亜美たちが『キョーイク』してあげるんだよ」
P「」
真美「兄ちゃんは『真美たちのことだけ』見てればいいの!」
亜美「そゆこと!すぐに、他の女のことなんて見られないようにしてあげっからね!」
「んっふっふー…」
おわり
ムシャクシャしたから書いた
また、同じ人とかぶったのかと思ったら
違ったみたいだ
おじゃましてすみません
ダブル双海がいたね、そういえば
何かと思ったらID被りか…
――765プロ事務所
亜美「ねぇ?真美」
真美「なぁに?亜美」
亜美「兄(C)は、一人しかいないよね」
真美「そうだね。兄(C)は、一人しかいないね」
亜美「どうしよっか」
真美「うん。どうしよっか」
亜美・真美「「じゃあさ」」
亜美「真美からいいよ」
真美「亜美からいいよ」
亜美「じゃあ、せ→の、で言おっか」
真美「うん。そうしよう」
亜美・真美「「せーの」」
亜美「手がほしい」
真美「頭がほしい」
亜美「別れたね」
真美「うん。別れたね」
亜美「じゃあ」
真美「じゃあ」
亜美・真美「「兄(C)のとこ、行こっか」」
おわり
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