星奈「夜空、一晩5万円でどう?」 (55)
あ
ほ
夜空「一晩って何をするのだ?まさかいやらしいことではないだろうな?」
星奈「そんなわけないじゃない。あたしの話相手して一緒に寝てくれればいいのよ」
夜空「はぁ?誰が貴様何かと」
星奈「でもこんな部活の延長線上みたいなことで5万って美味しい話じゃない?」
夜空(一ヶ月150万、週休二日だとしても110万くらいか……)
夜空「確かに悪い話ではないな。試しに一ヶ月付き合ってやる」
その日の晩
夜空(悪い話だった──────!!!!!!)
星奈「よぞらぁ……なんか変なのぉ……///」モジモジ
夜空「もういい!金はいらんっ!帰る!!」
星奈「だーめ」ギュウウウウウウ
夜空「ぐぇっ(終わった……)」ドサ
完
夜空「ふんっ」グッグッ…
星奈「あぁんっ///よぞらじょうずうぅぅ//////」
夜空「変な声を出すな。まったく、ゲームのやり過ぎだぞ」
星奈「はーい♪」
夜空「まさかマッサージだったとはな……」ボソ
星奈「もしかして変な想像してたの?」ニヤニヤ
夜空「ばっ……///誰がそんな!!///」
星奈「あんた顔真っ赤よ?」
夜空「~~~!!」
夜空「寝るっ!!」ゴロン
星奈「あらら……じゃああたしも寝よっかな」
夜空(ついこいつを背に寝てしまったが……)
夜空(何もしてこないだろうな……?)
星奈「……」
夜空「……」
星奈(あぁん///パジャマ夜空すっごく可愛い///)
夜空「ゾクゾクゾクーッ」クルッ
星奈「すぴー」
夜空(……気のせいか)
クチュ・・・クチュ・・・
夜空「!?」クルッ
星奈「すぴー」
夜空(す、少し気にしすぎだな私は……)
星奈(おもしろい……)
翌日
夜空「肉、一ヶ月付き合うと言った手前悪いが……」
夜空「この仕事、もう辞めさせてくれ……もちろん昨日の分の金もいらん……」
星奈「えっ何でよ?」
夜空「私は向いてなかったんだろうな……全然眠れなかった……」
星奈「でもあのフカフカベッドなら眠らない方が難しくない??」
夜空「ぐっ……(肉を疑って眠れなかったとは言えない……)」
夜空「とにかく、今夜は自分の家でグッスリと……」
その日の晩 夜空の家
星奈「すぴー」
夜空(何故こうなった……)
ほ
夜空(確かに最近肉とは悪い間柄ではないが……)
夜空(ここまで許すとは……いつから私はこんなに甘くなったのだ……)ウ~ン
星奈「……」
星奈(夜空を困らせようと思ってたのに……)
星奈(あたしの方が困っちゃうなんてね……)
星奈(夜空のカツラの残り香で興奮するあたしが夜空の布団に入ったらどうなるか……ど、どうなるんだろ……??)
星奈(いつも鼻元にしかなかった夜空の匂いが全身を刺激して……!!し、染み込んでくるぅ///)ハァハァ
星奈(ヤバい……布団も暖まってきてさらにムラムラする……)ハァハァ
星奈(し、幸せとかそんなもんじゃないわ……これじゃ死と隣り合わせじゃない……!!)
星奈(あと夜空凄い近い///近すぎるわよ!これいつもだったらハエ叩きの距離じゃない!)ハァハァハァ
夜空「に、肉……?」
星奈「はぁ……///はぁ……///」
夜空「おい、大丈夫か……?」
星奈「き、金曜日で助かったわ……」ズズ
夜空「私は全く助かってない。人の家で熱出す奴があるか」
星奈「ごめんなさい……」シュン
星奈(でも鼻詰まってなかったら間違いなく夜空の部屋に入った時点でエクスタシーしてたわね……)
夜空「アホ肉は冷凍保存だ」ピト
星奈「ひゃんっ!」ツメタッ
夜空「反省してろ」
星奈「夜空って……けっこう面倒見良いのね」
夜空「ッ!///」
夜空「───ふんっ///」プイ
星奈(ずっと体調崩してたいわー)ポケー
休み明け
星奈「あの……夜空、これ」
夜空「ん、何だ……って、わわっ!?何十万だこれは!?」
星奈「二日分のバイト代とあと……看病してもらった御礼……///」
夜空「……」
夜空「……あのな、肉」
星奈「なぁに?」
夜空「私はお金のために仕事を引き受けたが、別にお金が欲しくて貴様の看病をしたわけじゃないんだぞ?」
夜空「でもそうだな、そう考えると最初の私も馬鹿だったな。ということでお金はいらない」
星奈「えぇっ!?」
夜空「それに……トモダチってそういう関係じゃないなーって思った……」
星奈「え?今何て言ったの?」
完
はがないって友達のお話だよね
友達って言ったら同性なわけよ
何もおかしくないね
小鷹は良い奴だと思うよ
でもまさに良い人止まりのキャラ
どんなキャラクターかと聞かれても良い人としか答えれない
だから難聴で話題になる
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