コナン「イジワルな灰原!」 (74)
※ovaのネタをパクったコ哀ssです
~博士宅~
灰原(この新作バッグいいわね……)ペラッ
(あっ、こっちのも可愛いかも)ペラッ
灰原「ん?」
【今週の恋愛占いコーナー♡】
灰原(あっきたきた! 今週の占い!)
(この占いけっこう当たるのよね)
(えーと私のは………あった!)
《気になるアイツにイジワルして気をひいちゃえっ!! グッと距離が縮まるかもっ♡ 》
灰原「……」
~翌日 朝登校~
灰原「……」テクテク
灰原「あっ」
蘭「あっ哀ちゃんだ! おはよう哀ちゃんっ!」
灰原「おはようございます」
コナン「よう灰原」
灰原「……」
コナン「ん、 どうした?」
灰原「何でもないわ、おはよう工藤くん」
コナン「おう」
コナン・蘭「え?」
いたい
コナン(バッ バカッ! 灰原っ!)アセアセ
蘭「あ、哀ちゃん……? 今……何て? 」
コナン「あーいや蘭姉ちゃんっ! 違うんだっ!!」アセアセ
コナン「コイツは今、“くどい” 君 って言ったんだよっ!」
コナン「じ、実はボク、最近灰原にずっと付きまとってたからさっ!」
コナン「とうとう “くどい” って言われちゃった、ははは……」チラッ
灰原「……ええ、江戸川くんったら、最近ずっと私にベッタリなんだもの」
蘭「そうなの!? ダメじゃないコナンくん!」
蘭「女の子にイジワルしちゃダメよっ!」
コナン「はは……ごめんなさい……」
コナン(……おい灰原)ジトッ
灰原(……)
~学校 図書室 ~
小林先生「みんなー、静かに読書しましょうねー」
>はーい
シーン
コナン「……」
灰原「……」
コナン「……」ペラッ
ツンツンっ
コナン「ん?」チラッ
灰原「……」
コナン(あれ?……今灰原がツンツンしてきたような気が……)
灰原「……」ペラッ
コナン(……気のせいか)ペラッ
お前らクリスマスの予定は?
..∧_∧
( ・ω・) <おまいらただいま!年賀状が書き終わらねええええ
| ⊃ ⊃ なんだこれ、将棋か
,....::::-,フ,,フ,
イ;;::""::;;::;;::;;:⌒::;::;;:ヾ:;:;ヾ
/:;:;::(;;:::;;::⌒:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ:::;;;)ヽ
--=三__(:;:;:;:::;;;ゝ;;::;:;、:;:;,;;、;:;:ヾ:;::::ヾ:;:;;:;:;;)
--=三__ゞ;;::(.:;:;:;:::::;;;;:;:;.:;:;:;:ノ;:;:;:;ノ:;:;:;;:ノ
ゴォォォオオオ ゝ;;:::;ゝ.....| |..;;:;;ノソ
ゝ''! i_ノ
ツンツンっ
コナン(あれやっぱり!)チラッ
灰原「……」
コナン(………なんだぁ??)
コナン(……ったく)ペラッ
ツンツンっ
コナン(!!)
コナン「おい灰原! なんなんださっきか
歩美「コナンくんっ! シ~ッ! 」
光彦「ちょっとコナンくん、何なんですかいきなり大声出して」
元太「マナー違反だぞっ!!」
コナン「いや、だって灰原が」チラッ
灰原「……」
光彦「あっ! 今灰原さんのせいにしましたね!」
歩美「コナンくんひどいっ」
元太「オメー最低だぞっ!!」
コナン「だって灰原が……オレに何度もツンツンしてきて
光彦「灰原さんがそんなことするわけないでしょう!」
光彦「見てくださいよ!」
灰原「……」ペラッ
光彦「ああやって静かに本を読んでいるじゃないですか」
コナン「でもさっき
歩美「哀ちゃんのせいにするなんてひどいよ……」ウルウル
元太「オメー最低だぞっ!!」
コナン「……わ、分かったよ。 オレが悪かったよオレが」
、、、 , , _
,. -┬i^i、._ ィ`,、,、,、,、,.、'、
. / | | .|=ゞ=、 __l/\ v~/!|
l. l l l \\{f∥ミゞ, ,ィ≪:lf^i もういい・・・!
/ヽ. ノ「,ト、「.lヘ‐iヾ|rー~r〉〉,こlレ'
/ `ヽ//| ト、ヽlイ| |/|{王王王王}ト、
| レニ| lニゝ冫! l!L_, , ,ー, , , ,_」シ’、 もう・・・
ヽ __|ーL|┴^ーヽ>'^ヾ二三シ´\\
,ゝ,/ .}二二二二二二二二二lヽ. ヽ \ 休めっ・・・!
l/ |ト、./´\ ||. レ'´ ̄`ヽ
|| ! 、\ ||. / :|
|| |.l l゙!.|i |ヽ) |l/ / 休めっ・・・!
|| `ヘ)U'J /-─ ,イ.|
|| _ /-─ / ヽ| >>1っ・・・!
|| r‐-゙=っ`ヽ,.--r-─ ''"´ ̄`ヽ / }
||. {三二 | │ / /
||. ヾ=--一'`ーゝ _,. く ノ|
光彦「最初から素直にそう言っておけばいいんですよ」
歩美「ちゃんと静かに読書しなきゃだめだよ」
元太「そうだぞコナンっ!!」
コナン「へいへい……」チラッ
灰原「……」
コナン(ったく……何考えてんだコイツは)
灰原(……)
./ ニYニヽ
r、r.rヽ / (0)(―)ヽ
r |_,|_,|_,|/ ⌒`´⌒ \ ふむふむ・・・なるほどなるほど・・・
|_,|_,|_,|_,| , -) (-、.|
|_,|_,|_人 (^ i ヽ__ ノ l |
| ) ヽノ | ` ⌒´ /
| `".`´ ノ
入_ノ
\_/
/
/
./ニYニヽ
r、r.rヽ. / (0)(0)ヽ
r |_,|_,|_,|/ ⌒`´⌒ \ なるほど…
|_,|_,|_,|_,| , -) (-、.|
|_,|_,|_人 (^ iヽ__ ノ l |
| ) ヽノ | `ー'´ /
| `".`´ ノ
入_ノ
\_/
/
/
~給食の時間~
元太「おっ! 今日はレーズンパンかっ!」
コナン(げっ! オレの苦手なレーズンが!!)
(ちきしょー……何で余計なものをパンに……)ホジホジ
コナン「なあ灰原……このレーズンだけもらってくれねえか?」コソコソ
灰原「イヤ」プイッ
コナン(クッ! )
(……まあいい、どうせ元太なら)
灰原「……」
コナン「なあ元太、この
灰原「センセー! 江戸川くんがレーズン残そうとしてまーす」
コナン(なっ!?)
小林先生「コナンくん! 好き嫌いはダメですよ!」
コナン(は、灰原ー!!)
歩美「ダメだよコナンくん。 大きくなれないよ」
光彦「全くキミもまだまだ子どもですねー」
元太「食いもん残すのはダメッて母ちゃん言ってたぞ!」
コナン(はいばらぁ……)ギロッ
灰原「なあに江戸川くん? 私に食べさせてもらいたいの?」
灰原「はい、あーん」スッ
小林先生「コナンくん! 食べなさい!」
コナン(チッ)
コナン「………あーん」パクッ
コナン(覚えとけよ灰原っ!!)モグモグ
灰原(……)
>>17
おもしろそうだな
~放課後~
光彦「ねえ灰原さんっ! 今週の土曜日は博士がいないんですよね!?」
灰原「ええ、一日中家を空けると言っていたわ」
元太「おいどーすんだよ! 約束してた夜のゲーム大会!!」
元太「博士ん家で出来なくなっちまったじゃねえかよ!」
歩美「うーん……やっぱ大人の人がいないと、お母さん許してくれないし……」
光彦「そうですねぇ……あっ! でもボクの家なら大丈夫ですよ!」
コナン「おっ! それなら光彦ん家にしようぜ!」
コナン(オレん家(探偵事務所)にならずに済んでよかったぜ)ホッ
(コイツらが押しかけてくると色々とメンドーだからな)
灰原「……」
灰原「多数決にしましょ!」
コナン「は?」
灰原「江戸川くんの家がいいか、円谷くんの家がいいか、小嶋くんの家がいいか」
コナン「いや灰原待て、いま光彦が
歩美「歩美コナンくん家がいいなっ!」
灰原「はい、吉田さんは江戸川くんの家に1票」
コナン「お、おい! だからさっき
元太「オレもコナンの家がいいな! おっちゃんとゲームで勝負してぇしよ!」
光彦「ではボクは自分の家に1票いれときましょう」
灰原「はい今、江戸川くんの家が2票、円谷くんの家が1票」
コナン「灰原! 人の話を
灰原「あなたは?」
コナン「え?」
灰原「あなたはどこに投票するの?」
コナン(くっ! このやろうっ!)
コナン「……オレは光彦ん家に1票だ」
歩美「哀ちゃんはっ!?」
灰原「私は……」
コナン(くそ、こうなったら灰原頼むっ!)
(どうか……光彦ん家に)
灰原「私も江戸川くんの家がいいわ」
コナン「」
コナン(こ、こいつー!!)ギロッ
灰原「あら江戸川くんなーにその目は?」クスッ
コナン(このやろうまたしても~!!)
元太「じゃあコナンの家で決定な!」
歩美「楽しみだねっ!」
光彦「ではコナンくん、土曜日の夜、探偵事務所にお邪魔しに行きますね」
コナン「はぁ……分かったよ」
灰原「よろしくね江戸川くん」
コナン(うっせー!!)
(……何なんだ今日の灰原は?)
灰原(……)
~その日の殺人事件~
目暮「毛利くん! 分かったのかね犯人がっ!?」
コナン(小五郎)『ええ、分かりましたよ目暮警部……』
灰原「……」テクテク
コナン(小五郎)『犯人は……
ピタッ
コナン(ん?)
(灰原どうした? わざわざオレの前まで来ていったい)
灰原(変顔)
コナン(!!)
コナン(小五郎)『うっ……くっ……くっくっ』プルプル
目暮「んー? どうしたんだね毛利くん。 いったい犯人は誰なんだね!?」
コナン(ば、バカかあいつは! こんな時に)チラッ
灰原(変顔2)
コナン(!!)
コナン(小五郎)『ふっ……ふふっ……ふふふふ
目暮「おい毛利くんっ!! 何をふざけているんだねっ!!」
灰原「……」テクテク
コナン(あ、あんにゃろー!!)
コナン(小五郎)『す、すみません目暮警部』
コナン(小五郎)『今回の犯人があまりにマヌケだったもので、つい』
犯人「て、てめー!!何だとっ!! もういっぺん言ってみろっ!!」
灰原(……)
~土曜日 博士宅~
阿笠「では哀くん、帰りは夜遅くになると思うでの」
灰原「え、ええ」ケホッケホッ
阿笠「ん? 哀くん、具合が悪いのかね?」
灰原「大丈夫よ、軽い風邪みたい」
阿笠「まあムリはせんようにな」
灰原「ええ、いってらっしゃい博士」
バタンッ
灰原(……ひどい熱だわ)グッタリ
(工藤くんにイジワルばかりしてたバチがあたったのかしら)
(……)
(結局占いは外れちゃったか……)
(次から別の雑誌を買おうかな……)
~夕方 毛利探偵事務所 ~
歩美「私カービィにするっ!」
元太「オレはドンキーコングだぜっ!」
光彦「ではボクはピーチ姫でいきましょう!」
ワイワイガヤガヤ
コナン「……って」
コナン「どうしてお前らもうゲームしに遊びにきてんだよっ!」
コナン「夜からのはずだろ!?」
光彦「別にいいじゃないですかー」
元太「もう我慢できなかったんだからよ!」
コナン「ったく……」
蘭「いいじゃないコナンくん、賑やかな方が楽しくて!」
蘭「みんな! 夜は蘭お姉さんが、腕をふるってゴハンを作ってあげるからね!」
元太・光彦・歩美「わーい!!」
元太「なあおっちゃん! おっちゃんも一緒にゲームしようぜ!」
小五郎「うるせえぃ! んなガキの遊びなんかやるかぁ!」
小五郎「こちとら仕事で忙しいんだ! やるなら静かにやってくれぃ!」イライラ
蘭「何よお父さんったら……」
コナン(ハハ……今回ばかりは、オレもおっちゃんに同感だぜ)
prrrr prrrr
コナン「ん、電話だ」
ガチャ
コナン『はいもしもし、こちら毛利探偵事務所です』
灰原『あ、工藤くん?』
コナン『……おう灰原か、どうした?』
ワイワイガヤガヤ
灰原『……もしかして、もうあの子達いるの?』
コナン『ああ、なぜか早くも盛り上がってるぜ……ハハ』
コナン『それで……用はなんだ?』
灰原『……悪いけど、私今日はパスさせてもらうわ』
灰原『博士から、車がエンストしたって電話がかかってきたの。挙句サイフも無くしたって』
灰原「だから今からタクシーで迎えに行かないといけないのよ」
コナン『……そうか、分かった』
コナン『あいつらには上手く伝えとくよ』
灰原『悪いわね』
ガチャ
蘭「電話、何だって?」
コナン「あ、別に何でも……あのさ蘭姉ちゃん」
蘭「なあに?」
コナン「ボク今日晩ご飯はいらないや。 なんかお腹の調子が悪くって」
蘭「えっ そうなの!? 大丈夫?」
コナン「うん全然大丈夫っ!」
コナン「あともしかしたら、後でここにはいない時もあるかもしれないけど」
コナン「別に心配しないでね。 寝る前には帰ってくるから」
蘭「もう……いつものことだけど、あまり遠くには行っちゃダメよ」
コナン「はーい!」
コナン(さてと後は……)
コナン「ねえねえおじさん」
小五郎「んあ?」
コナン「お願いがあるんだけど」
小五郎「はいムリムリ、あっちいってろ」シッシッ
コナン「きいてくれたら、コレあげるんだけどなぁ」ピラッ
小五郎「!!」
小五郎「そ、それは……ヨーコちゃんの超レアな……」ガタガタ
小五郎「コナン!! それをどこで!?」
コナン「この前テレビ局の見学に行って、直接会った時もらったんだぁ」
コナン「どう、頼みをきいてくれるおじさん?」ニヤッ
小五郎「……」ゴクリ
小五郎「……よし……言ってみろ」
コナン「ボクは今からちょっと出かけてくるから」
コナン「その間、元太達のゲームの相手をしててほしいんだ」
コナン「なるべくボクがいなくなったことが気づかれないように、盛り上がってね」
コナン「どう?」ピラッ
小五郎「うっ!」
小五郎「……コナン」
小五郎「任せろっ!!」スッ
コナン(さすがおっちゃん!)スッ
ガシッ
歩美「歩美もう一回カービィにするっ!」
元太「オレは今度はクッパだぜっ!」
光彦「ではボクは、ネスでいきましょう!」
ワイワイガヤガヤ
コナン「おーいオメーら、ちょっと」
光彦「はい?」
コナン「灰原は急な用事で来れなくなったってさ」
歩美「え~」
コナン「まあまあ、どうせアイツはゲームなんかする気なかっただろうし」
コナン「そのかわり、おっちゃんがオメーらの相手をしてくれるってよ」
元太「おっちゃんゲームすんのかっ!?」
小五郎「フッフッフ……いいかボウズども」
小五郎「名探偵っていうのはなぁ……どんなことでも完璧にこなすもんだ」
小五郎「たとえそれがゲームであろうともな」キリッ
歩美「おじさんかっこいーー!」
光彦「名探偵vs少年探偵団! 世紀の対決ですね!」
元太「よっしゃぁ! 早速やろうぜっ!」
小五郎「フッフッフ……」
ワイワイガヤガヤ
コナン(おっちゃん、後は頼んだぜ)
タッタッタッ
~博士宅 夜~
灰原(ハァハァ……だいぶしんどいわね)ゲホッゲホッ
(でもこうして残りずっと寝てれば、明日にはきっと)
ピンポーン
灰原(!)
(全く……誰よこんな時に……)
(玄関まで歩いていくだけでもしんどいっていうのに……)ヨタヨタ
ガチャ
灰原(えっ)
灰原「く、工藤くん!?」
コナン「悪いな、寝てるとこをむりやり押しかけちまって」
コナン「ほら、ベッドまでおんぶしてやるから」ヒョイ
灰原「えっ あ、ちょ、ちょっと//」
コナン「どうせ歩くだけでも辛いんだろ、よっと」ズシッ
灰原(……)
コナン「よいしょっと」テクテク
コナン「……オメー、意外と重
ポカッ!
コナン「……げ、元気はあるみたいで良かったよ……ハハ」
灰原(バカッ//)
(……でもどうして)
コナン「……声だよ」
灰原「え?」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/24(火) 11:58:02.96 ID:SfT5Iigi0
※ovaのネタをパクったコ光ssです
~博士宅~
光彦(この新作バッグいいですね……)ペラッ
(あっ、こっちのも可愛いかも)ペラッ
光彦「ん?」
【今週の恋愛占いコーナー�】
光彦(あっきたきた! 今週の占い!)
(この占いけっこう当たるんですよね)
(えーと僕のは………あった!)
《気になるアイツにイジワルして気をひいちゃえっ!! グッと距離が縮まるかもっ� 》
光彦「……」
コナン「ったく……どれだけ一緒にいると思ってんだ」
コナン「オメーの声を聞けば、電話越しだろうと」
コナン「具合が悪いことくらいわかるっつーの」
灰原「……」
コナン「どうせオメーのことだから、蘭やアイツらを心配させないために」
コナン「バレバレのウソをつくってこともな」
灰原「だって……」
コナン「ほら、ベッドに着いた。 後はずっと寝てていいぞ」
コナン「こっちに来るときにゼリーとか色々買ってきたから、もしよかったら」ガサッ
灰原「……ありがと」
コナン「そういやオメー、熱はどれくらいあるんだ?」
コナン「けっこう高そうだけどな」
灰原「……測ってないわ」
灰原「体温計が見つからなくて……探すのも億劫で……」ゴホッゴホッ
コナン「ふーむ、んじゃちょっとおでこ貸してくれ」グイッ
灰原(あっ)
ピトッ
灰原「……」
コナン「……やっぱけっこう高そうだな」
コナン「顔も真っ赤だしな」
灰原(そ、それはあなたが……//)
コナン「どうだ? 何か食べられそうか?」
コナン「お粥でも作ろうか?」
灰原「……あなたにできるの?」
コナン「バッ バーロー// そんくらいならオレだって」
灰原「……ふふ、じゃあお願いしようかしら」
コナン「ああ! 任せとけ! オメーはゆっくり寝ててくれよな」
灰原「……うん」
>あちっ!! ヤケドしたっ!
>ああ鍋がっ!! パリーンッ!
> ああ皿がっ!!
灰原「……」
コナン「あのさ灰原……やっぱゼリーとかにしとくか? あはは……」
灰原「ふふ」
コナン「な、何だよ//」
灰原「いいえ、あなた特製のお粥が食べたいわ」
コナン「そ、そうか……知らねえぞ、余計具合が悪くなっても」
灰原「ええ、どれだけマズくても、全部食べ切るわ」
コナン「おい」
灰原「ふふ」
コナン「……ふふっ」
灰原「あちっ……ん……」モグモグ
コナン「ど、どうだ?」ドキドキ
灰原「……美味しい」
コナン「えっ ホントに? 別に気遣わなくていいぞ」
灰原「美味しいわ」
コナン「あっ そう……よかった」ホッ
灰原(本当に……美味しい……)
カチャ
灰原「ごちそうさま」
コナン「お、おう……」
コナン(結局完食してくれたのか)
灰原「そういえば」
コナン「ん?」
灰原「あの子達は大丈夫なの? あなたまでいなくなってしまって」
コナン「……まあおっちゃん次第だな」
灰原「?」
~毛利探偵事務所~
歩美「歩美今度はガノンドルフッ!」
元太「オレはデデデ大王だぜっ!」
光彦「ボクの本気、ピカチュウをみせましょう!」
小五郎「この名探偵毛利小五郎のプリンに敵う者はいないっ!」
蘭「みんなー! ご飯できたよー!!」
~博士宅~
灰原「ねえ工藤くん」
コナン「ん?」
灰原「もう向こうに戻っていいわよ、来てくれてありがと」
コナン「いや、博士が帰ってくるまではこっちにいるよ」
コナン「オメー1人だけじゃ心配だからな」
灰原「あら、私もずいぶんと舐められたものね」
コナン「ほら、黙って寝てろって。 体の具合はどうだ?」
灰原「大丈夫よ」ケホッケホッ
コナン「ったく……何が大丈夫だよ」
コナン「オメーのそういうところが心配だっていってんだ」
コナン「なあ灰原……頼むからムリだけはしないでくれよな」
灰原「……」
コナン「オメーの体は、オメー1人だけのモノじゃないんだからな」
コナン「お前のお姉さんや、お母さんの分まで……」
灰原「……」
コナン「あ……悪い……変に思い出させちまって」
灰原「……大丈夫よ」
コナン「ただ、オレだってオメーをちゃんと心配してるってことが言いたかったんだ…」
灰原「ええ……ありがとう工藤くん」
(あなたの優しさは、痛いほど……)
コナン「……よし、じゃあもう寝よう! なっ!」
灰原「まだ寝たくない」
コナン「は?」
灰原(寝てしまうのが……もったいなくて……)
コナン「んー、じゃあオレが話をしてやろう」
コナン「あのシャーロックホームズはな、実は薬物依存症で」ペラペラ
灰原「ふふっ」
コナン「えっ? まだ面白いとこはこれからだぞ?」
灰原「あなたその話、何度私に聴かせてくれたと思ってるの?」
コナン「えっ //」
灰原「別にいいわよ、続けて」クスッ
コナン「じゃ、じゃあこの話はどうだ」
コナン「助手のワトスン医師はな、意外にも女たらしの一面が」ペラペラ
灰原「それは4度目」クスッ
コナン「うっ//」
コナン「……ならこれならどうだ?」
コナン「ジェームズ・モリアーティ教授には、実は兄弟が」ペラペラ
灰原(ふふ)
(こんな話をいつも聴かされていた、彼女に同情するわ……)
(でも……そんな彼女が……)
(羨ましくてたまらない……)
コナン「でな、そこでホームズは言ったんだ」ペラペラ
灰原「ねえ工藤くん」
コナン「ん? 話はまだ途中
灰原「今週、あなたにイジワルばかりして悪かったわ」
コナン「……ああそれか、別にもういいよあんなの」
コナン「さすがにオメーの変顔にはビビったけどな」
灰原「もう二度とやりたくないわ」
コナン「なあ灰原」
灰原「ん?」
コナン(変顔)
灰原(!!)
灰原「……ふっ……ふふふふ うっ ゴホッ!ゴホッ!
コナン「あっ! 悪いっ! ごめんっ!! 」アセアセ
灰原「ゴホッ! ゴホッ!……バ、バカッ//」
コナン「いや、仕返しのつもりだったんだけど……スマン」
灰原「タイミングを考えてよね!」ケホッケホッ
コナン「そ、それはお互い様だろ……」
灰原「……ふふ」
コナン「ふふ」
コナン「さ、どうだ。 もう寝られそうか?」
灰原「……」
灰原(最後のイジワル……しちゃおうかしら)
灰原「……ねえ工藤くん……寒い」
コナン「えっ!? 毛布もう一つもってこようか?」
灰原「……」
コナン「えーと……どうすりゃいい?」
灰原「一緒に寝て」
コナン「分かった」
コナン「……ん?」
コナン「え?」
灰原「寒いよぉ……」ブルブル
コナン「灰原…… 冗談だよな?」
灰原「うぅ……寒い……」ブルブル
コナン「お、おい//」
灰原「寒くて……寝られない……」ブルブル
コナン「……」
灰原「うぅ……」チラッ
コナン「……わ、分かったよ//」
スッ
ボフッ
コナン「ほら……これでもう寝ろよ」ドキドキ
灰原「……手、握って」
コナン「は? //」ドキッ
灰原「手が……冷たくて……」
コナン(ったく……// )
ギュッ
灰原「……」
コナン「……」ドキドキ
灰原「……ふふ、ふふふふ」
コナン「な、何だよ//」
灰原「……あなたって優しすぎるわ、ていうかある意味ヒドイ男ね」
灰原「本当はこんなお願い、きいちゃダメなのよ」
コナン「え?」
ガチャ
阿笠「哀くん帰ったぞーい! 具合は大丈夫かねー?」
阿笠「……え?」
コナン・灰原「あ……」
阿笠「し、新一……哀くんに何を……」ワナワナ
コナン「えっ!? あ、いや博士!! コレは
灰原「工藤くんがいきなり私のお布団に潜り込んできたの」
コナン「おいっ!! さっきの “悪かった” はウソかっ!!」
コナン「いや博士、違うんだ! 灰原が
博士「とにかく早く布団から出なさいっ!!」
コナン「はい」
灰原(ふふ……ゴメンなさい工藤くん)
コナン「じゃあ博士も来たことだし、オレはあっちに戻るよ」
灰原「ええ、ありがと」
阿笠「まさか哀くんの具合がそんなに悪かったとはのう」
阿笠「スマンのう……そんな時に出かけてしまって」
灰原「気にしないで博士」
灰原(おかげで……幸せな時間を過ごせたわ)
(彼を独り占めできて……)
(彼女やあの子達には悪かったけどね……)
コナン「んじゃ、後は博士よろしく」テクテク
博士「新一もいきなり怒鳴って悪かったのう」
コナン「おうっ」
コナン「さてと、あいつらはどうしてっかな」
コナン「ん? 雑誌が開きっ放しだ……占い?」
(そーいや灰原のヤツ妙にこーゆうの好きだったな、えーと灰原は……)
《気になるアイツにイジワルして気をひいちゃえっ!! グッと距離が縮まるかもっ♡》
コナン「……」
コナン「まさかな……」
コナン「いや……ありえねえよな! うん! バカらしっ もう行こっと! 」
ガチャ タッタッタッ
《5月生まれの男子の運勢は……意外なあの子と急接近っ♡ 新たな恋の始まりかもっ!》
おわり
見てくれた方、支援してくれた方はありがとうございました
不快になった方はごめんなさい
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