処女作でっす!
はじめてなのでここの作法とか至らぬことがあるかもしれませんが
生暖かい目で見てもらえたらありがたいっす!
はがない9巻から。
需要?しらん。
※ネタばれあり
エロありです。
オチテナイヨ‐(゜△゜)ノシ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387244650
なんか臭いなぁ
羽瀬川家に隠れている夜空が、小鷹に見つかった直後のこと
夜空は眠れないでいた。
隣では煌(小鷹の妹、本名 小鳩)がすやすやと心地よさそうに眠っている。
他人の体温が安心するのかもしれない。
緩んだ口元がかわいかった。
彼女には感謝している。
公園で途方に暮れていた夜空を家に招いてかくまってくれた。
食料の調達もしてくれた。(作ったのは小鷹だが)
こっそり風呂にも入れてくれた。
……そして、小鷹にみつかった。しかも風呂場で自慰行為に耽っているところを。
小鷹と同じ屋根の下にいるかと思うと興奮が抑えられなかった。
今のみじめな気持ちがそれに拍車をかけた。
どうにでもなれとも思っていた。
いや、むしろ現在進行形で思っている。
はっきりと現状は悪化しているからだ。
旅に出るといったのにすぐ近くにて、捨て犬同然に匿われていた。
しかも裸を見られてしまった。
自分のヘタレ具合を余すところなく発揮する形だ。
見つかったとき、小鷹は私が行為の最中だったことに気が付いただろうか。
思い出すたびに顔が赤くなる。
そのあと、理科と友達になったことと、星奈と両想いだったことを聞いた。
頭の中が真っ白になった。なんにもなくなってしまった。
それが交互に頭をよぎり、羞恥と諦観が、情欲と虚脱が目まぐるしく入れ替わる。
おかしくなりそうだ。
頭の中がぐちゃぐちゃになって、大声で叫んでしまいそうになる。
「……………眠れん。」
横でうめいていては煌を起こしてしまうかもしれない。
私は煌が眠るベッドをそっと抜け出した。
一階のキッチンのドアを開けると、小鷹がいた。
コップを持っているので喉が渇いて何か飲みに来たのだろう。
ドアを開ける音に気付いてこちらを振り返る。
私は思わず固まってしまう。
「よ、よう。眠れないのか?」
「…!?……う、ぁ 」
気まずいのは小鷹も一緒なのか焦ったように声をかけてきた。
でも、私は反応できなかった。心臓だけが大きく跳ねる。どくん、と。
>>2
臭くないはずがない
さっきまで思い浮かべて赤面していた相手がすぐそこにいるのだ。
どくん。
平静でいられるわけがない。
どくん。
いや、もうなにも取り繕う必要などないのだ。
どくん。
逃げ出しておいて、あんな姿まで見られておいて。
どくん。
なら、どうなってしまってもいいんじゃないか?
魔が差した、とでもいうのか。
そんな思考が頭をよぎった。
ずっと考えていたけれど。実行することなんて絶対にできないと思っていたこと。
そうだ。実際に事を進めてしまえばいいのだ。
堕ちるところまで、しっかり堕ちてしまえばいい。
私は親のことがあって、女であるということそのものが嫌だった。
嫌悪の対象だった。
だが、今の私にはふさわしいような気がした。こんな私には。
いつも自慰行為のときには、小鷹の事を考えながら指を動かしていた。
妄想の中の小鷹は、優しかったり、強引だったりした。
実際の小鷹を相手にそういうことをすればどんな気持ちなのか。
でも。
私は小鷹の友達ではない。恋人でもない。家族でもない。
ただの同じ部活に入っているだけのクラスメイトなのだ。
そんな私が、両想いの小鷹と星奈の間に入って不義を働く。
それが、みじめな今の私の行為としてこれ以上ないほどふさわしいと思った。
どくん、と。暗い衝動が、私を動かした。
「なぁ、小鷹、わ、私の裸をみて、どう思った?」
「っ!?」
自分の質問を無視してのその唐突な発言の内容に、小鷹が面食らった顔をする。
「気付いてないかも知れないが、あのとき、お、お、お、おなにーをしていたんだ。」
顔が熱い。火が出そうだ。
「しかも、おまえのこと、考えながら。」
小鷹も顔が赤い。
「とても、興奮した。」
羽織っていた黒いジャージの上着を脱ぐ。
私は肉みたいに女らしい体形をしていないから、
薄着になったところで強調されるところなどないのがさみしい。
少し躊躇した。が、勢いでジャージの下も脱ぐ。
あとは、Tシャツと、ピンクの下着だけ。
「おいっ、何やってんだ!」
いきなりの内容に停止していた小鷹が、さすがに焦った顔で止めに入る。
私は、こちらに伸ばしてきた小鷹のその手を取る。
あったかくて大きな手。身体があつくなる。
「あのとき私の体をみて、少しでも魅力的だと思ってくれたなら、お願いがある。」
私は小鷹の手を胸に押し付けるように両手で抱えながら、言った。
「恋人にしろなんて言わない。」
「友達でなくてもいい。だから……」
「せ、せっくすふれんどに、して、くれ。」
小鷹は今度は逃げるように数歩後ずさった。
目の前にはのぼせたような顔の夜空。
Tシャツの裾から延びる素足が艶めかしい。
位置的、角度的に見えそうで見えない下着が意識から正常な判断を奪う。
ボリュームがあるように見えないのに、つないだ手からは
この上なく柔らかな夜空の胸の感触がつたわり、頭を混乱させる。
小鷹は、小鳩と夜空が小鳩の部屋に入っていくのを確認した後、
授業で出た課題をこなしてから、寝る前になにか飲もうと1階に降りてきた。
そこで夜空に遭った。
夜空はなにかにのぼせたような顔で、
思いつめたような声で「お願い」をしてきたのだ。
「せ、せっくすふれんどに、して、くれ。」
まずは>>1で余計なことを言わない。テンション高いのもNG。返信は控えめに。本文は改行をこまめに。
うざがられたくないなら、ここの作法とやらはこんなところだがまぁ好きにやれよ
ちょっと小分けにし過ぎかも、1レスにもう少しまとめた方が個人的に読みやすい
明らかにいつもの夜空の行動ではない。
暴走している。
性的なことには敏感に反応して諌めていたのに、
さっき部屋に入るまであんなにヘタレた様子をしていたのに。
光を反射しない真っ黒な目。
それに反して喘ぐような息遣いと赤みの差した肌の色。
夢遊病者のような足取りで近づいてくる夜空。
思わず後ずさる。
キッチンと続きになっているリビングにあるソファー。
後ずさったさいにそのソファーの肘掛に足を取られた。
ぼすっ、と音を立ててソファーに倒れこんでしまう
「っつ!」
ソファーに寝転んだ姿勢から夜空を見上げる。
ピンクの下着が見える。
その一部だけ色が違っていた。
(濡れ…てるっ!?)
うめく俺に、これ幸いにと夜空が覆いかぶさってくる。
馬乗りだ。
「なぁ、いいだろう?きっと気持ちいいから。」
待て、待て!
いくら精神的に追い詰められてるからってそんなこと言い出すやつか?
………いや、世界で大切なものは
昔の俺との関係しかないといわんばかりだった夜空。
それが本人いわく「何にもなくなっちゃった」のだ。
その結果がこれか。
「お前、本気なのか?」
「もちろんだ。」
「俺は誰とも付き合うつもりはないって言ったよな?」
「付き合わなくていい。私としてくれれば。
せっくすふれんどになってくれれば。」
夜空はTシャツを脱いでぴったりとくっついてきた。
まじりあう体温に、
夜空の匂いに、
理性が効かなくなる。
俺の股間は気づけばガチガチになっていた。
夜空は言う。
「おまえが一番好きな女は肉かもしれない。
おまえの一番の友達は理科かもしれない。
でも、おまえを一番気持ちよくするのは、私。
そうなりたい。
なんでもいい、おまえの一番が、ほしい。」
言葉を重ねる夜空に対して、俺は何も言えないでいる。
腕力に物を言わせれば、押しのけるのは可能だろう。
でも、俺にはできなかった。
今の夜空を拒絶すると、次に何をするかわからない。
今度は本当に俺たちの前からいなくなってしまう。
そうなったら隣人部が今までのように
活動することは金輪際なくなってしまう。
その選択肢は、俺には選ぶことができなかった。
なによりここで夜空をはねのけて拒絶して夜空がいなくなる。
単純にそれが俺には耐えられない。
夜空の要求を受け入れる。
それが、夜空の支えになるのなら、…そうしよう。
俺は
俺は、覚悟した。
「いいぞ。しよう。」
「あはっ。」
夜空は上気した顔で笑った。
まるで、足がつかないような水場で溺れていたところに、
助けが来たかのように。
この行為が夜空にとってはすがった藁だったのか。
そして、安堵したように、涙をこぼした。
「うれしい。」
夜空は一度俺にぎゅっと抱き着いた後、
上半身を起こし俺の上で下着を脱ぎ始めた。
腕を背中に回してブラのホックを外して腕を抜く。
ふるっ、と揺れながら形の良い胸があらわになる。
さらにパンツに手を掛けると、太股まで下す。
きっと誰にも見せたことがないであろう秘所が視界に入る。
夜空とパンツの湿った底の間に愛液の糸が引いて、やがて切れた。
パンツから足を片方ずつ抜く。全裸だ。
「どう、だろうか。」
夜空が恥ずかしそうに聞いてくる。
「…きれいだ。」
きれいすぎて、見とれてしまう。
上気した白い肌。
薄くてもやわらかそうな肩。
大きくはないが素晴らしく形のいい胸のふくらみ。
細く滑らかなウエストのくびれ。
そして、濡れて淫らに光る、夜空の秘唇。
まるで作られたかのような造形美の中で、そこだけ生々しくて、
異様にいやらしかった。
じっとしているなんてできない。
俺は上半身を起こすと、まずはさっき衣服越しに触った胸に指先から触れる。
直に触った胸は、ふに、と沈み込むくせに
指先をかすかに押し返す不思議な弾力がある。
触っているだけで頭に血が上る。
彫刻か陶器のように思えた白磁の肌が整った形を歪ませる。
「ぁう。」
と、夜空は恥ずかしげにうめくが、
胸を触る俺の手に抵抗しない。
興奮して熱い俺の手の平をひんやりと押し返す夜空の胸。
はやる気持ちを抑えつつゆっくりと撫でさする。
まだ先端には触らない。
「あぁぁぁ。」
胸だけでなくお腹や背中を両手でゆっくり撫でまわす。
どこもかしこもやわらかい。
十分にそのやわらかさ堪能した後、
左手の親指で胸の先端をすっとかすめるようにこする。
「あぅ。」
さらに、くり、くり、と押してみる。
固いのにやわらかい。そんな弾力の塊みたいな手触り。
「あぁぁぁぁあぁぁっっ!!!」
夜空は声を上げて、徐半身をのけぞらせる。
気持ちよくなってくれたみたいだ。
自分で上半身を支えられないのか、
夜空が抱き付くように背中に手を回してきた。
さらに右手を下の方に伸ばす。内またのすべすべした肌を撫でる。
それだけでも夜空がぎゅっと手に力を入れた。
撫でる手を徐々に足の付け根の方に寄せていく。
そしてついに。
指先がひだに触れる。
くちゅ。と音がした。
「はぅあ……。」
濡れている、どころではない。
あふれている。
そのあふれる蜜をひだに伸ばすように指先を動かしていく。
くちゅくちゅと音がする。
「うっ、くっ、ぁう、あ、ああ、ふあぁ!!」
指を動かす度に夜空が声を上げる。
抱き着いているからだが燃えるように熱くなる。
「ダメ、ちょっと、ちょっとまて。」
夜空の声に手を止める。
はぁっ、はぁっ、と少し息を整えると、
「こ、小鷹も、脱がす、ぞ。」
夜空はたまらなくなったように言った。
自分だけ触られるのがもどかしくなったのだろう。
俺はうなずく。
夜空はたどたどしく俺の腰に手をやり、
ズボンと下着をまとめてつかむ。
脱がしやすいように俺は手をついて少し腰を浮かす。
夜空がズルズルと足先まで衣類をずらしていく。
ブルン、と俺のが顔を見せる。
俺はシャツをを脱ぐ。
「これが、小鷹の……。すごく、おっきい…。」
天井を向いてガチガチになった俺のモノを見て膝の上の夜空は、
ため息をつくように言った。
夜空は快楽でかすむ頭でたった今の出来事を反芻する。
体中を触わられた。
その手のひらは熱くて、気持ちよくて、
その指がわたしの頭ともう濡れているソコをどうしようもなくさせる。
その熱がわたしに我慢なんてできなくさせる。
わたしは小鷹の服も剥ぎ取るように脱がした。
小鷹のそれが顔をだす。
…こんなにおっきいのか。
小鷹のソコはまるで杭のように上を向いてそそり立っている。
見ているとお腹の奥がきゅんとなって、
・・・・・
何かを訴えてくる。お腹がすく。
本当にしたいコトと違うことはわかっていたが、
小鷹に悦んでほしくて、わたしはそこに手をかけ、
大きく口を開けると、小鷹自身を口に含んだ。
(ほんとにおっきい!!)
こんなの、先端を口に含むだけで精いっぱいだ。
少ししょっぱくて苦い。
これが小鷹の、味。
熱した鉄のように熱く脈動する。
小鷹が「うっ…。」とうめく。
異物を含んだ口内によだれがあふれ、
口の端からこぼれていく。
小鷹の先端からも何かがあふれてくる。
本で読んだカウパーというやつか。
じゅる、と吸い込んでみる。
やっぱり少し苦い。
さらにこぼれるよだれを両手で幹にすりつける。
どうやらそれが正解だったようだ。
口の中で小鷹がビクビクと震える。
反応がうれしい。
気持ちよくなってもらえている。
小鷹が頭を撫でてくる。
あぁ、なんだかくすぐったくて気持ちいい。
舌を口の中でうねうねとこすり付ける。
さらにカウパーがあふれだしてくる。
「夜空、もうっ。」
小鷹が声を上げる。これ以上はもう持たないということだろう。
ほしい。
そう思ったわたしは、舌をからめつつ、さらに頭を前後に動かす。
びくん、びくんと小鷹のそこが大きくはねる。
ぱんぱんに膨らんだ先端がさらに膨張するのがわかった。
あつくなる。
小鷹のここも、わたしの身体も、頭も、アソコも。
わたしが一際奥まで咥えた瞬間、
「出る!!」
びゅっ、びゅびゅっ! びゅびゅびゅっっ!!!
小鷹のそこは脈打ち、わたしの口内に熱いものをも放った。
小鷹はわたしの頭をつかんで硬直する。
「んっ、んふっ!」
わたしは口を離すことができないまま必死に息を吸う。
びゅ!びゅ!とそれはしばらく吐き出し続け、やがて静かになった。
(苦い、それにすごい匂い。これが小鷹の匂い。)
小鷹の硬直が解けても、わたしは口を離さなかった。
出してくれたのがうれしくて口の中でその液をもてあそぶ。
小鷹はいくらか熱を出したかもしれないが、
わたしはもっと熱くなった。
小鷹の、先ほどまでには熱くなくなったそこに、
口の中にわだかまった液を頭を前後に動かしてまぶしていく。
小鷹のそこがてらてらと怪しいぬめりを帯びて輝く。
「お、おい、夜空!」
出しても離さないわたしに小鷹が焦る。
「すぐはつらいって!!」
口の中の物を飲み干すと、
最後に、強く吸って中に残った残液をすいだした。、
「くぅっ!!」
名残惜しみながら小鷹のそれから口を離した。
なぜか、最初見た時より大きくなったような気がする。
てらてらと光っているからだろうか。
「夜空、お前の中にも入れたい。」
わたしはまるで萎える様子の無い小鷹のそれを見て
思わず、ごく、と喉を鳴らす。
いくら濡れているといっても、
いままで何も侵入していないナカに異物を、
こんなおおきなものを入れるという。
少し怖くなるが、わたしの湯だった頭と
心臓の鼓動とともにずくん、すくん、
と下腹部から伝わってくる疼きは
これを受け入れる以外のことを頭からすべて吹き散らしてしまう。
あらためてじっと小鷹を見る。
小鷹の目も、もう、どうしようもない欲望の色に染まっていた。
きっとわたしも一緒だ。
「うん。」
わたしはうなずいた。
小鷹は体勢を変えてソファーに浅めに座る。
わたしはその上にまたがって向き合う形でソファーに膝を立てる。
小鷹の剛直の前に腰を落とす。
小鷹はわたしの腰に手を当てる。
私のしたいようにさせてくれた。
ドキドキしながら、それとわたしの下腹部を触れ合わせてこすり付ける。
スマタというやつだ。
「あ、くぅ、。アツい。」
声が出る。わたしのひだが小鷹のモノの形に歪む。
小鷹のそれから伝わるアツさがどうしようもなく気持ちいい。
そうやって十分にわたしの蜜を小鷹のモノになすりつけると、また腰を少し浮かす。
小鷹、とわたしは呼び、夜空、と小鷹は答えて、二人はうなずく。
わたしは小鷹のアツいそれを手で支え、腰を少しだけ落とした。
入口に先端を導く。
ぴと、と性器と性器がキスをする。
…切なくなる。
昔から夢に見ていた友達としての関係も、
ひそかに思っていた恋人としての望みもなんにもなくなっちゃったけど、
今日、ダメな女と優しい男の関係なら1番になれるんじゃないか?そう思った。
そしてそのためには、わたしが小鷹を気持ち良くしないといけない。
少しずつわたしの入り口が広がっていく。ああ、入ってくる。
入った分だけわたしのなかから蜜があふれて小鷹自身を伝う。
にゅる、と2センチくらい入ったところで
もうわたしのそこは広がりきったように思った。
「ふっ、くっ。」
まだ、小鷹の先端の一番太いところも通過していない。
なのにもうピリッっとした痛みを感じた。
「小、鷹、お前のが、…くふ、わたしの処女膜に、あたっ、て、るぞ。」
わたしは息も絶え絶えに、いう。
「わたしは処女、だけど、お前を、…気持ちよくする、から、きっとする、
から、たくさん、感じてくれると、うれ、しい。」
小鷹はうなずいてくれた。
「ああ。気もちよくしてくれ。」
腰に添えられた小鷹の手に力が入る。緊張してるんだろう。
わたしもおんなじだ。うれしくなる。
わたしは、痛くなるのを覚悟して、少しずつ腰を下ろす。
プツッという感触とともに何かが切れる。ビリビリッと体に痛みが走る。
「ひぐっ」と痙攣したような声が漏れた。
痛みをあえて無視して、ず、ずず、進めていく。痛い。すごく痛い。
涙がでる。
「う、うう、ううううううう。」
目の前では小鷹が快感を我慢するように顔をしかめる。
1㎝ずつ近づいていく二人の腰。
足の感覚がなくなってきた。
下半身がふるえる。
もう自分の体重を支えきれなくなって、
残り半分。10㎝近く残った隙間を、わたしは一気にゼロにした。
ズブゥゥゥッ!!!
「あっがっ!!!」
お尻に小鷹の腰が当たる。入った。入った。
足元から肺まで貫かれたんじゃないか、そんな痛みに体が硬直する。
「あああああああああああああああああああああああああああぁぁッッッッ!!!」
痛い!痛い!!痛い!!!
でも、これは、酷い女であるわたしにふさわしい感覚。
小鷹の優しさに付け込んで、皆を裏切らせる。わたしは酷い女だ。
そう思うと、このしびれるような痛さが痛いだけではなくなる。
そこには圧倒的な背徳感があった。
それが興奮を抑えられなくする。
ああ、おかしい。
いたい。いたい、のに、もっとほしくなる。
もっといたくしてほしい。いたくしたい。
気付けばわたしは体の前面を小鷹にぴったりくっつけていた。
わたしは小鷹の右肩に顎をのせ、互いの背には、腕が回っている。
小鷹が、破瓜の痛みにあえぐわたしを抱きしめてくれていた。
小鷹がいる。
いる。
小鷹の体温。あはぁ。痛いのに、きもちいい。
結合部があつい。
そこからだらだらと垂れているのは、破瓜の血だけじゃなくて
きっと、わたしの愛液が多分に含まれている。
わたしは、小鷹につかまったまま、震える下半身を無理やり動かす。
ずりゅ!ぶにゅ!ぐちゃ!ぬちゃ!
「ひぎぁ、くふっ、あ、あぁ、あひ、うぅふっ、は、はぁっ!!!」
わたしの喉からめちゃくちゃな声が、悲鳴がでる。
いたい。あつい。火が出るようだ。
でも、これはもう、痛いだけなんかじゃない。
わたし、は、こんなにダメな人間だった。
いたみで、きもちよくなる。
変態、だった。
「ひぐっ、かはっ、あ、ああ、あああ、うあ、いい、いいいっ!!」
腰が動く。小鷹ので、ナカがごりごりかき回される。
膣口から子宮口までの間が、むちゃくちゃに歪む。
すべてがいたい。しびれる。きもちいい。
あそこだけ残して下半身はなくなっちゃったんじゃないかと錯覚するような激流。
ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!!ズッ!!!
「は、はぁ、あ、あ、あ、ああ、あああっ!!」
動かす。腰を、体全体で、上下させる。胸が小鷹の胸板でこすられる。
お尻が小鷹に勢い良く当たって音がする。
パン、パン、パン、パン、
ズルゥ!ズリュッ!ズボゥッ!ズリュッ!!
震える足腰を快感が無理やり動かし、さらなる快感を得ようとする。
そして、小鷹自身が膣内の一際敏感なところをこすった。
ビリイイイィィィィィィィィィッッッ!!!
痛みともにすさまじい快感が背中を貫く。
すごい、これ、もっと、ほしい。
でも、さらに、腰をうごかそうとして。気付く。
もう、力が入らない。
そんな。まだ、まだ、もっと、感じないと。
まだ、まだもっと先があるのに!
もっとしていたい!
足に力を入れようとしても、そこには何もついていないかのように反応がない。
動けない。
自分は動けない。それなら――。
口から勝手に言葉が出る。
「こだかぁ。ひぅッ、わら、わたひが、もっときもひよくしたげたい、、のに、、、」
あぁっ、でも、声も、ちゃんと、でない。
「ごめん、ね、腰が、腰が動かないからぁぁ、、、」
小鷹の耳元に、泣くようにささやく、
「こだか、が、わたしをつかってぇ、、。」
わたしは、はしたなくお願いする。
結局、わたしは小鷹にしてもらうのか。
でももう、なりふりなんて構うほどの余裕はわたしにはカケラもなかった。
小鷹はわたしの声に無言でうなずいてくれた。
わたしの体を少し持ち上げて、結合したまま器用に反転する。
わたしがソファーにくったりともたれかかり、小鷹は上に覆いかぶさる。
小鷹も興奮していたのか、我慢が出来なくなったのか、
「動くぞ。」
とつぶやくと、返事を聞く前に猛然と腰を振り始めた。
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
「あっ、あっ、あっ、あっ、らめぇ!これ!すごっ!はひ!あっ!!あああっ!!!」
自分の体を動かす必要も支える必要もなくなったわたしは、
秘所からの感覚がより強く体に走る。
鮮明に頭に響く。
小鷹がからだを引くと、膣内のひだひだが外まで引き出される。
小鷹が腰を前に出すと、奥がずん、と、つぶされた様に圧迫される。
子宮口がゴツゴツと叩かれる。その度に首筋がぞわぞわする。
「ゴリゴリしゃれるぅぅ!!ふぁ、はっぁぁぁああぁぁぁっ!!!!」
二人のつなぎ目は濡れすぎて腰を打ち付けるたび
ビシャンと汗と愛液と破瓜の血が飛び散る。
「おしり、はれちゃう!いたい!きもひいいいいい!」
両手は虚空やソファーや小鷹をかきむしる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、もう、らめ、もう、おかしい!」
もう、なんでこうなったかとか、
この後どうなるかなんてなんにも考えられなくなる。
よだれをたらして小鷹におねだりをする。
「ひぎぃっ!もっと、もっと!イタくしてくれっ!!激しく!
おかしくしれ!!!あっぅ、あぁぁぁぁl!」
足を持たれ、高くあげられる。小鷹のそれが今までよりさらに奥に押し付けられる。
「なにこれ、くるし、おおきい!ながい!おく、おく、おくにくりゅぅぅぅぅl
いたいの、ひたいのに、くるひいのにぃぃぃ!きもち、ひいッ!!!」
ズムッッ!ズムッッ!ズムッッ!ズムッッ!ズムッッ!ズムッッ!ズムッッ!
「いい、ひいぃぃぃぃぃ!っッ!」
頭の中まで犯されるよう。
もう、これ以上ないような快感の波が押し寄せてくる。
「こだか、こだか、こだか、こだかぁぁ!!」
足を小鷹に絡める。
ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!
ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!
ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!
小鷹もラストスパートなのか、挿入のリズムが速くなる。
「何か、くるッ!あ、イク、イク、イク、イク、イク!!」
腰が、ビクビク勝手に痙攣しだす。
「ひぐっ、これ、おかしい、わたひ、しょ、しょじょなのに、
なかで、いきなりぃ!ああぁぁ!!!なかで、イクなんてぇぇ!!」
バシン!と小鷹がとどめとばかりにわたしに腰を押し付ける。
奥の奥まで、小鷹で埋まる。
ドク!ドク!と小鷹のそれが脈動し、ビュルビュル何かを排出する。
さらに膨れ上がる膣内。
その瞬間、わたしが、わたしの感覚すべてが爆発した。
「ひグッ、ひっじゃぅ、らめぇぇぇぇ、ヒグ、ヒグぅぅぅうううぅぅぅぅぅぅうあ゛あ゛ぁぁぁぁあ゛ああぁああ゛ぁぁぁぁぁぁぁああ゛あぁぁぁっッッッッッッ!!!!!!!!」
フラッシュが連続して瞬き、体中が浮き上がりデタラメに痙攣する。
背骨が反り返って戻らなくなる。
プシッ、プシッ、とわたしのあそこが何かを吹いている。
すべてを快感に飲み込まれて、
そのまま、わたしは気を失った。
「ひグッ、ひっじゃぅ、らめぇぇぇぇ、ヒグ、ヒグぅぅぅうううぅぅぅぅぅぅうあ゛あ゛ぁぁぁぁあ゛ああぁああ゛ぁぁぁぁぁぁぁああ゛あぁぁぁっッッッッッッ!!!!!!!!」
夜空が叫ぶ。
欲望のままに夜空のなかに精を放つと、
ようやく俺は正気に返った。
ぜっ、ぜっ、ぜっ、と荒い息が止まらない。
「かヒ、けふっ。」
夜空は気を失って痙攣している。
まさか、ここまで乱れるとは思わなかった。
自分も、夜空も。
たった15分余りの出来事。あまりに激しい昂ぶりに頭の中がぐちゃぐちゃだ。
役目を終えてしぼみかけの自分自身を夜空の中から抜く。
ズポォと絡みつくいろんな体液の混ざったピンク色の粘液。
あまりに、卑猥だった。
夜空のそこを拭いてやり、ソファーに寝かし、上着をかけてやる。
自分の身なりを整え、夜空の横に座る。
夜空は、どれだけ辛かったのだろう。
勢いだけで、こんなことができるやつじゃない。
頭を撫でてやりながら物思いにふける。
多少冷静になってみると。
俺は取り返しのつかないことをしたとわかってくる。
でも、夜空には、必要だった。
少しして夜空が目を覚ます。
視線が少しあたりをさまよってからこちらに気付く。
「………あ、こだか。」
夜空は体を起こそうとするが、
「……っつ!!」
局部の痛みにまたソファーに倒れる。
「大丈夫か?」
「痛い…。ちょっと、すぐ起きるのは、無理だな。」
夜空は起きるのは諦めて、顔だけこちらを向く。
「なぁ、小鷹、わたし、気持ちよかったか?」
「ああ。」
「皆には話せないな。」
「…ああ。」
夜空は泣きながら、
「ごめんな。」
「ああ。」
「でも、これで、昨日までの私に、戻るから。大丈夫だから。」
夜空は目元をぬぐう。
「小鷹の一番を、もらったからな。」
「ああ。」
「だから、たまに、たまにでいいから、」
夜空は微笑む。
「また、こんな風に、わたしをめちゃくちゃにしてくれないか。」
夜空の目は、どこまでも妖しく淫靡に光っていた。
おわり
みなさんありがとうございます。
これ、書き溜めてたやつなので、
続きができてこのスレあったらまた投稿させてください。
はがない9巻見直してきます。
このSSまとめへのコメント
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