照「松実…げ、玄?」(155)

照「…」

菫「どうした照。珍しく考え込んでる顔して」

照「珍しいっていうな」

淡「それ明日の相手のデータ?」

照「少し気になって」

菫「強敵がいると?」

照「コクッ」

菫「お前がそんなことを言うとは…誰だ?」

照「この玄(げん)さんだ」

淡「は?」

照「名前からしてかなりの打ち手だ。『げん』なんてカッコイイぞ」

菫「…」

照「それにしても阿知賀は強敵ぞろいかもしれない」

照「お、穏乃と…しゃ、灼?」

淡「テル…」

菫「何も言うな、麻雀の強さには関係ないことだ」

照「ゲンさんなんて名前だから30代の無精ひげかも」

げんさんはワキガではあるよ、うん

菫「高校生の大会にそんなんが出てくるか!」

淡「テル大丈夫かな、いろんな意味で」

尭深「あれで試合になればしっかりしてますから」ズズズ

菫「いたのかよ!」

照「お、おう。ぎょ…尭…えと、渋谷」

菫「…」

淡「…」

尭深「…」ズズズ

照「えと、えと…あっ!たかみ。尭深おはよう」

尭深「…」ズズズ

誠子「おはようございます。…これは?」

淡「いやーちょっと頼れる先輩の信頼がなくなったっていうか」

照「な、何を言ってる。誠子、気にするな」

菫「照。お前、誠子の苗字知ってるよな?」

照「…」

照「え…と。あの、あれは…あ、赤野…じゃなくて」

淡「宮永先輩…」

誠子「…」

照「おい、急に他人行儀になるな、寂しいだろ」

照「そうやってチームの輪を乱そうとすることが一番悪いと思います!」

尭深「…逃げましたね」ズズズ

照「身内を責めるなんて最低だぞ!敵の思う壺だ!」

菫「どこの敵だ」

照「だいたいこの阿知賀とかいうとこが悪いんだ」

照「高、なんとかだの、なんちゃら森灼(しゃく)だの!」

照「キラキラネームか!」

淡「何に怒ってんだろ」

照「醜い言い争いはやめて、明日のことに集中するぞ!」

淡「何か私」

誠子「先輩のこと」

尭深「少し不安です」ズズズ

菫「言うな。これでもチャンピオンだ」

照「そんなこんなで次の日になったが」

菫「さて、先鋒戦頑張れよ」

照「言われるほどのことじゃない」

菫「勝つことも大切だがな」

尭深「…」ズズズ

誠子「…」

菫「信頼を取り戻せよ」

照「な、何を言ってる。私は誰からも慕われる先輩だぞ」

菫「…まぁそれならいいが」

照「う、疑ってるのか!?菫まで!」

菫「お前は何をキョドってるんだ」

照「そ、それよりみんなー」

菫「また話をそらして」

照「今日の解説、男の人だってよー?」アセアセ

淡「は?」

照「えっと、ほら今日の予定のとこ、解説:なんとか健夜って」

照「か、カッコいいねー?」アセアセ

淡「テル…」

誠子「ま、まあこれはね」

菫「仕方ないかもしれんが」

尭深「今日はすこやプロの解説なんですか」

照「ああ、すこや…」

玄(げん)、怜(れい)、煌(きら)
なかなか面白い名前の卓だな

照「なんか、ごめんねこんな先輩で」

淡「いきなり反省しないでよ」

菫「べ、別に誰もお前が悪いなんて、なぁ?」

誠子「だ、大丈夫です。大丈夫です」

照「「み、みんな」ウルウル

照「ふぅ、さっきは皆に迷惑かけたな」

照「けど、おかげで少し緊張が解けたし」

照「他の人がくるまで本でも読んでよう」

照「えと、師、曰…んと」

照「菫に勧められたけど漢字ばっかりでよく読めない」パタンッ

玄「…」

怜「…」

照「げ、玄さんと。れ、怜さん」

怜「は?」

照「あ、いえ何でもないです」

煌「みなさんお揃いですね」

煌「すばらです!!」

照「新道時の、名前、なんていったっけ」

照「花田、****(聞き取れず。何かきらきらっぽい名前)さん…」

煌「すばらっ!」

煌「あの…宮永さん。2回戦でお会いしましたよね?」

照「えっ、あ、あの。その節はどうも…」

煌「何故謝ります!!」

玄「これが最強の高校生!!」

怜「もうええから、始めよ?」

照「まぁ、何だかんだで試合は終わったわけだが」

菫「お疲れ、まぁ、流石試合は安心して見ていられたよ」

淡「お疲れー」

照「千里山の先鋒の人、大丈夫かな」

尭深「何か距離を感じる言い方ですね」ズズズ

炉端焼き屋のゲンさん、か・・・

照「そ、そんなことはない」

照「それより、咲ちゃんは頑張ってるかなー」

照「えっと、他所の試合状況は…」

照「咲ちゃんは大将か~宮守の大将は…あねおび!?」

淡「何一人で盛り上がってんだろ」

あれ?タコスの名前なんだっけ

照「えと、宮守のメンバーは…」

照「し、しら…はく、ぼう?」

照「Aislinn Wishart、ア、アイス、アイスリン、あばばばばば」

照「しか、くら、くるみ…?かくら?え?」

照「うすざわーぁー(^q^)あうあうあー」

>>96
川口由奈

誠子「あの、アレ止めなくても」

淡「止めるって」

尭深「菫先輩は試合に行ってしまったし」ズズズ

照「はぁ…」

照「よかったこのブロックで」

このてるてるは役名すら読めそうにないな

>>103
照「ナナタイコ」

淡「?」

この照は間違いなく進学も特待生ってだけで上がってきてる

照「じゅんこさん!」

照「もう姫松とかまともな人いないもん」

照「わけわかんない名前は関西人の特徴でおまんがな」

淡「あの、ちょっと静かにしてくれない」

淡「私たちはこれから試合だから集中したいんだけど」

照「……なんか後輩が冷たいなぁ」

東横桃子

実に読みやすい名前だ

>>113
照「と、とんよこももつ・・・」

哩←これが読めなくてまいってる

照「寂しいなぁ…咲ちゃんの試合のでも見てよ」ゴロゴロ

照「やっぱり長野の名前は読みやすいなぁ」

照「原村さんに片岡さんに、竹井久、武田久?」

照「あぁ、なんか長野が懐かしいなぁ」ウルウル

淡「…何だあいつ」

>>122
ひとづま、って読むんやで

照「風越の文堂星夏ちゃんはきっとフワフワしたお嬢様なんだろうなぁ」

照「井上純さんはもとロッテの人かなぁ」

照「ううぅ東京ヤだよぉ」ウルウル

照「もう臨海とかほんとに日本の名前じゃないもん」ウルウル

照「コミュニケーションとれないよぉ」

照「ツモ、白のみ」

白望「ん?」

淡「もう!静かにしてってば」

照「うぅごめん…」

尭深「先輩、大丈夫ですか?」

照「大会に出てくる人の名前がキラキラすぎて私はもうダメかもしれない」

誠子「ホントにダメっぽいんですけど」

淡「さっきから聞いてればそんなこと気にしないの!」

淡「麻雀にはそんなの関係ないんだから」

淡「バカだからって気にしてないで、テルは強いんだから!」

照「ねぇ結構ひどいこと言ってるよ。知ってる?」

淡「ともかく、テルはそんなこと気にしてないでドシンと構えてなさいよ」

照「あ、淡ぃ~」ウルウル

淡「もう、いちいち泣かないの」

照「だってぇ」

誠子「結構先輩も子供っぽいところありますね」

照「えへへ」

尭深「…それでは先輩」ズズズ

尭深「友情の証にそちらの淡さんの名字を叫んでいただけますか?」

淡「は?」

誠子「それは流石に、ね?先輩?」

照「あ、え?あの」

照「おおほ…あれ?たいせぃ?ちょっと待って?えとね…」

淡「…」

照「……な、仲間を試すなんて最低だぞ!!こんなことに意味はない!」


 か、槓!

その嶺上牌取って良いよ
それをカン材にしてもう一個カンするんでしょう?

や、槍槓?


菫「ふう戻ったぞ、何だかんだでなんとかなった試合だった」

菫「って」

照「あ、あの…ホント皆のことは大切な仲間だと思ってるから」

淡「…」

菫「皆で照を囲んで何をやってる?」

尭深「先輩ちょうどいいところに、1つ友情を確かめませんか?」ズズズ

菫「は?」

尭深「照先輩、菫先輩の名字…」

照「ちょっと待って!今思い出すから!」

菫「…」


 か、槓!!

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