モバP「真実を映し出す装置かぁ」 (20)

P「これってラーのかg」

晶葉「それいじょう いけない」

P「で、この鏡どうやって使うんだ?」

晶葉「映し出したい相手に鏡を向けて真の姿を現せ! と言う。
   すると鏡が光る」

P「ふむふむ」

晶葉「で、それが擬態しているようであれば変身が解けるという仕組みだ」

P「かがくのちからってすげー!」

晶葉「では早速試そう」

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菜々「ななななななんですか、その鏡は! 一体菜々に何をする気ですか!」

晶葉「P。押さえておけ」

P「アイアイサー」ガシッ

菜々「やめてください! ウサミンパワーで血管に空気入れますよ!」

P「なにそれ怖い」

晶葉「科学の発展に犠牲がつきものなのだ。さぁ真の姿を現せ!」

鏡「ピカー!」

菜々「鏡がしゃべ……きゃあああああああああ」ピカー

P「うお、まぶしっ! あれ、菜々がいなくなったぞ」

晶葉「いや、その足元にいるのが菜々じゃないか」

ウサギ「」ハナヒクヒク

P「えっ」

晶葉「なんてことだ。本当にウサギだったのか」

ウサギ「ひどいですよー、もう」

P「ウサギが二本足で立って喋った!」

ウサギ「ウサギじゃありません。菜々ですー」

晶葉「ウサギも人間に化けれるものなんだな」

ウサギン「大抵の動物は化けれますよ。知らないのは人間ぐらいです。
     あとなんか名前おかしくないですか?」

P「これカワイイな。よしよーし」ナデナデ

ウサギン「あ、こら、そんなので懐柔されませんよ」

P「」ナデナデ

ウサギン「フニュウ」ホッコリ

晶葉(ちょろい)

P「いやー、中年のオバさんが出てこなくて良かったよ」

ウサギン「」ガブリ

P「ピギャアアアアアア」

晶葉「さて、次行くか」

こずえ「どうしたのー……?」

P「こずえ、この鏡を見ててな」

晶葉「真の姿を現せ!」

鏡「ピカー!」

こずえ「ふぁあああぁぁぁぁ」ピカー

P「さてさて……変わりないな」

晶葉「いや、鏡が光ったということは普通ではないはずなのだが」

P「しかし見た感じ……ヒッ!」

晶葉「どうした」

P「このこずえ……人形だ」

晶葉「……本当だ。目もガラス玉が入ってる」

P「え、なにこれ。怖いんだけど。本物のこずえはどこに行ったんだ」

晶葉「P。これが本物のこずえなんだ」

P「違う! こずえは人形なんかじゃない! 俺はあいつの笑う姿だって」

こずえ「人形だよー」

P「ヒエッ!?」

晶葉「さっきまで人形だったのが普通の人間に戻ってる」

こずえ「ばれちゃったー」

晶葉「きみは一体……」

こずえ「うーんとねー……ぴかぴかでねー……ふってきたのー」

晶葉「どこから?」

こずえ「うえー」

晶葉「上から降ってきてこずえになったと」

こずえ「ちがうー……。そこにこずえがあったのー。
    こずえはそこにあったこずえのなかにはいったのー……」

晶葉「なるほど」

P「つまりどういうことだ」

晶葉「P。忘れよう」

P「えっ」

こずえ「ねていいー……?」

晶葉「ああ、寝てていいぞ」

こずえ「ふわぁ」

P「のあさーん」

のあ「……何」

晶葉「ちょっとこの鏡を見ててくれ。よし。
   真の姿を現せ!」

鏡「……」

P「あ、あれ?」

のあ「……どういうこと?」

P「いや、のあさんの真の姿を見ようかと思ったんだけどさ」

のあ「そう……Pには私が不確かなモノに見えるのね……」

P「えっと……」

のあ「……残念ね。……Pは私にどんな姿を望んでいるの?」

P「スミマセンでした」

のあ「謝るというのは……罪に対する罰……。……少し説教してあげる」ズルズル

P「いや、あの、晶葉ー! あああああきいいいいいはああああああ……」ズルズル

晶葉「Pよ、静かに眠れ」

あやめ「P殿が晶葉殿の名を叫びながらのあ殿に引きずられてましたよ」

晶葉「気にしないでくれ……。そうだ、あやめ。ちょっとこの鏡を見るんだ」

あやめ「なんですか? 普通の鏡のようですが……」

晶葉「真の姿を現せ!」

鏡「……」

晶葉「反応なし……あやめがいない! 一体どこに!」

あやめ「上ですよ」

晶葉「おお、本当に忍者っぽい……」

あやめ「よっこいしょっと」シュタッ

晶葉「鏡を回避したのか……」

あやめ「ここだけの話このあやめ、分身なのでそれをされると消えちゃうんですよ」ヒソヒソ

晶葉「普通に人間離れしたことをしているんだな」ヒソヒソ

あやめ「忍ドルですゆえ」ヒソヒソ

あやめ「それではあやめ! レッスンに行って参ります!」

晶葉「ああ、いってらっしゃい」

晶葉「みく。ちょっと来てくれ」

みく「どうしたにゃ? ……Pチャンが死にかけているにゃ」

P「……ヴェ」

みく「大丈夫? お仕事つらいの? Pチャン、休んでいいんだよ?
   困ったときはみくが力を貸して上げるにゃ!」

P「オオオォォォ」

晶葉「なんか奈落からの声みたいのだしてるな。さてと、鏡を見るんだ」

みく「にゃにゃ。これがどうかしたのかにゃ?」

晶葉「真の姿を現せ!」

鏡「ピカー!」

みく「にゃああああああああ」ピカー

晶葉「やはりみくも普通ではなかったか」

みく「なんてことするにゃ!」

晶葉「おや、でも見た目は変わらないような」

みく「恥かしいにゃ……」

晶葉「……耳がピョコピョコ動いてるし尻尾も動いてるな。しかも二本」

P「猫又だったのか」

晶葉「Pが復活したぞ」

みく「にぅにぅ。その通りにゃ。人間に化けてアイドルやっていたにゃ」

晶葉「なんでアイドルを?」

みく「やりたかっただけにゃ!」

晶葉「特に明確な理由はないのか」

みく「猫又界では一人前になるために人間にまぎれて生活するにゃ。
   みくはまだ半人前なの」

晶葉「猫又は老齢の猫がなると聞いたがつまりみくの実年齢は……」

みく「うっ。ね、猫の年齢で十五歳なだけだから問題ないにゃ」

晶葉「声が震えてるぞ」

みく「うるさいにゃ! でも妖怪だってばれちゃったしみくはもうここには……」

P「つまりだ。人間だって嘘もつくし、年齢もごまかしてたってことか。
 失望しました」

みく「にぅ……」

P「みくと結婚します」

みく「Pチャン……」

P「みく……」

晶葉「あー、そういうラブストーリーは別のところでやってくれ。
   とは言っても私もそろそろレッスンだし今日の実験はここまでだな」

P「ふー、やっと仕事終わったな」

ちひろ「お疲れ様です。コーヒー新しくいれましょうか」

P「お願いします」

P(……鬼、悪魔と同格の地位を持つちひろさん。その真の姿は一体)

P(試すしかない。丁度装置はここにある……」

ちひろ「プロデューサーさん。新しいコーヒーですよ」

P「ちひろさん!」

ちひろ「はい? え、なんですかその鏡は……」

P「真の姿を現せ!」

鏡「ピカー!」

ちひろ「くっ」ピカー

P「さぁ何が出るかな……これは!」

ちひろ「まさかそんな道具があるなんて」バサッ

P「そんな……天使だったなんて……」

ちひろ「そうです。私が他の次元……いえ、天からの使者です。
    お金と信心を回収……じゃなくて悪い人がいないか探しています」

P「もしも悪い人を見つけたら……?」

ちひろ「そりゃもうご想像にお任せします」

P「お、俺は大丈夫なんですか! 悪くないですよね!」

ちひろ「えー、でもいきなり人の正体を明かしたりしますしアイドルに告白するし
    セクハラしたりもするし晶葉ちゃんの発明品で遊んでたりといいイメージが
    さっぱりないんですが」

P「ス、スタドリを買います……!」

ちひろ「賄賂は受け付けておりません。でもこれでプロデューサーさんももう少し
    真面目に働いてくれるようになったら私は嬉しいですね」ニコッ


その後、人が変わったかのように精力的に働くプロデューサーのおかげで
事務所は大きく発展したという。

以上。
ネタは浮かんだんだけどキャラが浮かばなかった。
大丈夫。きっと誰かが完全版を作ってくれるから

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月25日 (水) 13:24:34   ID: 9jQy-TK0

やはちは天

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