P「マヨナカテレビ?」 (12)
P「なんだ、マヨナカテレビって?」
春香「プロデューサーさん知らないんですか?」
真「雨の日の深夜十二時にテレビを見ると見えるんですよ、プロデューサー」
P「見えるって何がだ?」
春香「運命のヒトですよ。どうですプロデゥーサー今日は雨だし見てみませんか」
P「う、運命の人ってけ、けっこ…」
春香「それは見てからのお・た・の・し・みですよ」
P自宅
P「べ、別に運命の人が気になるわけじゃないんだ。
流行を調べるのもプロデューサーの役目の一つだもんな。お、そろそろ十二時だ、確か時間になるとテレビが勝手に…」
ザザッザー
P「わっ。びっくりした。ってあれこれはどっかで見たようなシルエットだな」
???「みなさん、こんばんわ」
P「こ、この声は」
P「しゃ、社長じゃないか。で、でも、いったいどうして。」
高木社長「今日は私のソロライブに来てくれてありがとう。マイスイートハニー達(チュッ
それでは、一曲目に行ってみようか。音楽カモン」
ブチッ
P「…な、なんだったんだ」
プルルルル
P「こんな時間に誰だろ。はい、もしもし」
春香「ぷ、プロデューサーさんみ、見ましたか今の?」
P「あぁ。いつもこんな感じなのかマヨナカテレビって?」
春香「いや、実は私も実際に見たのは初めてで(テヘッ
でも、社長いつの間にあんなの撮ってたんだろ。
それに、あんな社長見るの初めて」
P「俺もだよ。って待てよ確かテレビに映るのは運命の相手ってことは!!!」
春香「わ、私は同性愛にもちゃ、ちゃんと理解ありますから。し、心配しないでください
これは私たちだけの秘密ってことで。じゃあ、おつかれさまでした。」
ブチッ
P「お、俺はいったいどこで道を踏み間違えたんだ。とにかく明日社長に確認してみよう」
翌朝
P「おはようございます」
小鳥「おはよう、ございます。プロデューサーさん。」
P「どうしたんです小鳥さんなんかいつもよりそっけない気が。それになんだか疲れてるような」
小鳥「い、いや。そんなことないですよただ、ちょっと寝不足で」
小鳥(ま、まさか昨日事務所で聞いたマヨナカテレビがあんなだなんて。
それをプロデューサーが見ててなおかつ運命の相手だなんて。
あぁもう妄想が止まらくて布団の中で一晩明かしてしまったわ)
P「あっそうだ小鳥さん。今日社長は何時ぐらいに来ますか?」
小鳥(う、うわわわわ。そ、そんないきなり。プロデューサーさんて実はけっこうぐいぐい行くタイプだったのね
よし、ここは私が最近読んだ『僕の社長』っていうマンガのように、いい感じな雰囲気にしなくちゃいけないわ)
小鳥「社長は今日は十時に一度事務所に来る予定です。それと私十時から律子さんとお話があるので
一旦事務所から抜けますね」
P「わかりました。十時ですね。よーし今日も仕事がんばるぞー」
小鳥(あ、あんなに張り切っちゃって。や、やっぱりゴクリ)
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