あかり「安価で『好き』と伝えてみたい」(278)
【あかりの部屋】
あかり「今日の京子ちゃんのドッキリには驚かされたなぁ」
あかり「死んだ振りしたみんなを見たときは、本当にびっくりしたよぉ」
あかり「まさか口から流れてる血がトマトジュースなんて思わないもんね」
あかり「……あかりもなにかドッキリやってみたいなぁ」
あかり「死んだふりみたいな心配かけちゃうタイプは無しとして……」
あかり「後ろからいきなり『わっ!』って驚かすのも普通だよねぇ……」
あかり「ドッキリだってばらしても、笑って終われるようなものがいいなぁ……」
あかり「……そうだ、こういうのはどうかな?」
あかり「ターゲットの誰かさんを呼んで、二人きりになって、
あかりが真剣な顔で『大嫌い!』って言うの」
あかり「そしてターゲットさんがびっくりしたら成功!」
あかり「……。って『成功!』じゃないよっ!
びっくりするかも知れないけど、ぜんぜん笑えないよっ!!」
あかり「うーん、じゃあ逆に『好きです』って伝えるのはどうかな……?」
あかり「……うん! 真剣に言えば、ちょっとくらいは驚いてくれそう!」
あかり「きまり! ささやかな内容だけど、あかりにはこれくらいがちょうどいいよね」
【1-2教室 朝】
あかり「みんな、おはよう~」
オハヨー アカリチャンオハヨー オハヨウゴザイマス
あかり(さてと、はりきって登校したけど、どうしようかな)
あかり(よし、とりあえずまとまった時間があるお昼休みにやってみよう)
あかり(うまくいくかなぁ。ドキドキしちゃうよ)
あかり(ううん、だいじょぶ! だって今朝、お姉ちゃんにコツ教わってきたもん)
~~~~~~~~~~~
あかね「ドッキリなんだから、相手を驚かせるまで絶対に気付かれたらダメよ?
そのためには、あかりの役割を徹底的に演じきるの」
あかね「あかりは素直すぎて、すぐ顔に出ちゃうから……」
あかね「どんなドッキリか分からないけれど、がんばってね」ニコ
~~~~~~~~~~~
あかり(ありがとうお姉ちゃん。あかりがんばるよ!)
あかり(ドッキリの内容がたいしたこと無さ過ぎて、教えてあげられなくてごめんね)
あかり(よし! やる気出てきたよっ!)
あかり(標的は七森中のみんな!)
あかり(最初のターゲットは……、>>7!)
あやの
あかり(最初のターゲットは……、杉浦先輩!)
あかり(あんまりお話したこと無いけど、このドッキリを機会に仲良くしてもらうのもいいよねっ)
【2-5教室 昼休み】
ガラッ
あかり「すみません。杉浦先輩いらっしゃいますか?」
モブ子「あら、一年生? 杉浦さーん、お客さんよー」
綾乃「はーい。……あら、赤座さん。あなたが呼んだの?」
あかり「は、はい。えっと、今、お時間ありますか?」
綾乃「ええ、大丈夫よ? それで、どういった用事なのかしら?」
あかり「それは……」
【屋上】
あかり(うぅ、緊張してきた。……いきなり杉浦先輩はハードル高すぎたかな)
綾乃「ほら、ここなら大丈夫でしょ? 何か悩み事? 人に聞かれたくないようだし」
あかり(成功のコツ、『役割を徹底的に演じきる』! あかりは杉浦先輩が大好き!)
あかり「あ、あの! あの、杉浦先輩……。私、杉浦先輩のこと、大好き、です……///」
綾乃「え、ええっ!?」
綾乃のリアクション >>15
綾乃「え、えーっと、その……、それは、あの、先輩後輩として、好き、ってことよね……?」
あかり「違いますっ! 一人の女の子として、杉浦先輩のことが好きなんです!」
あかり(うわ、あかりすごいこと言ってる……。な、なんか本当に照れてきちゃったよぉ///)
綾乃「う、うそ……///」
綾乃(こ、これって、こ、こここ、告白? だってそれ以外に考えられないわよね……?)
綾乃(実のところ、前から赤座さんて可愛い子だなぁとは思ってたんだけど)
綾乃(歳納京子にいじれてプクーってしてるところとか……)
綾乃(だ、だめ、ダメよ! 私には歳納京子が……)
綾乃(って別に歳納京子のことなんてなんとも思ってないんだからね!///)
綾乃(あれ? だったら告白受けちゃってもいいんじゃない?)
綾乃(いやいやいや、ダメでしょ! だって私、歳納京子のことが……///)
あかり(すごい勢いで表情が変わってる……)
あかり(あかりの一言でこんな杉浦先輩を引き出しちゃったってこと!?
うわぁ、ドッキリ大成功だよぉ!!)
綾乃(と、とりあえず気持ちの整理がつかないから、この場はなんとかお茶を濁しましょう)
綾乃「>>24」
>>15のつまらなさは異常
綾乃「15のつまらなさは異常よ」
あかり「え?」
綾乃「私ももう、14歳。来年にはもう15……、受験生になってしまうわ」
綾乃「生徒会副会長も我ながらしっかりやってると思うし、
毎日が充実してると思う」
綾乃「でもじきに、15になったら息つく暇もない受験戦争に巻き込まれるんだっていう、
憂鬱さを感じる毎日でもあったの……」
綾乃「でもね、さっき赤座さんが、そ、その、私のことを『好き』って言ってくれて、
ずっと感じてた憂鬱さも閉塞感も全部吹き飛んだ気がするの」
綾乃「私には、こんなに慕ってくれる可愛い後輩がいるんだって!」
綾乃「だから、すごく嬉しかった。赤座さんの言葉。ありがとう」
綾乃「ただ……、ただね、まだ、赤座さんの告白に対して、私の気持ちが整理つかなくて……」
綾乃「ハッキリしなくて申し訳ないんだけど、もう少し時間を頂戴!」
綾乃「だからもう少し時間を頂戴! お願い!」
綾乃「返事は必ずするから! それまで待ってて! じゃあね!」タッタッタ
綾乃(と、とりあえずそれっぽいことは言えたわよね……。自分でも意味分からない気もするけど)
あかり「あ、行っちゃった……」
あかり「ドッキリだった言うタイミングが無かったよぉ」
あかり「でも、すごく喜んでくれてたみたい。えへへちょっと嬉しいかも」
あかり「今度あったとき、ドッキリだって知らせないとね」
あかり「なんにせよ、記念すべきドッキリ一人目、大成功!!」ヤッター
あかり「あかり、満足感でいっぱいだよぉ」
あかり「あ、でもまだ昼休みの時間、充分残ってる」
あかり「もう一人ドッキリしかけちゃおっかな?」
あかり「そうだなぁ、今度は……>>51!」
綾乃
あかり「そうだなぁ、今度は……杉浦先輩!」
あかり「ってさっき仕掛けたばっかりだよぉ!」
あかり「……」
あかり「あかり、また杉浦先輩に会いたかったりするのかな……?」
あかり「あのほっぺ赤らめて嬉しそうにしてる顔、頭に焼き付いちゃってる///」
あかり「で、でも、杉浦先輩は候補から抜かないと……!」
あかり「うぅ、変な感じだよぉ」
あかり「と、とにかく、次は>>62か>>64にするよぉ!」
撫子
りせ
あかり「と、とにかく、次は櫻子ちゃんのお姉ちゃんか松本先輩にするよぉ!」
あかり「櫻子ちゃんのお姉ちゃん、写真で見せてもらったけど、
綺麗でかっこよかったんだよねぇ」
あかり「とはいえ会った事ないしなぁ。なにより今学校だし……」
あかり「でもちょっと気になるよねぇ。帰り、櫻子ちゃんちに寄らせてもらっちゃおうかな」
あかり「となると、今は松本先輩だね!」
あかり「西垣先生のところにいるかなぁ……?」
【理科室】
あかり「すみませーん。松本先輩、いらっしゃいますか?」
西垣「おお、赤座君じゃないか。松本ならそこにいるぞ?」
あかり「あ! 顔が煤だらけじゃないですか!」
西垣「いやあ、また爆発してしまってなぁ」アハハ
あかり「笑い事じゃないですよぉ。大丈夫ですか?」フキフキ
松本「……」コクン
あかり「よかったぁ」
西垣「いつもより爆発が弱かったから問題ないぞ?」
あかり「ダメですよぉ、松本先輩だってか弱い女の子なんですよ?
もっと気をつけないと……」
りせ「……」キョトン
りせ「……」ナデナデ
あかり「?」
西垣「気遣われてちょっと嬉しかったみたいだな。ありがとうと言っている」
あかり「えへへ、なでてもらっちゃった///」
あかり(ってほんわかしてる場合じゃ無かったよ! ドッキリやらないと)
あかり「あの、松本先輩。ちょっとお時間いいですか?」
りせ「……」
西垣「おう、行ってこい行ってこい、こっちは大丈夫だから」
りせ「……」コクン
あかり「よかったぁ。それじゃ屋上行きましょう」
【屋上】
あかり「あの……、いきなりで変かと思われるかもしれないんですけど、
私、松本先輩のこと、好きなんです」
りせのリアクション >>84
どうしようもないくらいの顔真っ赤
りせ「……///」
あかり(うわぁ、すごい真っ赤になっちゃった。か、かわいい……///)
あかり(なにか言ってくれてるのかな……。聞きたい!)
あかり(でも西垣先生がいたら台無しだし……)
りせ「……///」トコトコ
りせ「……///」ギュ
あかり「!?」
あかり(恥ずかしそうに手を握って……、あ、あれ? なんかあかりも顔が熱く……)
あかり「……///」ギュ
りせ「……///」ギュ
あかり(言葉は無くても、なんか……、気持ちはつながってる気がする)
あかり(気のせいじゃないといいなぁ……)
ドカン!
りせ「……!?」
あかり「爆発!?」
りせ「……」パッ
あかり「あ……、手……」
りせ「……」
りせ「……」ペコリ
りせ「……」タッタッタ
あかり「松本先輩……!」
あかり「……行っちゃった」
あかり「きっと西垣先生がまた何か爆発させちゃったんだろうなぁ……」
あかり「仕方ないよね! 松本先輩、西垣先生をすごく慕ってるみたいだし」
あかり「……」
あかり「でも、ちょっと寂しいかな……、あはは」
あかり「って、そうだ、これドッキリなんだよっ!
お姉ちゃんのアドバイスどおり、役割になりきるのも良し悪しだねぇ」
あかり「またドッキリだって言い忘れちゃったな……」
あかり「……」
あかり「き、気を取り直して、放課後また続行続行!」
あかり「次は>>98にしようかな」
チーナ
あかり「次はちなつちゃんにしようかな」
【1-2教室 放課後】
あかり「あ、櫻子ちゃん。帰りにちょっと櫻子ちゃんちに寄ってもいいかな?」
櫻子「え! あかりちゃん、遊びに来てくれるの!? 来て来てー!」
あかり「よかったぁ、それじゃまた後でね」
ちなつ「めずらしいね、あかりちゃん。櫻子ちゃんち寄るなんて」
あかり「うん。ちょっと用事があって」
あかり「それよりちなつちゃん。ごらく部行く前にちょっとだけ時間あるかな?」
ちなつ「いいけど、どうしたの?」
あかり「二人っきりで話したいことがあるの」
ちなつ(これはもしや……、恋の相談!? ついにあかりちゃんも初恋に目覚めちゃった!?)
ちなつ「わかったわ! 私に全部まかせて!」
【裏庭】
ちなつ「ここなら大丈夫よ、あかりちゃん。思いの丈をぶちまけちゃって!」
あかり「う、うん。あのね、あかり……、ち、ちなつちゃんのこと、好き、だったの……」
ちなつ「え……?」
チーナのリアクション >>108
憎しみを込めた視線を向けてくる
ちなつ「……」ギロッ
あかり「ひっ……」ビクッ
あかり(え? な、なに? すごい睨まれてる……!
あかり(こんな顔のちなつちゃん、初めて見るよぉ……)
あかり(もしかして、ドッキリだってことがバレちゃった!?
だからこんなに怒って……)
あかり(で、でも怒ってるっていうより、憎しみのようなものを感じるような……)
ちなつ「あかりちゃん……。私、結衣先輩のこと大好きだって知ってるよね?」
ちなつ「結衣先輩一筋だって、知ってるよね?」
あかり「う、うん……」
ちなつ「ならなんでそんなこと言うの!?」
ちなつ「私が、結衣先輩からあかりちゃんに簡単に乗り換えるような女の子に見えたの!?」
あかり「ち、違……」ガクガク
ちなつ「私の結衣先輩への想いが、あかりちゃんには、そんなに薄っぺらく見えてたの……?」ポロ
ちなつ「あかりちゃんに、そんな風に思われてたなんて、私……」ポロポロ
ちなつ「>>119」
結衣先輩に対する愛が足りないのね!
ちなつ「結衣先輩に対する愛が足りないのね!」グスッ
あかり「えっ」
ちなつ「……ごめんねあかりちゃん。いきなりカーッとなっちゃって」グシ
ちなつ「あかりちゃん、このことに気付かせようとして、『好き』だなんて言ったんだよね?」
あかり「え、えーと、あ! うん! そうだよっ!」
ちなつ「そんなあかりちゃんの思いやりにも気付かないで怒鳴りつけて、泣き出して……」
ちなつ「私、最悪だね……」グス
あかり「そ、そんなことないよっ! いきなり変なこと言い出したあかりが悪いんだよ……」
ちなつ「ふふ。やさしいなぁ、あかりちゃんは」
ちなつ「ね? これからも、こんな風に言いづらいことも言ってくれる、
そんな大切な友達で……、いてくれる?」
あかり「うん! もちろんだよ!」
あかり「あかりはちなつちゃんの一番のお友達だもん!」
ちなつ「えへへ、ありがと……」
ちなつ「手、繋いでいい?」
ちなつ「部活行こ?」ギュ
【ごらく部】
京子「遅いぞー、二人ともー」
ちなつ「えへへ、ちょっと青春してまして」
結衣「何それ? 聞きたいな」
あかり「二人だけのナイショだよぉ」
京子「お、言うじゃないかあかりー」ガシッ
あかり「きゃー、ヘッドロックやめてー」
あかり(さっきのドッキリは成功だったのかな?
ちなつちゃん泣かせちゃったから失敗かな。ごめんねちなつちゃん)
あかり(部活中は難しいよねぇ)
あかり(でも……チャレンジしてみる?、それとも終わりまで待って櫻子ちゃんち行くか)
あかり(よし! >>133)
※チャレンジするなら相手を
※櫻子の家ならショートカットで撫子さん
京子
あかり(よし! 京子ちゃんにチャレンジするよ!)
あかり(問題はどうやって二人きりになるかだよねぇ……)チラ
京子「~♪」カキカキ
あかり(宿題のノートにラクガキしてる……。このゴツイ、人お団子ついてるけどあかりなの!?)
あかり(ま、まあそれはいいとして、今日はお題がない分、誘いやすいんだけど、
いいアイディアが思いつかないよぉ……)
結衣「ちなつちゃん、悪いんだけど、お茶のおかわりしてもいい?」
あかり「!」ピコーン
あかり「……」ゴクゴクゴクゴク
あかり「ぷはぁ! あかりも飲み終わっちゃった! あれ? 京子ちゃんのお茶も少ないんじゃない?」
あかり「ね、ね! たまにはあかりたちでお茶入れようよ」
京子「えー、めんどいし、ちなつちゃんのお茶が一番美味しいしー」
あかり「い、いいから行くの!」ガシッ
京子「ちょ、お、おい、あかり! あかりさーん?」ズルズル
結衣「いつになく強引だなぁ」
ちなつ(あ! あかりちゃん、私と結衣先輩を二人きりにするために……!?)
【給湯室】
あかり(な、なんとかつれてくることが出来たけど……)
あかり(ここって、ちなつちゃんたちに声届くんじゃ……)
あかり(し、仕方ない、くっついてヒソヒソ声で言えばなんとか……!)
京子「ほら、ちゃっちゃとお茶入れちゃうぞ? 見ろ! 京子たんスペシャル!」
あかり「……」ピト
京子「な、なんだよ、いきなりくっついて」
あかり「あのね、京子ちゃん、ナイショの話があるの……」ヒソヒソ
京子「おぉ、ピッタリくっついてナイショ話……。なんかいけない予感がしちゃうぜ……?」
あかり「えっとね、あかりね、実は、京子ちゃんのこと……」ヒソヒソ
京子「好きで好きでたまらなかったんだろ?」ヒソヒソ
あかり「……! な、なんでわかったの?」ヒソヒソ
京子「そんなのあたりm……え?」
京子「も、もっかい言って?」
あかり「しー! だ、だからぁ、あかり、京子ちゃんのこと、大好き……なの///」ヒソヒソ
京子のリアクション >>143
ホントに?あかりちゃん…→涙目
京子「ホントに? あかりちゃん……」ウル
あかり「え? あかり、ちゃん?」
京子「私も、私もね、あかりちゃんのこと……大好き」ウルウル
あかり(京子ちゃんの様子が……。まるで子供の頃のような)
あかり(いきなり突拍子もないこといったから、一時的に子供の頃に戻っちゃったとか?)
京子「ね、嘘じゃないよね? あかりちゃん」ウルウル
あかり「うん」ニコ
あかり(不安そうに見つめてくる……。なんだろう、守ってあげたいような気分)
あかり「嘘じゃないよ、京子ちゃん。……大好きだよ。だから安心して?」ナデナデ
京子「うん……!」
あかり(昔の結衣ちゃんもこんな気持ちだったのかな……)ナデナデ
京子「えへへ……。 ほら、お茶持って行こうよ!」グイ
あかり「あ、ちょっと待って待って!」ガシ
あかり(あきらかに子供の頃にもどってるよぉ、なんとかしなきゃ)
あかり(どうしよう……。なにかショックを与えたらいいかな? >>152とか?)
右斜め上45度からチョップ
あかり(どうしよう……。なにかショックを与えたらいいかな?)
あかり(右斜め上45度からチョップとか?)
あかり(お姉ちゃんが昔調子の悪い機械にやってた気がする……)
あかり(ごめんね京子ちゃん……!)
京子「あかりちゃん、手を上げてどうしたの?」キョトン
あかり「え、えーっと、横断歩道で綺麗に手を上げる練習……、かな?」アハハ・・・
京子「あかりちゃんったら。そんなのもう、みんな恥ずかしがってやらないのに」クス
京子「でも、あかりちゃんのそういうところ、好きだよ」ニコ
あかり(なんて綺麗な笑顔……。あ、あかりにはチョップなんて無理だよぉ)
京子「ほら、お茶冷めちゃうよ? 私が持っていくね?」トコトコ
あかり「京子ちゃん、待っ……あ」
あかり(背を向けた今なら、チョップできる……!)
~~~~~~~~~~~~~~
京子『私も、私もね、あかりちゃんのこと……大好き』
京子『あかりちゃんのそういうところ、好きだよ』
~~~~~~~~~~~~~~
あかり「……! 京子ちゃんごめん!」
ガッ
京子「うっ!」
京子「あかり……ちゃん?」ガシャン
あかり「ごめんね……。ごめんね、京子ちゃん」ギュウ
京子「……ん、んー?」
京子「な、なんであかりが抱きついてるんだよ!」
結衣「今のなんの音だ?」
ちなつ「あー! 湯のみ落としちゃったんですかー!? びしょびしょじゃないですか!」
京子「わ、私じゃないぞ! あかりが急に抱きついてきたから……! だ、だよな?」アセアセ
あかり「……うん。あかりが悪いの。えへへ」
あかり「全部あかりがやるから、みんなは戻ってて」
結衣「そうはいかないよ、手伝うって」
あかり「いいの。……お願い」ニコ
京子「そういうわけだから、行った行った」シッシッ
ちなつ「結衣先輩になんてことするんですかまったくー」
あかり「……京子ちゃん?」
京子「なんかさっき、いい夢見てた気がする……」
京子「さっきあかりのせいにしちゃったけど、私が寝ぼけてやっちゃったんじゃないかなって」
あかり「京子ちゃん、憶えて……」
京子「まあいいじゃん! ほら、さっさと片付けちゃおうぜ!」
あかり「うん!」
………
……
…
京子「さて、今日はもう帰るかー」
ちなつ「あ、そういえば、あかりちゃんは櫻子ちゃんちによるんだっけ?」
あかり「うん。生徒会終わるまで待つつもり」
結衣「そっか、それじゃ私らは先に帰るね」
ちなつ「それじゃまた明日ね」
京子「……」
あかり「京子ちゃん? 早く行かないとおいてかれちゃうよ?」
京子「ほっぺに忘れ物!」チュ
あかり「え! きょ、京子ちゃん///」
京子「じゃなー!」
あかり「も、もう///」
【生徒会室前】
あかり「まだがんばってるんだねぇ」
あかり「あかりも何かお手伝いしてみたいかも……」
あかり「だめだめ、あかりじゃお邪魔になるだけだよきっと」
ガラッ
櫻子「まったく向日葵がおっぱいでプリントの束ふっとばすから時間かかったじゃんか」
向日葵「い、いいがかりはよしなさいよ。ちょ、ちょっと胸がぶつかって落ちただけですわ……」
櫻子「あ! あかりちゃんだー! 待っててくれたのー?」
あかり「うん。お疲れ様ー」
綾乃「あ! 赤座さん……///」
千歳「おやまあ、もしかして綾乃ちゃんが今日ミス連発してたん、赤座さんが関係しとるん?」
綾乃「ち、違うわよ!///」
あかり「こ、こんにちは、杉浦先輩」
綾乃「>>166」
綾乃「こ、こんにゃちは、あ、あか、赤座さん!」
千歳「綾乃ちゃん、落ち着いて、な?」
櫻子「あはは、杉浦先輩噛みすぎー」
向日葵「こら、そういうことを言うものじゃありませんわ」
櫻子「うっさいなー、こういうときは気を使わないほうがいいんだよー」
綾乃「あ、あの、えっと、お昼の、その……、なんだっけ……。
そ、そう! お返事お返事! まだ待ってもらえる?」
あかり「は、はい。いつでも大丈夫ですよ?
櫻子ちゃんを待ってただけですから」
綾乃「そ、そう。私てっきり返事待ちなのかと……。恥ずかしい///」
あかり(……照れてる杉浦先輩、かわいい)
あかり「あ、松本先輩お疲れ様でした!」
りせ「……」ハッ
りせ「……///」タッタッタ
あかり「あ、松本先輩! ……行っちゃった」
あかり(また顔赤らめて……、かわいい)
櫻子「あかりちゃん、早く行こうよー」
あかり「あ……。うん、そうだね」
綾乃「も、もう行っちゃうの?」
櫻子「今日は私のうちでちょっと遊ぶんですよー。いいでしょー?」エヘヘ
綾乃「いいわねぇ」ボソ
向日葵「え?」
綾乃「なななな、なんでもないわよ!」
綾乃「ほら千歳! さっさと帰るわよ!」ダッ
千歳「あ、綾乃ちゃん、待ってぇな。 赤座さん、古谷さん、大室さん、ほんなら、また明日な?」
あかひまさく「さようならー」
【帰り道】
向日葵「そういえば、赤座さんは櫻子になにか御用でもありますの?」
あかり「うん。櫻子ちゃんのお姉ちゃんに会ってみたいなぁって」
櫻子「えー! ねーちゃん目当てだったのー?
私と遊びたいのかと思ってたのに。ちょっとショック……」シュン
あかり「え? あ、あの、>>175」
お姉さんに会いたいというのは口実で、櫻子ちゃんと二人っきりになりたかったんだあ
あかり「え? あ、あの、お姉さんに会いたいというのは口実で、
櫻子ちゃんと二人っきりになりたかったんだあ」
櫻子「ほ、ほんと!?」
あかり「うん! あかり、櫻子ちゃんといるの、すっごく楽しいから」
櫻子「あ、あかりちゃん……!」ジーン
向日葵「赤座さん、あまり気を遣わなくてもかまいませんわよ?」
向日葵「この子、すぐ調子に乗ってつけあがるんですから」ハァ
櫻子「うっさいうっさい! ……あ、わかった!
お前、あかりちゃんが私と遊びたいって言うからひがんでるんだろー?」
櫻子「でも残念でしたー。あかりちゃんが選んだのは私なんでーす!」
向日葵「そ、そんなこと……、ありませんわよ」
あかり「あかり、向日葵ちゃんちにも行きたいし遊びたいよ?」
向日葵「ほ、ほんとですか!?」パァ
櫻子「それこそ気を遣っただけだろー?」
向日葵「う、うるさいわね!」
あかり「ふ、二人ともー、程ほどにね」アハハ・・・
【櫻子の部屋】
あかり「櫻子ちゃんの部屋、こんな感じなんだぁ。綺麗だねぇ」
櫻子「えっへん! 来た人はみんなそういいます!」
櫻子「座って座って、なんかお菓子持ってくるから」タッタッタ
あかり「お構いなくも言う前に行っちゃった」
あかり「初めてきたお友達のおうちってわくわくするよねぇ」
あかり「櫻子ちゃんはここで毎日過ごしてるのかぁ」
あかり「櫻子ちゃんのお姉さんは今いるのかな?」
あかり「……そうだ。せっかく二人きりになるんだから、
櫻子ちゃんにもドッキリしかけてみようかな」
櫻子「あかりちゃーん! いもチップスと大福持ってきたよー」
あかり「ありがとう櫻子ちゃん。わぁ、うすしおだぁ。あかりうすしお大好き」
櫻子「ほんと? やったぁ、あかりちゃんに喜んでもらっちゃった」エヘヘ
あかり「櫻子ちゃん、隣、座っていい?」
櫻子「うん。いいよー」
あかり「ありがと。それじゃ」ピト
櫻子(え、ちょっと近くない? ……ま、まあいいんだけど、なんか恥ずかしい///)
櫻子「え、えーっと、そだ、何してあそぼっか? ゲームもあるよ?」
あかり「うん。ゲームもいいけど、遊ぶ前に、話しておきたいことがあるんだ……」
櫻子「う、うん……」
櫻子(あかりちゃん、じっとこっち見つめてくる。紫色の瞳、綺麗だなぁ……)
櫻子(な、何考えてんだよ私! うぅ、なんかドキドキしてきた……)
あかり「あかりね。櫻子ちゃんのこと……」
櫻子「わ、私の……こと?」
あかり「……えへへっ、やっぱりなんでもないっ!」
櫻子「え、ちょ、すっごい気になるんだけど……!」
櫻子「聞かせて……。ね? お願い……!」
あかり「……笑ったりしない?」
櫻子「うん! 絶対、ぜーったいしないよ!」
あかり「それじゃ、言うね?」
あかり「あかりね……、櫻子ちゃんのこと、ね。……好きなの」
櫻子のリアクション >>194
ちゅちゅー
櫻子「す、好き……!?」
あかり「……///」コクン
櫻子「そ、それって友達として好きとかじゃなくて?」
あかり「うん。一人の女の子として、だよ? ……も、もう、恥ずかしいよぉ///」
櫻子「そ、そうなんだ……///」
櫻子(な、なんか顔がすっごい熱いんだけど!)
櫻子(あかりちゃんもほっぺ赤くなって、か、かわいい……///)
櫻子(た、たしか別冊リリーには好きあってる二人はちゅーしたりするシーンが……)
櫻子(え、えっと、あかりちゃんは私のことが好きで、私もあかりちゃんのこと、
嫌いじゃない、っていうかかなり好き……。だ、だから、その……)
櫻子(ちゅ、ちゅーしちゃってもいいってことなんだよね!?)
櫻子「あかりちゃん……」
あかり「さ、櫻子ちゃん、顔近いよぉ///」
櫻子「うん。いいの/// これで……」
チュ
あかりのリアクション >>208
期待してたほどじゃ・・・・・
あかり(き、キスされちゃった……///)
あかり(でも期待してたより、なんか……普通?)
あかり(ちなつちゃんに無理矢理されちゃったから、新鮮さみたいなものがなかったのかな……)
あかり(でも……、櫻子ちゃんの唇、柔らかかったな……///)
あかり(……ってあれ? あかりドッキリしかけただけなのにキスまでされちゃったよぉ!)
あかり(まあいっか。あかり、櫻子ちゃん好きだし、櫻子ちゃん幸せそうだし!)
櫻子「あかりちゃ~ん」スリスリ
あかり「ふふ、櫻子ちゃんて意外と甘えんぼさんなんだね」ナデナデ
櫻子「そ、そんなこと……。うぅ」
櫻子「あ、あかりちゃんの前だけだよ! ……きっと///」ゴロン
あかり「櫻子ちゃん可愛い」クス
櫻子「……恥ずかしいよぉ///」
あかり(さて、どうしよ。お姉さんにも会いたいんだけど……)
あかり「ね。櫻子ちゃん、お姉さんにご挨拶したいんだけど」
櫻子「>>216」
花子と買い物にいってるから、もうすぐ帰ってくると思うよ
櫻子「花子と買い物にいってるから、もうすぐ帰ってくると思うよ」
あかり「そっか。じゃあそれまで、こうしていっしょにいられるね?」
櫻子「……うん///」ギュ
バタンッ
櫻子「あ! さっそくドアの音だ。まったく、もうちょっと遅くてもいいのに……」ブー
あかり「拗ねない拗ねない」クス
櫻子「あ、あの、ごめんねあかりちゃん。ねーちゃんたちの前では普通にしててほしいんだ」
櫻子「あ! 別に嫌だとかじゃないんだよ? ただ、ちょっと恥ずかしくて///」
あかり「わかってるって。安心して櫻子ちゃん」ニコ
櫻子「ありがとうあかりちゃん!」
櫻子「ねーちゃーん! 花子ー! いつも話してるあかりちゃんが来てくれたよー」
あかり「いつも話してるって///」
撫子「こんばんは、あかりちゃん。櫻子の姉の撫子です。よろしくね?」
あかり「赤座あかりです! よろしくお願いします!」ペコリ
あかり「櫻子ちゃんから写真を見せてもらって、ずっと素敵だなぁって思ってたんです」
撫子「そ、そう? ふふ、なんか照れるね」
櫻子「ほら、花子、照れてないで挨拶しろよ」
花子「大室花子です……、えっと、よろしくお願いします」ペコリ
櫻子「おぉ、花子も普通に挨拶できるんだ!」
花子「櫻子とは違うし! 当たり前だし!」フイ
あかり「あはは。赤座あかりです。よろしくね? 花子ちゃん」
花子「出来の悪い櫻子がいつもお世話になってます」
あかり「あ、敬語じゃなくていいよ? 疲れるでしょ? あかりもそのほうが嬉しいな」ニコ
花子「/// わ、分かったし」
櫻子「なんだよ、いっちょ前に照れてんのかよー」ププ
花子「……」イラ
花子「買ってきたアイス、櫻子の分だけ今食べてやるし!」ダッ
櫻子「ちょ! 待て、待てって! は、花子ー! 花子サマー!!」ダダダダ
撫子「騒がしいね、まったく……」
あかり「楽しそうですね。いつもあんな感じなんですか? お姉さん」
撫子「うん。騒がしいったら……。ああ、そうだ、私の呼び方は撫子でいいから」
あかり「それじゃ……、な、撫子さん///」
撫子「うん、そのほうが堅苦しくなくていいよ」
あかり「えへへ」
あかり「あの、少しお話させてもらってもいいですか?」
撫子「いいよ? なに?」
あかり「え、えっと……、撫子さんのお部屋で、とか……。ダメですか?
大人っぽいお部屋、見てみたいなぁ。なんて」
撫子「ふふ、大人って、私もまだ高校生だよ? ……まあいいよ。行こうか」
【撫子の部屋】
あかり「わぁ、シックな感じでまとまってて、素敵です」
撫子「あはは、かざりっけがないだけじゃない?」
撫子「で、話ってなにかな? あかりちゃん?」
あかり「その、ですね……」
あかり(今までと違って大人な雰囲気に飲まれちゃいそうだよぉ。
一気に言っちゃうしか!)
あかり「好きです! 櫻子ちゃんに写真を見せてもらってからずっと憧れてました!」
撫子のリアクション >>232
土下座
あかり(思わず目をつぶっちゃったけど、撫子さんが
どんな顔してるか怖くて開けられないよぉ……)
あかり(……せーので開けるよ。せーのっ!)パチッ
あかり「え……、いない?」
あかり「あ……!」
撫子「……」ゲザァ
あかり「え? え? なんで撫子さんが、ど、土下座を!?」
撫子「ごめん、あかりちゃん!」
撫子「中一の子の淡い想いに、出来るなら応えてあげたいんだけど……」
撫子「……」
撫子「これ、勇気を出して告白してくれたあかりちゃんだから話すことだからね?
……誰にも話したことがない秘密。……絶対に内緒、だからね?」
あかり「は、はい……!」
撫子「実はね……、もう私には付き合ってる子がいるんだ。
その子を裏切ることは、どうしてもできないんだよ」
あかり「あ……」
撫子「だから、こうやって謝るしか、私にはできない。……ごめんね」
あかり「頭を上げてください、撫子さん」
撫子「あかりちゃん……」
あかり「むしろ私が頭を下げたいくらいです」
あかり「私の突然の告白を真正面から受け止めてくれて……」
あかり「普通なら断りの言葉ひとつで済むはずなのに、
私を思いやってくれて、土下座までしてくれて……」
あかり「……秘密まで打ち明けてくれて」
あかり「ありがとうございます……。私、告白出来てよかった……!」ウル
撫子「……優しいね、あかりちゃんは。櫻子がいつも話してるとおりの子だよ」
あかり「そ、そんなこと……、ないですよ。えへへ」
撫子「それじゃ部屋を出る前にひとつだけ」
チュ
あかり「!」
撫子「ほっぺたなら、親愛の意味でのキスってことでセーフ、だよね?」ニコ
あかり「な、撫子さん……///」
撫子「……ほんとは大人のキスを教えてあげたかったんだけど。ふふ」
櫻子「あー! どこ行ってたかと思ったら、ねーちゃんの部屋に行ってたのか」
櫻子「ん? ……あかりちゃん、なんか顔赤くない?」
あかり「え!? そ、そうかな? 緊張してたからかもね!」アセアセ
撫子「ふふっ」
花子「ず、ずるいし!」
櫻子「は? 何が?」
花子「撫子お姉ちゃんと櫻子の部屋には、そ、その、あ、あか……///」モジモジ
あかり「あかりなら、呼び捨てでもあかりお姉ちゃんでもなんでもいいよ?」
花子「じゃ、じゃあ……あ、あかり、お姉ちゃん///」
櫻子「……」ニヤニヤ
花子「だ、だから! だから、その……、花子の部屋にだけあかりお姉ちゃんが来てくれてないし!」
あかり「あ、そうだね。あかり、花子ちゃんのお部屋、見てみたいなぁ」
あかり「招待してくれるかな?」ニコ
花子「! もちろんだし!」パァ
花子「こっち、こっちだし!」トテテテ
【花子の部屋】
あかり「わぁ、可愛いお部屋だねぇ。可愛いだけじゃなくて清楚な感じもするよぉ」
花子「そ、そんなことないし……///」
あかり「ふふ、照れちゃって可愛い」
花子「///」
あかり(……花子ちゃんにもドッキリしかけてみたくなっちゃった)
あかり(だってかわいいんだもん)
あかり「花子ちゃん、お部屋にご招待してくれてありがとね」
花子「……花子、あかりお姉ちゃんに一度、会ってみたかったし」
あかり「そうなの?」
花子「……櫻子が、いつもあかりお姉ちゃんのこと話してるし。
人に気付かれないことを、いつも一生懸命がんばってるいい子だって」
あかり「……そ、そんなことないよぉ///」
花子「花子、テストで100点とったりするよりすごいなって、思ってるし」
花子「花子もそうなれたらなぁって」
あかり「花子ちゃん……!」ジーン
あかり「花子ちゃん、ぎゅってしていい?」
花子「え……、べ、別に、かまわないし///」
あかり「ふふ、ありがと」ギュウ
花子「ど、どういたしましてだし///」
あかり「あかりもね? 花子ちゃんのこと、櫻子ちゃんに聞いてるんだ」
花子「え! ……ど、どうせ悪口ばっかりだし」
あかり「たしかに、ナマイキだとか口が悪いとか言ったりもしてるけど」
花子「やっぱり……」
あかり「ほんとは優しくて、お姉さん思いのいい子だって、そう言ってたよ?」
花子「う、嘘だし!」
あかり「ふふ、嘘じゃないよ? だからあかりお姉ちゃん、花子ちゃんに会う前から、
花子ちゃんのこと、こうやってぎゅってしたいくらい大好きになってたんだもん」
花子「だ、大好きって」
あかり「えへへ、それと甘えん坊さんって言ってたかな?」
あかり「……大好きだよ? 甘えん坊の花子ちゃん」ギュ
花子のリアクション >>255
あわわわわわわ
花子「あわわわわわわ///」
あかり「かわいい、花子ちゃん」ナデナデ
花子(も、もう、恥ずかしいやら照れくさいやらで、何がなんだか分からないし!///)
花子(顔から火がでそうだし!///)
あかり「間違ってたらごめんね?」
あかり「花子ちゃん、意地っ張りなところありそうだから、多分、甘えたい時に
櫻子ちゃんに甘えたり出来ないんじゃないかなぁって」
花子「さ、櫻子なんかに甘えたくないし!」
あかり「そっか。……だからね? ちょっと誰かに甘えたくなっちゃったときは、
あかりお姉ちゃんにお話してほしいな、って思うの」
あかり「ほら。もうこんなに甘えまくっちゃってるんだから、恥ずかしいもなにもないでしょ?」
花子「……べ、別に花子が甘えたわけじゃないし」
あかり「ふふ、そうだね。あかりお姉ちゃんが花子ちゃんに甘えちゃったのかな?」
花子「……」
花子「……あとで、携帯の番号、教えてほしいし///」
あかり「うん!」ニコッ
あかり「さて、そろそろ戻ろうか?」
花子「え……、もう?」
あかり「もっと花子ちゃんといたいけど、今日来た時間が遅めでねぇ……」
花子「そっか……」シュン
あかり「またたっぷり時間があるときに遊びに来るから。
その時は、またお部屋にご招待してくれるかな?」
花子「! と、特等席でおもてなしするし!」
あかり「えへへ、約束ね?」
花子「うん!」
あかり「そうだ、あかりお姉ちゃんね? 撫子さんのお部屋出るときしてもらったことがあるんだ」
花子「……? 何をしたし?」
あかり「ほっぺにちゅー」
花子「ち、ちゅー!?///」
あかり「花子ちゃんに出来るかなぁ?」
花子「で、出来るし!///」
チュ
櫻子「やーっと出てきた。もう! あかりちゃんは私のお客さんなんだからね!」
花子「花子のお客さまだし! また遊びに来てくれるって約束もしたし!」
櫻子「な、なんだとー! じゃあ私はもっともっと約束しちゃうもんね!」
花子「櫻子は学校で会えるんだから我慢するし!」
撫子「まったくしかたがないね」
あかり「ふふ、毎日がにぎやかで楽しそう」
撫子「ほら、あかりちゃんはもう帰るんだから、そろそろケンカはやめな」
撫子「外はまだ薄暗い程度だけど、私が家まで送っていくよ」
櫻子「だめー! 私が送っていくの!」
あかり「大丈夫だよ櫻子ちゃん、すぐそこまでお見送りしてくれるだけで嬉しいから」
あかり「ね?」
櫻子「う、うん。それじゃそこまでね!」
あかり「撫子さん、今日はありがとうございました。花子ちゃんまた遊ぼうね?」
花子「ま、また絶対来るし!!」
撫子「そうそう、また来てやってね?」
もう1時間ほどで出社準備時間なんだけど
どう終わらせていいかさっぱりわかんない
【帰り道】
あかり「もうここらへんで大丈夫だよ?」
櫻子「……そっか」
あかり「そんな顔しないで? また明日会えるんだから」
櫻子「そ、そうなんだけどさ、なんか、……やっぱり寂しい」
あかり「ふふ、甘えんぼさんなんだから」ギュウ
櫻子「あ///」
あかり「また明日。ね?」ナデナデ
櫻子「……うん///」
櫻子ちゃんがこんな顔見せてくれるのは、私だけなのかな、
なんて思うと、胸の奥がほんわかとして暖かくなる。
その暖かさがあれば、一人で歩く帰り道も、寂しさなんて感じない。
歩きながら思い返す。
今日はいっぱい暖かさをもらったなぁって。
杉浦先輩、松本先輩、ちなつちゃん、京子ちゃん、
櫻子ちゃん、撫子さん、花子ちゃん……。
こんなたくさんの暖かさをもらって、あかりは本当に幸せもの。
何か大事なことを忘れている気がするけれど、
明日大変な何かが起きそうな気がするけれど、
きっと大丈夫だって、そう思える。
だってあかりはみんなが大好きだから!
おわり
とりあえずそれっぽいこと書いて区切りとさせてもらいました
適当な締めでごめんなさい
全員に好きって言わせたかったけど無理だった
付き合ってくれた人ありがとう
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