怜「竜華、ちょっとお金貸してくれへん?」(219)
竜華「えー、また?」
怜「頼むわ、お願い。このとーり」
竜華「もう……今度はいくら必要なん?」
怜「1万円くらい」
竜華「しゃーないなあ、ちゃんと返してや。はい」
怜「わーいありがとー竜華だいすきー」
怜(これでまた奈良に遊びにいけるわ)
憧「ねぇ玄お金貸してよ」
玄「ええっまた? いいけど今度はいくら?」
憧「3万」
玄「そんなに!?」
憧「なに? 貸してくれないの?」
玄「うう・・・はい」
憧「最初から素直に貸せばいいのよ。 んじゃ」
怜「今日は帰るわ」
竜華「もう帰んの?さっき来たとこやん」
怜「病院行かなあかんの忘れとったわ。うっかりうっかり」
竜華「なんや、それなら仕方ないな……」
怜「ほな、また明日な」ソソクサ
竜華「うん、ばいばい」
怜(さて、さっそく玄ちゃんにメールするか)
怜(またそっち遊びにいけるようになったわ、
今週末行ってもいいかな? ……っと)
怜(お、いきなり返信きた)
怜(もちろんOKです!会えるのずっと楽しみにしてました……やって)
怜(へへへ、可愛い子やで)
怜(あー早く週末にならへんかな~)
週末
怜「あ、玄ちゃーん」
玄「園城寺さん! おひさしぶりですっ」
怜「お久しぶりってほどでもないやろ。先月も会うたやん」
玄「私にとってはお久しぶりですよー、
園城寺さんと会えなかった間、ずっごく長く感じてましたから」
怜「そーやったん? なかなか会いに来られんでごめんなあ」
玄「いえいえ、気にしないで下さい」
怜「それより、私と二人っきりの時は敬語とか使わんでええで」
玄「え、いいんですか?」
怜「うん、あと下の名前で呼んでくれてええよ」
玄「あ、うん、ありがとう……じゃあこれからそうするね、怜ちゃん!」
怜「うへへ」
怜(玄ちゃんほんまかわええなー)
怜(確か今日で5回目のお泊りやったから
今夜あたり、そろそろ手ェ出してもかまへんやろ)
憧「あ、それと今日部活行かないから」
玄「え?」
憧「ちょっとしずと遊びに行くから灼と二人で部活の掃除でもしておいて」
玄「え? え?」
憧「じゃあねー」
松実家
玄「どーぞ、上がって」
怜「玄ちゃんの部屋はいつ見ても可愛らしいな~」
玄「えへへ、そんなことないよお」
怜「よっこいしょっと……おっと」フラリ
玄「だ、大丈夫?」
怜「ちょっといっぱい歩いて疲れてしもたわ……
なあ玄ちゃん、膝枕してくれへん?」
玄「うん、おやすいごようだよ」
怜「すまんなあ……どっこらせっと」
怜(あー玄ちゃんの膝枕……やっぱ最高やわあ)
怜(ほどよい肉付きの太ももが私の頭を優しく包んでくれる……
太さも柔らかさもちょうどええ……まさに至高の太ももや)
怜(そして見上げればそこにあるおっぱい……
ほんまエロい体してるでこの子は)
怜(あー、早く夜にならへんかな……)
その夜
怜(お、竜華からメールきとる……
『今家におらんみたいやけど、どこにおるん?
心配やから連絡ちょうだい』……って)
怜(まったく……彼女にでもなったつもりやろか)
怜(私は今から玄ちゃんと二人の夜を過ごすんや。
竜華のことなんか思い出したくもないわ)
玄「どーしたの?怜ちゃん」
怜「いや、なんでもあらへんよ。それより……」
玄「何?」
怜「玄ちゃんって今好きな人とかおるん?」
玄「ふぇっ!? べ、べ、別にいない、けど……」
怜「そっか。よかった」
玄「よかったって……?」
怜「実はなあ私……玄ちゃんのこと結構マジで好きな感じやねん」
玄「えっ、えっ、それって、その……///」
怜(ちょろいな、うへへ)
怜「ごめんな、いきなりこんなこと言うて……
やっぱり女の子同士っておかしいやんな」
玄「そ、そんなことないと思う……
私の友達のSとAも一線超えたお付き合いしてるし……」
怜「じゃあ私の気持ち……受け入れてくれる?」
玄「は、はい……私で良ければ……」
怜「ありがとう玄ちゃん……
私もう……我慢できへーん!」ガバッ
玄「ふゎぁあっ!?」
怜「ずっと玄ちゃんとこうしたいと思っとったんや……」スリスリ
玄「で、でもこんないきなり、こんなこと……」
怜「なんや、そんな緊張せんでええって。
私がしっかり教えたるさかい」
玄「あうううう……」
怜(ついに夢にまで見た玄ちゃんの体……
もうあとは私の思うままに出来るんや)
怜(うへへ、麻雀で鍛えた私のテクで
朝までヒイヒイ言わせたるから覚悟しいや、玄ちゃん!)
その後
玄「…………」
怜「…………」
玄「……あの、もう終わりでいいの?」
怜「ああ、うん……もう終わり」
怜(ううう……まさか玄ちゃんがこんなマグロやとは思わんかった)
怜(というかこれもう不感症の領域とちゃうんか)
怜(私はこんなセックスがしたいんとちゃうねん……
こんなんラブドール抱いてるのと何も変わらへんやないか)
怜(あーあ、せっかく楽しみにしてたのになあ……)
怜(がっつりヤル気まんまんできたから消化不良やわ)
怜(帰りに洋榎ちゃんとこでも寄るかな)
怜「明日朝一番で帰るわ」
玄「え……そんなに慌てて帰らなくても……」
怜「いや帰る」
玄(なんか怒らせるようなことしちゃったかな……)
怜「秘孔性活孔を突いたで。」
玄「えっ!?」
怜「今からあんたは陸に打ち上げられたカジキマグロみたいにビッチビッチや!」
翌朝
怜「ほな、帰るわ。お世話になったな」
玄「……また会ってもらえる……よね」
怜「うーん、どうやろなあ、ちょっと忙しくなりそうやしなあ……
受験とかあるし……病院の方もいろいろあって……」
玄「そ、そうなんだ……それなら仕方ないね」
怜「じゃあまたそのうちメールするわ。ほな」プイッ
玄「あ、はい……」
怜(はーあ、完全に骨折り損やったなあ……だるー)
怜(まあええわ、洋榎ちゃんでお口直しや)
怜「あ、もしもし洋榎ちゃん?」
洋榎『おお怜かいな、どないしたん朝から』
怜「今からそっち行ってもかまへんかな?
あ、今からって言っても着くんは昼ごろになるやろけど」
洋榎『昼間っからかいな。まあええわ、シャワー浴びて待っとくわ』
怜「うん、よろしゅう」
愛宕家
怜「ごめんくださいー」ピンポーン
ガチャ
絹恵「はいはーい……あ、園城寺さんでしたか」
怜「洋榎ちゃんおる?」
絹恵「ええ、いますよ。さっきお風呂入ってたみたいでしたけど」
怜「そーかそーか」
怜(絹恵ちゃんもなかなかのなかなかやな……
こんな細身にこの巨乳は反則やで)
怜(あわよくば姉妹丼……いやこれはちょっと性急か)
絹恵「? どーしました?」
怜「いやあ、なんでもあらへんよ。ほなお邪魔するわ」
絹恵「はい、どーぞ上がって下さい」
怜「今日は監督はおるん?」
絹恵「おかーちゃんならどっか出かけてますけど」
怜「そーかそーか」
洋榎部屋
怜「やっほー」
洋榎「やっときたか~。待ちかねたでー」
怜「ごめんなあ、いきなり家行くとか言い出して」
洋榎「かまへんって、怜の頼みなら断れるわけないやろ?」
怜「嬉しいこと言うてくれるやんか」
洋榎「それより今日はどないしたんやな、昼間っから。
そんな欲求不満な毎日を過ごしてるんか?」
怜「いやあ、そんなことあらへんけど。
どーしても洋榎ちゃんとやりたくなってなあ」
洋榎「なんやそれ、ほんまドスケベやな怜は」
怜「あんた人のこと言えへんやろ」
洋榎「へへ、それもそうやな」
怜「それより、はよやろうや。もう我慢できんわ私」ヌギヌギ
洋榎「このドスケベが~」ガバッ
怜「うへへへ」
事後
洋榎「はぁ~……えがったえがった」
怜「私と洋榎ちゃんはホンマに体の相性がええな~」
洋榎「もう運命の出会いやなこれは」
怜「まあ、確かにここまで相性いい人とはなかなか巡り会えんな。
こんなに感じさせられるんは洋榎ちゃんのときだけやで」
洋榎「怜すっごい喘ぐもんな~。
絹に聞こえてたらどないすんねんって感じや」
怜「そんときゃ絹恵ちゃんも入れて3Pでええやろ」
洋榎「姉妹でやるとか絶対嫌やわ……」
怜「そーかなあ」
洋榎「それより、今度はいつやれる?」
怜「えー、そやなあ……竜華の相手もしてやらなアカンしなあ……
病院も行かなあかんし……木曜くらいでどうや」
洋榎「おっけーおっけー、予定空けとくわ」
怜(洋榎ちゃんは体だけの割り切った関係でいてくれるから楽やわ~)
怜(やっぱセフレはこうでないとな)
怜「ほな、そろそろ帰るわ」
洋榎「ええ、もう帰んのかいな。もうちょっと居てえな~」
怜「今日は病院行かなあかんからな~」
洋榎「怜お得意の言い訳やな。そんなんもう通じひんで」ベタベタ
怜「そんなくっつかんといてや。歩きにくいやろ~」
洋榎「怜はホンマ抱き心地ええな~」ベタベタ
怜「もー……」
浩子「あれっ、園城寺先輩じやないですか」
怜「ふ、フナQ!? なんでこんなとこにおるん?」
浩子「従姉妹の家に遊びに来たらいけませんか?」
怜「え、従姉妹!?」
洋榎「なんや、知らんかったんか?」
怜「そ、そういえば目元が似てなくもないな……」
浩子「園城寺先輩こそ何してるんです?」
怜「ちょっとな、遊びに来ただけや。あはは……」
洋榎(なあ、ウチと怜の関係……浩子にバレたらやっぱヤバいか?)
怜(あったりまえやろ、竜華の耳に入ったらエラいことになるわ)
浩子「何ひそひそ話してるんです?」
怜「べ、別になんでもあらへんよ」
浩子「というか二人っていつのまに仲良うなったんですか?」
怜「この前姫松と合同練習したときにな」
洋榎「インハイのときに仲良うなってな」
浩子「バラバラやないですか」
怜(出会い系サイトで知り合ったとは言えん……)
浩子「それよりさっき、なんか二人ベタベタくっついてませんでした?」
怜「ああ、それは……な、あの、あれや」
洋榎「怜が貧血気味やったから、支えてたんや、うん」
浩子「ふーん……」ジロジロ
怜「ほ、ほな私もう帰るわ、またな」
洋榎「あ、うん、また今度な」
浩子「…………」
翌日
怜「あー、やっぱ竜華の膝枕は最高やなー」
竜華「うふふ、光栄やわ」
怜「なでなですんのも上手やし、ホンマ天国やで~」
竜華「ウチも怜のこと膝枕すんの大好きやで」
怜(昨日はフナQに洋榎ちゃんと一緒にいること見られてしもたなー……
まさか竜華に告げ口するとは思わへんけど……うーん)
怜(フナQそういうとこキッチリしてそうやからな~。
どうやろ、微妙なとこやなあ)
竜華「どないしたん?」
怜「いや、なんでもない……
それより竜華、ちょっとお金貸してくれへん?」
竜華「えええ、また? この前貸したとこやんか!」
怜「お願いや、頼む! 今月ちょっとピンチなんや、このとおり!
1万円……いや、5千円でいいから、なっ」
竜華「はあ、もう……しゃあないな、今回は貸したげるけど……
ちゃんと返してや、ほんまに……はい5千円」
怜「わーい、ありがとう」チュッ
竜華「ちょっ、もう///」
怜「えへへ、チューしたった」
竜華「いきなりせんといてよ、アホォ///」
怜(ほんま竜華はちょろい女やなあ。将来ダメ男にひっかかりそうや)
怜「おっと、そういや今日も病院行かんとアカンかったんや」
竜華「え、そうなん?」
怜「すまんな竜華、続きはまた今度な」
竜華「つ、続きって……もう///」
怜「はーあ、今日は5千円だけか~。
東京まで行くにはだいぶ足らへんなあ」
怜「せっかくてるてるが今週は暇やって連絡くれたのに」
浩子「てるてるって、宮永照のことですか?」
怜「うわっ!? フナQ、いつからそこにいたん……!?」
浩子「まあ、さっきからですかね」
怜「びっくりさせんといてや、もう……」
浩子「宮永照とも仲いいんですねえ」
怜「友達は多いほうがええやろ。何か文句あるんか?」
浩子「いえ、ないですけど……それより」
怜「なんやな」
浩子「いっつも清水谷先輩からあんなふうにお金借りてるんですか?」
怜「なんや、覗いてたんかいな……悪趣味やなあ」
浩子「あんまり友達同士でお金の貸し借りはせんほうがええと思いますけどね。
しかもかなりの高額ですし」
怜「フナQには関係あらへんやんか。
私と竜華が同意の上で貸し借りしてるんやからな」
浩子「同意してたらええというもんでもありませんよ。
相手の善意につけ込むってこともありますからね」
怜「それ私のことか? フナQ、先輩に対して失礼やろ」
浩子「気分を害されたならすいません。
でもこういうことはキッチリしといたほうがええと思って」
怜「アンタには関係ないやろ、ほっといて……
ほな私、今日は病院行かんとアカンからもう行くで」
浩子「…………」
怜「はあ、なんとか切り抜けられたな。フナQは勘鋭そうで怖いわ」
怜「さてと、てるてるにTELするか」ピッポッパ
プルル
照『あ、もしもし園城寺さん?』
怜(ワンコール以内に出よったで……)
怜「てるてる久しぶりー。メール読んだで、今週暇なんやろ?」
照『うん、ちょうど何の予定も入ってないから、その……
できれば久々に会ってほしい』
怜「かまへんよー。でも私、今月ちょーっとピンチでなあ」
照『えっ』
怜「東京の方まで行けそうにないんや……」
照『わかった、じゃあ私が大阪まで行く』
怜「え、来てくれるん? 悪いな~」
照『いい。この前は園城寺さんが東京まで来てくれたから、今度はこっちの番』
怜「そーか、じゃあそういうことで。また詳しいことは後でメールするわー」
怜(こら都合がええわ、こっちから出向かんでも済んだで。
これからずっと宮永照の方からこっちに来てもらうことにしよっかな~)
翌々日
怜「おーい、てるてる~」
照「園城寺さん……久しぶり。遅くなって申し訳ない」
怜「いやいや、予定の時刻ぴったりやでー」
照「そう、ならよかった」
怜(直接会うのは何ヶ月ぶりやったかな……
なんか前に会った時よりぐんと可愛くなってる気がするわ~)
怜(女っぽくなってるというか、色っぽくなってるというか)
怜(あかんわ、なんか見てたらムラムラしてきたわ)
照「今日はこれからどうするの」
怜「そうやなあ、じゃあとりあえずご飯でも食べよか。案内するわ」
照「うん」ニコッ
怜(クッ、可愛い……なんでこんな可愛く見えるんや!
おとといから今日に備えてオナ禁してたせいか!
あかんな、もう我慢できへんで……!)
怜「なあ、ちょっとこっち来てくれへんか」
照「?」
照「ねえ、どうしてこんな人気のない路地裏に……」
怜「まあええからええから」
照「園城寺さん……」
怜「おっと、二人っきりの時はなんて呼ぶんやったっけ?」
照「う……と、とっきー……」
怜(かっ、かわいいいっ……!)
怜「あー、もう我慢できひん!」ガバッ
照「ちょっ……こんなところで……」
怜「ちょっとだけやから、かまへんやろ」チューッ
照「ん……んぐ……」
怜「ん~、てるてる~」チュー
照「と、とっきー……」ハァハァ
竜華「何をやっとるんや……何をやっとるんや!!」
照「!?」
怜「りゅ、竜華!? なんでこんなとこに……」
竜華「怜っ……あんたっ……いっつもっ、こんなっ……
こんなことしとったんかっ……ウチにっ……隠れてっ……こそこそとっ……」
怜「こ、これはちゃうねん、ちょっと貧血気味やったから、
支えてもろてただけやねん……な、そうやんな」
照「え、あ、うん」
竜華「通じるかっ……そんな嘘っ……あんたの言うことはすべて嘘、嘘、嘘っ……!
ウチのこと好きやって言うたんも……借りた金を返すって言うたんも……
今になってようやく分かったっ……すべて嘘っ……!」
怜「ち、ちゃうって竜華、私が一番好きなんは竜華で……」
竜華「それも嘘っ……この場を切り抜けるためだけの虚言……でたらめっ……
そうやってウチを丸め込んでっ……またウチの想いに付け込みっ……
無制限に金をせびるっ……これがあんたの常套手段っ……!」
怜「きょ、今日はちょっと宮永さんと遊んでるだけやって……
インハイのときに仲良くなって、それで……」
照「そ、そうそう」
竜華「宮永照っ……この脳みそド腐れゲロ豚ビッチ……
怜も許せんが……お前も許せんっ……同罪っ……同罪だっ……」
照「っ……」
竜華「許さんっ……二人とも……そして……怜と遊んだすべての女……
突き止める……必ずっ……」
浩子「落ち着いてください、清水谷先輩」
竜華「ふう、ふう……」
怜「フナQ、やっぱりあんたがチクったんか」
浩子「別にチクったわけやありませんよ。
私も園城寺先輩がこんなことしてるっていう確信はありませんでしたからね。
ただちょっと……清水谷先輩の相談に乗ってあげただけです」
怜「ちっ……これやからメガネキャラは」
浩子「清水谷先輩、もう行きましょう。
これ以上ここにいたら清水谷先輩の精神衛生にようありません」
竜華「怜、明日部室来いや……話あるからな」
怜「わかったわかった」
照「…………」
怜「はあ、どうなることかと思ったけど……さっさと切り上げてくれて助かった」
照「あの人、すごく怒ってた……怖い……」ブルブル
怜「すまんな、怖がらせてしもて」
照「うう、とっきー……」
怜「大丈夫やで、私がしっかり慰めてあげるからな……うへへ」
へただなぁ怜ちゃん。へたっぴさ。欲望の解放のさ・せ・か・た・が・へた☆
>>96
寝取るだけなら安心だな
ラブホ
照「はあ、はあ、はあ……」
怜「ふう……やっぱてるてるとのエッチは最高やなあ」フキフキ
照「そう?」
怜「普段おとなしいクールな子がエッチの時は乱れに乱れる、ってのが萌えるわ」
照「そ、そんなに乱れてたのか私……?」
怜「なんや、自覚なかったんかいな。
もうめっちゃくちゃにエロかったで、たまらんわ」
照「うう、恥ずかしい……」
怜「さてもう一回やろか」
照「あの、それより……清水谷さんのことはいいの」
怜「え、ああ……あんなんどうとでもなるわ。てるてるは気にせんでええよ」
照「でもあの人、私にも憎悪をむき出しに」
怜「大丈夫大丈夫、私が何とかしとくから。それよりもう一回戦」
照「も、もう3回くらいしてる……あっ」
怜「うへへへ」
>>103
鉈持った魔王とか、ガソリンとライター持ったお姉ちゃんとか色々来そうだな
翌日
怜(はーあ、昨日の竜華めっちゃ怒ってたなあ。まあそりゃそうか)
怜(このまま竜華に振られたら、もうお金貸してもらえんようになる……それは嫌や)
怜(なんとか言い訳せなあかんけど……
まあ色々下準備はしといたし、多分大丈夫やろ~)
ガチャッ
怜「やあ竜華、もう来とったんか」
竜華「遅かったな。わざと遅れて気を焦らせる……それが女遊びのコツか?」
怜「そんな小手先の小技なんか使わんでも、みんな私のこと好きになってくれるねん。
それは竜華が一番よく分かってるやろ?」
竜華「ぐっ……」
怜「で、話って何?」
竜華「アンタには言いたいことがいっぱいあんねん……
今日は部活ないから誰もこの部室に来うへんし、じっくり話せるな」
怜「そうやな」
竜華「じゃあまず一つ……今まで貸したお金、全部返して」
怜「いきなり金の話かいな。みみっちいなあ」
竜華「みみっちいとかいうレベルとちゃうわ。
今までいくら貸したと思ってんねん」
怜「いくら借りたっけ」
竜華「30万や! ウチのお年玉貯金、もうすっからかんや!」
怜「おお、そんなに借りてたんか。すまんかったな」
竜華「すまんかったな、で済むわけないやろ。
ウチはな、アンタのためやと思って貸してあげてたのに……
貸したお金、何に使ったんや? 白状しい!」
怜「主に交通費、宿泊費かな……奈良に行ったり、東京、北は岩手、南は鹿児島まで」
竜華「そんなに手広く愛人を作ってたんか……」
怜「方言Hって最高に萌えるな」
竜華「やかましいわ! はよ返せ、30万!」
怜「全部使ったよ。もう残っとらんわ」
竜華「じゃあバイトでも小遣い前借りでもして返さんかい!
30万がどんだけの大金か分かってんのか?」
怜「その大金をぽんぽん貸してくれたんは竜華のほうやで」
竜華「うるさい、そんなん屁理屈や」
竜華「それからもうひとつ!」
怜「なんやな」
竜華「……怜とウチは恋人同士やなかったんか?
怜はウチのこと、好きじゃないんか?」
怜「竜華のことはもちろん好きやで。大好きや」
竜華「ほな……」
怜「でも私は他の子のことも同じくらい好きやねん」
竜華「そ、そんなんアカンわ……恋人っていうのは1人だけにしなアカン」
怜「うん、だからみんなとは恋人同士にはなってへん。
ただの体だけの関係や。セフレっちゅうやっちゃな」
竜華「そんな……そんなアホな理屈が通じるわけあらへんやろ!」
怜「…………」
竜華「体の関係っちゅうんは、ホンマに大事な人とだけやるもんや!
誰とでもしてええもんとちゃう! それは大事な人への裏切りにもなるんやで!」
怜「…………」
竜華「分かってんのか、怜!?」
セーラ「ブシツニハイルデー」ガチャ
怜「セーラ、なんやその格好…」
セーラ「・・・。」ざわ…ざわ…
怜「いつからタモさんになったんや?」
セーラ「どしたんや、竜華。大声出して」
竜華「セーラ、何してんの……今日部活ないで」
セーラ「え、そうなん? それより何やってたんやな、喧嘩か?」
竜華「喧嘩なんかと違う、怜がアホなことを……」
怜「助けてセーラぁっ!」ガバッ
セーラ「ちょ、怜!?」
怜「竜華が……竜華が私に根も葉もないこと言ってきて……」グスッ
セーラ「な、泣いてるんか?」
竜華「おいこら、嘘泣きすな!」
怜「嘘泣きなんかとちゃうもん……
竜華、さっきからホンマにひどいことばっかり言うてきて……
私めっちゃ傷ついた……セーラ、助けてえ……」
セーラ「よしよし、泣くな泣くな……
竜華、何があったか知らんけど怜を泣かしたらアカンで」
竜華「なっ……騙されたらアカンでセーラ、怜の言うことは嘘ばっかりやからっ!」
セーラ「それをどないして証明すんねん」
竜華「う、そ、それは……」
竜華「あ、そうや、証人がおるわ。ちょっと待ってて」
怜「うう、セーラぁ……」ナミダメ&ウワメヅカイ
セーラ(可愛い……こんな可愛かったか怜って……?)
竜華「……あれ、なかなか電話出えへんなあ」
セーラ「証人って誰のことやねん」
竜華「浩子や。怜の悪行は浩子もよう知っとる」
怜「私悪行なんかしてへんもん」プンプン
セーラ(かわいい……)
竜華「ああ、やっと出たわ……浩子、今大丈夫か?
ちょっと今セーラが来とってなあ、怜のやったことをセーラにも……」
浩子『……はあ、はあ……清水谷先輩……すみま、せん……』
竜華「な、なんや、どないしたん?」
浩子『私は、もう……先輩の、味方は……』
竜華「どうしたんやな、浩子! 何があったんやな!」
浩子『ごめんな、さ……あああっ、あっ、あかんっ、またイッてまうぅぅぅ!!』
竜華「浩子ぉぉぉぉっ!!」
浩子『あひい、ひい……先輩、私はもう……堕ちるところまで堕ちてしまいました』
竜華「浩子、しっかりしい、浩子ぉぉ!」
浩子『この快楽のために……私はもう先輩の味方は、できません……』
竜華「浩子ぉ……」
浩子『あふん、あんっ、またいぐっ、おまんこいぐううううううう!!!
あ、ああうっ、あんっ、あああっ、んほおおおおおっ!!!』
竜華「そんな、アホな……」
怜(グッジョブやで、洋榎ちゃん……)
竜華「…………」
セーラ「で、浩子はなんて言うてたんや?」
竜華「怜っ……アンタ、どこまで卑劣なんや!
浩子をこんな目に合わせて、無理やり、口封じみたいな……」
怜「何のこと言うてるんか分からへんわ……
竜華、でたらめばっかり言うのやめてえな……」
セーラ「そうやぞ竜華、いいかげんにせい」
竜華「だからっ、違うって言うてるやろっ!
悪いのは全部怜っ、怜なんやっ!!」
セーラ「いいかげんにしろっ、竜華!」
竜華「!!」
セーラ「どっちが正しいかは俺には分からんけど……
とにかくちょっと落ち着いたほうがええ。そのあとで冷静に怜と話し合え、な」
竜華「う……」
怜「行こう、セーラ……今日の竜華怖いわあ」ギュ
セーラ「お、おう///」
竜華(うう……中立ぶってるけど完全に怜の味方やないか……)
セーラ「しっかし、竜華と怜が喧嘩なんて珍しいなあ」
怜「やっぱり私のせいで怒らせてしもたんかな……
許してもらえるまで竜華とは会えへんのやろうな……寂しいな」チラッ
セーラ「!」
怜「なあセーラ、竜華と仲直りするまで……私と一緒にいてくれへん?」
セーラ「お、おう……それくらい、おやすいごようやで……」
怜「うへへへ」
ラブホ
セーラ「はあ……はあ……」
怜「ふう……まあまあやったな」
セーラ「これがセックスっちゅうやつか……」
怜「やっぱセーラ処女やったんやな」
セーラ「や、やかましいわ……ほっといてくれ」
怜「いやあ、そういうとこも可愛いと思うで」
セーラ「な、なに言うてんねん、アホ!」
怜(ふん……セーラもチョロいな)
怜(いや、セーラだけやない。女の子は皆チョロいんや。
みんな私のことを好きになってくれるんや。なんでもヤラせてくれるんや)
怜(竜華だって私に何十万も貢いでくれたし)
怜(でも、もうええかな、竜華は)
怜(なんか面倒くさいことになってしもたしなあ)
怜(もう潮時かな。ええ機会やし、さっさとバイバイしとこ)
ドスッ…フラグやぁ
翌日
竜華「怜、話ってなんなん?」
怜「借りてたお金、返そうと思って。ほら、30万」
竜華「い、一日で用意したんか? まさか危ないことしたんと……」
怜「ちゃうちゃう、私のお年玉貯金崩したんや」
竜華「なんや、それならよかった」
怜(全国のセフレから1万円ずつ振り込んでもろたとは言えんな)
竜華「うん、きっちり30万円あるな……もう貸さへんからな?」
怜「ええよ、私ももう借りるつもりあらへんから」
竜華「そっか、それならよかった」
怜「金貸してくれん竜華には、用ないからな」
竜華「えっ!?」
怜「その30万は借金の返済かつ手切れ金ってことで。ほな」
竜華「ちょっ、怜!? 怜っ、待ってえな、怜ぃっ!」
怜「もう連絡してこんといてな」
竜華(このあと、怜は麻雀部をやめた……
まあインハイが終わってからは3年生はほぼ引退状態やったんやけど)
竜華(怜は今でも全国を飛び回って女遊びを続けてるらしい。
交通費や宿泊費は相手の女の子に出させているようだ)
竜華(怜はもうウチには目もくれず……
学校の中ですれ違っても挨拶もしてくれへん)
竜華(結局、怜はウチのことを好きでもなんでもなかったんか?
ウチは都合のいい財布でしかなかったんか?)
竜華(中学時代からの怜との思い出は……全て嘘やったんか)
泉「どうしたんです先輩、なんか浮かない顔してますけど」
竜華「え、ああ、ちょっとな……」
泉「なんか悩みとかあるなら、私で良かったら聞きますよ!」
竜華(泉……泉はまっすぐでええ子やな……ウチや怜とは大違いや……)
泉「元気だして下さい、先輩。
そうだ、先輩が元気になるまで、私がそばに居ますよ」
竜華(本当は怜にこんなふうに傍にいて欲しかった……
でもそれはもう叶わぬ願いや……)
竜華「ありがとう、泉」
なんだこの泉の脇から漂う怜「うへへ」臭は
竜華(怜が私のもとにいない今……この寂しさを埋めてくれるのは誰や)
竜華(誰もおらん……誰も怜の代わりにはなってくれへん)
竜華(じゃあ、もう誰でもええんと違うか。
怜がいないんなら、もう、誰でも…………)
竜華「なあ、泉。ちょっとええかな」
泉「なんですか?」
竜華「ん……」ギュッ
泉「ちょ、せ、先輩!?」
竜華「ごめん、少しだけ……こうさせて」
泉「し、仕方ないですね……」
竜華「泉、んっ……」
泉「ひゃっ、だ、だめですよ、先輩、それは……」
竜華「ええやろ、お願い……」
泉「だめですってえ、こんな恥ずかしいこと……」
竜華「恥ずかしいことあらへんよ、ほら、力抜いて……」
泉「先輩……///」
その後
泉「はあ、はあ、はあ……」
竜華「可愛かったで、泉」チュッ
泉「せ、先輩……いや、お姉様……」
竜華「お姉様って」
泉「もっとしてください……
もっと私に……色々教えて下さぁい……///」
竜華「泉……」
竜華(へえ、ちょっとエッチしただけで、こんなメロメロになるもんなんか?)
竜華(エッチに持ってくのもすぐやったし……
少しテクニックがあればあっさり落としてしまえるもんなんやな)
竜華(こんな簡単に私を好きになる、なんでもヤラせてくれる……)
竜華(なんや、女の子って…………チョロいんやな)
怜「うへへへ」
お わ り
おしまいです
照怜の組み合わせが好きです
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