真「かわいくなりたいな」 (36)

ID:RNAit+q90
代行

代行サンクス

真(…と思って765プロの門を叩いて早半年)

真(いつまでたっても売れる気配がありません)

真(頼みのプロデューサーはといえば…)

真美「兄ちゃ~ん!」

やよい「プロデューサー!」

美希「ハニー!」

P「HAHAHAHAええよええよwwwww」

P「やっぱり中学生は最高だぜ!」

ワイワイキャッキャワイワイキャッキャ

真「はあ…」

真(たまの仕事では学ランや燕尾服着せられるし…ボクは女だよ…)

真(ボクはいつになったらかわいいアイドルになれるのだろう…)

【数日後】

P「真~、真はいるかね」

真「あっ、はい!仕事ですか?」

P「うん、急で悪いんだけど仕事が入ったけど、やる?」

真「はい!やります!やらせてください!!」

P「マジか、ありがたい
俺はその日用事があってついていけないんだけど一人で大丈夫?
そんなに大きな仕事じゃないから平気だとは思うけど」

真「ボクはもう高3ですからね、大丈夫です!任せて下さい!」

真「いや~これでボクもかわいいアイドル坂を登り始めるってわけですね!くぅ~w参ったな~」

P「え?ウン、そうだね」

真「それでそれで!どんな仕事なんですか?」

P「俺も詳しくは知らないんだよね
でもドラマの撮影らしいしヘンな仕事ではないと思うよ
代打で入るだけだしとりあえず行けばなんとかなるでしょ」

真「わかりました!」

P「よろしく、明後日の午後3時に場所は○○ビルのナンヤカンヤ…」

真(ドラマの撮影か…楽しみだな)ワクワク

真(かわいい衣装とか着れるのかな…嬉しいな)ニヤニヤ

P「真?大丈夫?」

真「はっ!すいませんちょっとボンヤリしてました」

真「プロデューサー!ボクあなたのこと多田野ロリコンだとばかり思っていました」

P「は?」

真「でも違いました…この仕事取ってきてくれてありがとうございます!
ボク、絶対にこの仕事を成功させます!見てて下さい!!」

P「あ、うん 頑張って」

真(やるぞ…やってやる…!)メラメラ

P「あっそうだ、当日は動きやすい恰好で来てくれだってさ」

【撮影当日 東映撮影スタジオ】

現場監督「はい、これが君の衣装ね」つ怪人着ぐるみ

真「」

真「コレガ…ボクノイショウ…」

現場監督「いや~最初に予定していたスタントの子がインフルエンザやっちゃってさー
コイツ小さい怪人だから代役探すの苦労したよ
765Pさんには感謝だね」

真「カワイイドコロカ…ニンデンデスラナイ…」

現場監督「時間もないし早く戦闘シーンを撮っちゃおうか
それじゃ菊地君だっけ?今日はよろしくね!」

真「」

ディレクター「よーい…アクション!」

ライダー「変身!トゥ!」

怪人A「シャー!」

怪人B「ウゴャー!」

怪人真「死ねえぇ!ライダあああああああああ!!」

ライダー「ライダーキーック!!(なにこのコ怖い)」

怪人真「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

現場監督「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

後日放送された“仮面ライダー響貴 第72話「恐怖!怪人トリプルアタック!」”において
主人公仮面ライダー響貴と怪人アシュラ公爵との気迫溢れる戦闘シーンが一部特撮マニアの間で話題となった
 なお、アシュラ公爵のスタントを担当した菊地真が撮影中にライダー役の俳優を負傷させ、
東映を出禁になったことは世間ではあまり知られていない

????「菊地真…これは…」

【放送より数日後 近所の公園】

真「学ラン、燕尾服の次は怪人の着ぐるみってなんだよ…」キーコキーコ

真「お蔭で学校ではあだ名がアシュラ公爵になるしあれ以来仕事はないしもう散々だよ…」キーコキーコ

真「ボク、アイドル向いてないのかな…」キーコキーコ

真「かわいくなりたいな…」ピタ

????「ちょっとそこのお嬢さん」

真「え、お嬢さん?」キョロキョロ

????「そう君だよ君」

真「ボクのことですか?」

????「君のことを探していたんだ」

真「え…いったいあなた誰ですか?」

????「おっと失敬、私はこういう者でね」つ名刺

真「PIXY…の、むらかみてるあき、さん…?」

むらかみ「初めまして、菊地真さん 実はあなたを探していたんだ」

真「どういうことですか?」

むらかみ「実は私は映像作家をやっている者でね、今作っているビデオのイメージに合う女優を探していたんだ」

真「女優…」

むらかみ「そう、強さと女性的な美しさを兼ね備えたあなたなら私の作品にピッタリだ!
是非このプロジェクトに参加してほしい」

真「でも…ボクなんかができるでしょうか
男っぽいしアシュラ公爵だし…」

むらかみ「男っぽいだなんてトンデモない!君からは女性の魅力ムンムンのフェロモンを感じるよ!
その上強さと誇り高さもビンビンだ!だからこそめちゃk…おっとなんでもない
とにかく君は男っぽくなんかない!美しい女性だ!そのことはボクが保障する!」

真「むらかみさん…」ジーン

むらかみ「頼む!君がいないと始まらない!
一緒にこのプロジェクトを成功させよう!お願いします!」ドゲザー

真「ちょ…土下座なんてやめて下さいよ
わかりました!そんなにボクが必要っていうのならやりますよ!
それに…美しい女性って言ってくれて嬉しかったし…」ポッ

むらかみ「じゃあこの契約書にサインして」

真「はい!」サインサラー

むらかみ「じゃあ早速撮影スタジオに行こう!まずは衣装合わせからだ!」

真「はい!(ボクはようやく登り始めるんだ、この果てしなく遠いアイドル坂をよ)」

むらかみ(チョロい)

【数週間後】

美希「真クン最近すごいの
なんというかカッコよさだけじゃなくて大人の色気っていうのも出てきたの」

やよい「真さんフェロモンバリバリですゥ~」

真美「最近仕事も人気も増えてきてるしね!何がキッカケなのか教えてYO」

真「別にキッカケなんてないさ
強いて言うなら、日常のすべてにチャンスは転がっている…はっきりわかんだね」ジャサントスマイル

真(そう、あの日あのビデオの撮影以来ボクは変わった
確かに撮っている最中はキツいし辛かったけど、お陰でボクは大人の色気、女性らしい美を手に入れた…)

P「いや~真に仕事の依頼がどんどん舞い込んできて嬉しい悲鳴だよ
こんど横浜で映画を撮るらしいけど、それの主役をやらないかだってさ」

真「はいプロデューサー、やらせていただきます」フェロモンファサー

雪歩「真ちゃん…」ジュン

真「なんだい雪歩、そんなに見つめられたら流石のボクも野獣になってしまいそうだ」ヤジュウスマイル

雪歩「キュウ」ビターン

春香「雪歩が気絶した…だと…」

千早「真…なんというアダルトな色香…」

真「HAHAHAHA」

真(むらかみさんにPIXY…最初は騙されたと思ったけど、今は感謝だね)

 美少年のような魅力とアダルティックな色香を備えたアイドル、菊地真はまさに飛ぶ鳥落とす勢いであった
全国の少女達は真のイケメンっぷりに、全国の男達は真のセクシーさに夢中になった
 真はその中性的な魅力を武器にスターダムを駆け上がり、IA大賞へのノミネートもほぼ確実、優勝候補と謳われる程であったが、
この世は所詮盛者必衰、その攻勢も長くは続かないのは自明の理、破滅の足音はすぐそばまで迫っていたのであった…

黒井「765プロの菊地真め…我らがジュピターを差し置いて爆売れするとは…
クッソ、AVでも見て気を静めるか!」

黒井「うーん最近和姦モノばかりだったから久しぶりにハードな企画モノでわっほいしたい気分だが…」

 監 獄 戦 艦

黒井「むっ」チラッ

黒井「これは良さそうだ」つ監獄戦艦

黒井「はい、これ一週間レンタルで」

黒井「よーし早速見るとするか…」

黒井「え…?この沢木みなみって女優まさか…」

アウアウアアアアンアアアアアアアアアビクビクンバシャッ!ビチャビチャビチャ

ソンナノワカンナイーンンイインンイグイグイグゥウウウウウゥゥウウウビュルッビュルビュルビュルルル

ブリッブリブリブリッボチョチョチョチョチョビチビチビチビチビチビチボジョジョジョジョブババババババ プゥ

黒井「え…なにこれは(困惑)」

【数日後 765プロ】

律子「真!真はいる!?」

真「え?なに?」

律子「なにじゃないわよ!アンタいつのまにAVなんて出てたの?」

真「」

小鳥「もう朝から問い合わせの電話が鳴り止まなくて…」

春香「テレビや新聞はその話題で持ち切りですよ!持ち切り!」

千早「真…」

やよい「真さんAVなんて出ていたんですか…不潔です」

律子「真!出たの!?出てないの!?はっきりしなさい!」

真「…出ました」

伊織「なんてこと…」

律子「くっ… まあ真の処遇は後で考えるとして今は事態の収拾よ
他人のそら似ということにして知らぬ存ぜぬを通せばなんとか首の皮一枚繋がるわ」

真美「あっ!兄ちゃんがテレビに出てるよ!」

記者「私は今AV出演疑惑がかかっているアイドル、菊地真さんの所属する芸能事務所の前に来ています
あ!男性がやって来ました!この事務所の社員の方でしょうか!?」

記者「あのすいません、失礼ですがあなた765プロの方ですか?」つマイク

P「え、あ、はいそうですけれども」

記者「あのー実は御社に所属しているアイドルの菊地真さんに関してなんですけど…」

P「は?ウチの菊地がなにか?」

記者「ちょっとこの映像を見てもらいたいのですが…」ビデオサイセイポチー

P「…」

765プロ一同「…」

真「…(頼む!バックれて下さいお願いしますなんでもしますから!)」

記者「このビデオに出ているのは菊地真さんですね?」

P「うわあ…これは真ですね…たまげたなぁ…」

真「あ…」

律子「真…」

伊織「どうすんのよこれ…」

ドア<ガチャ

美希「みんなおはよーなのー」

美希「なんだか大変なことになってるね
まあミキには関係ないってカンジ」

真「美希…」

美希「おっ!戦艦脱糞ネキゥー!おはよーなの!」

真「」チーン

 一連の騒動で仕事を失い、765プロもクビになり日本に居場所をなくした菊地真は芸能音楽界の大メジャー、ブロードウェイに挑戦すべく単身渡米した
しかし菊地真の実力では本場の舞台に通用するはずもなく更にアメリカでもAV出演がバれ、失意の中日本に帰国することになった
アメリカでのAV出演についての釈明会見は日本でも放送され僅かに話題となったがすぐに忘れられた
大衆はAV女優出身の落ちぶれたアイドルにはもう飽きたのだ
今はもう菊地真がどこにいるのか誰も知ることはできないし誰も知りたがらない
北海道でローカルアイドルとして活動しているとの噂も真偽の程は定かではないし一部の物好き以外は誰も興味を示すことはないだろう
しかし我々はこの現代社会が生んだ悲劇を忘れてはならない
彗星のように現れ消えていったメス豚系アイドル菊地真を忘れてはならない
そして高らかに謳おう
菊地真 監獄戦艦と

地獄エンド

くぅ~疲れましたw

劇場版公開が近づいてきて居ても立っても居られなくなり
私の中の真への愛が暴走していつのまにか書いてしまった
今は反省している
しかし公開はしていない
ID:dJbMVb/20くん!代行ありがとう!じゃあの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月15日 (金) 13:57:02   ID: zkgEprac

ゴミ

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