駄菓子屋「お、おう。いるぞ」
れんげ「でも、昨日の夜ねぇねがプレゼントを靴下に入れてたのん」
駄菓子屋「・・・」
れんげ「しかも欲しいものとちがったのん・・・」
駄菓子屋「何もらったんだ?」
れんげ「大きなくまの人形」
駄菓子屋「なんだ、いいものもらってんじゃん」
れんげ「でも、うちは」
れんげ「うちは、新しい腹巻が欲しかったのん」
駄菓子屋「腹巻っておっさんかよ」
れんげ「腹巻馬鹿にするん?」
駄菓子屋「いや、馬鹿にはしてないけど」
駄菓子屋「お前みたいな子どもがするもんじゃないだろ」
れんげ「でもでも、腹巻してるとおなかがぬくぬくするのん」
れんげ「サンタさんなんで、間違ったのん・・・」
れんげ「あ、わかったのん!」
駄菓子屋「ん?」
れんげ「ねぇねが腹巻持ってるのん」
駄菓子屋「先輩が?」
れんげ「そうなのん!」
れんげ「サンタさんからねぇねぇが預かって」
れんげ「腹巻横取りしたのん」
駄菓子屋「そんな分けあるか」
れんげ「きっとねぇねは罪悪感から、うちにくまさんくれたのん」
駄菓子屋「お前よくそんな難しい言葉しってんな」
れんげ「昨日の金曜ロードショーで覚えました」ドヤァ
れんげ「うちねぇねに自首するように言ってくるのん」
駄菓子屋「おい、ちょっと!」
駄菓子屋「ああ、行っちまった・・・」
駄菓子屋「とりあえず、先輩に電話しとくか」
プルルル
一穂「はいもしもし、宮内です」
駄菓子屋「もしもし、先輩ですか?」
一穂「うん、そだよ」
駄菓子屋「れんげのクリスマスプレゼントのことでお話があるんですけど」
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