まどか「ほむらちゃんってトロいよねぇー」(129)

さやか「そうそう。体育の授業でもわざとらしく転んじゃってさぁ」

杏子「うわぁ…同情引こうって魂胆かよ」

マミ「わざとやってるなら大した性格の悪さね…」

ほむら「そんな…わざとじゃないのに…ぐす…」シュン

まどか(かわいい)

さやか(かわいい)

杏子(かわいい)

マミ(かわいい)

まどか「いつもみんなの後ろ走ってるし」

さやか「だからといって一番後ろって程でもないけどねー」

杏子「ハッ!手は抜くけどビリはいやぁーってかぁ?」

マミ「何様のつもりかしらね」

ほむら「本気で走ってあの遅さなの…」シュン

まどか(かわいい)

さやか(かわいい)

杏子(かわいい)

マミ(かわいい)

まどか「体調悪いとか言ってすぐ体育休むしね」

さやか「あたしたちが必死で走ってるってのにさぁ」

杏子「なに?自分だけは休んでも許されるとか思ってんの?」

マミ「そういうのずる休みって言うんじゃなくて?」

ほむら「わ、私…本気で走るとお腹がはぁはぁってなってげほげほってなって…ごめんなさい…」シュン

まどか(かわいい)

さやか(かわいい)

杏子(かわいい)

マミ(かわいい)

まどか「しまいには先生に連れられて保健室にきてるしね」

さやか「そこまですることかなぁー?」

杏子「本当は仮病なんじゃねーの?」

マミ「大袈裟よね。怪しいものだわ」

ほむら「…実は…自分の足に足を引っかけちゃって転んじゃったの…」シュン

ほむら「……恥ずかしい…」カァァ

まどか(かわいい)

さやか(かわいい)

杏子(かわいい)

マミ(かわいい)

まどか「まったく…ほむらちゃんのせいで私たちまでずる休みするはめになったじゃない」

さやか「どうしてくれんのよ…成績に響いたら転校生のせいだからね」

杏子「ケッ…無駄に疲れさせやがって…」

マミ「暁美さんってそういう自分勝手なところあるわよね」

ほむら「ごめんなさい皆さん…」シュン

ほむら「で、でも…お見舞いにきてくれて…ありがとうございます…」ニコッ

まどか「」プイン

さやか「」ツーン

杏子「」ポリポリ

マミ「」プクー

キーンコーン

まどか「はぁ…」

さやか「あのさぁ…転校生…」

杏子「さっきのなんなの?」

マミ「あの態度はいただけないわよね」

ほむら「え…?な、なんですか?私なにかやりましたか…!?」オロオロ

まどか(かわいい)

さやか(なにがなんだかわからなくて)

杏子(オロオロしてる)

マミ(暁美さんかわいい)

まどか「さっきの国語の授業」

さやか「得意気に手なんか挙げちゃってさぁ…」

杏子「あんたは好きな授業だけしかやる気にならないのかよ?」

マミ「いいご身分だこと」

ほむら「それは…体育では頑張れなかったら…今度こそ頑張ろうと思って…ぐしゅ…」シュン

まどか(かわいい)

さやか(一生懸命)

杏子(頑張ろうとする)

マミ(暁美さんかわいい)

まどか「なんか頑張り方が嫌味っぽいんだよねぇ…」

さやか「自分が頭いいからってさ」

杏子「なんか自慢気だったしな」

マミ「ちょいちょいイラッとくるのよね」

ほむら「じ、自分が頭いいだなんて思ってないです…」シュン

ほむら「でもさっきの問題はすごく簡単な問題でしたよ…?」

まどか(なに…?)

さやか(全然)

杏子(わからんかった…)

マミ(私も…)

さやか(いやマミさんはわかってないとまずいですよ)

まどか「調子に乗らないでよほむらちゃん」

さやか「そんな態度とっていいわけ?」

杏子「だからあんまり友達いないんじゃないのー?」

マミ「来年が辛くなるわよ」

ほむら「うぅ…たしかに私は友達少ないです…」シュン

ほむら「でも…皆さんが友達でいてくれるならそれだけで十分ですっ」ニコッ

まどか「」プイン

さやか「」ツーン

杏子「」ポリポリ

マミ「」プクー

まどか「友達…?」

さやか「今までそう思ってたってのぉ?」

杏子「ははっ!こいつは笑えるぜ!」

マミ「自意識過剰もいいところね」

ほむら「そ、そんな…」シュン

ほむら「私たち…友達じゃないんですか…?」ジワァ

まどか「勘違いしないでよ」

さやか「別にそうは言ってないし」

杏子「早とちりも大概にしろよ」

マミ「2度とそんなこと言わないでちょうだい」

ほむら「…えへへ…」ニコッ

まどか「ほむらちゃんのことはもういいよ」

さやか「それよりお昼ごはん食べようよ」

杏子「だな。さっさといこうぜー」

マミ「くだらない時間を過ごしたわ」

ほむら「え、あっ…まって、まってください…」パタパタ

ほむら「お、おべんと…鞄から出さなきゃ…うんしょ…」パタパタ

まどか(かわいい)ノロォ

さやか(置いてかれまいと)ノロォ

杏子(必死な)ノロォ

マミ(暁美さんかわいい)ノロォ

まどか「やっぱりお昼は屋上に限るね!」

さやか「いい天気だー」

杏子「ごはん食べるには絶好の場所だなー」

マミ「さて、食べましょうか」

ほむら「ま、まってくださいー」テトテト

ほむら「…あたっ」ポケッ

まどか「!」ガタッ

さやか「!」ガタッ

杏子「!」ガタッ

マミ「!」ガタッ

ほむら「あぅ…また転んじゃった…」シュン

まどか「また転んだのー?」

さやか「ほんっとどんくさいんだから!」

杏子「少しは足下みたらどうなんだ!?」

マミ「学習能力がないのかしら…」

ほむら「うぅ…ごめんなさいぃ…」シュン

まどか「…膝小僧大丈夫?」

さやか「怪我は?してない?」

杏子「絆創膏やるよ」

マミ「立てるの?手貸す?」

ほむら「だ、大丈夫です…心配かけてごめんなさい…」ペコリ

まどか「は?心配?」

さやか「そんなのするわけないじゃん」

杏子「もし泣かれても困るだけだし」

マミ「別にあなたのことなんてどうでもいいんだからね」

ほむら「…ありがとうございますっ」ニコッ

まどか「」プイン

さやか「」ツーン

杏子「」ポリポリ

マミ「」プクー

まどか「はぁ…そんなことよりお腹がすいたよ」

さやか「食べよ食べよ」

杏子「マミのちょっとよこせよー」

マミ「駄目よ」

ほむら「……♪」パカッ

ほむら「……あっ…」

まどか(おべんとがぐちゃぐちゃになってる…)

さやか(転んだ時に…)

ほむら「……うぅ…ぐしゅん……」シュン

杏子(でも泣きそうになってる)

マミ(暁美さんかわいい)

まどか「へぇー?ほむらちゃんそんなおべんと食べるんだー?」

さやか「うわぁ…なんか汚いなぁ…」

杏子「そんなおべんとなんかもう食べれないだろ」

マミ「やめとけば?暁美さん?」

ほむら「そ、そんな…そしたら私の食べるのが…」シュン

まどか「…はい。ハンバーグ」ヒョイ

さやか「ししゃもでも食べてなよ」ヒョイ

杏子「ほら。つぶあんくれてやる」ヒョイ

マミ「スパゲッティ食べてればいいじゃない」ヒョイ

ほむら「皆さん…」

まどか「本当にほむらちゃんは世話がやけるね」

さやか「人に迷惑かけなきゃ生きていけないのあんた?」

杏子「そんなんだったらいつまでたっても成長できねーぞ?」

マミ「少しは学んでほしいわね」

ほむら「ご、ごめんなさむしゃむしゃ…」シュン

まどか「で?コロッケもいる?」ヒョイ

さやか「四本目も欲しいわけ?」ヒョイ

杏子「カスタードとか好きじゃねぇからくれてやってもいいぜ」ヒョイ

マミ「ピッツァなんて暁美さんにぴったりね」ヒョイ

ほむら「も、もう食べられません…けぷっ」

まどか「はいー?もう食べれないの?」

さやか「これだから運動もできないんだよ…」

杏子「身体作りは食が基本って知らねーのかよ…」

マミ「無駄に勉強できるくせに無知なのね…」

ほむら「ごめんなさい…」シュン

マミ「勉強なんて社会に出てもほとんど役に立たないんだからね」

マミ「だから勉強できるからって偉いわけじゃないのよ?わかってる?」

マミ「つまり勉強できなくたっていいんだから!わかった!?」

ほむら「はいっ」

マミ「よし」

ほむら「でも…私のおべんとはどうしましょう…」シュン

まどか「…そんなぐちゃぐちゃじゃおいしくないでしょ」

さやか「味もなんだかわからないだろうしね…」

杏子「なにより見た目がきたねーからな」

マミ「せっかく作ったんだろうけど…やめといたら?」

ほむら「そうですね…頑張って作ったんだけど…」シュン

ほむら「もうこんなの捨てちゃうしか…」ションボリ

まどか「そんなの駄目に決まってるでしょ!?」

さやか「もったいないでしょうが!」

杏子「食い物を粗末にするんじゃねぇ!」

マミ「そうよそうよ!」

ほむら「でも…もう食べられないから…」

まどか「…早く渡してよそれ」

さやか「あたしの食べといてあんたはくれないわけ?」

杏子「食ってやるよ…仕方なくな」

マミ「別に食べたかったわけじゃないんだからね」

ほむら「……!」パァ

ほむら「えへへ…」ニコッ

まどか「…なんなの?このおべんと…」ムチャムチャ

さやか「…うわぁ…」ムチャムチャ

杏子「さすがに食べたことない味だぜ…」ムチャムチャ

マミ「よくこんなの作ってこれたわね…」ムチャムチャ

ほむら「あぅぅ…実力不足でごめんなさいぃ…」シュン

まどか「おいしい」ムチャムチャ

さやか「おいしい」ムチャムチャ

杏子「おいしい」ムチャムチャ

マミ「おいしい」ムチャムチャ

ほむら「……」ニヘラ

キーンコーン

まどか「あ、予鈴!」

さやか「こんなおべんと食べてる場合じゃないよ!」

ほむら(でもちゃんと完食してくれてます…)

杏子「ほむらなんてほっといていこうぜ!」

マミ「暁美さんに付き合ってたら私たちも遅れてしまうわ!」

ほむら「あ、え、わ、私もいきますっ」パタパタ

ほむら「えと、えと…急がなきゃ…!」パタパタ

まどか「どうせまた転ぶんでしょ!ほむらちゃんのことだから!」

さやか「だからあたしとまどかが左右の手握っててあげるよ!仕方なくね!」

杏子「んじゃああたしはおべんと持ってやるよ!嫌だけどな!」

マミ「私は…転ばないように見守っててあげるわよ!」

ほむら「あ、ありがとうございますっ」ニコッ

キーンコーン

まどか「はぁ…やっと放課後だよ…」

さやか「今日はほんっと疲れたね…誰かさんのせいでさ…」

杏子「まったくだ…中学生にもなっておしめも取れてないやつがいるからなぁ」

マミ「世話してあげてる身にもなってほしいわ…はぁ…」

ほむら「…私のことですよね…?ご、ごめんなさい…」シュン

ほむら「いつまでも皆さんに迷惑かけちゃって…ぐひゅん…」ションボリ

まどか(かわいい)

さやか(かわいいなぁ)

杏子(めんこい)

マミ(もって帰りたい)

ほむら(私…これ以上皆さんに迷惑かけないように頑張らなきゃ!)ホムフッ!

まどか(胸張ってるほむらちゃんかわいい)

さやか(胸張ってるのに胸が出てないのがこれまたかわいい)

ほむら(でもはりきりすぎてまた失敗しちゃったらどうしよう…)シュン

杏子(不安そうなほむらかわいい。元気付けてあげたい)

マミ(自信なさげなぺったんこもまたかわいい)

ほむら(ううん!弱気になっちゃだめ!私だってきっとやればできるわ!たとえみんながいなくたって!)ホムフッ!

ほむら「あいたっ」ガン!

まどか(かわいい)

さやか(集中しすぎて)

杏子(電柱に当たっちゃう)

マミ(暁美さんかわいい)

ほむら「み、皆さん!」

まどか「……なに?」

さやか「うるさいなぁ…」

杏子「大きな声出すんじゃねーよ…」

マミ「恥ずかしい子ねぇ…」

ほむら「ご、ごめんなさい…」シュン

ほむら「でも…明日から私、1人で頑張ってみます!」ホムフッ!

ほむら「皆さんの迷惑にならないように!」ホムフッ!

まどか「!」ガタッ

さやか「!」ガタッ

杏子「!」ガタッ

マミ「!」ガタッ

まどか「なにを愚かなことを言ってるのほむらちゃん!?」

さやか「あんたなんかに1人でなにができるのさ!」

杏子「世間はそんなに甘くねーんだよ!」

マミ「そうよそうよ!」

ほむら「そ、そんなぁ…」ションボリ

まどか「だから…また明日も面倒みてあげるよ…」プイン

さやか「あんた危なっかしいからさ…仕方なくね…」ツーン

杏子「ふん…あんたなんてまだまだヒヨッコだからな…」ポリポリ

マミ「2度とそんなこと言わないでちょうだい」プクー

ほむら「……あは…」ニコッ

ほむら「はいっ」ビシ!


終わり

プインって何の音だよ

>>114
そっぽ向く音

プクーに悪意を感じたがそんな事は無かったぜ

>>122
頬膨らませる音

【まどか☆マギカ】巴マミ×キュゥべえスレ3.5 【キュゥマミ】
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
エーベルージュ
センチメンタルグラフティ2
Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
初恋ばれんたいん スペシャル
ファーランド サーガ1、2
MinDeaD BlooD 4
【シヴァンシミター】WOG【クリムゾンクルセイド】
アイドルマスターブレイク高木裕太郎

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom