上司「ま、今年のクリスマス『も』の方が正しいけど、ね……後輩くんもそのクチ?」
上司「…はぁ、そーよねぇ~……なかなか上手くいかないもんよねぇ…お姉さんも、ここ5年くらいクリスマスは独りきりなのよぉ~…」
上司「毎年一緒にいた女友達も、年を経るごとに一人…また一人と減っていって、ついに独りぼっちになっちゃった…」
上司「ほとんど彼氏と……なかには旦那様と、なんて子もいてさ…なーんか、私だけ置いてけぼり…みたいな……」
上司「…あ、いま軽くバカにしたでしょ、バカにしたわよねぇっ!ふーんだっ!後輩くんだって人のこと言えないくせにっ!」
上司「……いや、待てよ…?でもいま私たちって同じ空間でクリスマスを過ごしてるわけじゃん?…それってよく考えたら、他の子たちと一緒じゃない?」
上司「や…やった!私たち、今年のクリスマスは独りぼっちじゃなかったんだ!もう寂しくなんてないんだ!!やったぁー!!あはははは!!」
上司「………はぁ、虚し………え?手を動かせって…?……はいはい、わかりましたよ~っと…」
みたいな上司が欲しかった
手コキしながらよく喋る女だな
27 28ぐらいなら許せる
上司「はあぁ~、ぜんっぜん終わんないよぉ~……クリスマスだよ?クリスマス!普通定時で終業するもんじゃないのぉ!?」
上司「……ねぇ後輩くん…なんで私たちって、こんなブラックな会社に入社しちゃったんだろうね…?普通ありえなくない?もう2日間帰ってないんだよ?」
上司「…まぁ別に、そんなに辛い仕事でもないからいいんだけどさ?………うがぁぁっ!だめだめっ、これじゃ立派な社畜じゃないのっ!」
上司「はぁ……え?後輩くんはこの会社で良かったって?…いやいや、なんでよ?さては後輩くんも立派な社畜に………え?私と出会えたから…?」
上司「…ふふ、ふふふふふっ!あははははっ!!なにそれぇっ、後輩くんってそんな冗談も言えるんだねぇ!お姉さんちょっとびっくりしたよ!」
上司「はははっ!…あーおっかしぃ~…でもあんまりそんな事言わないほうがいいよ~?」
上司「………お姉さん、本気にしちゃうんだからね…?」ボソッ
上司「ふふっ…ううん、なんでもないよ~?さー、仕事仕事っと!」
上司「だぁぁぁ……終わんねぇぇぇよおぉぉぉぉぉ…いつになったら終わるのよ、これ…」
グゥゥ…
上司「…お腹も減ってきたし……ぁぁああっ!無理!もう無理ですっ、お姉さんはもう動けませんっ!」
上司「……ふぇ、後輩くんコンビニ行ってきてくれるの?……ふぁぁあ…!助かるよ後輩くんっ!今は後輩くんが天使に見えるよっ!」
上司「んー…じゃあ私は赤いき○ねとスーパー○ライねー……いいのいいの、気にしないで?だってクリスマスなのに仕事してんだよ?ビールくらい飲んでも罰は当たらないって!」
上司「…そんだけ、かな?…あ!あー……あとプリンひとつお願い、ちゃんとぷっちんできるやつね?」
上司「あ、あー!また笑った!くぅぅっ…!なによ!別に私が何を食べようと勝手でしょっ!?」
上司「いいじゃないのプリン!子供の頃から好きなのよっ!悪いっ!?…え?『女の子らしくて可愛い』って?」
上司「く…っ!う、うるさいうるさぁいっ!早く買ってきてよ!上司の命令だぞぉっ!ほらっ、しっしっ!」
ガチャッ、バタン
上司「………そっか…女の子らしい、かぁ……何年ぶりだろう、言われたの………ふへ、ふへへへへへ…」
上司「ちゅるっ!ちゅるるるるるるぅっ!ごくっ、ごくっ……ぷはぁっ!ごちそうさま~!…さーて、お次はプリンだぁーっ!」
上司「…って、これぷっちんできないやつじゃん!何やってんのよ後輩くんっ!ほんっと信じらんない!お姉さんのドキドキを返せこのやろー!!」
上司「……!いいこと思いついた!代わりに後輩くんにドキドキさせてもらえばいいんじゃん!私って天才かも!」
上司「ってことで、後輩くんには…お姉さんに……そ、そのぅ…あ、『あ~ん』をしてもらいますっ」
上司「…何よその哀れんだ目は!後輩くんが悪いんだからね!?それに私は上司なんだぞぉ!上司の命令は絶対なんだぞぉ!!」
上司「ほ、ほらっ…早く『あ~ん』してよ!恥ずかしいでしょっ!!」
上司「あ、あ~~…んむっ!…もにゅもにゅ……うまーい!!後輩くんの食べさせてくれたプリンうまぁーい!!!」
上司「で、でも……さすがに恥ずかしいね……これ…///」
盛り上がってるところ申し訳ないんだけど普通に気持ち悪い
>>12
いつも言われる
>>1が一人でこんな文章をポチポチ打ってるの想像して泣いた
>>14
仲良くしようぜ、俺らは仲間さ
上司「時に後輩くん、私の誕生日当ててみて?………ぶっぶー、はずれー!正解は11月4日でしたー!」
上司「へ?なんで急にこんな話したかって?……鈍いねぇ後輩くん…子供が産まれるのは十月十日、なんて言うじゃない?…ほら、逆算してみ?」
上司「……そう、クリスマス…私はクリスマスに仕込まれた子ども、俗に言う『クリスマスベイビー』なのよ…!」
上司「信じらんなくない!?クリスマスに浮かれた両親が授かった子どもが私なのよ!?この絶望感が後輩くんに分かる!?分かってたまるもんですか!!」
上司「だいたいクリスマスってキリストの誕生日でしょぉ!?カップルがイチャイチャする日じゃないのよ!!私もできることなら男の子とイチャイチャしたいわよ!!」
上司「はーっ、はーっ…ごめんね後輩くん、取り乱しちゃったね……まさか大人ににもなってコンプレッスが増えるとは思わなかったわ…」
上司「はぁ……こんな無駄話してるから終わらないのよね…さ、仕事しましょ」
上司「あー……駄目ね、ぜんっぜん集中できないわ…後輩くんのせいなんだからねっ?」
上司「あんまり仕事してないけど休憩ターイム!!後輩くんにはお姉さんを…お・も・て・な・し、してもらいまーす!」
上司「お姉さんルーレットぉっ!ててててててててんてんてん…ててー!おぉっとこれは『お姉さんなでなで』だーっ!」
上司「さあさあ後輩くんっ!思う存分なでなでするがよいっ!ほらっ、上司の命令は絶対って言ったでしょっ!さあ!!」
上司「……分かってるよ後輩くん…そんなにムキになるなって言うんでしょ?……でもお姉さんもね、そろそろ酔いが回ってるんだよ?もうちょっと気遣ってくれても…」
上司「わっ、わわわっ!ほ、ほんとに撫でないでよっ!!まあちょっと嬉しいけどさっ!?いやいやっ、そんなことないけどっ…」
上司「………もう、本当ズルいよね、後輩くん…」
上司「………くぅぅぅっ…!やっっったぁぁあああああ!!終わった!終わったよ後輩くんっ!私たちは!クリスマスと、仕事に勝ったんだよっ!!」
上司「あぁぁっ!もう無理!限界っ!お姉さんは今から寝ますっ!後輩くんも寝よう!!そんじゃ、おやすみっ!!」
上司「………………ねぇ、後輩くん?まだ、起きてる…?…へへへ、ごめんね?なかなか寝付けなくってさ…さっき飲んだコーヒーのせいかな?」
上司「……ふふふ、仕事中は言えなかったけどさ…?後輩くん、結構汗臭かったよ?……へ?私も?…そりゃそうか…私もずっと一緒だったんだもんね……」
上司「……ん?起きたら銭湯に行く?…そんじゃ、私もそうしようかなぁ~…髪も皮脂でギシギシだしね………でも、ここからだと結構遠くない…?」
上司「………そ、そんじゃあさ…私の家に来ない…?ここからだと結構近いし、どっちにしろスーツとか下着も替えなきゃだしね…うん、そう…」
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