京太郎「お菓子作りを極めた結果wwwww」 (625)

京太郎「洋菓子店を開きました」

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※言い忘れてたけど京太郎SSよ。言わなくてもわかると思うけど
あと細かいことを気にすると跳ぶ


須賀京太郎の朝は早い
なぜならこの街には、甘いものがだぁぁぁぁいすきな雀士たちがたくさんいるからである。
たくさん作らないと、あっという間に売り切れてしまうね。さぁ、今日も頑張って、京太郎!

京太郎「従業員が俺一人なのが主な問題だよね」コネコネ

京太郎(いや、弱音を吐くな、師匠ならフッとひと息吐いただけで山のようなクッキーを生み出せるぞ)コネコネ

京太郎「質は追いついたんだ、後は速度だけ……」コネコネ

京太郎「ふぅ、これでよし。あとは開店まで優雅に朝食をば」ノソノソ

照「おはよう」モグモグ

京太郎「なぜいるんですか」

照「京太郎あるところにお菓子あり。お菓子あるところに照あり」

照「すなわち、京太郎あるところに照あり」

照「これすなわち、死雀の哲理」

京太郎「なにその境地。売り物を買ってに食わないでくださいよ。」

照「マァ案ずるな、金ならある」ピラ

京太郎「まったく、まだ開店もしてないのに……もう食わないでくださいね」

照「どこいくの」

京太郎「朝飯作ります」

照「私にもよろしく」

京太郎「貴公……」



照「で、結局作ってくれる京太郎は優しい」

京太郎「くそ、なぜここで厳しくできんのだ……」

照「でも、ケーキに続いてフレンチトーストというのは」

京太郎「もう食うな」

照「食べてあげるよーだ」

京太郎「」イラッ

照「さて、行ってくるね」

京太郎「あぁ、今日は試合でしたっけ」

照「そう。小鍛冶プロと宮永プロと天江プロとの一荘戦」

京太郎「宮永プロて、その呼び方……また咲と喧嘩したんですか」

照「私が、「私が」買ってきた京太郎のケーキを勝手に食べた咲が悪い」

京太郎「またんなことで……迷子にならないでくださいね」

照「いってらっしゃいのチューは?」

京太郎「してあげましょうか?」イケメンスマイル

照「じゃあよろしく、んー」

京太郎「!?」

照「……」マダー

京太郎「……」

照「……ハッ、ヘタレガ」

京太郎「」

照「じゃあいってきまーす」



京太郎「……くそっ」

小鍛冶じゃなくて小鍛治だから

京太郎「朝からひどい目にあったぞ……いや、なんのなんの。今日は新作のイーピンケーキの発売日。これを盛大に売り出してこの憂鬱な気分を吹きとばすっ」

京太郎「さぁ、開店ですよー」ガラガラ

豊音「えへへ、おはよーございます」

京太郎「お、今日も一番乗りですか」

豊音「うん。新作ケーキが待ち遠しくて徹夜組しちゃったよー」

京太郎「徹夜組……」



豊音『まだかなー、ぼっちだよー』トップリ

通行人(やべぇよ、やべぇよ……暗がりの中巨人がブツブツいいながら佇んでるよ……)

豊音『マダカナー』ボッチー



京太郎「ゴメンなさい、ゴメンなさい……俺のバカ!バカ!!」ゴッゴッ

豊音「え!?ど、どーしたのー!?」

京太郎「こんなことなら五時から開店すべきだったんだ!」リンシャンッリンシャンッ

豊音「早すぎるよー!落ち着いてー!」ワタワタ

>>7
辞書登録したのに違うとは、この海の(ry



京太郎「それでは、一番乗りの特権、好きなものをお一つお選びください」

豊音「じゃーこの、新発売のイーピンケーキ!それとクッキー袋ください!」

京太郎「はいどうも!250円ねー」

豊音「はぁーい」

京太郎「はい丁度……さ、どーぞ」

豊音「わー!ちょーイーピンだよー!」キラキラ

京太郎「模様のめんどくさいことめんどくさいこと……さ、ぜひ食べて感想を」ワクワク

豊音「はーい、いただきまーす」ハム

京太郎「」ドキドキ

豊音「」モグモグゴックン

豊音「ちょーおいしー!」パクパク

京太郎(嬉しいこといってくれるじゃないの)

京太郎「口いっぱいに頬張る姉帯さんかわいい」

豊音「ふや!?」

京太郎「OHshit!!!ぎゃくてんしちまった!」

豊音「は、はずかしーなーもー///」

京太郎(途端にチマチマ食べる姉帯さんかわいい)

豊音「ご、ごちそーさま!美味しかったから、また買いにくるよー!」パタパタ

京太郎「あ、毎度ありがとございましたー」

京太郎「んー、焦って帰ってく姿も可愛い」

京太郎「だが197だ(だがそれがいい)」



京太郎(ふぅ、だいぶさばいたな。午後はバームクーヘンでもだすか。)

野依「こんにちは!」プンスコ

京太郎「おや、野依プロ」

野依「いつもの!」プンプン

京太郎「はいはい、少々お待ちを」



京太郎「はい、濃厚プリンですよー。230円です」

野依「ありがと!」パクッ!

野依「……んへへぇ」ノヨーン

京太郎(いい笑顔しやがって……)ニコニコ

野依「うふふ……あ、もう空っぽ」

野依「……ごちそうさま!!」プンプン

京太郎「またのお越しをお待ちしておりまぁーす」ニコニコ

野依「あぅ……//」テケテケ

京太郎(しかし、なんで毎度毎度帰る時はかおが赤いのだ)

野依(も、もう完全に甘い物好きでおぼえられた!ふかく!!)プンスカ



京太郎「うお、毎度のことこれ焼くと凄まじい香りが……甘ったる。身体中が甘ったるい」

京太郎「よし、包装もおわり、店に並べるか」ゴソゴソ

ガチャ

京太郎「お?」

ハギヨシ「どうも」

京太郎「し、師匠!?」

京太郎「な、なしてこげなところにば!?」

ハギヨシ「ええ、野暮用で少し。そしたら美味しそうな匂いがしまして、それで、須賀くんのことを思い出しましてね」

京太郎「はぁー、近くによったなら教えてくれればいいのに」

ハギヨシ「いえ、近くではなかったんです」

京太郎「え?」

ハギヨシ「他県でオシゴト中に甘い香りがして、至急須賀くんの店まで」

京太郎「他県で?」

ハギヨシ「はい」

京太郎「……そうですか。ツッコミはなしです」

ハギヨシ「そうですか……」

ハギヨシ「では、このバウムクーヘンをいただいてもよろしいですか?透華様へのお土産に2箱ほど」

京太郎「あ、はいはい。2000円です。あとこれ、試食分どーぞ」

ハギヨシ「これはどうも、では……」パク

ハギヨシ「……腕を上げましたね」

京太郎「あざっす!!」

ハギヨシ「あとは、作るべき相手を見つけること」

京太郎「またそれっすか……」

ハギヨシ「何より大切なことですよ」

京太郎「俺の作るべき相手は、お客様全員です」

ハギヨシ「もう少し欲望に忠実になってもいいと思うのですが」

京太郎「いいんですよ」

ハギヨシ「そうですか……では、また今度。今度会う時は天江様も連れてきましょう」

京太郎「はい、ではまた」



京太郎「作るべき相手、ねー……」

京太郎「うわ、何時の間に売り切れてる。まだ午後四時なのに」

京太郎「バイトでも雇うかなぁ」

淡「うわっはははー!」ガラ

京太郎「お?」

淡「大星様がきてやったぞ!さぁ京太郎、菓子をだせ!!」

京太郎「売り切れた」

淡「あわ?」

淡「グスン」

京太郎「泣くな泣くな。明日はお前廼分とっといてやるから」

淡「明日から他県に遠征でいない……」メソメソ

京太郎「あー……運がなかったと諦めろ」

淡「ヤダーヤダー!京太郎のお菓子食べたいー!」イヤイヤ

京太郎「駄々っ子か!こちとら商売しとんのじゃ!んなイチャモン聞けるか!」

淡「うわーーーーーーんん!!!」

京太郎「やかましいっ!あーもー!ほれ!」グイ

淡「わふっ!?……甘い。なにこれ」

京太郎「非売品の金平糖だ。そこの飾りのやつ」

淡「これ食べられたんだ」

京太郎「チッ、明日作り直さねーと……」

淡「えへへ、ありがと……」

京太郎「ん」

淡「だけどさ、少ないよこれ」

京太郎「今すぐ返せこら」

京太郎「あー、疲れた、濃い人多すぎるだろ……」

京太郎「さーて、どうするかナー、結構時間あるし久々にハッスルナイトを」ガチャ

宥「あったかーい」ポカポカ

京太郎「」バタン


京太郎「俺の部屋にコタツの精がいた。何を言ってるのかさっぱりわかんねぇ」

京太郎「見間違いか?」ガチャ

宥「」ポカポカ

京太郎「だよね」



宥「うう、寒い……」正座

京太郎「なしてばおでの部屋で暖とってんのん」

宥「さ、さむくて」

京太郎「なぜだろう、理由になってないのにあなたがいうとすごく理に適う」

京太郎「全く。もうあれです、貴女が実は炎の聖霊で鍵とか意味ないとかそういうことでいいです、早くお帰りなさい、妹さんが心配してますよ」

宥「え?あ、あの」

京太郎「はいこれ、蜂蜜ミルク。温まりますよ。暖とって」

宥「う、うん。えっと、」

京太郎「はいカイロ。たくさん装備して。」

宥「きゃっ。あ、ありがとう、その……」

京太郎「では、GO!!」

宥「あっ……」



宥「何でわかったんだろう」

京太郎「……実際問題人手が足りない」

京太郎「最近は雑誌に紹介されて有名になったりしたし……」

京太郎「いよいよ持って、誰か雇うか、儲けはあるもんなぁ……」

京太郎「そうと決まればチラシを考えなきゃ……」


今日はここまで

次回!京太郎「お菓子作りを極めた結果w」
襲来!謎のバイト!!

プロ勢に援助して金を援助されてるんだろ(意味深)

>>33
プロに買ってもらえる(意味深)京太郎?

何かやっぱりビシッと論破!されたんで補足しとくと、アホみたいに値段やすく設定してます。その方が夢があるじゃない!!
つまりこまけぇこたぁ(ry

イーピンケーキが安いのはきっとイーピンサイズだからだよ……

>>38
豊音さんは最初のお客さんだから、いつも一品無料なんです(カモメ並感)



京太郎「バイト、バイトかぁ……募集の方法とかもわっかんねーし……どうすっかなぁ、めんどくせぇしやめようかなぁ」コネコネ

京太郎「人件費もバカにならねーし、一から教えられる気がしねー」ムニムニ

京太郎「このまま一人で気ままにやるのも、それはそれで……」グイグイ

照「ゆ、ゆるひへ、ほっへはほれひゃう…」イヤイヤ

京太郎「なら勝手に家に入らない!また勝手に入ったらほっぺたグニグニ30分の刑ですよ」

照「ひゃふっ……ゴメンなさい」ショボン

京太郎「……反省してるなら、一つ仕事をしてもらうかな」

照「仕事?日々魔物たちと麻雀(物理)を展開してる私に休日にも仕事させるの?鬼!悪魔!ちひろ!京太郎!」

京太郎「やかましいわ。簡単な話だよ。バイトしてくれソーな人紹介して」

照「バイト?さっき言ってた?」

京太郎「お試しで雇ってみてもいいかなーって」

照「……たとえば、>>41(人物)とか?」

渋谷

お菓子の名前がいろいろ出てきてお腹がすきます……

>>1だよー
とりあえずコテつけるよー

>>54
俺も空いたよ



京太郎「尭深さん?なんで?」

照「白糸台のあのころのレギュラーでは一番料理が美味しかった。わらび餅は神の作りたもうたもの」

京太郎「ふーん、和菓子、か……どっちかっつーと高鴨さん向きだけど、俺も学ばせてもらおうかな」

照「京太郎?」

京太郎「あぁ、すいません。考え事してて。さて、こんど店きにきたときに話をしておくかな」

尭深さんのバイトフラグが成立した

京太郎「まあなんにせよ、今日も仕事を始めますかね」ガラガラー

白望「はよ……」ダルダル

京太郎「!? どうしたんですか!?まだ朝10時なのに!?」

白望「高校の頃はマイ朝8時半には学校いってたよ……」

京太郎「そ、そんなバカな……!」アワアワ

白望「その反応うざい」



京太郎「はい、あーん」

白望「はむ、あむあむ……うん、このクッキー美味しい。ただ、もう少し食べやすい方がいい」

京太郎「ふむ、なるほど。じゃあ細長く棒状にして棒くっきーにするかな……あ、焼けました」

白望「お」

京太郎「どーぞ、バターサブレ」

白望「ども……うまい」サクサク

京太郎「そりゃよかった」

白望「お土産の分も包んで」

京太郎「愛人の分ですか?」

白望「やかましい」ドス

京太郎「ごひゅ!?」

コテの付け方を間違ってた。なにがおでんだよにもの作れおらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!



京太郎「ちっ、百合ハーレムめ…うぐ、まだ鳩尾が痛む」ズキズキ

京太郎「さて、今日は土曜日か。他県からもお客さんがくる、誰がくるかさっぱりわからない時間帯だな」

ガラガラッ

京太郎「お?」

>>60「こんにちはー」

春「頼んでたものは出来てる……?」

京太郎「おぉ、春さん。出来てますよ。黒糖ケーキ、黒糖クッキー、黒糖プリン、黒糖パン、黒糖パイ」

春「おお……」キラキラ

京太郎「お気に召したかな?」

春「我が世の春がきた……!!」

京太郎「春だけに?」

春「うるさいっ」

京太郎「ゴメンゴメン。でさ、結構いい出来だから、これを商品のラインナップに並べたいんだけど、いい?」

春「レシピを考えたのは、貴女。許可の必要はない」

京太郎「そりゃあどーも。さ、早速食べて、感想を聞かせてくれ」

春「ども。あーん……」

京太郎「」ドキドキ

春「ふむ……ほぅ……なるほど」サクサク

京太郎「ど、どうだ?」

春「……結婚してくれっ!!!!」

京太郎「!?」

春「あっ、ごめん。ついプロポーズの極限進化を発動させちゃった……」

京太郎「大胆な奴め」

春「それが自慢」ニコッ

京太郎「さいですか……で、美味しいってことでオッケー?」

春「非常に素晴らしい。いうなればエデンの果実。量を抑えないと(体重が)破滅するのについつい手を延ばしてしまう」

京太郎「嬉しい褒め言葉ありがとよ」

春「なに、気にすることはない……」

京太郎「じゃ、予約制で取り入れるからな。あ、沖縄からも発注できるようにするからな。ケーキはワンホール送料こみで2700円だ」

春「毎日買う」

京太郎「それは流石に……」

>レシピを考えたのは、貴女。
京ちゃん女の子フラグ

>>63(書いても)私は一向に構わんっっっ!!!



京太郎「で、マジでうちに泊まるの?」

春「お金ない。宿代節約」

京太郎「俺の財政は?」

春「稼いでるでしょ……?」

京太郎「まあ月85万ほど」

春「なんでそんなに」

京太郎「ウェディングケーキとか」

春「なるほど」

京太郎「一人で作るのはきついけど、まぁたのしいもんだよああいうのも……」

春「でも、私のときは、お願いできない……」

京太郎「へ?なんで?知り合いのやつなら格安で作るぜ?」

春「」ジーーーッ

京太郎「な、何をじっと見つめている」

春「なんでもない」

京太郎「エー」

春(いやでも、ーーの作ったウエディングケーキとうのもそれはそれで……)

京太郎「なんだかよくわからねーけど、まぁのんびりしててくれ。俺は店番してるかな」



京太郎「ふぅ、今日も売れた売れた。残りも少しだな。このくらいなら今日のデザートに……」

ガチャ

京太郎「するわけにはいかないか」

美穂子「こ、こんにちはー」

京太郎「はい、こんにちは」

サブレの焼きたてはあまり美味しくない、これ一番言われてるから

>>70
マジで?個人的には焼きたての方が好きなんだけど



京太郎「今日はまたどうして?」

美穂子「うe竹井さんの家へ遊びに行くので、お土産に、と。」

京太郎「なるほど。部長はほろ苦いのが好きだから、ビターがオススメですよ」

美穂子「ふふふ、知ってますよ。じゃあ連絡しておかないと」カチカチ

京太郎「じゃあ包んでおきま……!!!」ガタッバタ

美穂子「きゃっ!ど、どうしたの?」

京太郎「アイエエエエエ!?ケイタイ!?ナンデ!?ナンデ!?」

美穂子「れ、練習して、メールと電話なら。そうだ!京太郎くんも番号を交換しましょう!またあどれすがふえます。えへへー」ニヨニヨ

京太郎「う、うそだ、ふくじさんがけいたいなんてそんなはいからなうそだうそだうそだうそだうそだ」

美穂子「き、京太郎くん?」

京太郎「アポポポポポポ」ガタガタ

美穂子「京太郎くん!?京太郎くん!!」

春「なにがあったの」ノソノソ

美穂子「き、京太郎くんをたすけてぇ!!」

京太郎「アポポポ」ガクガク

春「なんだこれは」

京太郎「あ、あぁ、体が分割される……はっ!?」

春「あ、おきた」モグモグ

京太郎「……なにくってんの?」

春「売れ残りのカステラ。あのあと京太郎が倒れちゃったから店じまいして置いた。そのときのあまり」

京太郎「……」



京太郎「そうか、倒れちゃってたか、福路さんには悪いことしたな、ちゃんと接客できなくて」モニモニ

京太郎「こういうときにも備えてバイトを雇わなくちゃな。尭深さんには存分に期待しよう」ビヨーン

京太郎「そうだなぁ、抹茶を使った索子ケーキとか……」グリグリ

春「ふぁ、ぁ、そこ、やま、あぁ」

京太郎「こんにゃろめ、足のツボで悪いとこ全部わかるんだぞ、オラオラ」ゴリッ

春「いた、いたい、しぬぅ……」



春「」グタッ

京太郎「勝手に食うなよ。ったく。介抱してもらったからそれで勘弁してやる」

春「おに、あくま、ちひろ、ありしあ、きょうたろう……」

京太郎「アリシアはやめろ」


今日はここまで

次回!京太郎「お菓子作りを極めた結果ww」
進撃のおもち

進撃のおもちといったな。あれは嘘だ



京太郎「夢のような光景、である。間違い無く」

咲「うわぁ!また腕を上げたね、京ちゃん」

衣「素敵だ……やはり甘味は、素晴らしい……」

洋榎「これ……イイッ…ァッ」

穏乃「うおおおお!すげー!」ハムハム

C「ちくわ大明神」

京太郎「夢のような光景、それは認める。」

京太郎「でも、もう少し俺得感を出して欲しかった……」

衣「誰だ今の」

衣「ふふふ、やはり衣の目は正しかったのだ。京太郎!お前はハギヨシにならぶ、リツッ世紀で最も完成された人間だ!!」ドジャア------ン

京太郎「はいはい、座って食べましょーねー」ヒョイナデナデ

衣「ふあぁ、な、撫ぜるなぁぁぁ……」ヘナヘナ

咲「む!京ちゃん!そんなのダメだよ!」

衣「おお!しゃき、たしゅけて!」

咲「衣ちゃんだけ特別扱いなんて!私も!!」

衣「しょこなのきゃよぉぉぉ……」

京ちゃん「かいぐりかいぐり」ナゼナゼ

衣「あ、あ、ぁ……」ビクンビクン

洋榎「アマエークがやられたようだな」

穏乃「だがやつは四天王の中でも最貧」

洋榎「四天王の面汚しよ」



洋榎「あふん」ビクンビクン

穏乃「ふあぉ」ビクンビクン

京ちゃん「ハハハハハ!ざまぁないぜ!」

咲「正座」

京太郎「はい」

京太郎「くそっなんでおれは大晦日に説教されながらすごさなあかんとよ……!」ポロポロ

咲「黙っててを動かして!!ほら!早くケーキを作る!!」

京太郎「せめて、せめておもちを……!!」コネコネ

咲「お正月にたくさん食べられるでしょ!」

京太郎「そっちじゃない……ちがうおもちなんだ……!!」

咲「……私だって、少しくらいあるのに」ボソ

京太郎「ん?」

咲「なんでもないよぉーう。早く作る!はよ!」

京太郎「なんでこんなめに」ボソボソ



京太郎「はい、できましたよぉー。衣さんご待望のショートケーキ」

衣「おー!」

京太郎「咲にはベイクドチーズケーキ」

咲「ありがとう、京ちゃん」ニヨニヨ

京太郎「んで、穏乃には、和風チョコケーキ」

穏乃「すっごーい!」

京太郎「んで、洋榎さんにはブリケーキ」

洋榎「わーい!!」



洋榎「えっ」

穏乃「あはは!衣さん、食べるのおっそーい!!」

衣「衣は味わって食べているのだ!」

咲(結婚したい)

洋榎「なんやろ、食感はともかく味は美味しいわ……」モクモク

京太郎「さーてと、そろそろ予約を受けてるケーキのデザインを煮詰めなきゃな」

咲「ケーキのよやく?」

京太郎「ああ、なんかウエディングケーキの予約が入ってるんだ。金と黒の色を使ったケーキをご所望でな」

咲「ふーん」

衣「こら!衣のケーキを食べるな!」ジタバタ

洋榎「ええやろ!これしょっぱいんや!!」チキチキ

穏乃(ブリケーキ、どんな味なんだろ……)モスッ

咲「それなのにこんなことしてて、よゆー?」

京太郎「お前らが押しかけてきたんだろう!この俗物め!!」

洋榎「ファーストカムズロック……」

穏乃「洋榎……なのか?」

衣「何をやっているのだ……」

咲「年末のテンション……!!」

京太郎「高さは……ギネスに……ここをチョコで……」ブツブツ

京太郎(しかし、なんて年末だよ、ケーキの設計しながらお煎餅に囲まれてって……)

衣「しかし、きょーたろーのケーキは本当に美味しいなっ」

洋榎「うちはブリやけど……ケーキっつーよりめしやけど、美味いわ」

穏乃「んー、こんど家でいろいろ教えてもらおっかな」

咲「本当、ありがとね、京ちゃん」

京ちゃん「……ふん」プイッ

咲「あはは、京ちゃんはツンデレさんだなぁー」

京ちゃん「う、うっせー///」

京太郎「はぁ、やっと四人とも帰った」

京太郎「さっさと寝て、ケーキの設計に備えなきゃいけないのに」

京太郎「はぁーあ、風呂はいって寝よっと」ガチャ

宥「ふんふふーん♪」

京太郎「ぬ?」

宥「ふん?」



宥「あ、ご、ごご、ごごごごごめ、ごめんなさいーーー!!」バシャバシャ

京太郎「(°д°)」

京太郎「き、きえた……」



京太郎「宥さんの入ってた湯船の湯か……」

京太郎「ケーキに使ってみようかな……」

京太郎「しかし、あの人今壁の中に消えたよな、マジで熱の妖精……?」

京太郎「以外とまじでご加護とかありそうだな、凍らせて保存しよう。人としてどうかと思うが」ジャバジャバ

京太郎「このかき氷ならシロップいらんな、まだ俺はいってないから新しいし」




京太郎「ふぅ……二つの意味でいい湯だった。明日は元日でお休みだしゆっくりするかな。久しぶりにゲームでもするか」ガラ

白望「ハロー」カチカチ

京太郎「なにしてんすか」

白望「EXVSfbフラゲした」カチカチ

京太郎「マジすか」

白望「あと、ちょっと修羅場っちゃった。四人と約束がかぶっちゃって。てへぺろ」

京太郎「レズジゴロとか……」

白望「豊音に監禁陵辱されるところだった……もう京太郎も京子ちゃんになって四人を虜にしてよ」

京ちゃん「いやよそんなん……」

白望「黙れ。引きずりこんでやる」

京ちゃん「うわぁー!布団に引きずりこまれたー!」

白望「はいというまでこちょばしこーげきぃー」モニュモニュ

京ちゃん「んあぁぁぁぁああああああ!!!」

白望「おお、良いもみごこちの脇腹」ムニムニ

京ちゃん「や、やめ、やめへへへへへ!!」

白望「よいではないかー、んふふー」クチクチ

京ちゃん「んふうんんんんん!!」

京太郎「ひゃあ……ひゃあ……けほっ」

白望「うん、京太郎のツンデレも腹筋も顔もほぐれた」

京太郎「ひゃ、ひゃえがふんへれぇ……」

白望「さて……大晦日のお楽しみを」スッ

京太郎「あ、あいひょえぇ……」

白望「生クリーム。この部屋はあったかいし、だいじょうぶ」

京ちゃん「ま、まひゃか……」

白望「京太郎ケーキで年越ししよう、いい年越しだ」

京ちゃん「や、やめえ」

白望「むね」ペト

京ちゃん「くぅっ」

白望「首筋、へそ、指の股、二の腕、唇、膝の皿、そして……」

京ちゃん「あ、あぁ」



京ちゃん「ああぁぁぁぁぁああああ!!」


ゲームオーバー

京ちゃん「う、うぐ、ううん……」

白望「ま、まさか……まさか」

白望「まさか本当に女の子になってしまうとは……ていうか、体型がそっくりだ」

京ちゃん「ふぐっ……うぅん……」

白望「身長と筋肉以外差異がない……でも、このあどけない寝顔のおかげで私が姉という面目は保たれた……」

白望「いや、そうじゃない、早く戻れ、年越しまでに戻れ!そうじゃないとこまる!原因追求されて私が大変なことになる!はよ!」ペシペシ

京ちゃん「やめっ……うぅん……」

白望「……いいや、べつに。今はこの体で遊ぼう」ルパンダイブ


<キマシタワー


京ちゃん「」

白望「勢いでやってしまった……あと少しで年明けなのに……」

白望「やばい、年明けまでにもとに戻さないと、やばい……気がする」

ガタッ

白望「」ビクッ

豊音「あけましておめでとう、シロー」

塞「やっとみつけたよ」

白望「な、なぜここが」

エイスリン「エキノ、ニオイ」

胡桃「一瞬でわかるよね」

白望「」

豊音「さ、すこしおはなしするよー」グイ

白望「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



京ちゃん「」

和「」ピョコ

和「ふふ///」ギュッ

和「あけましておめでとう、須賀くん」

京太郎「新年会?」コネコネ

マホ「はい!みんなで集まって新年会をするんです。だから京太郎さんに特別でスペシャルなお菓子を作って欲しくって!」

京太郎「別にいいけど、いつやんの?」グニングニン

マホ「明日です!」

京太郎「まぁそうだよね。今日ですとか言われなくてよかった」ペチペチ

マホ「これが注文一覧です!」ペラ

京太郎「どれどれ……草原を疾走する馬ケーキ、蹄クッキー、車に轢かれた蛇のカステラ……ね」

マホ「はい!」

京太郎「もう少し現実みようね」

マホ「!?」

京太郎「なんだよ馬ケーキて。しかも疾走するて。どうやってケーキで走り抜ける様を再現すんだよ。足が耐えられねぇよ」

マホ「で、でも京太郎さんは魔法使いですし!」

京太郎「まだ三十路じゃなかか!!」

マホ「え?」

京太郎「いや、なんでもない。で、蹄クッキーはいいとして……なに?この蛇のやつ」

マホ「過去を断ち切るんです!」

京太郎「こないに気色わりいの誰も食わんぞ」

マホ「食べませんよ?」

京太郎「食べないものつくらそうとしてたの?」

マホ「よくありますよね、パイとか」

京太郎「……マホ」

マホ「はい!」

京太郎「お仕置きです」

マホ「!?」

マホ「」グッタリ

京太郎「うんむ、潔か。これで明日の仕込みは終わりばい」

マホ「手首が痛いですぅー……」

京太郎「あんまり変なこというからこうなるんだ」

マホ「うぅ……でも、これは京太郎さんと私の合作ってことですよね?」

京太郎「……まあ、そういうことだ」

マホ「そっかそっか……えへへ」

京太郎「なに喜んでんだか……」



マホ「その、京太郎さん」

京太郎「ん?」

マホ「明日の新年会、麻雀もするんです。トーナメント式で、優勝者には豪華商品がーって」

京太郎「へえ」

マホ「そ、その、京太郎さんも、参加しません、か?」

京太郎「無理だ」

マホ「……そ、そうですか。ごめんなさい」

マホ「きょ、今日はもう帰りますっ。ありがとーございました」ペコリン



京太郎「悪いな、マホ……もう、諦めたから、な」

だめだ、トリップ暗記できん……年か



豊音「……だ、だめ?」

京太郎「だめです」

豊音「み、見るだけ!」

京太郎「手も伸びちゃうでしょ」

豊音「はぅ……お、おねがい!先っぽだけ!先っぽだけだから!」

京太郎「だめです。『マリア』には手を出させません」

豊音「お願いだよー!憧れなんだよー!ウエディングケーキ!!」

京太郎「さっさと白望さんと結婚すりゃいいじゃないすか。そんときは俺も喜んで作りますよ」

京太郎「これは依頼を受けて作ったケーキなんすよ。むやみに見せたり、ましてや触らせたり食べさせたりしていいものでは断じてないんです!」

豊音「ぅー」グス

京太郎「泣いてもだめ!今回は生活もかかってるんすからね!」

豊音「……」パキ

京太郎「アポ?」

豊音「」バキボキベキベキ

京太郎「な、な、な、なんぞ?」

豊音「ぽ」

京太郎「?」



豊音「ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ」

京太郎「」

あれ?適当に鳥つけたら合ってた……



京太郎「ま、まさか豊音さんが極限進化を果たすとは……」

塞「これが、エクストヨーネ・アネダム ハチシャク=S」

京太郎「勝てるのか、こんなやつに……!」



京太郎「ん?」

塞「助けにきたのです!」

京太郎(アラサーがのですて)

京太郎(でも若々しいまんまなんだよなー、肌のキメもハリも中学生レベルで、腰回りもこう、キュッとしてて、安産型で、おまけにおもちも……)

塞「豊音、行きすぎた愛情が、愛を超越して憎しみになっちゃったんだね」

豊音「ぽぽぽぽー!」

京太郎「いかん!マリアを守らなくては!」

塞「ところでなんでマリアなの?」

京太郎「依頼主がなぜかそう呼称するんです」

塞「よくわからないなぁ……」

京太郎「まてい!ここから先に進みたいのであれば!俺のしかばねを超えてゆけ!」

豊音「」ピタ

京太郎「ウヌ?」

豊音「ぼ、暴力はいけないよー……」オロオロ

京太郎(マジ天使)

塞「よし、いまのうちに……ロックルミオン!!」シュバ

胡桃「ふん!」ガシッ

豊音「きゃっ!わ、私の半分以下の質量の分際で!」

塞「エイスリン!!」シュバ

エイスリン「ストップ!セーハンザイ!メッ!」コツン

豊音「はう!?」

塞「シロミ!!」シュバ

白望「ドーモ。トヨネ=サン。ホワイトタラシです。」ヒュンッ

豊音「うあああああ!!」

WIN



京太郎「ついていけない」


京太郎(あれか?これはシンゲキ×ガンダム×サキてきな?いや、巨人もガンダムもいないからサキオンリーじゃね?)

京太郎「まぁ、ケーキが無事なら、それでいいか……」

塞「ごめんねー、迷惑かけちゃって」

京太郎「いえいえ……」チラ

白望「グワー!グワー!グワー!」

京太郎「……なぜ白望さんは、連続で飛び蹴りを受け続けているようなかんじになってるんすか?」

塞「京太郎君に手を出したペナルティかな?いや、あれは京子ちゃん?」

京太郎「やめて、数日間トイレと風呂ですげー苦労したんです」

胡桃「なんでTSしちゃったんだろうね」

京太郎「白望さんが魔法使いだったり?」

エイスリン「デモ、マダミソジジャナイヨ?」

京太郎「そらそうよ」

京太郎「で、おかえりになられるので?」

塞「うん、豊音を再調教しなきゃいけないから。あ、お茶請けにクッキーください」

京太郎「うん、とってつけたようなお菓子要素だね、はいどーぞ。箱入りは680円です」

塞「はーいどーも」

京太郎「ふう、かえったか……まさかウォールマリア進撃がここまで強引に進められるとは思いもしなかったろう」

京太郎「さて、ウエディングケーキことマリアもあとは最後の飾り付けだけ。さっさと終わらせるかな」ガチャ

照「あ」

京太郎「お」

照「……」

京太郎「口元にクリーム」

照「」ササッ

京太郎「素手でつかんだのかな?手にも」

照「これは今拭ったの」

京太郎「そうですか。ほら、髪の毛に、いもけんぴも」

照「あのケーキにいもけんぴなんてなかった」

京太郎「へぇ、鍵をかけた部屋においてあるウエディングケーキの飾り付けをなぜ知っている?」

照「……常識的に考えただけ、他意はない」

京太郎「照さん」

照「はい」

京太郎「おしおきです」

照「はい……」

衣「邪魔するぞ!」ババァーン

京太郎「おや、いらっしゃい」

照「いらっしゃい……///」テレテレ

衣「お?なぜ東方不違ったチャンピオンが?」

京太郎「うちの商品に勝手に手を付けてくれやがりましてね、その罰としてバイトを雇うまでの期間、ここで無賃労働させてます」

衣「なるほど、てるが悪い……しかしだな?」



衣「なぜ洋菓子店で和服なのだ、摩訶不思議だぞ」

照「だからはずかしい……///」

京太郎「俺が和服好きですからね」

衣「俗物的だな……」

照「ソーダソーダ!」

京太郎「写真を取るなら今のうち」

衣「」パシャッパシャ

照「この俗物ー!」

なんだ京太郎に戻ったのか残念

衣「ははははは!ざまぁないな!!あの無敵のチャンピオンが、名もなき洋菓子店の店主に好きなようにされるとは!」

衣「いや、この前取材されてたから無名ではないか?」

京太郎「まぁ一応は」

照「に、似合わないのはわかってる……」ションボリ

衣「ん?」

京太郎「いや、似合ってますけど?」

照「え?」

衣「うむ、その涼やかな模様の和服はよくにあっているぞ!」

京太郎「俺は似合うものしか着せません」

照「で、でも」

衣「でももストもない!にあうったらにあう!」

照「そ、そうかな、えへ、えへへへ……///」

衣(かわいい)

京太郎「まぁ、衣さんのいうとおりにあってますから客寄せ効果もありまして」チラ

照「え?」チラ

菫「」パシャッパシャッ

咲「」パシャッパシャッ

俺「」パシャッパシャッ

照「……」

照「いやぁぁぁぁぁぁぁあああ!!/////」

>>157
俺も残念

照「」プクー

京太郎「ほらいい加減膨れない、元はといえば貴女がわるいんです」

照「見世物にされるのは、嫌い」

京太郎「いま現在テレビで大活躍の貴女がなにを……ほら、晩御飯は厚焼き卵ですよ」

照「つーんだ」ムシャムシャ

京太郎「食うの早いなおい」

照「むぐ、ごっくん。ぷは。おいしい」

京太郎「そりゃ良かった。デザートは新商品のケーキの試作品用意してますから、残さず食べてくださいね」

照「ここに就職したい」

京太郎「おいトッププロ」

照「……京太郎と」

京太郎「ん?」

照「京太郎と、男子女子でトッププロどうしになれば、世間だって」

京太郎「照さん」



京太郎「夢物語は、ハタチにならないガキしかしちゃいけないんです」

京太郎「そうじゃないと、寒いだけだ」

照「……」

京太郎「冷めちゃいますよ、早く食べてください。明日も仕込みはあるから早く寝ないと」カチャカチャ

照「……バカ」

京太郎「たまには暇な日があってもいいのではなかか。やっぱバイト雇うわ、具体的には三日後に面接するわ」

明華「独り言が多いと変な人に見えますよ」クスクス

京太郎「知ってますよ。あーもう、照さんに買い出し任せたのは痛恨のミスだな。またどうせ迷子に決まってる」

客「このケーキ欲しいし!」

京太郎「はいはーい、320円になりまーす」

客「ありがとだし!」

明華「」ニコニコ

京太郎「で、いつまでニコニコして見てるんすか?」

明華「だって、貴方の仕事ぶりは見ていて楽しいんです」ニコニコ

京太郎「そーすか……」

明華「それに今日暇なんですよ。遊ぶ約束がドタキャンされちゃって。もー!冗談はよしこちゃんです」

京太郎(かわいい)

明華「だから、大好きな洋菓子を間近で見ながら過ごすのもありかなーって」

京太郎「冷やかしはお断り」

明華「プリンください」

京太郎(こいつ……)

明華「ふふ、美味しい」

京太郎「そ、そっすか」プイ

明華「ええ、作った人の気持ちがこもってます」

京太郎「よくそーいうことすっぴんで言えますね」

明華「ふふ、照れてかわいい」

京太郎「っ///」

明華「巷では有名ですよ、存外ここの店主はツンデレ気質だって」

京太郎「なんすかそれ!?」

明華「真っ向から褒められるの、慣れてなかったんですね」

京太郎「……」

照「た、ただいまぁ……」ヘロヘロ

京太郎「ぉ、おぉ、や、やっと帰ってきましたね?」

照「文房具店ってこんなに遠かったんだ、片道30分もかかっちゃった……」

京太郎「いや、往復7分だから」

照「そんなばかな……ん?」

明華「……」

照「こ、こんにちは」ペッコリン

明華(なぜ和服?せーじんしき?まさか……とっくにアラサーのはず……)

京太郎(俺の趣味です)

明華(こいつ、直接脳内に……!)

照(難しい顔して二人ともどうしたんだろ)

京太郎「ふう、やっと一段落」

明華「お昼も食べずにお疲れ様です」

京太郎「照さん一人に接客任せるのはちょっと」

照「その評価、ひどい」

明華(いや、妥当です)


京太郎「で、貴女はいつまでここにいるの」

明華「いえ、暫くは帰国する予定は」

照「そっちじゃなくて」

京太郎「いつまで店にいるのってこと」

明華「んー……迷惑ですか?」

京太郎「まあ正直」

明華「」ショボン

京太郎「ハハハッ!イッツジャパニーゼジャーク!ゴジニアラズ!」

明華「よかった」ホッ

照(狐が……)


カランカラン

京太郎「お、いらっしゃい」

新たなお客は?>>166

京太郎「なんだ咲か」

明華「咲さんですか」

照「ヒッ」

咲「ねぇ、なんなのその反応は」

京太郎「いや、お得意様だなーって」

咲「にしたっておかしいよ」

明華「また小鍛治プロにのされたんですか」

咲「そうだよ、もー甘いもの食べなきゃやってられないよ」

照「やめて、もう一徹撮影会は嫌」

咲「そんなことしてないよ!ただちょっと夜更かしして写真とっただけじゃん!」

京太郎「咲ェ……」

明華「ドン引きです……」

咲「あーもう!話が進まないなっ!京ちゃん!ショートケーキちょーだい!」

京太郎「730円です」

咲「リアルに高い!?」

京太郎「お得意様補正とトッププロ補正で2.24倍に」

咲「お得意様なのに高くなるの!?」

京太郎「そこに気がつくとは……」

明華「本当に咲さんですか?中身が静かちゃんとかじゃないですか?」

照「こんなの咲じゃない」

咲「宅につけ」

宅じゃなくて卓だった



照「ガハッ」00000

明華「ォウフッ」00000

京太郎「」-96000

咲「ハンッ他愛なか」196000

京太郎「お前なんで小鍛治プロに負けるんだよ……」

咲「えっ、だってあの人の方が普通に強いし」

京太郎(麻雀怖い)

明華(やっていく自信が……)

照(あれ?私と咲はレート同じのはずなんだけど……)

咲「さぁ、京ちゃん。通常のお値段で売ってもらうよ、ケーキを」

京太郎「おま、散々稼いでるだろ……」

咲「でもさ、おかしくないかな、私一人だけ高いって」

京太郎(正論っ……!)

咲「私のこと、嫌い?」

京太郎「それはない」

咲「なら、ね?」

京太郎「すいませんでした」

咲「このままじゃゲス太郎の烙印押されるとこだったよ、気をつけてね」

京太郎(一応ギャグのつもりだったんだけど……)

照(散々稼いでるだろ発言でゲス度が超絶アップだよね)

明華(やったね京ちゃんアンチがふえるよ)

咲「私以外が京ちゃん呼びするのはダメ」

明華「!?」

「照さん、起きてください、照さん」

照「ん、ふにゅ……あと半世紀……」

「枯れますよ、そんな時間あれば地球が三回滅びます。ほら、おーきーてー」ユサユサ

照「もちっとだけ……」

「んもー……」



チュッ

照「!」ガバッ

「おはよう」


大沼「目は冷めたかね?」ニッコリ





照「ほわぁぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!?!?!?」ガバッ

京太郎「!?」ビクン

照「……」ゼーハー

京太郎「ど、どしたんです?」

照「……ふえぇ」グス

京太郎「ちょ、どーしたの!?照さん!?てるさーーーん!?」

照「」グス

菫「怖い夢を見て、だから背中から照が離れない、という訳か……」ヤレヤレ

京太郎「子供じゃないんだからそれぐらい我慢してほしいですよ」

照「」ギュルルルル

京太郎「ぎゃああああ!?首元でこーくすくりゅーすんなぁぁぁぁぁ!!」

菫「相変わらず仲がいいな」クスクス

京太郎「いうとる場合か!あぁ!攻撃が口撃に!?」

照「」チュパチュパ

京太郎「ふにゃぁぁぁあああ……」ヘナヘナ

菫「ほう、胸板が弱いのか……」



京太郎「」アポーン

照「やりすぎた」

菫「加減をしろったく……む?」

カランカラン

やってきたお客さんは?>>180

オーヌマ

大沼「邪魔するぞ」ガラガラ

照「とっぽぉあああかああき!!!!????」ガタンバタン

菫「落ち着け!幻覚だ!」

大沼「幻覚ではないのだが」

菫「ひのぽぉぉぉぉおお!?!?!?」ゴットン

大沼「……なんなのだ」



京太郎「はい、モンブランですよ。また、お孫さんにお土産ですか?」

大沼「うむ、そちの作る洋菓子は美味いのでな」

京太郎「お褒めに預かり恐縮です」

大沼「ほれ、釣りはいらぬぞ」パサッ

京太郎「わ!こんなに!?」

大沼「その代わり、今度卓にまざれ」

京太郎「……であれば、この代金は受け取れません……4品で、お釣り3340円です」

大沼「そうか……惜しいの、有能な若者が」

京太郎「ふんぎり、つけたんで」

大沼「そうか」


照「ブクブクブク」

菫「ギニュギニュギニュ」

大沼「あやつらはどうする」

京太郎「ほおっておきます」

お茶!お茶!お茶!お茶ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!お茶お茶お茶お茶ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!緑茶のヒスイ色の湯気立つ湯飲みをクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!ゴクゴクしたいお!ゴクゴク!ゴクゴク!お茶お茶ゴクゴク!出涸らしゴクゴク…きゅんきゅんきゅい!!
お歳暮の玉露たんおいしかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
抹茶ケーキの作成決まって良かったねお茶たん!あぁあああああ!おいしい!ルイズたん!おいしい!あっああぁああ!
あたらしいパックも購入できて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!お茶なんて若者の飲むものじゃない!!!!あ…和菓子もアニメもよく考えたら…
お 茶 ち ゃ ん は 若 者 向 けじ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!トーストにしてやるぅぅぅぅぅ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!和食派なんかやめ…て…え!?見…える?お茶のパッケージののお茶っぱが私に見える?
お茶のお茶っぱちゃんが私を見てるぞ!お茶ちゃんを私が見てるぞ!イメージ画像ののお茶っぱちゃんを私が見てるぞ!!
湯飲みの中のお茶ちゃんを私が飲んでるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には和食ちゃんがいる!!やったよせいこっ!!ひとりでのめるもん!!!
あ、新作のの焙じちゃああああああああああああああ!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあんこもなかぁぁぁぁあ!!お、おちゃうけぇ!!ようかぁああああああん!!!わがぁああしぃぃぃ!! ううっうぅうう!!私の想いよお茶へ届け!!御茶のは畑のお茶葉へ届け!!!



京太郎「」

尭深「///」ソワソワ

京太郎(え、なにこれ、これが履歴書?)

京太郎(紙面一杯に御茶への変質的な愛を綴ったこれが履歴書?)

京太郎(しかもルイズコピペの改変が下手くそだ……)

尭深「ど、どうです、か?」

京太郎(不採用にしたい)

京太郎(だがしかし、聞いた話によれば複雑な事情で今日まで働いたことがなかったそうじゃないか、ここは慎重に)

京太郎「宮永照さんの紹介で応募したそうですが」

尭深「は、はい。私なんかでも仕事を始めるチャンスを得られるなら、受けない手はないと」

京太郎「んー、料理の経験は?」

尭深「和食、和菓子なら」

京太郎「お菓子を作るのには其れなりに力も必要ですが」

尭深「あ、あぅ」

京太郎「あと、主にやってもらうのは接客ですが」

尭深「はぅ……」

京太郎(ダメだろこれ)

尭深「で、でも」

京太郎「はい」

尭深「さ、最初はダメだと思います、でも、きっと、できるようになってみせます!」

京太郎「……」

尭深「……」ドキドキ



京太郎(思い出すな、昔を)

京太郎「では、採用とさせていただきます」

尭深「!」

京太郎「制服の用意などがございますので、また後日連絡させていただきます。では、今日はこれで」

尭深「は、はい!」パアァァ

京太郎(あぁ、これは天使ですわ)

そして数日後

京太郎「というわけで、本日付でバイトとして働くことになる尭深さんです」

尭深「よろしくお願いします!」(e.パティシエ風制服)

照「よろしく」

京太郎「あと同じく本日付で照さんはクビになります」

照「はーい」



照「え?」



照「いやぁぁぁあああぁぁあ!!すてないでーーーーー!!!」ジタバタ

京太郎「ええゐ暴れるな!情けないやつ!!」

照「京太郎のお菓子もっとたべたいーーー!!あわよくば犯し」

京太郎「いわせねえよ!!」ホムッ

照「ほむ!?……ふあぁ、あまくておいひいよう、とろけるよう」テルーン

京太郎「秘儀、甘い物(で口を)封じの術」

尭深(思ったより楽しそうな職場で良かった)

京太郎(今日は、新戦力の尭深さんも加わった、正式に雇う労働者は初めてなので緊張するが、楽しく仕事をしてもらえるように、務めたい)カキカキ

京太郎「よし、日記はこんなもんかな」

京太郎「あとは風呂に入ってねよう」



京太郎「……」チャポン

宥「あったかぁーい」チャポン

淡「ふんふふーん」ゴシゴシ



京太郎(なにこれ)

淡「ふう、さっぱりした、じゃあ先に上がるねー」ガラガラ

宥「はーい」

京太郎(あれか、原作の俺があまりに空気すぎて、もう認識されないレベルになってるのか?)

宥「さ、先に体洗うね、ううさむい」ザパタプン

京太郎「あ、はい」

京太郎(見えてんじゃん、くそ、なんてやわらかそうなおもち)

京太郎(しかし、割とマジでなんでいるんだ)

宥「♪」シャカシャカ

<アワアァァァァァァァァァァ<ブオォォォ

京太郎(なんで……だろうなぁ……)

特に落ちはなく終わり、きっと二人に似た聖霊だったのさ
そして安価を取るよ
見たい話
>>193
>>194

のどっち襲来

京太郎の過去
無理なら宮永姉妹とほのぼの

『DX、でるぜ!!』

京太郎「休みはヒマだ……ガンダムみるくらいしかやることがない」ヌボー

京太郎「風呂場にまたようせいさんがいれば、キャッキャウフフして暇つぶしできるけど」ガチャ

シーン

京太郎「いねえよなぁ……」

京太郎「はぁ……なんかいいことないかなぁ?おっぱいの大きくてかわいくて女子力の高いピンクの髪の女の子が遊びにくるとか」

和「呼びましたか?」ガチャ

京太郎「ワオ!きた!え?なんでキッチンから?うち裏口ないよ?」

和「通り抜けフープです」

京太郎「えぇ……」

和「あれ?男に戻ってますね、安心というか、残念というか……」

京太郎「え、なんでしってんの?女になってる間和と会ってないぞ?」

和「監視してました。あと一緒に寝ました」

京太郎「」

京太郎「何時の間にとか、監視方法とかはどうでもいいや、ところで、今日は何用?」

和「んー、おいしい物食べたくて。京太郎君なら、そこらの店よりおいしい物作れますから」

京太郎「うちは定食屋じゃねーんだぞ……」

和「友達の好ってことでっ!」

京太郎「なっとくいかねーなぁ、ハァ……」

和「あ、洋食でおねがいしまーす」ヌクヌク

京太郎「んで、あんたはコタツにあたんのかよ……」

和「お客さんですからね」フフン

京太郎「玄関から入ったやつ以外客とは呼ばねーっつーの……」

京太郎「ほーれ、できたぞ」コト

和「あ、ハンバーグですか……え?」

京太郎「ん?」

和「いま、10分くらいしかキッチンにいなかったような」

京太郎「世の中にはな、気にしたら負けなこともあるんだ、いいね?」

和「アッハイ」

京太郎「それ食ったら帰れよな、明日まだ仕込みがあるし」

和「いえ、実はまだお話があって」

京太郎「なんだ?」

和「その、こんど近くの公民館で麻雀教室を開くんですけど、そこの講師として呼ばれているんです。それで、須賀君にもきて頂きたくて」

京太郎「むり」

和「……やはり、ダメですか」

京太郎「あぁ、無理だ。わるいな」

和「……どうしてですか?」

京太郎「一月中は忙しい」

和「二月ですよ?」

京太郎「すまん、二月もだ」

和「ごめんなさい三月でした」

京太郎「……三月も」

和「もう!!」バン

京太郎「!?」

和「もう!もう!そうやって理由も言わずに断って!私だって、私だって勇気出して誘ったのに!」

和「そりゃ、怒られるのはお門違いかもしれませんけど!それでも、しっかり理由くらい話すのが筋じゃないんですか!」

京太郎「プライベートな理由なんだ!」

和「女ですか!女なんですね!?女なんでしょう!!」

京太郎「ちゃう!ちゃうよ!!」

和「ふーっふーっ」

京太郎「落ち着けよ……」

和「……」

京太郎「……」



京和(気まずい)

『私を見て』

京太郎(なんでこんな浮気を咎めれた夫みたいな感じになってんの?あ、でも和の夫ってそれはそれで)

『もう、会えない気がして』

和(さ、誘うだけのつもりだったのにエキサイトしてしまいました、年でしょうか……い、いえ!まだアラサーじゃないし!部長と違って!)

京太郎(ていうかDVD止めよう、いくらなんでも場違い)ポチ

和「あっ、続き気になってたのに」

京太郎「あ、みてたんだ」

和「須賀君……どうしても、ダメなんですか」

京太郎「俺はもう、麻雀はやらないって決めたんだ」

和「なんでそんなにっ」

京太郎「お前も、努力をすれば、世界の頂点に指をかければわかるさ」

京太郎「あの絶望は、あの場に居たやつにしか、わからない」

京太郎「あんな思い、もうしたくない」

和「……バカ!須賀君のバカ!」

京太郎「あーバカだよ、俺はバカだよ」

和「あんなに麻雀を楽しんでたのに……!!」

京太郎「そうだな……そうか、もう三年前か……」

京太郎「俺が、プロだった日は」

とりまここまで、宣告なしに停滞してごめぬ

次回から地の文注意報
あと暗い、と思うよーあらかじめ言っておくと>>1はアラフォー勢が大好きとくにのよりん

おっと誤字
清住高校→清澄高校
これだからアイポンは……

彼の麻雀は、例えるなら火山だった

荒れ狂い地を震わせる噴火を思わせるような怒涛の攻め
粘度の高い溶岩がじっくりと当たりを覆うような、それでいて長く長くそこに到るじんわりとした責め

彼が高校一年の時は県大会一回戦落ちといっても、信じるものはほとんどいなかった

だってかれは、トッププロだったのだから



京太郎「……」タン

大沼「……」タン

静かに、静かに流れてゆく場。オーラス、トップ、親共に須賀プロ、700点差で後を追う大沼プロ
世界チャンピオン決定戦において、日本男子の二本槍と呼ばれるー祖父と孫ほど歳の離れたー二人は、他国の代表二人を蹴落とし、熾烈なトップ争いをくりひろげていた

京太郎「……流局っすね」

大沼「ああ……テンパイ」

京太郎「テンパイ」

大沼「……そうか」

京太郎「……ふぅ、勝った」

若き鷹が、老いた鷲を追い抜いた瞬間だった



咲「京ちゃんの世界チャンプ決定戦進出を祝って!カンパーイ!」オマコロッ

京太郎「こえうるせーっつの」

優希「のめ!うたえ!!ヤれ!」ガンダームッ

和「ぶれいこーです!うたげです!」┣゛^ノ

久「我々の仇を打て!」ニンゲンセイヲササゲョ

まこ「打倒アラフォーすこや!!」エマッ

京太郎「はーしゃぎすぎっすよ」

小鍛冶健夜にまるごと蹴落とされ、最後まで残った咲と照もたおされた今、俗に言われる『神の世代』の生き残りは京太郎ただ一人となったのだ。彼女らが期待をかけるのも無理はなかった

なんか言葉足らずかな?これはあれ、トーナメント戦の準決で京太郎と大沼さんが当たったってこと。決勝は、ほら、ね?

咲「そうはいっても、あの大沼プロを倒したんだよ!?私だって滅多に勝てないうのオバケを倒したんだよ!?」

京太郎「オバケゆーな。ていうか俺だって順位上になったの始めてだよ」

優希「やれやれ、京太郎も成長したもんだじぇ」

京太郎「えらそーにいうなこのアホのエクステンドがぁっ」グリグリ

優希「ぐああぁっ!ク、クライン……」

和「こら!暴力はダメですよ」

久「あいかーらずなかいーわねー……」

まこ「ま、同世代だからの」

21才を迎える四人の後輩たちを先輩二人は、柔らかい表情で見守る。

かつて、部活の中でもっとも麻雀が弱かった京太郎が、今やー恐らくたまたまーとはいえ、自分たちたちを追い抜き、世界の頂点に指をかけたこと。それが、よほど嬉しかったのだろう

咲「きめた!きめたぞ!京ちゃんが勝ったら私は京ちゃんにプロポーズするぞ!」ガオー

京太郎「お前みたいなバケモノラフレシアいやだよ」

咲「キサマァーーーー!!」

京太郎「ヤ、ヤメッアッーーー!!」

優希「プリン頭に魔改造してやる!!」

和「美味しくしてやる!」

京太郎「ほわぁぁぁぁあああああああ!!!」



まこ「はしゃぎすぎ、じゃの」

久「そうね、オモシロ」

ー決戦当日ー

現世界一位、そして、『神の世代』に呼応するように、再び世界二位まで上り詰めた小鍛冶健夜
そこに須賀京太郎と残り一人の代表を加えて、戦いは始まった

京太郎(強すぎ……)

戦いは終始京太郎達の劣勢、そして世界一と小鍛冶の優勢。
半荘戦の四回勝負、早くも最後の何三局、ここで京太郎勝負にでる

京太郎(ここで巻き返せなきゃ、勝てない!通れ!!)

京太郎、バリバリの危険牌を連続で切り出す。それだけ、手元の怪物手を潰されたくなかった

京太郎「カン!……ツモ!24000!」

ここで、染め手を絡め、ダブ南に嶺上開花、それを悪待ちでツモあがり、渾身の三倍満、トップの健夜との点差を4000点近くまで詰め寄った
順位はいずれも僅差で健夜、世界一、京太郎、そして残りの一人
勝ちが、見えてきた



京太郎(勝てる、勝てるぞ!『あの時』ずっと無力だった俺が、世界のトップに届くぞ!!)

高校一年の頃、周りが活躍する中、ただ一人なんの力もなかった頃の記憶がフラッシュバックする

オーラスがくる、京太郎の目には硬い決意が残っていた

京太郎(絶対に、勝つ!!)

健夜「……い」ボソ

オーラス、7巡目

京太郎(張った!!)

一位の健夜をまくれる、3900の軽い手の両面待ち。ツモでも健夜への直撃でも確実に一位へ届く逆転の手。京太郎はギラリと目を光らせた。基本に習い、リーチはせず

京太郎(勝つ、勝てる、勝つぞ!!)

対面の健夜はただ手元の牌を見つめている。勝利への焦りか、周りに目がいっていない

勝てる見込みは十分にある!あとは、運を天に任せるだけ

京太郎がそう願った、その刹那

健夜「……」タン

京太郎「ぇ」

健夜が牌を切り出した。それは、京太郎の当たり牌ではない。しかし、それは……

「ロン、2600」

もう一人の、逆転のバリバリの、見え見えの危険牌……



世界一位は世界一位のまま
世界二位は世界二位のまま

そして京太郎は三位となって

戦いは幕を閉じた

ジリリリリアポ

京太郎「あぁ……しこみをしないと」ノソノソ

京太郎「最近腰が痛いな、歳か?いやいや、まだ俺は24だぞ、せめて可愛い嫁さんを見つけるまでは死ねるか、死ぬもんか」ノソノソ

京太郎「ふとんあったけぇ」ノソノソ

京太郎「くそ、なんてダメな大人の朝なんだ……このままじゃアラフォーになってしまう」ノソノソ

京太郎「なんでこんな時間に目覚ましかけたんだ、俺……」



京太郎「そうだ!今日は頼まれてたピーチパイを焼き上げなくちゃ!!」ガバ

京太郎「ケーキばかりが能じゃない!ガンダムキョターロSG、出る!」ドシュウ



京太郎「5分でできた」テーン

本日のピーチパイ
新鮮な桃を以下略。一枚890円なり(値段相応のサイズ)

京太郎「うん、頼まれたのは二枚だけど、せっかくだから開店前に量産して本日の限定品的な感じで売るかな。さて、あと頼まれていたのは……」

京太郎「>>240さんからカスタードシュークリームか」

てる

京太郎「よし、んじゃそろそろ開店、と。うわ雪降って……」ガラガラ

豊音「あうぅ」ガクブル

ュキテルマ「」カチン

「 .」

京太郎「……なんだ、豊音さんと雪だるまとみえないなにかがいるだけか。ほら、豊音さん、こんな日まで開店を並んで待つから。中にお入りなさい。暖房きいてますから」

豊音「あ、あり、きゃと……」ガクブル

照「扱いの差がひどい、控訴も辞さない」パリーン

桃子「ひどいっす!存在感を維持するために雪をまとわせてたのに!!」

京太郎「じゃかーしー、不審なかっこで店の前に立つな」

豊音「ご、ごめんねー」メソメソ

京太郎「豊音さんは不審じゃないよーかわいーよー」

照「やはり扱いに差がある、京太郎ひどい」

京太郎「君ら自分の格好見てみ。雪にまみれた日本人形みたいだから」

照「うー、あっだがい」ズルズル

京太郎「鼻すするな。はいティッシュ」

豊音「えへへ、あったかいよー。こうやって小さなストーブを皆で囲むと、宮守にいた頃思い出すなー」ニコニコ

桃子「今も変わらないっすよね?五人で住んでるそうですし」

豊音「……あは」

京太郎「ん?」

桃子「え?」

照「甘い」ムグムグ

豊音「シロね?誘いたらしがひどすぎてね、今は矯正のために悲しみの向こうへと行ってるんだよ」

桃子「死んだんすか!?」

豊音「し、しんでないよー!?」

京太郎(ビックリした)

照「さくふわとろーりでおいしいこのカスタードの柔らかで独特な香りが口の中いっぱいに広がる」

京太郎「じゃあ、今は皆別々に?」

豊音「うん、そうだよー」

桃子「はー、大変っすね」

照「あ、口にクリームついちゃった、ぺろ……おいしい」

京太郎「君話題を合わせる気ないね」

照「え?」ハムハム

京太郎「なんでもない……」

尭深「おはようございます」ガラガラ

京太郎「お、おはよう尭深さん。奥で着替えておいで」

尭深「は、はい」

照「本当に雇ったんだ」

豊音「あー!バイトさんなんだね!?驚きだよー!」

桃子「なんか、接客苦手そうっすけど」

京太郎「いや、それは大丈夫、買えばわかる」

桃子「え?じゃあ試しに。京さんピーチパイプリーズ」

京太郎「あい」サッ

桃子「ん」パシ


尭深「い、いらっしゃいませ」

桃子「(あーあ、もうどもってる。ここは、いくあまたのレジ店員にみえない位置から早くと急かし続ける嫌がらせで大いにミスを連発させた「店員落とし」モモの力を見せてやるっす)このピーチパイよろしくっす」

尭深「は、はい……あぅ!?」ビク

モモ「え?」

尭深「ヤ、ヤクが、ヤクが足りない……あぁ」サッ

モモ「え?ちょ、注射器なんてなにに」

尭深「ぜあ!」ドス

モモ「さしたあ!?」

照(あ、まだカテキン中毒なんだ)

尭深「うっうっうっ……ふぅ」

モモ(うわ、あの茶葉のような粉がぜんぶ体廼中に……)

尭深「……私がガンダムだ。これより接客を開始する」

モモ「え?」

尭深「ゼアッカイケー、セナークハチジュエッス」

モモ「え、は、はい」

尭深「ニセーアズカリャースッニヒャッニズエーカエシニャリッス」

モモ「は、はいっす」

尭深「アリアシテーマチャーシクッサイ」

モモ「……」

尭深「……」

モモ「京さん」

京太郎「ん?」

モモ「即座にバイトの雇い直しをていあんするっす」

尭深「ひどい」ズズー

モモ(茶のめるなら茶でカテキンとれっす……)

豊音(あの人怖い)

京太郎「尭深さん、流石にお客さんの目の前で注射はどうかと」

尭深「ごめんなさい、気をつける」

モモ「そこなんすか、ねえ」

豊音「つっこむところがまちがってるよー」

照「京太郎だからね、しょうがないね」

京太郎「いやいや、始めて間もないんだから緊張するのは当たり前。これから慣れてけばいいんだ」

モモ「あの滑舌は慣れとか緊張以前の問題のような……」

豊音「あ、そうだ、私もプリンとイーピンケーキを買わないと」

京太郎「一番乗りサービスで一品無料です」

照「イーピンだけに、一品無料、なんて」




京太郎「さ、どうぞ豊音さん」

豊音「ありがとー」

尭深「また起こしください」

照「反応してよ」

モモ「無茶いうなっすポンコツキング」

照「じゃあ、これならどう?」

モモ「ん?」

照「けーきがいいから、イーピンケーキで一品無料、ね?」




京太郎「貴様には水底がにあいだ」

尭深「ドン引きです」

豊音「ぼっちおつだよー」

モモ「え?なに?きこえない?」

照「反応してもらえた、嬉しい、えへへへ……」

京太郎(本当よくわかんねえひとだな)



京太郎「さて、豊音さんは帰ったわけだが、いつまでいんの、あんたら」

尭深「ごめんなさい」

京太郎「君じゃない」

照「暇だから」

モモ「ぼっちっすから」

京太郎「あんたらね……」

カランカラン

京太郎「お、いらっしゃい」

>>252

姫子

京太郎「ヤバイ。こたつヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
こたつヤバイ。
まずぬくい。もうぬくいなんてもんじゃない。超ぬくい。
ぬくいとかっても
「ぬるま湯つかってるくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろきもちいい。スゲェ!なんか単位とか無いの。心とかいう精神部分掌握するくらい超ぬくい。
しかも寝れるらし。ヤバイよ、寝れるんだよ。
だって普通は部屋とかで寝たりしないじゃん。だって自分の部屋の廊下で寝たりして風邪引いたら困るじゃん。ダルくてうごけないときとか困るっしょ?。
風邪をこじらせて、、ゴールデンウィークが丸々潰れるとか泣くっしょ。
だからベッドとかとかで寝れるようになってる。話のわかるヤツだ。
けどこたつはヤバイ。そんなの気にしない。気持ちよすぎしまくり。後で喉が渇くからとかそういうことをしてもよくわかんないくらいもうろうとさせちゃう。ヤバすぎ。
ぬくいっていたけど、もしかしたらたいしてぬくくないかもしんない。でもぬくくないって事にすると
「じゃあ、この心地よさってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと家族団欒。四人は入れる。日本は核家族すすんでるから。ヤバイ。ニーズに答えすぎ。赤ちゃんにも対応してる。怖い。
それに超安い。超お手頃。それに超のんびり。一日平気で過ごせる。一枚諏訪立派なしって。ニートでもやらねぇよ、最近。
なんつってもこたつは魔力が凄い。一日二日とか平気だし。
うちらなんて座りっぱなしだと太るからとか危険だからとかでたまに立ち上がったりするとか、こたつでる争いでじゃんけんしたりしてるのに、
こたつは全然平気、全員を包んだまま縛り付ける。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、こたつのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイこたつに夏に入りっぱなしの宥さんとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。」

和「話は終わりましたか?」

京太郎「はい」

和「で、のまず食わずでこたつでだらけ続けた結果しにかけて、私に迷惑かけた言い訳は?」

京太郎「許してください!なんでもしますから!」

和「ん?」

和「もう、枯れ果てた状態で倒れてるとこみて心臓止まると思ったんですからネ」ぷんすか

京太郎「サーセンw」

和「わらうなっ」ペチ

京太郎「おふっ」

和「もう、心配したんですから……」ギュ

京太郎「わるい……きもち良くねちゃって、それで二度寝したら、な。それと、和」

和「はい?」

京太郎「なんでこの四人用こたつで対面に座らず隣に座るんでっしゃろか、暑い、柔らかい」ソワソワ

和「須賀くんを感じていたいから……」フニフニ

京太郎(ふかふかだぁ)ポヤー

和「さっき言いましたよね?なんでもしますからって」ギュムギュム

和「このまま、暑さでぼやけた頭に直撃しまくってあげますからねっ」フニュウゥゥゥゥ

京太郎「あふあふぁぁぁああ……///」ボシュー

和(ふふ、このまま攻めれば落ちる!)

京太郎「……えふ」ドサ

和「え!?須賀くん!?須賀くん!!」

京太郎、脱水症状によって仮初めの純潔を守り、チャンスを逃がす

カンッ

姫子「こんにちはー」ガラッ

京太郎「あれ?姫子さん?姫子さんか?」

姫子「ひさしぶりたい京太郎。あんまし暇なくて来れんかったよ」

京太郎「九州からわざわざ……!いやぁ、とにかく上がってください」

姫子「んむ」



照(……だれ?)ヒソヒソ

モモ(たしか、SMカップルで有名な白鶴の鶴のほうっす)

照(えすえむ?MS(モビルスーツ)じゃなくて)

モモ(サドとマゾ、のことっす)

照(んまっ!///)

京太郎「哩さんとは、どうですか?」

姫子「それが……あんましうまくいっちょらんと。夜が不満足らしゅーて」

京太郎「あはは……なら、特性うなぎぱい買っていきますか?一箱1000円」

姫子「須賀のスペルマ入りなら」

京太郎「食べザー!?」

照(すぺるま?たべざー?)

モモ(ググったらだめっすよ?)

照(むー)

姫子「一度やってみたいってやかましいんよ」

京太郎「広い、広いよ哩さん……」

姫子「まぁ真面目な話、ここには少し寄うただけばい。あと、ちーずけーき」

京太郎「おお、そういえば好きでしたね、280円になります」

姫子「安か……」チャリン

姫子「……うまかぁ」ポワァン

京太郎「へへ、ども」

モモ「あのー……」

京太郎「ん?」

姫子「のわ!?幽霊!?」

モモ「幽霊ちゃいます。その、お二人はどう言った関係っすか?」

京太郎「お得意様」

姫子「天使」

モモ「(′A)?」

照「わけわかめ」

京太郎「なに勝手に商品食ってんだ!」モミモミ

照「ほ、ほっふぇやふぇへぇ……」

姫子「なんばしよっと……」

モモ「よくあるじゃれあいっす」

あ、照のセリフに擬音なかった

照「わけわかめ」モグモグ
↑これが正しい



京太郎「前、この街に麻雀戦で出張しに来た二人が喧嘩してたことがあったんです」

モモ「二人ともプロっすからね、オシドリも逃げ出すラブラブタッグって」

京太郎「その時うちに来たんですけど、何かめちゃくちゃ喧嘩してたんですよ、曰く、上だ下だとか」

モモ「あっ(察し)」

照(?)

姫子(体位の話とは言えんばい)

京太郎「店ん中でやかましかったから、逆に考えるんだ、どっちもありだってさっていったら」

姫子「世界が広がったんよ。それからはより一層夜が楽しみになって」

照「よる?」

姫子「なんでもなかよ、おじょーちゃん」

照「む!お嬢ちゃんじゃない!!」

モモ(なんでこんなに性知識ないんすか、アラサーのくせに……)

京太郎「まぁ、それ以来ご贔屓にされてて」

姫子「というわけでチンポだせ なあ! イケメンだ イケメンだろう! なぁイケメンだろうおまえ!」

京太郎「直球!?」

モモ「うわぁ(ドン引き)」

照「ち、ちん……」

姫子「あれ?近所のおっかないおっさんの愛人がこういえば男は喜んで股開くゆうてた気がする……おかしか?」

京太郎「この痴女め、としか」

姫子「……」ズイ

京太郎「な、ちょ」

姫子「」スルスル

モモ(首に手を回した!!)

京太郎「な、なにして」

姫子「うちじゃ、魅力なかかと?」ボソ

京太郎「」

照「え、エロい……」ドキドキ

モモ「表情が何とも……」

京太郎「……はっ!?いかん、パワーダウンしてた……姫子さん?哩さんに浮気してるってチクりますよ」

姫子「寝取られ耐性あるらしいから心配なか」スリスリ

京太郎(何で身近にいる奴らに腰軽いのが多いんだ)


白望「くしゅんっ……うぅ、逃亡生活はだるい」


京太郎「とーにーかーく!俺はいやですからね」

姫子「つれなか、童貞め」

京太郎「いや、童貞じゃないけど」

モモ「えっ」

照「えっ」

姫子「あぁ?」

京太郎「え?」



京太郎「ちょ、ま」



京太郎「ほわあああああああああああああああああ!!!?」

京太郎「ねぇ、なんで俺は椅子に縛られてんの?」ギチギチ

姫子「」スッ

京太郎「ねぇ、なにそのSMグッズっぽいムチ」

姫子「」パァン!

京太郎「へふっ!?」

姫子「私は、今かなしか、ごっつかなしか。お気に入りの服着たら冬眠中の蜂がいてそれに刺された時よりかなしか」

京太郎「わからないわ」

照「京太郎……えっち、したの?」

京太郎「ま、まあ」

モモ「え、それだれとっすか」

京太郎「以前襲われた」

モモ「襲われた!?」

京太郎「あぁ、白望さんに」

モモ「あぁ」

京太郎「女体化してる時に」

姫子「女体化!?」

京太郎「えぇ」

姫子「ガッデム!!なんでばうちはそん時ここにいなかったんと!?」バンバン

京太郎(しらんよ)

京太郎「あ、あとちょっと前から明華さんと」

照「ふーん」



照「ん?」

照「アンコール」

京太郎「明華さんと」

モモ「いつから?」

京太郎「えと、五ヶ月ぐらい」

姫子「頻度は?」

京太郎「最近は二週に一度、デートとかして。ていうかなんでこんなこと話してんの俺」

照「……」



照「は?」

京太郎「いや、は、て?」

照「え、なんで、いつのまに?」

京太郎「>>169でも心内描写でナチュラルに京ちゃんて呼んでるだろ?」

モモ(まさかそれが伏線だったとはっ)

姫子(圧倒的こじつけ……!過去設定と同じレベルでこじつけ……!)

照「そ、そういえば何となくそう思って読んでみるよそう読めるような気がしないでも……」

照「でも、おかしい!なんで麻雀アレルギーの京太郎と風神の明華が!?」

京太郎「いやー、うちのケーキ買いにくるたびに少しずつ話したりして、そしたら、ね」

モモ「普通だーーーーー!!!!」

京太郎「いやぁー、もー、かわいーんすよー、年上のおネーサンなのに、たまに、こう、甘えて来たりして、ね?」

照「WRYYYYYYYYY!!!」

姫子「はぁ、ザンネン……哩にお土産もってけるとおもったんに」

モモ(どうしよう。かおりん先輩がしんじゃう)

京太郎「ていうか、おれが誰とそういう関係になろうが自由じゃね?」

モモ「正論……!」

照「……うぐ、グスッ」

姫子「!?」

照「ふぇ、ふえぇええええ……」メソメソ

モモ(アラサーのガチ泣き……でも、これが宮永照だと絵になる)

京太郎「え、いや、え? ……あー」

京太郎(ここはなにも言わないほうがいいよな?謝るとか絶対ダメだよな、ね?)

姫子(いや、聞かれても)

京太郎(え、なんで心のつぶやきに反応してんの?)

照「ぐすっ……えぐっ……」

京太郎(どうしよう……甘いものでも作ってやろうか)

モモ(ここは、>>307するべきっす!)

思い切りノロケてとどめを刺す

尭深((た)かみは言っている、ひとおもいにとどめを指すべきだと)

モモ「へ?今、すっかり空気になってた尭深さんの声が?」

京太郎「あぁもう、やっぱほっとけないや。ほら、ハンカチ、涙拭いて」

照「ぐしゅ、ありがと……」

京太郎(そういえば、この前明華さんに指輪をプレゼントした時も泣いてたな。人は嬉しい時も悲しい時もないちゃうのは何でだろ。ははは」

照「」

姫子「容赦なか……ビリビリくる」

モモ「鬼!悪魔!!ちひろ!!」

京太郎「え!?えぇ!?」

照「びええええええええええええ!!!」

このあとめちゃくちゃ泣き叫ばれた

接待プレイ(サンドバッグ役)だから…
本気出せば余裕だし(震え声)

京太郎「こんなところで跳べるかぁ!」

カンカンカンカン!

京太郎「跳ぶもんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

明華「京太郎……」



由暉子「はっ」パチクリ

由暉子「夢、ですか」

由暉子「そうですね、何であんな夢を見たのでしょうか……」

由暉子「……今日は久しぶりのオフですし、甘いものを食べにいきたいですね」



京太郎「んー、今日は久しぶりに暇」ノンビリ

尭深「一週間働いてよくわかりました。ここはハードです」

京太郎「あはは、お菓子作りは疲れるでしょ」

尭深「生地づくりがあんなに重労働だって、しらなかったよぉ……」

尭深「おまけに、常に誰かお客さんがいるし」

京太郎「半ば冷やかしだけどな。まぁ、明日は休みだからゆっくり休んでな」

尭深「はい」

京太郎(二週間ぶりに明華さんとデートだなぁー)ニヤニヤ


ガラッ

京太郎「お?いらっしゃい」

由暉子「こんにちは」

尭深「!? トップアイドルの真屋由暉子さん!?」

京太郎「おっ、知ってるのか。」

由暉子「京太郎さん、その節はお世話になりました」

尭深「え、え、何の話ですか?」

京太郎「ちょっと前にウエディングドレスの撮影で、俺がドレスとバックのケーキのデザイン担当したんだ」

尭深「なんと……」ズズ

由暉子「何時の間にお茶を?」

由暉子「それはともかく、そのお礼に、この前の撮影でコロニーに撮影で、行ってきたので、お土産を持ってきました」

京太郎「おー!前から欲しかったビームサーベル!」

由暉子「安かったので。喜んでいただければ」

京太郎「すげー嬉しいよ!」

由暉子「良かった。あとは、ケーキを買いに」

京太郎「おう、好きなの選んでくれよ」

由暉子「えーと、ティラミス、モンブラン、ショートケーキ、ミルクレープ、ガトーショコラ、フルーツタルト、ベイクドチーズケーキ、あとは」

尭深「え、えっと、まだ食べるんですか?差し出がましいですが、体型とかは?」

由暉子「太らないので」

尭深()ギリッ

京太郎「うらやましいなぁ」

由暉子「」ハムハム

京太郎「」ニコニコ

尭深(まるで親子のよう、同い年の二人なのに)

京太郎「そういえば、この前のタレント麻雀大会の優勝、おめでとうございます」

由暉子「ありがとうございます」

尭深(さすがアイドル雀士、実力も容姿も折り紙付き。なんで容姿が高1から変わってないの)

由暉子「でも、麻雀の方は須賀さんのおかげかもしれませんね」

京太郎「よしてくれ。俺なんかただの……負け犬さ」

由暉子「そんなことありません。世界第三位という経歴は、誇るに値するものです」

京太郎「はは、誇れればいいんだけどなぁ」

由暉子「自信のないひとは嫌いですっ」プイ

京太郎(かわいい)

尭深(かわいい)

俺(かわいい)

由暉子「と、ところで、その」

尭深(ん?急に頬を染め始めた。さっきまで無表情だったのに)

由暉子「連休をいただきまして、明日明後日も休みなんです。その、その、その間、一緒にお出かけしませんか?」

尭深(お泊りデートのお誘いキターーーーーー!!しかも希代のトップアイドルから!!)

京太郎「あぁ、ごめんなさい。明日は少し用事があって」

由暉子「そう、ですか」ションボリ

尭深(それを断る!!そこにしびれる!憧れるぅぅぅぅ!!う、ヤクが)プス

由暉子「あ、あさっては?」

京太郎「その日は、ちょっとウエディングケーキ四件の納期で、徹夜しないといけないんで……」

由暉子「そう……ですか」ズーン

尭深(不憫なり)

由暉子「そ、それじゃあ仕方ないですよね……」

京太郎「すいませんね、こっちも断りたくないんだけどな」

由暉子「いえ、予定があるなら、仕方、ないですよね」シォシォ

尭深(ああ、みるみるうちにしおれていく)

京太郎「ごめんなさい。お詫びと言ってはなんですが、これどうぞ」ガサ

由暉子「これは?」

京太郎「隠れた人気商品、特定の顧客にしかサービスしない、バームクーヘンの切れ端です」

尭深「私も初めて見た」

由暉子「きれはし、ですか」パク

由暉子「!!!」

由暉子「ふわぁ……」トローン

尭深(とけた!!)

由暉子「ふ、ふわぁぁぁ、あ、あまい、おいしいぃ……」トローン

尭深(エロい)

京太郎「多分この部位がバームクーヘンで一番うまいですよ。でも見栄えがね」

由暉子「こ、これ、もっと欲しいです」

京太郎「ふふ、またきたらあげますよ。須賀製菓はバームクーヘンが目玉の一つだから、いつでも余ってますからね」

由暉子「(二つの意味で)またきます!」

京太郎「お待ちしております」ニコニコ

尭深(完全固定客ゲットォー、ちょろい)

由暉子(おいしいし、たのしいし、やっぱりここは素敵です)



京太郎「ふう、今日もお疲れ様」

尭深「いえ」

京太郎「良かったら晩御飯食べてく?今日は生姜焼きだよ」

尭深「あ、じゃあお茶いれますね」

京太郎「じゃ、よろしく」

京太郎「ふぅ、今日も疲れた」ホカホカ

京太郎「……」ガラ

京太郎「う、さむ、湯冷めしちまう……」

「月は出ているか?」

京太郎「!!」ババッ

「月は出ているかと聞いている」

京太郎「……あぁ、出てるさ。まんまるおーきな満月がな」

「そうか」

京太郎「で、突然きてなんのようだ?」



京太郎「怜さん」

怜「つれないなぁ、そんな冷たく当たって」



怜「くしゅんっ」

京太郎「病弱なのにこんな寒空に薄着で出るから」

怜「や、やかまし、くしゅっ。へ、部屋いれてくれや」

京太郎「たくっ」

ころたんじゃないのか…(困惑)

>>357
ころたんなら透華の隣で騒いでるよ



怜「くぬ!この!くたばれや!」セカイヲオワラセテタマルカー

京太郎「むぅーりぃー」オコボレデモクレテヤル

怜「だあーーー!?!?」負け犬

京太郎「ほら、負けたから帰りなさい」

怜「いやや!んぐっんくっ」グビグビ

怜「ぷは!もう一戦!」

京太郎「うちの酒なんぼん開ければ気が済むんすか……」

怜「うるっさいわ!負けっぱなしでいられるかい!」

京太郎「まーた竜華さんと喧嘩したんすか?」

怜「……竜華が悪いんや。うちをほったらかすから……」カチカチ

京太郎「はいアロンダイトどーん」

怜「あああああフルコンボーーーー!?!?」



怜「」グテッ

京太郎「潰れたか、風邪引いたらまずいな、布団に運んで、と」

京太郎「」カチカチ prrrrr

『も、もしもし怜か!?』

京太郎「もしもし、須賀ですが」

『な、なんや京太郎かい。なぁ、怜しらんか!?』

京太郎「怜さんなら俺の布団で寝てる」

プッ ツーツー

京太郎「……セリフ選択ミスったか」

竜華「」ドガン

竜華「くらあ!京太郎!でてこんかい!」

竜華「ここかぁ!!」ガラ

京太郎「」白装束

竜華「……ん?」

京太郎「此度は、誤解を招く発言で混乱させてしまい申し訳ない」

竜華「ご、ごかい?」

京太郎「つきましては、俺の血潮でもってこの装束を真紅にそめて、詫びとさせていただく」チャキ

竜華「いや!?なにしてん!?それほんものの日本刀!?」

京太郎「願わくば再び彼女と親しい中になれることを……てあーーーーーー!!!」ザク

竜華「」



竜華「う、うそや、こんなん」

怜「」コソコソ

竜華「う、うぅ、京太郎、こんなつもりやなかったんや」

怜「」チョンチョン

竜華「ん?」クル

怜「てってれー」つ『ドッキリ大成功』

竜華「」

京太郎「」ニヤニヤ

竜華「んで、怜が押しかけてきて、無理やり遊びに付き合わせた挙句、酔いつぶれて寝た、それを布団に運んだ、と」

京太郎「ゔぁい」

怜「ふぉうえふ」

竜華「そらはやとちりしてすまんかっと……でもな?京太郎、言い方、てのがあるやろ、な?」

京太郎「ふいはへん」

竜華「んでな?怜、なぁ、かってにうちの楽しみやったジグソーパズル完成させて、怒らない思うたんか」

怜「ほえんははい」

竜華「……たく」ギュ

竜華「うちも怒りすぎたわ、ごめんな」

怜「りゅーか……」



京太郎「いいはらふぃらはー」

竜華「お前にはまだ説教残っとるで」

京太郎「」

園城寺怜が新たな未来を予見する
その言葉に従い長野へと向かう竜華を待っていたのは、ひとときの安息と命懸けの戦い
そして、心を持った優しい長野の住人達であった

「私も人間だから」


ガンダムXの予告は
「次回、機動新世紀ガンダムX」的なタイトルを言ったりしないのよ

>>390
唐突に台詞書いたってガンダムXしらない人は予告だってわからないじゃん(じゃん)

安価スレみてたらなんか触発されたから京太郎のステータスを考えてみた。そしたら化け物だった



由暉子「で、でしたら明後日は?」

京太郎「明後日ですか。それなら大丈夫ですよ」

由暉子「!」パァ

尭深(雑誌の無表情と違って、満面の笑み)

由暉子「じゃ、じゃあ、十時ごろにフリーデン駅前で待ち合わせしましょう!」

京太郎「ええ。ではどこに遊びに行きましょうか」

由暉子「実はマスター美術館というのがーーー」

尭深(なんで仕事中にデートの話ししてんの)



翌日 駅前

京太郎「……zZZ…」

モブ江(時計台の前に立ってるあいつ、寝てる?)

モブ部(ウホ♂いい男ぉ)

モブ木誠(風邪ひかないのかな、雪降ってるのに)

由暉子「す、すみません!お待たせしました」トテテテ

京太郎「ハッ……いえ、今きたところですよ」

由暉子「でで、で、では行きましょう」

京太郎「ではまず、ゲームセンターでしたね」

由暉子「はい、最近通えなかったので」

>>344からの分岐ってことでいいの?

てか翌日になってる

由暉子「と、ところで、その、おしゃれ、ですね」ドギマギ

京太郎「そうかな?由暉子さんこそ、アイドルだけあってかわいい服だね」

由暉子(く、黒コートがこんなに似合う方、なかなかいませんっ)

京太郎「さて、そろそろゲームセンターっすね」

由暉子「はい」



京太郎「さて、何で遊びましょうか」

由暉子「実は、私は音ゲーが得意なんですよ」

京太郎「えー、すごい。俺は苦手だなぁ。格ゲーばっかりやるから」

由暉子「では、一緒にやりましょう、お互いに」

京太郎「そりゃいいや」


音ゲー

由暉子「」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

京太郎(なにあれ、降ってくるものが見えない)

由暉子(いけます!京太郎さんがみててくれる今なら!フルコンボが!)

FULL COmBO !!

由暉子「やったっ」ピョコン

京太郎「ふぇー!すげーや由暉子さん!」

由暉子「そ、そうですかね」テレテレ

モブ様(すげーってレベルじゃねーから。なんだよ冥フルコンて……)

>>394
おっと、翌翌翌日だった。
あと、>>344の分岐ってことで



格ゲー

京太郎「おっと」ガチャガチャ

実況モブ「バースト読んでぇ!まだ入るぅ!」

相手「う、うぅー!強すぎるし!!」ガチャ

由暉子(す、すごいっ、攻めが激しいです!!)

京太郎「とべうりゃっ」

K.O

京太郎「ひひひ、これで76連勝」

由暉子「すごいですっ」

相手「く、くー!もう一回だし!」

京太郎「おっと、そろそろいい時間だし、お昼に行きましょうか」

由暉子「はいっ」

相手「えっ」

食堂カフェ「我道走」

京太郎「このお店が美味しいんですよー」

由暉子(始めてきます)ドギマギ

店主「お、いらっしゃい!」

京太郎「二人です」

店主「オッケー!窓際の席どーぞー!」

由暉子(……カフェ?)



京太郎「おいしいでしょう、ここのパン」

由暉子「はい」

京太郎「なんか、こんなにゆっくり話したこと、始めてですねぇ」ニコニコ

由暉子「ふ、ふだんは私がすぐ帰らなければならないので」

京太郎「いやぁー、由暉子さんとこんなにお話できるって、幸せもんですよ。世の男供のやっかみの視線が楽しいこと楽しいこと、なんてね?にひひ」

由暉子「///」

京太郎「普段ご贔屓にさせてもらってますし、ここはおごらせてもらおっかな」

由暉子「そ、そんな」

京太郎「いーんですいーんです。こう見えても懐はポカポカなんすから、ね?」

由暉子「お、お礼は必ず」

京太郎「期待してまーす」

いちいちsagaに変えるの面倒なんだよね、あいぽんて



京太郎「ふぅ……もうこんな時間っすか」

由暉子「そうですね、京太郎さんと一緒にいると、時間が立つのが早いです」

京太郎「ま、真顔でいうか、照れちゃうな……」

由暉子「また……またオフの日があったら、誘ってもいいですか?」

京太郎「そりゃもちろん、俺でよければ」

由暉子「本当ですか?ありがとうございます……それでは、今日はこれで」

京太郎「はい、ではまた」



由暉子「もう見えませんね、ふぅ……」



由暉子「きゃーーーー!なにあれ!なにあれ!?京太郎さんかっこよすぎ!かわいい!もう抑えられないよぉーー!!」ジタバタ

由暉子「はぁ、もう、抱きついちゃいたいなぁ……で、でも我慢!告白させるくらい魅了するまで我慢です!!」



京太郎「ふう、たのしかった。ん?メールが……」

差出人 明華
件名 詳しくお話ください



京太郎「……」

京太郎「しんだな」

カン

京太郎「それで、夏の長野は夏のくせに夜は涼しくて、星の観察に最適なんだよ」

明華「うわぁ……素敵です!」

京太郎「今でもホタルが見れるくらいの水も自慢だ。ほんと、避暑地には最適だよ。ま、なーんもないけどな」

明華「でも、本当にいいところなんですね。行ってみたくなりました」

京太郎「じゃあ行ってみるか?案内くらいはしてやれるぞ」

明華「本当ですか!それじゃあ、お願いしちゃおっかな♪です」

京太郎「じゃあ、今度暇な時を教えてくれ、こっちで計画練るから」




京太郎(ふろ入ってる途中に気がついたんだ)

京太郎(これって、お泊りデートに誘っちゃったんじゃね?って)

京太郎(それを受けてもらえたってことは……)


明華(お皿洗ってる途中気がついたんです)

明華(これって、お泊りデートに誘われなちゃったんじゃないって)

明華(誘われちゃったってことは……)



京明「ふわぁぁぁぁぁあ……///」ジタバタ

当日

LANE『つきました』ピロリン

明華「き、きた」ドキドキ



ガチャ

明華「お、お迎えありがとうございます。か、かっこいい車ですね」

京太郎「は、はは、燃費良くって。荷物、後ろにどうぞ」

明華「は、はい」



ブロロロロ

明華「///」

京太郎「///」

明華「な、長野まで遠いのに、車なんですね」

京太郎「あ、ごめんなさい。つまんないですかね……」

明華「いえ、その……ウレシイ」

京太郎「え?」

明華「/////」

京太郎「あ、あぅ……」



京太郎(こ、高速はいってからずっと静かで気まずい……よそ見するわけにもいかないし)ソワソワ

明華(運転してる顔、真剣で……カワイイ)

明華「……ぇ、あ!!」

明華「す、すごい!山に囲まれてます!!」

京太郎「あ、あぁ、長野に入りましたから」

明華「す、すごいです!どっちを見ても山ばっかりです!!」

京太郎(他県に行って驚いたのは見渡しても山がないことなんだよなー)

明華「あ!あの山高い!あれはなんて山ですか!?」

京太郎「あー、あれは槍ヶ岳といいまして」



明華(はしゃぎすぎました、はずかしい……)

京太郎(はしゃいでて可愛かったなぁ)

京太郎「よーし、到着」

明華「ここは、スワ、ですね?」

京太郎「そうだな、せっかく長野にきたんだから、諏訪大社、ヤマ、蕎麦、温泉、フルコースで楽しまないと」

明華「オ、オソバ、楽しみです!」

京太郎「んじゃあまず諏訪大社にi」


ーいろいろとカットー


京太郎「つきました、ここが旅館です」

明華「はぁぁ……素敵な量です……」ウットリ

京太郎「じゃけチェックインしてきますからロビーで待っててくださいねー」



京太郎「」

明華「」

京太郎「りょ、旅館のミス、ですから」

明華「そ、そうですね」

京太郎「同じ部屋でも、仕方ないですよね」

明華「そ、そうです、もんね?」



京明(ふわあああああああああああああああ!!!!)

明華「はぁぁ……素敵な量です……」

量ってなんだよ、旅館だよ、アホか



京太郎「」

明華「」

京太郎「布団、一組だけっすね」

明華「まくら、二つですね」

京太郎「……ふ、布団、もらってきm」

明華「京太郎くん」

京太郎「ひ、ひふぃ!?」

明華「……」ギュッ

京太郎「ぁ……」


ドサッ


京太郎(顔近顔近顔近く顔近顔近)

明華「そ、その、ご迷惑でなければ……」

明華「お情け、を」ピラ

京太郎(どこで覚えたねんそんな誘い言葉)



ともかく、おれは湯上りで染まった明華さんの、はだけた浴衣姿、そして誘いの言葉に抗うことができず……



つんつん

京太郎「ん……」

明華「ふふ」つんつん

京太郎「ふぁ……だる、あれ?みょんふぁさん?」

明華「おはよう、京太郎さん」

京太郎「……する?」

明華「もう、えっち」

京太郎「いや?」

明華「……いいえ///」

シュル パサ

カン

T.Ⅲ
trrr.trrr

照『こちらステール、駅前で京太郎を発見した』

和『こちらも確認しました。さすがふなきゅー印のカメラですね』

照『アホ毛に仕込めるサイズの小型カメラで、遠方の原村さんに動画をおくれるなんて』

和『しかし、まさか、私すらしらない間に須賀くんがしらない女とおつきあいしていたなんて……ギリッ』

照『京太郎は私のものだ、私だけのものだ』

和『いいえ、私のものです』

照『NO、私のもの』

和『おっと、言っている間に、きた様ですよ』

照『ん?』

明華「お、お待たせしました」ハアハア

京太郎「はは、寝坊したな?ほら、寝癖ついてる」ワシワシ

明華「きゃふ……んん、もー」ニヨニヨ

照『ギリギリ』

和『ギリギリ』

照『ミッションを開始する』プツン

京太郎「まだ寒いな。この季節は」

明華「そうですねぇ、ハァー……息が白いです」

京太郎「じゃあ、まずどこ行こうか」

明華「あ、ちょっとよりたい店があるんです」

京太郎「おう、じゃあそこいくか」



照『くそ、奴らめこれ見よがしに恋人つなぎしやがって』

和『くやしいのうwwwくやしいのうwww』

照『しかし、いきたい店とは』



明華「ここです!」

京太郎「ん?ここは、男物の服屋じゃないか?」

明華「ふふ、京太郎、マフラーなくて首元寒そうだから、かっこいいの見繕ってあげます」

京太郎「へー、ありがとな」ナデナデ

明華「んもー!私の方が年上なんですからねっ」ニヨニヨ



照『あとで壁殴り代行に面接にいく』

和『あなたトッププロでしょう、私がいきますよ』

照『おい日本ランキング4位』

明華「あー、これなんてどうですか?巻いてあげます」

京太郎「わわ、ちょ!ふがふが……」

明華「ふふ、忍者みたいになりました!」

京太郎「な、なにをするきさまー!」

照『くやしいけど、いいセンスをしている、高身長でシックな色合いの服装で固めた京太郎に、明るい色のマフラーを合わせることで、地味という印象を拭ったふいんきを醸し出している』

明華「ふふ、似合ってます」

京太郎「じゃあお返しに俺も明華にこれを買ってあげようかな」ポス

明華「わっ……ぼうし?」

京太郎「かっこいい帽子も、明華には似合うな」

明華「そ、そうですか、えへ、えへへ……でも、これマフラーより高い……」

京太郎「いいんだよ、明華が俺に買ってくれたことが嬉しいんだから、な?」

明華「京太郎……」



照『ここは本当に店内か?』

和『あぽぽぽぽぽぽぽ』

照『和!?どうした!?和!和ーーーー!!』

照『くそ、和の無線がきれた、私一人でも、任務を遂行してやる』

京太郎「じゃ、次はどこいくか」

明華「ダーツでもしますか?」

照(ダーツってなんでや)

京太郎「ちょっと早いけど、お昼にするか。この前行った店でいいか?」

明華「もちろんーーー」

由暉子「あ」

京太郎「お」

明華「え?」

照『く、またおもちもちが増えた……って、なんでトップアイドルの真屋由暉子が?』

由暉子「え、えっと、え、京太郎さん?」

京太郎「由暉子さん、そういえば、今日はオフなんだっけ?」

由暉子「まぁ、暇でしたのでぶらぶらと。そ、そちらのかたは?」

明華「あ、は、始めまして。こんなところでトップアイドルの真屋由暉子さんに出会えるなんて……雀明華、風神なんて呼ばれたりしてますけど、しがない雀士です」

由暉子(世界ランキング常連の……)

由暉子「と、ところで、その……お二人は、何を」

京太郎「ま、まぁ、デートです」ニヘヘ

明華「今週はもう対局がないので」



由暉子「……」

照(こわっ!こっわ!!今までみた中で一番の無表情!!アイドルのする顔じゃない!!)

由暉子「デート……ですか」

京太郎「ええ、まぁ」

明華(恐い)

由暉子「……ふふ、そうですよね。大切な彼女との約束があったんですものね。ことわられても、しかたがない、ですよ、ね。えへ、えへへ」

京太郎「ゆ、由暉子さん?」

由暉子「……」

明華「……?」



由暉子「えへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへsへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへiへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへnへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへeへへへへへへへへへへへへへへへへへへ」

京太郎「ゆ、由暉子さん?どうしたんですか?由暉子さん!!」

由暉子「あは、は……ごめんなさい、ちょっと頭が痛くて、今日は、もう帰ります」

明華「お、おひとりでだいじょうぶですか?」

由暉子「大丈夫?大丈夫ですよ、きっと、ね」



京太郎「どうしちまったんだ、由暉子さん……」

明華「す、少し恐い人ですね。テレビで見るのと違う……」


照(怖すぎでしょ。おまけにこのテルイヤーには聞き取れたよ、あの笑い声の中の本音)

照(SINE、ね……)

照『こっわ!!』

これはデート断られた世界線なのか?

>>424
だって本編だもん。由暉子デートはおまけだもん、おあそびだもん(ゲス顔)

京太郎「だ、大丈夫だったのかな、由暉子さん」

明華「そうですね……ところで、どこで知り合ったんですか?」

京太郎「ああ、よくうちの店にくるんだよ」

明華「なるほど、こんどサインもらっておいてください!」

京太郎「おいおい……」

照『ほんま残酷やでぇ……仇は取らなくちゃ(建前)』

京太郎「さて、お昼も食べたし、カラオケでもいく?」

明華「あ、いいですね!」

照『なに?まずい、カラオケだと迂闊に潜入できない』

『ザザー……ザたザ……かせて』

照『え?うわ!!』



照『こ、ここは……監視カメラのモニタールーム?え?カラオケの監視カメラってこんなふうなんだ』

照『あ、このモニターに京太郎と明華さんが……』

京太郎「ぶつかり合うたびまたこころがー!」

明華「やぶーれたりほつれたりーすーるーのーはー♪」

照『何デュエットしてんの!?くそ!妨害してやる!何か策は、策は……』

照『そうか!>>426で妨害すれば!』

訂正>>429

ゆきこ凸

おいおい……殺すきか(京太郎を)

断言しておくけどこのスレはそういう殺伐とした雰囲気になることはない

ように努力はする

展開考えるからまた明日

京太郎は、明華の言葉を受け、単身由暉子を追いかける。そして、たどり着いた高台の公園、二人しかいない夕闇の中、由暉子の秘めたる想いを知るのだった

「それでも、貴方は」

照『そうだ!さっきのこわーいこわいアイドルにこのことを告げ口してやる。そうすれば私の手を汚さず邪魔ができる、けひひー!』

照『我ながら、ゲスい……』

「そんなことばかり考えてるから、バチが当たるんですよ」

照『!?』ガバ

「さて問題です。一瞬気を失った後に、あなたをここに連れてきたのは、誰でしょう?」

照『あ、あ、あぁ……』

「正解は……」


由暉子「私でした。時間切れ不正解のストーカー宮永照には罰ゲームです」パチンッ

照『な、なに!?床から手が!フロアマスター!?や、やだ、助けて!たすーーー』



和『いま、照さんの悲鳴が聞こえたような……気のせいでしょうか?あれ?無線機ついてる。なんででしょう』カチ



由暉子「ふぅ……」

由暉子「えへ、えへへ」フラフラ

ガチャ

京太郎「ぉ?」

明華「ー♪」←気がついてない

由暉子「……」フラフラ

京太郎「あ、あれ?由暉子さん?帰ったんじゃ?」

由暉子「見つけました。京太郎さん」

京太郎「い、いや、わけがわからな」

由暉子「えへ」ギュウ

京太郎「ぞあぁ!?」

明華「ふう、歌い終わりました……ん?」

京太郎「な、なにしてんすか!?は、離れてっ!って、力強!?万力!?いたたたたたたたたた!!!」

由暉子「」ギチギチ

明華(182が139にベアハッグされてる図ですか、ていうか、サバ折りですか?)

明華「なんだこれは」

由暉子「誰にも、誰にも渡したくない、あなたは、だれにも」ギチギチ

京太郎「ぐ、げ、ぇ……いやマジで、どこにそんな力が……」

明華「え、え?え?えぇ?」パニック

由暉子「京太郎さん京太郎さん京太郎さん京太郎さん京太郎さん京太郎さん」

京太郎「ぐっ……や」



京太郎「やめろ!!!」ドンッ

由暉子「あうっ」

ガシャーン

京太郎「はぁ、はぁ……ぁ」

由暉子「……」

京太郎「いや、その、ごめん、ていうか、なんでこんなこと……」

由暉子「……」スッ



京太郎「……いっちまった」

明華「ねぇ、京太郎くん」

京太郎「え?な、なんすか?」

明華「追わなくて、いいの?」

京太郎「い、いや、明らかにいまの由暉子さんオカシイし……」

明華「あんなことした理由、少しだけ、わかる気がします」

京太郎「え?」

明華「京太郎くんも、わかってるんですよね?あんなに大胆に攻めよられたんですもの」

京太郎「……」

明華「もちろん私は、離れる気も、譲る気もありません。ですけど……」

明華「いまは、追いかけるべきだと思うんです。だって、同じ人を好きになったんだもの。なんとなくわかるんです」

京太郎「……すぐ戻ってくるから。先にカラオケ出ててくれ」

明華「はい」

ルイスかわいい!ルイスかわいい!

可愛かったのに……


別に安価スレでもなかか、人おらんでも書くゆ。あと寝落ちはごめんなさい。GN粒子がきれたので

京太郎「さて、どこにいるかな……ドラマとかだと、公園が定番なんだけど。それ目当てでとりあえずいくか」

公園についたぞ!(周りに誰もいない)

京太郎(わずか三行でつくとは)

京太郎「まぁ、ここで見つかれば苦労はしないが」

由暉子「」キィコキィコ

京太郎(居たし。ここはあれじゃん?探して探して、暗くなっても探し回って、もう帰ったかって諦めて帰路について、不意によそ見したらそこに居た的な展開じゃないの普通)

由暉子「ぅ、ぇ、あれ。はやい、はやいよ京太郎さん」オロオロ

京太郎「本当ね、探し始めてまだ10分ですよ」

由暉子「そうですか……」

京太郎「……」

京太郎(気まずい……なんか、追いかけるてきなノリだったから追いかけたけど、実際話すことない……どう慰めればいいんだ。順風満帆のまま明華と付き合ってきたから慰め方とかしらんし)ダラダラ

由暉子「その……ごめんなさい」

京太郎「え?」

由暉子「冷静に考えてみれば、わかるんですよ。私が色々いう権利なんて、ないってこと」

由暉子「私と京太郎さんは、そういう仲じゃなかった。だから、あの人と京太郎さんが彼氏彼女の関係になったって、文句を言われる筋合いはないし、私もきっぱり諦めるべきなんです」

由暉子「それなのに、お二人の迷惑を考えずに、勝手に嫉妬して、デートの邪魔までして」



由暉子「そんな情けない自分が、どんどん嫌になって……!!」ポロポロ

京太郎「由暉子さん……」

由暉子「おつきあいを始めたのは、いつ頃からなんですか……?」

京太郎「五ヶ月くらい、前から」

由暉子「っ、あははっ」

由暉子「私が始めて、店によらせていただいたのは、4ヶ月、前……」

由暉子「最初から、勝ち目なんてなかったんです、ね。えへ、えへへ……ふぇ」

由暉子「ぐすっ、あぐっううあぅ……」ポロポロ

京太郎「あの、なんて言ったらいいか……」

由暉子「私はこんな『勝手で、醜くて、嫉妬深い、やつなんです』……」ポロポロ

京太郎「っ!それは違います!!」break!!

京太郎「貴女が醜い?そんなはずはない。自分の行いを振り返って、それを反省できる。そんな人が醜いはずはありません!」

京太郎「そんなことをいうなら、俺は……!」

『逃げた』

『臆病者』

『雀士の風上にもおけない』

『ギャルのパンティが欲しい』

京太郎「俺は、クズ以下の、最低な奴です……」

由暉子「……京太郎さん、わたし、デートの邪魔をしちゃったんですよ?」

由暉子「それでも、貴方は」

京太郎「由暉子さん!」

由暉子「ひっ」

京太郎「確かに正直ムカつきました!」

由暉子「あぅ」

京太郎「それでも、貴女は謝れました!間違いを自覚できました!」

京太郎「よって許します、以上!」

由暉子「……そう、ですか」

由暉子「ありがとう、ございます」ニコッ

京太郎(かわいい)

翌日

京太郎「むー、暇」

尭深「ですね」

明華「む、彼女がいるのに暇ってどーなんですか」

京太郎「俺は公私の区別がつくタイプですからね。仕事中はイチャイチャしません」

明華「ツーンだ。昨日あんまり一緒にいられなかったから、いいじゃないですか」

京太郎「悪態つきつつも買った帽子はかぶってるところが可愛いよ」

明華「もう///」

尭深(爆ぜろ)

ガチャ

京太郎「お、いらっしゃ……」

由暉子「こんにちは」ペコ

明華「むむ?」

由暉子「先日のお詫びをしに……昨日はすいませんでした。これ、どうぞ」

京太郎「いやそんな……これは一体?」

由暉子「今度のライブのSSSチケットです。ネットオークションで10万は下りませんよ」

京太郎「アイドル本人が転売を進めるってどうなのよ……」

由暉子「転売しないのであれば、ぜひみにきてくださいね?」

京太郎「もちろん!いかせてもらうよ」

明華「むむむ」

由暉子「ええ、その時は、精一杯踊って、魅了しちゃいますからね」ウインクッ☆

明華「むむむむむ」

京太郎「は、はは」タジタジ

由暉子(正面から略奪しちゃいますからね?覚悟してください)

明華(なんとぉーーー!?)

尭深(彼女たちの静かな戦いは、幕を開けたのだった)

おまけ フロアマスターに連れ去られた照



照「こ、ここは」

照(目が覚めたら、壁際の椅子に座らされて居た。足と手が固定されてて、逃げ出すことはできない。肘掛けと腰掛けの間、脇腹の横当たりの壁には穴が……いったいこれは)

ニョキ

照「ひっ、て、手が……生えた」

ワキワキ

照「く、くぅ、わ、私に乱暴する気?エロ同人みたいに!!」キッ

ムニュ

照「きゃわん!?」ビビクン

コチョコチョコチョコチョ

照「ど、どこさわって、ああん、やめ、ひひひっ」

フニフニグリグリコチョコチョクリクリ

照「いひひっ。な、なでるな、もむな、つまむな、つつくなぁぁぁ!!あひゃ、あひゃはははははひいいいいい」ジタバタ

コチョコチョコチョコチョ

照「た、たしゅけてええええええ!!」

お仕置き『千手マッサージ(笑)』

む?こんなにも早く安価が埋まるとは!歓迎しよう!安価ファイター!

史上サイキョーの弟子池田
チキチキ!京太郎とキャップの料理談義密着24時!あなたって、本当に最高のパティシエだわ!
京太郎「鍵、やるよ!」
春「霞、姫様、京太郎にジェットストリームアタックをしかける」
孤独(二人)の愚痴

以上の五本だ!できる限り早く仕上げて、早く書きたいものだなぁ!ガンダム!

>>1よ、トランザムは使うなよ

>>474
了解、トランザム

京太郎「池田ァァァァァァァァァァ!!てめっこの生地はなんだぁぁぁぁ!!」

池田「ひぃぃぃぃ!ご、ごめんなさいだし!!」

京太郎「謝る暇があるなら練り直せこらぁ!!」

池田「わ、わかりましたしぃ!!」



京太郎「池田ァァ!このメレンゲたちすぎだぁぁ!!」

池田「よ、よく混ぜろっていったのは京太郎だし!!」

京太郎「限度があんだろぉがぁぁぁぁ!!」

池田「ひぃぃぃぃ!!」


京太郎「池田ぁ!!」

池田「は、はいだし!」

京太郎「うまい!」

池田「え!?あ、えと、ありがとだし!!」



京太郎「はい、今日もお疲れ様。ココアどーぞ」

池田(仕事中と仕事終わりじゃ同一人物だと思えないし)

京太郎「本番は明日ですね。頑張って、成果を出してください」

池田「あ、ありがと……だし!」

翌日だし!この翌日っていうのは汎用性が高すぎるし!



緋奈「クリスマスだし!」

菜沙「チキンだし!」

城菜「プレゼントだし!」

妹「「「そしてなによりケーキさだし!」」」

華菜「ふふふ、今年のクリスマスケーキは姉ちゃんが作ってやったし」

緋奈「(°д°)」

菜沙「(′A’)」

城菜「(^p^)」

華菜「その顔はなんだし!」

城菜「いやーだってー、クリスマスくらいは京太郎さんのケーキ食べたいしー」

華菜「ふふ、そう言ってられるのもいまのうちだし。みよ!!」デデドン!!

菜沙「ほわ!?こ、これは!」

緋奈「こ、黄金色のケーキ!?」

華菜「そう!これぞ、京太郎の指導を直々に受けて作ったケーキ、名づけて、百式!!百年間愛されますようにという願いを込めたケーキだし!」

妹「「「趣味悪!!」」」

華菜「んだとこらぁ!?」

華菜「まったく!文句ばかりいうし!ほとんど三人で食べたくせに!」プンスカ

華菜「せっかくだからブログに乗っけて感想聞くし!」カタカタ



いけかなのブログ

件名 今日作った、須賀京太郎の一番弟子の私作のケーキだし!

[画像]



コメント
趣味悪い
趣味悪いです
悪趣味
金色かっこええやろ!
百式(笑)
種が悪いぞ!ガンダム!
お前はガンダムではない
わたしはいいとおもいますよ
↑美穂子、もう寝ましょう

池田「な、なんだしなんだし!みんな揃って悪趣味悪趣味って!」

池田「ひどいし、こんなのってないし……ん?」

池田ァ!うまそうじゃねえか!:師匠

池田「京太郎……」

池田「ありがと、だし」

カンだし

本編開始前の京太郎と尭深の雑談

京太郎「唐突に思いついたんだけどさ」

尭深「はい」

京太郎「料理っていうのは、味、外見、速度、値段、それ以外にもう一つ、売れ行きを左右する大事な要素がある。それは名前だ」

尭深「名前?」

京太郎「だってさ、カレーって名前が辛くて茶色い汁って名前だったら、食欲わかないでしょ」

尭深「確かに。極端ですけど」

京太郎「どれだけ美味しそうな名前を考えられるかっていうのも、センスがいるよな。例えば……」

京太郎「粗挽き肉団子」

尭深(まんま?)

京太郎「カレー」

尭深「!!」

京太郎「とろみのついたルーの中、小さく切られた野菜が浮かぶ中、そこにまるで場違いかのように存在感を発する、ごろりと転がる大きな肉団子」

尭深「……」

京太郎「でも、これが行きすぎるとダメなんですたとえば、粗挽き肉団子アンドカツレツカレー」

尭深「た、たしかにくどい」

京太郎「では他に例を。さつまいもプリン」

尭深(濃厚なさつまいもペーストが練りこまれたプリン、ゴクリ)

京太郎「モンブランロールケーキ」

尭深(これでもかというくらいに巻かれたモンブランクリーム……くっ)

京太郎「スイカパフェ」

尭深「え、それは別に」

京太郎「え」



京太郎「そうか、俺がオカシイのか。スイカパフェっていってもみんなびみょうなはんのうだもんな」

尭深(みんなに言ったんだ)

京太郎「はい、今夜も始まりました。料理の魔法使い。今回のゲストは福路改め、竹井美穂子=サンです」

美穂子、「こんばんはー」ペコ

ヒューヒューパチパチ

美穂子「まさか、京太郎さんの番組に及びいただけるなんて光栄です」

京太郎「いやいや、俺の方も美穂子さんのテクニックには学びたいところがたくさんありますから、テレビ的にはともかく俺的には願ったり叶ったりです!」

ーテレビの前ー

久「うわー、本当に美穂子出てる。須賀くん。どうかボロを出さないようにリードしてあげて」

文堂「キャプテン!頑張れー!」

ゆみ「しかしこれは、プロ雀士の仕事なのか……?」


京太郎「では本日の課題となるお菓子はこちらです」

『マカロン』デデドン!!

美穂子「えー!?難しいですね!」

京太郎「では、お互いにこのマカロンを作って、試食しあい、意見交換を行う、ということになります。材料は揃えております。では、レッツSUGAキッチン!」

美穂子「が、頑張ります!」

美穂子「まずは、適量の卵白に同量のお砂糖とアーモンドプードルを加えて混ぜ合わせます」カチャカチャ

美穂子「お砂糖を少しづつ足して行って、ツノが立つくらいしっかりとしたメレンゲにします。あ、顔についちゃった」ペチャ

美穂子「ペロ、美味しい♪で、次は粉砂糖とアーモンドプードルをふるいで二回に分けて加えて、ゴムベラでサクッと」マゼマゼ

美穂子「これでマカロナージュになりました。これを絞り袋にいれて、クッキングシートに適当に絞って」

美穂子「オーブンで焼いて完成!」

※竹井美穂子さんの調理描写には編集を加えて要所でカットしてます

京太郎「さて、俺も作るかな。まずはコジマ粒子をプラズマ化させて、と」

京太郎「トランザム!!」カカカッ

京太郎「完成!」

※須賀京太郎センセの描写は編集なしです



京太郎「ではお互いに見せあって、ティータイムといきますか。紅茶どうぞ。砂糖は?」

美穂子「大丈夫です。じゃあ、僭越ながら京太郎さんのをひとくち」パク

美穂子「わぁ!美味しい!」

京太郎(おれの調理シーンみたら失神するだろうな)

京太郎「しかし、夫婦……夫婦?揃ってプロ雀士の美穂子さん。仕事が終わったあとの料理は大変では?」サクサク

美穂子「そんなことはありません。あの人が喜んで食べてくれる姿をみれば、疲れなんて飛んで行っちゃいますから!」

京太郎(たまには作ってやれよ部長)

美穂子「それに、料理は趣味ですから、その機会を取られちゃうのは、正直……」

京太郎「趣味ですか!いーですね……俺なんかは、まぁ知ってのとおり洋菓子店の仕事ですから、そんな考えは持ったことないなぁ」

美穂子「えー、ダメですよ?美味しくなりますようにって思って作らないと、どこか軽薄な味になってしまいますからね?」

京太郎「そこは心配ありません。苦情なんて一度たりともきませんし、言わせない味にするのが俺のモットーですから」

美穂子「うふふ、そうですね。いつも美味しくいただいてます……そういえば、お菓子以外にも料理はなさるんですよね?」

京太郎「もちろん!最近はトルコ料理に凝ってます」

美穂子「あ!ケバブなんて美味しいですよね!」

京太郎「そうなんですよ!まずあの肉廼柱g」

放送時間内に収めることができなかったので今週の料理の魔法使いののこりは来週に持ち越しです(来週なんてこない)

京太郎「えー、あそこからが盛り上がったのに」←オンエアみた

美穂子「残念です、あそこからお互いに納得の行くまで続いたカレー談義が始まったのに」

久(どういうことなの)

カン
なお、料理の魔法使いは孤独のおもちに押されて深夜降格となった

ヒュオオオオォ(吹雪の安っぽい表現)

豊音「3…2…1…」

京太郎「開店ー、うお吹雪か……豊音さん!?ちょっといつからここに直立不動だったんすか!!ああ!左半分が雪に覆われてモノクマみたいに!」

豊音「えくすとりーむー……」ドサ

京太郎「お仕置きしてるばあいじゃなーーーい!!」



豊音「ふぅ……あったかいよー」ポカポカ

京太郎「もう!開店前に並ぶのはいいけど、限度があるでしょう!」

豊音「ご、ごめんなさい!でも、イーピンケーキはそうでもしないと買えないから」

京太郎「そこまでしなくたって、とっといてあげますよ」

豊音「そ、それはズルっこだってー!」

京太郎「……はぁ、しゃーない。豊音さんなら、信頼できるしね」チャリン

豊音「え?これ……鍵?」

京太郎「家の合鍵です。変なことしたら没収!寒かったり暑かったりしたら、それつかって家の居間で待っててください。エアコン使っていいから」

豊音「……ありがとう!大事にするよー!」

京太郎「あんまり他人に見せたりしないでくださいね。お互い、変な噂立てられても困るし」

豊音「うん!」

明華「ふう、疲れました。まさか反省戦があそこまで長引くなんて」

明華「位置的に私の家より京太郎くんの家の方が近いですね……合鍵もあるし、今日は泊めてもらいましょう。夜分遅くに申し訳ないですが」

明華「でも、久しぶりですね……京ちゃんの家に泊まるの♪」



明華「ー♪」ガチャ

明華「ただいまー、なんて」

豊音「え?」

明華「……」



明華「え?」



明華「そんな訳があったんですね……もう、私になんの報告もなしに、京太郎のばかっもー」

豊音「お、怒らないであげて欲しいよー。私が欲張りだから……」

明華「わかってても、嫉妬しちゃいます。彼女たる私以外にも渡すなんてっ、もー」プクー

豊音「で、でも京太郎くん優しいから」

明華「でもこれは見過ごせません!罰ゲームです!」

豊音「な、なにするのー?」

明華「……トップシークレット、ですよ♪部屋には、入ってこないでくださいね?」パタン


ン アレ ミョンファサン キョウトマッテクンスカ
チョッ ナニシテ ドコサワッテ
フア ヤメ

ギシギシ アンアンギシギシ アンアン
イッチャウイッチャウギシギシ アンアン

豊音「わ、わー///」

照「 」
和「 」

興味以上の対象だ!

京太郎「……」

チクタクチクタク

京太郎「……」

チクタクチクタク

京太郎「暇」



京太郎「いや、本当に暇。休みとはいえこれは……朝からずっと布団に転がりっぱなしだ」

京太郎「なんかしなくちゃ」ムクリ

京太郎「別に無理してなんかする必要も……」ドサ

京太郎「いやいやそんなん時間が持ったいなか」ムクリ

京太郎「せやかて工藤」ドサ

ピンポンパンポンー

京太郎「お?お客さん?はーい」



京太郎「はいー、どちら様、で……」

春「や」

小蒔「お、お久しぶりです!」

霞「こんにちは。去年の神無月以来かしら」

京太郎「永水のみなさん!あれ?初美さんと巴さんは?」

春「安価に選定されなかったからお留守番」

京太郎「そうすか、安価ならしゃーないっすね」

小蒔「か、霞ちゃん!お菓子どんなものを買ってもいいんですか?」

霞「自制はなさいね」

京太郎「え、今日は店休みなんすけど」

小蒔「え」ジワ

京太郎「アーソーイエバシンショウヒンノシショクヲタノミタカッタンダッケー」

小蒔「はい!それ私がやります!」

京太郎「ジャーオナガイシマンモス」

霞(ナイス)

京太郎「して、今日は三人で何をしに?お菓子を買うだけならネットでやってるでしょうに」

小蒔「ハムハム、ハムハム、ごっくん。実はですね、この街を観光しにきたのです。はむはむ」

霞「この街はいまや日本中の雀士たちが集う街。それだけオカルト雀士もたくさんいるわ」

春「オカルトあるところに怪奇あり……ゆえに、私たちが視察にきた……」

京太郎「そんか大事かつ危険な作業に神代さんを連れてきたんすか……」

小蒔「や、やっぱり私は邪魔なのでしょうか……」グス

京太郎「いえ、むしろ主戦力です。他の二人をぜひ守ってあげてくださいね?」

小蒔「は、はい!」

霞「あら、何を言ってるのかしら京太郎くん。あなたもくるのよ?」

京太郎「あぽ?」

小蒔「ふえ?」

春「あなたは……霊媒体質だから……」

京太郎「まじで?」

春「マジマジ」

京太郎
装備
右腕 春
左腕 霞
背中 小蒔

京太郎「……なんで密着してるんすか、三人とも」

小蒔「えへへ、あったかいからですっ」フニュウ

春「はぐれないように」ムニュウ

霞「存外、この街に妖しいのが多いらしくてね?守るために、ね?」グニュウ

京太郎「あのー、巫女三人をはべらして外出してるとなると、俺の世間体が」

霞「その時は神社専属のお菓子職人になりなさい」

小蒔「それいいですね!」

京太郎「やめてください。ていうか今現在くっつかれてる時点でかなりあぶな

明華「京、太郎?」

京太郎「首くくるわ俺」

京太郎「……」

明華「まぁー、わざわざ鹿児島から!」

小蒔「はい、これも巫女の勤めですから!」

明華「大変ですねぇ。小蒔さんは頑張り屋さんですねっ」

小蒔「えへへ、褒められちゃいました」

明華「せっかくですからこの街を満喫してくださいね。そうだ!このそばにいい公園があるんですよ!すごい綺麗な景色で!京太郎、案内してあげてください!」

京太郎「うぇ!?えあ!はい、こちらです!」タタタタ

小蒔「楽しみですー♪」トトトト



明華「で、なんのつもりですか?」

霞「あらあら、何のことかしら」

春「主語がないとわからない」

明華「ふんっ、他人の彼氏に色目を使う色狂いめ、あの子はともかく、あなた方は本当に巫女ですか?」

霞「巫女である前に、一人の年頃の女よ」

春「うん。もう25だし、そろそろ相手が欲しい」

明華「だからってなんで人の彼氏に!!」バン

霞「だって、ねえ?」

春「ねえ」

霞「ね?」

明華「」イライライラ

明華「京太郎くんが浮気しないとはわかっててもムカつくんです!」

明華「だいたい、あの人は浮気はしないけどご飯食べたり鍵渡したりデートしたりは普通にするんです!!心配しますよそりゃ、あんたたちみたいなおもちのバケモノ前にしたら!!」

霞「お、おう……」

明華「わかってるんですよ……京太郎は、あのアラフォーに感覚を破壊されて、すこし世間と常識がずれてるって。でも、それを支えてあげたくて……なのにっ」メソメソ

春(霞、なんか悪い気がしてきた)

霞(ほんとね……でも)

霞「でも、今日は姫様に外の世界を見せてあげたかったのよ」

明華「?」グス

霞「姫様は、近いうちに……いえ、あまり話させないんだけれど、親しい他県の友人と接する機会が、極端に少なくなる。それと同時に私たちもあまり鹿児島を離れることができない」

霞「だから、せめて思い人と一緒に、思い出を作りたくて」

明華「そういうことは早くいう!」バン

春「えっ」

明華「もしもし京太郎くん。今日は三人をバッチリ楽しませてあげてください。もし要求されたら体も許してください、ていうか捧げてあげなさい。NO?あなたはそれでも男の子ですか!据え膳は食え!」

明華「ふう。ではたっぷり楽しんでくださいね」



霞「す、すごい、人ね」

春「勝てる気がしない」

霞「……まぁ、ご好意に甘えて今日は三人で京太郎くんを独占しましょうか」

春「うん」

小蒔「ふたりともー!」パタパタ

京太郎(なんだこれは試練なのか常識の抜き打ちテストなのかあやややダメですダメです男児たるもの簡単に一万点棒を振り込んでしまっては)

霞「さあいくわよ」ギュウ

春「まずはランチへ」ムニ

小蒔「れ、れっつごーです!」フニ

京太郎(耐えられるのか、俺)

カン。デートあんまりしてないな。許してくれフラッグファイター

京太郎「」ポケー

豊音「」パクパク

京太郎「ねぇ、豊音さん。もう4時ですよ?」ボー

豊音「今日はなんにも予定がないから大丈夫なんだー」ニコニコ

京太郎「そっすか」ボー

豊音「」パクパク



京太郎(へいわだ……)ボー

京太郎(美味しそうにお菓子を食べる豊音さんを見ながら、薪ストーブの火を眺める)ボー

京太郎(あの巫女事件とは打って変わって、平和だ)ボー

京太郎(あ、そういえば、パスタを切らしてた)ボー

京太郎「豊音さん」ボー

豊音「なにかなー?」

京太郎「お買い物いきましょう」ボー

豊音「ふぇ!?」

京太郎「すいませんね、付き合わせて」

豊音「べ、別に……」

京太郎「店っていう名目上、お客さん残して出かけるわけにもいきませんからね」

豊音「な、なら帰すだけでも良かったんじゃ」

京太郎「さみしそうだったので」ニカッ

豊音「あぅ///」

豊音(こ、これが彼女もちの輝き……)

京太郎「買い置き含めたパスタを買って……そうだ、なんならうちで晩御飯食べてきますか?京はクリームチーズパスタですよ」

豊音(お、おいしそう!>< でも明華さんの彼氏さんをあれこれするわけには)

京太郎「それに、一人だとさみしいですし」

豊音(え、なにこれさそってるの?最近シロともご無沙汰だし……アリかな?)

シロ(あり)

豊音「!?」ババッ

京太郎「どうしたんすか?」

豊音「な、なんでも」

豊音(あり、なのかな?)

京太郎「ねぇ、もう辞めましょうよ。明日がインフェルノですよ」

えり「うぅはーい……ヒッグ、もしゅこひふひはえー……」

京太郎「今回はまた一段とひどい。どうしたんですか」

えり「……咏が、咏がいっこうに老けないのよ」

京太郎「おお、この間テレビで見ましたよ。相変わらず若々しいですね」

えり「なんで未だに中1クラスの若々しさなのよー……お陰で隣の私は、わたしはぁ……う、うぅ……」

京太郎「いやでも、いままでもそうだったのになんで今になって急に」

えり「親子ですかって聞かれちゃったんですよぉ!!」

京太郎「oh...」

えり「夫婦なのにっふうふなのにぃ!」メソメソ

京太郎「あー、まあ、元気だしてくださいな。えりさんだってそこらの雑草とは比べ物にならないほど若々しいでしょう」

えり「最近腰回りのお肉が……」

京太郎(リアル)

えり「おまけに、最近咏の帰りが遅いの……」

京太郎「ふんふむ」モニュモニュ

えり「和服がいやに乱れてる時があるの」

京太郎「ぬ?」ゴクゴク

えり「私たちが使うのとは違う香水とは違った匂いもする」

京太郎「ほう」パクパク

えり「そしてこの前見ちゃったの、首筋に赤いキスマークが……」

京太郎「」ズルルル

えり「浮気なんて、浮気なんて最低、人間のやることじゃない、そのくせわかんねーなんてごまかして」

京太郎「ま、まぁまぁ、あんがいえりさんの杞憂で、浮気じゃないかもしれないし」コリコリ

えり「あれで浮気じゃないなんて、ある?」

京太郎「百合泡につれてかれたとか」ハムハム

えり「百合泡……?」

京太郎「え?知らないんですか?百合泡」ガンダム

えり「え、えぇ……」

京太郎「いやまぁ百合泡はそれはそれでまずいですけどね」シコシコ

えり「……?」

京太郎「まぁともかく、そういう時は腹を割って話すのが一番ですよ」

えり「でも、いつも知らんけどとかわかんねーとか言われてごまかされて……」

京太郎「そういう時は、逃げ場をなくせばいいんですよ」

えり「え?」



咏「ねえ、なんでベッドに固定されてるのさ?」

えり「あなたが、逃げないようにするためです」

咏「な、なにをするつもりなんだい?わかんねー」

えり「あなたの遅い帰り服の乱れ首筋のあと違う女の匂い態度の違い人間関係オキニイリのお店私の至らないところ全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部」

えり「聞くまでにがしません」

咏「わかんねー……わかんねーよ……」

えり「あくまでも口を開かないというのであれば」カチ

ヴィィィィィィィィィィイィィィン

咏「そ、そのイボイボのついた柔らかそうなゴムブラシはいったい……おまけに、震えてるし、知らんけどぉ……」

えり「これで、上も下も、柔らかくして開きやすくしてあげますね」




んほおおおおおおおおおおおおおしゅごいいいいいいいいい妊娠確実ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

カンンンンンンンンン!!

なお咏ちゃんの愛人は火力つながりでいk(

今後の予定
安価話二つ

京太郎のプロポーズ

ラスボス

安価の話を指定していただこう!
>>574
>>575

あわあわ来襲

涙目の成香を慰める

左腕(精神的な支え)を役満で吹き飛ばされた淡。復習の業火に身を焦がし黄金の髪すらも灼炎に燃え上がる。そして、その戦いの余波で自信を失うものがいた

次回「甘いものは別腹」

それは、体重増加への片道切符

わざわざアプリを削除してダウソし直したのに書き込み欄開いた途端に落ちるという体たらくしかたがないから別の方法で書く書くったら核



京太郎「ふーんふんふん……♪」

尭深「今日はたくさん売れたね」

京太郎「そうっすね。いつもより一部ましくらい」

京太郎「最近は他県からも客がわんさかくるし、この街の発展に貢献してるんじゃなかろか」

尭深「たしかに」

京太郎「さて、大半の商品が消えて残るがわずかなカットケーキとなると、さすがに客も」

淡「見つけたぞ!ソレスタルビーイングゥ!」バン!

京太郎「ルイス!?ルイスなのか!?」

尭深「え?淡ちゃんですよ?」

淡「ケーキを喰らいつくして、期間限定クッキーを食べられなかった恨みを晴らす!!」

京太郎「落ち着くんだ淡!憎しみでケーキを食べても体脂肪率上昇以外何もおこらない!!」

淡「シャレにならないからやめて」

京太郎「はい」

尭深(弱い)

京太郎「ていうか久々じゃん、どうしたんだよ」

淡「襲撃しにきた」

京太郎「え?なんでまた唐突に」

淡「安価に従って」

京太郎「なら仕方がないな」

そのセリフを合図に京太郎は思い切り展示ケースを蹴り飛ばした
迫るそれをすれすれで回避した淡は姿勢を低くし京太郎にタックルをしかける

「まずは足を奪う!!」

両手を地につき、水面蹴り。飛びのいてよけた京太郎にすぐさま飛びかかり渾身の右拳を顔面に叩き込む!!

「ケーキより甘ーよ!!」

京太郎はそれをタイミング良く首をねじり衝撃を殺しそのまま膝を振り上げた!その先には淡の腹。淡は左手をその間に滑り込ませ、衝撃を利用し後ろに飛び退く。ダメージは軽微だ

「くっ!あいかわらずやるね!」

「おめーは弱くなったな」

余裕の表情の京太郎にキッと睨みを飛ばし淡はスタンスを広く取り威嚇するような構えをとった。黄金の髪がゆらゆらと、軟体動物の触手のように揺れ動く

「はは、いーねいーねぇ」

京太郎「楽しすぎて、狂っちまいそうだ!!」

淡「レッツパァーーーーリィーーーーーー!!」

尭深「」



尭深「」

尭深はとばっちりで頭からケーキをかぶっていた

尭深「」バキッガッゴッゲシッ

京太郎「ひでぶっうわらばっあべしっあおおえへげえっ」

あわあわ「」ガクガク

尭深「緑茶神拳奥技睾丸分断斬!!」斬!

京太郎「」



尭深「次はあなた」

あわあわ「ひ、た、たすけ」

尭深「」ズブリ

淡「ひぎ!!?」

尭深「」ズブズブ

淡「い、いやぁ!」

尭深「痛い?」

淡「いたい!!」

尭深「やめて欲しい?」

淡「や、やめてほしい!」

尭深「だめだね」

淡「そんなぁー!」

ズブズブズブズブ

淡「やめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめて!!!」



ズン!!

淡「あへぇ!!!?」

淡「本当にすいませんでした」フカブカ

京太郎「」

尭深「よろしい、許す」

淡「ていうかたかみー、いつからバイトしてたのさ……」

尭深「スレの中盤あたりから」

淡「つまり私はその頃から出番がなくなってたんだね、あわ……」

尭深「というより淡はこのスレではさほど目立っていない」

淡「むー……いいもん!いじけないもん!お菓子食べればいいもん!京太郎は気絶してるし今がチャンス!ただで食べ放題!!」

明華「あら」

淡「えっ、だれこいつ」

明華「あらあら」ガシ

淡「え、ちょ、なんで二の腕つかんでんのやめてそんな雑巾絞りみたいないたたたたたたたたたたたぁぁあぁぁぁぁ!!!」

明華「私の店でそんなこと、見逃すわけには行きません」

淡「なんで!?ここきょーたろーの店じゃん!あんたのじゃないじゃん!!」

明華「将来的には同じです、うふふ」

淡「?」

尭深(あ、もうそこまで考えてるんだ、そろそろ別のバイト探そうかな)

ーある日

「わぁ、素敵なケーキです……」キラキラ

「あ、こっちもすてき……」キラキラ

「お値段もやすい……」キラキラ

「あ、でも体重が、ううっ……」ウルッ

「が、がまんがまん……」トトト



ーーー

京太郎「あー、ひどい目にあった。種なしになるところだった」

尭深「ケーキをかぶせてくるから」ムス

京太郎「悪かったですってば。ていうかだからって思い切り股に膝蹴りはないでしょ」

尭深「洗い流すのに50分かかった」ムス

京太郎「はいはいすいませんでしたー。くそ、あわあわめ……まぁいいか、元から種なしだし」

尭深「ふん」



尭深「え?」

京太郎「ん?」

尭深「……」ダラダラ

京太郎「?…??」

成香「こ、こんにちはー!」ガチャ

成香「って、なんかんですかこの空気……」ウルッ

京太郎「いらっしゃーい」ニコッ

成香(わ!か、かっこいい!)

成香(て、ていうか元男子トッププロの須賀京太郎さん!?なんでケーキ屋に!?)

尭深(どうしよう、想像以上に思い地雷を踏んじゃった)ダラダラ

成香(そしてなんであの人は滝のような汗を書いてるの!?)

京太郎「好きなの選んでくださいねー」

成香「は、はいぃ。あ、これおいしそう。で、でもカロリーが……」

京太郎「カロリー?うちのケーキでそんなの気にしなくていいよ?」

成香「え?低いんですか!?」キラキラ

京太郎「いや、一つ食べればわかる」

成香「?」

京太郎「とりあえずほら、これはサービス。どーぞ」

成香「ど、どーも(ショートケーキですか。イチゴが少し苦手なんですよね、うぅ)」パク

成香「」



ーーー

成香「ご、五個も食べてしまいました……」ガク

京太郎「ね?気にならなくなったでしょ」

成香(あまりの美味しさに身体が死を感知して脳内麻薬が分泌されました……)

成香(というより、ああ、どうしよう、太る、太っちゃう……)メソメソ

京太郎「え!?な、泣くほど美味しい!?」

京太郎「な、泣き止んでくださいよ」オロオロ

成香「す、すいません。でも、ブレーキのゆるい自分が情けなくて」ウルルンッ

尭深(痩せ気味だからもっと食べた方がいいと思うけどなぁ。魚とか)

尭深(日本人は牛乳よりも魚の方が栄養素の吸収が良くて、魚を食べた人の方が、身長や体つきがよく発達するらしい)

尭深(だから私も、妙に胸が(ry)

京太郎「ま、まぁまぁ、ダイエットすればいいじゃないですか」

成香「わ、わたし退治ゅうがおちにくいんです」ウルンッ

京太郎(こんだけ痩せてれば落ちる肉もなくて痩せにくいだろうな)

京太郎「ああもう!おれの店でそんなリアクション禁止!!」ビシッ

成香「ふぇ?!」

京太郎「迫り来る年上のパワハラとか世間の荒波とか、そういうのから逃れて一時の甘味を楽しむ、それがおれの店です。故におれの店でそんな表情しないでください」

成香「ご、ごめんなさ」ウルウル

京太郎「ああまた、もう。はい、これどーぞ」

成香「こ、これは……綺麗」

京太郎「うちの非売品のミニコンペイトウ。飾るのにもいいでしょ?」

成香「あ、ありがとうございます……ふわぁ、すてきです……」

成香「へぇー……プロをやめて、ここでケーキ屋を」

京太郎「そうですよ。師匠に教えてもらったこの技で、辛い思いをした人を笑顔にしてあげたくて」

成香「すてきなお店ですね……今日はありがとうございました」ペッコリン

京太郎「いえいえ、またのおこしをー」

成香(辛い思いをしても、それを教訓に自分の生き方を変えたんだ)

成香(私も、あんな風にすてきな人になれたらいいなぁ)



尭深「あの、さっきの」

京太郎「ん?」

尭深「た、たね、なしって」

京太郎「あぁ、それが?」

尭深「明華さんは」

京太郎「知ってるよー」

尭深「……ごめんなさい」

京太郎「え?いや、謝られても困るな、なんか……」

カン

どうせ後二話で終わりだ、蹴りをつけさせてもらおう!ゆくぞブレイブ隊!

明華「お誕生日、おめでとうございます」

京太郎「ありがとう。乾杯っ」チンッ

明華「ふふ、これでやっと京太郎君も25歳」

京太郎「うん、ついにアラサーだ、おれも」

明華「始めてあった時より、ずっと男前になってますよ」

京太郎「明華に釣り合う男になるにはもっとかっこ良くならないとな」

明華「生意気ですっ」ツンッ

京太郎「わっ」

明華「ふふ、ほっぺむにむにー」ツンツン

京太郎「わ、ひょ、やふぇ、こほっ」

明華「おおきいのにかわいいっ」

京太郎「もう……まだ一口しか飲んでないでしょ?」

明華「美味しいお酒はすぐに回りますね♪」

京太郎「はは、確かにそーだ……」

明華「さて、お誕生日プレゼントのお披露目デーす」

京太郎「お、ありがとー。さ、何をもらえるのかなー」ワクワク

明華「はい、どーぞ」

京太郎「これは、ケーキ!おお、おれの一番好きなガトーショコラを」

明華「不味くはなかったけど、京太郎君のと比べると、やっぱり見劣りしちゃいますね」

京太郎「そんなこと、ないさ」パク

京太郎「うん!世界一美味しいケーキだ!」

明華「もう!ジョーズですね」

京太郎「うん、まるごと一ついけるな」パクパク

明華「えへへぇー……後は、これです」

京太郎「ん?これは」

明華「写真立てです。京太郎君のシンプルな部屋にも合うんじゃないかな」

京太郎「へぇー、いーなぁ……じゃあ、このあと早速写真を飾ろうか!」

明華「ふふ、アルバムから抜くんですか?」

京太郎「あぁ」



京太郎「……」

明華「……」

京太郎「大事な、話があるんだ」

明華「!」

京太郎「誕生日に俺から何かあげるってのも、変な話だけど……これを受け取って欲しいんだ」

明華「……」

京太郎「開けて欲しい」

明華「……」パカ

シンプルな銀に、キラリと輝くダイヤモンド。それはまるで金環日食をそのまま小さく指にはまるようにした、そんな指輪だった

「綺麗」

「月並みじゃ納得いかなくて、給料6ヶ月分だ」

「明華さん、俺は、欠点だらけの男です」

「昔からそうだった。みんなに見捨てられるのが怖いのが理由で、麻雀を必死に練習した。楽しくもなんともないのに」

「麻雀なんて本当は好きじゃなかった。だから俺は一度負けて、壁にぶつかって逃げ出した。みんなはまだ、頑張ってるのに、俺はみんなを見捨てて」

「今の仕事は逃げた先にあるものだ。過程は決して褒められたもんじゃない」

「それに、俺は、君と子供を作ることは、できない」


「でも、それでも!君を幸せにしたい!君を一生食べさせて行く稼ぎはある、覚悟もある!だから!こんな俺のわがままに、一生かけて付き合ってくれませんか!」



京太郎「……っ!」

明華「……嬉しい。とっても、嬉しい」





明華「ごめんなさい、まだ受けることはできません」

京太郎「!!!」

「京太郎君が、自分の弱いところを、勇気を持って私に教えてくれました。すごく、嬉しいです」

違う、そんなんじゃない、隠すのが辛いから、洗いざらいぶちまけただけ。そんな綺麗なものじゃない

「京太郎君が勇気を私に見せてくれました。であれば、私も、このプロポーズをうけるにはまだやらなければならないことが残っています」

やめて そのさきを ききたくない

「私は、小鍛治健夜を倒します。倒して、顔の一切合財を全部断ち切って、そのあとに京太郎君とめいっぱいイチャイチャします」

やめて

「だから、まだ私はそのプロポーズも、この指輪も受け取ってはいけないんです。ごめんなさい」



京太郎「そうか」

明華「ごめんなさい、バカみたいな意地を張って」

京太郎「いや、いいんだ。そうだよな。明華は今、世界ランキング、3位だ」

京太郎「昔の俺と、同じ高さにいる」



京太郎(そうだ、昔の俺も、今の明華と同じ高さにいたんだ。ただ、周りを見てないから、けしきをみてないから、そこがどんなにすごい場所なのかを知らなかったんだ)

京太郎(……)

京太郎「25歳、か」



京太郎「ギリギリ間に合うかも」

明華「え?」

京太郎「お久しぶりです。7ねんぶりくらいかな?」

健夜「……」

京太郎「あの日のこと、今でもトラウマですよ。この日が近づくにつれて、腕の震えがひどくなって、でもね?」

京太郎「隣にこの人がいれば、俺はどこまでも戦える、天和8連続だってできる。一日中ケーキ量産だってできる」

京太郎「だから俺は、あなたに勝って見せます」

京太郎「もう二度と、つまらないなんて言わせません。たっぷり楽しみましょう」



健夜「よろしくお願いします」

チャンプ「よろしく」

京明「「よろしくお願いします」」



健夜(爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ)

チャンプ(((((((°д°:))))))))

ーその洋菓子店は、プロ雀士がたくさん住む、とある街にある

「お、いらっしゃい」

「京太郎、今日こそお菓子教の教祖に」

ーたくさんの人たちの憩いの場、そして同時に腹回りの大敵となるその洋菓子店には

「黒糖だせ!なぁ!菓子屋だ!菓子屋だろう!なぁ菓子屋だろここ!!」

「お前ここでなにやってんの」

ー二人の店員がいつでもにこやかに、美味しいケーキを売っている

「あの……こんにちは」

「あら……ふふ、一年前の闘いぶりですね」

ーその店の店主は、よくノロケ話を話したりするのだが。その話の切り出しはいつもこれだ


京太郎「お菓子作りを極めた結果wwwww」

京太郎「すてきな嫁さんができました」



カン

投げやり感が漂うなぁ!こんなに適当に済ませてしまうとは!万死に値する!!


とりあえず終わったから依頼してきます。次立てるとしたらオールTS逆ハー書くかもしれない。でも、女の子の名前のまま男になるとか辛いよね。和ならカズって読めるけど

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