みゆき「ガチ告白で、百合百合ハッピー!」(224)

星空宅
みゆき「あー、夏休みももう折り返しかぁー」

みゆき「今日は何をしようかなぁ。みんなと会う約束はしてないしー、宿題はもうちょっと遊んでからでもいいしー」

みゆき「でもー、こうやって朝からのーんびりテレビをみてられるのも夏休みの特権だよねー!」

TV『春日野うららの☆正座占い~♪』

みゆき「あ、うららちゃんだー」

うらら『お茶の間のみなさーん、おはようございまーす♪今日も一日がんばりましょーう!』

みゆき「可愛いなぁー。でも今日も私はゴロゴロしたいようららちゃーん」

うらら『――座のあなた、ごめんなさーい。今日はあんまりいい運勢じゃないみたい。私もなんですけどね』

みゆき「えーっ!?そんなぁ……はっぷっぷー」

うらら『でも、そんなあなたにうらら☆アドバイス!身近な人にドッキリすることを言ってみると、退屈が無くなって楽しくなっちゃいますよ♪』

みゆき「ふんふん」

うらら『そういうわけで……コホン』

みゆき「?」

うらら『……のぞみさん、私!のぞみさんのこと、あ、愛してます!!!』

みゆき「!?!?」

みゆき「えっ、これ、え!?う、うららちゃんなにを……」

うらら『……なんて!』

みゆき「……え?」

うらら『えへへ、びっくりしましたか!?のぞみさんって言うのはですね、私の大好きなおとmあれ?マネージャーどうしたんですか……え!?つ、ツイッターもブログも大炎上!?!?ち、ちがうんですみなさんこれh』

みゆき「……」

TV『 しばらくおまちください 』

みゆき「び、びっくりしたー……そっかぁ。こういうことをすれば……よぉし!」

みゆき「ガチ告白でウルトラハッピー!」

みゆき「まずはどうしよう……順当に、あかねちゃんからかなぁ」

ガチャッ

キャンディ「おはようクルぅ、みゆきー」

みゆき「あ、キャンディおはよう……ハッ」

みゆき「(キャンディには悪いけど、キャンディがいると失敗しちゃう気がする。私のウルトラハッピーがそう言っている)」

みゆき「えーっとね、キャンディ。私、ちょっと今からお出かけしてくるんだけど、お留守番を……」

キャンディ「クル!?なんでクル!?キャンディも一緒にいきたいクルぅ!!」

みゆき「あー、ごめんね。だけどその……」

キャンディ「一人じゃ寂しいクルぅ!キャンディも行くクルぅ!!!」

みゆき「一人じゃ……そっか、よし!キャンディ任せて!えぇっと……確かこの辺にお菓子の空き箱と、割り箸……」ゴソゴソ

キャンディ「クルー?」

キャンディ「ふぁあああ……!」
   _____
  |⊂⊃⊂⊃| |
  | マTTTT7 | |
  7二二二二7|
  | PROTZ |<\
 /| ___ | \\
//| \⊥/ | | \>
 ̄ |バルカン| |
  | 300 | |

   Τ| ̄Τ| ̄
   || ||
   || ||
    ̄   ̄
みゆき「キャンディ、どう?それがキャンディの新しいお友達、バルカン300だよ!」


キャンディ「すごいクル!かっこいいクルぅ!バ・ル・カ・ン!バ・ル・カ・ン!」

みゆき「はははっ、よかったねキャンディ。そんな友達、誰も持ってないよ」

キャンディ「ありがとうクルみゆきぃ!バルカンは歳はいくつクル?」

みゆき「15分だよ」

キャンディ「バルカンは何者クル?」

みゆき「空気ミサイル300発も撃てるロボットなの!お菓子の箱と割り箸製のウルトラボディだよ!」

キャンディ「うぬぅ!!うぬぅ!!バ・ル・カ・ン!バ・ル・カ・ンクルゥ!!!」

みゆき「あはは、それじゃキャンディ。私はでかけてくるねー」

ガッシュか…

日野宅

あかね「いらっしゃいませーーー!ってあれ?なんや、みゆきやーん!どないしたん?」

みゆき「あっかねちゃーん!うん、えへへ!あかねちゃんに会いたくなっちゃって!」

あかね「おー?嬉しいことゆうてくれるやんこのー! ゆうてもうち、今店の手伝いで忙しいよって、ちょーっと待っててんかー?」

みゆき「うん!そうするね!」

オヤジ「なんやなんや、あかねちゃんの友達かいな。べっぴんさんやなー!」

みゆき「えっ!?あ、あははー」

あかね「なんやちょっかいださんといてー!みゆきはうちのやさかいなー!」

みゆき「!?」

オヤジ「あっはははー!こりゃかなわんわー!」

みゆき「……(これは、脈あり?)」

あかね「みゆきもなんか食べよるー?豚玉くらいならおごったるけど」

みゆき「えっ、いいの!?」

あかね「……とかゆうて、最初からそれが目的だったんちゃうかーこのー!」

みゆき「そ、そんなことないもーん!はっぷっぷー!」

あかね「あっははは!わこうてるって!ほな豚玉なー!」

みゆき「うん!わぁ、あかねちゃんのお好み焼きさばきすっごいねー!」

あかね「お好み焼きさばきてよう分からんけども。そうかー?」

みゆき「うん!お好み焼き作ってるときのあかねちゃんはキラキラしてて、えへへ!私大好きだなー」

みゆき「(まずは軽く、様子見を……)」

あかね「っ!そ、そかー!あはは!なーんやみゆき今日はご機嫌やんよーしイカもサービスしたらぁー!」

みゆき「さすがあかねちゃん!」

オヤジ「……(和むなぁ)」

オヤジ2「……(朝からお好み焼きにしてよかったなぁ)」

あかね「ふーっ、店も一段落したし、お父ちゃんが買出しから帰ってきよったからようやく暇になったわ」

みゆき「お疲れ様、あかねちゃん」

あかね「ん、待たせてしもうてすまんなみゆき。どうする?うちの部屋いく?」

みゆき「ううん、ちょっと歩こうかなって!」

あかね「そか。ほなまたちょっと待っとって。着替えてくるさかい」

みゆき「うん!えへへー、目一杯お洒落してきてねー!」

あかね「おー、まかせんかーい……ってなんでやねん!あんたと出歩くだけやのに!?」

みゆき「えー、だってせっかくのデートだよあっかねちゃーん!」

あかね「っ、はいはい分かりましたーっと。ほななー」

河川敷

あかね「っでなー、その当時の伸すkあ、なんや。こんなとこまで来てもーたか」

みゆき「へぇー、最初からただのお笑いゴロツキだったわけjあ、ほんとだねー。あかねちゃんと私が、えへへ。秘密特訓したところまで」

あかね「なーんや、特になんもすることないのに話しこんでもーたな」

みゆき「うん、そうだね。それだけ私とあかねちゃんが気が合うってこと、じゃない?」

あかね「あっはは、そうかもな。そういやあの時、みゆきうちのこと助けてくれたんやったな」

みゆき「あかねちゃんが、泣いてたからねー」

あかね「ちゃ、ちゃうって!汗やーゆうたやろー!?」

みゆき「うん、っふふ。あかねちゃんは、お日様みたいな笑顔が素敵なんだもん。知ってるよ」

あかね「っ、そ、そか!あっはは!太陽サンサンーってな!あー、ちょっと降りてみよかー」

みゆき「うん!」

あかね「おー、まだうちが壁うちしとった時のボールの跡、あるわー」

みゆき「あれから、もう半年以上経ってるのにねー」

あかね「そやな。半年か……みゆきは最初っからボケボケやったなー」

みゆき「はっぷっぷー!そんなことなもーん!」

あかね「あっはは、ガッチガチに緊張して言葉回らんくなっとったのは、誰やったっけー?」

みゆき「もー!あ、でも。あかねちゃんが助けてくれたんだよね!えへへ」

あかね「観てられんかったからなー……まぁ、うちはそういう理由があるし、当然のことなんやー思うけど」

みゆき「うん?」

あかね「みゆきは、何でうちのこと助けてくれたん?運動も苦手やし、嫌いなはずやのに。あないな遅くまで、うちに付き合って……」

みゆき「……それは、ね」



みゆき「私が、あかねちゃんのこと。大好き、だからだよ?」

あかね「……は、は?」

みゆき「……」

あかね「あー、そ、そか!あっはは、そうかーいやー困ったわーうちそんな早くからみゆきに……」

みゆき「あかねちゃん」

あかね「っ!な、なに?もー恥ずかしいからあんまからかわんと……」

みゆき「私、本気だよ」

あかね「あ、あっははは!そうなん?うちもやでー、うちも、その……」

みゆき「そういうことじゃ、なくって。私、ほんとのほんとに!」

あかね「……」

みゆき「あかねちゃんが、好きなの!!!!分かって、よ!!!」

あかね「……」

みゆき「……」

あかね「……」

みゆき「……うつむいちゃったら、お顔が見えないよ。あかねちゃん」

あかね「……ほんまに、ゆうとんの?」

みゆき「……私が、あかねちゃんに。嘘ついたこと、ある?」

あかね「……」

みゆき「……」

あかね「……」


みゆき「(よし!今だ!)な、なんちゃtt……うん?」

あかね「っ、ふっ、っぐ」ポロポロポロ

みゆき「」


みゆき「(泣いてるーーーーーーーーぅ!?!?!?!?!?)」

あかね「なんでっ、ふっ、そないな簡単に、っ、っ」

みゆき「あ、あかねちゃん!?あかねちゃんさん!?」オロオロ

あかね「ゆうて、まうねんっ!っ、んっ、っふ」

みゆき「え、えっと、ご、ごめんね!?あの、いやだった、なら……」

あかね「!いやとか、そんなんとちゃう!!!うち、うち……!!」

あかね「ずっと、ずっと我慢、しとったのに!!」

みゆき「……へ?」

あかね「うち、うちかて!っ、みゆきのこと好っきゃってこと!ずっとずっと言いたくて、でも、うちら、うちらじゃだめやって、諦め、んっ、よったのに!」

みゆき「」

あかね「なんで、なんでこんな急に、っ、そないなこと、ゆうねん……ばかぁ」


みゆき「……」

みゆき「……(どうしよう可愛い)」

みゆき「……あかねちゃん」

あかね「っ、みゆき」

みゆき「……」

あかね「ギューッて、してえぇ?」

みゆき「……うん」

ギュッ

あかね「……好っきゃ、みゆき」

みゆき「……うん、私も」

あかね「ほんま、なんやな。うち、うちの片思いや、なかったんやな?これ夢やないんか?ほんまの、ことなんやな?」

みゆき「……ドッキリではあるけど」

あかね「? なんて?」

みゆき「いや、うん。夢じゃないよ、あかねちゃん。ほら……えへへ。こんなに、あったかいもん」

あかね「そや、な……みゆき」

みゆき「あかねちゃん……」

みゆき「……(どうしよう、本当にどうしよう)」

ウルトラハッピー

あかね「きょ、今日はなんや、もう恥ずかしいからこれで、帰ろう!な!」

みゆき「う、うん!あかねちゃん!」

あかね「……あ、あかね、って!」

みゆき「……うん?」

あかね「あかね、って……よ、呼んで。二人だけのときで、えぇから」

みゆき「……うん。あかね」

あかね「……っへへ。ほ、ほなな!また……明日!!」

みゆき「うん!またね!」



みゆき「……」

みゆき「……ドッキリって難しいね、うららちゃん」

みゆき「幸先悪いよぉ……いや、いいのかな?」

みゆき「うーん、でもウルトラハッピーになるために、頑張らないと……」

みゆき「あかねちゃんが思わぬ方向に行ってしまったから……次は」

みゆき「れいかちゃん、かな。うん。れいかちゃんならしっかりしてるから、うん」

みゆき「となると、ちょっと準備がいるよね。よっし、れいかちゃんにドッキリけってぇーい!!」

青木宅

れいか「……『道』……と」サラサラ

れいか「……これはいい『道』が書けました」

れいか「書道展に出すのは、これにしようかしら……っ」

ガサッ

れいか「何奴!!!ハッ!!!!!」

シュッ!!ビシッ!! ガサガサガサッ!!

れいか「……逃がしましたか。一体、何だったのでしょう。もしやバッドエンドの……あら?たたみに、なにか……」

れいか「……矢文?」


ポップ「……みゆき殿、妖精使いが荒いでござる」

れいか「……」

れいか「『れいかちゃんへ』」

れいか「『拝啓、青木れいか様。敬具』」

れいか「……ふふっ」

れいか「『夏も半ばをむかえ、益々暑さが増している中、いかがお過ごしでしょうか』」

れいか「『私はキャンディと一緒にグータラする毎日です』」

れいか「『ところで』」


れいか「『好きです』」

れいか「……」

れいか「!?!?!?」

れいか「えっ、なっ、あう、こ、これは?」

れいか「えっと、これは何か、えっ??」

れいか「あ、相手を間違え、あ、最初に私へと何度も、あ、あら?あれ?」

ピンポーン!

れいか「!!」


淳之介「はーい。あぁ、キミはれいかの友達の……」

みゆき「星空みゆきです!れいかちゃんはご在宅ですか?」


れいか「!?!?」

みゆき「やっほー、れいかちゃん」

れいか「あ、こ、こんにちはみゆきさん。あ、あの……」

みゆき「突然ごめんねー。本当は連絡しようかと、思ったんだけどー」

れいか「(普通、ですね。となると、これは何かの……)」

みゆき「あっ。て、手紙……読んで、くれたんだ」

れいか「……あっ。で、では……これは」

みゆき「……本当に、ごめんね。突然」

れいか「い、いえ……」

みゆき「……」

れいか「……」

みゆき「……びっくり、したよね」

れいか「……正直に言いますと、かなり。取り乱してしまいました」

みゆき「……だよ、ね」

れいか「みゆきさんが訪ねてこられた、と知った時も」

みゆき「……うん。本当は、そ、そんな手紙を書いた後だから……恥ずかしかったんだ、けど」

れいか「……」

みゆき「けど、けど……やっぱりちゃんと、会って。自分の口で伝えなきゃ、って。思ったんだ」

れいか「……みゆき、さん」

みゆき「……(反応見れないし)」

みゆき「そ、それで……」

れいか「……」

みゆき「私、ね。れいかちゃんのことが、好きなの」

れいか「は、はい……私も、みゆきさんのことは、とても大切な」

みゆき「そうじゃないの、れいかちゃん……れいかちゃんなら、分かってるんだよね。本当は」

れいか「っ」

みゆき「そういう風に逃げられるのが、いやで。会いにきたっていうのも、あるんだ」

れいか「……」

みゆき「れいかちゃん。私、ほんとのほんとにれいかちゃんが好きなの。女の子として、れいかちゃんが」

れいか「……私も、私も、女です。なの、に……」

みゆき「そんなの、関係ないの。れいかちゃんが、何事も一生懸命頑張るとっても素敵な、れいかちゃんが」

れいか「……」

みゆき「私、大好きなの。本当に」

れいか「……です、が」

みゆき「……」

みゆき「……」

れいか「……」

みゆき「……」

れいか「……」

みゆき「(今度こそ!)な、なんちゃtt」

ガラッ!

淳之介「話はだいたい」

曾太郎「聞かせてもらった」

みゆき「!?!?」

れいか「お、お兄様!お祖父様!!!」

曾太郎「れいかよ……迷っているな」

れいか「それは……もちろんです。これは、私にとっても……みゆきさんにとってもとても、重要で大事なこと、ですので」

淳太郎「でもね、れいか。こう言ってしまってはなんだけど、悩んでいる時点でもう答えは出ているんじゃないか?」

れいか「っ」

曾太郎「左様。緑川のあの娘に心中を伝えられたときは、れいか。すぐに謝って、断ったはず」

みゆき「えっ」

れいか「なおは、大事な幼馴染、ですから……でも、でも」

曾太郎「……こう考えているのだろう。『女性同士は外道』、と」

れいか「……」

曾太郎「そんなお前に、この言葉を送ろう。淳之介、持ってきなさい」

淳之介「はい。どうぞ」

パラッ

『 外道もまた 道 』

れいか「……っ!」

みゆき「……」

曾太郎「始めは道から外れたように、思うのかもしれん」

れいか「……」

曾太郎「だが、貫き通せばそれが自分の道となる」

みゆき「……」

淳之介「れいか。キミの好きな詩集に、そんな言葉があったね?」

れいか「……僕の前に、道は無い。僕の後ろに……道は、できる!」

みゆき「……」

曾太郎「そういうことじゃ」

淳之介「しっかり歩んでごらん。二人で」

れいか「……ありがとうございます、お祖父様、お兄様……みゆきさん」

みゆき「あっ……は、はい」

れいか「……ふつつかもの、ですが。どうか、よろしくおねがいしみゃs」

みゆき「……」

れいか「……噛んでません」

みゆき「……(どうしよう、可愛い)」

れいか「っふふ。みゆき♪」

みゆき「えへへ。れいか♪」

れいか「……恥ずかしいわ、みゆきさ……みゆきと、こんな風に呼び合うなんて」

みゆき「はっぷっぷー!なおちゃんとはそうなんだから、私もそうしてくれないといやだよー!」

れいか「うん……それで、なおのこと、なのだけど」

れいか「私、なおは今でも大事な、幼馴染なの。だから……まだ、いえないけど。いつか、なおにも私達のこと、説明させてもらっても、いい?」

みゆき「うん。今日じゃ、ないんだよね?私もその方がありがtゴホゴホ」

れいか「? はい。ま、まだ、心の準備が……」

みゆき「……大丈夫。その時は、わたしもついていくから」

ギュッ

れいか「あっ……」

みゆき「なおちゃんに認められるくらいの、仲になろう。ね?」

れいか「……はいっ」


曾太郎「淳之介」

淳之介「はい、お祖父様」

曾太郎「録画は」

淳之介「HD保存でばっちりと」

曾太郎「焼き増しは」

淳之介「15プリキュアレベルから受け付けます」

れいか「本当に、もうかえってしまうの?お母様がもうすぐ戻られるから、一緒にお昼食を……」

みゆき「うん。ちょっとこのあと、用事があるから。えへへ。嬉しかったよ、れ、れいか」

れいか「……はいっ。わ、わたしも!私も同じ、よ?みゆき」

みゆき「……えへへ」

れいか「……ふふっ。それでは……門まで、送るわ」

みゆき「うん!お願い」

れいか「……あの」

みゆき「うん?」

れいか「て、手は、繋いだ、ままで……」

みゆき「……うん」


みゆき「……(またやっちゃった)」

みゆき「うーーーん、うーーーーん」

みゆき「どうしよう、上手くいかないよぉ。いや、行き過ぎて困るよどうしよー」

みゆき「……えぇい、こうなったら後の事は後で、考えよう!うん!」

みゆき「それじゃ、次は……」

みゆき「……なおちゃんちに、行こう!!」

緑川家

みゆき「こーんにーちはーーー!」

なお「はーい!あれ?みゆきちゃん?」

みゆき「あ、なおちゃーん!お庭にいたんだ!」

なお「うん、布団干してたのを取り込もうとおもって。あれ?今日約束、してたっけ?」

みゆき「ううん。えへへ、急になおちゃんに会いたくなっちゃったから!」

なお「っふふ、なにそれ。いいよ、上がりなよ。お茶くらいだせるから」

みゆき「ありがと!今日は、弟くんとか妹ちゃんは?」

なお「みんなでお父ちゃんと昆虫採集に行ったよー。な、何が楽しいんだろうね、ほんっと」ブルッ

みゆき「あー、そうだねー。おっじゃましまーす!」

なお「ん、いらっしゃい!」

なお「どうぞ。お茶でごめんね」

みゆき「あ、ううん全然全然!なおちゃんが淹れてくれたならなんだって!」

なお「あはは。あ、私もうお昼済ませちゃったんだけどさ。みゆきちゃんまだ?なんなら作ってあげよっか」

みゆき「え、いいよいいよ!私、朝はたっぷりお好み焼きで……」グゥーー

なお「……っぷ。もう、燃料切れみたいだね?」

みゆき「わ、笑わないでよぉ。はっぷっぷー」

なお「あっははは!ごめんごめん、それじゃパッと簡単なものだけど作るから、待っててね」

みゆき「あ、お願いしまーす!」

なお「はい。ありあわせだけど」

みゆき「わー!すごい!こんなに早く、それにすっごい美味しそう!!」

なお「そうかな?けいたにはいっつもワンパターンって言われるよ」

みゆき「そんなことないよー!私こんなに簡単にお料理できないもん!えへへ、なおちゃんをお嫁さんにした人はウルトラハッピーだね!」

なお「お、お嫁さんって。い、いいから食べなよ。はい、お箸」

みゆき「うん、ありがと!いただきます……んー!おいしーい!」

なお「ほんと?良かった。そういえば家族以外に料理するのって久しぶりだよ……みゆきちゃんって、ふふっ。美味しそうに食べるねー」

みゆき「だって美味しいもん!えへへー、ウルトラハッピー!」

みゆき「ご馳走さまでした!」

なお「はい、お粗末様でした。あ、いいよ食器は。私片すから」

みゆき「ううん、ここまでしてもらって申し訳ないよ!私が片付けるね!」

なお「いやいや、緑川家の台所はおかあちゃんと私のね?」

みゆき「いやいやいや」

なお「いやいやいやいや」

みゆき「……」

なお「……っふふ。じゃ、持ってきてくれる?二人で洗おうか」

みゆき「うん! えへへー、なんか新婚さんみたい」

なお「そーだねー」

なお「それで、みゆきちゃん。本当に今日は、ただ遊びにきたの?」

みゆき「違う違うよー。なおちゃんに会いたかったの!」

なお「あっはは。はいはい嬉しい嬉しい」

みゆき「本当なのにー。はっぷっぷー」

なお「うーん?じゃあ、なんで会いたかったの?夏休みは何度も、みんなで会ってるのにさ」

みゆき「えっとね、なおちゃんと。二人っきりで会いたかったんだ。うん」

なお「私と二人?」

みゆき「そう。それでちょっと、ね。お話したいことが、あって」

なお「……へぇ」

なお「二人っきりで話したいこと?」

みゆき「うん」

なお「そっか。じゃ、今二人っきり、だよね?」

みゆき「あ、うん」

なお「それじゃ……はい、みゆきちゃん。どうぞ?」

みゆき「えっ、そんな突然!?」

なお「ふふっ、突然訪ねてきたのはみゆきちゃんじゃない」

みゆき「そ、そうだけど。うー……あの、あのね。なおちゃん」

なお「うん」

みゆき「私、私……なおちゃんを初めて、みたときから。まっすぐなとことか、全力疾走で頑張ってるとこ、とか。見て」

なお「……」

みゆき「す、好き、に!なっちゃったの!!!」

みゆき「(なおちゃんには……直球勝負!!)」

なお「……」

なお「……そっか」

なお「それじゃ、みゆきちゃん。ちょっとこっち来て?」

みゆき「え?な、なに?」

なお「よかったー、今うちに誰もいなくって」

みゆき「え?え?あ、あのね実はこれドッキrうん?さっき取り込んでた、お布団……!?!?」

ドン! ドサッ

みゆき「えっ、な、えっ?なに……」

なお「私が好きなんだよね?みゆきちゃん?」

みゆき「あ……う、ん……」

なお「そっか。それじゃ」

なお「具合確かめなきゃ。ね?」

シュルシュル

みゆき「!?!?!?」

なお「うん?どうしてそんなに驚くの、みゆきちゃん?」

みゆき「あ、あの。なお、なおちゃん!?なにして、えっ、なん、で」

なお「だって、みゆきちゃん。あたしとこういうこと、したいんだよね?」

みゆき「え、あ。そ、それは、そうかも、最終的にはそうかも、しれないけど……でも」

なお「あたし、回りくどいのは嫌いだからさ」

なお「大丈夫、みゆきちゃん。っふふ。優しくするよ?」

みゆき「……(どうしよう、かっこいい)」

みゆき「あ……なおちゃん、綺麗。いや、いやいやいや、あの、えっと」

なお「ありがと。ほら、みゆきちゃんも」

シュルシュル

みゆき「っ!ま、待って!待ってなおちゃん!脱がさない、で……」

なお「みゆきちゃん、可愛い」

ツーッ

みゆき「待って、待って!っあ、腕、こしょばいよぉ」

なお「それだけ?ほんとは気持ちいいんじゃない?ね?」

みゆき「やめ、やっ、あぅ……なお、ちゃぁん」

なお「ふふっ。なぁに?みゆきちゃん」

みゆき「なん、で。どうして、こんな……」

なお「……あたしね。前、れいかに、ふられちゃったんだ」

みゆき「……」

なお「あたしさ。れいかとはずっと一緒で、ずっとずっと大事な友達だった」

みゆき「……」

なお「あたしがれいかを守ってあげて。あたしが苦手なものはれいかに助けてもらって。そうやって、二人一緒だったんだ。ずっと」

みゆき「……うん」

なお「それで、ね。気づいたら……れいかのこと、本気で好きになってたんだ。今の、みゆきちゃんみたいに」

みゆき「……ドッキリだけどね」

なお「うん?あぁ、うん。ドッキリしたね、気づいたときは。おかしいんじゃないかって思ったし、悩みもした」

なお「でもほら、あたし直球勝負だから。れいかに打ち明けたんだ……でも、ふられちゃった」

みゆき「……」

なお「あたしは、とても大事な幼馴染で。だけど、いや、だから尚更、そういう目では、見れない、って」

みゆき「……」

なお「すっごく、ショックだったよ。ううん、もちろんそうなるのが当たり前なんだ、普通は」

なお「でも、れいかなら。あたしがこんなに好きなれいかなら、って、どっかで高を括ってた」

なお「でも、それは裏切られて。なんだか、わかんなくなっちゃって」

なお「だから、ね」


なお「あたしのことを好き、って言ってくれた女の子の期待は、あたしだけは裏切らないであげようって。思ったんだ」

みゆき「……それ、じゃ」

なお「うん。サッカー部の後輩とか、応援してくれる子。あとひろことか。みんな可愛かったよ?っふふ、みゆきちゃん程じゃないけど」

なお「不思議なもんでさ。みんな、一回そういうことすると、満足する?のかな。それ以上、求めてこないんだよね」

みゆき「……」

なお「あたしがもしれいかに受け入れられてたら、そんなもんじゃすまないと思うけどなぁ」

みゆき「……」

なお「みんな、ただちょっとそういうのに興味があっただけ、とかなのかもね。距離をとられてるわけでもないから、いいんだけどさ」

みゆき「……」

なお「それで。ふふっ。みゆきちゃんは、きっと……」

ドン!!

なお「っ!?」

みゆき「……じゃ、ないもん」

なお「いった……どうしたの、みゆきちゃん?怖くなった?大丈夫だよ、優しく……」

みゆき「私は、れいかちゃんにふられた、なおちゃんの代わりなんかじゃ、ないもん!!」

なお「……っ」

みゆき「私は、なおちゃんがふられた、れいかちゃんの代わりなんかじゃ、ないもん!!」

みゆき「私は、なおちゃんが好きなの!私の目の前にいる、なおちゃんが!緑川なおちゃんが!!」

なお「……あたしだって」

みゆき「違う!!なおちゃんは、自分のことを好きっていってくれた子を裏切らないであげる、そう言ってたけど!」

みゆき「ただ、れいかちゃんにふられた自分を重ねて!!!自分で自分を慰めようとしてるだけじゃない!!!!」

なお「っ」

みゆき「私を、見てよ!なおちゃん!!私は、なおちゃんが、っ、なおちゃんが大好きなのに!!」

なお「みゆき、ちゃん……」

みゆき「っふ、っ、もう、やめてよ。なおちゃん……慰めてるつもりでも、結局は自分を、傷つけてる」

ソッ

みゆき「なおちゃん、こんなに、震えてる……みんな、気づいてくれなかったんだね?」

なお「あっ……あ……」

みゆき「なおちゃん……優しい、なおちゃん。もうやめよう?こんなの、ウルトラハッピーじゃない、よ」

なお「うっ……うぅ、あ、みゆき、ちゃん……みゆきちゃん!!」

ギュッ

みゆき「……よしよし」

>>87
れいかの代わりにしてるんじゃなくて、れいかに告ったなお自身と同一視してる
ってことなんで間違ってないんだ分かりにくくてすまん

なお「みゆきちゃん……あったかい」

みゆき「うん。あのね、なおちゃん。えへへ。大好きな人にギューッてされると、ね。ポカポカしてとってもハッピーなんだよ?」

みゆき「そ、それにその。私達今、ほとんど。えへへ。は、裸、だし」

なお「……知らなかった。いつもは、火照って、暑くって、それでもなんだか冷えたような感覚しか、なかったから」

みゆき「……」

なお「……こんなあたしなのに、まだ。好きって、言ってくれるの?」

みゆき「うん」

なお「あんなこと、してたのに?」

みゆき「なおちゃん、かっこいいからね。仕方ないよ……で、でも、ね。今度からはその、わたしだけ、ね……?」

なお「」

みゆき「い、今はだめっ!も、もー心の準備も考えてよね、はっぷっぷー!」

なお「みゆきちゃん……可愛い。大好き、だよ」

ギュッ

みゆき「……うん」

なお「み……みゆ、うぅ」

みゆき「……」

なお「みゆ、き」

みゆき「もっとハッキリ呼んでよー!はっぷっぷー!」

なお「だ、だってなんか、急に名前で呼ぶのって、恥ずかしいんだよ!?」

みゆき「急に私のこと押し倒した子の言うことじゃないよねー」

なお「ご、ごめんってば。その……みゆき!」

みゆき「……うん!なお!」

なお「……なんか、照れくさいねやっぱり。っへへ」

みゆき「……(どうしよう可愛い)」

なお「今度、弟妹もいる時に来てよ。きっと喜ぶから」

みゆき「うん!私も、なおの家族とは仲良くなりたいな!」

なお「うん……あたしも、あたしもそうなってくれたら凄く嬉しい」

みゆき「……家族になるもんね、いつか」

なお「!うん、うん!うん!!」

みゆき「……ねぇ、なお。私さっき、なおがかっこいいって言ったけど。撤回ね?」

なお「え……な、どうして!?いや、あたしも自分がかっこいいとか思ってないけど、そんな、みゆきに、言われたらさ……」

みゆき「だってなお……可愛いもん♪」

なお「ふわっ!?か、かわ、も、もぉおおおみゆき!!!」

みゆき「えへへー、なおが可愛くてウルトラハッピー!」

みゆき「……私の幸先はとってもウルトラハッピーとは程遠いです」

みゆき「……でも、うん。今のは仕方ない。なおちゃんかっこよくて可愛いから、仕方ない」

みゆき「というかみんな可愛いから仕方ない……よね、うん」

みゆき「……」

みゆき「次、トリはやよいちゃんかぁ」

みゆき「……よぉし!ハッピーエンドに向けて、頑張るぞぉー!」

黄瀬宅
やよい「ふんっふんふふ~ん♪ぴっかぴっかぴかりーん☆」

やよい「うーん、なんだか今日はとってもお絵かきが捗る日~♪」

やよい「こんな時は何か、いいことありそう……あ」イッテオク「カナリツヨイゼ」~♪

やよい「メールだ。みゆきちゃんから、かな。なんだろう、あ!遊ぶ約束かも!」ピッ

From:みゆきちゃん
Sub:お話したいことがあります
 やっほーやよいちゃん!
 よく考えたら夏休みももうすぐおわりだねー
 いきなりでごめんね!
 ちなみにわたしはキ
 ゃんでぃとゴロゴロし過ぎて宿題終わってないよー
 んー、でもまだまだあるからいっか♪
 だからね、えーっと
 いい日旅たちっていうし
 すてきな所に旅行とかどうかなって思って
 きょうじゃないんだけど、私のおばあちゃんちとかどうかな?
 だにえるらどくりふ
 よ

やよい「……っふふ、みゆきちゃん途中でいきなり現れたラドクリフは何事……」

やよい「えっ」

やよい「えぇっ!?!?えっ、こ、これって、えぇぇえええええええ!?!?!?!?」

やよい「えっ、こ、この不自然に途中で終わるとことか、脈絡も無い感じとか」

やよい「えっと、き、きっと縦読み、なんだよね!?で、でも、そうする、と……」

やよい「『やよいちゃんだいすk』きゃーぁあ!きゃぁあああああ!!!!」

やよい「ど、どうしよう、どうしよう私!私そんな、アブノーマルな道はそんな」

やよい「あ、でも、でもなんだろうみゆきちゃんならって思えちゃう不思議!というか意識したら、どうしよう、みゆきちゃん、みゆきちゃぁん」

やよい「あぁ、そっか。わ、私無意識にみゆきちゃんのこt」イージャン!イージャンスゲージャン♪

やよい「ふわっ!?あ、め、メールだ……」

From:みゆきちゃん
Sub:
 いまからお家行っていい?

やよい「」

やよい「うー、どう、どうしよう」

やよい「今、こんな状況でうちにこられたら、私、私きっとお顔真っ赤で、なんにも喋れなくなっちゃうよぉ」

やよい「と、というかどうしよう。私、どうすれば……」

やよい「……そう、だ」

やよい「とりあえず、みゆきちゃんには、ちょっと待って、って返信、して」

やよい「……こんな、時は!」

カタカタカタッ、ターン!

友達からガチで告られそうな件について

1:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:pikapikapikarin
お前らガチでたすけろ。相手は同性だ

2:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
すまないが、ホモ以外は帰ってくれないか!!(AA略)

3:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:kaorukaze
ガチ、ガチって。ガチなのはお前らのガチだけだろwwww

4:春日野うらら◆azatokawaii ID:hazikerulemon
炎上するのとどっちが辛いでしょうか……

5:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:ooinarukibou
糞コテ氏ね。うららたん名乗ってんな氏ね

9:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:pikapikapikarin
ホモじゃねーよ 百合だよ

10:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
なん……だと

11:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:secchan
三次の百合とか……ないわ

12:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:seiren
百合ってなに?私ネコだったから分からない

13:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
>>12分かってんじゃねーかwwwwwww

やよい「むーっ」


14:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:pikapikapikarin
お前らいいからアドバイスよこせや

15:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:yarusshu
とりまうp

16:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:arienai
詳細無しにアドバイスとかありえない

17:コロン◆yurisan ID:yurisan
恋愛なら任せなさい

18:春日野うらら◆azatokawaii ID:hazikerulemon
一生懸命お話したらいいと思いますよ?

19:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:ooinarukibou
糞コテ氏ねって言ってんだろ

20:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:kyuatukkomi
>>18お前友達いないだろ

21:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:mktn
いいから詳細を。完璧なアドバイスしてあげるから

22:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
完璧なアドバイスwww

23:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:megane
おまいらなんでこんな釣りにマジになってんの?小学生以下だな

24:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:pikapikapikarin
仕方ない……安価>>30!行動でも返信でもいい!

25:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
遠いわksk

26:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:yarusshu
パンツうp

27:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:taoyaka
返信「私があなたで、あなたがわたしなの!」

28:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:kyuatukkomi
サニェーちゃんサニェサニェ!

29:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:araburu
ここで決めなきゃ、女がすたる! ガチ告白返し

30:ハピキチ花畑 ID:urutorahappi-
>>29

やよい「」

やよい「」

やよい「えっ」


21:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
よくやったwwwwww

22:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:ooinarukibou
糞コテは氏ね、でもよくやった

23:ハピキチ花畑 ID:urutorahappi-
安価は絶対

やよい「あ……あぁ」

ピンポーン

みゆき「やよいちゃーん。来たよーー」

やよい「ふぇ!?あ、は、はーいちょっと待って!え、っと、えっと」


34:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:urutorahappi-
待ってるね

35:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:pikapikapikarin
ちょっと待てもううちにきた 逝ってくる

36:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
>>34が時空を越えている件

37:コロン◆yurisan ID:yurisan
ここは一度落ち着いて拳で語ればいい、と言うつもりだったのだけど

38:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:midorinodaichi
バーローwどこの脳筋だよwwww

39:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:aniki
あ?


やよい「えっと、PC落として、えっと、それから、はわわわわ!みゆきちゃんいきなりすぎー!!」

やよい「い、いらっしゃい」

みゆき「うん!お邪魔しまーす!えへへ、やよいちゃんのお部屋って好きだな、私」

やよい「えっ、え?そう、なの?」

みゆき「うん。面白いものがたくさんあるもん」

やよい「そ、そうっかな……それで、あの。みゆきちゃん。今日は、なんの……?」

みゆき「うん?さっきメールしたよね?えっと、今度おばあちゃんちに行こうと思うんだけど、一緒にどうっかなーって」

やよい「あ……あー、う、うん」

やよい「(私のばかぁあああああああ!!!)」

みゆき「ね、一緒に行こうよ。とっても空気が綺麗で、いいところだよ?」

やよい「あ、うん、うー、そうしたいけど、あの。今はちょっと別の悩みでその、頭が一杯で……」

みゆき「……悩み?」

やよい「うん……あっ」

みゆき「やよいちゃん。何か悩んでることが、あるの?」

やよい「あ……うん。でも、わ、忘れて。あの、みゆきちゃんには……話せないことだから」

やよい「(でも安価は絶対でも私の勘違いででもでもでもあぁどうしよう)」

みゆき「……やよいちゃん」

ギュッ

やよい「……え?」

みゆき「何かあったなら、お話してほしい、な」

やよい「あ……みゆき、ちゃん。あの……」

みゆき「私じゃ……だめ?」

やよい「あ……その、そうじゃ、なくて。ダメ、とかじゃ……」

みゆき「私、やよいちゃんの力になってあげたいの」

やよい「……」

みゆき「やよいちゃんが一杯一杯、無理しながら頑張ってること、知ってるよ。私、ずっと見てたから」

やよい「……」

みゆき「大きく広げた心の画用紙に、やよいちゃんのきらめきがたくさん広がってるとこ。キラキラしてて綺麗なところ。私、大好きだよ?」

やよい「うぅっ、う、ぅ」

みゆき「だから……ね?私じゃ、頼りないかも、しれないんだけど……やよいちゃんの力に、なれたらいい、な……」

やよい「みゆき、ちゃん。みゆきちゃん!」

やよい「わたし、わた、し。みゆきちゃんのこと、が……」

やよい「……好きぃ」

みゆき「うん、うん。私も、やよいちゃんのこと……」

やよい「違う、違うのぉ。みゆき、ちゃぁん」

みゆき「……え?」

やよい「私、私ぃ……勝手に勘違いして、舞い上がっちゃったって、思って、でも、でもぉ」

やよい「今、みゆきちゃんにギュッてされて。なぐさめ、られて」

やよい「分かっちゃった、の」

やよい「わた、わたし。ほんとの、ほんとに……みゆきちゃんが、好きなんだ、って」

みゆき「……」

やよい「みゆきちゃん、ごめんなさい。こんな気持ち、迷惑かも、しれないけど。大、好きなの」

みゆき「……」

みゆき「(どうしよう可愛い、可愛い)」

みゆき「……」

やよい「……」

みゆき「そ、っか」

やよい「……ごめん、ね。わた、わたし……あ、は、離れるかr」

ギュッ!

やよい「え……?」

みゆき「だめ!待ってよ、やよいちゃん……だってまだ。私の返事、聞いてない、でしょ?」

やよい「え、え……?だって、それは……」

みゆき「……私だって、やよいちゃんのこと。大好き、なのに」

やよい「……!!!」

やよい「ほんと?みゆき、ちゃん」

みゆき「うん。えへへ。ねぇ、さっきのメール、気づいてた?」

やよい「えっ?それじゃ、ひょっとして……」

みゆき「うん。おばあちゃん家のことは口実で……ほんとはただ、やよいちゃんに会いたいだけだったの」

やよい「あっ、そっちね」

みゆき「? とにかく、ね。やよいちゃん」

やよい「うん……なぁに、みゆきちゃん」

みゆき「……おばあちゃん家には、二人だけで行っちゃおっか」

やよい「! うん、うん!よ、よろしく、お願いします」

みゆき「うん、こちらこそ」

やよい「ぐすっ、なんだか泣いたり色々したら喉渇いちゃった……ってわぁ!?な、なにも出さずにごめんね、みゆきちゃん!」

みゆき「ううん、いいよいいよー。私の肩はびっしょりだけどね」

やよい「ご、ごめんね。あの、今すぐ何か、飲み物もってくるね!あ、あと私、クッキー作ったの!一緒に食べよ♪」

みゆき「うん!ありがと……やよい」

やよい「!う、うん!その……み、みゆ……みゆき……ちゃん!」

みゆき「……はっぷっぷー」

やよい「ま、また!また、今度、今日はまだ心の、あの!す、すぐ戻るね!」

みゆき「……でもこれはこれで」

みゆき「さて、っと。やよいちゃんのPCは……あったあった。ベッドの下かぁ」

みゆき「ここから、やよいちゃんのIDで釣り宣言すれば!後で覗いたやよいちゃんがドッキリだった!ってわかる寸法だよ!」

みゆき「えへへ。頭の中が花畑だなんてもう誰にも言わせ……うん?」

98:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:kyuatukkomi
すいませんでした
99:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:yarusshu
勘弁してくださいすいませんでした
100:コフレ◆yurisan ID:yurisan
ごめんなさい
101:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:aniki
もう一人の糞コテどこ行った
102:以下、名無しに代わりまして伝説の戦士がお送りします ID:mktn
そのくらいにしなさい

みゆき「……あ、ID:anikiさんによる恐怖政治で統治されているぅー!?」

みゆき「ど、どうしよう、これじゃ釣り宣言なんてとても……あ、やよいちゃん戻ってきちゃ……うわぁああん!はっぷっぷー!」

みゆき「……」

みゆき「結局、四連続で失敗……いや、うーん。成功、かなぁ」

みゆき「……」

みゆき「どうしよう」

みゆき「……かえって、うん。一回寝て、明日、考えよう」

ガチャッ

キャンディ「みーゆーきぃ!お願いクルぅ!バルカンを作り直してほしいk」

バタンッ

みゆき「……なおちゃんに頼めば、お裁縫してくれるかなぁ」ハァ

バッドエンド王国

狼「うーるるるー♪俺様ウルフルン~~」

ジョーカー「うーーーーーるっふるんすわぁん!」

狼「うぉ!?んだ、糞ジョーカーか。いきなり飛び出してくんじゃねぇよきめぇ」

ジョーカー「んっふふーぅ、これはお厳しぃ~!わたくしめはあなた様のお役に立ちたいと思い、馳せ参じたまででっすのにぃ~!」

狼「クネクネすんな……あぁん?役に立つ、だぁ?」

ジョーカー「そーぅなんですぅー!こ、れ!をご覧下っさぁーいっ!」

狼「なんだその丸ぃの」

ジョーカー「DVDでっす!これに、昨日!人間界で大量にバッドエナジーが観測された時の発生源となった映像があるんですぅー!」

狼「ほぉ?」ジーッ

ジョーカー「これっをですねぇ~!悪の三幹部でも一番の切れ者のうるっふるんさんに……ウルフルンさん?」

狼「っ、み、見てたらなんか、クラクラしてきたぜぇ……!おいジョーカー、その丸いのの、どこにそんなもんが書かれて……っ」フラッ

ジョーカー「……たまにアホですねぇ、うるっふるんすわんは」

『春日のうららの~~~~~~』

狼「なんだこのガキ」

ジョーカー「いいからいいから、ごらんくだっさぁーい」

『のぞみさん!私~~~~~~』

狼「おぉ、俺達の目で見ればわかるくらい周りにバッドエナジーがあれしてるな」

ジョーカー「あれしてるでっしょーぉう!?つまりはですねぇ。知っている相手にとんでもないレベルの嘘をつきますとぉ」

狼「あんな風にバッドエナジーがざっくざく、ってか?ふふん、俺様は嘘をつかせたら天下一品だぜ!」

ジョーカー「おぉーう!それは頼もしい限りですぅ!うっふふふぅん!しかと頼みますねぇ?」

狼「当然だ。そうと決まりゃぁ、人間界に殴りこみだぜウーールッフフフフフフ!!!」シュバッ

不思議図書館

みゆき「(昨日の騒動から一日。今日はみんなで集まる日です……けど)」

キャンディ「あかね、見てくるぅ。みゆきが作ってくれた、キャンディのお友達クル」

あかね「おー、えぇやん。みゆきは優しいなぁ?」ギュッ

みゆき「あ、あっははそうでもないよあかねちゃん。そんな、抱きしめてくれるほどじゃ……」

なお「あかね、みゆき……ちゃん、困ってるからやめなよ。今私と、キャンディ用のお人形をどんな風にするか相談中なんだから」

やよい「そ、そうだよあかねちゃん!みゆき……ちゃんが、えっと、あんまり苦しいと困っちゃうよ!」

れいか「あかねさん。みゆき……さん相手へのスキンシップが、今日は何故だか多いようですが?」

あかね「っ!そ、そーかー?そーでもない気ぃするけどなー。な、なーみゆき!」

みゆき「え、う、うーん」

なお「はっきり言わないとダメだよ!みゆき……ちゃん!」

みゆき「あ、ご、ごめん、ごめんね(気まずい……)」

なお「そ、そんなに謝らなくったっていいよ。ははっ、そうだね。それじゃお昼ご飯はしっかり残さず食べて、もらおうかな。すぐに作るから」

あかね「待ったらんかい。今日はうちがお好み焼きつくるー、ゆうとるやん!さっきから!」

やよい「あ。で、デザートは私が作ってきたホットケーキがあるからね?みゆき……ちゃん!楽しみに……」

れいか「あら。今日は私、おかあさま直伝の味の水羊羹を作ってきたのですが……みゆき、さん?どうしますか?」

なお「……むっ」

あかね「なんや」

やよい「よ、羊羹は暑いから合わないと思うよ、れいかちゃん!」

れいか「いいえ、水ようかんですし冷やしていますから。心配ありませんよ、やよいさん」

みゆき「あ……あぁ、その。えっと、私、ぜ、ぜーんぶ食べたいなぁー!」

あかね「……っはは、みゆきらしいわ。よっしゃ、待っとってなぁー!」

みゆき「う、うん……」

みゆき「はっぶ、っぷー。ご、ごちそうさま、でした」

なお「お粗末様。ふふっ、いい食べっぷりだったねみゆき、ちゃん」

あかね「とくにうちのお好み焼きを食べとるときとか、ウルトラハッピー顔やったな」

やよい「えへへ。クッキーも全部食べてくれたね。そんなに美味しかったかな」

れいか「皆の物を完食していますけどね。それでも、たくさん食べた後の水羊羹のスッキリさには敵わないかと」

みゆき「え、えーっと、ぜーんぶとっても美味しかったよ!うん!けぷ。あの、みんなは、食べないの?」

やよい「ううん、私はみゆきちゃんの食べてるニコニコ顔でおなかいっぱい、かな。あ、私の分もいる?えへへ。はい、あーん♪」

みゆき「うっ……あ、あーん」

あかね「」ギリッ

なお「」ガンッ!!!

れいか「」ピシッ

れいか「……そういえばみゆき、さん?習字の宿題がまだ、でしたよね?一緒にしませんか?」

みゆき「あ、うん。いいの?えっと、筆と硯もって来るね……」

れいか「それには及びません。私の物をどうぞ。さ、ここを、こう」スッ

みゆき「あ、れ、れいかちゃん、近……」

れいか「筆先を見てください?っふふ。『道』は二人で書きましょう?……みゆき」ボソッ

なお「ちょっとサッカーボール叩いてくる」

あかね「ちょっとバレーボール蹴り転がしてくる」

やよい「ちょっと芸術爆発させてくる」

みゆき「えっちょ、みんな……うぅ、どう、しよう」

みゆき「……あんまりにもきまずいので、気分転換に町にでることにしました」

みゆき「……けど」

なお「……れいか、ちょっとそっち、つめてよ」

れいか「なおこそ。少しそちらによってくれない?」

あかね「やよい、みゆきが歩きづらそうやん。そっち離したってぇな」

やよい「あ、あかねちゃんこそ。私が先に繋いだんだもん!」

みゆき「(後ろから、肩のあたりをなおちゃん、れいかちゃんに抱きしめられて)」

みゆき「(両手はあかねちゃん、やよいちゃんでふさがれて)」

みゆき「(な、なんだろうこれ。両手に花?全身お花畑?)」

あかね「みゆき、どこ行きたい?そや、うちのお好み焼き屋とかどない?まだ食いたらんやろー?」

なお「それより、ぬいぐるみ屋さんにいこうよ!みゆき、ちゃんに合う可愛いの!一緒に選ぼう?ね!」

やよい「えっと、みんな生活雑貨の店によらない?理由は……えへへ、ナイショだよね。みゆき、ちゃん。準備しないとね」

れいか「そうです、みゆきさんも弓道を始めてはどうかしら。近くになじみの弓具店が……」

みゆき「えーっと、えっと。その、私、図書館とかどうかなぁ、って」

あかね「えぇやん!」

やよい「決まりだね!」

なお「さすがみゆきちゃん!」

れいか「着いて行きます」

みゆき「あ、そ、そうなんだ。うん……それじゃ、けってぇーい、で。あはは」

図書館

狼「……なぁんであの、学校とやらには誰もいねぇんだよくそがぁ。いつもならワサワサいんだろうがガキがよぉ」

狼「あぁあっちぃ……ふっざけんなよ俺様の高貴な体毛とレザーは暑さに弱ぇんだよふざけんな」

狼「……あぁん?おぉ、なんだかあの建物は涼しそうだな」

狼「おまけに……おぉ!ガキが大量にいやがるぜぇー!」

狼「ウルッフフフフフ。今回はレンガの小屋はねぇと来たか。観念しやがれ子豚ども!……いけねぇ、朦朧としてきた」

ガーーーッ

狼「自動ドアってやつか……俺様の部屋もこのくらい便利に……」

司書「あ!待っていましたよ!劇団さんの、読み聞かせをしてくださる方ですよね!?」

狼「……あぁん?」

司書「きぐるみまで着てすごいですね!ささっ、こっちへどうぞ」

狼「なんだってんだよだから……うぉお涼しい!こりゃいいぜぇ!」

司書「そうでしょうねそんな格好なんですから。みんなー!おにいさんが来たよー!」

うわーすっげー!狼だーー!
 こわーーい!!

狼「……こ、怖ぇか?そうかそうか、ふふん!あったりめぇだなんたって俺様は……」

司書「さ、お願いしますよ狼さん。本は、この中からご自由にどうぞ」

狼「あぁん!?あのなぁ、さっきから勝手なこと言ってるが別に俺様は……ん?」

狼「ほう……中々いい本があるじゃねぇか。上等だ」

狼「内容的にも、題名的にもなぁ」


つ『狼少年』

あかね「……」
やよい「……」
なお「……」
れいか「……」

みゆき「……(みんな、黙っちゃった)」

みゆき「……(抱きつかれたりはそのままだけど)」

みゆき「……(うー、やっぱりみんな、私のこと本気で、本気で好きになってくれたんだ)」

みゆき「……(でも、どうして……?私、ハッピーになりたいだけだったのに)」

みゆき「……(あぁ、そっか……私、私がドッキリ、なんてふざけた気持ちで、みんなにあんなこと言ったから)」

みゆき「……(神様が、バチをあたえた、のかも)」

みゆき「……(でも、で、も)」

みゆき「……(ドッキリだった、かもしれないけど……私、私……でも、どうやってそれを……うーーーーん)」

キャアアアアア!!

みゆき「!?」

キャンディ「クル!?と、図書館でウルフルンの気配がするクルぅ!!!」

あかね「あ、自分いたんや」

キャンディ「キャンディは空気じゃないクル!!!!!!」

ウェーーーン!ウェエエエン!!

狼「ウーールッヒャハハハハハァ!分かったかガキども!お前ら人間はぁ!こうやってこの本のガキみてぇに食べられる運命なんだよぉ!!」

イヤダァアアアアアア!ウワアアアアアアン!!!

狼「だからもっともっと嘘をつきまくって!!!俺様を満腹にしやがれぇえ!」

司書「すごい熱の入りよう。さすが劇団の人ね。子共たちにもしっかり嘘はいけないって教えてるし」

狼「ひゃーーーっははははは!楽しい絵本を読んでやる、っつってこれを読むっつぅ嘘をついたら、この通りだ!!」

狼「たまーーーには役に立つじゃねぇかよ糞ジョーカー!よし、仕上げはこれだ!」

狼「世界よ、最悪の結末!!バッドエンドに染まれぇ!」

狼「白紙の未来を、黒く塗りつぶすのだ!!!」

みゆき「!狼さん!」

あかね「なんや、図書館に狼って変な感じやな」

狼「あぁ?プリキュアk……おい、なんだそのふざけた感じは」

やよい「ふざけてなんかないもん!!大真面目だもん!!」

狼「だからそれがふざけて……おい、ピンクいのも何か言えよどうなってんだその状況」

なお「あんたは知らないんだよ、す、すき、な人と触れ合うのがとってもあったかいってことをね!」

れいか「……それはそうだけど、なお?なおがどうしてそんなことを」

みゆき「わ、わぁああ!と、とにかくいくよ、みんな!はいっ、一回離れて!いくよ!」

プリキュア!スマイルチャージ!

ハッピー「キラキラ輝く、未来の光!キュアハップィー!」
サニー「太陽サンサン、熱血パワゥア!キュアサニェー!」

ハッピー「ち、近いよサニー!?」
ピース「ぴかぴかぴかりん☆じゃん、けん、ぽん!キュアピース!」

ハッピー「ピースも!?っちょ、ちょっとみんn」
マーチ「勇気凛々、直球勝負!キュアマーチッッ!」

ハッピー「みんな聞いて!聞いtびゅ、ビューティ?後ろから抱きしめるのはあの」
ビューティー「深々と降り積もる、清き心。キュアビューティ!」

五つの光が導く未来!

輝け!スマイルプリキュア!!


狼「……まぁ確かに、一部の奴らの未来は輝いてるかもしれねぇが。なんなんだ今日のお前ら」

ハッピー「み、みんなあの、ね。狼さんがいるし、ほら。真剣に」

サニー「変身しても、えぇなぁハッピーは。さすが、うちのみゆきや」

マーチ「……ちょっと。サニーの、って何さ」

ピース「そうだよ!サニーは……ううん、みんなは、ふふっ、ただの友達でしょ?」

ビューティ「まるでご自分はそれとは違う、と言いたげですが?」

ハッピー「み、みんなほら、そんな場合じゃほら……狼さん!子供達に、なにをしたの!?!?」

狼「おぉ、今日はなんかしっかりしてんのお前だけな珍しく。ウールッフフフ!俺様はただ、本を読んでやっただけだぜぇ?」

狼「この、すんばらしくバッドエンドな本をなぁあ!」つ『狼少年』

ハッピー「……狼、少年?」

サニー「狼少年て……どないな話やったっけ」

ビューティ「勉強が足りませんね、サニー。ハッピーの趣味はしかと抑えていませんと。狼少年というのは……」

マーチ「『狼が来るぞ!』って嘘ばっかりついてた少年が、最後には本当にやってきた狼に食べられる話だよね。私だって知ってるよ、そのくらい!」

ピース「わ、私も!私もだよハッピー!ほ、ほんとだもん!何なら今私風に描き直しても……」

ハッピー「だ、大丈夫、大丈夫だから……えぇっと、それで……なんで、そのお話を」

狼「ウールッフフフ!だってそうだろうが!こいつぁ珍しく狼が酷い目にもあわねぇ!完っ全に!狼の大勝利で終わるだろうが!」

狼「ガキどもにも怖い思いさせて!さんっざん嘘をつけって煽ってやったぜ!!!」

ハッピー「……」

サニー「それって逆に嘘つかなくなるんとちゃうん。そか、そんな話やったな」

ビューティ「えぇ。嘘をついた者にはそれ相応のものが返ってくる、という教訓ですね」

ハッピー「っ」

マーチ「嘘はいけないよね、嘘は」

ピース「う、うん。私には耳が痛いけど……もう嘘なんてつかないもん!」

ハッピー「っ……うぅ」

狼「ウルッハハハハ!強がりやがれ、せいぜいよぉ……うん?」

キャンディ「く、クル?ハッピー、どうしたクル?ま、まさか!?」

ハッピー「……」

キャンディ「ハッピー、が!バッドエナジーn」


ハッピー「そんなこと、ないもん!!!!!」

狼「!?」

キャディ「!?」

ハッピー「絵本はいつだって、私に教えてくれる!!そう!!そうだよ!!!絵本は、やっぱり私の味方!!答えをくれたよ!!」

ハッピー「『狼少年』の教訓は、『嘘はいけません』、じゃ、ない!!!」



ハッピー「『嘘も、貫き通せば本当になる』だよ!!!!」

狼「!?!?!?!?」

ハッピー「(そっか、そうなんだ)」

ハッピー「(私は、ドッキリだっていってみんなに告白したけど)」

ハッピー「(それなら、どうして私はそんなドッキリをみんなにしかけようとおもったの?)」

ハッピー「(あかねちゃんにギュッてされて。れいかちゃんに頭を下げられて。なおちゃんに押し倒されて。やよいちゃんに目一杯泣かれて)」

ハッピー「(どうしてそこでつっぱねられなかったのか。それは)」

ハッピー「私は、みんなみんな大好き!だから、ここまでこれたんだ!」

ハッピー「……みんな!」

サニー「っへへ、あったりまえや、みゆき!(それでもうちだけ、ってな。分かっとる)」

ピース「うん!み、みゆきちゃん!(あ、私の方見てる!えへへ!)」

マーチ「もちろんだよ!(あぁぁ好き好き大好きだよぉぉ)」

ビューティ「行きましょう、ハッピー(二人で共に!)」

ハッピー「うん!みんな!!」

狼「へっ、盛り上がりやがってガキどもめ」

狼「っと。ここらでスーパーアカンベェを出す前に、ちょっとゆさぶりをかけるとすっかぁ?」

狼「嘘をつくのは、俺様の十八番だからなぁ。するってぇと、誰にどんな嘘がいいか……」

狼「……そういえば、あのでーぶいでーのガキは……よし、これだな」

ハッピー「狼さん!狼さんは、ここで……」

狼「おい、糞ガキ」

ハッピー「うん?なに狼さん……えっ、な、なんでひざまずいて、私の手を……」

狼「好きだ」

ハッピー「」

サニー「」

ピース「」

マーチ「」

ビューティ「」

キャンディ「……クルぅ?」

ハッピー「……ご、ごめんなさい。狼さんのそのモフモフはカッコイイと思うけど、私、ケモノ属性は……」

狼「んなっ!?て、テメェ、ガキのくせにこの俺様の……」

サニー「……ざぁんねんやったのぅ、腐れ狼さっさとその手ェ離さんかいワレェえええ!!」

ピース「そ、そうだよ!それに……!」

マーチ「ハッピーは……みゆきは!!」

ビューティ「みゆきは私の、大事な恋人なんです!!!!!!」

…………

サニー・ピース・マーチ・ビューティ「「「「は?????」」」」」

ハッピー「……あ」

狼「……あぁん?」

サニー「おいこらどういうことや、ビューティこら」

ピース「みゆきが、ビューティの?え?なんでマーチ、呼び捨てで?」

マーチ「それを行ったらピースだって……」

ビューティ「どうしてサニーにそこまで詰め寄られなければならないのでしょう……もしや、先ほどの自分のみゆき、とは」

ハッピー「……」

狼「……う、ウルッフ?なんだか知らねぇが、こりゃチャンスか?よぉし、スーパーアカンベェを……」

サニー「……狼」

狼「あぁん?」

サニー「今引いたら、今度うちのお好み焼き20枚あげたる。今日はそれで手打ちにせーへん?」

狼「はぁああ!?」

狼「ふっざけんな!あ、あんな美味ぇもんをダシにするたぁテメェも極悪だな!だ、だがな!俺様はピエーロ様の復活のために……」

サニー「……じゃぁ、なんや」

サニー「今すぐここでおどれが具材になりたいんかこらぁあああああああ!!!」ボワァアアッ!!

ピース「……」バチバチバチッ

マーチ「……」ビュォオオオオオ

ビューティ「……」ピキピキピキピキッ

狼「……か、帰らさせていただきますっ!!!!」シュバッ

ハッピー「あ、っちょ、狼さん、待って、せめてツッコミ……」

サニー「ハッピー」

ピース「……正座」

ハッピー「……はい」

みゆき「……」

あかね「~~~」
やよい「~~~!~~」
なお「~~~!!~~!」
れいか「~~、~~~~」

みゆき「み、みんなあっちで何か話し合ってるよぉ。うぅ」

みゆき「どう、どうしよう。せっかく、自分のちゃんとした気持ちが、分かったのに。みんなに、バレちゃって」

みゆき「……もう、みんな絶交、かなぁ。それで、バラバラに……うぅ、や、やだ、よぉ」

みゆき「でも、私それだけのこと……した、んだよね」

みゆき「……あ」

あかね「……決まりやな」

やよい「……うん」

なお「……残念だけど」

れいか「……異議は、ありません」

みゆき「!あ、あかね、ちゃん……」

あかね「……みゆき。座ったまま、ちゃぁんと聞き。えぇか?」

みゆき「っ!う、うん……その……みんな、ごめんなさい」

やよい「……なんで、謝るの?」

みゆき「っ!そ、そう、だよね。私、みんなに……」

あかね「ちょっと黙って。えぇか、今からゆうこと、ちゃぁんと聞いてや」

みゆき「っ、うっ、うん。うぅ、ごめん、ごめん、なさい……」




あかね「とりあえず、うちは火曜日やから」

みゆき「…………うん?」

あかね「ほんまはなー、週一やのうてもっとたくさんとれたら良かってんけどー」

みゆき「??? え? あれ? なに、え?」

やよい「そんなのずるいよあかねちゃん!あ、み、みゆき!えへへ。私はピカピカしてるっぽいから、金曜日ね!えへへ!週末の放課後は一緒だね!」

みゆき「あー、うん?あれ?」

なお「私は、部活の休みが木曜だから、それで。一緒に帰ろうね、みゆき!」

みゆき「あ、うん。……え?」

れいか「私は、みゆきが以前言ってくれた『水の妖精』にあやかって、水曜に。ふふっ。今から楽しみね?」

みゆき「う、うん。もちろん……え?えっと……み、みんな、怒って……ないの?」

>>7見て分かった
>>1はスマイル見てない

あかね「? あぁ、全員とーってことを隠しとったこと?」

みゆき「うん。いや、そもそも全員と、ってことを」

やよい「? だって、私みゆきが大好きだもん」

なお「そうだよ。みゆきを独り占めなんて、うわ、そ、それすっごく幸せだけど。もったいないよね」

れいか「私達は恋敵かもしれないわ。だけど、大切な仲間なの。みゆきが、そんな大切な仲間たちを好きになるのは最も。そう、話し合ったのよ?」

みゆき「……そうなの?私と絶交するかどうか、会議してるものかと……わふっ!?」

あかね「うちがみゆきから離れるわけないやーーーん!!」ギューーーッ!

やよい「そうだよ!えへへ!ほんとだ、あったかいね」

なお「みゆき、みんなね。みゆきのこと、大好きなんだよ?」

れいか「そうよ?だから、引け目なんて感じないで。堂々としていて?ね?」

みゆき「み、みんな……うん、うぅ。あり、ありがとう、ありがとう……みんな、大好きぃ」

あかね・やよい・なお・れいか「「「「「(……可愛い)」

スゥウウウッ、パッ

キャンディ「ゆけーバルカーン……あ!バッドエンド空間が晴れたクルぅ!」

>>200
同じ部屋で寝てるって言いたいんか?
みゆきは先に起きてリビング、キャンディは後から起きてやってきた、ってことやで?だいじょぶ?

みゆき「えへへ、ウルトラ……あれ、そういえば」

あかね「なんや」

みゆき「火曜~金曜日が、そうなったのは分かったよ?でも、残りの三つは?」

やよい「あー、それは、ね」

なお「……土曜日は、みゆきが過ごしたい、って人と過ごしてほしいんだ」

れいか「みゆきの意思も尊重したいから。それで、月曜日は……その、休憩と、いうことで」

みゆき「?きゅうけい?」

あかね「……みゆき、今日は何曜日や?」

みゆき「? えっと、こっちは今日は、日曜日だね」

あかね・やよい・なお・れいか「「「「日曜日は、みんなでスマイル」」」」

あかね「……って、ことや」

やよい「えへへ。みゆきが一番だけど、私達みんな、みんな大好きだもん」

なお「っふふ。さ、こっから不思議図書館に直行しよっか。奥の、誰も見てないところから」

れいか「平気よ、みゆき。なおがしっかり、リードしてくれるそうだから」

みゆき「……えへへ」


みゆき「がち告白で、百合百合ウルトラハッピー!!!!」




狼「……」

狼「嘘も貫き通せば、かぁ」

今度こそ、完

ガチ百合はむずいで!
じゃあの!



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