絵里「にこと付き合い始めたら希と三角関係になった話」 (22)

にこ「絵里と付き合いたい」
にこ「絵里と付き合いたい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387584707/)
の続きです。読んでいなくても楽しんでもらえると思います。
前回同様、にこ絵里です。希がそこに介入してきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387788488

- 生徒会室 -


絵里(にこと付き合い始めた、次の日)

絵里(μ’sのメンバーに、にことの関係を言った)

絵里(みんな、応援してくれるって言ってた)

絵里(前までの心配が、馬鹿みたいね)

絵里(にこと付き合い始めて、1ヶ月が過ぎた頃)

絵里(にこが生徒会の仕事の手伝いをしてくれるようになった)

絵里(にこと付き合い始めて、2ヶ月が過ぎた頃)

絵里(希が、生徒会室でキスをしようとしてきた)

絵里(そこに、にこが現れて…)

にこ「希、にこは絵里と付き合ってるのよ、これを伝えるのはさっきと合わせて3回目よ」

希「じゃあ、その証拠は!?証拠はあるん!?」

絵里(ずっとこの調子…)

にこ「ねえ絵里?にこたちは付き合い始めて2ヶ月よね!?」

絵里「え、ええ…そうよ」

希「絵里ち、無理やり言わされてるんやろ!?カードがうちにそう告げてるんやあぁぁぁ!」

にこ「うるさいわね!絵里の言うことが信じられないの!?」

希「にこっちに強要されてる可能性だってある!」

絵里「それはないわよ…希、私はにこが好きなの」

希「…うわあぁぁぁぁぁんっ!」バンッ

にこ「出て行っちゃったわね…」

絵里「ええ…ちゃんと、現実を受け止めてくれてるといいんだけど」

にこ「まさか、希も絵里が好きだったなんて…何も、されてない?」

絵里「大丈夫よ、精神的なダメージは大きいけど…」

にこ「…今日、にこの家に泊まらない?」

絵里「そうしようかしら…にこに癒してもらいたいし」

にこ「あっ、絵里ちゃんがデレた~」ニヤッ

絵里「もう…何言ってるのよ、もう放課後なんだし、そろそろ帰りましょう?」

にこ「も、もうこんな時間!?希との口論、随分長い間続いたのね…」

絵里「ええ、1時間位ね。その間に仕事も粗方片付いたし…早く、にこの家に行きましょ」ワクワク

にこ「そうね…(絵里、かわいい…)」


- にこの家 -


にこ「この間は絵里に料理作ってもらったし、今日はにこが作るわね」

絵里「そんなこと言っても、毎回お互い手伝い合ってるじゃない、付き合う前からこれは恒例みたいなものでしょ」

にこ「そうだけど…なんとなく言いたいのよ、こういうのは」

絵里「ま、わかるけど…じゃあ、今日は何をつくろうかしら」

にこ「半熟たまごのオムライス!これを作るわ!」

絵里「へぇ、にこも料理の腕あげたのね…そんなの作れるようになったのね」

にこ「ふふん、すごいでしょ?じゃあ早速とりかかるわよ!」


~15分後~


にこ絵里「…」

にこ「…ごめん、失敗しちゃった…」クロコゲ

絵里「ま、まあ失敗なんて誰にでもあることよ」アハハ

にこ「や、やっぱりコンビニでお弁当買ってくる…!」ジワッ

絵里「…にこ、泣かないの。子供じゃないんだから。あと、私はコンビニのお弁当なんかより、にこの手料理が食べたいわ」

にこ「絵里ぃっ…!」パアァ

絵里「ほら、食べましょ?」

にこ「うんっ!」

にこ絵里「いただきます」


~10分後~


にこ絵里「ごちそうさまでした」

絵里「黒焦げは見た目だけだったわね、味は美味しかったわ」

にこ「そ、そうだったわね…自分でも驚きだわ」アハハ

にこ「じゃあ、お風呂にしましょうか」

絵里「ええ、いつも通り一緒に入りましょうか」

にこ「うんっ」



- お風呂 -


にこ「相変わらず、絵里の背中は綺麗ね…」ジー

絵里「にこ、その…あ、あんまり見ないで?恥ずかしいから…///」

にこ「後ろから見てもわかるくらい、耳まで真っ赤よ?」ニヤニヤ

絵里「…も、もういいから、早く洗いましょ///」イソイソ

にこ「やっぱり絵里ちゃんは可愛いにこっ☆」


~20分後~
- リビング -


絵里「ふう、さっぱりしたわね」フキフキ

にこ「ねえ、絵里…」

絵里「いつになく真剣な目ね…どうしたの?」

にこ「そろそろ…その、夜の時間も過ごしたいんだけど」

絵里「…ねえ、にこ。これは付き合い始めて5回目くらいのやりとりだと思うんだけど…」

にこ「うん…」

絵里「私達は、まだ学生よ。せめて卒業するまでは、そういうことはなしって言ったでしょ?」

にこ「…」

絵里「卒業したら…その…い、いくらでもやってあげるわよ…///」

にこ「ほんとに!?」

絵里「って、このやりとりも5回目ね…」ヤレヤレ

にこ「でも、にこは今日したいな~…」

絵里「ダーメ。何回言わせるのよ」

にこ「わかったわよー!もう卒業するまでは言わない!」

絵里「わかればいいのよ」

絵里(私だって、したくないと言えば嘘になる…)

絵里(でも、仮にも生徒会長)

絵里(生徒の模範であるべき生徒)

絵里(だから、卒業するまではしない…)


にこ「ねえ、絵里」

絵里「ん、どうしたの?」

にこ「希ってさ、絵里のことが好きなのよね?」

絵里「今日の行動を見る限り、そうみたいね…」

にこ「キスするとこ、見せよっか」

絵里「…何さらっと恥ずかしいこと言ってるのよ」

にこ「だって、また絵里が希に襲われたら…もしかしたら、体に手を出されるかもしれないのよ?」

絵里「にこ、希は生徒会副会長よ?そんな立場である人が、そんなことはしないと思うわ」

にこ「それでもっ!!」

絵里「にこ」

にこ「…」

絵里「希はμ’sのメンバーよ。仲間のことを信頼しなさい」

にこ「それでも…にこは絵里のことが心配なの」

にこ「もしかしたら、にこの知らないところで…絵里が希に取られるんじゃないかって、心配なのよ」

絵里「にこ、こっち向いて、目を瞑りなさい」

にこ「う、うん…」

にこ(ま、まさか…叩かれる…?)ビクビク

絵里「…」チュッ

にこ「っ!?」

絵里「私は、にこのことを愛してるの。そんな私が、希に取られると思う?」

にこ「…」

絵里「私のことを、信じて?」

にこ「…うん、ごめん」

絵里「いいわよ、私もにこと同じ立場だったら、同じことを言ってたと思うわ」


- 寝室 -


にこ「ふわぁ…」

絵里「…そろそろ寝ましょうか、明日も学校だし」

にこ「そうね…じゃあ絵里、来て」

絵里「ええ、もちろん」

にこ「二人でひとつの布団を使うのも、もう慣れたわね」

絵里「こうやって、手を繋ぐのも慣れたわね」ギュッ

にこ「…あとは、こうやって抱きつくのもっ!」モギュ

絵里「にこは本当に甘えん坊ね」ヤレヤレ

にこ「こうすると寝やすいんだもーんっ」

絵里「私も、抱きついてくれてるほうが寝やすいわね」

にこ「ふふ、絵里かわいい」モギュ

絵里「もう…ほら、寝るわよ?時間も時間だし」

にこ「はーい、おやすみ」

絵里「ええ、おやすみ」



~朝~


絵里「にこ、起きて。ごはんできたわよ」

にこ「んぅ…おはよう…」

絵里「先に顔洗ってきなさい、待ってるから」

にこ「うん…」


- リビング -


にこ「なんでにこの家なのに、絵里がごはん作るのよ」

絵里「あなた、起きるの遅かったし…にこの家に泊まった時も、私の家に泊まった時も、朝ごはんは私が担当してるようなものでしょ?」

にこ「そ、それはそうだけど…」

絵里「にこが朝弱いのは知ってるわよ、仕方ないじゃない」ヤレヤレ

にこ「う…ご、ごめん…」

絵里「いいわよ、それより食べましょ?

にこ「うん、そうしましょ」

にこ絵里「いただきまーす」


~15分後~


にこ絵里「ごちそうさまでした」

絵里「もういい時間だし、そろそろ準備して、学校行きましょうか」

にこ「そうね、絵里の制服も取りに行かなきゃいけないし」


- 学校 -


にこ「希は教室に行ったらいるのよね…?」

絵里「まあ、そりゃあいるでしょうね」

にこ「絵里を守らないと…」

絵里「にこ、昨日言ったでしょ?仲間を信じなさい」

にこ「う…でも…」

絵里「そうじゃなきゃ、私にこの事、嫌いになるわよ…?」

にこ「わ、わかったわよ!信じればいいんでしょ!」

絵里「さ、じゃあ教室に行きましょうか」

にこ「ええ…」


- 3年生教室 -


絵里「…おはよう、希」

にこ「…お、おはよう」

希「おはよう絵里ち、にこっち」

にこ「あれ?普通ね…」ヒソヒソ

絵里「ね?だから信じろって言ったでしょ?」ヒソヒソ

希「絵里ち、放課後空いてる?」

絵里「今日は練習もないし、生徒会の仕事も昨日で粗方片付いたし…ええ、少しだけなら大丈夫よ」

希「じゃあ、放課後に屋上来て」

絵里「わかったわ」

にこ「…ねえ、絵里」

絵里「どうしたの?」

にこ「疑うわけじゃないけどさ、もしも希に何か嫌なことされそうになったら…」

絵里「にこ、そういうこと言わないの」

にこ「でも…」

絵里「にこ」

にこ「…ごめん」

絵里「私は大丈夫だから、ね?」ナデナデ

にこ「うぅ…///」


絵里(大丈夫とは言ったものの…私自身、不安もある)

絵里(襲われるかも、とかじゃなくて…告白された時に、どう断ったらいいか…わからない)

絵里(ともかく、考えても仕方ないわよね)

絵里(ちゃんと授業には集中しないと)


~授業中~


先生「で、あるからして…このXは、これを代入して…」

絵里(…集中できない)

絵里(希の方から感じる視線、にこの方から視線)

絵里(それと、放課後のこと)

絵里(本当に、どうしようかしら)


~放課後~

絵里(あっという間に放課後)

絵里「にこ、希のところに行ってくるわ」

にこ「絵里…教室で待ってるから」

絵里「ありがとう。終わったら、一緒に帰りましょう」



- 屋上 -


絵里「…」ガチャ

希「絵里ち…来てくれたんやね」

絵里「ええ、当たり前よ」

希「…絵里ちは、ホンマににこっちと付き合ってるん…?」

絵里「ええ、私はにこと付き合ってるわ」

希「そっか…」

絵里「…」

希「…」

絵里「…話はそれだけ?なら、私は帰るわね…」スッ

希「ま、待って、絵里ちっ!!」

絵里「…」ピタッ

希「絵里ち、こっち来てくれる?」

絵里「…ええ」

希「絵里ち…うちは、絵里ちのことが…」

絵里「…」

希「絵里ちが、好きや」

絵里「ごめん、希」

希「…」ウルウル

絵里「私は、にこと付き合ってるの」

絵里「だから、あなたとは、付き合えないわ」

希「…ふええぇぇぇぇぇん」ポロポロ

絵里「…ごめん」モギュ

希「うぅ…」ポロポロ

希「絵里ち…一つ、お願いがあるねん」グスッ

絵里「何?できることならするわよ」

希「一回だけ…キス、して」

希「そしたら、絵里ちのことは諦める」

絵里「…ごめん」

希「…」

絵里「…」

希「絵里ちぃっ!」ガバッ

絵里「っ!?」ドサッ

絵里(お、押し倒され…っ!?)

希「絵里ち、絵里ち…」ハァハァ

絵里「希、やめてっ…」ジタバタ

希「キスだけ…キスだけやから…」

絵里「や、やめっ…」

絵里(にこ、助けて…)



ガチャッ

絵里希「!?」

にこ「何やってんのよ、希」

希「に、にこっち…」

にこ「絵里から離れなさい」ギロッ

希「う…」スッ

絵里「な、なんでここに…?」

にこ「…し、心配だったからよ」

絵里「ありがとう…」

にこ「ええ、別にいいわ。今はそんなことより希のことね」

にこ「こっちに来なさい」

希「…」トボトボ


パァンッ!


希「っ…」ヒリヒリ

にこ「見損なったわ、希」

絵里「にこ、ちょっとやりすぎじゃ「絵里は黙ってて」

絵里「…」

にこ「あんたね、あんなことしてて恥ずかしくないの!?」

にこ「無理やりあんなことして、絵里の唇を奪えたとして…それで、あんたは嬉しいの?」

にこ「絵里が、あんたが、それで心から喜べるの?」

希「…」ポロッ

にこ「泣いてないで、なんとか言いなさいよ」

希「…さい」

希「ごめんなさい…」ポロポロ

希「にこっち、絵里ち…ごめんなさい」ポロポロ

にこ「…」チラッ

絵里「…希、頭を上げて?別に、私は怒ってないわ」

希「…でも」

絵里「希」

希「…うん」


絵里「あなたは、生徒の模範になるような生徒でないとだめよ」

絵里「生徒会副会長、でしょう?」

希「ごめんなさい…」

絵里「それと、無理やりはダメよ、にこから私を奪い取ってからね、そういうことをするのは」

希「そうやね…」

にこ「これで、にこと絵里の愛情の深さがわかった?そうなら、もう絵里には手を出さないことね」

希「…いや、それは違うでにこっち」

にこ絵里「え?」

希「うちには諦めるなんてできひん」

希「絵里ちが言ったように、奪い取ることだってできるんや」

希「だから…」チュッ

絵里「っ!?」

絵里(ほ、ほっぺに…)

希「うちは絵里ちのことは諦めへんよ!」

にこ「こら、希!にこの絵里になにしてるのよー!」

希「じゃあ、また明日!」ダッ

にこ「ま、待ちなさーい!」ダッ


絵里(希を振ったら、μ’sがどうなるか、私と希の関係がどうなるか、不安だったけど…)

絵里(今まで以上に仲良くやっていけそうね)

絵里(…でも、三角関係になっちゃったわ)ヤレヤレ

絵里(まあ、そういうのもいいかもね、恋愛にはつきもの、かもしれないし)


にこ「おっと」ピタッ

絵里「?」

にこ「ほら、絵里。行くわよ」スッ

絵里「…ええ」ギュッ


おしまい

これにて終了です。
前も大概でしたが、短すぎですね、はい。
あと、キャラ崩壊がありました、申し訳ないです。
次また書くときは、少し長くしたい。
そして、にこ絵里増えろ。
前作共々、読んでくださった方、ありがとうございました。

前作との希の行動に違和感はあったけど乙!

>>18

ご、ご愛嬌ということで(?)
はい、完璧に忘れてました、申し訳ないです

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