女「ん、パピコあげるよ」 (7)
※某所“コンビニでパピコ買ってその場で店員に片方あげるの楽しすぎワロタwww”からインスピレーションを受けました
地文、一人称視点です
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接客の仕事を経験した事のある人なら全員は分かるだろうが接客をしてるといろんな客に出会う。
当然といえば当然のことだろう。同じ性格、同じ顔、同じ声そんな人間は誰一人としていない。
例えば俺が現在バイトしているコンビニだ。
8月のこのくそ熱い時期にもなると脂汗をかいた汗臭いおっさんや見ているだけでも不快指数が五割増になりそうな位べったりくっついて来店するカップル、夏休みに入って昼夜逆転し寝ぼけた様子で練り入る学生風の男、中には買い物中の主婦やおばあちゃんなどなど
繁華街と閑静な住宅街の境界線上にある俺の店には挙げ出したらキリがない程様々な人が出入りしている。
その中でも変わった客、いや変人と呼ぶに価する人物達を紹介したいと思う。
「先パーイ、ちょっと彼女が来ちゃったんで三分だけ外行ってきますねー」
忙しい店といっても深夜の4時半、深夜早朝の時間帯にもなると来る人間は疎らで配送の時間が早めのこの店じゃもうすでにやることが尽きて手持ちぶさたの状態になっている。
そんな時間帯にバイトだけともなれば規範などは有って無きようなもので相方が後輩のチャラ男ならなおさら空気は緩く休憩と称したサボりは当然の毎回のようにしていた。
「あー?またかよ?俺まだ休憩中だし」
「頼みますよ!彼女も夜勤明けで癒しを待ってるんですよ」
チャラ男が視線を向ける店先には派手な格好で髪型を盛り上げ
その様はまさに五本の触角で敵を威嚇するファッションモンスター、人外に揶揄するとしたらまさに
「おい…!アレ、マジでお前の彼女なのか…?」
「そースッよ」
チャラ男はあっけらかんと答えるが俺とっては信じがたい光景がそこにはあった。
「どう見ても小暮さんちのデーモン君なんだけど」
バイト先変人file P1
“10022歳の女”
後輩のチャラ男の彼女、キャバクラ勤務らしい。流行を先取りし過ぎたあまり頭には数本の長い突起、その風貌はまさに大晦日の格闘を解説するのに適しているのではなかろうか。
こんな感じで単発ネタを繰り返していきます
とりあえず今日は短いですがここまでで
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